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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2009-07-01-Wednesday もう半年が

もう半年が過ぎてしまった。

最近、一日がそれこそアッと言う間に過ぎて行くように感じる。しかも年々そのスピードが速まっているようだ。そう感じ出すと歳を取った証拠なのだと言うが、あの世に向かって動く舗道の上を歩いている気分になる。

今朝の新聞は、民主党の鳩山代表の献金問題が1面のトップ記事である。

政府側が民主党のアラ探しでもやっているのだろうか?最近の政治の話題は、チマチマした良くないことばかりが出てくるだけだ。全然良い話が出てこない。どうやらいよいよ選挙が近いらしいが、こうもネガティブキャンペーンばかりやっていると、国民の政治離れがますます加速するだけである。いよいよもって情けなくなってくるね〜。

このままだと投票に行く気が失せてくる。もう少しまともな話題はないのかね!

このところ我が家の愛犬バニーの元気が無い様に感じる。5月20日に相棒のサニーが死んでから、からかう相手が居なくなったからなのか、競う相手が居なくなったからなのか、どことなく元気が無いようなのだ。食事も前ならすぐに食べたのに、ここ2,3日はゆっくりと食べるようになったし、少し残すようになったのだ。後からは全部食べるのだがサニーが居た時のように競ってあわてて食べるような様子がなくなった。

ストレスからなのか毛の抜け方も多い様に感じる。さすがに13年間も一緒に暮らしたら夫婦ではなくてもやはり寂しいのだろう。気が抜けたようである。

散歩の距離も前より長めにしているのだが、逆に疲れるようだ。サニーが死んで急に老け込んだのかなぁ〜。

まだ逝くなよな!寂しくなるから。


■2009-07-02-Thursday マジック界の

マジック界の定説を覆すことに・・・

今朝、神戸のマジック映像収集家のYさんから電話が入った。「バカヤローは愛の言葉!というジミー忍さんが出た番組は貴重なものですよ。ひょっとするとマジック界の定説を覆すことになるかもしれませんよ。」というのである。

まずは、いきさつを簡単に書くと、マジック映像収集家のYさんのところに、私のマジックの師匠である故ジミー忍師の家にあったマジック関係の映像を全部お貸ししてあったのだが、先日、編集を終了したとのことで、私の手元に戻って来たのだ。

昨日、メールで「DVDの内の『バカヤローは愛の言葉!』という番組の放送日付が判らないか?」との問い合わせがあったので、放送日付を調べる為にDVDを見たのである。DVDの表書きには「94年TBS」と書かれてあったので、それをそのままメールしたら、Yさんからこの日付もテレビ局名も正しくないようだとのこと。今度はDVDの内容を見て調べてみたら、1991年1月31日(日本テレビ)ということが判明したのでお知らせした次第。

その映像の中に、ジミー師が「1967年に大阪の扇町プールで水中大脱出を演じた」場面が写っていたのだ。Yさんがこれを見て、「初代引田天功よりも早い時期に水中脱出をやっている。ジミーさんが天功さんの影響を受けたのではなくて、逆にジミーさんが天功さんに影響を与えたのではないのか?」というのである。

そうなると、これまで、天功師の後にジミー師がやっていたと思っていたことが覆される発見だと言うのである。面白い!

今まで演技した日付の後先など調べた事もなかったから、調べる価値はありそうだ。せっかく色々な資料を持っているのだから、調べてみる事にしよう。結果は明日!


■2009-07-03-Friday 脱出マジックのパイオニア

日本の脱出マジックのパイオニアは

これまで初代の引田天功師というのがマジック界の定説であった。

私もそう思っていたのだが、昨日、ヒョンな事から、ひょっとするとその定説が覆るかもしれない事実が出て来たのである。

1991年1月31日(木)深夜(というよりも2月1日といった方が日付的には正しいが)に日本テレビで放送された「バカヤローは愛の言葉!」という泉谷しげると吉田建がMCをしている番組があった。それにゲストとして登場した当時の聖忍(ジミー忍)師の紹介VTRの中に「1967年大阪扇町プールで手錠を掛けられ、麻袋(?)に入れられた状態からの水中脱出」の写真映像が写っていたのである。

テレビのナレーションをそのまま忠実に再現すると「まずは1967年大阪の扇町プールで事件は起きます。なんと手錠を掛けたままの男が水中からの脱出に成功したのです。この男こそ、そう当時の聖忍。このあまりにも危険なマジックは、その後の引田天功に多大な影響を与えたのです。・・・」と言っていた。この1967年という年が問題なんである。

何故なら、初代引田天功が手錠を掛けて海中から脱出するのは1年後の1968年のことだからだ。

1968年7月18日に三浦海岸デートビーチにおいて引田天功が行った海中大脱出の模様を、日本テレビの「紅白なんでも合戦」という番組で「引田天功、決死の海中大脱出」という特番が放送されたのである。

(放送日はハッキリしないが、日本テレビの木曜日の19:30〜20:00の番組で、この前の19:00〜19:30まで放送された青島幸男の意地悪ばあさんのタイトルは「ノイローゼの巻」というところまでは判っている)(これは1996年に日本テレビで放送された「驚きもものき20世紀 引田天功・魔術師の虚と実」という番組の中に写し出された新聞のテレビ欄をストップモーションにして調べたもの)

早速、ジミー忍師の未亡人(マコママ)に電話して確認したところ、1967年の大阪の扇町プールの脱出の前に、中の島公園でやった水中脱出があるのだと言う。その演技を見て、扇町プールでやらないか?ということになったのだそうだ。その時の新聞の切り抜きが何処かにしまってある筈だから探してみる。とのこと。

今まで、日本に於ける「脱出マジックのパイオニア」は初代引田天功師で、それを弟弟子のジミー忍師が後を追い掛けて行ったのだと思っていたのだが、どうやら事実は逆のようなのである。

若いジミー師(1943年生)が先行していたのを、兄弟子の天功師(1934年生)が実を取ったというのが本当らしい。

そういえば、確かにジミー師は研究熱心で書籍やビデオも沢山持っていたが、天功師がマジックの研究をしていたという話はあまり聞かない。

ジミー師は、ファィアー・シンブルなどのオリジナルなマジックを沢山世に送り出しているし、宝石出しや動物出しなどのオリジナルマジックでも他のマジシャン達に多大な影響を与えていたからなぁ。

そうなると日本の脱出マジックのパイオニアはジミー忍師ということになる。

マコママから資料が送られて来たらもっと詳しく調べてみることにしよう。

調べものというのは実に面白いものだ!


■2009-07-04-Saturday 本棚が

注文していた本棚が届いた。

我が社の6階の1室にマジック資料館を作ってもうかれこれ丸2年になる。当初は特注の本棚2台を注文して5000冊の本を収めたのだが、この2年の間に本が約800冊ほども増えてしまい。どうにも2台の本棚では収まりがつかなくなって横積み状態になってしまったので、今回は全く同じ棚をもう1台造ってもらうことにした。

妻は「ニトリ家具屋で安い本棚を買えば!」と言うのだが、既製品ではどうにもバランスが悪くなるから妻に内緒で大枚叩いて製作してもらったのだ。妻には事後承諾してもらうしかなのだが怖いなぁ〜。

早速、昨日から整理を始めたのだが、どこから手を着けたら良いのか、さっぱりアイデアが浮かんでこないので、とりあえず今までの延長線上で並べ替え始めたのだが、並べている内に気に喰わなくなって又最初からやり直している。

どうやら根本的に全体構想を練り直して、3つの本棚全部を並べ替える必要がありそうだ。

スペース的には少し余裕が出来たから、項目別(専門書・レクチャーノート・科学マジック・数学マジック・超能力・魔術・小説など)に分けてみようかとも考えている。でもそうすると作者別やシリーズ別の分け方がゴッチャになるので、これまたスッキリしない。どの道、今週中のものにはなりそうもないから、ゆっくり土日に考えてから、来週やることにしよう。

こうゆう作業は実に楽しい!


■2009-07-05-Sunday ゴルフ&落語

午前中にゴルフ、夜は落語!

朝の7時から十勝カントリークラブにおいて帯広柏葉高校同窓会のゴルフコンペが開催された。毎年、順送りに幹事を務める仕組みになっており、去年は私達の卒業期柏葉26期が幹事を務めたのである。

今年は去年よりも参加者が減った。一昨年をピークにこのところ2年続きで参加者が減っているがそれでも約90名が参加する大きなコンペだ。

私達26期も8名2組参加の予定であったが、2名がドタキャンで結局6名の参加であった。このコンペはダブルぺリア方式(ハーフ9ホール中の6ホールに隠しホールを設定して、その6ホールずつ計12ホールのスコアでハンディキャップを算定する)なので、その日の運、不運がハンディに反映して出てくるのだ。この日の私はバーディを取ったホールが算定され、トリプルを叩いたホールが外れるなどして、まったく逆にダブルペリアがはたらいてしまい結局中途半端な16位に終わり、飛び賞も当たらずガッカリのゴルフであった。しかし、天気も良くて風も無く、最高のゴルフ日和。同級生たちと和気あいあいの楽しいゴルフであった。

夜には六花亭で「柳家小三治の落語独演会」が催されるので妻と2人で出掛けた。普段、お菓子を購入するとポイントカードにポイントが溜まる仕組みになっており、このポイント交換でチケットに替えておいたのである。ポイントでなくても1人3000円払えば購入することも出来る。200人限定のイベントなのでアッと言う間にチケットが売り切れたそうだ。

独演会と言っても、落語を演るのは小三治だけではない。まず弟子が1人演じてから小三治(禁酒番屋)が演り、また別の弟子が演じてから小三治(粗忽長屋)が演るのである。

小三治は落語本番前の「まくら」が長いことで有名であるが、この日も最初は、自分の子供の話とスキー旅行の話で30分以上もまくらをヤッタ。おまけに禁酒番屋の本番では(オシッコ?)途中退席してしまったのである。

後半のまくらもフランク永井の話と歌が30分であった。

こういったまくらを長く演れるのは独演会ならではなのであるが、少々長過ぎるように感じた。結局、終演時間を大幅に超過して終了した。

私は落語が大好きで、特に古今亭志ん朝のテンポの良いしゃべりが大好きである。最近の談志や小三治はまくらが長過ぎてダレル。しかも落語に繋げるまくらならまだ良いが、講演会を聞きに来ている訳じゃぁなし、落語の会なのだからもう少し構成を考えた方が良いと感じた。

お腹が空いたが、22時をまわっていたし日曜日ということもあって店がやっていない。我が社のテナントの「いろはにほへと」に入って一杯飲んで、気温が温かいから歩いて帰った。

充実した1日であった。


■2009-07-06-Monday 今日の出来事

今日は真夏日!

30℃を越える暑さである。この暑さの中、本棚の整理を汗だくになりながらおこなった。

根本的に並べ方を一から考え直してみた。本棚の高さを変えるのにも横着しないで本を全部一旦出さないとならないし、上の方の棚には踏み台に乗らなければ届かない。結構大変な作業であった。

本の入れ替えをしている内に、同じ本が2冊ずつあるのが3種類も見つかった。さすがに約6000冊もあると、買った本なのかどうかは全て覚えていられないものである。まぁ、ネットで販売することにするさ。

帰宅して、愛犬のバニーを散歩に連れ出したが、最近バニーは我儘になった。一人っ子は○○安いというが・・・。

餌も一度に全部を食べないのである。具合が悪くて食べられないのかと思ったら、そうではないようなのだ。サニーがいた時には急いで食べなければサニーが食べようとするから、サニーに食べられない様にと競って早くに食べていたのに、競う相手がいないから、ユックリと食べるようになったのだろう。

普段の餌以外のモノならすぐに食べるのに・・・。贅沢になったのかなぁ〜?


■2009-07-07-Tuesday 説明責任

北海道新聞の夕刊に、

作家の町田康が「責任のへらへら」という題名で面白いコラムを書いていた。

私も町田氏とまったく同感だったので、同じ様なことを思っている人がいるのだなぁと嬉しくなったので紹介する。

曰く「説明責任」というのは「説明」とは別物である。『「説明」は事実を述べれば済むが、「説明責任」となると、世間の興味・関心に沿い、その上で世間が納得し、気に入って満足する説明が出てくるまでずっと責任を取り続けなければならないというところが恐ろしい。この場合何が恐ろしいかと言うと、説明をしていない、といって怒られるのではなく、説明する責任を果たしていないといって怒られるのが恐ろしい。』と書いている。まさしく最近のテレビ局などの政治家に対する追及はこの説明責任という奴で、たとえ正直に説明しても、それでは世間が納得しないという風潮に感じられるのだ。

私もなんだかとても嫌〜な感じを持っていたのでフムフムと同調した。

最近は他人に対してやたらと厳しい人が増えているのではないだろうか?逆にその分、自分(若しくは身内)に対しては優しい人が増えているように感じる。

パチンコ屋の放火殺人事件もそうだが、死にたければ勝手に自分一人で誰にも迷惑掛けずにひっそりと死ねばよいのだ。自分では死ぬことも出来ずに、誰でも良いから他人を殺したかったなどとフザケタこと言う。

一体世の中はどんなになっているのだ。道を歩いていても刺されるかもしれない。電車を待っていたら突き落とされるかもしれない。ネットカフェで休んでいたり、パチンコしてたら焼け死ぬかもしれない。これでは恐ろしくて出歩けないではないか。

こんな世の中にした政治家ドモに説明責任を果たしてもらわなければなるまい。


■2009-07-08-Wednesday マジック教室

今日から新しい講座が始まった。

地元の十勝毎日新聞社が主催する「かちまいアカデミー」という趣味の講座で私が指導する7〜9月分講座「わくわく小品マジック教室」が今日から始まった。

前回の4〜6月分講座の「かんたんトランプマジック教室」の受講生数は14名であったが、今回の受講生数も14名。その内まったく新しい受講生が3名が入った。11名がトランプマジック教室からの継続である。

当初は、初級トランプ教室にしようかとも考えたのだが、小道具を使ったマジックを教えて欲しいというリクエストにお答えして、小品マジック教室にしたのである。

教えようと思っているのは、サムチップ・カメレオンハンカチ・シルクマジックなどの小道具を使ったもので、デパートにあるマジックショップで道具を購入する時に付いてくる、いわゆる解説書に載っているような使い方とは違った使用方法を指導しようと考えているのである。

サムチップの使い方だけでも20週類ほどのパターンを指導するつもりだ。だが、テキストがなかなか受講生用に用意できないのが悩みの種なのだ。これも、受講生の人から「忘れてしまうからテキストを作って欲しい」と頼まれてしまった。

頼まれたからには用意せざるを得まい。結構難しい注文である。

でもマジックをやっている時は実に楽しい時間だ。やはり、私は根っからマジックが大好きな様である。


■2009-07-09-Thursday とかち寄席

駒澤大学の十勝支部が設立10周年!

を今年迎える。

この10周年を記念して、なにか記念事業を行おうということになった。もともとこの周年事業の為に積資金を積み立てていたのである。

駒澤大学同窓会では、駒澤大学出身の芸能人や野球選手などを支部の総会などには1名は無料(旅費・宿泊費・ギャランティを大学側が負担)で手配してくれるのだ。だからもう1名分の経費負担で寄席風な催しが出来るのではないかということになった。

今回は10周年記念ということもあるから、落語家を2名招聘して2席ずつ落語を演ってもらって「駒大とかち寄席」という名称で寄席を行って駒澤大学のPRをしようという企画なのである。

昨日までの時点で三遊亭貴楽と三遊亭王楽の2名の予約を完了した。この外にも駒澤大学卒業の落語家が桂竹丸など3名ほどいるのであるが、この両名は共に三遊亭円楽の一門で王楽のお父さんは笑点に出演している三遊亭好楽なの宣伝し易いかなと考えたし、同門の方がやり易いだろうと思ったのだ。

日時は9月13日(土)、会場は帯広市内のとかち館で16:00〜を予定している。入場料は300円でワンドリンク付きでやろうと思っている。無料でやることも検討したのだが、券を発行せずに入場無料にしてしまうと、当日どれだけの人が入るか判らなくなってしまうし、整理券を出しても無料なら捨てられてしまう可能性がある。ある程度の入場者数を事前に把握する為には300円程度のお金は頂こうということになったのだ。

大学の同窓会がこのようなイベントを行うことは珍しいと思う。これを機会に駒澤大学の認知度が上がってくれれば幸いである。


■2009-07-10-Friday 行政というのは

今日、とても不愉快なことがあった。

帯広市の隣町音更町に母が土地を所有している。今、この土地の横を通る道路に架かる橋を建設中なのであるが、その橋の建設に伴う道路の拡幅工事の事で、母の自宅に測量会社の若い社員が訪ねてきたのである。

母が「私では判らないから、息子に全部任せてあるので息子の会社の方に行って説明して欲しい」と言ったので、会社に訪ねてきたのだ。

母から会社に「今から会社に測量会社の人が行くから話を聞いて欲しい」という電話が事前に入ったし、自宅にも測量の為に現地に入らせて欲しい旨の葉書が届いていたので、その許可を得る為の来訪だなと思っていた。

案の定、測量の為に敷地内に立ち入る許可を求めてのものだったが、内容を詳しく聞いている内に、段々と腹が立ってきたのだ。

その測量会社の若い社員曰く「道路を新しく造る為に、お宅の土地の形状はこうなる予定です」といって図面を見せたのだが、母の四角な土地の8割近くが収用され、しかも残りの2割は変形した歪な形になり、まるで使い物にならない形状の土地になる計画になっているのである。

それを今日初めて見た私は「これは、どういうことですか?」と質問したら「事前説明会が去年から何度か開催されて説明されているはずですが・・・」と言うのである。

確かに、音更町から「道路拡幅の説明会を開催するから○月○日の○時に宝来会館に集合せよ」という文書が届いてはいた。

しかし、その日時は事前に私がスケジュール調整を受けたものではないから一方的に説明会をやるから出席せよと言われてもスケジュールが合わなければどだい無理な話だろう。

しかも、土地の収用が他の人たちの割合とは明らかに大幅に違う我が家に対して、説明するから全体会議に出て来いというのは如何なものだろうか?

担当者が、事前に、我が家に来て個人的にお願いすべきことなのではないだろうか?それが社会的な常識だと思うのだが、どうやら音更町役場ではそうではないらしい。

40年以上も持ち続けて、ようやく目の前の道路に橋が架かるから、これで少しは良くなるかもねと期待していたのに・・・。

収用したいなら、まずは個別に了承を得て然るべきだし、道路用地として直線で2〜3mほど削らせて欲しいというのと、変形に斜めに道路をつける為に、8割収用して、歪な使い物にならない土地を2割残されてもこちらは困るだけである。将来、自分でも使えず、売り物にもならない歪な形状の土地にされて、固定資産税だけは払い続けろよということなのか?

全部を買い取るというなら話はまだ判らないでもないが、こんなバカな話に「ハイそうですか!どうぞ、測量なさって下さい」などと言う奴は居ないだろう。

私も「音更町役場の担当役人にキチンと手順を踏んでから測量の許可をもらいに来るように言いなさい。今日は判子は押さんぞ」と追い返した。若い測量屋さんはさぞ困ったことだろうが、私も音更町役場のこのやり方には立腹した。まことに非常識な行いであると思う。

個人が所有する土地を行政の都合によって収用するなら、それなりの手順と礼儀というものがあるだろう。

私は物分りの悪い人間ではないつもりだが、このやり方は失礼千万である。誠に腹立たしい出来事であった。


■2009-07-11-Saturday 葬式の・・・

最近は葬儀の形式がだいぶ変わってきたようだ。

つい先週も知人の父親の葬儀が旧来の仏教やキリスト教などの宗教的な葬儀ではなく、いわゆる「偲ぶ会」形式で執り行われた。

葬儀場を借りるのだが、お坊さんや牧師さんなどは呼ばずに、故人が生前好きだった音楽などを会場に流して、弔問客は一人ずつ献花をしていくのである。香典・供花・供物などはお断りして、弔問の記帳をするだけという形式も多いようだ。この知人の葬儀の際も前日の十勝毎日新聞の死亡広告に、香典等は固く遠慮する旨を載せていた。

この種の葬儀の形式にはまだ慣れていないから戸惑うことが多い。記帳だけして帰るというのもなんだか気が引けてしまうしなぁ。

新手の詐欺で、この香典を受け取らない新方式の葬儀を利用して、細かく香典を集めて歩く輩がいるそうな。誰も香典の領収証を見せろとは言わないことを悪用しているのだ。まったく罰当たりな不届きモノである。

ところで、葬儀の際に、香典を受け取ったと同時に香典返しを配ったり、領収証を発行したりするのは北海道特有の習慣らしい。本州方面ではどうやら違う方式のようなのだ。

私は北海道方式の方が面倒臭くなくて良いと思うのだが・・・。

妻は「私が死んだら、お墓には入れないでね。私は閉所恐怖症だから、灰をタヒチなどの南国のキレイな海に撒いてね。」などとノタマッている。私は「そうしてもらいたかったら、俺より先には死なないことだ。俺は葬式もするし、墓にも入れるぞ。」と言っているのだ。

果たして妻と私のどちらが先に死ぬのだろうか?


■2009-07-12-Sunday 札幌での会議

駒澤大学同窓会北海道ブロックの

会議が11日(土)に札幌パークホテルで開催され、私は十勝支部副会長として会長の名代で出席してきた。

駒澤大学が資産運用のミスで157億円もの損失を出したことはまだ記憶に新しいが、その影響なのか、はたまた少子化の影響なのか、それとも不況のせいなのかは判然としないが、今年の北海道駒澤大学苫小牧校の入学者数が少ないというので、駒大のPRも兼ねて、大学に元気を出してもらおうと、中畑清(元巨人)・太田誠(元駒大野球部監督)・広瀬哲朗(元日ハム)・香田誉士史(元駒大苫小牧高野球部監督)等を招聘して北海道内8つの駒大同窓会支部が合同でイベントをやろうというのである。

駒澤大学は曹洞宗の系列であるから、同窓会もお坊さんが幅を利かせている。道内8つの同窓会も6つの支部の会長がお坊さんだ。一般人(?)が会長なのは札幌と十勝の2箇所だけである。

どうやらお坊さんたちの感覚は、我々一般人とは異なるようで、宗門の寺の力関係で話が進んでしまうようだ。

同窓会の体制もあまりシッカリしているとは言い難い。5月23日にこの北海道ブロック大会の準備の為の支部会長会議が同じ札幌パークホテルで開催されたのだが、十勝支部会長には直接連絡が来なかったので十勝支部は欠席したのである。

前職の事務局長宛てにしか案内文書が送られてこなかったのだが、前職だし、本人は「会長にも同様の文書が届いているだろう」と判断して、会長には連絡しなかったのである。会長が知らないのだから出席できるわけがない。これは当然のことだと思う。

この会議では各支部から10万円ずつの寄付をするということが決定したという文書が一方的に届いたのである。私は会議上でこのことに対して苦言を呈したが、次回からは会長宛てに案内分を発送しますの一言でアッサリと片付けられてしまった。

十勝支部は名簿上では210名の卒業生がいることになっているが、同窓会に会費を納入している人は70名弱である。年会費2000円で70名だから年間14万円の会費収入しかないのに10万円を出せというのだ。

イベントの日時は7月25日(土)、会場は札幌のパークホテルである。十勝支部からも大勢の出席を求められているが、すすんでJRで往復5時間の時間と旅費をかけて、さらに8000円の会費を払おうという人は少ないのが現状だ。

11日の会議に出席する前に聞いた話では、各支部に5万円ずつの助成を同窓会本部からするということだったので、十勝支部では出席する人6人分の交通費に使えるねと話していたのだが、この会議の席で、5万円はこの大会に使うというのである。オイオイそれは話が違うだろう。

この大会の為に十勝支部の1年間の会費収入が全額消えてしまうことになる。

さらに、お坊さんたちには別個に奉加帳が回っていて、寺院単位で寄付金を集めたというのである。

すでにイベントの準備は完了しているし、1回目の会議に十勝支部からは出席していないし、今回、私は名代で出席しているから、今更反対することも出来ない。

この種のイベントをやったところで、大学の受験生が増えるとは思われないのだが・・・。

ウ〜ム、これは困ったものだなぁ〜。


■2009-07-13-Monday 都議選

東京都議選で自民党が惨敗した。

民主党に第一党を奪われ、与党として自民・公明両党でも過半数を確保出来なかった。予想していたこととはいえ、自民党に吹く逆風はかなり強い。前回の衆院選では東京都では民主党が惨敗していたのだから、すごい変わりようだ。

投票率も都議選にしてはかなり高かったようだ。どうやら国民は政権交代を望んでいるようである。

それでも、感心したというか驚いたのは公明党だ。立てた候補者23人全員を当選させた。見事なまでの票割りである。事前に創価学会員の住所を上手に移動させて完璧な票割りを行ったのだろうと推測する。これが許されるところが、日本の政治のご都合主義である。確か以前、公明党が野党だったころは自民党が公明党のこのやり方を批判していたはずではなかったか?

幸福の科学の幸福実現党は議席を確保出来なかったようだが、いずれにしろ宗教が露骨に政治に絡んでくるのは好ましいとは思えない。

さて、これで麻生首相はどう出るだろうか?自民党内からも反逆されて完全なレームダック(死に体)になってしまった。それにしても、ここ最近のサミットは全部、日本の首相が交代している。なんだか、首相の最後の花道みたいな感じであるが、これは他国にしたら国際政治を馬鹿にした行為に映るのではないだろうか?

これからの地球全体の問題を話し合うのに、サミットが終了したら辞める総理大臣が出席しても、発言力も無いだろうし・・・。

ここでも日本の政治の貧困さを世界にアピールしているだけのような気がする。

ここに来て、宮崎県の東国原知事の評判が下がっているようだ。やはり県知事を踏み台にして(しかも一期目の任期途中で)国政に出ようというのは問題がある。さすがに国民もそこまでバカではなかったということか。

これから、総選挙までの間に、自民党が民主党のアラ探しをやるだろうなぁ。それも、あらゆる手段を使って。これ以上程度の低い政治家の姿を世間には晒さないでもらいたいと思うしだいである。


■2009-07-14-Tuesday 駒大同窓会十勝支部

13日に駒澤大学の

同窓会十勝支部の平成21年度の総会が開催された。

議事のひとつに役員改選があり、私が第二代目の会長に就任することになった。

今年は十勝支部の設立10周年ということもあって、これまで10年間に亘って会長を務められた宇佐美会長がこれを機会に退任される意向を表明されたので、副会長の中から新しい会長をということになったのだが、思い切り若返ろうということで副会長の中で一番若い私が、就任することになったのだ。

「長」と名の付くものは自分の会社だけしか就任しない方針であったのだが、去年あたりから、そうも言っていられなくなり、いくつかの組織の長に就任するはめになったのだ。私もついにそういう歳になったということだろう、自分ではいつまでも若いつもりでいたのだが・・・。

なったからには、楽しい会の運営に努めたいと思う。

駒澤大学のキャンパスは世田谷区にあり、都心に近い絶好の立地だ。しかも隣が広大な駒沢公園であるから環境も抜群だし地下鉄も通っている。なのに大学は少子化の影響からか学生数が減っており、運営がおもわしくないようである。自分の出た大学が無くならないように、これからはあらゆる機会に駒澤大学のPRをして、学生の募集にも力を発揮しなければならないのだろうなぁ。


■2009-07-15-Wednesday BAKALABO

十勝場所と環境ラボラトリー

通称バカラボは2006年12月末日に惜しまれながら解散した。

このバカラボは1996年から10年間に亘って9つのプロジェクトを展開してきたが、その内の一つ「国際環境大学公開講座」で毎月、著名な大学教授や作家やクリエーターの方を招聘して、のべ80名の講師に来てもらった。

そして、その講師の方々に「十勝ファン」になってもらえるように仕向けた戦略を展開したのだ。

その中のお一人、早稲田大学の石山修武教授が14日に帯広入りされ、夕食を共にさせてもらった。

石山教授は世界的に著名な建築家でもあり、バカラボでも一緒に「場所環境住宅プロジェクト」(化石燃料を使わずに生活できる住宅の開発)の指導をしていただいたのである。

今回の石山教授の十勝訪問目的は、隣町の音更町に16日に除幕式を向かえる「水の神殿」というモニュメントのデザインを石山教授が手掛けたことによる。

こうした方々が、何がしかの縁で十勝で仕事をしてくれるのはなによりも嬉しいことだが、私のことを覚えていてくれて、しかも食事に誘って頂けるのはとても光栄なことである。

バカラボをやっていて本当に良かったと思っている。現在は現場を持たない私だが、こういった方々と一緒に居ると何だか身体の中にエネルギーが溢れてくるような感覚になる。

とても楽しい一時であった。


■2009-07-16-Thursday 自民党よ!

自民党はいよいよ末期的症状を呈してきた。

ここ2,3日の動きは、国民から見たら何をバカなことをやっているんだろうとしか思われない様な程度の低い争いである。

そんなことにも気が付かないから、政治家は国民から馬鹿にされるのである。

12日の東京都議選の大惨敗があったものの、麻生首相周辺の動きはこの事態を予測していたのだろう、かなり迅速な対応だった。7月21日に解散し、8月30日に投票することで自民党内のおおかたの了承を得てしまったからだ。

14日に野党から提出された不信任案は衆院で自民・公明両党の多数で否決された。ということは、つまり自民党も公明党も麻生首相を信任したということになる訳だ。

あぁ〜それなのに、それなのに、自民党の中川秀直・武部勤両元幹事長などの次の選挙で当選が危ういと言われている大物(?)議員たちが、麻生首相では総選挙は戦えないと言い出して、両院議員総会の開催を求めて自民党議員達に署名を求めているというのである。

両院議員総会の開催には自民党議員の128名の署名が必要だが133名にも達したということだ。同じく選挙が危ないと言われている与謝野財務大臣が15日に首相官邸に石破農水大臣と共に訪れ、退陣を促したというニュースも流れた。先の東京都議選の結果を見れば、東京都選出の与謝野氏が青くなるのもうなずける話だが、みっともない。

共に前回の総裁選挙を戦ったライバルだからといっても、2人とも現在は内閣の一員なのだから、ここは麻生首相を支えねばならない立場だろう。

どうも、筋が通っていないように感じるのだ。たとえ沈むタイタニック号であっても、泥舟であっても、船長や船員の任務は乗客の安全確保であろう。それなのに幹部の船員が我先にと麻生丸という船から逃げ出そうとしているようだ。こんな人達に国政を任せておけるのだろうか?

国会議員の質の低さはすでに露呈しているが、こんな醜態を晒しているようでは自民党に明日はない。

もういい加減にしろ!


■2009-07-17-Friday 東国原知事

東国原宮崎県知事が

衆院選への出馬を断念したとのニュースが流れた。

当初、東国原知事が「私を自民党総裁候補として担ぐ意志があるなら出馬しても良い」と言った時には、自分を高く売り込む、なかなかにしたたかで上手い戦術だなぁ〜と感心したのだが、予想以上の反発が、宮崎県民からも、また国民全体からも、そして自民党側からも出てきたし、自民党の凋落がこれまた当初よりも激しくて、自民党から出ても全くメリットがないと踏んだのだろう。

東国原からも見離されるようでは、こりゃ〜いよいよ自民党も終わりだなぁ〜。

どだい、まだ1期も知事を務めた事のない、しかも政治的には大した実績も無い人間が、セールスマンとしての勢いだけで日本の首相候補になるのかと思ったが、さすがにそれは回避されたようだ。

日本国民もさすがにそこまで馬鹿ではなかったか。

政治家がタレント化しているのか、タレントが政治家になりたがるのか分からないが、選挙にはもっとましな選択肢がないのかと思う。

20歳で選挙権を得てから今まで全ての選挙に投票に行った私がそう感じるのだから、投票率が下がるのも仕方ないと思う。

あれッ、これはひょっとして投票率を思い切り下げさせる自民党の作戦だったりして・・・。


■2009-07-18-Saturday 全英オープン

ゴルフの全英オープンで

石川遼が予選落ちした。それにしてもイギリスのリンクスといわれるコースは難しそうだ。風景を見ると高い木が一本も植えられてはいない。ラフは膝まである葦みたいな草で、ここに打ち込んだらボールを探し出すことも困難である。たとえ見つけられても打ち出すことも難しいだろう。海沿いのコースだから風が強いし、気温も低そうだ。

昨日も夜中の1時過ぎまでテレビ観戦したが、石川遼と一緒に回っているタイガー・ウッズの調子が悪いので、引っ張られなければ良いがと案じながら観ていたが・・・。

バックナインに入った直後の10番のプレーを観て、こりゃぁ〜もうダメだなと感じたので寝ることにしたのだ。

前半のOUT9ホールは1オーバーとまずまずのラウンドであったが、石川にとって不幸だったのは、天気の悪さとタイガーの不機嫌さであったことだろう。

2日目の早い時間帯にスタートした人は風と寒さに悩まされ、中間の時間帯にスタートした人は概ね良好な天候状態、現地時間14:20の遅い時間にスタートした石川やタイガーたちには、雨が降ったり風が強まったり、気温が下がったりと天候を味方には出来なかった。元々ゴルフというのは不公平なスポーツなのであるから仕方がないのであるが・・・。

もう一つ石川遼にとって不幸だったのは同組で回ったタイガーの不調である。

一緒に回っている人が不調で不機嫌になってくると、他のプレーヤーは非常にやりにくくなってしまうのだ。

タイガーの不機嫌さの第一の原因は自分自身のプレーに対する苛立ちであろうが、恐らく、遼くんに付いて回っている日本からのギャラリーやマスコミのマナーの悪さが少なからず影響を与えているようにも感じられた。

遼くんに付いて回っている元テニスプレーヤーの松岡修造や、ゴルファーの青木功や羽川豊のコメントがどの程度プレーヤーから離れた場所でしゃべっているのかは画面からは判らないが、ず〜っと遼くんに付いて回るというのは如何なものだろうか?

遼くんもやりにくいだろうし、同伴競技者もやりにくいだろう。いくら小声でコメントしてもヒソヒソ声というのは意外と気になるものだし、世界的な人気者のタイガー・ウッズに対してだって、18ホール全部に3人もピッタリくっ付いて解説して回るなんてことはないだろうと思うのだが・・・。

前半はまぁまぁのプレーだった遼くんだったが、つまずきは10番のティショットでタイガーが右の深いラフに入れてロストボールにしたことだ。タイガーのマーカー役である遼くんが球の確認などでタイガーのボールを気にしなければならなかったからだ。

遼くんのティショットのボールも右のファーストカットのセミラフにあったが、タイガーのボール探しに掛かった5分間以上の中断時間によってすっかりリズムが狂ってしまったようだ。

遼くんの2打目は、絶対に入れてはいけないドーナツ型のバンカーの真ん中にある膝よりも深いラフの中に入れてしまった。ここからは打てないから、アンプレアブルを宣言して1打罰で後方にドロップして4打目でグリーンオン、ボギーパットが入らずにダブルボギーを叩いてしまった。タイガーもこのホールは同じくダブルボギーであった。

この時点で、時計は1時を過ぎたので、このまま崩れて行くのを観るのは嫌だなぁ〜と思って寝ることにしたのだ。

案の定、あの後、遼くんはズルズルとボギーを連発してこの日は8オーバー、通算6オーバーで予選落ちしたとのことであった。

日本人は期待を掛け過ぎて、逆につぶしてしまっているのではないのか?もっと楽にプレーさせてあげれば良いのに・・・。

ノーマークの久保谷選手が初日に5アンダーで首位に立ち、2日目も堅実なプレーで通算3アンダーで好位置にいる。

今度はマスコミが久保谷選手に変なプレッシャーを掛けなければよいのだが・・・。


■2009-07-19-Sunday 雨の中の

今日19日は帯広JCの

じゃがいもの第3回目のゴルフコンペであった。昨日から降り続いている大雨と最高気温16℃という寒さに、今日は、さすがにゴルフ場はクローズで中止かな?と思ってゴルフ場に電話してみたら、クローズはしないとのこと。去年までの私だったら、雨の日にゴルフなんぞやりたくないとキャンセルしていたところだが、今年は「じゃがいも」の会長というてまえキャンセルするわけにもいかずにしぶしぶ出掛けた。

ゴルフ場に到着したら、さすがに年寄り連中からは皆キャンセルの電話が入っていて、参加人数はいつもの半分以下の20名であった。

ここまで来たらプレーするしかない。合羽を着込んでスタートした。濡れるのが嫌なので、パットの練習もしないし、スタート前の素振りも2回振っただけ、腰が回るはずもないから、ボールはフェードどころかスライスボールしかでない。

地面は昨日から降り続いている大雨でビチャビチャで、今日のコースの旧名十勝川カントリークラブ(現:十勝CC)のように、コース上に自然のクリーク(川)まで出来ている。

ボールが雨粒に打たれて下へ下へと落ちるからなのか、空気が重いからなのかキャリーだけでランは全く無いから、ボールの飛ばないこと、飛ばないこと。

1番ホールはショートしてダボ、2番ホールはいつもよりも2番手クラブを上げて打ったが、今度はオーバーしてトリプル。散々な内容であった。結局、雨はプレー中ずっと降り続けて傘を差しながらのプレーであった。

スコアは45・41の86打。ネット77.3だからこりゃぁダメだなと思って上がってみたら、皆、酷いスコアで、私は予期しない1位になってしまった。

優勝者は次回からはハンディが2割カット、準優勝者は1割カット、しかもアンダースコアになれば次回からアンダー分のハンディがカットになるから、年間優勝を取るには、アンダースコアを出さずに1位になるのが一番なのだ。これで第1回目の時の1位と今回の1位でポイントはかなり上位に来ただろう。

前回第2回目のコンペの様に、13人もがアンダースコアで上がると、ポイント(ポイントが付くのは6位入賞まで)が1点も付かないのにハンディだけ上がる人が大勢出ることになるのだ。

だから今回は実に上手くいったのである。しかも10数年振りにじゃがいもでドラコン賞(ドライビング・コンテストの略でコンテストを行うホールで一番飛ばした人の賞)まで獲得した。普段ならドラコンは若い人には敵わないが、今日のような悪天候の時にはチャンスがくるものなのだなぁ〜。

雨の日のゴルフにも良いことがあるのだなぁ〜。


■2009-07-20-Monday T・ワトソン

ゴルフ全英オープンで

59歳のトム・ワトソンが実に惜しい優勝を逃した。

4日間ともトップの位置をキープしながらの淡々としたプレーは本当に素晴らしいの一言だ。結局優勝は予想していなかったアメリカのスチュアート・シンクがワトソンと同じ2アンダーで上がり、プレーオフでワトソンに勝った。

今年のコース、ターンベリーはテレビで見ていても難しいコースである。風は強いし、ラフは膝の高さまである。何よりグリーンが難しそうだった。何せ、世界の超一流の選手達がピンにピタリと寄せられないのだから、相当固くて、速くて、アンジュレーションが強くて、芝目がキツイのだろう。パットにも皆が苦労していた。

しかし、ワトソンは実に惜しかった。最終日も後半の16・17番ホールはここしか落としどころがないという所にボールを運ぶベテランの技を見せて最終18番ホールまで1打差でリードしていたのに、最後の最後で2メートルのパーパットを打ち切れなくてボギーを叩いてしまっただけに悔やまれる。

さすがに、59歳でこの4日間トップ争いを続けてきたからか、プレーオフの体力は残っていなかった様だ。残念だ。

去年のグレッグ・ノーマンといい今年のワトソンといい、ベテランが頑張っている。ゴルフは歳を取ってもプレーできるスポーツであるから、私にも張り合いが出てくる。

妻が今年の全英オープンを見て「世界のトッププレーヤーだって思った通りの場所に打てないのだから、私が思った通りに打てなくても当たり前よね。私もゴルフまたやってみようかな?」と言い出した。

2年前にゴルフをやると言い出したので、ゴルフクラブを買ってやったのだが、何回か練習場に一緒に行ったら、「思った通りに打てないから止〜めた!」と言って物置にクラブをしまってしまったのだが・・・。

早速、今日の昼に練習場に連れて行けというのでまたクラブを引っ張り出したのだ。

ゴルフまで妻と一緒になったら息抜きをする暇がなくなるではないか。おもわぬところで、全英オープンの変な影響が出たものである。


■2009-07-21-Tuesday 読売新聞「風向計」

読売新聞北海道版7月19日(金)「風向計」掲載

「地元」発見から地域振興

「こんなに素敵な場所で生活しているんだぞ。どうだ!うらやましいだろう?」自分の暮らす地域を他人に自慢したい。でも、その方法が分からない。そんな人たちが多いのではないだろうか?

そもそも、自分の暮らしている地域に自慢できる場所なんてあるのだろうか?と思っている人も多いことだろう。

そんな人は感動する心の余裕を失っている人ではないだろうか。生まれた時からずっと見慣れている風景が「あたりまえ」になってしまい、その素晴らしさに気付かないのだ。かくいう私も10数年前までは気付かなかった一人であった。

「十勝場所と環境ラボラトリー」という組織で、十勝を地球環境のモデル地域にしようと9つのプロジェクトを同時に展開した。そのプロジェクトの1つ「国際環境大学公開講座」を、毎月1回延べ80人の著名な学者や作家を招いて開催した際に、彼らを「十勝ファン」にしてしまおうという戦略をたてた。十勝が大好きになってくれれば、自費でまた来ようと思ってくれるかもしれない、情報発信力のある人たちばかりだから色々な所で十勝の宣伝をしてくれるかもしれない、などと勝手に都合の良いことを考えたのである。

とはいえ、私たち自身が十勝のことを「誇り」に思わなければ、その気持ちは伝わらない。だから、色々な場所に行って自ら体験した。すると、知らないことのなんと多いことか。例えば、帯広市の都心部に生まれ育った私は、それまで夜空の素晴らしさを知らなかった。人工の明かりがない場所で寝転んで夜空を眺めると、満月の光のなんと明るいことか、逆に、新月の時には星の数のなんと多いことか。満月なら懐中電灯など必要ないほど明るいし、新月には「天の川」というのも実感できた。なにより流れ星が何個も見えた時には幸福感すらわき起こった。

お金をかけるだけが、もてなしではない。普段の生活では体験できないことが感動を生むのだ。まず自らが感動し、自らがファンにならなければならない。自分が心底素晴らしいと思えないようなことを他人に勧められるわけがない。無いものねだりをするよりも、埋もれている宝物を発見するのだ。

前述した戦略はものの見事に成功した。その後何度も家族や仲間連れで十勝を訪れてくれる講師が多い。帯広中心街に開設した屋台村「北の屋台」の成功も彼らの情報発信効果が大きかったと思っている。

地域振興は地元の発見から始まる。コツコツと地道にやるのが結局は早道なのだろう。


■2009-07-22-Wednesday 衆院解散

衆院が解散した!

ようやくと言ったらよいのか、やっとと言ったらよいのかは判らないが、21日の午後に解散をした。

いつもの風景ながら、解散で万歳というのは奇異に映る。他所の国ではどうなのだろうか?

さしずめ、今回の自民党は万歳ならぬ、お手上げであろう。昨日のニュースで各党の代表者に「今回の解散に命名するとしたら」という質問をして、社民党の福島党首が「麻生降ろし封じ解散」のようなことを言っていたが、私も同感だ。

プライドだけが異常に高い麻生首相が首相の地位に恋々としていて、自らの手で解散することだけを目指したように感じる。

結局のところ、昨年の自民党総裁選挙で、選挙に勝てる総裁ということで選ばれたはずの麻生さんが、首相の地位に留まりたくてズルズルと解散を先延ばしし続けたから、自民党は底無しの泥沼にはまってしまったのではないのか?

閣僚たちも元々長く務めるつもりもないから、適材適所とは言い難い人選であったように思う。そのことも自民党の凋落に拍車をかけたのではないだろうか?

これからの真夏の40日間の暑い中での選挙運動はかなり大変だろうなぁ〜ご苦労さんです。

それにしても、立候補予定者が1240名というのにも驚かされる。そんなに政治家という職業は良いものなのか?

もっと驚いたのが、つい先日、立党したばかりの幸福実現党が自民党や民主党よりも多い候補者を立てることだ。先の東京都議選でも全員落選で、しかもその全員が泡沫候補で1人あたり60万円の供託金を没収されたというのに・・・。

都議選の供託金60万円よりも衆院選の供託金の方が額がはるかに高くて1人300万円である。もし、300名が立候補して全員泡沫(有効投票数÷10以下)で落選したら9億円がパーなのである。新聞やテレビの広告も頻繁に出ているし、よくそれだけの金があるものだ。

この金はどうせ幸福の科学から出ているのだろうから、結局は信者の浄財ということだろう。大川隆法教祖サマは一体何を考えてるのざましょ?

私が投票する北海道11区は、中川昭一と石川ともひろの戦いで注目されている。果たしてどちらが勝つのやら。


■2009-07-23-Thursday 皆既日食

22日に皆既日食が

日本で46年振りに起きた。

鹿児島県のトカラ列島の悪石島(すごい名前だ)では一番長い時間観測出来るということで、ツアー客が大勢押し寄せた。この島には宿泊施設が十分にないから、テント暮らしで受け入れたようだが、ツアー料金が一人40万円だというから半端じゃない!

私なら、観測できるかどうかは、当日の天気次第だし、テントで寝泊りするのに40万円は掛けたくないなぁ〜。

残念な事に悪石島は当日は雨模様であったようだ。お可哀想にとしか言い様がない。

ニュースで皆既日食の様子を放送していたが、素晴らしく神秘的な映像であった。昼間に太陽が完全に隠れて、辺り一面が真っ暗になるのはすごいことだ。正直こんなにすごいとは思わなかった。部分日食とはまるっきり違う状況であった。

日本神話の天の岩戸伝説は間違いなく皆既日食を描いたものだろう。

地球から見た、太陽と月の見かけ上の大きさが同じだという偶然が起こす奇跡である。

日本で次に皆既日食が見られるのは26年後だというが、私はとてもそこまでは生きていない。

ニュースによると、地球上では毎年どこかで皆既日食が見られるのだと言っていたが、機会があったら死ぬまでに一度は体験してみたいものである。


■2009-07-24-Friday 千葉団地殺人

18日に起きた千葉の団地殺人事件で

手配されていた男と連れ去られていた次女が沖縄で逮捕&保護された。

千葉の北の方角に逃走したのではないかと思われていたが、これは偽装工作で、羽田空港から沖縄に飛行機で移動したようである。

ここまで偽装したのに、抜けているのは次女の姉のクレジットカードで飛行機のチケットを購入したという。事前に現金をキャッシングしてからチケットを現金で購入したら判らなかったのに・・・。頭が良いのか悪いのかさっぱり判らない奴だ。

だが、どうにも解せないのは、この次女が何故この男にくっついて行ったのかである。連れ去られた当初は刃物などで脅されていたかもしれないが、飛行機に乗るには刃物は持てないはずではないのか?しかも、この危険物検査のゲートは一人ずつしか通過できないはずだし、更にはこの検査ゲート前には警察官が必ず立っているはずだ。一人で通過してすぐに助けを求めればその時点で助かったのではないのか?この次女の行動は何だかよく判らない。

那覇市内では夫婦のように振舞っていたようだし、一体全体どうなっているのだろう。

テレビのニュースに映っていた男の写真は、いかにも気が弱そうで、とてもこんな事件を起こしそうには見えなかったが・・・。

どうも最近の事件は今までの常識では考えられないことが起こるようだなぁ〜。


■2009-07-25-Saturday 駒大北海道B

駒澤大学同窓会の

北海道ブロック8支部合同による記念大会が25日に札幌のパークホテルで開催された。

16:00に一般も招いて元駒大野球部監督の太田誠さんと元駒大苫小牧高校野球部監督の香田誉士史さんのトークショー、18:00からは懇親会であった。元巨人軍の中畑清さんや元日本ハムの広瀬哲朗さんなどのゲスト、駒大の応援団チアリーダーや駒大苫小牧高校のチアリーディング部。

本校からは田中総長、石井学長、齋藤副学長他の教職員、越後同窓会長など、他地域の同窓会の会長も来て、多彩な顔ぶれでとてもにぎやかな会であった。

昨秋のデリバティブ取引のミスで157億円もの損失を出して、一時は駒大も無くなってしまうのかとも思ったが、何とか新体制で建て直しを図っているようで一安心した。

それにしても、体育会系の上下関係というのは社会人になっても続くのだなぁと感心した。軟弱な同好会系の出身者としてはなかなか理解しにくいところである。

当日、同時刻に同じパークホテル内で若松勉選手の野球殿堂入りのお祝いのパーティが催されていたので、当日のパークホテルは野球関係者が実に多かった。ゲストの面々も途中で抜け出して若松さんをお祝いしてきたようで後半また戻ってきていた。なかなか律儀な人たちである。

駒澤大学は、こういう同窓会組織はなかなかに良い学校だと思う。こんなに卒業してからも頻繁に集まる大学は少ないだろう。卒業生の有名人たちも協力してくれるので同窓会の結束は固い方だと思う。

なんとか、今回の目的の一つである北海道の駒大の入学者を増やす努力をしようと思った。

終了後20:58発の列車に乗って夜中の12時に帯広に戻った。この間列車の中でもずっと酒を飲み続けていたのでさすがに疲れた。

札幌で宴会があるときはホテルに泊まった方がどうやら楽そうだ。


■2009-07-26-Sunday 麻生失言

麻生首相の失言が

止まらない。湿原の底なし沼にはまったかのようである。

昨日、横浜で開催されている青年会議所(JC)のサマーコンファレンスで麻生首相がスピーチしてまたまた失言をやらかした。

麻生首相はJCの会頭経験者だから、後輩たちに気軽に話していてつい気を許したのだろう。せっかく失言を謝って出直したばかりだというのに・・・。

本来、心の中に思っているからこそ、気を許した時につい本音が出てしまうのだろう。困った人だ。やっぱり深く考えていない人なのかなぁ〜。

そんな麻生首相にかわって自民党の総裁候補に挙げられているのが枡添厚生大臣だが、何故、この人に人気があるのか私にはさっぱり判らない。つい2週間ほど前だったかに、年金で10兆円の損失を出したというニュースが流れたことがあった。あまり大きくとりあげるメディアが少なかったようだが、年4%の運用利益を上げなければならないのに10兆円の損失を出したというのだから実質は13〜4兆円の損失ということにはならないのか?

しかも、運用させている天下り法人の理事長は年棒2千万円ももらっているというではないか。この理事長の言い草は「運用は専門家に任せている。その専門家が失敗したのであって、私には責任が無い」と言い切っているというではないか。では一体何の為にこの法人があるというのだ?

これこそ、下請けの会社に運用を丸投げして、天下りの役人に高い給料を払うためだけに存在する法人ではないか。

こんな組織をそのままにしている枡添大臣に何が出来るというのだ。先の新型インフルエンザの時も目立ちたいだけの変な会見まで大臣自らがやって、大きな騒動をやったわりには防げもしなかったではないか。この騒動のせいで倒産した観光業者もあるのだぞ!

国民の人気って一体何なのだろう?一体誰が人気を判定しているんだ。

もう人気だけで選ぶのは止めにしようぜ!結局損をするのは国民なんだから。


■2009-07-27-Monday スポーツ

藍ちゃん遂に優勝!

米女子ツアーに組み込まれている(フランスで開催)「エビアンマスターズ」で宮里藍が優勝した。

最終日は首位に1打差の4位でスタート、5バーディ、2ボギーの69打で回ってスコアを伸ばした。共に14アンダーで並んだスウェーデンのソフィー・グスタフソンとのプレーオフの第一ホール目の18番でバーディを奪って勝った。

米ツアー参戦4年目で始めての優勝で日本人の女子としては最年少の米ツアー優勝ある。

苦節4年目で掴んだ栄光である。これからも頑張って欲しい。

彼女は東北高校の出身で、我が家の長女(フィギュアスケートやるために荒川静香のいた東北高校に入学し、現在は次の次の冬季オリンピックが開催されるソチオリンピックから正式種目になる16人の団体で滑るシンクロナイズドフィギュアスケートチームのキャプテンとして張り切って練習している)の1年先輩に当たり、地方出身者が入る高校の女子寮で一緒であった。

娘の1年後輩の寮生には、現在プロゴルファーとして活躍している有村智恵や原江里菜などがいるが、娘は偉そうに先輩風を吹かして彼女らに部屋の掃除をさせていたらしい。

東北高校というのはダルビッシュ(娘の同級生)しかり、良いスポーツ選手を大勢輩出している学校だ。

私の娘が活躍しているわけではないのだが、親としては何となく誇らしい気分になるものである。

一方、大相撲の方では、しばらく日本人力士の活躍が見られない。このところ何年か優勝争いに加わった日本人力士はいないのではないのか?

外国人力士ばかりが活躍するのでは、大相撲人気は凋落しかねない。早く日本人の若手に活躍してもらいたいものだ。


■2009-07-28-Tuesday ダンス・オブ・ヴァンパイア

ミュージカルのダンス・オブ・ヴァンパイアが

帝国劇場で好評上演中である。

せむし男クコール役で駒田一さんが出演しているが、彼は私のマジックの師であるジミー忍の長男で、今やミュージカル俳優としては準主役級の俳優になっている。

ミュージカルというか演劇を生の舞台で観ることが大好きな私は、これまで上京するたびに暇を見つけては観て来た。彼の出演作も、「屋根の上のバイオリン弾き(モーテル役)」や「ラマンチャの男(床屋・サンチョ・パンサ役)」や「レ・ミゼラブル(テナルディエ役)」など数本を観ている。

今回のダンスオブヴァンパイアも観たかったのだが、上演中(7月5日〜8月26日)に上京する予定がなくて今回は観る事ができない。

お詫びにメロンを帝劇の楽屋に送ったらお礼のお電話を頂いた。

東京の大学に通っている次女は私に似たのか舞台が好きなので、話してみたら是非とも行きたいというので、駒田一さんにチケットをお願いして、私の代わりに観てきて貰う事にした。

せっかくだから、楽屋に訪ねて行きなさいとアドバイスしておいたら「手ぶらでは行きにくいから何かお土産を持って行きたい」と言う。

それなら森繁久弥さんの大好物である帯広のお菓子屋「柳月」さんの「三方六」というバームクーヘンが良かろうと昨日娘のところに送っておいた。

楽屋を訪ねて、娘の演劇に対する情熱が深まったらどうしようかと心配でもあるが、人生は一度きりだから好きなことをやれば良い。私は自分の好きな道に進めなかっただけになおさらそう思う。


■2009-07-29-Wednesday マンゴー

沖縄からマンゴーが届いた!

マジック界の兄弟子で現在は沖縄で事業をしている先輩から先週、マンゴーが届いた。一昨年ご夫婦で北海道旅行をされた際に帯広にも立ち寄ってくれて、あちこちご案内したのだが、その時に、沖縄からはマンゴーを、北海道からはメロンを交換で送りあおうと約束したのである。

北海道ではなかなか美味しいマンゴーは手に入らないし、また高価でもある。沖縄ではメロンが同様の状態であるから、お互いに旬の時に交換するというのは、お互いにとって本当に良い交換条件であった。

マンゴーは果物の女王と言われているくらいだから実に美味しい。皆におすそ分けをして堪能した。

おすそ分けした人から、マンゴーを別に注文したいという依頼を受け、仲介して喜ばれたが、地域の名産品がこういう形で広がっていくのは良い事だ。なにより自分で味を確かめてから贈るのだから信用の度合いが違うからだ。

宮崎県のマンゴーは東国原知事が宣伝して一躍有名になったが、値段が高過ぎて手が出ない。その点、沖縄のマンゴーは一個1500〜2000円くらいなのでリーズナブルである。もちろん味に遜色はない。

今日の午前中に大道芸人のタカパーチ(人間ジュークボックス)と謝謝(人間名画劇場)の2人が会社を訪ねてくれた。帯広で公演があったので挨拶に顔を出したとのこと、2人は帯広の大道芸フェスティバルに何度も出演してもらっている。今年の出演メンバーではないが、別の公演で呼ばれるというのも、大道芸フェスティバルで顔を覚えてもらったからだという。これまた嬉しい話である。


■2009-07-30-Thursday 学生時代のマジック

沖縄の先輩から

メロンが届いたとの電話が入り、ひとしきり昔話に花が咲き、学生時代のマジックの事を思い出した。以前にも書いたかも知れないが最近記憶力が極端に減退しているようなので気付いた時に書き留めておく必要を感じるようになったのだ。重複していたらご勘弁を・・・。

高校生時代は、小遣いをせびりに毎休み(春、夏、冬)札幌の親戚の家に泊り掛けで遊びに行って、貰った金で、丸井今井にあったマジックショップで道具を買い漁っていた。この時のディラー(実演販売員)が坂本和夫さんという私と一字違いの名前であったことで、より親近感が湧いたのである。後にこの坂本さんはプロマジシャン坂本一魔になり、現在も活躍中である。

このマジックショップは「トリックス」という会社のマジックを販売するショップであった。マジックの説明書に「新しいマジックのタネを募集しています」という広告が載っていたので、私は、学校の勉強はそっちのけで、一生懸命にマジックの創作に没頭し、ほぼ2週間おきに年間30件近くの作品を投稿していたのである。しかし、遂に1件の採用も無かったのだ。

投稿した先のトリックスの布目貫一さんという方からは投稿する度に、お手紙を頂戴したが、いずれも「貴方が投稿した作品は過去に○○という似たような作品があり、採用出来ませんでした。」という類の返事が来るのである。自分では、画期的な作品だと自信満々で応募したものが、不採用になるのだから、かなり自信を喪失した。

不採用になりつづけても、あまりにもしつこく応募してくるので布目さんが「貴方は面白い若者だ。何かの折に上京する機会があったら是非お寄りなさい。」との返事を頂いたので、2年生の修学旅行の自由時間の時に、渋るクラスメートを説き伏せて、水道橋にあるトリックスのマジックショップに布目さんを訪ねたのである。札幌のデパートのショップとは違って道具類ははるかに多いし、テレビでしか見たことのないプロマジシャンたちがこの店を訪れていたのだ。

そこで自分なりに不採用の原因を究明してみると「帯広という田舎町で、独学でマジックをやっているからだ。マジックに関する情報が、帯広では手に入らない。上京して、誰か著名な先生に弟子入りすれば良いのだ。」と考えたのである。

思い込んだら徹底的に追求してしまうのが私の悪い癖だ。それからはマジックの事しか頭にない状態になってしまった。

受験勉強などほとんどやらなかったが、マジックをやるのに学校など関係ないと思っていたのだ。しかしこれが大きな間違いであった。やはり田舎町では情報が少ない。布目さんに色々な大学のマジッククラブの情報を聞いとけば良かったのにと後から悔やんだものだった。

受験の為に2月に上京した時も、布目さんのショップに入り浸っていた。帰宅した時にはマジックの道具を一抱えも持って帰ったものだから親父が「お前は一体何をしに行っていたんだ!」と怒ること怒ること。

結局、受験勉強をしていなかったから、当然のごとく希望校には入れなかった。

父には1年間浪人して勉強するから認めてくれと頼んだのだが「お前が浪人したら、またマジックばっかりやって今より成績が悪くなるのは必定だから、入れてくれるところに行け!」と実に私の性格を正確に把握した指導で、駒澤大学に入学することになったのだ。

東京には関東大学マジック連盟なる組織があって盛んに活動していたのであるが、駒澤の大学案内のサークル部門を見てもマジッククラブは載っていなかった。(つづく)


■2009-07-31-Friday やっぱり・・・

いやはや、記憶力の減退はかなり進行しているようだ。

昨日このブログに書いた「学生時代のマジック」は、以前に同じ様な文章を読んだという愛読者の方からのご指摘で、調べてみたらほとんど同じ文章を2008年1月15日付けの「人間万事塞翁が馬2」に書いていた。私も歳なのか、かなりボケてきたようだ。という訳で「(つづき)」は無しです。

歳ということでは、我が家の一匹になってしまった愛犬のバニー(ラブラドール黒♀13歳)ちゃんの様子が最近おかしい。

散歩の際に、電柱や立ち木に頭をぶつけたり、ヨロヨロと酔っぱらった様にふらつきしょっちゅう転ぶのである。目を見ると細かく左右に動いて揺れている。遊園地の回転する遊具に乗った時の目の回った人間と同じ様な目玉の動きなのだ。きっと目が回っている様な状態なのだろう。以前にもこんな症状が出たことがある。ところが先週は急にヒキツケを起こした様に痙攣をしたので動物病院に連れて行ったら、高齢からくる脳の萎縮で障害が出ているとのこと。こういう症状の時はステロイド剤で対応するのだが、バニーは肝臓に障害があるから、あまり好ましくないという。軽めのステロイド剤で様子を見ようということなのだが、今朝も症状は変わらない。しかし、食欲は旺盛なのだ。よく乗り物酔い状態で食事ができるなぁと思いながらみている。

5月20日に死んだパートナーのサニー君の存在が小さいようにみえても実際には大きかったのかもしれない。やはりイジメル相手がいなくなってバニーも寂しいのだと思う。あの世でサニーが呼んでいるのかもしれない。