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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2008-11-01-Saturday 大根の葉っぱ

大根の葉の漬物が大好物だ!

しかし、大根の葉の漬物という商品はこの世に存在しない。だから、食べたければ自分で漬けるしかないのだ。

毎年、この時期に知り合いの農家に頼んで大根の葉を分けてもらい、自分で漬けるのであるが、大根の白い根菜部分は不要なのだ。だが、大根の葉だけを分けてくれというのも農家側にしてみれば難しい注文らしい。大根の葉だけではお金をもらえないというのである。仕方なく商品にならない不恰好な大根ごと持ってきてもらうのであるが、根菜部分は切り取って会社の清掃をしてくれるおばちゃん達にあげるのだ。

おばちゃん達からは逆ではないのか?葉っぱを捨てるなら判るが・・・と言われるが逆ではない。私に必要なのは葉っぱ部分なのである。

似たような漬物に「野沢菜」があるが、比較にならないほど大根葉の方が美味いのだ。大根はすこし辛味があって大人の味がするのである。

大根葉をみじん切りにして味の素と醤油を掛けると絶品なのである。ご飯を何杯でもおかわりできるほどなのだ。納豆に混ぜてもおいしいし、炒めても美味しいのである。

何故、他の人達は大根の葉っぱを捨てるのか私には理解不能なのである。

皆、大根の葉は捨てるものだと思い込んでいるのだろう。食べたことがないから、その美味しさを実感できないだけなのだ。

その内に「大根葉の漬物」という商品をプロデュースしてみようかと真剣に思っているのである。


■2008-11-03-Monday 東京

東京・埼玉に行って来た。

10月31日〜11月2日までの2泊3日の滞在で宿は新宿である。1日には群馬県に近い埼玉の奥地に行ってきたのだが、上野駅からJR高崎線に乗って1時間ほどの町である。新宿の超高層ビル群近くのホテルに泊まったので、新宿との景色の違いに戸惑った。建設中の超高層ビルの真下を歩くとビルが覆いかぶさってくるような気がしてとても圧迫感がある。新宿から埼玉の田んぼしかない町に行くと空の広さがまるで違う。都心から電車に乗って1時間でこうも極端に風景が違うとなんとなく違和感を覚えてしまう。

新宿の西口駅前に何やら奇妙な形のビルが建っているので見に行くと、10月中旬にオープンしたばかりのコクーンという専門学校が3校(医療系・IT系・料理系)入ったビルであった。コクーンとは繭という意味だと思うが、とんがった卵を立てたような感じだ。日本のビルの形も単なる箱型だけではなくなって面白い形が増えてきたが、一際目を引く形状だ。来年3月に開校する予定だという。

少子化で私立学校の運営はどこも厳しいようだ。生徒を集めるために人の目を引く校舎を建てたのだろうが、果たしてペイするのだろうか?

今回は時間の許す限り、有楽町、銀座、新橋、上野、秋葉原、池袋、新宿、渋谷と色々な場所をやたらと歩き回った。歩きすぎて足が痛くなったくらいである。東京はどこの場所にも人は沢山いるが、あまり買い物をしている様子はみられない。元気があってお金を消費しているのは女子学生と中年のおばちゃんたちだけのように感じる。商売をしている人たちは男性がお金を使わなくなったと嘆いている。自動車に乗らなくなった。ゴルフもやらなくなった。お酒も飲まなくなった。と言うのである。かつて我々の世代の男は女性にモテタイがためにカッコイイ車を所有するなど見栄を張ったものだったし、高い金を払ってはホステスのいる店で飲んだものだ。夜の新宿歌舞伎町を歩くとホストの店の看板がやたらと目に付く。こういうホストクラブに女性達が高い金を払って飲みに行き、ホストに高級時計やら高級自動車などを貢ぐのだという。最近の男性の若者はかつての女性たちのようにファッションやら髪形などにもこだわっているようだ。何だか男女がどこかで入替ってしまったように錯覚してしまう。

これを変な世の中だと感じるのは私だけなのだろうか?


■2008-11-04-Tuesday 小室哲哉

詐欺容疑で逮捕されるという。

そうとう金に困っていたようだと言うが、90年代にあれだけヒット曲を量産し、長者番付では96・97年分でいずれも一般で4位にまで入った人がとビックリした。手を出した商売がことごとく失敗したのだという。身の周りにタカリ屋ばかり集めてしまい、ちゃんとした側近を作れなかったのだろう。

いくら音楽の面では天才でも、商売となると別な才能が必要だ。自分が音楽で稼いだ金をキチンと管理してくれるブレーンを持たずに、湯水のごとくに浪費しまくったら、いくら巨万の富を築いたといっても、そうそう残るものではない。あのマイケル・ジャクソンだって破産したのだ。何にもしなければ稼いだ金の利息だけでも悠々の生活できただろうに、変なものに投資するからこんなことになる。持ち慣れない巨額のお金は持つものじゃないなぁ。

それにしても、小室哲哉は「幸せ」だった時期があるのだろうか?

結婚生活も何度か破綻しているし、90年代は創作活動と仕事で忙し過ぎただろうし、今はお金に困っているというし・・・。

人間、何が幸せなのかというのは人によっても違うだろうが、お金を持ち過ぎるのは不幸の元かも知れない。人間何事もホドホドが一番なのだ。


■2008-11-05-Wednesday 初雪

初雪が降った。

4日に初雪がパラついた。積もる程ではなかったが車のボンネットは雪で白く薄っすらと化粧していた。つい先日、東京に行くまでは帯広もまだ温かかだったし、東京では暑いくらいの快晴だったので帯広に戻ると秋を通り越していきなりの冬になってしまったかのような感じだ。

道北地方では15センチほども積もったので根雪になってすっかり冬になってしまった。道北の旭川などではもう今年はゴルフは出来ないだろうなぁ。

初雪が降る前日の3日の文化の日に十勝カントリークラブの文化の日杯コンペに参加した。今年通算48回目のゴルフである。天気は良かったし風も無かったので快適なゴルフ日和であったがスコアはイマイチで43・41の84打であった。服を一杯着込んでいるので身体が回わり切らずにスライスばかりが出る。温かいといっても10℃ぐらいなのでボールの飛びも悪い。もう最後の方だからこんな程度かなぁ〜と思いながらプレーした。

帯広は初雪が降ったといっても、例年12月中旬までは根雪にならずに融けてしまうのでまだまだゴルフ場もオープンしたままだ。あまりにも寒い日にはプレーしたくないから、目標であった55回は無理にしても何とか50回はクリアしたいと思う。

寒い時期のゴルフは身体に良くないことは判っているのにもう終わりかなぁと思うと未練が残る。ゴルフは悪女に似ているなぁ。


■2008-11-06-Thursday 温かい!

今日はとてもよい天気であった。

朝から晴れていて温かいし、風は無いしで絶好のゴルフ日和である。こんな日には必ずゴルフのお誘いがあるだろうなぁと思っていたら、案の定、お誘いがあった。初めから来るだろうと予測して準備をしておいたから二つ返事で了承してゴルフに出掛けていった。

まさしく絶好のゴルフ日和である。

もうそろそろゴルフのシーズンは終わりであるし、昨日初雪がパラついたからか、ゴルファーが大勢押し掛けてゴルフ場は満員であった。同じ事を考えている人間がたくさんいるということだ。

スコアの方は41・45の86打であった。服を着込み過ぎて腰が回らない。ラウンド途中で暑くなって汗をかいたが夏場のようにスポーツタオルを用意していなかったので背中が汗でビチョビチョになって肌にシャツが張り付き身体がスムーズに動かないのだ。

この時期としては暑すぎたのだ。

今日で49回目のゴルフであった。後一回やって丁度区切りのよい50回で止めることにしよう。な〜んてね。また今日のように温かければまたお誘いが来るだろう。その時に断ることは・・・。


■2008-11-07-Friday オバマ

アメリカの新大統領が決まった。

黒人初の大統領バラク・オバマ氏だ。

アメリカの民主党の伝統的な政策は「大きな政府」である。アホのブッシュの共和党のように市場任せにはしないだろうから恐慌には歯止めがかかることを期待したい。

だが、第二次世界大戦の時のような保護政策に走って弱者いじめをやったり、アメリカだけの利益を追求したりしたら、またまた戦争が起きかねない不穏な世界情勢である。

もはや、アメリカは自国のことだけを考えて政策を取れるような時代背景にはない。オバマ新大統領には世界を明るくするような政策を期待したい。

ソ連の社会主義体制が崩壊してソ連の力が落ち、冷戦が完全に終わったのかと思っていたら、最近のロシアは資源大国になって金持ち国家に変身し、勢いが戻ってきたようだ。アメリカを牽制するために大統領が決まった日にわざわざミサイル実験をやったようである。

今のロシアはプーチンの独裁国家だ。憲法で大統領の任期が決まっているから一応は形の上では新しくメドベージェフ大統領をつくったが自らは掟破りの首相に就任した。もはや何でもアリの様子だ。プーチンを批判したジャーナリストたちが暗殺されているようだから、KGB出身のプーチンの恐ろしい面が出ているのだろう。

北朝鮮の金正日の身体の具合も悪いらしいから後継者争いが心配である。

どうか戦争だけは避けてもらいたいものだ。


■2008-11-09-Sunday X−ファイル

土曜にまたまた夫婦で映画を観て来た。

今度は「X−ファイル」である。超常現象もの+FBIを扱ったTV映画で以前は日曜日の昼の時間帯に放送されていた番組の映画版である。

私は趣味がマジックであるから、世の中の不思議なものやことにとても興味があるのでこの種の番組はよく見ていたのだ。映画館の予告編で今回のX−ファイルのものが流れたときに、雪の中を捜索する場面と、テント生地の向こう側を走り抜ける場面とが続けて映ったのでてっきり「雪男」ものかと思い込んでしまったのである。テレビでも盛んに予告編を流していたが、それ以上の情報を場面からは得られなかったのである。

あまり詳しすぎる予告編というのも興味が削がれるものだが、情報が少な過ぎるのも勘違いの元である。

映画の本編自体のストーリーでは、予告編に使われていたテント生地らしきものの後を走り去る場面は全然重要な場面ではない。これでは昔の見世物小屋の看板みたいな感じで完全な騙しである。

予告編を作るのも才能のひとつなのであろうが、こんな騙しのようなやり方はいけない。後味の悪さが残ってしまった。

ストーリーも監督が色んなことを言いたいのは理解できるが詰め込み過ぎで主題がボケてしまい、いまいち説得力に欠ける展開であった。


■2008-11-10-Monday 地域ブランド

日曜にドライブがてら池田町に行ってきた。

この日は今年最後のゴルフにしようと決めていた十勝CCのラストコール杯の参加を急遽取り止めた。朝起きたら、晴れてはいたが風が強くて体感温度が低そうだったし、強風の中のゴルフはプレーも大変でスコアもきっと悪くなるだろうし、最後が悪いスコアでは来年までゴルフをするのを我慢できなくなってしまうからと勝手な理由をつけてキャンセルしたのである。

6時に一度起きたのだが二度寝して10時まで寝ていたら、妻が仕事で幕別に行くから付き合って欲しいと言うのである。どうせ暇だから、それなら久し振りに池田町まで足を伸ばしてドライブにでも行くかということになった。

幕別での仕事を終えて、池田町に12時半頃到着した。お昼を食べようということになり「香味屋」というレストランに入店して食事をした。確かこの店のご主人は我が社の裏にあった洋食屋「ドラゴン」の職人さんではなかったかと記憶している。ハンバーグ定食とスパゲッティナポリタンを食べたが、やはり味はドランゴンのそれに似ていたから多分あっていると思う。

池田町に来たら、米倉の親子弁当とバナナ饅頭というのは我が家の定番であるから、駅前の米倉に寄って買ってきた。この米倉の先代は、私の祖父が明治36年に十勝に入った時に池田利別のカネヨ佐藤金物店という同郷(山梨県)の店に一緒に寄宿した仲だと聞かされていた。明治38年に鉄道が開通した時に私の祖父は帯広に、米倉の先代は池田に移ってそれぞれ開業したのだという。以来、米倉の親子弁当とバナナ饅頭は我が家の池田土産の定番なのである。

次は改装したワイン城を見に行った。

以前よりは売店スペースを充実させて、かつての工場という雰囲気から観光客用の施設に変貌したという感じだが、残念ながらワイナリーという雰囲気はまるでない。

4階のレストランは満員であったが売店の客はパラパラとしかいなかった。観光シーズンももう終わりであるから日曜日とはいえ仕方がないところだろう。

ワイン城を見ている内にふと「地域ブランド」という言葉が頭をよぎった。池田の「十勝ワイン」も地域ブランドの先駆けのひとつであろう。

地域ブランドといえば、日本における一番のブランドは「夕張メロン」だというはなしである。しかし、日本一の地域ブランドを持っているはずの夕張市は破綻した。十勝ワインを持っている池田町も寂れている。

これは一体どういうことなのだろうか?

私見であるが、地域ブランドといっても夕張メロンや十勝ワインという製品は、製造している人たちは儲かるかもしれないが、他の作っていない人たちへの恩恵は少ないように思うのである。宅急便や郵便やネットなどで他の地域へ販売しても地域に対する貢献は少ないのである。

生産している現場に足を運んでもらえば、交通、宿泊、買物などその地域に落ちるお金が多くなる。そうなれば生産していない人たちにも貢献することになる。「一人勝ち」というのは結局はよろしくないのである。

農産品は食べてもらわなければ意味がないからと大量に他地域へ販売すればやがては飽きられてしまう懸念もある。ブランドとは長い年月を掛けて作り上げていくもので、スーパーの特売品のようにワ〜ッと一時にブームになるものとは別ものだと思うのである。

加工二次産品を作り、物語があり、現場に足を運んでもらう付加価値を付けなければ単なる原料的なものだけでもブランドにはなりえないと思うのである。


■2008-11-11-Tuesday メディアと観光

メディアを最大限活用した観光

その最たるものが田中義剛氏が経営している花畑牧場であろう。日曜日のサンデージャポンという番組でも取り上げていたし、しんすけの行列の出来る法律相談所やビートたけしのTVタックルという人気番組でも取り上げられていた。

花畑牧場の生キャラメルがすごい人気商品で年商60億円にもなる勢いだというのである。

生キャラメルは田中義剛氏の発明ではなく、昔からある家庭でつくるお菓子のひとつだし、北海道の観光菓子でいえば、興部村の生キャラメルの方が開発は早かった。花畑牧場の生キャラメルはパッケージもこの先行する興部村の生キャラメルを模倣しているが、テレビという媒体を使って自分の発明であるかのような発言をして完全に主導権を手に入れてしまった。勝てば官軍で、敗者が何を言っても負け犬の遠吠えにしかならない。

ホエー豚もそれで作る豚丼も彼の創作ではないが、テレビという媒体を持って有効活用している田中義剛氏にかかれば、それを知らない全国の一般人は簡単に信用させることが出来るわけだ。

このような手法を私は好きにはなれないが、上手い方法だと言わざるを得ないだろう。自分が活用できるものが何なのか、どう発信したら大衆受けするのか判った上でやっているのだとしたらたいしたものである。

さすがはプロの芸能人というべきであろう。

田中義剛氏の上手いところは大衆心理というものを理解しているところである。研究したのか芸能人として自然に体得したものなのかは判らないが一級品である。

千歳空港や帯広空港では少量しか販売せずに常に売り切れ状態を演出している。花畑牧場でなら買えるが、一人三個までにして飢餓感を創出し大勢の客を花畑牧場に足を運ばせる戦術だろう。実に上手い。商売のセンスがある。芸能人にしておくのはもったいない。

ただ露出が過ぎると急激に飽きられてしまう心配があるからこれ以上のテレビの出過ぎは危険水域に達する。

観光や事業はブームで終わらせることがないようにじっくりと熟成させなければならないと思う。


■2008-11-12-Wednesday 講演会

香田誉士史氏の講演会を聞きに行った。

私と妻の母校である北海道帯広柏葉高校のPTAが主催する文化講演会で、元駒大苫小牧高校野球部監督で夏の甲子園2連覇を達成した香田氏を呼んでの講演会が10日夜に市民文化ホールの大ホールで催された。

今年から同校同窓会の文化部長を拝命している関係で連絡をもらった。香田氏は私の母校である駒澤大学の後輩でもあるし、私自身が各地で講演をしている身なので、他人の講演には、講師がどんな話し方をするのかという別の興味も手伝って参加を希望したのだ。

ところどころユーモアを交えての話はおよそ2時間という長時間であったがまったく飽きる事がなかった。決して話が上手いというわけではないが、やはり、自分が経験してきたことを話す人の講演は、説得力があるなぁと感じた。

甲子園2連覇(3年連続決勝戦進出)というのは清原や桑田のPL学園や松坂大輔の横浜高校も出来なかった大偉業である。

その大偉業と生徒の喫煙や飲酒という不祥事が交互に来て、マスコミに持ち上げられたり、落とされたりという乱高下を何度も体験した話は非常に興味深かかった。有名人として注目されることのプレッシャーというのは大変なものなのだろうなぁ。

香田氏がまだ講演慣れしていないところがまた好感を持てた。「ブゥワー」とか「ギャー」とか「ドカー」とかやたらと擬音が多いのは、同じ駒大の野球部の先輩である元巨人軍の中畑清氏に似ているなぁと聴きながら感じた。駒大の野球部出身者はボキャブラリーが少ないのだろうか。

香田氏は悔しさをバネにして頂点を極めたと言っていた。トコトンやり抜いた人間が持てるプライドと絶対的な自信が原動力ともなっている。

頂点を極めるには運というのも大切な要素であると思うが、運を引き寄せるには積極的な思考というものが必要だということも判った。

香田氏が言っているのは、決して根拠の無い楽観論を持てということではない。誰にも負けない練習量と野球理論を突き詰めてきたという自信が行き着く先が楽天的な考え方になるということなのだろうと思う。

何もやらずに、何も考えずに無闇矢鱈に行動することとは違うのだと言いたいのだろうと感じたのだ。

講演は聴く人の感性によって趣旨の捕らえ方が異なってくる。講演者としてもとても勉強になった講演会であった。


■2008-11-13-Thursday これって政策?

経済政策が変だぞ!

世界的な経済恐慌に陥らない為の麻生内閣の経済政策が迷走につぐ迷走を続けている。特に給付金なるものは毎日毎日大臣たちも言っていることがコロコロ変わっていて、本当にこれで大丈夫なのかなぁと思ってしまうようなお粗末な対応である。

全世帯に給付すると言ったかと思うと、所得制限を付けると言ってみたり、所得制限を法律で規制するのは手続き上面倒だから、高額所得者は辞退して欲しいだとか、その高額所得者もいくらの収入があったら高額所得者なのかといった議論もある。

世論をみても、この給付金は効果の程も疑問に思っている人たちが多いようである。

麻生首相はどうやら誰にも相談しないで勝手に公表しているように見える。だから言ってしまった後で誰か大臣クラスの人間が何か苦言を言ったら「あぁそうか(麻生か)」と駄洒落を言って内容を変更しているのではなかろうか。麻生首相は案外とオッチョコチョイな性格なのかもしれないなぁ。

迷走を続ければ効果も無くなるし、悪評だけが増えるのではないのだろうか?選挙目当てのバラマキが逆効果になってしまう可能性だって高いと思うから、いっそゴメンナサイと謝ってしまって、やっぱり止めにしますと言ってしまった方が良いのにと思ってしまう。

大体が今一人12000円を給付するのに税金を一体いくら使うのかは知らないが、かなりの経費(税金)を掛けて配っても経済対策としてはさほどの効果も無い。かえって、後日にこの分も含めて消費税を上げてくれと言われても国民は納得しないだろう。

そもそも、年金にしても官僚が無駄使いしたり、素人的な運用をして損失を拡大したりした穴埋めを国民がしなければならないなんて誰が考えたって可笑しな話である。官僚にもキチンと責任を負わせるべきだ。

私にしてみれば、田母神前空幕長の論文問題よりも、農林中金に天下りした農林省の官僚がサブプライムローン関係で空けた巨大な経済的損失の責任を追及して欲しいくらいである。下手したら全国の農協が全部破綻してしまうかもしれないくらいの巨大な損失らしいのだ。


■2008-11-16-Sunday 中富良野

14日に中富良野町で講演してきた。

例によって自分で車を運転するのは大嫌いなので、公共交通機関を探してみた。列車で行くと富良野で乗り換えなければならないし一日に2往復しかないから時間的にもロスが大きい。

帯広ー旭川間の都市間バスだと、行きは08:30に帯広駅前を出発すると、11:17に中富良野町に到着する。所要時間は2時間45分で片道2300円である。12:00からの打ち合わせを兼ねながらの昼食というスケジュールなので講演の時間にもピッタリと合う。

帰りのバスは中富良野町発15:37と18:37の2本があるが、講演の終了時間は15:30の予定なので、15:37発のには間に合わないと思い18:37発ので帰ることにして、その予定を中富良野町役場にFAXした。すると、すぐに電話が入って「18時の便で帰られることにすると講演終了後に3時間もありますから時間を持て余しますよ。中富良野町には3時間の時間を消費するような場所がありませんから、15時の便でお帰りになられた方が良いと思います。」との返事である。「でも講演終了後に講演会場からバス停まで17分で到着する距離ですか?」と聞くと「会場の目の前が停留所ですからノンビリ歩いても3分です。」とのことだったので15:17分のバスで戻るように予約を入れた。

バスの中で本を読むと酔ってしまうが時間をつぶせないからと一応は本を持って乗ったのだが、2時間45分をどのように過ごそうかと考えていたら、バスの中でビデオ映画を流していたので助かった。

丁度まだ観ていない「ハリーポッター」だったので時間を気にせずに過ごすことができた。ハリーポッターの後は「トランスフォーマー」であったがこれは息子と映画館で観た作品だし、どうせ途中で降りるからと後は外の景色を眺めていた。

帰りは同じバスで同じ運転手であった。

帯広から旭川まで運転して、旭川で清掃と休憩をしてまた帯広に戻るのであろう。残念なことに車内で映すビデオ映画が行きと同じ作品なのである。仕方がないので寝ていくことにした。

途中で臭いオナラのような臭いがしてきて目が覚めた。私の前か後ろに座っているおっちゃんがオナラをしたらしい。その臭いのクサイことクサイこと、鼻が曲がるとはこのことである。バスのような密室でクサイオナラを放つことは実に迷惑な行為である。一体何を食べたらこんなにクサイオナラが出るのだろうか?


■2008-11-17-Monday ハッピーフライト

またまた夫婦で映画を観て来た。

今度は「ハッピーフライト」という邦画である。封切り初日の土曜日だったのだが20:50からという遅い時間の上映だったためか30人ほどしか観客がいなかった。シネマコンプレックスとしてもこの程度の人数では採算が合わないのではないかと心配になってしまう。

一人たったの1000円で二時間も楽しめる娯楽というのはそう多くはないのだから、皆もっと映画を観たほうが良いと思うのだが・・・。

映画は軽いタッチの航空業界の裏側紹介みたいなものだったが、意外と笑えたし、へぇーそうだったのかという裏話もあって私には面白かったのだが、妻はつまらなかったと言っていた。

たしかにストーリーにもう一捻りあったほうが良かったかもしれない。


■2008-11-18-Tuesday まちづくり

青森の加藤博さんが来勝した。

17日に開催された北海道中小基盤整備機構と帯広市中心市街地活性化協議会が主催するシンポジューム「まちをつむぐ(街なかからはじまる帯広の元気)」に講師として出席するためである。

加藤さんとは長い付き合いで今年9月には私を講師として青森市にも呼んでくれた仲である。

17日の昼過ぎにJRで千歳空港から帯広に入るというので、帯広駅まで出迎えて一緒に昼食をとって帯広を案内した。

加藤さんはとにかくエネルギッシュな方で正しくまちづくりに命を掛けているという御仁である。

今回のシンポには長野市から越原照夫さんという「㈱まちづくり長野のタウンマネージャー」も講師として呼んでいた。

お二人の話に共通しているのは「人口減少社会の到来にたいする対処の仕方」である。青森市も長野市も共に「コンパクトシティ」を目指しているのである。帯広市も一応はコンパクトシティを目指していることにはなっているが、行政がやっている政策は真逆な事ばかりのとても矛盾した政策なのである。今回のシンポジュームにも砂川市長は参加していないから本当はコンパクトシティには関心が薄いのかもしれない。

これまでの人口増加時のまちづくりと人口減少下でのまちづくりではベクトルの方向が180度変わるのだから政策も大胆に変えなければならないのに、市長にも市議会にもその危機感は感じられない。

帯広市がやっている政策では、後10年もしたら大きなツケが回ってくるだろう。その時には砂川市長殿は果たして帯広市の住人なのだろうか?

もう少し真剣になって今後の帯広市の有り様を検証する必要があると切に思うものである。


■2008-11-19-Wednesday 今年最後の

18日に今年最後になるであろう

ゴルフに行ってきた。今年通算51回目のプレーである。今日の帯広の天気は晴れであるが気温は最高気温が4度ととても寒くてすっかり冬の様相である。昨日は気温が11度で風もなく、絶好のゴルフ日和であった。

ゴルフ仲間が今日は温かいからゴルフをやらないかと連絡をくれたのである。先週13日の木曜日にも同様に誘われて区切りの良い50回目になったからもう今年は止めようと思っていたのだが、昨日のように天候が温かい日に誘われると決心が揺らいでしまったのである。

温かいとはいっても午前中のゴルフ場は前日の雨で濡れており日陰はかなり寒い、前半のハーフは身体が回らずに44打とイマイチのスコアであった。午後からは日差しも強くなりポカポカと温かくなってきて絶好調!バーディも2つとって37打で終了した。有終の美ということでこれで良いイメージを持続させて来シーズンまで我慢することにしようと思う。

ハッキリと断言できないのはまた温かい日に誘われたら・・・


■2008-11-20-Thursday 雪が積もった

昨日のブログで煮え切らない事を

書いたから神様が怒って雪を積もらせたのかも・・・

といっても北海道の日本海側とは違ってたかだか1cm程度の積雪であるが・・・

元厚生省の事務次官が襲われたニュースを見てこれもハッキリしない嫌〜な気分になった。ニュースでは厚生省に恨みを持つ者のテロであるというような論調であったが、果たして本当にテロなのだろうか?という疑問である。

襲われて重症を負った吉原靖子さんが犯人の特徴を良く憶えていて「30歳代の身長160cmくらいの男」という証言である。

50歳の私でさえ年金には関心が薄いというのに、果たして30歳代のまだ年金には関心すら持たない年代の男が、厚生省に不満を持って厚生省の元官僚を襲うだろうか?

テロなら、自分の犯行を世間にアピールしたいのだから、厚生大臣を襲うというのならまだ理解もできるが、なぜ退役した厚生事務次官なのだろうか?

世間で襲われた山口さんや吉原さんのことを知っている人間が一体何人居るというのだろう。テロとしての要件などまるで満たしていないのにテロだ!テロだと言っている。むりやりテロにしたいみたいにみえて、まるでスッキリしない。

小説や映画の見過ぎかもしれないが、どうも政府には暗殺部門でもあるのではないかと疑ってしまう。

ここに来てどうやら選挙を行えば民主党が勝ちそうだ。民主党には年金問題に詳しい長妻昭議員がいるから、政権を民主党に取られて過去の厚生省がやってきたこと(悪事)を詳細に調べられて、それが公になってはマズイという政府高官がいるのかもしれない。当時の正義感のありそうな官僚を見せしめの為に暗殺して、他の官僚たちにも余計なことをしゃべるとこうなるぞと脅して口封じの為に、な〜んてなことが・・・

豊田商事事件の会長刺殺事件の時もオウム真理教の村井刺殺事件の時もなんだか釈然としない口封じの匂いがしたものだ。

最近ではライブドアの時にも不可解な自殺事件が沖縄であったが、あの時も捜査はおざなりだったように感じる。

今度の事件は果たしてどうなのだろうか?

生き残った吉原夫人に目撃されているからそれらしき人間を犯人にしたてて逮捕するのだろうか?

この事件の行く末に注目したい。


■2008-11-21-Friday 駒大損失

駒澤大学が巨大な損失を

出したというニュースが流れた。名門大学と言う前に「駅伝の」という余計な言葉が入って・・・

駒澤大学は母校なので気になって調べてみたら、昨年7月から外資系金融機関3社とデリバティブ取引の契約を結び110億円もの投資をしていて、今年の3月末には53億円の評価損を出していたという。このところのアメリカのサブプライムローン問題に端を発した金融危機の影響で状況は益々悪化した為、10月末に契約を解除したことにより154億円の損失額が確定したのだという。大学の敷地などを担保にしてみずは銀行から110億円の融資を受けて今月5日には清算を終えたそうである。

我が母校は一体なにをバカなことをやっているのだろうか。よりにもよってデリバティブ取引などというハイリスクな博打を大学の資金を使って行うとはなにごとか。デリバティブは元金を保証されていないものだし、玄人と一般には思われている人間だってまともに仕組みを理解している者がほとんど居ないと言われている金融商品である。そんなものに大学の運営資金を投資するバカが居て、しかも大学の理事会の承認済みだというのでは理事者の誰もハイリスクだということを何も解っていなかったということに等しい。3月末の時点で撤退できなかったのも問題を大きくした。理事者としてはまるで無責任な対応と言わざるを得ない。

調査委員会を設置するというから、責任の所在をハッキリさせて、しっかりと弁償させることである。

このままでは駒澤大学の経済系の学部に入りたいという希望者はいなくなるぞ。


■2008-11-23-Sunday 厚生省元事務次官

犯人が警視庁に出頭した

というニュース速報が流れた。

深夜のニュースでは、血痕が付いた車やナイフなどの証拠を持って出頭したという。

なんだか釈然としないなぁ〜。

どうにも出頭した男が真犯人ではないような気がする。

ケネディ暗殺事件の時のオズワルドを殺したルビーのように、全部を自供する前に何者かの手によって、この男が殺されて真相は闇の中というようなイヤーな感じが漂っている。


■2008-11-24-Monday 愛犬

もうすっかり冬の気配だ。

朝夕の犬の散歩も、帽子、耳掛け、手袋と完全装備でないと寒くて歩く事が出来ないほど冷え込んでいる。

我が家の犬二匹も、家から出るまでは「早く散歩に連れて行け!」と催促するくせに、休日だからサービスして遠くまで連れて行こうとすると途中で座り込んで動かなくなってしまう。どちらも同年で生まれたてを飼い始めたのだが丸12年も経つとすっかり老犬になってしまったようだ。どうやら腰にかなりキテイル状態のようである。立ち上がるのにも「ヨッコラショ」という感じでだいぶ動きがにぶくなっている。

散歩も長距離を歩くと疲れるようだ。それに冬の寒さが加わったものだから、いつものコースより遠くへは行きたくないのだろう。

犬はドッグイヤーといって1年で7歳分の年をとるというからだろうか、最近急激に年をとったように感じる。

排泄も我慢ができなくなったようで、散歩に出る時間が遅れると家の中でするようになってしまった。オスの方は前立腺肥大症なのだろうか、やたらと何回も小便をするようになった。いわゆる頻尿というやつである。一度に全部が出切らないようで小便をしてはウロウロと行き来を何度も繰り返すのだ。

メスの方はワガママがひどくなってきた。私がソファに坐ってテレビを見ていると膝に乗っかってきて身体をさすれと要求する。私が疲れて手を休めると前足で私の腕を引っ張って「もっとさすれ」とやるのである。一度やってあげたらキリががないので、強く叱って止めさせると癇癪を起こしてオスを攻め立てるのだ。

どうやら犬も人間と同じ様に年をとるようである。

後、どれくらい生きてくれるのかは判らないが、我が家に貰われて来て良かったと思ってくれるようにしっかりと世話をしてあげたいと思う。


■2008-11-25-Tuesday 裁判員制度

来年5月から裁判員制度が始まる。

もうすぐ裁判員候補者名簿にくじ引きで登録された各人宛てに通知が届くそうであるが、私のところには絶対に届いて欲しくはない。

最高裁判所が今年の4月に公表した国民の意識調査では「義務でも参加したくない」という回答がおよそ38%にも上ったという。まだ誰も実感が湧いていない時期だし、そもそも裁判員制度の実態をまるで把握していない時期での調査結果でこの数字である。きっと現時点で調査したら50%以上の人が裁判員になるのを嫌がるのではなかろうか。

裁判員制度が裁くのは殺人罪などの重大な犯罪ばかりだという。そうなると死刑だとか無期懲役だとかの量刑の裁判ということになる。なにより冤罪にしてしまうのが怖いし、客観的に冷静な目で判断出来る自信がまったくない。

私は一応は大学の法学部法律学科を卒業している法学士であるが刑法には疎い。六法全書を見たこともない素人が本当に重大犯罪を裁けるのであろうか心配である。

裁判員制度が導入されたのは麻生首相の医者発言ではないが「裁判官は一般常識が無い」そうだから、一般人を入れることで裁判を国民の意識に近づけたいという思いがあるのだろう。それはそれで評価するが、映画「それでもボクはやってない」のような痴漢程度の裁判ならまだ気も楽なのだが・・・。

でももし冤罪なんかにしてしまったら、容疑者の一生が台無しになってしまう。

私が裁判員になって実際に裁判を担当したら、きっと夜も眠れないだろうと思う。

一般国民にこんな心理的、物理的な負担を掛ける制度はやめてほしいものだ。


■2008-11-27-Thursday ハプニングス・フォー

帯広市郊外に居住するクニ河内さん

が所属していたバンドのコンサートが帯広市内で行われた。

知人たちが企画したのでチケットを購入し妻と二人で出掛けた。チケットには「ワンドリンク付き」と書いてあったので飲み物が一杯だけ付いて食べる物は何もないのだろうと思い、早目に家を出て会場近くのイタリアンレストランでパスタとピザを食べてから会場に入った。

するとオードブルのようなものが各人ごとに皿で出てきたのであるが直前にお腹一杯に食べてしまったのでほとんど口にすることが出来なかった。簡単な「軽食とワンドリンク付き」と表示してくれていたらもう少し軽めの食事にしたものを、まったくモッタイナイ。

クニ河内さんは十勝環境ラボラトリーにも何度か参加してくれていたのでかなり近しい間柄だが、クニ河内さんが所属していたというザ・ハプニングス・フォーというバンドがグループサウンズの一つだったというのは、あいにく私も妻も知らなかった。

クニ河内さんは「ピカピカの一年生」などのCMソングの作曲者だとばかり思っていたのである。去年の暮れ頃に、隣町の音更町文化センターで行われたクニさんとトワ・エ・モアとのジョイントコンサートの時も子供向けの曲ばかり演奏していたので、ハプニングス・フォーがこんなに洒落たバンドだとは想像がつかなかったのである。

この日のコンサートはど真ん中の最前列に案内されて、絶好のポジションであった。演奏者が真近かに見えてとても面白かった。軽快で洒脱な懐かしい歌と演奏でとても楽しい一時だった。

ただ残念だったのは、飲食を伴うコンサートだったが為に、観客が場末のキャバレーと勘違いしたのか、タバコをスパスパとやたらに吸うし、となりのおばちゃん二人はズ〜ッと世間話をし通しだった。彼女等は一体何をしに来たのだろうか?回りの雰囲気をぶち壊し、演奏者の気分も悪くさせている。「いい加減に話を止めろ!」と注意したかったが刺されたら困るから止めておいた。

今日日下手な注意をして殺される事件が多いからなぁ〜。でもそうだから増長するのか、それとも気が利かないのか、何にせよ自己チューな奴が増えて嘆かわしい。


■2008-11-28-Friday 冬ゴルフ

昨日ゴルフに行って来た。

先週の火曜日で、もう今年はゴルフは止めた!と思ったのに・・・、

一昨日の夜、クニ河内さんのコンサート終了後に自宅まで歩いて帰る途中に携帯電話が鳴って「明日ゴルフに行くぞー」というお誘いがあった。一昨晩は風も無く比較的温かな気温であったが「もうゴルフクラブも仕舞ったし止めておくよ!」と返事をした。

自宅に帰って天気予報を見たら明日は晴れで+8℃の小春日和になるという予報である。そうなるとムズムズとゴルフの虫が疼いてきて、妻に「行ってもいいかい?」と聞いたら「行きたきゃ勝手に行けば」と呆れた様子で突き放すので、「じゃ〜行く!」と言ってしまった。

朝起きて窓の外を眺めると晴れで無風である。犬の散歩に出たら気温はかなり低い。しかし、行くと言った以上は絶対に行くと決めて、身体中に4枚もホッカイロを貼り付けて完全武装で出掛けたのであった。

10時にゴルフ場に着いた時の外気温は−3・5℃。地面がまだ凍っている。

今日は本当に温かくなるのだろうかと不安になったが今更止める訳にはいかない。

10時半にスタートしたが、ティ・グランドがカチカチに凍っていてティが刺さらないのだ。アイスピックのような機具が各ホールのティ・グランドに置いてあって、それで穴を開けてティペグを刺すのである。

コースもカチカチに凍っているので低い弾道の球を打つとカンカンと転がってどこまでもボールの飛ぶこと、飛ぶこと。

地面が凍っているからアイアンの刃で芝のターフを取ることが出来ない。ボールの手前にアイアンのエッジが入ると、普段ならダフってしまうのだが、凍った地面ではじき返されてトップボールになってしまうから、ボールだけをクリーンに打ち抜かなくてはならないのである。

グリーン上も凍っているので遥か手前から転がさないとグリーンに直接落ちる球では止まらないのである。

しかも日陰のグリーンでは降りた霜がまだ融けていないので、パットをすると雪だるま状になって転がらない。これではゴルフにならないが、この時期に北海道でゴルフをやるというのも一寸した話のタネにちょうど良いかと我慢しながら切れずにプレーを続けた。

前半は46打、昼ごはんを食べてから午後から回った後半は気温も+6℃になったので38打で回れた。

おまけのようなゴルフであったが、スコアを気にしなければ結構面白いものである。でも、もう今年はこれで終了!もう誘われてもこれ以上は絶対やらないぞ!


■2008-11-30-Sunday ブーリン家の姉妹

映画「ブーリン家の姉妹」

土曜日の21:20〜のを観た。帯広での初日で2回目の上映なのだが観客は10名ほどしかいない。帯広の人は映画があまり好きではないのだろうか?

もし、シネコンが不入りで営業を止めてしまったら、楽しみの一つが無くなってしまうではないか。我が夫婦は「夫婦50歳割引」に該当してからは毎週のように映画を楽しんでいるというのに・・・

この映画は観ていて、スリラーもよりもゾ〜ッとさせられた。人間の欲望・見得・嫉妬などの感情の恐ろしさが上手く描かれている。夢の中にまで出てきてウナサレテしまった。

イギリスの歴史はあまり詳しい方ではないのだが、今年観た映画「ゴールデンエイジ」が、今回の主人公のアン・ブーリンが生んだエリザベス一世を扱った映画だったので興味がうまくつながった。

きっと欧米ではこのあたりの歴史は有名なエピソードなのだろうが、西洋史に詳しくない日本人だと登場人物の背景が伝わりにくいかもしれない。

それにしても、イギリスの王室というのは「すごい」というか「すさまじい」というか・・・。

現代のダイアナ妃なんかのことも、何だか分かるような気がしてくる。

人生というのは、他人を貶めるようなことをすると、必ずその報いが訪れるものなのだろうと思う。誠実に生きることが一番だと気付かせてくれる映画である。