最新
 | トップ |  | ビル概要 |  | テナント構成 |  | 沿革 |  | アクセス |

観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2013-05-01-Wednesday 驚かせるなよ!

30日の夜、

午前中に大嫌いな病院での検査をしたものだから、心身ともに疲れ果てたので、早々に眠ることにして、テレビを消そうと思った瞬間に、ニュース速報の音がポーッポーッと鳴ったので消すのを止めて画面に見入ってテロップの文字を読んだら「富士山が・・・」の文字が飛び込んで来た。スワッ遂に富士山が噴火したのか!と驚いたら・・・。

その後に続いたテロップの文字は「世界遺産に登録云々」の文字である。

しかも、別に世界遺産に登録が決定した訳でもなく、単に受け付けられそうだというだけの、どうでも良いニュースではないか。

こんなモノをこの時間帯にニュース速報で流すほどの意味があるのか?

こちとら、ビックリしてしまって、すっかり眠気が覚めてしまったではないか!

人を驚かすにも限度があるってもんだ。私のように「富士山が噴火したのか?」と思った人間は日本全国にかなりの数居るのではないだろうか?

これは明らかにテレビ局の悪ふざけの部類であろう。

東京都の猪瀬知事が、自ら働き掛けたアメリカの新聞社のインタビュー記事で、トルコの悪口を言ったとかで、朝からテレビ局が騒いでいる。

何でもオリンピック招致では、対立候補の悪口を言ってはいけない決まりがあるそうだ。最初は強気でいた猪瀬知事も、さすがにマズイと思ったのか囲み取材の中で謝罪を表明していたが、どうも本心は何が悪いんだくらいにしか思っていないような不貞腐れた態度であった。

まぁ、政治家の口の軽さ、失言は枚挙に暇がないが、この取材は急に新聞社から求められた取材ではなく、自ら頼んだ取材だと言うのだからアホとしか思えない。

実に不用意な発言である。(そもそも政治家はツイッターなんてものはやるべきではないだろうと私は思うが猪瀬知事もやっているようだ)

新聞社もテレビ局も、東京招致はアヤシイ雲行きで、どうやらイスタンブールには負けそうだと感じていたのか、この際だから敗戦の責任をこの猪瀬発言のせいにしてしまえ!みたいに見えるほどの攻撃の仕方である。

なんとも嫌らしい責任の押し付けのようにも見えるが、招致活動のトップの発言としては、何とも不用意で情けない発言である。

何十億円もの金を掛けてのオリンピック招致活動が、この発言でパーになったのなら、会社の経営者なら責任取って辞任しなければならないような重大な事態であろう。

果たして今年の9月の決定はどうなるのだろうか?見物である。


■2013-05-02-Thursday 命日

今日5月2日は

父の22回目の命日だ。

来年が23回忌になるのだから月日が経つのは早いものである。

父は昭和2年7月25日生まれ、平成4年5月2日の誕生日前に亡くなったから満年齢で64歳で亡くなった。日本人男性の平均寿命が80歳を超える現代としては、いささか早過ぎた。

父は生前、大きな病気などしたことがなく体力には自信を持っていたし、父の母(私の祖母)は90歳まで生きたから自分は長寿の家系だと信じていたようである。むしろ母の家系の方が若死にで、母の両親は共に60歳代で亡くなっているし、本人も病気がちだったから母の方が先に逝くと皆思っていたのだ。その母が82歳で健康に生きているのだから、人の人生と云うものは分からないものである。

父は生前、私に坂本家の歴史やら帯広の商業の歴史などを随分話して聞かせてくれた。その主な場所はお風呂であった。

父は坂本家を継いでいるが、五男坊である。父の父(私の祖父)の勝は67歳で亡くなっていて、その時父の年齢が27歳だったので、相続では大変に苦労をしたようだし、坂本家の歴史そのものも祖父からはまだ十分に伝え聞いていなかったようである。

父にしてみれば、きっと私に、坂本家の跡取りとしての教育をしたつもりだったのだろう。

私も歴史が好きだから、父の話は興味深かったし、なにより面白かったから今日でも良く覚えている。

あんまり早くから自分が死んだ時のことを考えて準備しておくと早死にしてしまうのかもしれない。

先日の病院での検査時にふっとそのことを感じた。

息子は今年大学を卒業して就職をした。

私は学生時代にマジックに狂ってプロマジシャンになりたいなんていう夢を持ったが為に就職活動というものをしたことがないし、「バカ野郎!」の一言で夢は無残にも打ち砕かれ、就職する先もないから、そのまま父の会社に入社して今日に至る。

今思えば、他人の飯を喰ってみることも必要であったと後悔しているところだ。息子はこれから一応他人の飯を喰うことになる。

跡取り教育が出来るのはまだまだ先のことであろうから、もう少し生きていなければならないかもしれないなぁと、お経を聞きながら感じたのであった。


■2013-05-03-Friday 憲法

今年の憲法記念日は

例年よりも論議が盛んに行われている。

自民党の安倍政権が次期参院選の公約に憲法改正を入れるというからだろう。論議が盛んになること自体は良いことだが・・・。

どうも安倍首相以下自民党の国会議員連中は思慮が足りないように感じる。

私自身は改憲賛成派である。「憲法を絶対に変えてはいけない」という意見に対しては、「絶対なんていう概念は、この世にはありえない」と思っているからだ。時代の変化に伴い変えるべきものは変えなければ、憲法本来の意味すらオカシクなってしまう危険性があると思っている。

例えば、憲法九条だ。戦力不所持という項目は現状に合致していない。自衛隊は明らかに軍隊だからだ。

井沢元彦ではないが、日本人は言霊(ことだま)に支配されている。言霊とは言葉には力があり、口にしたことが実現すると云う信仰だ。だから逆にいえば不吉なことは口にしてはいけないということになる。

「今週は雨になるかもしれない・・・」なんてGW前に口にしようものなら「なんて嫌なことを言うの、本当に雨が降ったらどうするの・・・」なんていう返事が返ってくるのが日本人の会話なのである。

まさか現代日本人のほとんどが、口にしたことが現実になるなんてことは考えてはいないだろうが、言霊は奈良時代以前から続く日本人の文化に染み込んでいる。

だから多くの日本人が「自衛隊は軍隊ではない」と言っていれば、日本には軍隊がないことになっている(もしくは、ないことにしたい)のだ。

だが、世界的に見たら自衛隊は紛れも無く軍隊である。それも世界では有数のだ。

日本を規定する憲法が矛盾を抱えたままにしておくのは、これまた日本人特有の先送りの精神に他ならない。

だから、私は憲法は変えても良いと思っている。

しかし、安倍政権がやろうとしている方法が問題だろう。96条の改憲の発議について「衆参両院の3分の2以上の賛成」が必要という条項を2分の1に先に変えてしまおうとしている。

憲法を議員の2分の1の発議で変えても良いというなら、政権を握った政党(等)はそもそも過半数を握るのだから、政権が変わる度に変えるような事態だって起こりうる。国民投票があるからそんな事態にはならないと言っているようだが、こんなに簡単に流される国民ばかりでは不安である。

3分の2は67%だから厳し過ぎるとしても、50%では低過ぎる。せいぜい5分の3の60%程度が限度ではないだろうか?

自民党の改憲案では表現の自由に関しても問題が大である。

政府の考えによって左右できるような危うい条文は入れるべきではない。

憲法は国民が国をしばるものであろう。それを国が国民に対して制限を大きくするような方向は如何なものだろうか?

アベノミクスやTPPや憲法改正など、安倍政権のやろうとしていることはなんだか危ういように感じてしまう。日本を崩壊させることはしないでほしいものだ。


■2013-05-04-Saturday GW

ゴールデンウィークには

どこにも出掛ける予定は入っていない。

家で読書三昧をしようと本をたくさん購入してベッドに寝転んで読むのがこのGWの過ごし方と決めていたのだが・・・。

「何もする事が無いなら食事ぐらい作ってもよいのよ」と妻が言うので、ゴロゴロばかりしているのも芸がないから、リクエストに応えてビーフシチュウを作ることにした。

私の作るビーフシチュウは我が家では評判が良いのである。

音階はたっぷり時間があるから、じっくりと一日半を掛けてつくることにした。

こういう料理は少量だけ作っても良い味はなかなか出せないから10人分くらいの量を作ることにして、まずは材料を買いに行く。

肉屋さんに行って十勝和牛のサシが入った良いところを4㎝角程度のサイコロ状にカットしてもらう。肉代をケチって良い肉を使わなければ美味しいビーフシチュウにはならないのだ。

この肉に塩コショウをしてから四隅を強火で焦げ目がつくくらいに炒めて肉汁を閉じ込める。これが肉を柔らかくする方法なのである。この肉を今度は赤ワインで茹でるのである。その間に微塵切りしたタマネギ2個をバターでキツネ色になるまでソテーする。そこにリンゴを微塵切りして同じくバターでソテーしたものとニンジン(一口大)をソテーしたものを合わせて茹でる。ここに赤ワインで茹でた肉をワインの汁ごと一緒にして、さらに野菜ジュースを混ぜて半日茹でる。

翌日の朝に、再度火を入れてから、肉とニンジンを取り出し、タマネギとリンゴの微塵切りしたものを裏ごしする。これを裏ごししないとシチュウがザラついた舌触りになるからだ。

この裏ごししたスープに肉と人参を戻してデミグラスソースを融かす。私はハインツの缶とS&Bのルーを足して使う。

1時間程弱火で温めてから、タマネギとジャガイモをソテーしたものを一緒にしてから、ヨーグルトを入れて味を調えて更に1時間ほど弱火で温めれば完成である。

微妙な味付けは起業秘密であるが、食べる直前にお好みで生クリームを垂らせばまろやかになる。

フランスパンを添えたらまさに洋食屋も真っ青のビーフシチュウの出来あがりである。

今回は妻の実家の両親と、ちょうどそこに訪問していた妻の伯父の家族に振舞った。

高評価だったのは言うまでもない。


■2013-05-05-Sunday 子供の日

今日はこどもの日であるが、

現在、我が家に子供は居ないから、すっかり鎧兜を飾るのも忘れていた。

2日の祥月命日は平日で忙しくて墓参りに行けなかったから、母を連れて墓参りに行って来た。

私たちは先月に行っているので2回目だが、母がお墓に行くのは今年初めてである。今年は例年よりも雪が多かったので、先月に行った時にもまだ雪が残っていたが、さすがに今日は雪はまったくない。

ぬかるみもない状態だったので掃除をさっとして線香と花を手向けてきた。

墓参りが終わったら丁度お昼時だったので、ラーメンでも食べようかということになり、以前に母を連れていった時に美味しいかった「だるま」と云う店に行ったが・・・。

暖簾は掛かっているが店の中が暗い。店の中に入ってみると、若い店員が椅子に座ってテレビを見ていて客は一人も居ない。店の中の雰囲気も以前に来た時とは異なっているが、とりあえずカウンターに座った。若い店員に「ここのご主人は今日はGWで何処かに出掛けているの?」と聞いたら「前の店主は体調を崩して店を辞めた」との返事。それ以上聞いても仕方がないので聞くのも止めてしまった。店主が変わったのなら店の名前を変えるか張り紙でもしろよ!

この場面でそのまま帰る訳にもいかず、食べることにした。

以前はとてもメニューが多い店だったが、今はとても少なくなった。無難なところで私は醤油ラーメン、妻と母は塩ラーメンを注文。味は以前のスープとまるで違ったが、まぁそこそこの味であった。

帰りに母が買い物をしたいというので、家具のニトリ、藤丸百貨店、ツルハドラッグに寄る。

ニトリでは庭に差すソーラー発電の照明器具を買う。今朝のチラシ広告に載っていたもので1個399円である。これは電池いらずで、昼間に太陽光で発電し暗くなると電気が点くようになっている。

我が家の同じ敷地の裏に住む母が毎日、我が家で夕食を食べて行くので、通り道にこれを差しておけば足元が明るくなって良いだろうと云う配慮で6本買ったのであるが・・・。

やはり399円でしかなかった。

LEDライトだから周りに明かりが広がらない。ここに電気が点いていますよ〜みたいな目印程度にしか明るくない。とても足元を照らすほどの光量はないのだ。それでも399えんだからと我慢した。これが1000円なら返品に行っている。

まるで安物買いの銭失いを地でいってしまった感がする。


■2013-05-06-Monday 雪!!

朝、起きると何だか肌寒い。

カーテンを開けて外を見たら、何と雪が積もっている。7時の段階ですでに3㎝ほどは積もっているだろうか。

勢いは衰えるどころか益々強くなって会社に出掛ける9時半には7㎝ほどになっている。

今日は会社は休みなのだが、妻が仕事が残っているから付き添って欲しいというのだ。誰も居ない会社で一人で仕事するのが恐いのだというから、普段の言動からは想像も出来ない。私はすることがないから会社で本を読んでいるだけだが・・・。

さすがに5月だから降ったそばから融けていくのでビチャビチャの重たい雪だ。いずれは雨に変わるだろうが・・・。

5月の連休に雪が降ったことは過去にもあったが、こんなに積雪するほどではなかった。何だかオカシナ天候が続くなぁ〜。

足の悪い母では道路がグチャグチャで歩く事は出来ないだろうから、昨日の内に墓参りに行っておいて良かった。今日なら到底行けなかっただろう。

テレビのニュースを付けたら、帯広の積雪は3㎝というが???

融けて詰まった高さを計っているんじゃぁないのか?庭の木の葉に積もっている雪は7〜8㎝はあるぞ!

連休だというのに、タイヤを夏タイヤに替えてしまった車は立ち往生してしまうだろう。そうなると交通事故や渋滞が起こる。なんとも罪作りな雪である。

北の屋台の地主さんである「はげ天」の矢野治夫さんが4日お亡くなりになり6日に行われた通夜に参列してきた。

北の屋台の成功の半分は、この矢野さんの土地を借りることが出来たからだと思っている。それほど北の屋台にとっては営業する「場所」というものが重要な要素であったのである。

一番最初の交渉の日、はげ天に矢野さんを訪ねた時に「今でこそ、はげ天も天麩羅屋として看板をあげさせてもらっているが、最初に親父が帯広で開業した時は屋台だった。だから屋台という言葉には何かしらの感慨がある。若い人達の事業には協力しよう!」と言ってくれたので大喜びしたのだった。

ところが・・・、10分後には矢野さんが激怒してしまい、この交渉は白紙になったのだった。

しかし、この場所でなければ北の屋台の成功は覚束ないから、当時の帯広商工会議所の副会頭でTMOを担当していた吉田副会頭に間を取りなしてもらって矢野さんに再度交渉の席に着いてもらい、何とか契約に漕ぎ着けたのであった。

この辺りの詳しい話は、後日発表する予定の私の回顧録に書くつもりであるからそちらを待って欲しい。

ともかく北の屋台の成功要因は矢野さんが土地を貸してくれたことが大きな要因であるから北の屋台にとっては大恩人の一人である。

ご冥福を祈る。合掌。


■2013-05-07-Tuesday 屋根

我が家の屋根で

雨漏りがする。業者に見てもらったら、コーキングがゆるくなっている所やペンキが全体的にかなりはげているとのこと。

そういえば20年ほど前に屋根を直した時にペンキを塗ったきりだから、すでにペンキの寿命は過ぎている。

見積もってもらったらかなりの高額な料金が出た。何せ面積がかなり広いし、2階の屋根を塗るには足場を組んで登らなければ梯子で登れる高さではないから料金が高くなるとのこと。

しかし、いくら高くても塗らなければ屋根自体が悪くなってしまうから塗らないわけにもいくまい。

結局、お願いすることにした。

連休明けにすぐ塗るとのことだったが、4日に雪が降ったので今朝から足場を掛け始めたのである。

色を決めて欲しいと色見本を持ってきたが、これまではこげ茶色であった。壁が黄色なので、通称チョコバナナの家だったのだ。

今回は壁は塗り直さないから黄色のままであるが、同じこげ茶では面白くない。少し変えたいなぁと思い。濃い藍色にすることにした。

果たしてどんな感じになるだろうか?

こんなデカイ家に夫婦2人で住むのも考えものだ。本当は平屋のこじんまりした家に住みたいのだが・・・。


■2013-05-08-Wednesday 何だろう?

世の中何だかオカシナことが多過ぎる。

どうも私の考える常識とズレているようで居心地が悪いというかスッキリしないというか・・・。

参院で川口順子環境委員長が解任される見通しであるそうな。

何でも中国への出張期間を国会の承認無く延長した為だという。川口委員長は延長を求めたが民主党など野党の反対で許可が得られなかったが、中国要人との会談に出席するために延ばしたのだそうだ。結果、環境委員会が流会となったことを問題視しているとの理由だが、野党の対応は如何なものか?

野党は国益を考えてもっと柔軟な対応をするべきなのではないだろうか?

野党のこの対応は、次期参院選をにらんで、自民党の失策を国民にアピールする目的でやったのだろうが、おそらく逆に野党の失策になるだろう。国会議員が国益を考えて臨機応変の対応が出来なくてどうするのだ。こんなバカなことをやっていたら益々次の参院選では自民党が有利なるだけだ。もはや野党は存在意義を失っている。

北朝鮮の在日本朝鮮人総連合会中央本部が競売に掛けられ、鹿児島の宗教法人「最福寺」が45億円余で落札したが、資金調達が出来なくて再入札が行われる見通しだという。その場合は保証金として入札時に納めた約5億円は没収されるという。

この一連の騒動は一体なんだったのだろうか?

もともと25億円程度の入札額が妥当だろうとい言われていたものを45億円と言う破格の値段で入札し、しかも、それが払えなくて保証金没収なら最福寺はただ5億円をドブに捨てたようなものである。宗教家は金は信者にたかればいくらでも出てくるものだとでも思っているのだろうか。

怪しげな宗教家として池口恵観法主が週刊誌などでクローズアップされただけではないか。実にバカバカしい。

消費税分の金額を消費者に還元するセールに政府がイチャモンをつけた。

消費税還元セールなどの文言は禁止するというのだから呆れる。

最近の政府や官僚がやろうとしているのは、国家による国民への過干渉ではないだろうか?

こんなバカなことをやっているから、国が国民を管理しようとしていると思われてしまうのだ。確かに、最近の国民も節度というものが欠如している人間が増えてきたが、だからといって過干渉されるのは甚だ迷惑である。国民も政治家も官僚も、民主主義というものを根本から問い直してみるべきなのではないだろうか?


■2013-05-09-Thursday 地震予知

9日夜のニュースステーションを

耳で聞いていたら、懐かしい名前が出たのでアレッと思って画面を眺めたら東海大学教授で地震予知研究センター長の長尾年恭さんが映った。

地震の予知で活躍している様子だ。

長尾さんとは学生時代に趣味のマジックで一緒に活動した仲である。当時、彼は千葉大学のマジッククラブに入っていて、私は駒澤大学のマジッククラブであったが、大学3〜4年にかけて一緒に「マジックコミュニティ マークル」と云う組織を立ち上げたのである。

当時、関東の大学には「関東大学奇術連盟」という組織があって、慶応、早稲田、明治(2)、立教、法政(2)、東洋、中央、神奈川、日芸など9校11団体が加盟していた。

駒澤大学のマジッククラブの先輩達も、連盟に加盟させて欲しいと頼んだが技術が未熟だと断られた経緯があったのだ。

そこで、私が中心になって連盟に入れてもらえない大学のマジッククラブに呼び掛けて集め、新しい団体を立ち上げようということにしたのである。

呼び掛けに応じて最初に参加してくれたのが専修と千葉であった。

特に千葉大学の長尾さんは、恐れ多くて声も掛けられなかった東京大学や東京女子大学にも声を掛けてくれて参加をさせてくれた大功労者であった。

結局、駒澤、専修、千葉、東京、東京女子、学習院、工学院の7校が正式に参加、成蹊、東京理科大、独協が検討中という体制で1979年にスタートしたのであった。

長尾さんとは近年は年賀状のやり取りだけであるが、テレビに映った顔を久し振りに見て懐かしく思い出した次第である。彼は南極にも行っていた。

今でもマジックをやっているのだろうか?

その長尾さんが4月22日のモーニングバードという朝の情報番組に出て、ごく近い将来に福島沖に大きな地震と津波が発生する危険性が高いと発言したという。彼は真面目で温厚な人であるから嘘偽りを言う人ではないだけに何だかとても恐ろしい。

こればかりは現実にならないで欲しいものである。


■2013-05-10-Friday コンピュータ

我が社のHPを

見てくれたお客さんから商品の作者名などの表示の間違いを指摘された。

木彫品の作者名を誤って別な読みの漢字で表記してしまっていたのだ。

早速に直さなければと思っていたのだが・・・。

以前に習ったHPの直し方がよく分からない。あれこれいじってみたが上手くいかないのだ。上手くいかないというのも間違いで、実はさっぱり出来ないというのが正しい。

直す箇所は、商品が売れた「売約済」や「SOLD OUT」の表示を加えると15箇所ほどもある。

PCを前にして途方にくれていた。いつまでも画面とにらめっこしていても埒があかないから、HPを作ってもらった業者の人に来てもらった。

するとほんの10分程で、それこそアッと言う間に直してしまったのである。

私は活字を読むスピードにかけてはかなり早いと自負しているが、この業者の人は、PCの画面に出てくる文字を、私が読むよりも何十倍も早く、次から次へとクリックをしていくではないか。

私はコンピュータには向いていないことがよ〜く分かった。

コンピュータの扱い方を私が覚えるよりも、専門家に任せた方が早いし正確だ。

私にはワープロとして使うのがせいぜいである。


■2013-05-11-Saturday 新車

連休前の28日に納車予定であった

新車の納期が遅れて今日11日の夕方になった。

本来なら連休中に新車でドライブを楽しむはずだったのだが・・・。

義父が平成6年に購入したBMW730iを、高齢の為に免許証を返上するというので譲り受けたのが平成16年である。

だから、義父が10年、私が9年、通算19年も乗り続けた車ということになる。この19年間で乗った距離はたったの5万キロでしかないがエンジンはすこぶる好調で、実に当たりが良かった車であった。

しかし、私は自動車の運転はあまり好きではない。BMW730iは大き過ぎて妻は運転出来ないというから、ゴルフに行く時くらいしか運転しなかったのである。車検料も高いし保険料も高いから、妻にも運転出来る大きさの自動車にしようとBMWのディーラーを訪ねたのであった。

BMWの新しい車はデザインがどうも好きになれない。トランクも後ろの方ががキュッとすぼまって丸くなっているで、930iよりもかなり狭くなっていて、横向きにゴルフバッグが積めないのだ。

930iならゴルフバッグが4つも積めるのに・・・。

どうせ、ゴルフバッグが1個しか積めないのならBMWにする必要はない。

諦めて、別の車屋に行こうと思ったら、今度新しい「MINIクーパー」が出る。まだ、カタログしかなくて現物は入っていないがと云う。

まぁ、カタログだけでも見てみるか、ミニクーパーは学生時代に憧れていた車種だしと思ってカタログを目にしたら・・・。

一発で気に入ってしまった。いわゆる一目惚れと云うやつである。

妻は「車って云うのは、現物を見て、試乗してから買うもんじゃないの?カタログの色と現物の色は微妙に違うものだよ」と言うのも聞かずに、「これが良い〜!」となってしまったのだ。

そんな車が11日の夕方にようやく自分のものになった。

11日に妻は札幌に出張で不在。

朝、出掛ける時に「助手席に一番先に乗るのは私だからね」と言い残して妻は出て行った。

夜に駅に迎えに行って妻を助手席に最初に乗せたのはもちろん言うまでもない。


■2013-05-12-Sunday ミニ

学生時代から好きだった車

MINI COOPER の 新車種 PACEMAN が我が家に来た。

北海道では第一号の納車だとディーラーの人が言っていたが、北海道ではまだ私しか乗っていないというのはなかなか気分が良いものである。

自動車の運転は好きではないし、車はまともに動いてくれさえすれば良いのだと思ってはいても、大勢の人が乗っている車には乗りたくない。あまり他人が乗っていない個性的な車に乗りたいという変な心理が働いている。たぶん見栄っ張りの性格なのだろう。

午前中に妻と帯広神社に行って「車祓い」を受けて来た。我が家では昔から新車が来たら神社でお祓いをする習慣があるのである。

別に神様の存在を信じている訳ではないのだが、神社でお祓いを受けないと、何となく心が落ち着かないのだから不思議なものである。これが日本人のメンタリティーと云うものなのかもしれない。

今日は午後から、帯広青年会議所のじゃがいもクラブのゴルフコンペが帯広白樺カントリークラブで開催された。

先週開催された信金のコンペではハーフ50打を叩いてビリから3番目と云うブビー賞も取れない中途半端な成績に終わっているから、今回は名誉挽回しなければならない。

新車を駆ってゴルフ場に向かった。

神社でお祓いを受けたのが良かったのか、今日は運が良い。インスタートの第1組目でスタート、前半のインコースは41打、後半のアウトも8番を終えて2オーバー。

最終9番をボギーで上がっても2アンダー、パーなら3アンダーだなと計算したのがまずかった。

このじゃがいもの白樺CCでのコンペでは毎年、アンダーパーが十数人も出るのが通例になっている。去年も優勝者は7アンダーで、アンダーパーが13人も出た大会なのだ。

じゃがいものルールでは優勝はハンディが2割アップ、準優勝は1割アップで、しかもアンダーパー分のハンディが次回からアップするようになっている。例えば、7アンダーで優勝したハンディ10の人は、10の2割アップで8、更にアンダー分の7打がアップになるから次回ハンディが1ということになってしまうのである。

年6回開催で年間優勝を狙うなら初回で優勝すると次回から辛くなってしまうのだ。

しかも去年の例で云えば、−3のスコアなら8位程度にしか入らないからポイントが1ポイントぐらいが追加されるだけで、次回ハンディが3もアップするのでは年間の戦略としては最もまずいことになる。

こんなことが頭をよぎった。

9番は415ヤードのパー4でかなり難しいホールであるが、ティショットはほぼ完璧、残り160ヤードであるがオンさせるには左側の山を越えなければならない。あえて2オンを狙わずに、絶対にオーバーしない8アイアンで打ってグリーン手前から攻めることにしたが・・・。

こう云う不遜なことを考えたからだろう。ボールはディポット後にスッポリと入っていた。7ヤード程度の寄せはダフッてミス。結局ダボの6打で上がって40打。イン41打、アウト40打でグロス81打、ハンディが9.9だからネット71.1の0.9アンダーであった。

これなら10位程度で次回のハンディも0.9打アップするだけだからと思って待っていたら・・・。

この日はゴルフ場の芝の状態が良くないが、ノータッチでのプレーであった為か、上がってくる人のスコアがあまり芳しくないのだ。

結局、私の成績は3位(上から5番目)であった。こんなことなら最後の9番もしっかりプレーしておけば・・・。しかし、レバ、タラは禁物である。あとのまつりであった。


■2013-05-13-Monday

私は桃が大好きだ。

果物の桃も好きだが、ドリンクの方も大好きである。いつも我が家の冷蔵庫には不二家のネクターが欠かさずに入っている。

不二家のネクターには何種類か果汁の%が異なる商品があるが、私が好んで飲むのは果汁が濃い方の30%の商品である。

先月に会津若松を旅した際に、駅の売店で見たのが「もも」と云うドリンクで「八重」のキャラクターが載ったものだった。

「福島県産あかつき使用 果汁50% 280ml 140円 JR東日本ウォータービジネスと山形食品㈱の共同開発」商品となっている。

一本買って飲んでみたら、これがとても美味しい。売店で「1箱を北海道まで送れないか?」と聞いたら「今日は在庫がないから無理」だと言うのだ。なじょして売ってねぇ〜んだべなぁ〜。仕方ないから4本だけ購入して帯広に戻った。

すぐにPCで山形食品㈱を検索したところ、この「もも」は無かったが「山形代表 桃 果汁100% 190g缶150円」と云う商品はネットで販売していた。

100%の桃ジュースはまだ飲んだことがない。これは美味しそうだと2箱買って送ってもらった。

飲んでみたら、確かに100%ジュースは濃厚であるがどうもしっくこないので、メールで「会津の駅で購入した50%のももドリンクは販売していないか?」と訊ねたところ、すぐに返事が来て「共同開発商品なので我が社では直接販売できないが、JR東日本ウォータービジネスのHPにアクセスすればそこで販売している」と云うのでそちらにアクセスして2箱を取り寄せたのである。

ところが100%ジュースを飲んだ後で、50%ドリンクを飲むと美味しいのだが、少々物足りなく感じてしまうから贅沢なものだ。

そこで自分でこの2つのモノを足して割って、ちょうど果汁70%ぐらいの感じにして飲んでみたらこれが抜群に美味しくなった。

大きめのペットボトルに混ぜ入れて、冷蔵庫に冷やしてある。

果汁の撮り過ぎも身体に悪いと言われているが、な〜に、健康に気を使っていても事故で死ぬ場合だってあるのだ。

自分の好きなものを飲んだり食べたりした方がかえってストレスが少なくて良いかもしれない。


■2013-05-14-Tuesday ホスピタリティ

先月行った会津若松の旅館

「芦名」から絵ハガキで「遠いところから来ていただきありがとうございました。云々・・・」と云う内容の礼状が届いた。

芦名はたった11部屋しかない小さな旅館だから、こういったアフターケアが出来るのだろうが、それでも貰った方は客を大切に扱っているのだなぁと感激するし、泊った時のことを思い出しもするから、嬉しく思って会津に再度行った時にはもう一度泊ろうと思うものである。また、たとえ再度行く機会がなくても、知人などに「芦名は良い旅館だったよ。今度是非泊って見たら良いよ」と口づてで教えることにもつながるだろう。

このアフターケアに掛かる費用はハガキ代のたった50円でしかない。

後はハガキに手書きでちょっとした文章を書く手間が掛かるだけである。それを惜しまずにやれば、広告宣伝費に何十万円も掛けるよりも遥かに効率の良い、しかも良質の宣伝になるのである。

大型のホテルには、こう云うサービスは出来ないだろう。客の数が違うのだから当然と云えば当然なのだろうが、それでもやってやれないことはない。

要は、帰ってしまった客は、もう関係ないと考えるのか、それとも、リピーター若しくはスピーカーになってくれると考えるのかの違いでもあるだろう。

客がやれ不景気で減った、震災で減ったと言い訳するよりも、こういう細かいホスピタリティを感じさせる行為を継続することが客を呼ぶ。

もはや温泉地でも大型の団体客はめっきり減ってしまって、個人客がほとんどになっている。これは時代の趨勢でもある。昔のままの幹事さんだけを大切にするようなことは時代遅れであろう。

これからは量よりも質の時代である。個人客にいかに満足をさせるかが重要なポイントになっている。


■2013-05-15-Wednesday 寒〜いなぁ〜

ニュースを見ると

九州などでは32℃を越えて熱中症の注意報が出たというのに、この帯広の寒さときたら一体全体どうなっているのか?

今朝も暖房を入れなければ寒くて居られないし、未だに股引を履かないと寒くて風邪をひいてしまいそうだ。

今日は十勝毎日新聞社の花見に招待されたので妻と二人で18時過ぎに出掛けたが、肝心の桜はまだつぼみであった。

会場である庭のあちらこちらに石油ストーブが置いてある。まだ外が明るい内はストーブの必要がなかったが、陽が落ちると急激に温度が下がってきてストーブの前から離れられなくなってしまった。

ちょっとこの寒さは異常である。

勝毎の花見は系列の北海道ホテルの料理が出されるし、お酒も美味しくて珍しいものが出されるから毎年楽しみにしているのだ。

お酒は先月の26日に富良野で飲んだきり今日まで2週間も禁酒を続けている。

先月は右側肩甲骨の下から右のわき腹にかけてズ〜ッと鈍痛があった。口さがない連中から「あ〜そりゃぁ肝臓か膵臓だな。それが痛くなったらもう手遅れだ」なんて脅かされたものだから、さすがの病院嫌いの私も30日に厚生病院でMRI・X線・血液検査をしてもらい、医者から何処も悪い所は無い健康体であると太鼓判を押されたのだが、これをキッカケにしてダイエットしようかと思ったのである。

私はほとんど毎晩、酒を大量に飲んでいた。720mlの焼酎は3日で1本が空く。その酒分のカロリーを摂取しなければ、それだけで痩せるはずだと考えたのだ。

最初こそまったく変化がなかったが、ここ2〜3日はお腹が少し引っ込んできたように感じる。体重も2kg落ちた。このままのペースで痩せれば65kgになるのも近いと思っている。

だから、今日の花見も酒は控えようかと思っていたのだが・・・。

珍しいお酒の誘惑には勝てなかった。一口飲んでしまったら、後はもう、一滴も一本も一緒である。後はグイグイと飲んでしまった。まぁ一日ぐらいは問題ないだろう。禁酒はストレスが貯まってしまうから節酒にすることにした。

この花見には面白い方々が集まる。

同じ勝毎主催の新年交礼会には何百人と集まるから、一人一人とはじっくりとした話が出来ないが、この花見は百名ほどの参加者だから話の内容が自然と濃くなる。

何人かの方から、私のこのブログを読んでいると言われた。隣に立っている妻を見て、あ〜この人があの「妻」なのだなぁ〜と云う様な顔で妻を見る。ブログを読んでますよという人には、妻の方でも先手を打って「私がブログに書かれている例のキャラが立った妻です」と挨拶していたから私は可笑しくて仕方がなかった。

この勝毎の花見の様に、いろいろな人が集まって酒を飲みながら気軽に話せる場というのは良いものである。


■2013-05-16-Thursday 結婚記念日

今日5月16日は

私たち夫婦の28回目の結婚記念日だ。

28年前の5月16日も今日と同じ木曜日だった。

どうして覚えているのかと云うと、当時の我が社は「サニーデパート」」と云う名称の寄り合い百貨店で、定休日が木曜日だったからである。

入居テナントの方々にも出席してもらう為に、定休日を選んだのであった。もちろん暦を調べて最高に良い日取りであったのは言うまでもない。私は迷信や占いなどは信じてはいないが、万が一離婚だとかの不幸な出来事が起きた場合に「結婚式の日取りが悪かったからだ」なんてことは云わせたくないからだ。

あらかじめ最高の日取りで結婚式を挙げておけば、責任を他のモノに転嫁することが出来ない訳で、そういう逃げ口上や言い訳などの逃げ道を作らないようにしてから行動してきたのである。

それは、子供の名前を付ける時にもやったことである。

日本人はどこかにそういった逃げ道を用意してから行う人が多いようであるが、私は自分が為し得る事に全力を尽くして「運」の要素は少なくしてから物事に望みたいのである。

今日は、昨日までの寒さとはうってかわって、久し振りに晴れて気温もかなり温かくなった。庭の桜も一気に八分咲きぐらいに花が咲いている。

夜は夫婦二人で何処かに食事にでも行こうかと考えていた。朝、母に「今日は28回目の結婚記念日なんだ」と告げたら「じゃぁ一緒に食事にでも行きましょうか?」と言う。普通なら「夫婦二人で行ってらっしゃい」となるところだろうが・・・。

まぁ私たち夫婦はいつも一緒だから、たま〜に3人で出掛けるのも別に悪くはないし・・・。

洋食を食べたいなぁと考えていたら、いつも行くホームは木曜定休日である。結局、母のリクエストで寿司になった。寿司屋もいつもの回転寿司屋ではなく普通の寿司屋にでも行こうかと思ったのだが、以前に妻と二人で普通の寿司屋に行ったらネタが古くてヒドイ目に遭ったことを思い出した。やはり寿司屋は流行っていて、寿司が回転するだけではなく、客の回転も良くなければネタが新鮮なものにはならない。

大通りのなごやか亭に17:45に入ったら、もうすでに9割方席が埋まっていた。タイミング良くボックス席が空いたのでそこに座って食べたが、我が家は皆、食べるのが速い。商人の家庭は、食事時間が速いのが常だが、妻は商人の家庭に育ってはいないのに、28年間も私と一緒に暮らすと食事のスピードが速くなっているようだ。

18:15には食べ終えて「おあいそ」になった。一番最後に店に入ったのに、一番最初に出て行く。

こう云う混み合う店にとっては、有り難い客であろう。

母が珍しく多目に食べたが3人で22枚、たったの5千5百円弱である。安上がりな結婚記念日の食事であった。


■2013-05-17-Friday ようやく

ようやく温かくなってきた。

太陽が出るとポカポカと暖かく感じる。

庭の桜も待ちわびたように一気に満開になったが、同時にタンポポも一杯である。毎年、除去しても除去してもしつこく生えてくる。綿毛になるまで放っておくと翌年には爆発的に増えてしまうから花が咲く前に除去したいのだが、これが大変な作業なのである。

第一に腰が痛い。しゃがんで鎌で根元から刈るのであるが腰も足も痛くなってくる。大変な重労働である。

我が家の庭をキレイにしても町内中がタンポポだらけだから、近所から綿毛が飛んで来るので気休めにしかならないが、それでも庭がタンポポの花で真っ黄色と云うのもなんだか手入れしていないようで恰好が悪い。

屋根のペンキ塗装も雨で数日遅れたが18日には車庫を塗って、足場を片付ければ終わりだという。

天気予報では18日の土曜日は暖かいらしいが、日曜日は土曜日よりも気温が低いようだ。桜が満開の内に、同じ町内に住んでいる妻の両親と母を呼んで、庭で花見のジンギスカンでもやろうかと思っている。

愛犬の犬小屋用に庭に作った場所は現在では物置になっている。そこに置いてあった焼肉用のコンロなどは、先日の整理で捨てた。さすがに5年も使っていると錆びてボロボロになってしまったからだ。

ジンギスカンパーティをするにはホームセンターに行って新しい焼肉用コンロを買ってこないとならない。

明日は、道具の購入にあてて、花見は日曜日にすることにしよう。


■2013-05-18-Saturday 頭の・・・

世の中面白いもので

勉強が出来なくても頭の良い人は、アインシュタインやエジソンなどを持ち出さなくても、その辺にもウジャウジャいるが、その逆の、勉強が出来たのに頭が悪い(固い)人というのも大勢いるが、そちらの方は「昔は神童と云われたのに・・・」というだけで、大人になってからは名を為すような仕事は出来ないだろうから歴史には残らない。

昔から「金は天下の回りもの」と云うではないか。金は流通することで世の中が上手く回るものだと教えられてきたし、私はそう実感もしている。

それが、最近は大金持ちを作り出して世の中を回そうというのが主流のようなのである。

1億円の収入のある人間を一人作り出し、33人の無収入の人間を養うよりも、33人が3百万円ずつ稼いだ方が遥かに世の中が明るくなるし健全であろうと思うのだが・・・。

どうも経済学者や政治家の方々は、そう考えてはいないようだ。

安倍首相がTPPに絡んでなのだろう、農業を発展させる成長戦略を取るような発言をしたが・・・。

良くは見ていないが、何やら強い農業を目指しているようで、輸出できる商品を作り出そうというらしい。

農業は無生物である機械を造る工業とは性質が異なることを、どうやら御存知ないらしい。いくら売れるからといっても、農地で作るのだから同じものばかり作る訳にはいかないだろう。輪作を考えなければ土地がダメになってしまうし、植物は生物だから出来る季節というものがある。

第一、海外に輸出することを考えているようだが、アメリカやフランスなどは自給率が100%以上だから輸出できるのだ。日本みたいに40%程度の自給率で輸出するだって?

自分の国ですら食料を自給できない国が食料を輸出?

アホじゃなかろうか!

カブはカブでも喰えない株が上がったって腹は満たされない。

円安で輸入する食料の値段が上がるだけだ。

肥料も飼料も石油も輸入している日本。ビニールハウスを温かくしている石油の値段も上がる。高くなった原材料費で作る日本製食料の価格が世界で売れるほど果たして付加価値があるのだろうか?

私はまるで現実的ではないと考える。

農業の所得倍増?嘘だろ〜。むしろ所得半減、農業人口半減の間違いなんじゃ〜ないのか?

頭の悪い奴がトップにいると・・・。


■2013-05-19-Sunday 日本プロゴルフ選手権

日本プロゴルフ選手権大会の

最終日をテレビ観戦した。

前日までに新人である大学生プロ松山英樹が8アンダーで2位に4打差をつけて単独トップであったから、ぶっちぎりで優勝するものだと思っていたのだが・・・。

やはりメジャー大会の重圧なのだろうか・・・。

テレビ放映が始まった時点で最終組の松山は13番ホールを終わって3アンダーの4位タイというスコアであった。

エッ〜松山に一体何があったの???

韓国の金亨成が5アンダーでトップに立ち18番をプレーしているところが映る。金亨成なんて今朝の新聞には名前も載っていなかったぞ!

松山がどんなプレーをしたのかは、なかなか放送しない。

しばらくしてから、松山は前半のOUTで1バーディ、3パー、5ボギーの4オーバーで40というスコア、INに入ってからも10番でボギーを叩いて3アンダーまで下がったということが分かった。

これがメジャーの重圧という奴なのだろうか?さすがの怪物も人の子であったか!

しかし、松山がすごかったのはここからだった。

14番でバーディを決めた。続く15番は500ヤード超のパー4という長くて難しいホールだが、なんとここで長〜いバーディパットを決めて5アンダーでトップの金に並んだのである。

16番の190ヤードのパー3もパーをセーブ。17番のロングは松山の飛距離ならスコアを延ばせるホールであるが、惜しい2m程のバーディパットを外してしまった。

これを決められなかったのが痛かった。

最終18番はドライバーを左に曲げてラフから打った球はグリーン左のガードバンカーに入った。バンカーショットは2m程が残ったか。このパーセーブパットを外してボギーにした。

金は3日目を終わって首位の松山から9打差の17位であったが、最終日に7バーディ、1ボギーで回って優勝したのであった。

松山は2日目にはアドレス後にボールが僅かに動いたのを気が付かずにそのまま打って2打罰を受けたから、もしも、この時に気が付いて、元の位置にリプレースして打っていれば1打罰で済んだから・・・。

ゴルフにレバタラは厳禁か!

まぁ、松山にとっては惜しいゲームであった。

しかし、松山は石川遼よりも良いものを持っている。きっと石川よりも伸びるだろう。男子プロゴルフも面白くなってきた。

この試合のテレビCMが愉快であった。戦争の場面であるが、外人が南北戦争当時の部隊に扮し、日本人は武士姿である。会社の社長が「これからは英語を社内用語にする」と宣言してこの戦いが始まるが、日本人は英検3級だとか日本語すら怪しい云々と言っている。

最初は何のCMだろう?英会話教室や教材のCMなのかなと思っていたら、何と日清のカップヌードルのCMであった。そういえばこの試合のスポンサーが日清であった。面白くて噴き出してしまったのだった。


■2013-05-20-Monday またまた寒い

日曜日に我が家の庭で

花見のジンギスカンパティーをやる予定で焼肉用のコンロや木炭も買って準備していたのだが、朝から曇りで気温がさっぱり上昇しない。天気予報でも帯広の最高気温は16℃だという。

私たち夫婦2人なら、この程度の気温でも雨さえ降らなければなんとかやれるが、80〜90歳の老人3人には少々寒過ぎるかもしれないと思って急遽中止にした。花見を強行して風邪でもひかれたりしたらかえって申し訳がない。

歳を取ると「後何回桜が見られることか」なんて感傷的な気分になるらしい、かと言って人が大勢集まる様な場所での花見は疲れるから、嫌だという。我が家の庭でこじんまりとやるジンギスカンが楽しみだと言っていたのに、庭の桜も昨日あたりが満開であるから、来週では散ってしまってもう花見にはならないだろう。何とも罪作りな天気である。

母の家の灯油タンクの目盛りが半分に減っているから、満タンにするように注文しておいて欲しいと頼まれた。まだ暖房のボイラーを消せないからだ。

日曜日に母の買い物の運転手兼荷物持ちで、スーパーマーケットとホームセンターに行ったが、ホームセンターでは庭に植える花の苗を買う予定でいた。いつもならこの時期に植えるのであるが、今日の天気なら寒過ぎて花が上手く根付かないかもしれないと云うので、これまた苗の購入を止めて土だけ買って帰った。

我が家の庭ですら予定がズレ込むのだから、農家はもっと大変だろう。こりゃ〜今年は不作になるかもしれない。

都会では株が上がったと喜んでいるが、円安で輸入食料の価格が高騰し、そこにTPPでも批准することになって農家が食料作りを止めたりしたら日本から食べ物がなくなるかもしれないぞ。


■2013-05-21-Tuesday ビルディング協会

20日夜に

私が会長を務める「帯広ビルディング協会」の総会が市内の「はげ天」で開催された。

この協会は、昭和40年代に帯広に次々とビルが建設されたのをきっかけとして北日本ビルの長谷川信次さんや父が呼び掛けて作られた組織である。初代の会長は長谷川さん、二代目会長が父、三代目会長が野村ビルの野村耕一さん、そして四代目会長が私である。歴代会長は皆すでに鬼籍に入られた。

かつては、ビルは50年以上は持つから、加入ビル会社は増えこそすれ減ることはないだろうと考えていたが・・・。

ところが、近年は取り壊されるビルも出てきて加入会社が減り始めたのである。ビルも古くなるとメンテナンスに費用が掛かるからだろうか、後継者も少なく、役員は皆、高齢になってきた。

名ばかりの会長こそ一番若輩の私がやっているが、事務局長がなにせ83歳なのであるから押して知るべし。

活動らしい活動もしていないので、私が会長になった4年ほど前から、年会費の徴収を止めた。それでも過去に集めた会費の残高がかなりある。

近年は、年に1度の会議と称する懇親会中心の会合と、総会、そして私が交渉役をやっている講演会で費用を使う程度である。

だから、新たに入会したいと云う会社もあるのだが、その会社だけ会費を徴収する訳にもいかないので新規参入がない組織になっている。

これでは徐々に衰退を待つばかりであるが、果たしてビルディング協会なる組織が時代の要請に合致しているのかは考えなければならない課題である。

総会終了後に理事のAさんが「坂本ッ!飲みに行くゾ!嫌なのか?」と云う。てっきり、若いホステスがいる店に飲みに行くのかと思っていたら・・・。「黒んぼ」と云うバーに連れて行かれた。ここは男のバーテンダーが居るだけの本格的なバーで、ホステスは居ない店だ。

Aさんが「坂本ッ!マジックをやれ!」と云う。私は常にトランプを持ち歩いているからいつでもマジックを披露することは可能だが、どうせ見せるなら男のバーテンダーよりも若い女性のホステスの方が・・・。

店に入ったのが早い時間だったから、他に客も居なかったのでタップリマジックを披露した。一通り見せたら「よし!もう帰って寝るぞ!」という、時計を見たらまだ9時前である。私には飲み足りない状態であるから一人で飲みに行こうかなと思ったが「帰り道は同じ方向だから送ってやる!」とタクシーを停めるものだから、仕方なく帰ることにした。マイペースなんだから・・・。

Aさんとはゴルフ仲間でもある。毒舌でならすAさんが私に対しては優しいのが不思議である。

21日の朝は、快晴で温かい。寒い日と温かい日が交互に来るので、高齢者は体調の管理が難しいのではないだろうか?

今朝、ゴミ出しをしていたら庭のタンポポが満開で庭い面が真っ黄色である。土曜日に腰を痛めながらもタンポポを全部駆除したつもりでいたから、驚いてしまった。タンポポはちょっとやそっとでは駆除できないのだなぁ〜。雑草の生命力の強さにビックリした。

今朝は歩いて会社に行ったら、駅でAさんに呼び止められた。Aさんは毎日歩いて会社に行っているという。

私も少し歩いて痩せようかな。


■2013-05-22-Wednesday 大道芸

22日に大道芸フェスティバルの

会議が十勝毎日新聞社で開かれた。

大道芸は「北の大地de大道芸フェスティバル」として例年、お盆の8月14〜16日に開催される帯広平原まつりに同時に開催している。その前日の夜には十勝毎日新聞社主催の花火大会が開催されるが、この花火大会は打ち上げ数が日本でも3本の指(たしか日本第2位と言っていたように記憶している)に入るほどの量なので、札幌方面からも観客が見に来るほどの盛況なのだ。

だから、勝毎の事業部の人達はこの勝毎花火大会が夏まつりのメイン事業で大忙しなのである。だが、どう云う経緯なのかはよく把握していないが、2003年に勝毎の事業部から大道芸を一緒にやらせて欲しいという要請を受けたのであった。

元々、大道芸は「北の屋台」の事業であった。

私がプロのマジシャン志望であったことはこのブログにも何回も書いているが、そのマジシャン仲間から2002年の平原まつりで大道芸をやる場所を確保してくれないかという要請があったのがきっかけである。

当時、「屋台」の研究をして本(北の屋台読本2001年7月29日出版)まで出版した私は、屋台にはおおざっぱに分類すると「飲食」・「物販」・「パフォーマンス」の3種類の屋台があると定義した。

2001年7月29日にオープンさせた「北の屋台」は「飲食」の屋台の集合体であるから、翌年からは「物販」や「パフォーマンス」の屋台の充実を図りたいとちょうど考えていたところであった。

実にタイミング良く、大道芸の話が舞い込んで来たものだから2002年からは北の屋台と平原通りを演技場所として大道芸やチンドン屋の芸を市民に提供するようにしたのである。

これが実に好評を博した。

来てくれた芸人は、コンテストで優勝するようなトップレベルの芸人であったからだ。

だから、翌年の2003年も北の屋台主催で「大道芸人」や「チンドン屋」を招聘して大道芸フェスティバルを開催したのである。

この開催費用は「北の屋台」の「広告宣伝費」を使用した。

北の屋台では「広告宣伝費」として20軒の屋台店主から月額2万円を徴収している。だから北の屋台は、月40万円、年額にすると480万円の広告宣伝費を持っている。パンフレットなどの製作費は数十万円程度しか掛からないし、北の屋台でやるフェアや色々なイベント等も協賛各社が負担してくれるので、400万円程度は独自の企画を開催することが可能だったと云う訳である。

同じ広告宣伝費の使い方でも、余所の商店などでは絶対に出来ない様な面白くて話題になる企画を立てて、市民にも喜んでもらう有効なお金の使い方をしなければ意味がない。だから智恵と人脈をフルに活かして企画を立てたのだ。

その甲斐あって、チンドン屋も大道芸も大いに受けたのであった。(私が辞めた後の北の屋台ではこう云ったイベントを一切開催していない。年間480万円の広告宣伝費は、広告宣伝費という名目で徴収しているのだから給料等への転嫁は一切出来ないはずなのだが・・・、一体何に使っているのだろうか?)

その大好評なイベントに目を付けたのが勝毎ということなのだろう。

花火大会が終了した後に、来てくれた観客をそのまま帰したのではモッタイナイ。更に楽しませるイベントを企画して花火大会の観客を帯広に宿泊させて翌日からの平原まつりも見てもらうようにと考えたのではなかろうか。

私は大道芸の企画から芸人の手配まで、数人のスタッフでやっていたからかなりシンドイ事業でもあったので、勝毎事業部のスタッフが手伝ってくれるなら、かなり楽に運営できるなと考え、勝毎と合同で主催することにしたのであった。

勝毎事業部は北海道から補助金も引っ張って来て2003年からは「北の大地de大道芸フェスティバル」と名称も変更して開催することになったのある。

ところが、去年は、その勝毎花火大会が雨で一日順延したものだから、スタッフが足りなくなったりして運営に支障をきたしてしまった。

芸人さんへの対応も悪くて「もう、こんな状況なら帯広では大道芸をやらない!」とまで言われてしまうほどであったのだ。

だから今回は、万全の体制で臨むべく会議を早目に開催したのである。

どうか、今年は天候にも恵まれ、楽しい大道芸フェスティバルにしたいものである。


■2013-05-23-Thursday 検診

23日は毎年やっている

健康診断の日だ。

我が社は、ここ数年は協会病院で受診している。

昨晩の21時からは食事はもちろんのこと水すらも飲んではいけないというお達しだ。

22日夜の18:30〜20:00までは「勝毎アカデミー」のマジック教室があるので、早目の17:30に自宅で食事を済ませてから教室で指導した。

マジック教室の終了後は、そのまま温泉銭湯に行き、21時からはきっちりと言い付けをを守って水すらも飲まなかったので、汗をかいた分、喉が渇いたのと夕食の時間が早かったのでやたらとお腹が空いてしまい、空腹で眠れなくなってしまったのであった。

朝方4時にあまりにも腹が空いて目が覚めてしまった。

空腹感を感じるのは実に久し振りのことである。

書類には8:15から受付とあったが、家に居ても仕方がないので、早目に病院に出向いた。

検査項目は「尿検査」「検便」「身長」「体重」「腹囲」「血圧」「心電図」「血液検査」「聴力検査」「視力検査」「肺のX線」「胃のバリウム検査」などを行う。

毎年のことだから、かなり慣れたが「胃のバリウム検査」だけはツライ。なにより、最初に口にする発泡剤が胃の中で泡になってブワ〜ッと胃が膨らむのだが、ゲップを我慢しなければならないのが一番苦しいのだ。更に頭が逆さまになる時には、ゲップを我慢しながら身体を手で掴んだバーだけで維持しなけらばならないのだが、筋力の衰えもあって自分の体重を支えられないのだ。この検査はドッと疲れる。

不健康な人にはちょっと無理な検査なんじゃぁなかろうか?

ついこの間、厚生病院でMRIとX線と血液検査をやって、健康体だと云われたが、まだ身体の調子がイマイチなので、ちょうどセカンドオピニオンになるかとも思っている。

会社に戻ってから大量の水を飲んだ。

病院でバリウム検査の終了後に下剤を渡されるが、下剤が嫌いな私は去年は飲まないで会社に戻って、翌朝の大便の時に大変な思いをして懲りたものだから、今年はサッサとバリウムを出してしまおうと思ったのである。

13時から外部で行われた会議に出席していた時に便意が襲ってきた。2リットルは水を飲んでいたし、下剤も飲んでいるから強烈な便意である。

会議を抜け出し便所に駆け込んだ。真っ白な水のような便が、これまた大量に出たから去年のような苦労はしなくて済みそうだ。

健康診断を受けるとかえって体調を崩しそうに感じるのは私だけなのだろうか?


■2013-05-24-Friday ネットオークション

ネットオークションの

ヤフオクでマジック(手品)関係書籍の入札をしている。

2007年6月に開設したマジック図書館の蔵書を充実させる為であるが、既に1万冊を超えているので、まだ持っていない本はなかなか出品されることがない。

タマに持っていない様な珍しい本が出品されても、ライバル(金に糸目を付けない人)が多くて値段が釣り上がることがかなりあるので、途中で諦めてしまって手に入らないことも多いのである。

5日ほど前に、その珍しい本が出品されていた。出品者の名前をみると以前に手品関係の本を出版されたこともある人だ。

普通は出品者の名前は落札するまでは、入札側には判らないようなシステムになっているのだが、何故だかこの方はフルネームで出品されていたし、ご自身の著作も出品されていたので誰だか分かってしまったというわけである。別段誰だか出品者が分かったところでたいして意味がある訳ではないが、マジックを趣味にしている人が持っていた本と、古本屋さんが出品するのとでは微妙に差があるのである。

十数点の出品をされていたが、その中で特に私が欲しかったのは「パス(JCC ジャパン・カージェラーズ・クラブ出版)(スペードのA〜Kまで13部)」と云う薄いカードマジックの冊子であるが、私はこれまでにこの13部の内の3部しか持っていなかったのである。

これまでにスペードのA〜KとハートのA〜Kの26冊が出版されている。

薄い冊子だし、各号別々の月に発行されたものなので、何かの本の間に埋もれてしまったりするのだろう。なかなか全13部がまとまって出てくることが少ないのである。

私も大学生時代に1部を手に入れて以来これまで30年以上も探し求めてきたのだが、3冊がバラバラに手に入っただけであった。

それが全13部で1円からスタート(私が見つけた2日目の時点で既に39件の入札があって1200円程の値段が付いていた)というのを見つけた時は狂喜乱舞したのであった。

最終落札価格は相場としては1部1000円で13000円と云うところだろう。しかし、この機会を逃せばいつまた全13部が出品されるかは分からない。マニアの心理としては、ここは例え相場の3倍払ってでも、何としても落札してやるという気構えで、まずは相場の2倍以上の27000円の値段で入札しておいた。

最終日時が近づいてきたのでPCで見てみたら、61件の入札で26110円である。ウ〜ム、やっぱりなぁ〜、やはりそれくらいの値段になってしまうか!こうなったら、もう1万円は上乗せする必要があるかもしれないなぁ〜と思って良く見たら・・・エッ、嘘でしょう?

0が一つ少ない2611円であった。

これは何かの間違いかもしれない。きっとライバル達は終了間際に値段を釣り上げてくるはずだと思って、PCで終了時間とズ〜ッと、にらめっこをしていた。終了間際には心臓がドキドキしてしまうほどであったが、何事もなく2611円で落札することができたのであった。超ラッキー!!!!

こんなに嬉しいことはない。

きっとライバル達は今回の出品を見逃していたに違いない。

一刻も早く手元に届いて欲しい。


■2013-05-25-Saturday テレビ取材

21日に大阪のテレビ局から

私の会社に電話が入った。正確にいうとテレビ局の下請け会社からの電話であるが・・・。

『大阪朝日放送で金曜日夜の11時過ぎからやっている「探偵ナイトスクープ」と云うこちらでは人気のある番組なんですが、ご覧になったことありませんか?』という。そもそもテレビはあまり見ない方だが、「金曜日の夜の11時過ぎからのそんな番組は見た事がない」と答えたら「西田敏行が局長(司会)を務めている番組なんですよ」という。

そういえばもっと夜中にやっている番組なら見た事があるなぁ〜と思ったら、北海道では土曜日の零時過ぎに放送している番組であるらしい。

昔はたしか上岡龍太郎が局長をやっていたような記憶がある。

その番組が26日に帯広の視聴者からの依頼で撮影に入る。地元のマジック愛好家にお手伝いしてもらいたい事があるのだが・・・。というのだ。

詳しい内容は、現時点ではまだ書くことが出来ないが、お手伝いをすることになった。

私への依頼は「人体交換マジック」をやって欲しいというものである。電話とメールで何度かディレクターとやり取りをしたが、私にはどうしても制作側の意図が理解出来ない。

こちらは、依頼に対して完璧なマジックで応えようとアイデアを出すのだが、ディレクターの反応はイマイチなのである。

25日にもう一人のディレクターが前乗りで帯広に入るから、帯広市内で打ち合わせをして欲しいと云う。

17時に私の会社に来てもらったが・・・。

今日はここまでにしておこう。

事の顛末は、明日26日の撮影が終了後に書くことにする。


■2013-05-26-Sunday 撮影秘話

大阪の朝日放送の

テレビ番組「探偵ナイトスコープ」の撮影が26日(土)に帯広市内の住宅街で行われた。

探偵役はデブの芸人でビートたけしや野村克也のモノマネをする松村邦洋である。

13時に依頼者宅近くのパチンコ屋の駐車場で待ち合わせをすることになっていた。

その依頼内容と云うのは、とある母親からのもので、「3歳になる人懐っこい性格の息子が自分の父親(3歳の子供からみると祖父)には懐くのだが、姿形がそっくりなのに何故か父親の双子の叔父にはまったく懐かなくて困っている」というものである。

テレビ局のADからの電話では、その解決策に人体交換マジックを使いたいのだと云うのである。

そういう類のマジック道具を持っているか?という問い合わせであったから、25年前に作った大きな布(2m×5m)の人体交換マジックなら持っていると伝えた。

翌日の22日には電話での説明では不十分なので、ダグ・ヘニングというアメリカのマジシャンがその布を使用した人体交換マジックを演じたビデオを探し出し、更に私がその演出方法を考案してメールで送ったのであった。

ところがディレクターの反応はイマイチなのである。

結局、私が持っている布のマジックは不可となり、大阪のマジシャンから道具を借りて帯広まで持って行くことになったと云う。

私にはディレクターの意図がさっぱり理解できなかったので、希望に添えないから、誰か別の人でも探してもらおうかとさえ考えていたのであった。

25日(土)に帯広入りしたディレクターから聞かされた撮影意図は「マジックで問題解決をするという趣旨ではなく、マジックでもダメだったという意図なのだ。だからマジックは完璧なものである必要はない。」と云うのである。これを聞かされて初めて納得したのであった。

私は、地元のマジック愛好家の方に手伝ってもらって祖父Aと祖父Bをマジックで入れ替えて、3歳の孫には入れ替ったと感じさせずに祖父Bに懐かせてメデタシメデタシとマジックで問題可決して欲しいのだと理解したのであった。どうりで、私の考案したストーリーではダメなはずである。

ディレクターからは「坂本さんの道具は使わないが、坂本さんにご紹介いただいた地元のマジシャンお二人も坂本さんに同席して欲しいと言っているし、大阪のマジシャンから借りてくる道具も使い方が良く分からないから当日現場で指導して欲しい」と云う。

それで、26日の撮影に付き合うことになったという次第である。

行ってみたら、なんと依頼人の父親という人は旧知の帯広市役所職員のSさんであった。そう云えば銭湯でSさんだと思って挨拶したら「あ〜それは双子の方割れの方です」と云われたことがあったのを思い出した。それほどソックリな双子である。

当日、現場で見たら、大阪のマジシャンから借りてきた道具は、剣差しのマジックであった。通常、道具の中に入るのは華奢な女性アシスタントであるし、しかも、プロの使う道具であるから大きさは限界に近い小さな道具になっているのである。この道具の中に素人の、しかも60歳代の身体の固い男性が入るのは至難の業である。スンナリと入れたら、それだけでも十分不思議な現象になるほどだ。剣は斜めに4本、真上から1本を差すのだが、とてもとても・・・・。

しかもリハーサルは1回だけ、それでも何とか指導してブッツケ本番をやったが・・・。

私は笑い声を抑えるのに苦労したほどだった。恐らくディレクターの意図と合致したのではないだろうか?

大阪方面では1ヶ月後に放映するが、帯広での放映は9月頃かもしれないとのこと。乞うご期待!


■2013-05-27-Monday アスパラガス

26日、自宅に

アスパラガスが届いた。

幕別の農家「北海道ホープランド(畑作)」の妹尾さんからである。

ホワイトアスパラとグリーンアスパラを半々に送っていただいた。今年は気温が低かったから出来具合を心配していたのだが、どちらも甘くて瑞々しく、とても美味しかった。

妹尾さんとのお付き合いは、2000年からで、北の屋台を作る前年からになる。

北の屋台のプランは1999年から始まっていたが、2000年には実験化事業の認定を受けていよいよ本格的にプランを煮詰めていた頃のことであった。

地元の農家の方々に屋台を出店してもらいたいと考えていたところに、ちょうどタイミング良く、十勝中小企業家同友会の農業部会で元気が良い4人組がいると紹介されたのが、後に北の屋台で「農屋(みのりや)」をやってくれることになる妹尾さん、「夢がいっぱい牧場(肉牛)」の片岡文洋さん、「あすなろファーミング(酪農)」の村上勇治さん、「梶山ファーム(畑作)」の梶山初憲さんの4人であった。

皆さんこの当時は一番年長の妹尾さんが56歳で以下一番下の村上さんが51歳であったから、現在の私と同じような年代で4人とも元気一杯であった。

北の屋台の成功の要因はいくつかあるが、「農屋」さんが出店してくれたことも大きな成功要因の一つである。農業王国十勝を象徴する屋台として、地元の畑作農家から酪農農家まで3種類4軒が集まって出店してくれたことで、地産地消、地元の新鮮な肉や野菜などを提供する屋台というイメージが出来たことがとても大きかった。

この4人はいずれも研究熱心な方々で、新メニューの開発にも尽力してくれたから初期の北の屋台のイメージづくりには多大なる貢献をしてくれたのである。

私が北の屋台を去った2007年には、彼ら4人も、屋台で使っていた従業員に「農屋」の屋号を譲って北の屋台を去ったが、それが健全な北の屋台の在り方であろう。そう云った意味では北の屋台の設立の趣旨を最も良く理解してくれていた方々である。後進に道を譲るのが北の屋台本来の趣旨なのであるから・・・。

妹尾さんは、アスパラガスとじゃがいもの季節には、いつも採れたてを自宅に届けてくれる。

お礼の電話を入れたら、最近はベトナムなどに進出して忙しくしているというから益々元気で活躍している様子だ。

北の屋台の関係者や出身者が元気で活躍してこそ、本当のまちづくりの意味があるというものである。


■2013-05-28-Tuesday 変な

昨日27日の帯広市の気温は

31.8℃もあった。北海道のオホーツク地方の津別町では32.7℃にもなって、昨日の日本で一番暑かったというから驚いた。

急に30℃を超えるものだから身体の方の調整が上手く機能しない。

今年の天候はオカシイ!

5月6日には積雪があったり、27日には30℃を超える暑さであったり、アベノミクスの株の乱高下と同じ様に、気温もつられて乱高下しているかのようだ。

大阪市の橋下市長の評価も乱高下している。先の「慰安婦」問題の発言で世界中から顰蹙をかっていて、彼が率いる維新の会も支持が低下している。しかし、彼は一体何故、あの時期にあの発言をしたのだろうか?

SEX(下半身)の話は外交上はどんなに個人的に親しくても儀礼上もタブーであろうに・・・。酒の入った居酒屋談義のレベルで外交をやってはいけないだろうに・・・。

どう取り繕っても品性に欠けた発言としかいいようがないのだし、一旦口に出してしまったら弁明しようが撤回しようが元に戻せるものではない。橋下氏は弁護士としては自分の非を絶対に認めないことでノシテ来たのだろうが、政治家としてはこの態度や発言には問題がある。

彼は「男というものはスベカラク性欲の塊である」かのように思っているらしいが、己を基準にして男全体を見ないでもらいたい。こう云う発言は女性のみならず、男性にとっても失礼な話である。私のように(妻が恐くて)妻一筋という男だって居るのであるから。

昨日も外国特派員協会で(弁明の)講演したようだが、自身の発言を正当化しようとして強弁すればするほど事態はかえってオカシクなるだけだ。

世の女性の逆鱗に触れてしまったのだから、女性からの人気は急落するだろう。

だが、これは自民党を益々有利にするだけだろう。野党がしっかりしなければ、安倍自民党がTPPにしろ憲法改正にしろ大暴走しそうで怖い。


■2013-05-29-Wednesday マジック博物館

マジック博物館を

作ろうと準備をしている。

去年6月に、マジックの師匠である故ジミー忍師の奥さんのマコママから大量にマジック関係の遺品が届けられた。

更に7月には、音更町のアマチュアマジシャン故植田ひろしさんのマジック道具を同級生だった息子の稔宏さんから頂戴した。

「マジック博物館を作ってくれ」というジミー師の遺言に従って、マジック博物館を作るつもりになっているところだ。

恐らく、現在は何千点というマジック関係資料があるだろう。

ようやく最近になって、それを我が社の3階の未使用部分に広げて分類を始めた。量があまりにも膨大過ぎて、これまでなかなか手を付けられずにいたのだ。

分類は「絵」「写真」「サイン色紙」などの額類、マジック道具は「シルク」「ロープ」「ダイス&キューブ」「コイン&紙幣」「カード」「フラワー」「大道具」「その他」に分類を始めたが、もう既に広げる場所が狭くなってきた。

しかし、まだまだ未分類の道具がイモカゴに入ったまま数十個もそのままの状態にある。中腰の姿勢で分類をしていると腰から背中に掛けて痛くなってくるから厄介なのだ。仕事の合間に暇を見つけて、せいぜい一日に1時間程度の作業が出来たら良いほうだから、なかなか作業がはかどらない。

かといってマジックの事を知らない人間には分類も出来ないだろうし、自分でどんな道具があるのか一応全てを見ておかなければ展示構想も湧いてこないから自分でコツコツやるしかない。

大変な作業だが、これが実に楽しい作業でもある。

展示するショーケースも知人らに頼んで不要なものを運び込んでいる。着々と、しかし、スローペースではあるが少しずつ進展させている。このままだと後2年くらいは掛かってしまいそうな気配であるが・・・。


■2013-05-30-Thursday 健診結果

23日に受診した健康診断の

結果報告を聞きに協会病院に行ってきた。

3〜4月にかけての歓送迎会の連続で酒を飲み過ぎたことや、4月20〜23日まで仙台、会津若松に行った時に、やたらと小便がちかかったのと右脇腹から右肩甲骨にかけてがかなり痛かったので、肝臓癌か膵臓癌かと心配になって30日に厚生病院に行って、尿検査・MRI検査・血液検査・X線検査を受け、異常がないとの診断をもらったが、どうにも痛みがとれないでいた。しかも、今度は左肩甲骨の下辺りに軽い痺れを感じるので、この時期に会社で毎年受けている健康診断をセカンドオピニオンのつもりで受診したのであった。

この間、ズ〜ッと酒を控えていたので状態は良いはずだと思ってはいたが、これと言って異常はないとのことでまずは一安心。

今回唯一赤文字で記されていたのが「中性脂肪値」であるが、去年の数値からはかなり改善されていた。

だが、体重があまり減っていないのと腹囲は逆に0.5㎝増えているので、医者からは「もう少し痩せましょうね」と言われたことくらいである。

一番改善されたのは、やはり「γーGTP値」でここ10年間ただの一度も黒文字で表記されたことがなかったというのに今回は正常値の64であった。

さ〜て、また今日から安心して酒が飲めるゾ!


■2013-05-31-Friday あぁ勘違い

大阪市長の橋下徹の

問責決議案が否決されたというニュースをみた。

昼の段階では可決は決定的と報道されていたはずだが・・・。

午前中に維新の会の松井幹事長(大阪府知事)が「問責が可決された場合は市長の出直し選挙を参院選と同日選を念頭に考えている」という脅しに公明党がビビったということらしいが・・・。

まぁ、橋下市長は喧嘩が上手ということなのだろう。大阪市議の連中を手玉に取ったというところか。

自分の発言の非は一切認めず、弁護士らしいすり替えの論理で強弁し、問責決議を可決したら参院選と同日選挙で出直し選挙を仕掛けてやるゾというやり方は、私には、まるでヤクザの喧嘩の仕方みたいにとても嫌らしく感じた。

出直し選挙と簡単に口にするが、こんなことでいちいち民意を問う選挙をやっていたら、いくら金があったって足りないだろう。民主主義に金は掛かるものだとは言うが、しかし、何でもかんでも民意を問うというのは議会制民主主義に対する冒涜でもあるだろう。

橋下も市議連中との喧嘩には勝ったにしても、これではたして市民の支持を得られる喧嘩の仕方だったのかどうかは疑わしいところだ。

ロシアのサンクトペテルブルクで開催された「スポーツアコード会議」で2020年に開催される夏期オリンピックの開催地に立候補している3都市による開催計画などの発表がおこなわれたというニュースを見た。

東京都の猪瀬知事は、先のトルコを揶揄したとされる発言でミソをつけているから、どんな発表をするのかと見ていたら、実に下手くそな聞くに堪えない英語で「俺は金持ってんゾ〜」とアピールしていた・・・。会場が湧いたと言って自画自賛していたが、あれは賛辞の湧きなどではなく、バッカじゃなかろうかという侮蔑のどよめきではなかったろうか。少なくとも私はそう感じたが・・・。

何だかなぁ〜。

どちらも、東京都と大阪府という日本の2大都市の知事(橋下は現在は大阪市長であるが)がこの程度の人物かと思うと情けなくなってくるね。

この2人に共通しているのは、唯我独尊で傲慢な謙虚さのかけらもない人間像である。困った方々だ。