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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2015-02-01-Sunday ゴーン・ガール

昨日は一日中、今日も朝から本ばかり読んでいるので

妻が映画を観に行きたいと云う。

何を観たいのか聞くと「今年の正月に安倍首相が昭恵夫人と一緒に観に行ったと話題になった『ゴーン・ガール』を観たい。かなり怖くて面白い映画らしいよ」と言う。

映画館の予告編で何度か観たが、奥さんが行方不明になって、その夫に嫌疑が掛かる映画であるというのは知っていた。

何故にこんな映画を観たいと云うのだろう・・・?

読書以外にすることもなかったので付き合うことにした。夫婦50歳割引制度で観れば夫婦二人で2200円である。大人一人の料金が1800円だから、普通なら二人で3600円になるが、この制度なら1400円も安くなる。1杯220円のコーヒーを二人分注文しても、まだお釣りが来るから、何度もこのブログに書いてもいるが、こんなに安価な娯楽はないと思っている。

この映画は2012年に発表されたギリアン・フリンの同名小説を映画化したもので作者のフリンが脚本にも参加している。監督はデヴィッド・フィンチャー、主演は夫役のベン・アフレックと妻役のロザムンド・パイクで「R15指定」の映画であるから、かなり際どい表現があるのかもしれないし、上映時間も2時間35分とかなり長目の映画である。

予告編から感じたのはかなり退屈する映画だと思っていたが・・・。

ある意味で、これまで観た映画の中で一番オソロシイ映画であったと思う。2時間半という上映時間もアッと云う間に過ぎてしまった感じがした。

例によって映画の内容は、まだ観ていない人の為に、敢えて明らかにはしないのが私の方針であるが、この映画は特に内容を書いてしまうとネタバレになってしまう可能性が高いので慎重に書かねばならない。それほどの「どんでん返し」がある映画である。

安倍首相がよく昭恵夫人と一緒に観たなぁと感心してしまった。

恐妻家にとっては、とってもオソロシ〜イ映画である。

「サイコパス」の人というのはこんな感じなのかなぁ〜。こういう人って大勢居るのかなぁ〜。

奥さん役のロザムンド・パイクは実に良い女優であった。映画の最初の顔や雰囲気と後半の顔と雰囲気の違いがスゴイ、女性は化粧だけでこんなに変われるものなのだろうか?

後々までズ〜ッと尾を引く映画であるなぁ〜。妻が私にこの映画を観せたかった理由が分かったような気がする・・・・・・・・・・・・・。


■2015-02-02-Monday 人質事件に思う

イスラム国に拉致されていた

後藤健二さんが殺害される映像が1日午前5時半頃(日本時間)にインターネット上に流された。

1月20日に、後藤健二さんと湯川遥菜さんの2人が砂漠のような背景の場所で2人並んで座らされてナイフを突き付けられ、日本政府に身代金2億ドル(日本円で約240億円)を要求する映像が流され、4日後には湯川さんが殺されたような写真を持つ後藤さんの映像が流され、そして今回の後藤さん殺害の映像である。

この間、日本のマスコミは連日、この話題ばかりを報道していた。

私は、この事件の報道がなされている間は、この話題についてはブログでは、ほとんど触れてこなかった。何故ならば、どうにも違和感が拭えなかったからなのである。

私の死生観は「この世に生きとし生けるものは、いずれ死ぬ」ということである。

平家物語の冒頭の「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず。ただ春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ」。言葉を変えては繰り返し出てくるこの無常感に魅かれるのだ。

生まれてから死ぬまで、人によって早いか遅いかの違いはあれども、人は必ず死ぬのだ。天寿を全うして老衰で死ぬ人もいれば、病気で死ぬ人、事故で死ぬ人、事件に巻き込まれて死ぬ人など等、いろいろな死に方というか死に様というか、そういうものがあるだろう。

湯川さんと後藤さんが人質にとられてから、日本の政府も、人間の命の尊厳とかいって助けようと努力をしていたようだが、そうしている間にも世界中では何人も、いや何百人もいろいろな事情で死んでいるのだ。

この2人の命と、その他の人の命とは同じ命の重みのはずだが・・・。

マスコミは事件を追うものだし、報道するのは当たり前でもあるだろうが、何故だか、私の頭の中では、どうにもスッキリとしないのであった。

自己責任論で、勝手に危険な場所に行ったのだから云々ということを言う人もいるようだが、それもまた微妙に私の考え方とは異なる。

立ち場が異なれば、考え方も、見方も変わる。一方向からだけの解釈には違和感を覚えてしまうが、しかし、いくら価値観が異なるとは言えども、殺害シーンをインターネットで流す神経は私にはまったく理解が出来ない。

宗教が違えば、人種も違う。イスラム国側の言い分とはいったいどんなものなのだろうか?

私は、イラクのフセイン大統領に対して「大量破壊兵器を所持している」という偽りの言いがかりをつけて、イラクのフセイン政権を強引に転覆させたアメリカのブッシュ政権のやり方は滅茶苦茶であったと思っている。

それに積極的に賛同した小泉首相の論理も滅茶苦茶であった。

欧米人は、民主主義が至上最高のものであると思い込んでいて、アフリカやアラブの国々を遅れた独裁国家であるとして、欧米型民主主義を強引に押し付けようとしているのではないか?

それぞれの国の事情は異なるのに、短兵急に欧米型民主主義を強引に押しつけても、上手くはいかないだろう。

国が徐々に成熟していくのを待たなければならないのではないだろうか。

独裁政権をいきなり破壊だけして、後は知らんというのは、無責任この上ない。

イスラム国の台頭は、アメリカのフセイン政権の転覆が遠因であろうことは明らかだろう。

人は、この世に生まれて死ぬまでに、何らかの使命を帯びているという考え方もある。早くに亡くなった方や、事件に巻き込まれて亡くなった方にも、何らかの使命があったのであろうと考えたい。

後藤さん、湯川さんの死が無駄死にならぬように後に残された人間が、何かをしなければならないだろう。

それが何なのかは私にも分からないが・・・。


■2015-02-03-Tuesday 節分

時間の経過スピードを速く感じる。

1月も終わって、もう節分である。自宅で豆撒きをやろうと思うが・・・。

家で犬を飼っていた頃は、大豆を撒く度に、2頭の犬が先を競って食べていたから拾う必要がなかったが、現在は夫婦二人きりなので、大豆を撒くと拾うのが大変であるから、落花生を買って来て撒くことにした。

それでも後から拾うのも面倒なので、撒いたのはごく少数であった。

妻が買い物に行って買ってきたのだが・・・。

落花生を買ったついでに「恵方巻き」まで買って来た。

最近、テレビでも節分が近づくとこの恵方巻きのことを紹介する番組が増えた。どうやら関西方面の風習らしいが、北海道ではこんな風習はない。

その年、その年の縁起が良い方向を向いて、言葉を発しないで太巻きを食べるというが・・・。

どうも日本人というのは無節操というのか、商売の為には色々なことを探しだしたり、考え出したりするものである。

こんな太くて長い太巻きを一気に食べるなんて、危険なのではないか?

一気に食べると云うことは、途中で水分も取れないのだろう?

唾液の分泌が少ない老人が、食べて喉に詰まらせることはないのだろうか?福を呼ぶより、死を呼ぶ食べ物かもしれないではないか。

実にバカバカしい。

妻が買ってきたのは、まだ短くて細めの中太巻きであるから良いが・・・、食べないと、即、鬼が出て来るから食べない訳にもいかず・・・。

さぁて、次はバレンタインですか!

日本人の商魂は逞しいなぁ〜。


■2015-02-04-Wednesday きな臭い

イスラム国が拘束していたヨルダン軍パイロットの

殺害映像を3日夜(日本時間では4日未明)に投稿したというニュースが流れた。

何でも、檻の中に入れられ身体に火を付けられて焼き殺されたというではないか。生きたまま身体に火を付けて焼き殺すなんて、とても残虐な殺し方である。

不確かな情報だが、このパイロットの惨殺は1ヶ月前の1月3日に行なわれていたらしい。もしも、この情報が正しければ、湯川さん、後藤さんの拘束を発表した1月20日の時点では既にヨルダン人パイロットは死んでいたことになる。

ヨルダン側の人質交換には応じられないわけであるし、生存確認も出来ないわけである。

だが、何故、パイロットの残虐な処刑の模様を、この時点で公表したのだろうか?

数時間後には、ヨルダン側が、報復なのだろう、イスラム国から釈放を要求されていたリシャウィ死刑囚の死刑を執行したという。

1ヶ月前の1月3日に、パイロットの虐殺をやっていたとして、もしも、湯川さん、後藤さんの殺害前に、この映像を公表していたら、また展開は異なっていたかもしれない。

人質交換の条件を出した時、既に、最初からイスラム国側は自らの打つ手を狭めていただけだったことになるし、この時点での公表は、ただ、世界中に残虐性を広めて反感を増幅しただけであろう。

一連の流れを見ていると、イスラム国側の意図がまるで理解できない。作戦を練る参謀がいないのだろうか?

ヨルダン国民も、こんな残虐な映像を見せられたら、イスラム国憎しでこり固まったのではないだろうか?

遠いアラブの国シリアやイラクの内紛だと思っていたのだが、様相がかなり悪い方向に変わってきた。

ヨルダンはイスラム国に対してアメリカの協力を得て報復をするであろうし、イスラム国もヨルダンやアメリカやアメリカの同盟国に対して報復をするであろう。

この事件のキッカケが日本人だから、イスラム国のインターネットを使ったプロパガンダで洗脳された、連中が日本でのテロを実行するかもしれない可能性が高まったであろう。

人生に絶望したり、自分の存在意義を確認できなくなって自暴自棄に陥っている日本人の若者が、死に場所を求めてイスラム国に行ったり、死んででも有名になりたいなどとバカなことを考える奴が現われないとも限らない。そういう危険性が増えたであろう。

もしも、そんな馬鹿者がイスラム国の捕虜になった時に、日本の政府はいったいどう対応するのであろうか?

アメリカ&同盟国VSイスラム国と云う図式から、イスラム国は同じイスラム教徒であるヨルダンをもハッキリと敵に回してしまったであろう。世界中が戦争状態になりそうな、嫌〜な臭いがする。


■2015-02-05-Thursday 諸事雑感

このところ嫌〜な感じの事件が続いている。

名古屋では、人を殺してみたいという衝動を抑えられずに女子大学生が殺人事件を起こしたり、和歌山では小学5年生の男児が刺殺されたり・・・。

いったいこれは何なんだ!

犯人の頭がオカシイとしか言いようがない。狂っている。何が原因で狂うのだろうか。

怪獣やゾンビなどを殺しては楽しむゲームなどで、殺人をしたくなる衝動が芽生えるのではないのだろうか?

ゲームなら一旦死んでもすぐに復活するから、現実世界でも、殺した人間が、リセットすれば簡単に復活するとでも思っているのだろうか?

東京で電車に乗ると、どいつも、こいつも携帯でゲームをやっている。一方的に流れてくる画面を、反射的にクリアばかりしているから、脳味噌で考えることをしなくなるのだろう。想像力が著しく欠如しているとしか考えられない。

未成年の、まだ脳味噌が十分に発達していない餓鬼共を、ゲーム漬けすることの弊害が出ているではないだろうか。

活字を読ませて、想像力と創造力を養うことをしなければ、この先日本はオカシクなる。

小林よしのりの「新戦争論」の中に、ゲーム感覚で子ども達に戦争をさせる場面が出てきたが、現実の世界もかなりそれに近い状態になっている。

嫌〜な気配である。

台湾の飛行機が墜落する直前に、高速道路のすぐ上を通過する映像を見たが・・・。

最近流行りの車載カメラの映像だそうだが、映画の1シーンを見るようであった。特撮で撮ったかのようなスゴイ映像である。

格安航空会社の台頭によって、安全のコストも下げられたら適わない。優先順位の第一位はコストよりも安全であることは言うまでもないことだが・・・。どうも、最近の経営者は信頼できない。

意識の低い後進国のことだけではないだろう。北海道JRの安全意識だってかなり低いし、先日はエアードゥの安全意識も問題になった。北海道の公共交通は後進国並みの安全意識しかないのだろうか?

怖い話である。


■2015-02-06-Friday 酉戌会

昭和32・33年の

酉、戌年生まれの同学年の集まりが市内のホテルで開催された。

元々は、男の厄年(前厄)の時に帯広神社でのお祓いを受けた後に、なおらいとして皆で一緒に酒をのんだのが始まりで、現在は女性も参加している。

この日も40名弱のメンバーが集まって酒を飲んだのであった。

会場はホテルであるが、いつものイス席の部屋に畳を引いて座布団に座っての宴会である。

私は左足の股関節を痛めていて、胡座をかいて座るのが苦手である。長時間足を開いて座れないので、いわゆるおジョウサン座りをしないとならない。なんだかオカマみたいな座り方になるので嫌なのだが・・・。

おまけに筋力も落ちているので、座布団から立ちあがる時に、テーブルに手を掛けては「よっこらしょ」と声を出さないと立てないのである。年寄りがイス席での宴会を望むのが理解できるようになったのだが、私も年を取ったということなのかもしれない。年は取りたくないものだがこれも仕方がないことだろう。

ホテルでの一次会が終了して、ほとんどのメンバーが二次会へと移動した。二次会もいつもの懐メロ生バンドのスナックである。最近の流行りの唄はリズムが早過ぎて何を歌っているのか聞き取れない。これも年を取ったということか。メンバーも還暦が近くなってくると、昔の曲が懐かしくなるのだろう。

学生時代に流行ったディスコ音楽が掛かった。誰か踊る人でも居たらツラレテ踊るのだろうが・・・。この日は、いつもフロアーで踊りまくるメンバーが来ていないからか、ツラレテ踊る人が居ない。私に踊れという人がいる。父がダンス教師をしていたから私が踊れるのだと思っているようだが、私はまったく踊れないのだ。イメージというものは間違って伝わるものである。

ただ、黙々と焼酎を飲んでいたら、結構な量を飲んだようだ。かなり酔って帰宅した。

私の悪い癖は、家で飲み直すことである。すでに十分に飲んでいるのに、更に焼酎の水割りを飲んだら・・・。

朝方、起きたら右の肘が痛い。触るとヌルッとした感触があって血が出ている。アレッ、オカシイなぁ〜どこかで転んだかなぁ〜と思って妻に聞いたら「寝る時にベッドの横で転んで痛がっていたわよ」と云う。

痛がっていたのに、そのままかよ!

転んだ記憶がまったくないのである。酒を飲んで記憶がなくなるなんて、こりゃ〜かなりマズイぞ。


■2015-02-07-Saturday 土曜日

昨日の酒が過ぎたようだ。

午前中は身体がダルイ。酒を消化する機能も鈍っているのだろう。午前中はベッドの中で読書して過ごした。

読んだ本は加治将一の「幕末 維新の暗号(上)(下)」2巻である。昔から、一たび、ある作家の作品が気になると、数冊まとめて読んでみたくなるのである。

先週読んだのは、古代日本の天皇の話であったが、今回は時代がいきなり進んで明治維新の話である。

数年前に話題になった「フルベッキ写真」を中心に物語が進んでいく。「フルベッキ写真」とは、慶応2年頃に上野彦馬によって撮影されたと云われる写真で、西郷隆盛、大久保利通、坂本龍馬、高杉晋作、岩倉具視など明治の英傑達のほとんど全員がフルベッキという外人を中心にして一枚の写真に収まっているというものである。

慶応2年頃には、薩摩と長州はまだ争っていたのだから、その犬猿の仲である藩の人間が同じ写真に収まるはずがない、写っている人物と、擬されて名前を挙げられている人物とは別人であるということで一笑にふされたこともある。

この小説では、更に、このフルベッキ写真は「明治天皇入れ替え説」の証拠であるから、歴史から消されたのだと説明する。

北朝の明治天皇が、南朝が正統だと言ったとか、楠木正成の銅像を皇居に建てたとか色々な検証をしている。

状況証拠を並べては、そこから推論をするから小説なのだが・・・。

さもありなんとは思わせるが、真相はどうなんだろう?けっこう楽しませてもらった。

例によって本ばかり読んでいるので、妻がまた映画を観に行こうと云う。今度は宮沢りえ主演の「紙の月」である。映画館で予告編を見たが、観たいとは思わなかった映画であるが、付き合うことにした。

平凡な主婦が途中採用で銀行に入り、横領をするという映画である。

まぁ、これもサイコパスの一種であろう。犯罪を犯罪と思わない一種の精神病なのかな。

妻が漏らした感想は「分かるわぁ〜・・・」と怖いことを言う。何せ、妻には1月から会社の経理を任せているのだから・・・・。


■2015-02-08-Sunday 日曜日

朝からベッドの中で本を読んでいた。

「幕末 維新の暗号」の上下2巻は読み終えたので、本屋に行って同じ加治将一の「龍馬の黒幕」を買ってきたのだ。これは「あやつられた龍馬」という本の文庫改訂版である。

昨日まで読んでいたのと同じ明治維新の話であるが、こちらは小説の体を取っていない。歴史の検証というスタイルである。

この作家の書いていることは、とても面白くて興味深いのだが、いかんせん状況証拠を積み上げた推理だけである。

確かに、この作家が言うことは一理も二理もあるように思うのだが・・・。

いわゆる探偵小説に出て来る、名探偵が状況証拠から犯人や犯行手口を推理していくのと結局は大差がない。

明治維新からは既に100年ほどの時間が経過しているから、完全な証拠がないからだ。いくら、「こう考えた方が自然である」といったところで、あくまでも、それは推理でしかない。事実であったかどうかは分からないのだ。

でも、歴史物が大好きで、昔から歴史小説を読んでいた私が、疑問に感じていたことを、この作家の推理は解決してくれるのが愉快である。

特に、同じ名字である坂本龍馬には昔から深い関心があって色々な書物を読んだのだが、どれだけ読んでも解決できなかった疑問が、この本ではスッキリと腑に落ちるのである。

歴史を推理しながら、想像力を働かせて考えてみるのは、意外と楽しい作業である。

ふと、窓の外を見ると、雪が積もっている。

かなり激しく降っている。今冬は12月に大雪が降ったから、我が家にはもう雪を捨てる場所が無い。

玄関前の通路も、人が一人通れるスペースしか開けていないのだ。それでもその一人分の通路を開けておかなければならない。

読書を中断して除雪を始めたが、今日の雪は湿っていて、かなり重い。これまでに降った雪を積み上げてある更に、その上にまで雪を放り上げなければならないのだが、湿った雪だと除雪具に雪がくっ付いてしまって上手くいかないのだ。1回ごと、除雪具を地面に叩きつけて雪を落としながら作業を続ける。結構な重労働である。

19時に温泉銭湯に行こうと思って外に出たら、先ほどキレイに除雪したところに既に10㎝ほども積もっている。

温泉から戻ったらまた除雪作業である。もう雪はいらない。


■2015-02-09-Monday 什器製作

マジック博物館用の

展示物を飾る什器を特別注文していたのが、今日、完成して運び込まれてきた。

マジック道具を展示するのに、どんなショーケースが良いかを探していたところ、デパートの時計屋さんのショーケースを見て気に入ったのであった。ショーケースのカタログを取り寄せて、出来合いの物で安価なモノがないか探したのだが、帯に短しタスキに長しで、手頃なモノが無かったのである。

馴染みの大工さんに相談したら、指物師を紹介してくれた。以前にマジック図書館の本棚を特注で造ってもらった指物師である。

気心も知れているので、私がどんなモノを欲しているのか、すぐに理解してくれた。サッサッサァ〜と手書きで図面を書く。さすが上手いものだ。

大きさと色を決めて注文しておいたが、特注品はやはり高価である。

しかし、博物館もここまできたら、妥協はしたくない。

一度に沢山の台数を注文しても金銭的に支払いがきつくなるから、とりあえず4台を製作してもうことにして、少しずつ展示しながら、隔月で注文して台数を確保することにした。

今年は、経理課長が定年退職して、事務所の留守番をする者が居なくなったので、なかなか博物館の展示に割く時間が取れないから作業は遅々として進んでいかない。

ほとんど年末の状態のままである。

どこかで、奮起して集中的にやるしかないなぁ〜。

入れ物が出来たからには、頑張ろう!


■2015-02-10-Tuesday ファットマン

太り過ぎのようだ。

足の爪を切ろうとしたら、お腹の脂肪が邪魔をして、上手く手が届かない。息を止めながら、かなり無理な体勢をして切っていると、息が苦しい。こりゃ〜まずいぞ!

自分で自分の足の爪が切れないなんて恰好悪いことこの上ない。

その姿を見た妻が「その内、お相撲さんみたいにお尻にも手が届かなくなってしまうんじゃぁないの?・・・」とバカにする。

鏡に身体を映してみると、以前よりもお腹が出っ張っているように感じる。「まるで臨月のお腹ね、いつ頃産むの?・・・」とまたまたバカにする。

「少しは痩せたら?」と云うから「痩せたらモテルようになって、若い娘と浮気するかも・・・」と返したら「どう〜ぞ、ど〜ぞ、やれるもんならやってごらん。いっそ浮気を心配するようになりたいもんだわ」と云う。

去年の暮れに買ったばかりの服もハツハツになっている。大きめの服をかったはずなのに・・・。

測ってはいないが2〜3㎝は腹周りが太ったかも・・・。

温泉銭湯の体重計で測ってみたら、体重は75㎏のままだ。まるで運動をしていないから筋肉が落ちて、お腹だけが膨らんでいるのかもしれない。

もともと小食の方なのだが・・・。

毎晩飲んでいる焼酎のカロリー分が多いのだろうか?

少しは運動を始めるか!

このままでは、かなりまずいことになりそうである。


■2015-02-11-Wednesday 祭日

今日も祭日で休みだ。

今日は「建国記念の日」であるという。確か昔は「建国記念日」と言っていたはずだが、いつの頃から「の」が入ったのだろうか?

と思っていたら、新聞にそのことが載っていた。

この祝日は以前から、賛成派と反対派が対立していることは分かっていたが、政府が「の」を入れることで印象を和らげようという意図があることらしい。

まぁ、確かにかつての「紀元節」は、神話の記述を基にしたものだからそれこそ起源がかなりアヤシイことはあるだろうが・・・。

でも、昭和20年8月15日の終戦記念日を新たな日本の始まりということにはならないだろうから、何時が日本の始まりかを神話に求めるのも考え方の一つであろう。それが、即「神国日本」の復活ということにはならないのではないだろうか?

古代の日本史をいろいろと調べていると「天皇」とは何ぞや?ということを考えざるを得なくなる。

日本に於いては、古代より今日に至るまで「天皇」は絶対君主ではなかったと思う。

天皇は古代から「祭主」的な象徴であったから、古くから荘園という「金力」を持っていた藤原氏、「軍」という力をを持つ豪族や侍や軍隊にうまく担ぎ上げられていただけではないだろうか?(中には権力を持とうとした天皇も居たが・・・)

しかし、日本はだからこそ良かったのではないかと考える。

中国の様に「力」を持った人間が皇帝となって天下を取ると、その「力」以上の「力」を持った人間が、取って替わろうとして、その度に争いが起こり政権が大きく変わるからだ。

中国では現政権の前は、蒙古人の支配する清であったし、それ以前にも蒙古人のジンギスカンの末裔のフビライハンが皇帝になった。支配する民族がガラリと替わるのだから、当然、文化も変わる。その度にそれに合わせなければならない庶民は大変であろう。

その点、日本は政権は変われども、象徴としての天皇をずっと頂き続けていたからこそ、まだまとまっているのではないだろうか?

祭日のことで目くじら立ててる人は、明治維新以後から第二次世界大戦終戦までの軍閥の支配体制がトラウマになっているのかもしれない。

長い歴史の中では、特殊なことであったと思うし、現在の天皇家に日本を支配しようなんて気はまったくないだろう。

私は天皇制が悪いとは思わない。むしろ天皇を利用しようとする輩が出ないように気を付けなければならない。

そんなことを思いながら、本屋に行って関裕二の「ヤマト王権と古代史十台事件」という本を買って来て読んだ。

「建国記念の日」はただ祝うだけではなく、そういう勉強をする日にしたら面白いかも・・・。

今年は何だか休日ばかりの様な気がして仕様がない。成人の日の3連休があったし、その後に葬儀が続いたこともある。曜日の感覚が狂ってしまっている。認知症になると曜日が分からなくなると云うから、これも年を取ったということなのか?


■2015-02-12-Thursday 一人の夕食

今日は妻が商店街の会合に出席するので

私は一人で夕食だ。

会社を終業した後、妻にデパートの地下食品売場に寄ってもらい、天丼と焼鳥4本(精肉2本・レバー2本)を買ってもらった。

リクエストした理由は、たま〜に天丼が食べたくなるのと、就寝前に焼鳥で一杯やってから寝ようと考えたからだ。

会合は19時からなので、一旦、妻と自宅に戻り、私だけ夕食を食べる。天丼は、冷えると天麩羅の衣がベチャッとなって美味しくなくなるから温かい内に食べなければならない。妻が着替えている間に手早く味噌汁をチャッチャッと作って一人で食べていると、妻が寄ってきて「美味しそうだね、一口残しておいて・・・」と云う。よほど美味そうに見えたのだろう。エビ天を1本残しておいてあげた。

妻を会合場所まで車で送ってから、そのまま温泉銭湯に行くことにした。私がジャージに着替えている間に、妻が石鹸、タオルなどの入浴セットを準備してくれる。私を一人だけにする心苦しさなのだろう。

妻を送った後で、そのまま温泉銭湯に向かった。

番台(今は番台なんてないが、風呂屋のカウンターというのも・・・)で「今日はエコ銭の日で入浴料は100円です」と云う。聞くと、銭湯の組合では2月13日近辺の日をエコ銭湯の日としていて、その日は100円で入浴させるのだという。

こりゃ〜ちょうど良い日にあたった。帯広の銭湯の現在の入浴料は440円であるから、340円も安い。その分、いつもよりは混んでいたが、入浴後に飲むフルーツ牛乳130円とアイスキャンディー65円を食べてもまだおつりが来る。得した気分である。

自宅に戻り先日購入したDVDの「謎の円盤UFO」を見ながら、焼鳥をつまみに焼酎を飲む。せっかくお風呂で汗をかいても、すぐにアルコールを入れてしまうのだから痩せるわけがないなぁ〜。

「謎の円盤UFO」は私が小学6年生の頃(1970年10月〜1971年3月まで放送)にテレビでやっていた洋物の番組で、スーパーマリオネーションと言われる人形劇のサンダーバードを作ったジェリー・アンダーソンと夫人のシルヴィア・アンダーソンがプロデュースしている。

放送当時の10年先の1980年が時代の設定であるが、この未来感がとても好きだったのだ。

私はサンダーバードが大好きでレーザーディスクでBOXセットを購入したほどだが、「謎の円盤UFO」はレーザーディスクにはならなかった。

付録で売る雑誌ディアゴスティーニで発売されたようだが知らなかったのだ。それが、先日ヤフオクでシリーズ全巻で安く出品されていたのを見つけて落札したのである。いわゆる「大人買い」というやつだ。

妻は、この手のモノにはまるで興味がないから、一人の時に見るのが最高である。古いSF物を見るのは、当時の人達がどんな未来感を持っていたのかを知れてとても面白いのだが、1980年代の設定にしては、かなり良い線まで行っている、でも、この陳腐さの良さが女には理解できないようだ。2巻まで見たところで妻が帰宅してきた。

私もかなり酔っ払ったので、満足して寝ることにした。


■2015-02-13-Friday バレンタインデー前日

明日はバレンタインデーであるが、

土曜日は会社が休みなので、チョコレートは今日もらえるのかなぁ〜と考えていたのだが・・・。

年々チョコレートの数が減っているのが現実であるが、今年はチョコレート1個だけであった。

自分の実感としては、近年のバレンタインデーのチョコレート配りは衰退していると感じていたのだが・・・。

しかし、自分がもらえるチョコレートの数だけで判断してはいけないようだ。

メディアによると、最近のバレンタインデー商戦は昔よりも熱気をおびているとのことだ。かつての「女性から男性への愛の告白」という意味が薄れてきて、女性同士が贈り合う「友チョコ」だとか、自分へのご褒美に自分で高級なチョコレートを買う「自己チョコ」、会社の上司や同僚などに贈る「義理チョコ」などが増えているのだそうだ。

近年、3月に男性から女性に、チョコレートのお返しにクッキーを贈る「ホワイトデー」が創設されたが、これが「バレンタインデー」の売り上げをアップさせる効果があるのだそうだ。

日本人には、昔からお中元やお歳暮などの贈答文化があり、贈られたら、それに答えて贈り返す風習がある。

「ホワイトデー」には、マスコミが広めたのか、商店側が広めたのか、はたまた女性が強制したのか知らないが「10倍返し」という法則があるのだそうだ。

200円のチョコレートを貰ったら、10倍の2000円のクッキーを贈り返すのだそうである。しかし、クッキーを2000円分貰っても仕方がないということで、クッキーがいつのまにか他の高価な商品に替わったらしい。

こうなると、利に聡い女性は、100円の義理チョコを職場などで大量にバラまき、見返りを期待するということらしい。なんともはや・・・。

単なる、お菓子屋の販売戦略であったバレンタインデーやホワイトデーが、その思惑を若い女性がしっかり活用して、ちゃっかり儲けている。

う〜ン、女性は逞しい。

因みに、今年、私がもらったチョコレート1個は妻からではない。

妻は、バレンタインデーに本州に居る息子にチョコレートと、洋服を買って送ろうとして、我が社のテナントであるメンズセレクションに行った際に、社長さんが居て「ご主人にも1着いかがですか?」と勧められたらしい。

もとより、私に洋服など買うつもりがない妻は、若い男性ファッション店であるから、私に合うサイズなどがあるはずがないと思い「主人の着られるようなサイズの服は置いてないでしょう?」と言ったのだが「いえいえ、隣のキクチタケオになら大きいサイズが揃っていますよ」と・・・。私にも素敵なカーディガンを購入してくれたのであった。

そのカーディガンがチョコレートの代わりということで、妻からのチョコは無しなのであった。が、チョコレートよりも数段高価で素敵なカーディガンであったから、妻の私への愛情の深さが分かろうというものである。

久し振りに妻がユニクロ以外の服を買ってくれた。さて、これを着てどこにいこうか。


■2015-02-14-Saturday 冬のうなぎ

妻の従兄弟が帯広に来た。

一緒に3人で夕食を食べることになったが、何処に何を食べに行こうかと考えながらOCTVを見ていたら、北海道ホテルの和食六郎のウナギの蒲焼の宣伝VTRが映った。2月の限定メニューで、うな重は3600円、ひつまぶしは3900円だという。

3人共うなぎは大好物である。でも冬にウナギがあるとは思わなかった。てっきり夏の土用の丑の日に食べるもんだと思い込んでいたのだが・・・。

ウナギは寒い冬の方が、脂が乗っていて美味しいのだそうだ。テレビ画面に映っているウナギの蒲焼が実に美味しそうに見えたので、これだ!とすぐに予約を入れたのであった。

妻の従兄弟も、以前、夏に来た時に北海道ホテルでウナギを食べて美味しかった。そのウナギが冬に食べられるなんてと喜んでくれたのであった。

私と従兄弟さんは、うな重、妻はひつまぶしを注文した。

確かに、ウナギは脂も乗っているし、継ぎ足し、継ぎ足ししているというタレも濃厚である。

冬にもウナギのメニューを常備してくれれば、毎年食べたいものである。

思わぬ時期に、美味しいウナギの蒲焼を食べることが出来て大満足であった。


■2015-02-15-Sunday 日曜日

朝からものすごい強風が

吹き荒れている。昨日降った雪が、この強風で飛ばされて、激しい地吹雪になっている。我が家と母の家を結ぶ通路が、ちょうど風の通り道にあたるのだろう。吹き溜まりが出来ている。

朝、母にいつものお灸をしに行く時に、この吹き溜まりの雪を除雪したのだが、30分後にお灸を終えて自宅に戻る時には、また元通りに吹き溜まりが出来ていた。吹き溜まりの雪は固く締まっているので除雪がやっかいなのである。

今日の夕食は私が作ることになっているが、少ないレパートリーの中からカレーライスにすることにした。昨日の内に材料は全て買い揃えてある。

カレーは一晩寝かせた方が美味しくなるから、昨晩の内からタマネギ、人参、リンゴ、肉を炒めてから、水を入れて煮て置いた。

朝方、もう一度スープに火を入れて灰汁を取り、ルーを入れて煮込む。

ここからが私のカレーの真骨頂である。カレーの味をまろやかにする為に、いろいろなモノを混ぜるのだ。今回入れたのは、バナナ、リンゴ、トマト、ヨーグルト、赤ワイン、牛乳など等。午前8時には味を整え終えて一旦火を止める。食べるのは夕食だが、一度冷ましてから、再度温めると味が良く馴染むのである。

午前中に夕食の準備を終えたので、妻と二人で駅前の長崎屋に向かう。ここで買い物を済ませてから、帯広駅のギャラリーでやっている柏葉高校書道部の展示会を見学する。

私は、同窓会の文化部長を務めているが、この文化部が担当するのが、書道、吹奏楽などである。文化部は普段、何もすることがないから、発表会などの時に、見学に行って、差し入れをすることぐらいしか仕事がないのである。

ギャラリーは帯広駅の地下にあるのだが、ここがまた分かり難い場所にある。正面からは階段でしか行けないから、足の悪い人は後方の、これまた分かり難くくて離れた場所にあるエレベータを使って降りるしかないのだ。

この駅舎を建て替える時のことである。我が社は、建て替え前のステーションデパート時代からテナントとして入居していたので、会議にも出席したことがあるが、設計図に示された客導線はまるでデタラメナで滅茶苦茶だったし、テナントの入居スペースも2ヶ所に分かれていて、これでは商売にならないと判断したから、新しい駅舎には入居しなかったのである。

退去する際には、ステーションデパート時代の敷金や保証金の返還を求めたのだが、返還は少し待って欲しいと言われ、待っている間に、この新しい駅舎運営会社は案の定倒産してしまった。客がまるで入らなかったからである。経営者が天下りで、設計はコンサルタント任せ、そのコンサルの考え方が滅茶苦茶なのだから・・・。結局、金は戻ってこなかった。

倒産後に、商工会議所などがテコ入れして、一部の設計変更やら改装をして、更に観光協会などの役所関係をテナントとして入居させて現在に至っているが・・・。

この地下ギャラリーも駐車場スペースを転用したもので、元々展示場として作ったスペースではないから不備が多いのである。

こんなことで文句を言っても始まらないが、駅は帯広の玄関口なのだからもうちょっと何とかならなかったのかねぇ〜。

柏葉高校書道部では知人の娘さんが部長として頑張っていて、先日も受賞したと新聞に出ていたこともあって、作品展を観に行くのを楽しみにしていたのだ。

作品の多くは、文字と云うよりもコンテンポラリーーアートみたいな作品が多くて少々驚いた。書道のことは良く解らないが、最近はこう云う書が流行りなのかもしれない。でも、これはこれでなかなか面白い展示会であった。

再び、長崎屋の本屋に向かう。外の風は強いが気温は高いのだろう路面はビチャビチャである。電線などに乗っている雪が強風で飛ばされて顔にビシビシと当たって痛い。手で顔を覆いながら歩いて長崎屋に入ったのであった。

本屋は現在、拡張改装中で、本の配列が随分変わっているから、どこに何があるのか分からなくて戸惑ってしまった。

本の在庫の種類が増えるのは楽しみである。改装が終わってくれればじっくりと訪れたいと思う。


■2015-02-16-Monday 変な天気

今日は風も収まり気温も高い。

昨日の強風でできた吹き溜まりの雪が、昼間のプラスの気温によってビチャビチャに融けてシャーベット状になっている。

この時期のシャーベット状態がこれまたやっかいなのである。中心街の交差点にある排水口の周りをシャーベットが塞いでしまい、融けた水が排水口に流れていかないものだから、大きな水溜りが出来て横断歩道を渡れないほどだ。信号を待っていると車がこのシャーベットを跳ね上げながら走るから、離れて立っていないと全身に浴びてしまうことになる。

17時に退社して自宅に戻った。日照時間がかなり長くなってきていて17時ならまだ外が明るい。

我が家と母の家の間の通路に出来た吹き溜まりもシャーベット状態になっていた。通路にこのまま放置しておいて、明日の朝に気温が氷点下になったら、これがガッチリと固まってしまってスコップでの除去が難しくなるから、まだ明るい内に除雪してしまおうと思い、スーツ姿のままでこのシャーベット状の重たい雪を除雪し始めた。

私はもともと腰痛持ちである。昨日の吹き溜まりの固く締まった雪を除雪してかなり腰に負担が掛かっているところに、この超重たい雪を高く積まれた雪山の、更にその上にまで投げ上げなければならないものだから、遂に腰が悲鳴をあげたのだった。

スコップで雪を放り投げる時に、一方向にしか動作をしないものだから、右の腰から背中に掛けての筋肉がバンバンに張ってしまったのだ。私のスコップの持ち方は左手が前になって柄の部分を持つ形になる。この逆の持ち方だと力が入らないのだ。

こりゃぁ〜まずいぞ。

すぐに馴染みのマッサージ師に電話をしてマッサージを受けたら「坂本さん、こりゃぁ〜ヒドイ状態だ身体が曲がっている」といつもの倍の2時間も揉んでくれたのだった。

背中に湿布薬を貼りまくってなんとか動けるようにはなったが、まだ腰が痛い。

急に寒くなったり、急に温かくなったり、急激な変化をしないで欲しいものである。


■2015-02-17-Tuesday 核廃棄物処理問題

夜のニュースで

放射能廃棄物処理に関しての会議の模様が伝えられた。今日の昼に東北地方で2回の大きな地震があったその日に会議をしたのなら何と間の悪いことだろうか。

世間一般の放射能廃棄物に関してのイメージは、3.11の東日本大震災に於ける福島第一原発事故の以後は最悪の状態であろうことは想像に難くない。

原子力発電所を再稼働させれば、当然ながら放射能廃棄物、いわゆる核のゴミが出る。この核のゴミの処理方法に関しての会議だそうだ。

ニュースでは、これまで、政府はこの核のゴミの最終処理してくれる自治体を募集していたのだと云う。つまり、自ら手を挙げて欲しいと言っていたということだ。しかし、これまで、ただの一ヶ所も手を挙げた自治体は無かったという。そりゃ〜そうだろうなぁ〜。

私は科学に関してはド素人だから放射能についての詳しいことはよく解らないが、高濃度放射能廃棄物は10分程度の短時間でも、人間が近くに寄ると生命の危険がある代物だとも言っていた。

それを全国各地の原発から集めて来て、地下数百m(ニュースでは300mと言っていたが)に埋めて置くのだという。この放射能廃棄物が完全に無害化するまでには十万年ほども時間が掛かるのだとも言っていた。

地震大国の日本で、果たして安全な場所というのが存在するのだろうか?

今後は、有望な地域を国が見つけて、その地域と交渉するらしいが、これは、基地に反対する沖縄以上に、地域を挙げて大反対するであろう。

もしも、放射能が漏れでもしたら、その地域周辺は福島第一原発どころの騒ぎでは済まされないだろう。

そんな危険と思われるものを、進んで受け入れようとする地域など、この日本には恐らく無いだろう。かと言って日本以外の場所に持って行くことも出来まい。自国のゴミは自国で処理しろというのが大原則だ。

沖縄の基地問題と同列に語ることも出来ないが、基地よりもはるかに危険だと思われる代物であるし、いくら補助金をもらったって安心して住めない地域になっては、元も子も無い。税金をジャブジャブ注ぎ込んでどのような振興策を取ったとしたところで、余所から人が、観光やレジャーに来るわけもないだろうし、そこで作る食料も、たとえ安全であろうと風評被害で売れるはずがない。

それほど放射能に対するアレルギーというか、恐怖というかが、3.11以来、日本人に染み込んでしまったと思う。

これ以上の放射能廃棄物を作り出してはいけない。つまりは原発再稼働は止めるべきだ。その上で、これまでに産み出してしまった核のゴミ処理問題を考えなければならないと考える。


■2015-02-18-Wednesday 人口減少社会への対応

昨年、元総務大臣の増田寛也氏が座長を務めた

日本創成会議が「2040年までに日本全国の市町村の半数が消滅する」という、いわゆる増田リポートを発表し、全国にショックを与えた。「消滅」と言っても、地方自治体としての「行政サービス」が立ち行かなくなるという意味での「地方消滅」という表現ではあったのだが・・・。

帯広市の例を具体的な数字を挙げて表わしてみると、2010年の人口は約16万8000人、うち65歳以上の老齢人口は22%の約3万7000人である。これが2040年には人口は13万1000人、老齢人口は約40%の約5万2000人になると予想されている。人口が約3万7000人も減少するのに、老齢人口は逆に1万5000人も増えることになるのだ。5人に2人が老人ということである。

65歳というのは定年を迎えている年代であるから、生産性はないということだ。不動産や株などを所有している老人が資産運用で稼ぐという人も居るが、労働の対価に依って収入を得る人は極々少人数ということだ。つまり、年金などの国からのお金だけで生活する人が増えるということだ。更に、そこにもってきて、医療費、介護費などの支出が大幅に増えることになる。

それでも、若い年代の人口が増えていて、ガンガン働いて稼げば何とか賄えるかもしれないが、逆に、若年人口は益々減少する傾向にある。支出が収入を大幅に上回る慢性的な赤字状態になるということが歴然としているのだ。

少子高齢化の到来はデータ上から1990年代には言われてきたことだが、これまで何らの対策も取ってこなかった。

私が出席していた1990年代に開催された、とある会議で、私が「これからは帯広市の人口も減るのだから、人口が減ることを想定したまちづくりのプランを作らなければ、計画と現実とのギャップが大きくなって計画自体が意味のないものになってしまうのではないか・・・」という趣旨の発言をしたら、「人口が減るなんて縁起の悪いことを言ってはいけない」なんていう言霊(ことだま)発言を云う人間が居た。しかも、この人の意見に多くの出席者が同調するのだから呆れてしまって、この会議ではまちづくりは出来ないなと判断して脱退したのだが、こんなバカな意見が大手を振ってまかり通っていた時代だったのだ。これはついこの間まで続いていた傾向である。「地方消滅」が去年、世に出て、世の大勢がようやく人口減少の危機を認識し出してから、いよいよ人口減少の大変さが理解されだした。こんな20年も前から分かりきっていることにも対処しないから対策が後手に回るのだ。

少子化問題の解決、すなわち出生数の増加には長い年月が必要だ。効果が現れるのには20年近くもの時間が必要だからだ。いくら国が「産めよ、増やせよ」と掛け声を張り上げたところで、現代の女性が子どもを産もうと思うだろうか。

現代の若者は、年功序列型の安定した収入が見込めない非正規雇用、年金だってまともにもらえるかも分からない、将来に対する明るい希望がまったく見えず、不安だけを増幅させる政治の貧困さに、若い人たちは絶望感すら抱いているのではないだろうか。

地方自治体が行う「行政サービス」の原資は「市町村民税」と「固定資産税」が中心である。人口が減れば住民税は当然減少する。固定資産税も一番高い中心部の虫食い状態を放置すれば下落する。街を漫然と広げていけば、やがて道路、橋、上下水道などのインフラの補修管理の費用が捻出できなくなり、街は荒れてしまうだろう。かつて田中角栄首相が唱えた列島改造論の「国土の均衡ある発展」はもはや完全に時代遅れの政策になった。どこもかしこも整備された都会である必要はないのだし、そんな金は国にもない。

地方の自治体ができることは、「メリハリ」をつけることであろう。防災上の観点からも、開発してはいけなかった場所まで開発して街を広げ過ぎてしまったのだ。

私は、1995年に青年会議所で視察に行ったアメリカのコロラド州のボウルダー市を参考にしたら良いと考えている。

ボウルダー市はコロラド州立大学を中心にした街で、帯広市の「帯広の森」と似たような「オープンスペース」と云う土地で街をぐるりと囲っている。街をこのオープンスペース以上は広げないという「成長限界線」なのだ。

このオープンスペースと街の中心部との間にも、日本の市街化調整区域の様な住宅を建てられない地域がある。この地域の開発は、街の中心部に空地が有ったら一切認められないのだ。市街地を虫食い状態にしないための政策である。ただし、アメリカは自由の国だから、どうしてもここに家を建てたければ、上下水道、電気、ガス、道路などのインフラを全て自己責任で作り、管理するならば家を建てることもできるらしい。行政の税金は一切使わないということだ。

人口が減るのに、まだ、ドンドンと街を広げている帯広市、帯広は冬には雪も降るのだ。除雪の費用だってバカにならないだろう。人口減少社会をもっと真剣に考えなくてはならない。


■2015-02-19-Thursday からくり箱

マジックの師匠の

故ジミー忍師から送られてきた道具類の中に「からくり細工安兵衛」と書かれた箱があり、その中に木製の「本」の形をした「からくり箱」が入っていた。

私も、パズルの類は大好きで、以前に箱根に行った際には「樽」状のからくり箱を購入している。この樽のからくり箱の開け方はけっこう難しくて、中に鉄の球が入っており、これをあるバランス点に収まる様に、樽をゆっくり転がしていき、そのバランス点に球が収まると鍵が外れるという仕掛けになっていた。

去年の11月中旬に、師匠夫人のマコママが帯広に来て、マジック博物館の展示物の整理を手伝ってくれている時に見つけたのだが、その時は忙しかったのでそのままにしておいたのだ。

今日、マジック博物館の展示作業をしている時に、再度、目に着いたので、事務所に持ち帰り、開けてみようと思ったのである。

本の形のどこかの一辺がスライドして鍵が外れるようなるのだと思ったのだが、どの辺を力一杯にズラそうとしてもどこもピクリとも動かない。

何度、どの方向にやってもダメなのである。

インターネットで「からくり細工安兵衛」を検索してみたら、作者は亀井明夫さんと云う方で、からくり箱の作者として世界的に有名な人であった。残念ながらHPには開け方は解説されていない。

そこで、今度は、箱根の寄木細工の専門店を探して、そこにメールを打ってみたら、すぐに返事をくれて開け方を図説を付けて教えてくれたのであったが・・・。

本の表紙の板がスライドして鍵が外れるという極単純な仕掛けなのだが、その表紙の板がまるで動かないのだ。よく見ると、板が乾燥の為なのか反ってしまっている。この反りが引っ掛かって動かないのかもしれない。

ジミー師匠が亡くなってから20年経っているので、少なくとも20年以上は開けたことがないであろうから、木がくっついてしまっているのだろう。

解説書に書いてある開け方に従うのだから、木が固くて動かなくても、よもや壊れることはないだろうと思い、木槌を出してきて、布を当てて、図面に書いてある方向に叩いてみたら、ようやく少しずつ板が動いてきたのであった。

一度、開けてみて、板の反りを直し、パラフィンを塗って滑り易くしたら、今度は簡単に開閉できるようになった。

おそらく、専門店の人には、こんな簡単な開け方も解らない奴なのかと思われたかもしれないので悔しい気がするが・・・。

しかし、木材の乾燥に依る狂いは、こう云った細工物では命取りであるなぁ。「樽」状のからくり箱も乾燥してバラバラになって壊れてしまったのであった。

ここで、調べた「からくり箱」のウンチクを少々。

「秘密箱」のルーツは、江戸後期の1830年頃と伝えられ、明治時代には「智恵箱」と呼ばれるようになった。現在のような秘密箱が作られるようになったのは1894年(明治27年)頃であり、箱根湯本の指物職人、大川隆五郎によって考案された。

「秘密箱」は箱の側面を順番通りにスライドさせると開ける事ができるが、スライドさせる回数が多くなるほど難しくなる。回数の少ない箱は4回、多い箱は72回。一番すごいのは125回の秘密箱もある。こうなるとお手上げである。因みに私は十数回のスライドで開けられる秘密箱も所持しているが、開け方は忘れてしまった。

亀井明夫さんは、この秘密箱を現代風に創作している人で、1981年に独立して「安兵衛」という名の工房を起こした人である。


■2015-02-20-Friday 駒澤大学同窓会

私が支部会長を務めている駒澤大学同窓会十勝支部

の役員会を19日夜に開催、役員の内、8人が出席して会議をした。

議題は今年度の総会と、リクリエーションとして企画していたボーリング大会の開催についてである。

昨年度の総会は、支部創立15周年記念ということで、記念事業としておこなっている「駒大寄席」を例年よりも大がかりにしたのであった。

5年連続で招聘していた駒大同窓の落語家、三遊亭王楽さんの父親であり、五代目三遊亭円楽(顔の長い先代)の兄弟弟子という関係でもあり、人気テレビ番組の「笑点」のレギュラーでもある三遊亭好楽さんを招いて、親子寄席という形にしたのであった。

さすが、テレビの力はすごいもので、入場料2000円という設定にしたにもかかわらず、当初に用意したイスの数が足りずに追加をしたほどの大盛況であった。収益金を東日本大震災の駒大生被災者に寄付をしたのであった。

今年は、例年通りの1名の招聘に戻すのであるが、同窓会本部から送られてきた「講師リスト」には、元プロ野球選手や芸能人などそうそうたる顔ぶれが並んでいる。落語家は4名居るし、マジシャンも2名、講談師も1名居るから、ちょっとした寄席が出来そうである。

さて、今年は誰を招聘しようかということになったが・・・。

役員には、二ツ目の時から招聘していて、十勝とも縁が深い三遊亭王楽さんを推す声が強く、今年も王楽さんを招聘することに決まったのであった。

すぐに王楽さんに電話を入れて、スケジュールの調整に入る。この辺が6年連続で来てもらっている強みであろう。こちらも段々とズーズ—しくなって、土日に空いている日はないだろうかと聞いてみたら・・・。

6月27・28日が空いているとの返事である。即決で27日(土)に決めたのであった。

次は、会場の手配である。ここ5年連続で北海道ホテルを使用している。6月はジューンブライドで結婚式が多いが、27日は土曜日だが仏滅であるから、たぶん空いているだろうと高をくくっていた。すぐに予約の電話を入れたら・・・。

満杯という答えである。次に、大きな会場のある駅前のホテルに電話を入れたがこちらも満杯という答え。なんでも、最近の若者は「仏滅」など気にしないらしい。かえって仏滅の日の方が会場代が安く設定されているから、現代は仏滅婚が流行っているとのことである。アッチャ〜。

いよいよになったら、我が社の大ホールを会場に使っても良いのだが、駐車場が問題になるのだ。我が社の周りにも有料なら駐車場はたくさん有るのだが、帯広の人間は無料の駐車場でないと極端に動員力が落ちるのである。2時間200円程度の駐車料金なら問題ないんじゃぁないのかと言ったのだが、他の役員がダメだと云うので、「とかちプラザ」の300名入る固定イス席のコンサートホールのレインボーホールを打診してみたのであった・・・。18時からなら空いているとの答えである。例年と雰囲気が変わるが、やってみようということになったのでここを押さえたのであった。

この「とかちプラザ」は帯広市の施設である。総会もここの別の部屋でやろうということで予約を取らせたのであった。電話をしながら「会場はいくらだ?」と聞いたら、幹事が電話しながら4本の指を立てる。全員が「あぁ、4000円ね!」と納得した顔で言ったら、電話を終えた幹事が「2時間で400円です」と云う。「エ〜ッ、400円!」とビックリしたのであった。やっぱり民間のホテルとは値段の桁が違う。

レインボーホールの使用料も入場無料の催しなら13000円程度だと云うので「じゃぁ、今年は入場無料でやろう」となったのであった。

今年の総会は6月27日(土)16:00〜とかちプラザ305号室で、記念事業の駒大寄席(出演:三遊亭王楽)は18:30〜(開演)とかちぷらざレインボーホールで開催することになった。入場無料だが、2ヶ月前の4月末頃から整理券を事前に発行する予定である。

とんとん拍子に議題を終えて、居酒屋で懇親会に移ったのであった。


■2015-02-21-Saturday アメリカン・スナイパー

映画「アメリカン・スナイパー」を観てきた。

例によって、妻と2人で「夫婦50歳割引制度」を利用しての映画鑑賞である。

帯広では今日21日が公開初日、クリント・イーストウッドの監督作品であるが、私の嫌いな戦争映画である。妻が観たいというので付き合いで観たのだった。

2001年の9月11日に起きたニューヨークのワールドトレードセンタービルに旅客機が突っ込んだテロ事件からの、イラク相手の戦争の映画である。

自宅で夕食を済ませた後の20:40からの上映のを観た。けっこう長い映画であった。

以前のブログにも書いたが、私はアメリカのブッシュ大統領がイラクのフセイン大統領に、大量破壊兵器を所持しているとの言いがかりを付けて始めたこの戦争で、一国の大統領をデタラメな冤罪で殺した戦争の意義をまったく認めていない。

今日の、イスラム国の台頭もこのフセイン大統領の処刑から始まった混乱である。

おそらく、イーストウッド監督も、私と同様の気持ちであると推察する。戦争を始める口実にした大量破壊兵器を所持しているとの言いがかりは、滅茶苦茶なモノだった。この世に存在していないものを、無いと証明することの困難さをブッシュ大統領が理解していないかったのか、それとも、それを分かっていて、あえて言いがかりを付けたのかは知らないが・・・。

アメリカの若者の忠誠心を鼓舞し、戦争へと駆り立て、罪のないイラク人を虐殺したばかりか、アメリカの若者も大勢殺したのである。

結局、大量破壊兵器は見つからず、イラクは無秩序状態になってしまった。今のイラクの現状なら、まだフセインの独裁の方がましであるように思える。

チャップリンの映画「殺人狂時代」でのセリフ、「一人を殺せば殺人者だが、多数を殺せば英雄だ」に象徴されるが、この映画の主人公も大勢のイラク人を殺して伝説的英雄になる。

しかし、人間が人間を殺して、まともな精神状態で居られるはずがない。戦争は人間を不幸にするだけだ。戦争映画によって戦争を賛美するのではなく、否定してみせるイーストウッド監督の作品づくりには共感するが、人殺しの場面はあまり見たくない。やっぱり私は戦争映画は嫌いである。


■2015-02-22-Sunday 日曜日

朝、母の家にいつものお灸をしに行くと

今日は、買い物に行きたいので連れて行って欲しいと云う。

指定時間は11時半。この時間に行くには理由がある。3人で一緒に、昼食を外食で済ませようということなのである。

母も、最近は滅多に外に出なくなったから、今まで行ったことのない新しい店に行くのが楽しみのひとつなのだ。

母のリクエストは、以前から気になっていた店だが、なかなか行く機会がなかったという和食の店Sである。私も妻も、まだ行ったことのない店であるから、私達も楽しみである。

1階は店舗で、2階を改造して飲食店に替えた店だ。

靴を脱いで2階に階段で上がるタイプの店だが、母は足が悪いので靴の着脱や階段の昇降が苦手なのである。私達夫婦が2人が介添え役でいる時でなければ、こういった店にはなかなか入れない。

まだ正午になっていないので客は私達の他に1組だけであった。メニューを見ると、昼食なのに○○御膳などのセット物だけで単品のメニューがない構成である。3人共小食であるから、このメニューだとちょっと量が多いような気がするが、他のメニューは無いから仕方がない。3人共異なるモノを注文して、少しずつシェアしようということになった。

店員は、料理を出すまで少々時間が掛かると云う。別段、急ぐわけでもないからノンビリ待っていたが、昼食で注文してから出てくるまでに30分は待たせ過ぎだろう。

出て来た料理の味は私達家族にはイマイチ合わなかった。まぁ、美味いマズイは主観だからね〜。

食後に近くのショッピングセンターに行って買い物をする。私は母の介添え役で、母が事前に書いたメモを見ながら、母が押すカゴの中に商品を入れていく。妻は別のカゴを押しながらの別行動である。

買い物を終えて母の家の玄関まで荷物を運ぶ。私は運転手兼荷物運び役である。

母も、家の中だけで出歩かないというのもよろしくないし、たまにこうやって買い物に出掛けることで、刺激にもなるから、ボケ防止や健康維持にも役立っているだろう。それでも、たったこれだけの外出でも疲れるというのだから、やっぱり年を取ったということなのだろうなぁ。

妻を家に置いて、私だけ書店に行く。駅前の書店が店を大きく改装したから、どのようになったか見に行ったのだ。

私は本が好きで、ほとんど活字中毒みたいなものである。常に活字を目にしていないと落ち着かないのだ。本屋に行って背表紙を眺めているだけでも心が落ち着く。

今日、家に戻っても他にやることがないから1冊の新書を購入して帰り、夕食までに読み終えてしまった。読むスピードも速いのである。

最近の日曜日の夜のパターンは決まっている。17:30に母を家に呼んでテレビの笑点を見ながら夕食をとる。18:00からBS放送でNHKの大河ドラマを見てから母が戻る。その後は、温泉銭湯に行って汗を流し、21:00から日曜劇場の「流星ワゴン」を見るのだ。

この流星ワゴンは視聴率が悪いらしいが、私は面白いと感じている。ただし、このドラマの「人生を何度もやり直せる」というテーマは好きではないが・・・。

人生は一度切りだから面白いのだ。やり直しが効かないから、その都度、その瞬間に全力を尽くすのである。後から何度でもやり直せるなら、誰も真剣に人生を生きなくなってしまう。

まぁ、あくまでも小説を原作にしたドラマだから、その設定に文句を言っても始まらない。ドラマは見ていて面白ければそれで良いのだ。

この日の放送では、香川照之がゲラゲラと笑わせてくれた。30年後の自分の嫁さん(倍賞美津子)の顔を見て「見る影もなくなったなぁ、化けモンみたいじゃ〜」みたいなセリフを言った。このセリフはきっとアドリブなのであろうと思うが思わず吹き出してしまった。

今日の昼間から、鼻水が止まらない。温泉でたっぷりと汗をかき、ビタミンCを摂取したからすぐに治るかと思ったのだが・・・。

夜中にウナサレテ「おかぁ〜ちゃん!」と叫んで飛び起きた。自分で自分の声に驚いて目が覚めたのである。どうも熱があるようだ。

妻も私の声に驚いて起きたが「おかぁ〜ちゃんて一体誰のことなの?、母親のことは、ばぁ〜さんと呼ぶし、私のことは名前で呼ぶし・・・」と訝しがっていたのだった。どうやらドラマの流星ワゴンが頭にこびりついていたのかもしれない。


■2015-02-23-Monday 親切な対応 他

東京の友人から

日本経済新聞の21日夕刊に「渡辺淳一の小説「冬の花火」のことを特集した記事中に坂本ダンス会館のことが載っていた。当然、目にしているだろうけど念の為に知らせておく」とのメールが入った。

実にありがたい情報である。

日経新聞は取っていないので、帯広の新聞配達の会社に電話して「21日の日経新聞の夕刊が欲しいが在庫はあるだろうか?」と問い合わせたら・・・。

北海道では日経新聞の夕刊は発行していないのだと云う。事情を説明したら、親切にも「調べてみましょう」との返事。嬉しい対応である。

折り返しの電話で「日経電子版から取り出したものでよければお届けします」と云うのでお願いした。

まだ現物を手にしていないので、どのような記事なのかは分からないが・・・。届くのが楽しみである。

さて、新聞の記事を読んでいて気になることがいくつかあった。

歌舞伎役者の坂東三津五郎さんが59歳と云う若さで亡くなった。このところ歌舞伎役者は中村勘三郎が57歳で亡くなり、大看板である市川団十郎も亡くなったばかりである。これからの歌舞伎界はいったいどうなるのだろうか?

私が年を取ったせいなのだろうか、最近の若い歌舞伎役者はどうもチャラチャラしているように見えてしょうがない。まぁ、元々は派手でチャラチャラしていたカブキ者から発生しているのだから仕方がないのかもしれ

ないが・・・。

旭川市の駅にイオングループが進出してくるというのはかなり以前に記事で見たが、いよいよ3月末に「イオンモール旭川駅前」がオープンするという記事を見て、何とも言えない嫌〜な感じがした。

イオンと云えば、これまで郊外型であったのだが・・・。

イオンとしても、この旭川店が全国初の駅直結型の店舗になるという。

私は、アメリカに於けるウォルマートと日本のイオンとは似ていると感じている。

アメリカでは、ウォルマートが進出した地域は、地元の商店が壊滅状態になる。それでもまだウォルマートが、その地域にずっと残っていれば、そこの地域住民も買い物をする場所だけは確保できるわけだが、ウォルマートは、バキュームのように地元の金を吸い上げる、やがて、売り上げが悪くなると簡単に撤退をしてしまう。

そうなると、地元の商店はすでに壊滅して無くなっているし、頼みの綱のウォルマートが撤退したら、その地域住民は買物難民状態になるだけだ。

日本に於いても、イオンが進出(郊外に)した地域の商店街は、ほとんどが衰退している。

イオンが今後、ウォルマートの様にならないとは限らない。私はかなり悲観的に見ている。

たとえ、旭川のイオンが流行ってお客さんが大勢買い物に来ても、その売り上げはほとんどが中央に送られるだけであるからだ。結局、いくらイオンが流行っても、旭川では「金」は回らないのだ。

金はその場所で回ることで、その場所が潤う。バキュームのように地元の金を吸い上げるイオンの進出は、旭川の街を破壊するだけだと危惧しているのだ。

果たして、旭川の中心部が今後どのようになっていくのか、注目して見ていきたいと思う。


■2015-02-24-Tuesday 文学周遊

昨日のブログに書いた日経新聞の

コピーが自宅に届いていた。

帯広の新聞販売店の営業主任の方が、わざわざ届けてくれて新聞受けに入れておいてくれたようである。ありがたいことだ。

「文学周遊」と云う題名である。ネットで調べてみたら、日本経済新聞の土曜日の夕刊に2006年1月21日から連載している特集物である。

説明文には「日本の文学史を飾る散文作品や小説の舞台となった土地を訪ね、作家やその投影である主人公の心象風景に迫ってみました。」とあった。

先週2月21日(土)の内容が『渡辺淳一の「冬の花火」北海道・帯広市』ということで450回とある。

「冬の花火」は1992〜93年「短歌」に連載された小説で、帯広出身で、1954年に歌集「乳房喪失」を残してわずか31歳で亡くなった歌人中城ふみ子の一生を描いた作品だ。

中城ふみ子の歌集「乳房喪失」は、ふみ子の生前に病室を訪れて取材した時事新報記者・若月彰によって、1955年に評伝『乳房よ永遠なれ』が書かれ、10万部が売れるベストセラーになった。

同年中には、この評伝を原作とする映画『乳房よ永遠なれ』(日活、田中絹代監督、月丘夢路、葉山良二主演)が制作され、公開されたから結構知っている人も多いだろう。

紙面には、毎年1月末に開催される、帯広市の氷まつりの会場で打ち上げた花火であろうと思われる写真が大きく掲載されており、帯広市内中心部の地図には坂本ビルの場所がハッキリと示されていた。編集委員が帯広を訪ねた時の取材内容を1000字程の短いレポートで紹介している。

その短い文章の中に『広小路のすぐ近くにあるのが坂本ビル。ここにあったダンスホールに、ふみ子は7歳年下の恋人と踊るため華やかなドレスに身を包み出かけていった。最初の恋人に誘われて行った・・・』と我が社のことが70字ほども紹介されていたのだった。

以前のブログにも書いたが、父がダンスホールを開業したのは1950(昭和25)年のことである。当時の娯楽と云えば他には映画くらいしかなかった時代である。当時の帯広の若者に熱狂的に受け入れられたようで、未だに、街で見知らぬ老夫婦から「あなた坂本さんでしょ?私達夫婦はお宅のダンスホールで知りあって結婚したのよ・・・」と声を掛けられるほどなのだ。男女が知りあう唯一の社交場だったことが窺われる。

歌人中城ふみ子の実家が営んでいた広小路にあった呉服屋さんが、ダンスホールとは100mほどしか離れていなかったから、毎日の様に足繁く通っていたという。ダンスホールの若いダンス教師に好意を寄せていたという話は父からも聞いていた。

この「文学周遊」が掲載されている日本経済新聞の夕刊は、残念ながら北海道では発刊されていないとのことなので、せっかくの内容が北海道の人に伝わらないのはモッタイナイなかったなぁ〜。


■2015-02-25-Wednesday 男と女

今朝、母の家でお灸をしながら

テレビのワイドショーを見ていたら、今月2日に東京で、同棲していた恋人を別れ話のもつれから包丁でメッタ刺しにして、更に金属バットで頭部をメチャメチャに殴って殺した28歳の女性が逮捕されたという事件をやっていた。

その逮捕された女性が性転換した元男性だったと云うから驚いた。

テレビに映った姿は、スタイルが良くて、身長が179㎝、バスト90、ウェスト60、ヒップ90というからモデル並みのスタイルで、足もスラッと長くて、顔も可愛いのだ。

幼少の男性だった頃の写真も映ったが、可愛らしい顔をした男の子という感じであった。この写真を見ると、顔はほとんど整形していなさそうであるが、身体の方はオチンチンも取ってしまって完全に性転換しているようである。戸籍の名前も性別も女性に変えてあるのだと云う。

同棲していた男性と結婚したいと思っていたらしいが、別れ話を切り出されて、別れるくらいなら殺してしまおうと思ったと供述していると云う。

現在の法律では、性同一性障害の人は、いくつかの用件が揃えば性別も変更できて結婚も可能なんだというから驚きだ。

私はこれまで、男性のいわゆる「オカマ」と言われる女性っぽい人と、女性の「オナベ」と言われる男性っぽい人の性同一性障害同士が、お互いの性を入れ替える手術をして、お互いに心と身体が一致して、結婚をし、お互いに満足する為のものだと思っていたのだが・・・。

男と女は性染色体が異なる。外見だけ近づけたところで、子どもは産めない。性転換して身体も戸籍も女性になったからと云って、果たして一般の男性が、そういう人と結婚するだろうか?

殺された男性も、いくら好きになっても元男性と正式に結婚するのは無理があると考えて別れ話を切り出したのかもしれないし、それとも、最初は女性だと思って同棲していたのに、元男性だと告白されたことで、こりゃ〜マズイ、別れようと思ったのかもしれない。

世間には色々な性癖の人が居ることも確かだから、実情は良く判らないが・・・。

性転換した男性が、女性らしい身体つきを維持するには、女性ホルモンを摂取し続けなければならないのだと云う。元々、持っていないホルモンを大量に摂取すると精神のバランスが崩れやすくなるのだと云うから恐ろしい。この犯人も女性ホルモンの摂取によって情緒が乱れていた可能性もあるだろう。たびたび逆上してトラブルを起こしていたという。

でも、もし、そうだったとすると、この性同一障害の人の為に作ったという法律が、現実には即していなくて、今回の殺人事件を誘発することになったのかもしれない。

人間には諦めるということも必要なのだと思う。男に生まれて、女になって28歳で殺人者か、とても数奇な運命の人であることよ。


■2015-02-26-Thursday 副鼻腔炎

去年の健診の際に

医者から副鼻腔炎気味であると言われた。

副鼻腔炎とは鼻の副鼻腔と言う場所に炎症が起きる病気で、昔は蓄膿症と呼んでいたと云う。

私のは 膿が貯まるほどひどくはない副鼻腔炎だそうで、原因には、細菌やカビの一種の真菌、アレルギー性鼻炎(ハウスダストやダニや花粉など)、虫歯など様々な要素があるそうな。

確かに、昔から鼻が詰まり気味であった。

3〜4日前から、サラサラの鼻水が流れ出てきて困っていた。熱があるわけでもないし、頭痛がするわけでもない。ティッシュで鼻水を拭うのだが、やり過ぎて鼻の穴の先が赤くなって痛いのがつらいだけだ。

最初は軽い風邪だと思った。こんな時は温泉銭湯に行ってサウナ風呂に入って、ビタミンCを摂取すればすぐに治ると思ったのだが、未だに治らない。今日になって、これまでサラサラだった鼻水が少しドロッとしてきた。今度はその鼻水で鼻が詰まってしまい、口で呼吸をするようになった。

ネットで調べてみたら、これは典型的な副鼻腔炎の症状である。

会社には加湿器を置いてあるが、やはり少し乾燥気味である。マスクを付けているが、マスク越しに口で呼吸をするのはけっこうツライのである。

自宅に戻ると、会社に居るより少しは楽になるのだが、家でもマスクは手放せない。

マスクをず〜っと、しっ放しでいると、耳の後側がゴムで痛くなるし、マスクを外しても、まだ着けているような感覚になっているのが嫌いなのだが・・・。

時々、深〜く深呼吸をしないと息が苦しくなるので、大きく息を吸ったり、吐いたりしていると・・・。

妻が「溜息ばかりつくんじゃぁないの!溜息をつくと幸せが逃げていくんだよ」と私を、まるで子どもの様に怒るのである。

「別に溜息をついているわけじゃぁないぞ!鼻で呼吸が出来ないから息が苦しいので、口で大きく呼吸しているだけだ!」と返す。

亭主の身体を心配するどころか・・・。

副鼻腔炎の原因の一つにはハウスダストと云うのもあるんだぞ!

温泉銭湯に行こうと思って用意をしたが、外はけっこう激しく雪が降っているので止めにした。駐車場に置いている内に、車に雪が積もったら、除雪している間に、せっかく温泉で温まった身体がまた冷えてしまうからだ。

天気予報では、明日の北海道は大荒れの様子である。また除雪作業が大変だ!雪はもういらない!


■2015-02-27-Friday

今日もまた雪が降っている。

今冬は何だか雪が多いシーズンであるなぁ〜。

昨晩から降り続いている雪が30㎝ほども積もっている。早朝6時に起きて自宅の除雪を始めたが・・・。

湿った雪でやたらと重たい。除雪具のラッセルで押して行くと固まりになってしまい、それが重たくて持ち上がらないのだ。いちいち腰を落として低い体勢から、よっこらしょと掛け声を掛けながら持ち上げて、既に積み上がっている雪山の上に捨てる。ラッセルは押して除雪するには便利な道具なのだが、持ち上げる作業には不適切な道具なのである。

自宅の通路と玄関前、車庫前、歩道と除雪したら、腰がバンバンに張って痛い。まだ母の家の前を除雪しなければならないが、いつもの面積を除雪するのは無理だから、とりあえず玄関先だけの除雪に留めておいた。残りは会社が終わってからやるつもりである。

今日は10時に来客の予定が入っているから早目に出社しなければならない。

道路はまだ除雪車が除雪作業をやっていないから、グチャグチャの状態である。特に交差点は雪が貯まっていて、ハンドル操作を上手くやらないと曲がれない。途中で何台かの軽自動車が雪山に突っ込んで動けなくなっていた。私の車も轍(わだち)に沿って走らせるのだが、車の腹が雪山を擦りながら走るしかない。こりゃ〜市役所には、そうとうな苦情電話が入っていることだろう。

来客は母にも用事があるので、母も出社した。こんな大雪の足場が悪い時に、足の悪い母も出歩かせるのは危険であるが仕方がない。

午前中で用件を終了したら、母がついでだから病院に行きたいという。確かにこんな天気なら病院も空いていることだろうが「タクシーで行くから・・・」と言うが、こんな日は流しのタクシーなど捕まえられる訳がないので、私が病院まで送って行くことにした。正午でもまだ除雪がまったく出来ていない。道路の真ん中は中央分離帯の様な雪山になっているから、病院の駐車場に右折して入れるは大変である。

除雪費が嵩んでいるから、雪が降っている途中で除雪すると二度手間になるので、雪が降り止んでから除雪作業を開始するつもりなのだろう。

17時に会社が終わった頃は、雪は雨混じりに変わっていた。こりゃ〜自宅に戻ったら、重たい雪をまた除雪しなければいけないなぁ〜と憂欝に感じていたが・・・。

自宅に戻ってみたら、朝の段階でアスファルトの路面を露出させていた所は、キレイに雪が融けていた。気温が高かったから、雪が貯まらずに融けたのだろう。しかし、雪をそのまま残していた場所は、どっしりと重たい雪がそのまま残っている。

この重たい雪の除雪をやっていたら、腰と背中が悲鳴を上げた。温泉に行ってジャグジー風呂や電気風呂に入ってケアしたが、まるで効果がない。

馴染みのマッサージ師に電話して明朝に揉んでもらうことにした。

今年の除雪費は雪以上に嵩むことよ。


■2015-02-28-Saturday オカシナ電話

早朝にマッサージに行ったら

腰に鉄板でも入れているのかというくらいにガチガチに固くなっている。身体も左右のバランスが崩れている。除雪で一方向ばかりに筋肉を使ったせいだろう。とマッサージ師が云う。

それほど、身体に負担を掛けた除雪であったということだろう。

自宅に戻ってからベッドに横になって腰を休めた。

昼に妻と一緒に買い物がてら食事をして週刊誌を買って自宅に戻る。昨日の大雪で週刊誌の配送が遅れるのかと思ったのだが、いつもと同じに販売していたので驚いた。

自宅でベッドに横になりながら週刊誌を読んでいたら、15:17に私の携帯電話が鳴った。休日に電話して来るのはどこの誰だ!と思って画面を見たら、発信者名は知人の高齢者の○○さんからだった。う〜ン、高齢者には曜日なんて関係ないのだなぁ〜と思って電話に出たら、いきなり「私は誰ですか?」と云う。エッ、こりゃ〜いよいよ認知症になって自分が誰だか分からなくなったのかなぁ〜と一瞬思ったのだが・・・。

電話の声は若い人の声である。「どう云うことでしょうか?」と聞き返したら「あッ、すみません。実は今、銭湯に居るのですが、この携帯電話の持ち主が倒れて意識がないのです。何処の誰だか他のお客さんも知らないので、一番最近通話した履歴の相手に電話してみようと思ったのです。この電話の持ち主が誰だか分かりませんか?」と云うのである。

私は「その方はたぶん○○さんという方だと思いますが・・・」と答えると、「今、救急車が来たから乗せますが、この方の自宅に連絡入れてもらえませんか?」と云う。その銭湯の電話番号を聞いてから、○○さんの自宅に電話を入れて家族に事態を告げたのであった。

私に電話を入れた人も、おそらくかなり動揺していたのだろうが、いきなり「私は誰でしょう?」は日本語としてもオカシイだろう。こちらも驚かされた。

ズ〜ッと心配していたが、20時になって○○さん本人から「サウナで、のぼせて意識を失ったようです。坂本さんには、大変ご迷惑をお掛けしましたが、私はピンピンしてますから大丈夫です。本当にありがとうございました」との電話が入った。

もちろん、ピンピンしていなければ、こんなことは笑い話としてブログには書けないことであるが・・・。

まぁ、無事でなによりであった。