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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2013-11-01-Friday 落ち葉

自宅周辺の

落ち葉がものすごい量である。

街路樹の落ち葉と我が家の庭の樹の落ち葉が合わさっているからだ。

車庫のシャッターの前などは風が巻いているのか20㎝以上も貯まっている。このまま車のタイヤで踏みつけると車の下に落ち葉がくっ付いてしまいそうである。

仕方がないから、家からビニール袋とホウキと塵取りを持って夫婦で落ち葉集めをしたのであった。

最初にビニール袋を2枚用意したのだが、アッと言う間に満杯になってしまった。ビニール袋に体重を掛けて何度も押しつぶしながら入れていくのだが・・・。

量の目測を誤ってしまった。

更に2枚のビニールが満杯になった。

先日の大根葉の漬け物を漬けるのに中腰スタイルで作業したから腰が痛いのに、また落ち葉集めで中腰の姿勢を続けるものだから、腰が悲鳴をあげている。

家の前をキレイにして、やれやれ、と思った翌日には、また風に運ばれて貯まってしまう。

これからしばらくは落ち葉との格闘である。


■2013-11-02-Saturday 解散止めた?!

今日の新聞の見出しに、

北海道新聞朝刊には「北の屋台組合存続へ」と、十勝毎日新聞夕刊には「北の屋台運営組合解散撤回も」とある。

8月29日に記者会見まで開いて「年度末で組合を解散する」と発表したが、2ヶ月経っても後継組織がみつからないから組合の解散を撤回するという記事だ。

そもそも、その「解散記者会見」の意味が未だに理解できないでいる。

組合は会見前日の8月28日に開催した臨時理事会を急遽臨時総会に変更して年度末の解散を決定したという。

まともな常識人なら、この解散の決定決議をもって、市役所、商工会議所、中小企業団体中央会、地主さんらを訪ねて回り了承を得、しかる後に、後継団体とも話を決めてから発表するものだろう。もしも、そうしていたならば、すんなり移行できていたかもしれない。

それなのに、何らの根回しもしないでイキナリの解散発表の記者会見である。

この解散の引き金になったと言われる月刊誌「クオリティ9月号(8月14日発行)」の「不透明会計処理問題」の追及から、わずか2週間後の突然の解散宣言であるから、尚のこと、この報道を解散原因に結びつけることになったのであった。

世間の人も突然の解散宣言には驚いたことだろう、しかし、その驚きが強いだけに、逆に「何故?」という疑問が湧いてくるだろうことは容易に想像ができることではないだろうか。

何だか自分たちで、わざわざ騒ぎを大きくしているように感じたのは私だけではあるまい。

当然、新聞各社は大きく取り上げた。また、月刊誌クオリティも自分の雑誌の報道で解散したとなると続報を書くのは当然の成り行きではないだろうか。

「解散する!」とこれだけ騒ぎを大きくしておいて、しかも、肝心の月刊誌に指摘された不透明会計問題には何らの説明もされていない状況では引き受け手だって腰が引けるのは当たり前だろうに。

そう云う状態に自らしておいて今度は引き受け手がいないから解散を「止〜めた!」と言ったら一体どうなるか?

あの解散宣言は一体何だったのだろうか?

組合の理事者には想像力というものが無いのか?

運営を続けていくうえで、この2ヶ月間に渡った一連の解散大騒動に何等かのメリットでもあったのだろうか?ただイタズラに時間を浪費しただけである。

混乱に拍車を掛け、醜態を世間にさらしただけだ。「北の屋台よ、なにをバカなことをやっている」と蔑まされているのがオチだろう。こんなバカなことばかりやっていたら今後の行く末が心配である。

新聞記事には「理事8人全員の入れ替え」と出ているが、実務者を残すようなニュアンスのことも書いてある。腐った根本にメスを入れない限り再生はありえないと思う。

まだまだ解決には遠いように感じるが、まずは11月5日の理事会の結果に注目しよう。


■2013-11-03-Sunday ついに黒星

プロ野球の

日本シリーズの第6戦が2日仙台で行なわれた。

楽天が3勝、巨人が2勝で楽天が日本一に王手を掛けた。今日の先発予告投手は楽天が田中将大、巨人は菅野智之である。

田中は今季はポストシーズンも含めて負け無しの絶対的エース、第2戦でも菅野と投げ合ったがこの時は田中が勝っている。

菅野も良い投手だが新人だし田中の敵ではないだろうから楽天の優勝かと思っていたが・・・。

珍しく18時からテレビで観戦した。そもそも試合前のセレモニーから放送する試合はこれまで見た事がなかったから、テレビ局も楽天の優勝を確信して力が入っていたのではないだろうか。

試合は2回に巨人の失策もあって楽天が2点を先取した。今季負け無しの絶対的エースに2点のビハインドは巨人を焦らせるかと思いきや・・・。

楽天の選手達もこの2点で優勝を意識してしまったのか、急に動きが悪くなっていったように感じる。

田中投手にも力みがあった。キャッチャーの嶋とのコミュニケーションもイマイチに感じた。スプリットを多投し過ぎであるし、勝負にいくのが早過ぎた。

2ストライクで追い込んだ後に遊び球を使わずに攻めて行き過ぎだのではないだろうか。何だかムキになっていたように見えた。

特に5回にロペスにホームランで同点にされた後に、2死1・3塁の場面の高橋由伸にノーボール、2ストライクから打たれたヒットは遊び球を使う余裕が欲しかった。三振を取ってやるという力みがまずかった。

明日の最終戦は、楽天にはピッチャーが残っていないから巨人が有利になるだろうなぁ。星野監督が日本シリーズで優勝してことがないというジンクスも気になるところだが、でも、今回の日本シリーズの展開は予測がつかないからなぁ〜。頑張れよ楽天!


■2013-11-04-Monday 楽天優勝!

日本シリーズ最終第7戦で

楽天が勝利し日本一になった。

昨日のブログで「巨人有利か!?」なんて書いてしまってゴメンナサイ。私は某ホテルの支配人とは違いますので、素直に謝ります。

1回の巨人の攻撃で二死満塁バッター坂本の場面で、楽天のピッチャーの美馬の顔がアップになったら顎から汗がポタポタとしたたり落ちていたから、こりゃ〜かなり緊張しているなぁ、ここで点を取られたら楽天はバタバタと行くだろうなぁと思って見ていたが・・・。ここを無得点に抑えたのが大きかったように思う。

その1回裏2死2・3塁の場面、今度は1回表に凡打に倒れたショート坂本がエラーして1点を献上した。

楽天は2回、4回にも1点ずつ加点。一方の巨人は美馬を打てない。美馬は6回を無失点と大好投した。

この大好投している美馬を7回には則本にスイッチしたところで、エ〜ッ星野監督よ本気か!と何故替える必要があるのだ。と思ったが則本も好投した。9回には何と前日に160球を投げた田中将大が出て来たから、星野監督はマー君と心中するつもりかと思った。

マー君は2安打を許して、ここでホームランを打たれたら同点と云う場面になったが、最後は代打の矢野を三振に取って勝利したが、最後の最後までハラハラさせる展開であった。

今年は面白い日本シリーズであった。珍しく妻と二人で6・7戦をテレビ観戦したのだが、私がテレビの前に陣取ると楽天がピンチになる。逆にPCを操作していると楽天が点を取るという展開になった。最後の9回もマー君が投げるというのでPCを離れてテレビの前に陣取ったものだから、マー君がピンチになったので、妻は私にテレビの前には来るな!ずっとPCをやっていろと言う。私だって見たいのに・・・。

まぁ、楽天が勝ったのは嬉しいことだ。


■2013-11-05-Tuesday 終戦のエンペラー

映画「終戦のエンペラー」を

観て来た。例によって「夫婦50歳割引き制度」で2人で2000円という値段である。

この制度のお陰で月に最低でも3本は映画を観るようになった。多い月は5本も観ることがある。以前はレーザーディスク(LD)を購入して自宅のテレビで観ることが多かったのだが、映画はやはり映画館の大画面で観た方が迫力があって良い。

それにLDだと、発売されるのが、どうしても映画館で上映されてから数ヶ月後になるから話題作を早く観る為には映画館で観なければならないのだ。

やはり同時期に観たいものである。

「終戦のエンペラー」は他に観たい映画を観尽くしてしまったからで、ネットの評価も、マッカーサー役がトミー・リー・ジョーンズだから、缶コーヒーのCMみたいで云々と出ていたから、あまり期待していなかったのだが・・・。

でも、私には面白い映画だった。

例によってストーリーなどはあえて書かないが昭和史を知る上ではとても参考になった。

おすすめの映画である。


■2013-11-06-Wednesday 北の屋台理事会

6日の新聞の見出しで

朝刊の北海道新聞には『北の屋台 「組合存続」結論出ず 理事会、月内にも再協議』と出ていた。

夕刊の十勝毎日新聞には『事業譲渡、解散撤回・・・林理事長に対応一任「北の屋台」組合が再確認』と出ていた。

記事の内容を読めば、5日夜に理事者8人中の7人が出席して理事会が開かれたが「来年3月に予定していた解散を取りやめ、組合を存続するかどうかなどを協議したが結論は出なかった。」ということだ。

林理事長が9月以降の事業譲渡に向けた作業経過を報告し、今後についても理事長に一任することを確認したにとどまったということである。

この理事会開催に先立つ11月2日には、理事会で話し合われる内容を林理事長がコメントしたとして、北海道新聞と十勝毎日新聞が記事で掲載したが、これは本来はアリエナイことであろうと思う。

理事会で決議する前に新聞に載ること自体が甚だしい理事会軽視であるからだ。

もしも、私が理事者だったならば「理事会が開催される前に新聞に内容が載るのなら理事会なんて開催する意味がない」と抗議するであろう。

それほどオカシナ事態なのだが、私は理事者ではないから怒ったところで仕方がないが・・・。

前回の「解散を決定した」理事会の開催日が8月28日で、5日夜の理事会はその時以来2ヶ月振りとのことである。

この間、新聞などにも随分多く「北の屋台」の文字が躍っているのに、これまで一度も理事会が招集されていないことも不思議なことだが・・・。

2日の新聞記事は世間の反応を測る為に、いわゆる「観測気球」というやつを上げたのであろうか?

その測った結果なのか、記事に載っていた「8人の理事者全員の辞任」というのは、どうやら見送られたようである。

8人全員が同時に辞任してしまったら、翌日から組合の運営は一体誰がやるのだろうか?と心配していたのだ。

それこそ無責任のそしりは避けられまいから、思い留まったのであろう。これも「解散会見」と同じで行なう順番が違っている。まずは新理事を決めて、引き継ぎをしてから、8人の理事が辞任すれば空白期間をつくらずに移行できる。これが社会常識であろうに・・・。

でも、後継の組織すら見つけられない状況であるのに、火中の栗を、それもまだ真赤に燃えている栗を拾う人など現れるのだろうか?

先の8月29日の「解散会見」といい、2日の「理事会内容の報道」といい、この組合がやることは予想が出来ないことばかりである。どうも常識では推し量れないことばかりを次々にやる人達である。

今後、北の屋台をどうするつもりなのだろうか?

今回の問題を解決するには「北の屋台とは全く無関係の税理士に組合の帳簿を検査してもらい。『問題がない』とのお墨付きでも貰わないかぎり先には進まないのではなかろうか?」

公認会計士にみてもらっているから「問題ない」と自信たっぷりに言っているのだから、さっさとそれをやって世間を納得させて、事態の収拾を図ってもらいたいと願っている。


■2013-11-07-Thursday 新聞

今朝の北海道新聞にも

「北の屋台」の記事が掲載されていた。それにしても、ずいぶんと新聞に書かれるものだ。

『「北の屋台」混迷 広がる不安』『「運営組合存続」結論出ず』『出店者、利用者の思い置き去り』という見出しである。

記事の中身は見出しそのものであるが、記事の最後に『運営団体が決まらないまま、今の組合が主体となって出店者を選ぶのは無責任』との指摘があると書かれていた。まさにその通りである。

しかし、メディアが何を書こうが言おうが、このまま既成事実を積み上げていって、これ以上は店主らにも迷惑を掛けられないから、役員の数名が騒動の責任を取って辞任するが、現実問題としては現組合の人間が運営するしか方法がない。とでも言うつもりなのだろうか?

何だかそのような収拾の仕方をするような気がしてきた。

それなら、実体は何の変化もないことになるし、この2ヶ月間はただ「北の屋台」の評判やイメージを損ねてきただけのことではないのだろうか?

だとすると、8月29日の「解散記者会見」の意味が尚のこと分からなくなってしまうが・・・。

「解散会見」では「店主らには迷惑を掛けない。守るべきは組合ではなく店主や地域である」と発言していたのだから、理事者は現組合の運営方針に疑問を感じて行動を起こし始めている店主らの気持ちにも思い至って欲しいものである。

卒業する店主、残る店主、新しく入って来る店主のためにも一日も早く問題にケリをつけて北の屋台を正常化してもらいたい。


■2013-11-08-Friday お宝?!

ヤフーオークションに

日本近代マジックの父と言われる明治時代の奇術師 松旭斎天一(しょうきょくさい てんいち)(1853-1912)の肉筆書が6日前の11月2日に出品されているのを発見した。

縦34㎝で横は135㎝の紙に墨書で、右からの横書き「唯 花 酔 月」と書いてあるように読める。その他「天一」という署名と「甲午・・」という字も読める。落款も朱で右上と左下に2ヶ所押してある。左下の落款はよく分からないが、右上の落款は「松旭斎」と読める。

その時点では、まだ誰も入札していない。初値が100円と表示されている。この値段を見て「果たして本物だろうか?」という疑問が湧いたが、一応入札しておいた。

天一の書いた文字など見たことがないし、落款も本物かどうか何て分からない。ネットで色々と調べてみたが天一の書の映像は見当たらなかった。

その後も6日の時点では私以外にもう一人が入札に参加してきたが、値段も高騰はしていなかったし、その相手は降りたようであったが・・・。

締切日の7日深夜24時が近づいてきた途端にグングンと値が上がってきたのである。別な人が入札に参加してきたのだ。オークションネームを見ると現在マジックの文献を日本で一番集めている人で強敵である。

こりゃ〜本物だなと直感で思ったので頑張って何とか落札したのであった。

まだ手元に届いていないが、本物かどうかの鑑定を是非ともしたいと思う。それこそ大好きなテレビ番組の「開運!なんでも鑑定団」にでも応募してみようかしら・・・。

でも、松旭斎天一の真筆かどうかなんて分かる鑑定家が居るのだろうか?


■2013-11-09-Saturday 最後の

今年最後のゴルフコンペが

今日行なわれるが・・・。

昨晩の天気予報を見たら十勝地方は今年最低気温の−5℃という予報である。早朝8時のスタートだから早起きしなければならないし、−5℃なら地面もまだ凍っているだろうし、寒い中に沢山の服を着込んでゴルフをするのも嫌だなぁ〜と考えてしまったのである。

すぐに幹事の人に電話を入れて「明日は最低気温が−5℃だという予報だから、風邪気味だしゴルフは止めておくよ」と連絡を入れて、その後は夜中まで結構な量の酒を飲んで寝たのであった。

二日酔いで10時に目が覚めて、窓の外を見たら、快晴無風の絶好のゴルフ日和である。

外に出てみたら温かいではないか!天気予報の嘘つきめ!

こんなことならゴルフに行けば良かったが時既に遅しである。

仕方がないからベッドにもぐり込んでズ〜ッと読書をしていた。妻には「運動もしないで寝てばかりいるから肥るんだ!」と怒られるし・・・。

夜6時からの懇親会には参加することにした。

自宅から歩いて中心街まで行ったが、耳が痛くなってきた。さすがに陽が落ちるとかなりの寒さである。

土曜日の夜はどの店も結構な混み具合である。十勝の人は皆外食がお好きなようである。

懇親会の参加者では私一人だけが昼間のゴルフに参加していない。「皆から、今日は最高のゴルフ日和だったのに、全然寒くなんかなかったよ」と言われる。そんなこと私が一番感じているのに・・・。

さんざん飲んだら、かなり酔ってしまったので二次会には参加しないで、また歩いて自宅に戻った。身体は酒で温まっているが、耳だけが冷たい。家に入ったら、今度はその耳が熱くなってきた。鏡を見たら顔が真っ赤である。

この時期は酒を飲んだら歩いて帰るのは危険かもしれないなぁ〜。今度からはタクシーで帰ることにしよう。

それにしても悔やまれる一日であった。


■2013-11-10-Sunday 清州会議

映画「清州会議」を観てきた。

昨日の9日が封切りである。14時近くの開始の映画を観た。これまで結構な回数この映画館に通っているが、今日がこれまでに一番の客が居たように思う。

駐車場が4階まで満杯であったし、4階からエレベータに乗る時にも2回満員で乗れなかったので4階から7階まで階段で昇ったのだが、こんなことは初めてである。

この「清州会議」も8割方の入場者数だったが、「スペック」にも大勢の客が入っていたようだ。十勝の人ももっと映画を観るようになって欲しいと思っているから観客が多いことは嬉しいことである。

時代劇だが戦闘シーンがまるで無くて「評定」つまり昔の「会議」を扱った特殊な映画だが・・・。

三谷幸喜の監督作品はこれまで全部観ている。彼の作品は長い傾向にあるがこの作品も2時間以上の長い映画であるが、人間描写が面白く、飽きずに観ることが出来た。

ただ難点を挙げるとするれば、そうそうたる役者達がチョイ役で沢山出ているのは良いのだが、逆に少々出過ぎているが為に、まるで必要がないシーンをチョコチョコと挿入し過ぎている感じがしたが・・・。

役所広司の柴田勝家役はなかなか秀逸であった。

大泉洋の羽柴秀吉役もなかなかに良かった。

だが、女性陣の配役にはちょっと疑問点がつくなぁ〜。どの女性の役も私にはミスキャストのように感じた。

しかし、三谷作品には大外れはないから、まぁ楽しめるだろう。今までにないタイプの時代劇で面白かった。


■2013-11-11-Monday お宝到着

8日のブログ「お宝」に書いた

明治の奇術師で、日本近代奇術の父と云われる「松旭斎天一(しょうきょくさい てんいち(1853-1912)」の書が届いた。

私の蔵書の中に「奇術師一代 松旭斎天一の生涯 青園謙三郎著 品川書店(昭和51年刊)」と「天一一代 明治のスーパーマジシャン 藤山新太郎著 NTT出版(2012年7月5日刊)」という書籍があるので調べてみた。

この本の中に、天一が揮毫した掛け軸などの写真が載っていたが、落款などは小さ過ぎて見えない。署名の文字は「旭天一」と書かれている。私の手に入れたものにはただ「天一」とだけである。絵や書を随分とたしなんだようであるのでもっと調べてみる必要があるだろう。

私と落札を競ったマジックコレクターのKさんと連絡を取って「この書は本物でしょうか?」と尋ねたところ「本物です。明治27年に書かれたもので貴重な品物です」とのお墨付きを頂いたので、まずは安心しているのだが・・・。

届いた現物を見ると、正月の書き初めに使うような紙に墨書したものであるから薄茶色の染みもあるし、墨が多く付いたのであろう箇所の紙が少し穴が開いているし、丸めて保存してあったようで皺がある。

「甲午(きのえうま)」とあるから明治27(1894)年、119年前の作品であることを考えれば保存状態はまぁまぁといったところか。

1894年というと天一が41歳の時の書ということになる。

このままにしておいたのでは価値も低いままだろうから、早速に額装屋さんに持ち込んで、額装を依頼してきた。

裏打ちして皺を伸ばし、額装したらかなり立派に見えるだろう。

これで博物館に飾る良い品がまた増えたことになる。

着々と準備が進んでいるが、開館するにはまだ2年ほどは掛かりそうな気配である。


■2013-11-12-Tuesday 異常

台風の被害で

フィリピンが物凄いことになっている。

低気圧で海面が上昇する大潮の被害と風速90mの強風の被害だというニュースの映像を見てビックリした。まるで津波に襲われたかのようである。

風速90mって何かの聞き間違いではないかと思ったのだが、何度も言うから間違いではないようだ。風速25mですらまとも歩くことが出来ないのに、90mって一体どんな風なんだ。

被害が一番大きかったレイテ島では死者が1万人にもおよぶというから、想像を絶する被害の大きさである。

略奪なども起きているようだし、そちらの方も心配である。日本は直ちに自衛隊を派遣して救助に向かうべきだろう。

情報が少ないからまだ被害状況の全体はよくわからないが、被害はもっと大きくなりそうである。

地球温暖化の影響なのか、海面温度が上昇しているから大型の台風が起き易いと言っていた。

今年は日本でも台風の被害が大きかったし、竜巻の被害も多かったように思う。夏の最高気温も更新されたし、地球がオカシクなっているようだ。

早く原因になるものを何とかしなければ、これからもっと自然災害が増えるだろう。これから冬であるが、何だか今季の冬は寒くて大雪になりそうな気がするなぁ。


■2013-11-13-Wednesday マジック

私のマジックの師匠である

故ジミー忍(聖忍)師の奥さまのマコママから荷物がまたまた大量に届いた。衣装箱5つに額が一つと鞄が一つであるが、今度の荷物は先生とマコママのステージ衣装が中心である。

荷物が着いたという電話を入れたら、マコママから「衣装箱にギュウギュウ詰めにして送ったから、皺になってしまうので、すぐに箱から出してハンガーに掛けといてや」と言う。

とりあえず、マジック博物館に展示する道具類を仕分けしている部屋に運び込み、会社の備品のハンガー掛けに掛けておくことにした。

箱の中からは出てくること出てくること、先生の燕尾服やタキシードやボレロ、ケープなども入っている。衣装にはマジックの道具を客から見えない場所に付けておく秘密の装置もそのままの状態で付いている。

衣装の色も紫やブルーなど、ステージ以外では着られないような色だが、お洒落な先生だったから洋服の生地はしっかりした良いものを使って作ってある。

ハンガーにぶら下げた状態で展示する訳にもいかないだろうから、博物館に展示するとなるとマネキンが数体は必要になるだろう。

展示方法を考えながら整理をしているが、かなりの広さが必要になるかもしれない。

今後は、色々な場所の博物館などを見学して展示方法を研究する必要もあるだろう。

何せ、道具を一つ区分するにも結構な時間が掛かるし、資料などがあると、中身をジックリと読み込んでしまうので、整理の作業がさっぱり進まないので困っている。

しかし、素人にやらせる訳にもいかず、私がやるしかないのが悩みのタネでもあるが、私にとっては楽しい作業でもある。

先日入手した「松旭斎天一」の書の額装が出来あがってきた。やっぱりキチンと額装すると見栄えが違うなぁ〜。

これも博物館の展示物としては目玉の品になるであろう。

果たして博物館オープンまで、後どれくらいの日数が掛かるのやら・・・。


■2013-11-14-Thursday 嫌〜な感じ

テレビのニュースで

「坂本容疑者」「坂本容疑者」と連呼されると、まったく関係ないのに同姓というだけで不快に感じてしまうものだ。

長野の建設業厚生年金基金の横領事件で、タイで捕まった坂本芳信容疑者(56歳)のことである。

この坂本芳信容疑者は事務長をしていたが、24億円が不明となってるとのこと。こんな巨額なのに銀行の口座を一人で管理していたというから驚きだ。

ワイドショーで見ると、タイで捕まった時と、失踪前の恰幅の良い写真とでは、まるで別人である。やせた白髪のしょぼいオッサンという感じである。

坂本容疑者は6400万円の横領容疑ということだが、24億円はどうなったかの方が問題だろう。

女性にプレゼントしたり、銀座のクラブで豪遊したりしていたそうだから、他人の金ということで散財したのだろうが、基金に預けていた人の年金っていったいどうなるのだろうか?

どうも、捕まり方にも疑問があるなぁ。

不自然過ぎるような気がするからだ。

どこかに金を隠しておいて、横領した金は全額散財したように見せ掛けて、一旦捕まって横領の罪で何年か臭い飯を喰ってから、出所して、悠々自適の生活でもするつもりのような、ふてぶてしさを感じる。

まぁ、これからの調査結果を待とう。興味深い事件である。


■2013-11-15-Friday 痩せた?

昨夜もマジック教室の生徒さんに

「先生、最近痩せましたでしょ?」と言われたので「い〜え、逆に順調に肥えていますよ」と答えたら「アラッ、何だかお顔を見たらシュッと細くなった様に見えたものですから・・・」という返事であった。

どうやら、私の顔の髭が影響しているようなのだ。

最近、急に温度が低くなってきて顔が寒いものだから、髭も冬バージョンにして長目に伸ばしているのである。その髭がちょうど頬から顎に掛けての部分が、お化粧のシャドーのような効果になって細く見えるのだろう。

これも、私が研究している「錯視」の一分野ではないだろうか。陰影によってモノの見え方が変わるのだろう。

そうか、これは面白い。

髭の濃淡で顔の印象が変わる。

今は無精で伸ばしているだけだが、少し髭の手入れでもして、髭の形をアレコレ変えてみようかな。

女性の化粧よりも面白いかもしれない。それに、女性はいくら頑張ってもこの真似だけは出来ないから、男性のおしゃれのアイテムとして髭は有効かもしれない。

少し挑戦してみるか。


■2013-11-16-Saturday 最後の

「今年最後のゴルフをやるぞ!」

と先輩のAさんから電話が入った。「今年のゴルフは10月28日のプレーで終わりにしたので、もうゴルフクラブも仕舞ってしまいました」と断ったのだが・・・。「せっかく誘ってやっているのにやれないって言うのか?」と言われると無碍にもできないので仕方なく承知したのであった。

天気予報を見ると気温は11℃で晴れの予報である。

場所は隣町芽室町の新嵐山カントリークラブで名前の通りの山岳コースだから芝面が凍っているかもしれないなぁと思いながら向かった。

着いてみたら、快晴無風で気温も高いし、絶好のゴルフ日和である。

メンバーは今年同じメンバーで何度か回ったお馴染みの人達である。例によって勝った方が夕食を奢るというルールである。

およそ3週間もクラブを握っていないし、今年のゴルフは終わったと思っているから気持ちの切り替えが出来ていなかった。

最初のティショットは引っ掛けてあわやOB。グリーンは表面は融けているものの1㎝下はカチカチに凍っているから、直接グリーンに打っていくとカ〜ンと撥ねて止まらない。まるでコンクリートの上に打っているような感じである。それでいてグリーンは重いのだからやりにくい。パットがまるで入らないからゴルフにならない。

私のように高い球でグリーンを捉えて行くタイプのプレーヤーには最も苦手とするコースになったが、飛ばないプレーヤーの他の3人は手前から転がしてグリーンに乗せていくプレータイプなのでコンコンと転がる凍ったコースは距離が稼げるから合っていたのだろう。

結局、負けたが、その分、晩飯を奢ってもらうことになった。

寒いから鍋物にしようということになり鍋をつつきながら「さすがに今年はもうゴルフは出来ないな」と言う。ようやく私の今年最後のゴルフが終わったのであった。


■2013-11-17-Sunday グランドイリュージョン

映画「グランドイリュージョン」を観て来た。

複数のマジシャン達が主人公の映画であるから、是非とも観たいと思っていたのである。

原題は「Now You See Me」となっている。これが何故に「グランドイリュージョン」という題名になるのかよく分からないが、しかし、内容はマジック同様に、ドンデン返しの連続で面白い映画であった。

私はどんな映画でもこのブログではストーリーなどには触れないようにしている。

まだ観ていない人にタネ明かしをしてしまうのはマジシャンとしてはやってはいけない行為だからだが、特に、この映画では厳禁だろう。

マジックに詳しい私が観ても面白い展開であったし、タネもなかなか秀逸である。

マジックを知らない人が観ても、謎解きを楽しみながら観られる映画であろう。

だが、一緒に行った妻は途中で一瞬寝てしまったと言っていたが・・・。

フランスのインターポールから派遣された女性捜査官アルマ役の女優メラニー・ロランがキレイで私の好みであった。若かりし頃のカトリーヌ・ドヌーブに似た美貌の女性である。

モーガン・フリーマンが演じた役のモデルは、恐らくニセ超能力者と対決してインチキを暴いているマジシャンのジ・アマンディング・ランディであろうが、実物のランディはマジックのタネを暴いている訳ではないからこの扱い方が少し可哀想かなとも感じたが・・・。

女性マジシャンのヘンリー役の女優アイラ・フィッシャーは、ちょっとポッチャリ系なのが残念である。もっとシャープな体型の方が上手いマジシャンに見えるのにと思ったら・・・。

自分の体型を思うと、私ももっとシャープな体型にならないとマジックが上手く見えないだろうなぁと感じたのであった。


■2013-11-18-Monday 古本

マジック関係の古書が入荷したら

連絡をくれるように何軒かの古書店に頼んであるが、先日こんなハガキが来た『マジックではなく超能力ですが、「1986年2月10日のPOPEYE216号に超能力の開発 ESP キミでもスプーンは曲がる」という雑誌があるが・・・』という内容である。

値段は送料込みで800円、1986年と云うと昭和61年で、私が結婚した翌年である。POPEYEなら、その当時に流行っていたものも見られるかなと思い、とりあえず取り寄せてみたら・・・。

特集は「おもちゃ」であった。

ファミリーコンピュータが出始めた頃であろう。おすすめ定番ソフトに「ゼビウス」「ギャラガ」などが載っていて、そうそう私も持っていたなぁと懐かしく思った次第。

読み進めてみると「キミでもスプーンは曲がる」と題してユリ・ゲラー、超能力少年の清田益章、Mr.マリックと名乗る前の松尾昭などが載っていた。

たまにこうして古い雑誌を読み返してみるとなかなか面白い。古書の楽しみはこんなところにもある。私は神田神保町の古書街の臭いが大好きなのだが・・・。

本は読む楽しみは勿論だが、蔵書の楽しみもあるのに、妻は古書のカビ臭い独特の臭いが特に嫌いなようなのである。

こんなに嗜好が異なるのに良く28年も夫婦生活が続いているものだ。


■2013-11-19-Tuesday 駒大懇親会

18日に駒大同窓会十勝支部の

ボーリング大会&懇親会を開催した。

駒澤大学同窓会十勝支部では夏はゴルフ、冬にはボーリング大会を実施している。

今回のボーリングは冬というにはまだ少々早かったが、来年6月24日に開催を予定している設立15周年記念総会の準備も兼ねて早目早目に対応することにしたためである。

というのも総会の前段でいつも行なっている同窓の落語家を招いての「駒大とかち寄席」であるが、ここ5年連続で招聘している三遊亭王楽師匠の父親であり、(顔の長い五代目円楽の)兄弟子でもあり、日曜日の17時半から日本テレビ系列で放映している「笑点」レギュラーの三遊亭好楽(ピンクの着物)師匠を招いての「親子落語会」を催そうという企画を立てたからである。

王楽師匠は駒大の同窓生であるから招聘することには何の問題もないが、好楽師匠は駒大とは何の関係もなく、たんに王楽さんの親という接点があるだけである。

ズ〜ズ〜しく「ダメ元でお願いしてみるだけしてみよう」と依頼してみたら、何と「息子の王楽が真打ちになる前から5年連続で十勝に呼んでくれてお世話になっているから」と快く引き受けてくれたのである。

好楽師匠も昔「十勝さざえ食品」のCMに出ていたこともあって、満更十勝に縁がないわけでもなかったことも幸いしたようだ。

ただし、当然ながらギャラが発生するから、これまで無料でおこなっていた落語会もお客様から2千円の入場料を頂かなければならない。

入場券を安くするには経費も極力掛けたくないから、チケット販売の手数料が掛かるところでは販売したくない。そうなると十勝在住の駒大同窓生に入場券をさばいてもらわなければならないのである。

同窓生は素人ばかりだから、販売期間も長めに設定しておきたいので、早目にポスターやチケットを制作して配っておきたいのだ。

同窓生手作りのポスター案をこの日の懇親会で了承してもらい早目に印刷をして4ヶ月前までには配布を済ましておく段取りにしている。

さすがに4ヶ月ぐらい日数があれば一人10枚程度は販売できるであろうと考えている。

同窓生が皆で仕事を分担しながら、総会を開催することで団結力も生まれることを期待している。これを機会にこれまで参加していない同窓生も顔を出してくれるようになることも期待しているのは言うまでもないが。


■2013-11-20-Wednesday 北の屋台の報道

15日の北海道新聞夕刊の全道版に

デカデカと7段写真付きで『帯広「北の屋台」迷走』の大見出し、恐らく見出しの文字としては最大の大きさであろう。

小見出しには『背景に内部対立 次期出店選考は開始』『運営団体が解散決定→受け皿見つからず→存続模索』と出ていた。

道新の夕刊を取っている人は朝刊に較べるとかなり少ないだろうが、それでも全道版で、しかも7段の記事であるので見落とす人は居ないだろうからかなり大きなインパクトである。最後の方には経済人のコメントとして「このままでは帯広の恥になりかねない」とのキツイ声が載っている。

しかも、この日発売の月刊誌「クオリティ」12月号にも『お騒がせ 帯広北の屋台に蠢く利権屋集団』と題した続報が掲載されていた。

そればかりか、翌日16日の北海道新聞朝刊の十勝版にも『帯広「北の屋台」』『次期出店者月内に決定 運営体制は決まらず』『理事同士の対立も未解決・・・』『人心一新は不可避』の見出しでこれまた7段の記事である。

記事中に『ある屋台関係者は「身売りすると言っている球団が、次のシーズンに向けて監督や選手だけを決めるようなものだ」と批判する』というコメントが載っていたが、新聞を読んだ人から「あのコメントは坂本の発言か?」と言われて困っている。

私は「屋台関係者」ではないし、第一あんな気の利いたコメントなんて出来ないのに・・・。

更に、19日の北海道新聞朝刊の全道版に『帯広「北の屋台」存続へ 運営団体の理事を一新』の3段の記事が、同19日の十勝毎日新聞には『「北の屋台」組合存続へ 理事刷新 新店舗選定越年も』と云う4段の記事。

同19日の夕方には、今度はフジテレビ系列のUHBのスーパーニュース北海道版でも『勝組み 屋台村の変 パイオニア帯広の混乱ナゼ? 組合解散の危機 小樽に続き直撃第2弾』と云う特集番組が放映された。

更に翌20日の北海道新聞十勝版には『「北の屋台」存続へ 新体制の人事焦点 年内にも理事選出』との6段の記事が掲載された。

連日に渡っての報道である。

これだけ、連日「北の屋台」のことが報道されるということは市民の関心も深いということなのであろう。

しかし、組合はここに至っても、まだ屋台店主らにも、何らの説明をもしていないばかりでなく、混乱の謝罪すらしてないというから呆れるばかりだ。

19日の記事では林理事長が「組合を解散するには法的な手続きが煩雑なことが分かった(ので解散を止めた)」というコメントが載っていたが、組合の理事者たちはいったい何を考えているのだろう。

自分で「解散する」と会見までして発表し、今度は「手続きが煩雑だから解散を止める」とは無責任極まりない。この報道の過熱状況を生み出しているのは他ならぬ組合自身であろう。

このおよそ3ヶ月間の無駄な期間はいったい何だったというのか?

8月29日の解散会見では、林理事長と久保専務理事は「店には迷惑を掛けない」とか「守るべきは組織ではなく、屋台の店主さんや地域だ」と発言しているのに、時間を掛れば掛るほど、北の屋台のイメージがドンドン悪くなっていってしまうだろうに。

これでは誰が継承しても、運営は益々厳しくなるばかりである。もっと自分の言動に責任を持つべきなのではないだろうか。


■2013-11-21-Thursday あらら〜

もうすぐ姪っ子の結婚式

姉の長女が結婚するのだが、坂本家の4人の兄弟姉妹の子ども関係では初めての結婚である。

我が家も夫婦で参加するのだが・・・。

このところ夫婦共に少し肥ったから、礼服が着られるかどうか試しに一回着てみようということになった。すると・・・。

私の礼服は、肥る度に買い換えてきたから現在のが5着目である。

何せ大学を卒業した頃の私の体型はY体でウエスト周りも60cm程度のガリガリに痩せていたのであった。

社会人になったら葬式、結婚式など何かと礼服が必要になるだろうと購入したのである。若い頃はそんなに着る機会も少なかった。

毎年、順調にウェスト周りが1cmと体重が1㎏ずつ増えていったから、すぐにAY体になり、A体になり、AB体になり、現在のB体になったのである。次はO体である。

今の礼服のウェストサイズは92cmであるが、現在の私のウェストサイズは94cmである。まだ何とか腹をへこませていれば着られる状態だがかなり苦しいから「また新しく買うか?」と妻に言ったら「モッタイナイ!服に身体を合わせなさい」と言う。

妻も少し太ってきたから、かなり苦しそうである。すると自分は「この機会に新調しようかなぁ〜」と言い出した。

「でも、やっぱりモッタイナイからお互いに結婚式までダイエットして痩せよう。こんな目標でもない限りズ〜ッと肥り続けてしまうから・・・」と言うので2人して痩せることにした。果たして姪の結婚式までにダイエットが間に合うのだろうか?

直前になって慌てて礼服を新調することにならなければ良いのだが・・・。


■2013-11-22-Friday 札幌

久し振りに札幌に

一泊の出張に出掛けた。北海道庁の「北海道総合開発委員会」に出席するためだ。

この委員会は北海道の10年毎に作られる総合計画の策定から推進状況の点検、評価をする委員会で、平成20年〜30年までの計画を担当しているのである。

私は平成18年の計画段階からずっと関わらせてもらっている。平成20年から実施段階に入ったが、リーマンショックが起きたり、3.11の東日本大震災が起きたりと100年に一度、1000年に一度と言われる大きな事が起きているので、検証もかなり難しい作業である。

会議は22日の午前10時からなのだが、これに間に合うように行くには帯広06:49発のスーパーとかち2号に乗って札幌着09:35しかないが、札幌駅から道庁までの移動は徒歩で10分程度は掛かる。最近のJR北海道は信用できないから列車が遅れたら遅刻する危険性もあるので前泊することにしたのである。

出張で札幌に泊るのは久し振りのことだ。ほとんどが日帰りで用事が済んでしまうからだ。

前日の夜に一人で飲んでもつまらないから、久し振りに従兄弟に連絡を入れてみた。私は小学2年生の頃から春・夏・冬の休み毎に一人で札幌の伯父の家に泊りに来ていたから・・・。

従兄弟と言っても私よりも19歳も年長であるが・・・、波長が合うというのか・・・、とにかくこれまでに色々な「遊び事」を教えてもらった人生の先輩的な感覚なのである。

一緒に酒を飲むのは30年振りぐらいである。

お互いに札幌の坂本家の長男と帯広の坂本家の長男として、積もる話も沢山あった。

はしごに、これまた遠〜い親類がやっているスナックに寄って昔話に花が咲いた。カラオケも久し振り歌ったし・・・。そういえばこのカラオケってのも、高校3年生の時にこの従兄弟に教わったのであったなぁ〜。

久し振りに楽しい札幌の夜であった。


■2013-11-23-Saturday かぐや姫

映画「かぐや姫の物語り」を観て来た。

スタジオ・ジブリの高畑勲監督の作品だ。「夫婦50歳割引き制度」のお陰で、このところ月に最低でも2本、多い時は5本もの映画を夫婦で観に行くようになった。

この作品も予告編で何度か見ていたが、この予告編の絵はまだ構想途中の高畑監督のラフスケッチの状態なのだろうと思っていたのだった。

それが、どうやら私の思い違いで、こういう絵のアニメーション作品だということが最近になって分かった次第である。

このところ精巧な描写のアニメ作品が多かったから、逆にこのラフな絵が新鮮に感じられた。

実写かと見誤まる程の、あまりにも細かいところまで表現された絵よりも、省略をした絵の方が人間の想像力というものを刺激してくれるようである。

日本最古の物語りがとても新しいアニメーションとして現代に生きたようである。

妻は「姫の犯した罪と罰」という主題が最後まで良く理解できなかったようで、思ったほど面白くなかったと言っていた。感性が低いようである。

観客には以外にもお年寄りの方々が多かった。しかし、このお年寄りのマナーが最低なのであった。

出入口近くに座った二人連れのおばあさんは、隣同士で会話はするし、携帯電話が2度も鳴った。それも着信の音楽をデカデカと鳴らすのである。しかも2度目に鳴った時には、横の通路の所に移動して大声で電話に出る始末である。すぐ横に座っていた男性が堪らずに「スイッチを切りなさい」と注意したら「切り方が分からない」と言って、その男性にスイッチを切ってもらっていた。切り方も分からないなら映画館に持って入るなよと言いたくなる。

その他にも数人が途中で立って出て行き、また戻って着席する。オシッコでも我慢できなくなったのだろうか?

年寄りでもマナーはしっかりと守らなければならないのは当然のことである。観劇の様に、お年寄り用に映画の前に従業員がスクリーンの前に出て「トイレを済ませて、携帯電話の電源をお切り下さい」とでもやらなければならないかも・・・。

映画に集中できなくて嫌〜な気分になったのであった。


■2013-11-24-Sunday 日曜日

朝方に地震があって

目が覚めてしまった。二度寝をするとどうも身体がダルイ。ベッドに寝たままテレビの関口宏が司会をしている「サンデーモーニング」を見ていたら「特定秘密保護法案」の件で「レーン・宮沢事件」のことに少し触れていた。

昨日の北海道新聞の朝刊にも大きく載っていたが、この「レーン・宮澤事件」で27歳で亡くなった宮澤弘幸さんの妹さんが、帯広青年会議所(JC)の「国際環境大学構想プロジェクト」で1995年にアメリカのコロラド州ボルダー市に行った際に、お世話になった秋間美江子さんのお兄さんなのである。

秋間さんとはその後も家族同士のお付き合いをさせていただき、お互いの家を行き来する関係になっているが、この「レーン・宮澤事件」の事を知らされたのは2〜3年前のことである。

去年の12月に秋間さんが北大に兄のアルバムを贈呈する際に札幌で再会したがこの「レーン。宮澤事件」の真相究明をする会に私も参加することになったのである。

「特定秘密保護法」は政治家がどう言いくるめようが、戦時中に特高が市民を監視したような非常に危険な法律になるような感じがしている。今はそんな事は無いと言うが、歴史は繰り返すし、日本人は暴走しそうな心配がどうしてもぬぐえないのである。

ニュースを見てると、公明党も維新の会もみんなの党も修正案に応じたというから驚きだ。しかし、この連中を選んでしまったのは他ならぬ日本国民なのだ。何だがドイツ国民がヒトラーを選挙で選んだことと重なって見えてしまう。

朝っぱら嫌〜な感じにさせられた。

昼からは母の運転手兼荷物持ちで買い物に行った。たまには母親孝行をしておかなければならない。

帰宅してからテレビで、ゴルフ観戦。女子ゴルフは横峯さくらと森田理香子の賞金女王争いが面白い。先週逆転された森田が今週は優勝して再逆転した。こういう熾烈な争いは傍で見ている分には面白いが、本人達はかなりシンドイだろうなぁ〜。どちらも頑張れ!

その後は大相撲を見たが、稀勢の里が鶴竜に勝って何とか13勝2敗を保ち来場所に綱取りの可能性を残した。それにしても、稀勢の里は前半で下位にポカをして取りこぼしするが、上位にはめっぽう強くて、13日目には日馬富士、14日目には白鵬の全勝にそれぞれ土を付けた。昔の北の湖に似た風貌であまり好きな顔ではないが、日本人として久し振りに横綱になれそうな力士だから応援している。外人ばかりでは面白くないからなぁ〜。


■2013-11-25-Monday 督促状

自宅に督促状が届いた。

「エ〜ッ督促状?!」なんとカッコ悪いことよ!

10月31日が払い込み期限の固定資産税第二期分2千円を払うのをスッカリ忘れていたのである。

督促状には「督促手数料30円」となっているが、延滞金はまだ加算されていないようだ。延滞金を支払わねばならない延滞処分というのは、この督促状が発布された日から起算して10日を経過した日までに支払わないと掛かると書いてあった。

延滞処分なんてことになったら末代までの恥である。

以前に送られて来ていた郵便振替用紙には最初から2000円と打ち込まれているから、30円をどのように振り込んだら良いのか役場の税務担当部署に電話して送金方法を聞いてみた。

すると何のことはない、2000と打ち込まれている数字に2本線を引いてその下に2030と手書きして2030円を送金すれば良いとのこと。すぐに郵便局に行って支払って来たが、督促状が届くとは恥ずかしいことである。

しかし、たかが2千円であっても税金は税金だ。払うものはキッチリ払わねばならない。

だが、どうも最近物忘れが激しくなっているようで困ったものだ。


■2013-11-26-Tuesday JCOB会

帯広青年会議所(JC)のOB会の

2014年度の役員会が26日夜にあった。

来年度は私たち昭和33年生まれの「燦参会(さんさんかい)」が会長を輩出する年度であり、不肖私が会長を仰せつかったのである。

帯広青年会議所は昭和33年に認証を受けてスタートしたが、OB会はその5年後からスタートしているので、今年が50周年に当たった。そして私が第51代目の会長ということになる。

私は1月の早生まれであるから昭和32年生まれの連中と学年が一緒なのだが、JCは1月1日から年度が始まるので何だか1年留年したような気分である。

帯広青年会議所OB会では、役員会を「内閣」と称して、会長の仕事や趣味などに関わる面白い名称をつける慣例がある。以前にこのブログにも書いたが、結局、私は「向かうところ手品師」内閣と命名することにした。

他に面白い名前を思いつかなかったからである。

明後日の28日に今年度のOB会の「サヨナラパーティ」が開催されるが、そこで初めて次年度内閣名の披露をすることになっている。

せっかく内閣名に「手品」とあるのに、まだ私のマジックを見た事がないという若いOB会員もいるから、サヨナラパーティでマジックを披露したら?と役員らが言う。

しかし、今年度の役員からサヨナラパーティでマジックをやって欲しいとの依頼があった時には、肥ってしまって衣装が着られないからと一旦断っっていたのだが・・・。

結局は、パーティの宴会の席で披露することになった。

大道具は持っていないから「ロープ切り」でも演じることにしようと思う。酔っ払う前に出番がくれば良いのだが・・・。


■2013-11-27-Wednesday ビルディング協会

私が会長を務めている

「帯広ビルディング協会」の勉強会を26日14時から坂本ビルで開催した。

毎年、講師を招いて勉強会を開いているが、今年のテーマは「耐震化」である。

今年5月に改正され、今月25日に施行された「改正耐震改修促進法」なる法律によってビルの耐震診断が義務化されたことを受けての勉強会である。新聞などによると耐震診断の要件は

①1981(昭和56)年5月31日以前に着工された

②不特定多数が利用する

③一定規模以上の建物に

関して2015年12月末日までに耐震診断とその結果報告が義務付けられたとある。

そこで、大手ゼネコンの建設会社から一級建築士などの講師4名を招いてビルディング協会の会員にこの法律の勉強してもらおうという趣旨で開催したのだ。

ビルディング協会の会員は意外とこの法律に関して無関心で、この法律が施行されたことさえ知らない会員がいた。

当初、企画した際には、講師の人数の方が聴講者よりも多いなんてことがあるかもしれないと危惧したが・・・。

日本の法律は「遡及適用の禁止」という「法律が出来る前に行なった行為を、法律が出来た後から適用できない」という大原則があるが、消防法などの例外があるのだ。

大きな火災があって人が死んだりする度に消防法は厳しくなっていくし、この耐震化も大きな地震が起きる度に厳しくなっていく。利用者の安全性の確保という意味では当然のことだが、問題は掛かる費用である。

今回、耐震診断を義務付けられたビルは、ケースバイケースではあるが診断だけで数百万円は掛かると言われている。更に診断した結果、不良ということであれば、更に改修費がこれまたケースバイケースではあるが億単位の費用が掛かると言われている。

もっと真剣に考えた方が良かろうと思うのだが・・・皆さん意外とノンビリしているようだ。

結局、上記3点の要件の内、一つでも該当しなければ耐震診断は不要とのことなので、帯広ビルディング協会の加盟ビル会社には該当するビルは無かったので一安心であったが、この種の法律は厳しくなることはあっても、緩くなることはないから、また、大きな地震災害でも起きれば厳しく改正されて、いずれは該当することになるかもしれない。

こころの準備をしておくだけで慌てずに済むというものだから勉強しておいて損はない。

施行の一日後という絶好のタイミングでもあったので会員の方々からは感謝されたので開催して良かったと思う。


■2013-11-28-Thursday OB会

帯広青年会議所(JC)の

OB会のサヨナラパーティが28日夜に北海道ホテルで開催された。

私は次年度会長を務めることになっているので、挨拶と役員紹介をしなければならない。

今年度の昭和32年生まれの役員達は、学年では同級生であるが、私は早生まれであるから次年度の役員ということになるのだ。

余興でマジックをやって欲しいとの依頼が以前にあったが、道具が無いし衣装も着られないから断わったのだが、次年度の内閣名を「向かうところ手品師」としたこともあって、その命名の由来を説明するのに、マジックを披露するように言われたので、急遽演じることになったのであった。

ロープとハサミを持っていけば出来る「ロープ切り」を、今年度会長を助手にして演じることにした。

今年度の渡辺喜代美会長は女性だから、ちょうど今年度会長と次年度会長の二人でマジックを演じることで構成的にも良かったようである。

宴会ではなるべくお酒の量を控えて、失敗しないように気を付けた。最近はお酒が過ぎると、途中でマジックを間違えてしまうのである。

今回は、忘れることなく無事に終了することが出来たが、帰りがけに先輩から、これから毎度例会でマジックが見られるねなんて言われてしまったが・・・。

まぁ、しばらく人前でマジックを演じていなかったから、ちょうど良い機会であった。これから少しは練習することにしよう。


■2013-11-29-Friday 最近の

最近起きる事件は

どれも不可解である。

27日に千葉県市川市で起きた22歳の女性殺人事件もそのひとつであるが、元交際相手の23歳の男性が八丈島で逮捕された。

この殺された女性には3歳になる娘がいて、その娘の目の前で刺されて殺されたというから、トラウマにならなければ良いが・・・。

復縁を迫って断られたから刺したということらしいが、この殺された女性は当時13歳も上の男性と交際していたというし、刺した犯人以外からも金銭絡みの訴えを起こされているらしいという、この事件のあらましをテレビのワイドショーで解説していたが、とても複雑な人間関係があるようである。殺された上にこうして私生活まで暴かれるのは被害者の人権を無視した行為にも思えるが・・・。

今回の事件もストーカー的な犯人が起こしているが、つい最近もストーカーによる殺人事件が起きたばかりだ。

最近の若い男性は、ゲームのやり過ぎでバーチャルな関係しか知らずにいて、現実世界での人間関係を良く理解できていないのではないだろうか?

短慮で衝動的で実に幼い精神しか持ち合わせていないようである。

そうかと思うと、同じワイドショーでネットの「復讐サイト」で知り合っただけの男性の依頼に、28歳の美人歯科医師が同調してゴキブリ入りの手紙を相手の女性に送ったというからこれも???である。

こんなことをして、この女性歯科医師に何のメリットがあったというのだろうか?

歯科医師になるくらいだから、学校の勉強は出来たのであろうが、人間として何かが欠落しているとしか思えない。

こうして、テレビで名前と写真が公開されてしまえば、せっかく成った歯医者の仕事にも大きな悪影響が出るだろうに・・・。

幼いというのか、バカというのか、自分がこういう事をしたら、どういう結果が待っているのかすら想像できないのだろうか?

人間として壊れているとしか思えない。

何だかとても怖〜い世の中になっていっているように思える。


■2013-11-30-Saturday 結婚式

姪っこの結婚式に

出席する為に夫婦で上京した。

82歳になる母も、孫の初めての結婚式だから出席したいというので付き添いも兼ねて、弟の家族とも一緒に出掛けたのである。

母は足が悪いので、飛行機や電車の乗り継ぎが大変である。会場のホテルは山手線の大塚駅に隣接しているホテルであるが、弟の家族と母を羽田空港からタクシーで会場のホテルまで向かわせて、私たち夫婦は電車で向かった。

すると何と不思議なことが起こった。大塚駅で下車したドアの所に帯広の知人が立っていたのである。その知人は私達と入れ替わりに電車に乗り込むところであったが、この大勢の人間が居る東京で、しかも長〜く連なる山手線で私たち夫婦が降りるドアと帯広の知人が乗り込むドアが同じなんて、しかも大塚駅と云うこれまで一度も下車したことのない駅で・・・。

何と云う偶然だろう。

これは何か良いことがあるかもしれないと、早速駅前で宝クジを購入しておいた。

式は翌日の30日土曜日であるが、地方都市の悲しさで、朝一番の飛行機に乗っても式にギリギリに間に合うかどうかという便しかない。足の悪い母が同伴では走る訳にもいかないから、どうしても前泊する必要がある。

先に来ていた妹と合流して夕食に中華料理を家族7人で一緒に食べた。

20時前には食べ終わったが、夜はまだ長い。だが、大塚の駅前では遊べる場所も無いから隣の駅の池袋まで夫婦で足を延ばすことにした。

昔よく通った池袋演芸場に行ってみたら21:30まではやっているが立見だと言う。1時間半も立ちっ放しは疲れるから止めて、サンシャインビルに向かった。ここで水族館でも見ようかと思ったが閉館まで1時間しかないからゆっくり見る事ができないので、隣のプラネタリュウムにした。

まぁまぁ、面白いものであったが眠たくなって困ったのであった。

明日の結婚式もあるから、これくらいで引き上げてホテルに戻って早目に就寝したのであった。