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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2014-07-01-Tuesday 大道芸

8月のお盆期間である14〜16日の

3日間開催される「平原まつり」の中で「北の大地de大道芸フェスティバル」という大道芸の催しを2002年から続けている。

もともとは「北の屋台」の販売促進費を使って招いていた大道芸人たちを屋台の狭い空間で屋台の客だけを対象に演技してもらうのはもったいないからと平原まつりの会場でも演技できるようにまつり推進委員会に働きかけたのがキッカケであった。

当時私が調べて書いた初めての著作「北の屋台読本」には、世界中の「屋台」には「飲食」・「物販」・「パフォーマンス」の3つの部門があると分析したのである。

「北の屋台」は飲食中心の屋台ではあるが、中央に作った広場では「物販」の屋台が出来る様に物販用の屋台を3台作ってアクセサリーの販売をやったり、野菜の販売などをやったし、「パフォーマンス」部門では、中央広場や通路で「チンドン屋」さんなどの音の出るパフォーマンスや大道芸人によるジャグリングなどをやってお客さんを喜ばせていたのである。

平原まつりも当時はかなりマンネリ化してきており、何か新しいものを求められてもいた。

帯広に来てくれる大道芸人さんたちの中には世界一の技能を持った演技者がいる。なぜにこんな高レベルの芸人たちが集まってくるのかというと、エージェントが手配するのではなく、芸人仲間が声を掛け合って「帯広に行って一緒にパフォーマンスをしないか?」と呼び掛けてくれるからだ。

受け入れる私たちの方も、家族的な対応を心掛けて芸人さんたちと親身になっていることが好結果を生み出しているのではないかと思っている。

その「北の大地de大道芸フェスティバル」の第2回目の会議が1日16時から十勝毎日新聞社で開催された。

今年は5年に一度、姉妹都市である四国の徳島市から「阿波踊り」の一行が来帯し、平原まつりで全道から集まる阿波踊りの集団と共に踊る行事が16日の13:00〜16:00まで繰り広げられる。

もしも16日が雨天だったら屋根の掛かっている広小路に移動することになる。そうなると大道芸を演じる場所が完全に無くなってしまうことになる。

大道芸は雨や音に弱いと云う弱点があるから、まつり囃子の音にも影響を受けてしまう。

そこで、実験的な意味を込めて16日は建物の中である「とかちプラザ」のアトリュームを使用してプログラムが組めないかを検討していた。とかちプラザは帯広駅の南側なので、駅北で開催している平原まつり会場からは100mほど離れることになる。平原まつりで行なわれている色々なイベントを観るついでに大道芸も観てもらっていると思っているから、果たして離れた場所での単独での演技に観客が集まってくれるかが心配である。

事前の広報をしっかりやって、16日はとかちプラザにも観客が大勢来てくれる事を祈ろう。


■2014-07-02-Wednesday おそまつ

なんてお粗末な議員が・・・

朝のワイドショーを見るとはなしに見ていたら、男が号泣しながら訳の分からないことをしゃべっている場面が登場した。

なんじゃこりゃと思って見ていると、 野々村竜太郎兵庫県議会議員の釈明会見の模様である。なんでも政務活動費から約300万円を使って計195回の日帰り出張をしていたことを県議会議長が厳重注意をしたことが発端のようであるが・・・。

義務付けられている領収書の添付がなく、現地での活動報告の記載も一切ないというから呆れてしまう。

この議員は会見の冒頭に記者に対して冷静な対応を求めてから始めたのに途中で逆切れして、しまいには号泣して意味不明の釈明にもなっていない説明をし始めたのである。

領収証がないことや、活動報告書がないことの説明は無かった。高齢化問題がなぜその理由になるのかはさっぱり理解できない。

こんな程度の低い奴が県議会議員だなんて、兵庫県民が悲しく恥ずかしい思いをしていることだろう。

議員に立候補するのに資格というか適性というか、そういう類のテストをする必要があるのじゃぁないだろうか?

この間のセクハラ野次都議もそうだが、その他の議員たちの変な政務活動費の使い方が問題になっている。

税金を自分の金だと思っているのだろうなぁ。

投票に行きたくなるような、もう少しましな人達に立候補してもらいたいものである。


■2014-07-03-Thursday 迷惑な

迷惑なCMがあるものだ。

綾瀬はるかが出ているパナソニックのドアホンがスマホで操作できると云うコマーシャルである。

このドアホンの音が我が家の玄関のドアホンの音とまったく一緒なのである。

テレビからこのドアホンの音が聞こえてきたのを、自宅の玄関に誰かが訪ねて来たのかと勘違いしてしまったのだ。

ベッドに横になっていた私は妻に「お〜い誰かお客さんだよ、出て頂戴!」と声を掛けたのだが・・・。

妻はゴミ捨てに外に出ていたのだった。

すぐに2度目のチャイムの音が聞こえたのでお客さんが待っていると思いこんで、ベッドから跳び起きてドアホンのカメラを見たのだが映像が映っていない。

あれ〜おかしいなぁ〜と思ったら、このテレビのコマーシャルの音だったのだ。

なぁ〜んだCMだったのか。

錯覚の原因が分かったのに、今朝もまたまた同じことを繰り返してしまったのである。

ほんとうに迷惑千万なCMである。

自社製品のチャイムの音と同じ音を使っているのだろうが、きっと全国各地で私と同じ様な迷惑を受けている人間が大勢居るに違いない。

もう少し、違う音にするとか出来ないものかね〜。

綾瀬はるかがカワイイから勘弁してあげるけど・・・。


■2014-07-04-Friday 札幌

姪っ子の結婚式に出席する為に

札幌に向かった。私たち夫婦以外は自家用車で向かうと云うが・・・。

私は車の運転は疲れるから嫌いなのである。

十勝管内くらいならまだしも、札幌まで3時間以上も高速道路を運転するのはとても疲れる。

列車で行けば車中で読書も出来るし、お酒を飲むことだって、寝ることだって出来るが、車を運転して行ったら3つとも全部出来ない。

結婚式は翌5日の昼であるが、女性は美容院などに行かなければならないから前泊する必要がある。18時にはホテルで親類との会食の予定も入っている。

妻の叔母で札幌近郊の介護施設に居る人に面会に行く予定で早目に帯広を出たが・・・。

連絡を入れたら具合が悪いから会えないと言う。

時間をかなり持て余してしまったので仕方ないから札幌駅のシアターで映画でも見るかということになった。

妻が選ぶ映画の基準は帯広の映画館では上映していないモノである。

JRのステラプラザの上にあるシネマコンプレックスに行ってみたら、帯広では上映していない映画がかなり多いことに驚いた。

会食に間に合う時間帯に終了する映画という条件で、妻が選んだ映画は「her」という題名の映画であった。

この映画館でも「夫婦50歳割引き」と云うサービスの制度があって一人1100円の入場料である。帯広の映画館とは違って売店ではビールの販売もしているが、上映中にトイレに行きたくなったら困るし、会食前から酒を飲むのもナンダカナァと思ってアルコールの摂取は止めておいたのであった。

この映画はごく近未来を描いている。

例によって、まだ観ていない人にタネ明かしをしない様にストーリーは詳しく解説しないが、コンピュータ社会の近未来はさもありなんという内容である。

深〜く、暗〜い、気分にさせるテーマである。

でも、もうすでにこの世の中は半分くらいはこの映画の状態に近い状態になっているかも・・・。

映画館を出てホテルに向かう。札幌の人口は約180万人で帯広の約17万人の約10倍であるが、10倍と云う数字は実体とはまるで異なっている。

定住人口に+して移動人口(観光客など)がその数十倍も居るようだ。

帯広の駅周辺との差は10倍なんて程度のものではない。百倍以上の差であるのではないかと感じた。

ホテルの中華料理店で親類が集まって食事会をした。

我が家の兄弟姉妹は2歳ずつ年齢が離れている。その子ども達(従兄弟たち)も皆年齢が近い。去年の姉の長女の結婚式に始まって、これからはドンドンと結婚式が続くだろう(と思われる)。我が家の子供たちの結婚は果たして・・・。

18時から食べ始めたらさすがに20時には終了してしまった。

さすがに寝るにはまだ早過ぎるから、妻と二人でススキノの知り合いのマジシャンがやっているマジックバーにでも行くか、と云うことになった。

ホテルからタクシーに乗って向かったのだが・・・。

いまさらマジックを見ても・・・と云うので、ショーパブに行くことにした。選択はモノマネバーかニューハーフショーか、生バンドである。

結局、ニューハーフショーの「ららつー」という店に入った。

大阪の同様のニューハーフショーは何度も観ているが、やはり大阪の店の方がはるかに面白い。札幌の店のサービス精神は大阪のソレよりもかなり少ないなぁと感じた。

私たちの席に付いたフィリピン人の女性(男性?)の身の上話を聞いて少し暗〜くなって店を出た。

少しだけススキノの街中を歩いたが、すれ違うのはすごい人の数である。私がラーメンを食べたいと言ったら「ダメ!」ホテルに帰るよと妻が言うので仕方なくホテルに戻って寝たのであった。


■2014-07-05-Saturday 結婚式

今日は姪(妹の長女)の

結婚式である。今時の若者は結婚式といえば教会でするものらしい。去年の東京での姪(姉の長女)の結婚式も教会であった。

教会の結婚式では父親が娘と一緒にバージンロードを歩いてきて新郎に引き渡す儀式があるが、もしも娘の結婚式でその役をやらなければならないことになったらかなり照れるだろうなぁ〜。

きっと妻の父親もそうだったのだろう、私たち夫婦の挙式は神前結婚式であった。

結婚式は宮の森フランセスと云う結婚式場であった。会場の周りの風景がどこかで見た様な景色だなぁと思ったら、つい先頃行った従兄弟のマンションのすぐ隣であった。

教会のステンドグラスは綺麗であるし雰囲気もとても良い。新郎新婦がわざわざ披露宴を行なう京王プラザホテルで挙式せずに、ここで挙式した理由が分かった。

結婚式の後はバスで京王プラザホテルに移動して披露宴を行なった。京王プラザホテルは従業員教育が良く出来ているし料理も美味しい。

宮の森フランセスでの挙式は12時過ぎからであったが昼食を取っていなかった。披露宴は3時からだからお腹が減っているはずだし、料理もどれもこれもとても美味しいのに、なんだか胸が一杯で食べられないのだ。

アルコール類を飲もうかと思ったが、これも太陽が出ている時間帯の飲酒は苦手で、祝杯のシャンペンと、注ぎに来てくれるビールとワインを少々飲んだ程度であった。さすがに結婚式で芋焼酎を飲むのは気が引けたのである。

持参した小型のデジタルカメラで決定的シャッターチャンスを狙ったのだが・・・。

去年の姉の子の挙式の時もそうだったが、何故だか結婚式になるとカメラの調子が悪くなる。今日も「このバッテリーは使えません」との表示が出て動かなくなった。きっと他人の幸せにカメラが嫉妬しているのかもしれないなぁ〜。バッテリーを取り出して手で温めていたら何とかかんとか動き始めたのだが・・・。十分に充電しているはずなのにバッテリー容量が足りなくなってしまった。

それにしても最近の披露宴の演出は凝っているなぁ〜。VTRなどを多用するのは当たり前になってきている。今回は各人のテーブルに置いてあったリーフレットの最後のページに貼ってある写真とコメントが一人一人異なっていたのには驚いた。

手間と時間がかなり掛かっている様子である。新郎新婦の友人らが準備してくれたようであるが、我々の時代の結婚式とはかなり様子が異なっている。時代の変化と言ってしまえばそれまでだがホンワカとした手作り感が心地良い雰囲気を作り出している。

両親や家族を泣かせようとしている演出が結構多かったようだ。妹(母親)はかなり涙を流していたが、父親の方はなんとか涙を流すまいと頑張っていたように感じたのもほほえましかった。

新郎の家族の方々も皆とても良さそうな人たちである。良い親類が増えた。新郎新婦は末永くお幸せに!


■2014-07-06-Sunday ゴルフ

札幌での姪っ子の結婚式と

披露宴がオヒラキになった後で、母や弟夫婦らはもう1泊してから帯広に戻るのだが、私たち夫婦だけはすぐに帯広に戻らなければならなかった。

自家用車で来ている弟に荷物を預けて、すぐに列車に乗って帯広に戻る

6日の日曜日には私が会長を務める「帯広JCOB会長杯」のゴルフコンペがあるからだ。

開会の挨拶や賞品のプレゼンターなどを務めなければならないのだ。

夜遅くに帯広駅に着いて徒歩で自宅まで戻ったが、札幌に較べて帯広のなんと人の少ないことよ。

札幌の駅周辺にはものすごい数の人がゴチャゴチャッと居たが、帯広駅から自宅に戻るまでは誰一人ともすれ違わなかったのであった。単に人口が10倍以上居るという理由だけではない。

観光客も大勢来ているが、札幌駅は大丸やステラプラザなどを中心にして栄えているが、帯広駅の周辺は寂れている。駅周辺に人が歩いていないのは田舎町と変わりがない。北海道は札幌に集中し過ぎであろうと感じながら自宅に戻ったのであった。

6日のゴルフ場は十勝CCである。この日は例年出場している「柏葉高校同窓会ゴルフコンペ」が早朝から開催されている。重複していなければ両方に出場したかったのだが、さすがに1日に2ラウンドのプレーを出来るほどの体力もないから、主催者である「JCOB会長杯」だけの参加に留めたのである。

例によって腰が痛いところにもってきて列車での移動の疲労も重なっている。まったく練習をしないで1番最初の組でアウトコースからスタートしたが、いきなりのトリプルボギーである。アウトは44打、インは7つもパーを取ったのにトリプルボギーとダブルボギーが1つずつ叩いて41打の85打でHC9.9でネット75.1打と平凡なスコアで終わってしまった。

19時からは自宅のある町内会の役員会があるが、プレゼンターを務めなければならないので最後まで居なければならないのだ。午前中の柏葉高校のコンペが時間が掛かったのだろうインコーススタート組がまるで上がって来ない。先に入浴したりして時間を潰したが1時間以上も待たされ、セレモニーが全部終了したのは18:45であった。

町内会の役員会には10分遅れて到着したが、自宅近隣にゴルフ場があることは便利である。この辺は札幌よりも良い。

町内会では夏のリクリエーションの打ち合わせであるが40分程で終了しようやく自宅に戻ると妻が温泉に行きたいと言う。

ゴルフ場で入浴してきたと言ったのだが「私一人でも行く」と云うので、妻を一人だけで行かせる訳にもいかないからお付き合いしたのであった。お風呂は大好きだがさすがに2回は疲れる。


■2014-07-07-Monday コンピュータ

札幌の映画館で観た「her」と云う

映画の夢をみてウナサレてしまった。

「her」と云う映画はコンピュータのOSが感情を持つストーリーなのだが、SF映画では感情というか意識を持つコンピュータとして、スタンリー・キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」に出て来る「HAL」や、シュワルツェネッガー主演の「ターミネーター」の「SKYNET」などが有名であるが・・・。

コンピュータが感情を持っても、0と1のデジタルで処理するから「是」か「非」か「黒」か「白」かと云う二者択一の選択肢しかなくて、中間とか中庸とかが無いのではないかと思っていたが・・・。

どうやらこれは古い考えらしい。

スーパーコンピュータのような単体のコンピュータがいくらデータを膨大に蓄積しても、出す結論は是か非かでしかなさそうというのがこれまでの考え方だったそうだが、インターネットで世界中のコンピュータが繋がる時代になると事情が違ってくるというのである。

私はコンピュータの事には疎いのであるが、どうも人間の脳と同じ様な働きを獲得するかもしれないという説があるらしい。

人間の脳はニューロン(神経細胞)の神経と神経の間を電気信号が飛び交って繋がることで意識が生じると言う。

その脳の構造と同じ様に、インターネットで世界中のコンピュータが繋がることで意識が生じる可能性があるというのである。

つまり「意識が生じる時にはニューロン間に電気信号が飛び交う」のではなくて「ニューロン間に電気信号が飛び交うことで意識が生じる」という因果関係を逆転させた考え方があるそうなのだ。

もしも、それが真実で、もしもそれが現実になったら恐ろしいことだ。

人間は自分の感情が99%対1%という状況であっても、その1%にこだわってしまう人間もいる。それだからこそ人間らしいともいえるのだが、コンピュータがいくら意識を持ったとしても、その判断基準が51%対49%であっても、あっさり51%の方を選ぶであろう。

A論とB論の間を取って・・・なんて芸当は出来ないに違いない。

最近のアメリカのSF映画に多いテーマがまさにこれである。

コンピュータに非情にも分けられてしまったら、この社会は一体どうなってしまうのだろうか?

コンピュータが感情を持ってしまったことに気が付いて、慌ててそのコンピュータを破壊しようとしても、すでにコンピュータに世界が支配されていて、それが出来ない状況になるかもしれない。

予想では2020年頃にそれが現実化するかもしれないと云うのだ。2020年と云えば東京オリンピックの開催される年で、たった6年後ではないか。

自分が生きている間にそんな事態になるなんて考えただけでも何だか怖いなぁ〜。

あまり便利にし過ぎると手痛いしっぺ返しが待っているかも・・・。


■2014-07-08-Tuesday 古代史

最近、日本の古代史にハマっている。

お気に入りは関裕二氏の説である。関氏は私より一歳年下なのであるが独学で古代史を学んだらしい。

これまでの日本の古代史の研究では、専門家と云われる学者の説はとてもつまらないし、考え方が杓子定規でしかも現代人の感覚であるところがオカシイ。

私が高校生の頃から、梅原猛氏などの古代史の門外漢による新説が出始めたが、その方が魅力的だし真実に近いような気がしていた。

週刊ポストで井沢元彦氏の新説が展開された頃から刺激を受けていたが、過去の歴史家たちは「怨霊」とか「言霊」と云う日本独特の宗教観を軽く見過ぎていた。

陰謀や謀略などによって罪なくして抹殺された人の恨みが怨霊となって祟ると云う考えだ。

現代人は「怨霊」なんてそんな馬鹿な!と考え勝ちだが、当時の人たちはそれを心底信じていたのだから、政治姿勢や生活態度が怨霊信仰に影響されるのは必至である。当時の人たちの「怨霊」に怯える心境になって考察する必要がある。

諡名に「聖」「神」などと付く人物は何等かの「恨み」を持って死んだというのもそのひとつだ。

「祟らない」ように神様として丁重に祀らなければ「祟る」のである。

「祟り」を恐れるということは、逆に言えば「祟られる」ような後ろめたいことをしたからであり、陰謀や謀略などの後ろめたいことをしていなければ「祟られる」心配はないはずなのだ。

この人間心理面の研究がこれまでの古代史では不十分であった。

出雲大社に祀られている「オオクニヌシノミコト」も「祟り」を恐れて祀られている。しかも東大寺の大仏殿よりも大きな建物を造ってである。

つい先年に出雲大社から発見された太い3本の樹を括りつけて、更に太い1本の柱にした遺跡が出てきた。これまで単なる伝承と思われていた出雲大社は超高層建築だったという話が真実であった可能性が出てきたのである。

「聖徳太子」も実在しなかったと云う可能性が出てきたし、蘇我入鹿は善人であった可能性が強いと云う。

「古事記」や「日本書紀」を編纂させた藤原不比等が、藤原氏に都合が良いように歴史を改ざんした可能性が高いのだというのが定説になってきた。

関氏はこの辺りの謎解きを実に見事にしているのだが、非常に面白くて夢中になって読んでいる。

これまでの日本の歴史が大きく変わる可能性があるのではなかろうか。


■2014-07-09-Wednesday なんだかなぁ〜

このところ腹が立つと云う程ではないのだが

少々イラッと来ることが続いている。

(この文章は10日の午前中に書いている)

9日に某大型書店に本を買いに行った。私はこの書店でコンスタントに毎月2〜3万円は書籍購入をしている大のお得意様である。

店員も皆が私の顔と名前を覚えているほどだ。

この日も本を5冊ほどカゴに入れてレジの前で待っていた。この内の1冊が既に購入した本なのかどうか自信が持て無かった。発行日を見ると2014年2月10日とある。内容をパラパラとめくってみると読んだような気がするがハッキリとした自信が持てないので、レジで1日預かってもらって蔵書を調べてみることにしたが・・・。

レジに並んで待っている内に、そのことを依頼するのをウッカリ忘れて購入してしまったのである。エスカレーターで降りている途中で気が付いてすぐにレジの所に戻った。私が直前に買ったレジの方は接客中だったので、隣のレジで事情を説明して、一旦返品してくれないか?と頼んだら・・・。

対応した若い女性店員が「本の返品は出来ないことになっている」と拒む。私は「ほんの1〜2分前のことで、隣のレジで云々・・・」と事情を説明したのだが・・・。まったく融通の利かない店員である。

『この野郎!もう二度とこの書店で買ってやるもんか』と心の中で思っていたら「今回だけですよ!次はダメですからね!」と不貞腐れながら返金をしてきた。

瞬間的にド忘れをした私が悪いのは十分承知しているが、家に持って帰った訳でもないし、1〜2分間の極々短い時間なのだから、もっと臨機応変に対応しても良さそうなものである。

こんなつまらないことで、この書店はお得意さんを一人失った。

10日の朝6時に自宅玄関のチャイムが鳴った。エッ〜今頃一体誰だろう?と思ってドアホンのカメラで見たら初老の男性である。「どなたですか?」と尋ねたら「○○新聞ですが、朝早くからスミマセン、今朝は朝刊ちゃんと入っていましたか?」だと・・・。「ちゃんと入っていましたよ」とぶっきらぼうに答えたのであった。

今朝はサッカーのW杯のアルゼンチンVSオランダ戦を見ていたから起きていたが、いつもならまだ寝ている時間帯である。

「この野郎!何なんだ!」とイラッときた。

これには伏線がある。一昨日のことである。この○○新聞の夕刊を配達している初老の男が、郵便物等の受け口に「新聞等は全部中まで入れて下さい」と書いてある張り紙を無視して、いつも新聞を受け口に挟んで行くのである。冬はこの隙間から寒気が入って来るし、この頃はこの隙間から虫が入って来るから、途中で挟まずに中まで落とし込んで欲しいと張り紙までしているのにわざとやっているとしか思えないので、配達店に「配達員に途中で挟まずに中まで全部入れるように言って欲しい」と電話したばかりなのである。

その仕返しに早朝のチャイムかよ。

この日の朝食後に母の家にお灸をしに行くと、いつもの□□新聞と一緒に△△新聞が置いてある。「アレッこの△△新聞はどうしたの?」と母に聞いたら「しつこい勧誘員が居て強引に6ヶ月分を契約させられた」のだと言う。

「△△新聞は会社で取っているから必要ないよ、同じ新聞を会社と自宅で取ってどうするの?」と言ったが、「お米をもらったから云々・・・」と言う。

老人に対してモノを与えて契約を取るのは、断わりにくくする手法である。すぐに「契約を解除したら?電話してやるか?」と言ったのだが、母は「仕方がないから6ヶ月間だけ2紙を読むさ」と言う。

こう云う断われない老人に新聞社が違法な販売をするなんて・・・。

何だかイライラさせられる事が重なったここ2,3日であった。


■2014-07-10-Thursday W杯

今朝はサッカーW杯の

アルゼンチンVSオランダ戦を早朝から起きて見ていた。

昨日のドイツVSブラジル戦が、W杯の準決勝なのに7対1という、およそサッカーの試合とは思われないような大味な試合でつまらなかった。

ブラジルチームはエースストライカーのネイマールと主将のチアゴシウバの2本の柱を欠いていたが、前半の23分過ぎから、わずか6分間に4点を立て続けに取られて完全に戦意を喪失してしまったようである。

やはりエースの存在は大きかったということだろう。

自国開催で盛り上がっていたブラジルでは暴動が起きるのじゃぁないかとヒヤヒヤしたが、放火などはあったようだが、そう大きなものにはならなかったようである。

今朝の試合はすごかった。

これぞまさしくサッカーである。本来サッカーは点が入り難いスポーツである。両チームとも鉄壁の守りである。

そこに切り込むアルゼンチンのメッシ、オランダのポッベンの両エースの技術と突破力は素晴らしい。

結局、両チームとも得点出来ずにPK戦までもつれこんだ。

私はアルゼンチンを応援していたが、最後のPK戦で一番最初に蹴ったオランダの選手は初めてのPKだったようで失敗してしまった。

ここは一番手にエースのメッシを持ってきたアルゼンチンのように、オランダも2番目に蹴って決めたエースのポッベンを1番手に起用するべきだったろう。

オランダは準々決勝戦でPK戦用にゴールキーパーを替えるという見事な監督の采配で勝利したが、準決勝戦のPK戦では微妙な采配であった。

この試合を見ていたら、日本チームはやはりまだまだレベルが低いと感じた。世界にはすごい連中が居るものである。


■2014-07-11-Friday 新聞記事

10日の十勝毎日新聞の

一番目立ついわゆる「3面」記事(実際には29面)の四コマ漫画のすぐ横の場所に私の記事が掲載された。

去年の12月にヤフーオークションで入手した明治の奇術師で日本近代奇術の父と云われる「松旭斎天一」の掛け軸の記事である。

先般、このブログでテレビ東京の人気番組で私も大好きな「開運!なんでも鑑定団」から出演オファーがあったことを書いたが・・・。

嬉しい事に勝毎の記者が取材に来てくれたのである。

でも、こんなに目立つ場所に、それもこんなに大きく扱ってくれるとは・・・。

この掲載場所は勝毎の購読者なら必ず見るトピックスの面であるし、お悔やみの欄でもあるから、十勝の8万人が見たことになる。

街ですれ違う知人からは「新聞見たよ〜、テレビ出る時には教えてね〜」と声を掛けられる。

でも、まだ出演は保留のままなのである。

私が想像するに、恐らく松旭斎天一の書なんて一般の市場には出てこないから、鑑定団の鑑定人の中には、真筆か偽物かなんて分かる人がみつからないのではなかろうか?

テレビの画的には、天一の人生もエピソードも破天荒で面白いし、愛人で弟子の天勝は一世を風靡した女性マジシャンであるし、天一の親類であった天洋はデパートのマジック売場でマジック製品を販売する「テンヨー」の創始者であるし、その天洋の弟子が初代の引田天功・島田晴夫や私の師匠のジミー忍であるから、とても面白い構成が出来ると思うのだが・・・。

でも、鑑定する人が居なければ番組が成り立たないのかもしれないなぁ〜。

私の知人のマジック研究家で天一のことにも詳しい人間をテレビ局に紹介しようかしら・・・。


■2014-07-12-Saturday 店員教育

妻と昼に

市内のスーパーマーケットのFに買い物に行った。

いつもは行くことのない競馬場の北側にある店である。

めったに行かない店だと、どの棚にどの商品が並んでいるのか分からないから、同じ様な場所をグルグルと何度も行き来してしまう。

市内に同じチェーン店が何店もあるのだから商品の配置をある程度統一してくれていれば分かり易いのにとブツブツ文句を言いながらカゴに商品を入れていった。

レジで精算を済ませてレジ袋2袋に買った品を入れて、再びカゴに袋ごと戻す時に一番上に置いた4個入りの玉子ケースが床に滑り落ちて玉子が2個割れてしまった。

私がやったのなら、妻からすかさず「何をやっているの!」と怒られるところであるが、今回は妻が自分でやった不注意である。

さすがに妻も「あ〜ぁ、やっちゃった」と言うしかなかったのであった。

すると、すかさずレジの女性店員が駆け寄って来て「大丈夫ですか?玉子はすぐに新しいモノにお取り換え致します」と言う。

実際に割れたのは2個だけだし、この店には何の落ち度もないのである。

妻も自分の不注意であるから「良いんですよ、私の不注意ですから、気になさらないで下さい」と言ったのだが、「いえいえ、ちょっとお待ち下さい。すぐに新しい玉子をお持ちしますから・・・」と言って商品陳列棚の方に行って新しい玉子のケースを持って来たのであった。

再度、妻も「私の不注意ですから良いですよ」と言ったが、女性店員は「いえ、新しいものをお持ち帰り下さい」と玉子を手渡すのである。

結局は妻も好意に甘えることにして受け取ったのであった。

こうなると「ウ〜ン、ここの店は実に店員の教育が行き届いているなぁ〜」玉子4個(実際には2個)の値段なんてたいした金額ではないが、今度からはずっとここのチェーン店で購入してあげようと云う気になるもんである。

初めてのお客に対してのこの親切な接客態度に対して、つい先日の書店の対応とをまたまた比較してしまった。

かたや新規の顧客を獲得した接客態度と、大のお得意さんを失ってしまう接客態度。

客商売と云うのは難しいものであるが、日々の些細な対応で良くも悪くもなるものであることを痛感した一日であった。


■2014-07-13-Sunday マレフィセント

映画「マレフィセント」を

妻と観て来た。

「夫婦50歳割引き制度(夫婦のどちらか一方でも50歳を越えていたら二人とも割引料金で観る事が出来る制度)」のお陰で一人1100円で映画が観られるから、私たち夫婦は暇を見つけては映画館に通っている。

2時間程度の時間を楽しめる娯楽で1100円は安いと感じているのである。

ディズニーが大好きで、アンジェリーナ・ジョリーも好きな私は、今回は迷わず「マレフィセント」を選んだのである。

マレフィセントはディズニーのアニメ映画「眠れる森の美女」の悪役である魔女のマレフィセントに新解釈を施して、マレフィセントの側の見方から描いた実写版の映画である。

「勝てば官軍」。勝利者側からの視点で描く昔の歴史書などは負けた方は何を書かれても、たとえ事実を改ざんされても文句も言えなかった。

勝利者側の主張を後付けで正義として描き、後世に自身の正統性を伝えるのが目的である。

日本書紀や古事記などの歴史書では、近年は新しい解釈が生まれてきている。たとえ巧妙に誤魔化したとしても、後々に真実が出てくるのである。

そんな思いを描きながら映画館に入った。

悪人とは何か? 善人とは何か? 信頼とは? 裏切りとは? 真実の愛とは何なのか? 一時の激情に左右された行動が後悔の元になる。これらがこの映画のテーマであろう。

一方からの情報だけで物事を判断してはいけない。少ない情報からだけでは誤った結論を導きやすいからだ。反対の立場からの視点も重要である。そんなことを表現しているのではないかと感じた映画であった。


■2014-07-14-Monday 夫婦で

映画を観た後で

妻と二人で夕食を食べるために街中に出た。まだ18時ちょっと過ぎで外も明るい。

先輩たちからは「お前ら夫婦の仲の良さは異常だな」と言われるが・・・。

妻が「姪っ子の結婚式に着る礼服に身体を合わせる為に少しダイエットしなさい」と言って、このところ昼食はほとんどサラダだけの弁当ばかりを食べさせられていた。お陰でお腹周りが幾分か引っ込んで礼服も無事に着られたのだが・・・。

炭水化物を摂取しないダイエットと、先に野菜でお腹を満たして満腹感を感じさせるダイエット法の併用である。

私は、昼食は蕎麦かラーメンが毎日続いてもヘッチャラである。何せ昼食にはランチセットの「そば定食」を良く選択するが、この蕎麦定食は蕎麦をオカズにしてご飯を食べるのである。つまり炭水化物をオカズにして炭水化物を食べていることになる。

それほど炭水化物が好物なのに腹一杯食べられないのはツライものがある。

姪の結婚式も終わったのだから、サラダ弁当はもう終わりなのかと思ったのだが「せっかく痩せてきたんだから、もう少し続けましょう」だとさ・・・。

そもそも私は炭水化物不摂取ダイエットは、人類の摂理に反していると考えている。人類が農業を始めた頃から今日まで何万年なのかは知らないが、その間人類は洋の東西を問わずに炭水化物を摂取してきたのだ。

パンにしろ米にしろそれがズ〜ッと主食であった訳だ。何万年も続けてきたのだから身体が炭水化物を摂取して栄養にしているのはDNAにも組み込まれているはずである。

それを摂取しないで痩せるのは、単に栄養失調で痩せているのではないかと考えているのだ。炭水化物不摂取は人類の存亡に関わる大問題になると思っている。

そんな訳で、私は蕎麦もラーメンもスパゲッティも食べたい。

今日は昼に蕎麦を食べたし、夕食はイタリアンでパスタとピザとチーズを食べるぞ!と決めたのであった。

シネマコンプレックスから駅方面に歩いて行き、西2条通りを北に向かって歩く。10丁目で「うまいもん通り」に入っていくと日曜日ということもあって休みの店が多い。「オブリガーダ」は営業していたが客で満席である。北の屋台を卒業してからも上手くやれているようで安心した。

北の屋台を抜けて十勝乃長屋の「白ひげ」というイタリアンの店に入ることにした。妻が以前に入って美味しかったというからだ。

メニューはとても工夫されていて、この店独特のものも多数ある。ちょっと変わった和風のスパゲッティとドーム型のピザというオリジナルメニューを頼んでみた。どちらも美味しかった。農機具展に来ていた地方の客や広島からバイクで来たというサラリーマンと話を楽しみながらひとときを過ごした。屋台風のこじんまりした店は何と言ってもこのコミュニケーションが魅力である。

急に焼鳥が食べたくなったので、この店を出て紹介してもらった新しい焼鳥屋に向かったのだがあいにく休みであった。まだ少し食べ足りないので「らくれっと」に入ることにした。馴染みの店である。

ここでも札幌から来ていた見ず知らずの客とおしゃべりしながら楽しい時間と食事をすませた。

帯広も農機具展のような大きなイベントをやるとお客さんで賑わう。こういうイベントを効果的に定期的に開催するようにすればホテルも飲食店もタクシー会社なども儲かるのに・・・。

「白ひげ」の店主が「イベントを企画したいが、やってくれる組織が分からない」と云う。北の屋台の組合はまさにその為に作った組織で、毎月40万円もの販売促進費という軍資金もあったのに、上手く機能していなかった。

新しい組合にはその辺りも頑張ってもらいたいものである。


■2014-07-15-Tuesday ゴルフの

昨日届いたハガキは

所属するゴルフ場からのハンディキャップ変更のハガキであった。

これまでの数年間は「9.9」という微妙にシングルなんだかそうじゃないのかなんとも曖昧な数字であったが・・・。

今回の新ハンディキャップは「11.0」である。数字上はたった1.1下がっただけであるが、意味合い的にはこの微妙な0.1が大きかったのである。これでついにシングルから陥落してしまった。ショックである。

これまでの最高ハンディは、北の屋台を2007年に辞めてからゴルフが再開できるようになった後にもらった「8.9」で、このハンディを4年間くらいは維持していたが、3年ほど前から「9.9」に落ちていたのである。

今年はこれまで14回のラウンドをして、その内、提出したコントロールカードは6枚くらい。一番良かったスコアが80で一番悪かったスコアは94である。90打越えは91と94の2回だけであるが、85以下も6回と少ない低目安定である。

アンダーパーで回ったのが1回だけではハンディが下がるのは止むを得ないことか。

先般、東京のゴルフショップでスイング診断をしてもらったら、ヘッドスピードが極端に遅くなっている事が判明した。現在使用している「S]シャフトでは硬過ぎるという診断結果である。

もともと練習が嫌いだから、打ちっ放しも年に2〜3回程度しか行かない。妻からさえ「たまには練習したら?」と言われるほどである。

これからは年齢に依る衰えを、日々の鍛錬で保たなければならないのかもしれない。それだけ加齢による体力の低下が顕著になったということだろう。

これをきっかけに少しゴルフの練習でも始めようか。再シングル入り目指して少し頑張ってみよう。


■2014-07-16-Wednesday 月刊ムー

私は世界の「不思議」と云うテーマで

書籍類を収集しているが・・・。

とっかかりは「手品」「奇術」「マジック」「パズル」であり、そこから派生して「魔術」「魔法」「超能力」「催眠術」へと拡がり、「古典芸能」「大道芸」「香具師」「興行」などにも拡がっていった。

更にそこから「忍術」「心理学」「超心理学」「UFO」「予言」「妖怪」「おばけ」「UMA」「新興宗教」「超常現象」などにも派生していって現在1万5千冊以上の蔵書がある。「不可思議」というテーマはほぼ網羅していると思っていた。

そこに先日、オカルト大好き人間の友人が訪ねて来て、私の蔵書を眺めていたら「アレ〜、オカルト関係の本を収集しているならとても重要な本が欠落しているね」「月刊ムーの冊数が少ないじゃぁないか!」と言う。

確かに、月刊ムーは別冊は全て揃えてあるが、月刊ムーは数が多過ぎるし、毎号毎号範囲が広過ぎて焦点が絞り切れていないと感じていたから、特に気になった号を5冊だけしか所持していなかったのである。

知らない読者の為に「月刊ムー」の説明を少しだけしよう。

1979年の創刊で、出版社は学研である。

キャッチコピーは「世界の謎と不思議に挑戦するスーパーミステリーマガジン」で、UFOや異星人、超能力、UMA、怪奇現象、超古代文明やオーパーツ、超科学、陰謀論などのオカルト関係全般で、オカルトを肯定している記述が多い。

1979年の創刊ということはざっと数えても35年ほどの歴史があり、このジャンルでは今現在も唯一発刊され続けている最長寿のオカルト雑誌なのである。

因みに今月号(2014年8月号)で第405号になる。

これを今から全部集めるとなると至難の業であるが・・・。

「重要なモノが欠落している」と言われるとついコレクター魂に火が付いてしまった。

ネットオークションやら古書店の情報を収集して集められるだけ集めてやろうと思い立ったのである。

そして・・・。

1994年1月号〜2013年9月号までの237冊を一挙にいわゆる「大人買い」して入手したのであった。

届いた本の山を整理していて「バカだなぁ〜」と思ったが、読んでみるとこれがなかなか面白い。

ここしばらくは飽きずに読めるかも・・・。

でも、もう本棚が一杯なんだよなぁ〜・・・。


■2014-07-17-Thursday 驚嘆!

世の中にはスゴイ人が居るものである。

私は44年間もマジックをやっているが、これほど驚嘆させられたマジシャンは初めてである。

以前には、時間が無くてほんの30分間ほどしかお話することが出来なかった自衛隊員のYさんである。

そのわずか30分間の中でも数種類のYさんの創作マジックを拝見して驚愕したのだが・・・。

今日は一緒に食事をしながらタップリと見せてもらった。

Yさんがマジックを始めたのはわずか8年前だと言うから、これがそもそもの驚きだ。

師に当たるような人も居なくて独学で習得したという。

マジックをする人にはいくつかのタイプがある。

一番多いタイプはデパートのマジック用品売場でマジックを買って来てそれをよく練習もしないで他人に見せて喜ぶという類の人である。

これはいわゆる我々が「素人」と呼ぶタイプでマジックをまったく知らない本当の「素人」よりもタチが悪いことが多い。

こういう人の特徴はやたらと下手なマジックを他人に見せたがる傾向がある。

このタイプの人がやがてマジックの面白さに目覚めて、本やDVDなどを購入して一生懸命に練習して上手くなっていく。上手くなってくると益々他人に見せたくなってきて鞄などにマジック道具一式を持ち歩いて誰彼かまわず披露したくなる。

その段階が更に進むと、今度は私のように他人に見せるのが段々と面倒臭くなってきて、研究や収集に向かっていくタイプの人も現れる。

私がマジックを始めた44年前はビデオなんていう良いものはまだ無かった時代であるから、マジックを覚えるには本で覚えるか、師に付くしかなかった。

私も最初は一人で本を買ってきて覚えたし、東京の大学に行った時にはプロマジシャンに弟子入りして覚えようとした。

マジックは徒弟制度的な趣があって、師は手取り足取り教えてくれる訳ではない。舞台の助手をやったり運転手をやったりしながら、師の演技を横目で見ていわゆる芸を「盗む」のである。それを自宅で自分なりに練習して習得するから、ひとつの演目を覚えるのにやたらと時間が掛かったものだったし、タネが本当にその通りだったのかはハッキリしない。

当時のプロマジシャンとしてテレビに出るような人には必ずと言ってよいほど師匠という存在があった。

ところが、最近はインターネットというものが普及して、ユーチューブなどで無料でマジックの動画やタネ明かしが見られるようになった。

だから最近のテレビに登場するプロマジシャンの中には師匠を持たない人が増えている。

ネタを覚えるのも「盗む」わけではないから極短時間で済むし、映像で覚えるのは楽である。

そういうマジシャンが増えている中で、このYさんは特異な存在である。いわゆるマジックの「素人」であったからなのかもしれないが、先入観念なしに独自に技法を編み出し、独自に道具まで手作りしてしまう。

昨日見せてもらったマジックも全てYさんのオリジナルマジックである。

そのどれもが完成度極めてが高いのである。

マジックを初めてから8年目ということもあるのだろうが、とにかくちょっとでも機会があれば他人にマジックを披露していると言う。

まだ見せたい時期の真っただ中という感じであるが、マジックは自分だけで研究していてもあまり意味がない。

マジックは他人を驚かせてナンボの世界であるからだ。

他人に見せれば見せるほど技術は上達するし、見せ方も上手くなる。

プロとアマの違いはまさにそこにあるのだ。

私のような知識だけの頭でっかちになってしまい、めったに他人には見せなくなると、当然技術は衰えるものだ。

Yさんはまさに今が絶好調!という感じである。

そのYさんが、日本中の色々なマジシャンを見てきて、この人はスゴイと思ったマジシャンがもう一人帯広に転勤してきたという。銀行員だそうである。

まだお目に掛かっていないが、近い内に紹介するというから今からとても楽しみである。

マジックを見ていると楽しくて、ついつい時間も忘れて、お酒をたくさん飲んでしまう。

こんな楽しくウキウキするのは久し振りである。帯広にこんなスゴイマジシャンが同時期に二人も現れるなんてとても幸せだ。

二人とも転勤族というのが辛いところだが、ここしばらくは楽しい日々が過ごせそうである。


■2014-07-18-Friday 二日酔い

イヤァ〜昨晩は気持ち良く

飲み過ぎてしまって久し振りに二日酔いをしている。

13日の日曜日にジンマシンが出て皮膚の軟いところというか、ベルトや靴下のゴムなどで締めつけられている箇所がミミズ腫れのようにポッコリと盛り上がって痒くなった。

このところお酒の量が増えていることが原因ではなかろうかと思って14〜16日まで3日間禁酒し、売薬のハイチオールCと云う薬を飲んでジンマシンは治まったのであったが・・・。

17日にマジックを見せてもらいながら、楽しい時間を過ごしている内についついピッチが上がってしまい。結構な量のお酒を飲んでしまった。

今日は午前中に会社に重要な用件のお客さんが来社する予定が入っている。

朝起きて鏡を覗くと顔も腫れぼったいし、息も酒臭いし、身体もダルイからお風呂を沸かして入ることにした。

タップリと水分を摂取して、タップリと汗を流したら、なんとか身体の調子が戻ってきたが頭の方は重たい感じが抜けない。

どうやら3日間の禁酒の直後だからアルコールの吸収が良かったのかもしれないなぁ〜。

二日酔いなんて実に久し振りのことである。

会社に着いてからも水分を多めに摂取して、オシッコでアルコールの排出を促そうと試みる。

ジンマシンが出たと云うことは肝臓機能が低下しているということであろうから、お酒は少量にしておくべきだったと悔やまれるが、ついつい飲み過ぎてしまったのは自制心が足りないからか。

いずれにしろ昔のように暴飲暴食には身体が付いていかなくなっているようだ。もう少し自分の年齢を自覚しなければならないなぁ〜。


■2014-07-19-Saturday マレーシア航空機

17日にウクライナ東部上空で

撃墜されたマレーシア航空機事件は、ウクライナ軍がやったのか親ロ派がやったのかは依然としてハッキリ発表されていないが、どうも情報を整理すると親ロ派がロシア製のロケット弾で撃墜したような様相である。

マレーシア航空といえば、今年、機長が行方不明事件を起こした航空会社である。いまだに何処に行ったのかが分からないという航空史上稀にみる怪事件と言われたのは記憶に新しい。

この事件以来、マレーシア航空は経営的にも危機的状況にあったらしい。

今回撃墜された飛行機の出発地点であるオランダの空港と、着陸地点であるマレーシアの空港とを結ぶ最短コースがこのウクライナ上空であったというが・・・。

マレーシア航空の発表ではこの航路には飛行制限等は無かったと言っていたが、他の航空会社はこの上空を飛行していたのだろうか?

つい最近もウクライナ軍の飛行機が撃墜されたばかりだというのだから、果たして紛争状態にあるこのウクライナ上空を飛ぶ必要性があったのだろうか?はなはだ疑問である。

最短コースを飛ぶことで燃料費を抑制しようというつもりだったのだろうが、撃墜されてしまえば、燃料費の節約などなんの意味もないではないか。

多少の迂回ルートを飛んだところで危険性との比較をすれば答えは明らかである。

どちらが撃墜したのか真相解明はこれからであるが、いずれにしても恐らく民間機と軍用機を間違って撃墜したのだろう。ニュースで解説者は間違うはずはないと言っていたが・・・、撃墜した方の責任は大きいが、しかし、もしも危険を承知の上で飛んでいたとしたのだったら、マレーシア航空側の責任も大きい。

結局、先の航空機行方不明事件で負った大きな負の遺産を取り戻すべく、経費の節減で最短コースを飛ばした代償は大き過ぎるほど大きい。


■2014-07-20-Sunday 超高速

映画「超高速!参勤交代」を観てきた。

3連休の真ん中の日曜日であるが、何処かに出掛ける予定もないし、ゴルフの予定も入っていない。

朝からベッドに寝転びながら読書をしていたら、妻が映画を観に行こうと言う。

新聞で調べてみても大して観たい映画が無い。妻がネットでの評判が良いらしいからと云うことで「超高速!参勤交代」を観ることにした。

上映は18:15からのたった1回だけである。

昼からは貯まっていた書類等の片付けものをやって時間を潰したのだが、やぶって捨てるはずの書類の中から封筒に入った現金を見つけたのである。

あぶない、あぶない。

中身を調べずにそのまま捨てていたらパーになるところであった。この世の中にはこのように気が付かない内に捨ててしまう現金というのもかなりあるのだろうなぁ〜。

思わぬところからお金が出てきたので、映画を観た後で食事とカラオケにも行くことにしたのである。

映画は例によって詳しい内容は書かないが、すごく面白いというほどでもなかったし、つまらないというほどでもなかった。まぁ、こんなもんであろう。深田恭子が可愛かったのは良かったが・・・。

食事は「北のうまいもん通り」内の「ワイン食堂ブォーノヴィーノ」という初めての店に入った。ソムリエが一人で切り盛りしている店で、妻がここに行きたいと言うのである。

ワインはスパークリング、白、赤と3杯飲んで、食事はサラダとピザを1枚頼んだが結構なボリュームがあってこれ1枚でお腹が一杯になった。

ワインはどれもソムリエのチョイスが良くて飲み易いワインであった。

3連休の真ん中の日曜日ということもあって人が大勢出ている。街ですれ違う人は外人が多いのに驚いた。ロシア語風の会話やハングルが聞こえてくる。この時期の十勝の一体何を観光に来るのだろうか?

この後、坂本ビルのカラオケ店に行って1時間半唄って帰ってきた。この前から精密採点で点数を競うように唄っているが・・・。

どうも点数を気にしながら唄うのはストレス解消にならない。いやむしろストレスが貯まってしまう。

今度から採点無しで唄うことにしよう。


■2014-07-21-Monday ニュースなど

14日夕方に起こった岡山県倉敷市の

小5少女行方不明事件で、19日に無事保護されたとのニュースに一安心したが・・・。

犯人の男の年齢が49歳と聞いて驚いた。犯人はたぶん20歳代くらいの若い男だと勝手に思い込んでいたからだ。

後からこの犯人の素性がテレビで暴かれるにつれて、日本は病んでいるなぁと感じた。

この49歳の犯人が「ずっと一緒に居たかった。自分の理想の奥さんに育てたかった云々」という供述をしていると云う。

今年になって自宅の部屋を防音室に改装していたと云うし、この小5の女の子を執拗に付け狙っていたと云うから、粘着質タイプで妄想癖のある男かなり稚拙である。

たぶんポルノ漫画かロリコン漫画などの見過ぎで、妄想を膨らませて、現実と妄想の違いが分からなくなっているのだろう。

小5と云えば11歳である。いい歳した49歳の男が理想の女にしたいと幼い子供を誘拐するなんて・・・。日本も遂にここまで来てしまったのか!

20歳代の若い男が犯人ならば、今時の若者はスマホなどの影響でバーチャル世界と現実世界の違いが分からなくなっている。同年代の女性は怖くて話も出来ないと云う若い男性が増えているという解説もやや納得できるところであるが、49歳と云うと私と7歳しか離れていない。

つまり今回の事件は若者だけの現象ではないということだ。

こう云う事件が現実に起きたと云うことは、これに近い妄想を抱いている奴は数倍は居るであろうと容易に想像できる。この事件に刺激されて模倣犯が出ないことを祈ろう。

連休中に入った飲食店で注文の品が出てくる間に、店に置いてあった「フライデー」と云う写真雑誌を見ていたら・・・。

新聞の報道では分からなかった事件の詳細が写真付きで載っていて驚いた。その事件とはいわゆる「声優アイコの事件」である。

若い女性に言葉巧みに酒に誘われ、飲んでいる内に睡眠薬などを飲まされて寝ている間に金品を奪われたと云う事件である。

防犯カメラに映ったアヒル口をした女性の写真が公開されて犯人が捕まるのは時間の問題だと思われたが、なかなか捕まらなかった事件であった。

週刊誌などでは犯人は女装した男性ではないかという推測記事も載っていたが・・・。

その犯人の女性が捕まったと云う新聞記事を読んでフ〜ン捕まったのかとしか思わなかったのだが・・・。

「フライデー」の記事ではこの女性のボーイッシュな写真が数枚載っていたが、映画にも出演していたと云うことでその映画の一場面の写真も載っていた。その写真と云うのはデブの男性の腹の上に、上半身が裸で仰向けになって乗っている写真である。その胸を見るとオッパイのふくらみがまるで無い。

記事によるとこの犯人は性同一性障害で、女性として生を受けたが、男性になりたくて手術までしたという。

つまり、この犯人は、女性が性転換手術して男性になって、この男性が今度は女装をして犯行をしたということである。一体何のコッチャ!

頭が混乱するような事件である。新聞にはこんなことが書いていなかったから、犯人はただ単にボーイッシュな女性なんだなとしか思わなかったのだ。

どうも最近は???の事件が多いなぁ。


■2014-07-22-Tuesday 中国の

中国上海の食品加工会社

「上海福喜食品」が期限切れの食肉などを販売していたというニュースが流れた。

日本にも、日本マクドナルド社の「チキン・ナゲット」やケンタッキー・フライドチキン社の鶏肉などの材料として仕入れていた可能性があると云う。

工場内の模様を映した映像では、床にこぼれたミンチ肉やハンバーグやナゲットなどを手ですくって工場のラインに戻しているものが放送された。

まぁ、工場内の床と云っても土足で入れるような場所ではないし、消毒された長靴に履き替えているであろうから、見た目には甚だ宜しくはないが、即、危険であるというようなものではなさそうだ。

ただ、期限を遥かに越えたカビが生えた肉や変色した肉の日付を替えて再包装しているのは、かなり危険であろうと思う。

私が幼少の頃は親からは「自分で落としたものは拾って洗って食べなさい」「落ちているものは食べてはいけません」と教育されたものだった。

自分で落としたものは自分の判断でキレイ、汚ないを判断し、自己責任で食べてもよいと云うが、落ちているものは、どんなモノかは分からないから決して食べてはいけないと云う時代であったのだ。

自分の不注意で落とした食べ物をそのまま捨てるなんて「モッタイナイ」という精神があったのだろう。

この工場の衛生管理には問題があるが、現代の日本はちょっと「バイキン」に対して異常なほどの気の使いようなのではあるまいか。

お腹の中に多少の雑菌を入れることも人間の身体には必要なのではないかと思う。

最近、海外旅行に行くと、すぐにお腹をこわす日本人が増えているが、これは普段から衛生管理が行き届き過ぎて、雑菌がお腹の中にほとんど入らないから、ちょっとした雑菌が入っただけでお腹をこわしてしまうのではないだろうか。

しかし、現代日本の食産業では、この中国の様な会社は全く受け入れられないであろう。

マクドナルドやKFCなどの検査が厳しいであろうアメリカ資本の会社へ納入する商品でさえ、このような扱いなら、中国国内に卸す食品の扱いは推して知るべしである。

以前に上海旅行に行った際も、KFCなら大丈夫だろうと思って、わざわざ店を探して食べたのに・・・。

信頼を裏切ることの代償は大きいだろうと思う。


■2014-07-23-Wednesday ジンマシン

このところジンマシンに悩まされている。

先週、かなり大量のお酒を飲んだせいだろうか?

その後でジンマシンが出るようになった。身体のあちこちにポッコリと赤い膨らみがでて痒くなる。

お腹の周辺はかなりその面積が広くなっている。

特に朝方の朝食を食べ終えた後に激しいから、食物アレルギーになっているのかもしれないなぁ。

妻に言わせると「昼食にサラダを食べるようになって身体が良い方向に変化していて、身体中の毒素を出しているのじゃないか?」と・・・。

「でも、もしも心配だったらお医者さんに行ったら」とちゃんと責任回避することも忘れない。

医者は嫌いだし、このところ忙しいから行く暇がない。しばらく禁酒すれば治るだろうと思ったが、酒を飲む機会が多くてこれもなかなか守れない。

いまのところは売薬のハイチオールCで収まってはいるが・・・。

やっぱり一度医者にみてもらうとするか。

でも、嫌だなぁ〜。


■2014-07-24-Thursday サニーデパート

十勝毎日新聞社の「論壇」という

1000字のコラム欄の執筆者の一人として3ヶ月に一度順番が回って来る。私の今回の締切り日が今月末である。

私は毎日このブログを書いているから、書くことは慣れているし、またスピードも速いのが自慢である。1000字程度なら、校正は別にして、15分もあれば書くことが可能である。最終稿として提出するまででも通算で1時間は掛からない。

だが、それは書く「テーマ」が見つかったらの話しである。

今回はかなりテーマに悩んでいるのだ。

前回の5月に書いたのは「坂本ダンスホール」であった。父が昭和25年に造ったダンスホールの歴史というかいきさつを書いたのである。

丁度、5月2日が父の23回忌ということもあって、家族が集まったのと、父の友人でダンスホール創設に尽力してくれた広橋さんから「和昭さんにダンスホール創設のいきさつを話しておきたい」という電話が母にあったのと、作家の渡辺淳一が4月に亡くなったが、彼の作品「冬の花火」に「坂本ダンス会館」が登場するということが、実にタイミング良く重なったので、すんなりダンスホールについて書こうと思ったのである。

何日か迷ったあげく、続きとして「サニーデパート」のことを書こうかと考えた。

今回は偶然にも DREAMS COME TRUE の吉田美和の話しが出て、そう云えば彼女の高校卒業コンサートはサニーデパートでおこなったのだと以前に何かの女性週刊誌で読んだことがあったなぁと思いだしたのである。

確か、その時のプロデュースに関わったのが、現在は藤丸の事業部にいる大越氏であることを思い出したのである。

思い付いたらすぐに行動! 藤丸に赴いて大越氏に話しを伺ってきたのである。突然の訪問でしかも30年も前の話しであるから資料を調べて答えるとの返事をもらった。

ネットなどで調べると「サニーデパートの屋上説」と「6階大ホール説」の2種類が存在している。

この際だから、その辺をコピット確かめて書くことにしようと考えている。


■2014-07-25-Friday 何と云うことでしょう!

何と云うことでしょう!

現在、帯広のマジック界はスゴイことになっている。

つい先日、帯広に転勤してきた(アマチュア)マジシャンのセリックさんに飲みながらマジックを見せてもらった話しをこのブログに書いたが・・・。

そのセリックさんから「坂本さんに是非会わせたいマジシャンがまだ2人帯広に居る」とメールが入った。

「帯広に居る?・・・」

帯広に生まれて56年、そんなにスゴイマジシャンが帯広に居るという話しはこれまで一度も聞いた事が無い。しかも2人も???

すると「2人とも転勤族でたまたま今年偶然に帯広赴任になったのだ」という。

もちろん二つ返事で会うことにした。

その2人のステージネームは「まじまじしゃん」さんと「スペンサートリックス」さんである。

集まったのは帯広市内のバー。ここのマスターがマジックが出来るということでセリックさんが常連化しているようだ。前回もここに来て飲んだのであった。

約束した時間は21:30。

2人とも仕事が忙しくてなかなか時間が取れないようだ。

マジシャンが集まるとマジックの披露が始まるが、私以外の3人は皆、マニアックなオリジナルのマジックを披露する。

マジックは他人に見せることで上達するものだ。

彼等はほとんど毎日のように他人に披露している、セミプロというかほとんどプロに近い状態である。

日本にマジシャンは数多存在するが、オリジナルのマジックを持っている人は極少ない。マジックを演じる才能とマジックを創る才能はまた別物である。多くのマジシャンは昔からあるマジックをそのまま解説書通りに演じるだけである。私は、それを多少アレンジできる程度のレベルでしかない。

だが、この3人はジャンルもレベルも数段上の存在だ。おそらく現在の日本におけるマジック創造者としてはトップレベルにある人達だと思う。

こんなスゴイマジシャン3人が偶然にもこの時期に帯広に転勤で赴任してきたというのは奇跡に近い確率ではないだろうか。

東京や大阪などのマジシャン人口が多いところで揉まれているから私とはレベルが違い過ぎる。大学を卒業してからは、バーでホステス相手に見せてるだけの「昔の名前で出ています」状態の私にはとても披露できるようなオリジナルマジックは無い。

話しを聞いていると、私がマジックを真剣にやっていた時代との様変わりが激しい。

師も本も必要ない。YOU TUBE と云うすごいツールがあるからだ。

私はPCをワープロとしてしか使用していなかったから、YOU TUBE にマジックの情報がこんなにあるとは知らなかった。

マジック界はドンドンと新しい才能が開花しているようだ。

マジックとインターネットがこんな風に繋がっているとは想像もしていなかったのである。二昔前のマジック界とは世界が完全に異なっている。

因みに3人の年齢を聞いてみたら、私よりそれぞれ2歳、6歳、22歳も下である。

3人共、転勤族だからいつ移動になってしまうか判らないが、この3人が揃っている時に何か面白いことをやってみたいと思う。

私はこの日は1:30までお付き合いさせてもらったが、彼らの話しは着きないようでまだまだ続きそうな気配であったから、最近12時過ぎると極端に眠たくなってしまうので残念ながら私だけ早目に帰宅した。

マジックに関わっていると本当に楽しい!

何だかとってもウキウキしてくるなぁ〜。


■2014-07-26-Saturday 酔っ払い?

昨日書いたブログの

マジックを堪能した夜の帰途のことである。

すぐ駅前の店であったし、タクシーも見あたらなかったので徒歩で帰宅することにした。ここからなら徒歩10分で帰宅できる。

いつもは駅舎の中を通って南側に出るのだが、さすがに1:30には駅舎のドアは閉まっていて通ることが出来なかったので、駅の傍にある交番の横の小道を抜けて鉄道高架の下をくぐり抜けることにした。

交番を過ぎた暗がりの所に、男性が一人倒れている姿を見掛けた。近づいて見るとケガをしているようにはみえないが、このまま放っておく訳にもいかないので、交番まで戻って警官に後を託そうと思ったのである。

交番には明かりがついてはいるが無人であった。

中に入ると机の上に電話機が置いてあって、「受話器を取ると本署に繋がる」と大きく書いてあるので電話をしたら、すぐに警官が出た。

男性が駅前交番のすぐ脇に倒れている旨を伝えたら「すぐに警官を向かわせますので・・・」と云うが・・・。

もう夜中の1:30だし、警官の到着など待っていられない旨伝えると、私の住所、名前と電話番号を聞く。

仕方がないから名乗って帰途についた。

怪我などをしている様子もないし、この時期であるからまさか凍死するようなことはないだろう。介抱泥棒の被害に遭う可能性がなくもないが・・・。

翌日のニュースなどでも、そんなことは流れていなかったから事件にはならなかったようである。

どうやらただの酔っ払いが寝ていただけであったのだろうが・・・。

なんとも人騒がせなことである。


■2014-07-27-Sunday 家族野遊会

今日27日は私が会長を務める

帯広青年会議所(JC)OB会の家族野遊会の開催日である。

前日の天気予報では、北海道の各地で大雨警報が出ているが、私は自他共に認める「晴れ男」であるから、絶対に天気は大丈夫だと根拠の薄い自信を示していたのだが・・・。

きっと、私よりも強力な「雨男」がスタッフに居たのであろう(笑)。

朝から霧雨がパラついている。

妻は「ハッキリしない天気ね〜。いっそのこと土砂降りになって中止になるか、スッキリと晴れるかのどちらかにして欲しいものだ」と無茶なことを言う。

私にしたら、自分が主催者なのだから晴れてもらいたいのに・・・。

家族野遊会は10:30に受付開始、11:00からパークゴルフ、12:00から総会、その後焼肉パーティー、14:30解散というスケジュールである。

私は準備の為に早目の9:30までに会場に行かなければならないのだが、妻は「私は、貴方が準備しているその1時間の間に何をして待っていたら良いの?」と聞く。私は焼肉時にお酒を飲むので自動車を運転して行く訳にはいかないのである。

妻からそう言われると、確かに会場近辺に時間つぶしが出来るような場所はない。

会場は帯広市の隣町である幕別町札内地区にある温泉の近くである。我が家からは車で15分程度の距離だ。

妻は貴方を9:30までに会場まで送って行って、一旦自宅に戻り、後からまた一人で来るという。まぁそれは仕方がないか。

JCはわがままな人間が多い。一応、事前の案内で参加・不参加を確認するのだが、ドタキャンや逆に「暇だから来た」と突然参加する人間も居るのだ。

事前の確認作業では93名の出席になっているのだが・・・。今日は朝から霧雨が降っているから、おそらくドタキャンが多いだろうなぁと考えた。案の定集まり具合はイマイチである。

集まって来た人達も、パークゴルフはゴルフに悪影響が出るだの、雨の中ではやりたくないだのと言う声が多いので、結局、中止にしてビンゴ大会に切り替えることにした。

実際に運営してくれる後輩のスタッフに任せて進行してもらったが、まぁまぁテンポ良く楽しく運営できたのではないだろうか。

雨もたいした降りにはならなかった。結局は参加者数も予定より若干の減で収まったので一安心。

ビンゴ大会の後は、臨時総会で次年度会長を選出、その後の焼肉パーティーと大抽選会、百円ゲームなどを行なって予定よりも早目に終了した。

後、私の会長としての行事は年末の「さよならパーティー」を残すのみである。雨での中止もなく、事故も怪我もなく無事に終了することが出来たのでまずは一安心である。

北海道中がスゴイ大雨の中、帯広だけが霧雨で済んだのは、私の「晴れ男」効果だったのかもしれないなぁ(笑)。

私は後片付けの後、隣にある温泉で2時間近くも入浴してから帰宅したのであった。


■2014-07-28-Monday また佐世保か!

長崎県佐世保市でまたまた・・・。

高校1年生(15)の女子生徒を殺害したとして同級生の女子生徒(16)が逮捕された事件が起きた。

佐世保では10年前に小学6年生の女の子(11)が同級生をカッターナイフで殺すという事件も起きている。

佐世保という場所に何かがあるのだろうか?

ニュースなどによると犯人の女子生徒は、取り乱した態度もなく冷静な対応をしていると云う。

「人を殺したかった」「解剖してみたかった」などとも供述していると云うし、首や手首を切断しているというから、精神異常者というかサイコパスの傾向があるのではないだろうか?

どうやら被害者が憎くて殺したわけではなさそうであるところが逆に怖い。

犯人の母親が去年10月に病死し、父親はすぐに若い女性と再婚したと云う。犯人の女生徒は留学するための訓練と称して一人で父親名義のマンションに住んでいたと言うが、新婚生活の邪魔になるから父親か新しい母親が追い出したということも考えられる。

10代の思春期にある多感な子供にとって、母親を亡くしてから半年もしない内に父親が再婚するというのはかなり心理的にも影響が大きいだろう。この父親ももう少し娘の気持ちを配慮してあげるべきであったろう。

それにしても、仲の良いと思っていた友人に、思い当たることもなくいきなり殺害された被害者が哀れである。

犯人の女生徒の父親と、被害者の父親は同業者で顔見知りだというから余計に関係が複雑である。

10年前の小学6年生による同級生殺人事件といい、今回の高校1年生による殺人事件といい、佐世保といえば米軍基地をすぐに連想するが、佐世保という場所に何かこういった事件を誘因させるような何か特殊なことがあるのだろうか?


■2014-07-29-Tuesday 吉田美和

先日もこのブログに書いたが・・・。

DREAMS COME TRUE の吉田美和が帯広柏葉高校を卒業した1984年3月に、我が社「サニーデパート」(当時名)で卒業記念のライブコンサートをやったという記録が残っているが・・・。

コンサートをやった場所には2説があって、一つは「屋上」もうひとつは「6階大ホール」である。

私が入社したのは1980年だから知っているはずなのに・・・。当時は吉田美和なんてまるで知らなかったし、そういう音楽関係にはあまり関心もなかった。

我が社の大ホールでは、後にけっこう有名になる色んな人達がコンサートをやっているのだ。

例えば、売れる前の「安全地帯」だとか。

我が社「サニーデパート」は何故だか、そして誰が書いたのかは知らないが「Wikipedia」に掲載されているのである。

その「サニーデパート」の項には「吉田美和は屋上を借り切って卒業コンサートライブをやった」旨が載っているのだが・・・。

今月末原稿締切りである十勝毎日新聞の「論壇」欄に「サニーデパート」のことを書こうと思ったが、自分の会社のことで間違ったことを書くのは大問題だ。しかし、自信がないので関係者に確認することにしたのである。

現在藤丸百貨店の事業部に居る大越さんと、勝毎の佐藤真康さんの2人である。

ともに当時「S&S」というバンドに居て吉田美和のバックバンドをやっていたという。佐藤さんはかの十勝花子の弟さんでもある。

確認してみたら、当時のパンフレットを大越さんが所有していた。

そこには『1984年3月10日(土)・11日(日) サニーデパート6階大ホール 「Good bye High School 吉田美和 TAKE OFF CONCERT」 主催インパクト 前売券800円 当日券1000円』などの文字がある。1日だけではなく2日間のコンサートだったことが分かる。これは貴重な情報だ。

屋上でコンサートをやって音をガンガン出したら周りの店から苦情が来るであろうし、ビートルズのレット・イット・ビーの屋上演奏のように通行人が大勢ビルの前に集まってきたかもしれない。

誰かがWikipediaに誤った情報の「屋上を借り切って」と書き込んだのを、孫引きで誰かがまた他のモノに書いてしまったのがドンドンと拡がってしまったのかもしれないなぁ〜。

私はWikipediaへの書き込み方を知らないから訂正ができないので、誰かこのブログを読んだ人で訂正が出来る人がいたら直しておいて欲しい。


■2014-07-30-Wednesday 今朝の新聞から

今朝の新聞を見て

読売新聞の1面トップ記事は「空き家最高13.5%」の見出しである。

全国各地、首都の東京も例外ではなく、空き家が増加していると云う。

私に言わせれば何を今更、分かり切ったことを・・・という感じである。

人口減少、少子高齢化の時代がやってくるというのは20数年も前から分かっていたことである。

政府も各自治体も見て見ぬふりをして、ただ問題を先送りにしてきただけである。

選挙に依って選ばれた、行政の長も、また議員も、自分の任期の間には、こういった一見後ろ向きに見える議論はしたくないということなのだ。

何かを建てるとか道路や橋を架けるといった目に見える手柄をたてたがる傾向にある。

問題が顕著になって、もはや先送りは難しい状況になって初めて表(世間)に出てくるから、対策は遅れるし、実効も少ないのだ。

都心部を空き地や空き家だらけにして、郊外に新築の家を建てさせる政策は、人口が増えている時代ならまだしも、人口減少社会になった現在では、都市に必要な電気、ガス、上下水道などの公共インフラの設備メンテナンス費用が追い付かない。

このままこの状況を放置しておけば、日本中のいたるところにゴーストタウンが出現するだろう。

まさしく政治の怠慢に他ならない。

しかし、日本人の多くは、まだ2020年の東京オリンピックで新しい建築物が出来ることにウキウキしている状況である。

つい先日、ブラジルでのサッカーW杯が終了したが、ブラジルはこれから深刻な不況に陥るであろう。

もはや、オリンピックなどのイベントを開催して、大掛かりな建築物を造ることで経済を活性化させることは意味がない事は明白である。

長野だって、オリンピックで造ってしまった施設の維持費でアップアップの状態だろう。

東京都の石原元都知事のように、余命いくばくもない人が「俺はもうすぐ死ぬから後のことは知らん」と自己満足だけして、後世の若者に借金を背負わせて死んでいくのだ。

札幌の上田市長ももう任期が残り少ないんだから、後世に借金を残すような冬季オリンピックをもう一度なんてバカな真似は止めて欲しいものである。

オリンピックは誘致活動費だけで何十億円も掛かるIOCの役員を儲けさせるだけの愚挙である。

家というのは人が住まなくなった途端に極端に劣化するものだ。人が住んで風通しを良くしなければ腐ってくるのである。

日本は戦後の復興で造った、橋や道路やトンネルなどの公共施設が50年ほど経って大改修が迫られている。新しく造るような余裕などもうないはずなのに・・・。

政治家の怠慢が日本を滅ぼしてしまう。


■2014-07-31-Thursday 寿命

今日31日に厚生労働省が

2013年の日本人の平均寿命を発表したが・・・。

男性が80.21歳になり、ついに男も80歳代を初めて超えたと云う。

女性の方も過去最高を更新して86.61歳になり、2年連続で世界一だそうだ。

これって果たして嬉しいことなのだろうか?

現在70歳代以上の方々と云えば・・・、今年70歳になる方は昭和19(1944)年の生まれである。この70歳代以上の方々のこれまでの結婚の形態を平均してみると夫の方が4〜5歳位は年上という夫婦が多いだろう。

我が家も父が母より4歳年上であった。

父が64歳で亡くなったから、母は60歳で寡婦になったということになる。母は今年で83歳になったから23年間も一人である。

まだ長男の私が隣の家に住んでいて毎日顔を合わせているし、一緒に食事もしているから孤独ではないだろうが、夫が居ない寂しさはあるだろうと思う。

父が死去した64歳は若過ぎるが、先の厚労省のデータから考えると、4歳年上の夫が80歳で亡くなるとその時妻は76歳である。それから10年以上は一人で暮らさなくてはならないのである。

子どもが居ない夫婦や、居ても近所に暮らしていない夫婦は、夫に先立たれたらかなり寂しい生活をしなければならなくなる。

お金でもタップリあって、しかも健康であれば、優雅に暮らせるかもしれないが・・・。

でも、中には夫が居ない方が良いという夫婦も多いかもしれない。

現在70歳以上の男性は、高度経済成長下の昭和30〜40年代が働き盛りであったから、エコノミックアニマルと揶揄されたように家庭を顧みず働いた方々が多い世代であろう。「亭主元気で留守が良い」という言葉が流行ったこともあったが、亭主は外で金を稼いで来て、専業主婦の妻が使うという夫婦が多かったかもしれない。

むしろ夫には早目に死んでもらって、生命保険で優雅に暮らすという妻も多いかも・・・。と思っていたら・・・。

朝のワイドショーによると、60代の女性の近辺で70歳代の男性2人が立て続けに青酸化合物による不審死があったという報道が流れた。

自らの老後を優雅に暮らす為に・・・。

オ〜怖!

何だか、人間をモノかバーチャルな何かと錯覚しているんじゃぁないのだろうか?

変な、そして嫌〜な世の中である。