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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2015-09-01-Tuesday 大道芸への思い込み

人間の思い込みというのは・・・。

どうやら、大道芸に対するバッシングの主な原因が、思い込みにあるような気がしてきた。

大道芸に無理解なまつり関係者の方々には、どうも『大道芸人は「投げ銭」の収入だけで出演する』と云う思い込みがあるようなのだ。

また、大道芸人をテレビに出ている芸能人よりも一段低くみている傾向もみてとれる。

それがつまりは、大道芸人にはギャランティが不要だという認識になるようなのである。

確かに、この大道芸を始めた頃の2002年当時は、ギャラ無しの大道芸人が居たのは事実である。

しかし、大道芸のフェスティバルが全国各地で開催されるようになってくると、大道芸人のポジションが上がり、客を呼べる芸人や、客を湧かせる芸人の誘致合戦が始まったのである。

テレビに出ている芸の無いタレントなんかより、日々、異なる場所や環境で演技し、他に目的を持っているであろう道行く人々の足を止めさせて観客にしてしまう大道芸人の方が遥かに芸が達者なのは云うまでもないことである。

大道芸フェスティバルで街を活性化させたい所は、余所の大道芸フェスティバルとの差別化を図る為に、一流の芸人を大勢揃えたいと、どこのフェスティバル運営者も芸人との事前の交渉が激しさを増す。

そうなると、ギャラが発生してくるのは当然の成り行きであろう。ランクが上位の芸人のギャラが高騰するのは自然の成り行きである。

そんな中で帯広の「北の大地de大道芸フェスティバル」では、大道芸人の選出から出演交渉までの全てを芸人仲間でもある金丸雪菜プロデュサーがやってくれる。だから一流の芸人たちが仲間意識で出演してくれるのだ。

ただ、帯広は東京から遠く離れた場所にあると云うデメリットを抱えている。

分かり易く例を取って説明しよう。東京在住の芸人が関東近郊の都市で開催される大道芸フェスティバルに参加するとしよう。

当日の早朝に自宅を出れば会場には十分に間に合う。終了後もそのまま自宅に戻ることが可能だ。

これと比較して帯広の場合は、距離があるから前日泊が必要になるし、終了後も帰りの交通手段がないから翌日の帰宅になる。

つまり前後2日の余分な移動日程が必要になるわけである。この余分な移動日には演技をするわけではないから当然ながら収入はない。

大道芸は屋根の掛かっていない外で演技をするから「天候」「季節」に大きく左右されるし、演技できるのは、ほとんどが土・日・祭日に限られる。真冬は休業状態である。

つまり稼げる夏の土日祝祭日に、しっかりと稼いでおかなければならないのだ。

帯広の平原まつりの期間は、お盆であり、この時期は大道芸の一番の稼ぎ時なのである。

その一番の稼ぎ時に、前後の2日間の無駄な移動時間を使わせて、遠い帯広に来てもらうのだ。

帯広に来たのは良いけれど、もしも雨が降ったら、どうなるのかを想像してみてほしい。演技が出来なければ当然「投げ銭」は集まらない。

遠い北海道の帯広に2日余分に時間を掛けて来て、天候に恵まれなかったら、稼ぎはゼロになる危険性がある。

はたして人間として、アーティストにそんなリスクを負わせての招聘が出来るだろうか?

招聘する側としては、せめてギャラを払って、少なくともそのリスクを最小限にしてあげることがアーティスト招致の礼儀ではないかと心得る。

ここのところの理解が全くされていないのではないだろうか?

帯広の大道芸フェスティバルは、芸人にとっても、観客にとっても、招致する側にとっても、三方良しの稀有なフェスティバルになっている。

余所のフェスティバルとは一味も二味も異なる運営方法なのだ。

後は補助金を出す側の、まつり関係者側の理解さえあれば、もっと素晴らしい大道芸フェスティバルになるのだ。

まずは、何とか、この辺りの誤解を解く説明を丁寧にしていこうと思っている。


■2015-09-02-Wednesday 五輪エンブレム

2020年開催予定の東京オリンピック・パラリンピックは

あまりにもケチが付き過ぎだ。

それもちょっとやそっとのケチの付き方ではない。

大会のメインスタジアムとシンボルマークと云うニ大看板にケチが付いたのだから最大級のヒドさである。事の顛末はお粗末としか言いようがない。

前回の国立競技場の時も、誰も責任を取らなかったが、今回も誰も責任を取りそうにない雰囲気だ。

どうしてこんな無責任状態が続くのだろうか?

責任感が欠如しているのは分かるが、それ以上に想像力と云うものが、著しく欠如しているのではあるまいか。

コンピュータが何でもやってくれるから、人の手(頭)に依る点検作業が疎かになっているのかもしれない。

本来なら、機械がやってくれる分だけ時間に余裕ができるはずなのだが、逆に、浮いた時間に更に仕事を入れて忙しさを増やしているだけである。

ドイツの作家ミヒャエル・エンデが「モモ」と云う本で懸念していた「時間泥棒」の事態がまさに現実化しているようだ。

金儲けだけに忙しくしていると、手痛いしっぺ返しがやってくる。

そもそも、あまりにも忙し過ぎて、じっくりと自分の頭の中でシミュレーションしてみる時間的余裕がないのだろう。

エンブレムをデザインした佐野研二郎氏の普段の仕事振りも、きっと助手任せにしている部分が多かったのではないだろうか?

おそらく、サントリーのトートバックのデザイン盗用も、今回の使用例の写真の転用も助手任せにしていたせいではないだろうか?

だが、例え、助手がやったのだとしても、佐野研二郎名で出品している以上は本人の責任は絶対に逃れられない。

最終確認を怠った報いがドッと噴出したということだろう。

四角や丸の単純な線だけでデザインをすれば、どこかしら似てくることは否めないだろうと思う。それが故意の盗作なのか、偶然の一致なのか。また、以前に見たモノが頭の片隅に残っていて、それを自分が創作したかの様に錯覚することだってあるだろう。人間の脳味噌は自分に都合の良いように利己的に働くものであるからだ。

だが、今回は最初の対応がまずかったので、悪いイメージが定着してしまった。その後も、様々な盗作疑惑が噴出してしまったから更に悪いイメージが増幅してしまったのだ。

だいたい、想像力を働かせれば、いずれこう云った事態になるであろうことは素人でも思い至るはずだ。

この問題が最初に出た段階ですぐに撤回と云う対応をしていれば、傷口はもっと小さくて済んだだろう。

責任を取らないくせに面子にだけはこだわるから、事態が最悪の方向に向かうのである。

今回の撤回での損失は一体誰が負担するのだろうか?

何だか、やたらと無駄な金ばかりをバラまいているようにしか見えない。どうやら何かに呪われているようだから、オリンピックそのものを白紙撤回した方が良いんじゃぁないの!


■2015-09-03-Thursday マジック博物館

整備中の「仮称:マジック博物館」であるが・・・、

一般公開に向けては、いろいろと解決しておかなければならない問題が山積していることが、このブログの読者からの指摘によって判明した。

まずは、保険の問題。

火災保険や盗難保険などはどうなっているのかと云う指摘である。

さっそく、私の会社で加入している損害保険の会社に相談してみたのだが・・・。

火災保険は、新たに作製したショーケースなどの什器備品類に関しては価格が分かっているから受けられるが、マジック用品の方は、火災にしても盗難にしても、展示品の価値の算定が難しくて受けられないと言われてしまった。

そもそも、マジック用品を収集する人が少ないから、マジック関係書籍や道具類、ポスター、絵などは世間一般的な価格や価値がハッキリしていないのだと云う。

評価額が出せないから、従って保険は受けられないのだと云う。

まだ、一社にしか尋ねていないが、おそらく余所の保険会社も対応は似たようなものであろう。

そうなると、一般公開に向けては、かなり厳重な盗難防止策を考えなければならないだろう。

管理人を置くのか、監視カメラを設置するのか、その他の方法を考えるのか、いずれにしろ費用が発生してしまうことになる。

もう一点は、展示品のリスト作成の件である。

どの様な展示品があるのか、リストを作成しておく必要があるのではないかと云う指摘なのであるが・・・。

確かに、博物館と名乗るからには、収蔵品のリストと云うのは付き物なのかもしれない。

しかし、この「仮称:マジック博物館」には、私一人しか人間は居ないのである。展示するだけでも大変な作業なのに、リストを作成するとなると・・・。

なにせ、書籍類だけで約1万5千冊はある。マジック道具等は小さいものまで含めたら2万点はあるだろう。

映像関係のビデオやDVDの数も半端な量ではない。まだ中身はまったく確認もしていない。きっと貴重な映像もたくさんあるであろう。

そのリストを作るとなると、果たして私の寿命で足りるのだろうか?

3点目は、拝観料は? 拝観できる曜日や時間は? と云う質問である。

これに関しては、現時点ではまったく考えていない。これからじっくり考えようと思っていたところである。

段々と現実化してくると、次々に新しい課題が出て来る。きっとこれからも、まだまだ課題は増えていくのだろうなぁ〜。

こりゃ〜困ったゾ!


■2015-09-04-Friday ホスピタリティ

どうして気持ち良く仕事をやらせてあげようと思わないのだろうか?

人間だもの、同じ物事をやるにしても、気持ち良〜くやるのと、嫌〜な気持ちにさせるのとでは、結果に大きな開きが生じるのは必然であろう。

で、あれば、相手に気持ち良くやってもらえるように配慮するのが、良い仕事をしてもらえる事につながると思うのだが・・・。

ましてや、それが自分が係る仕事であるならば、尚更のことではないだろうか? それがホスピタリティというものだろう。

きっと、そう云う配慮が出来ない人と云うのは、それが自分に関わる仕事だと云う認識をしていないのであろうなぁ〜。

代替案もないのに、まったく意味の無い意地悪としか感じられないようなことをして、相手を怒らせるようなことばかりをやる人と云うのは、想像力もホスピタリティも欠如しているとしか思えない。それともただ単に怒らせたいのかなぁ〜。

これまでやってきたことを、あるキッカケで見直すのは、それが改革につながるのであれば良いことであろうと思う。しかし、それが改悪になるのならヨロシクナイ。

改革と云うものは思い付きでやってはいけない。

あらゆる方向から情報をキチンと集めて、慎重に検討し熟慮してから実施するべきであると思う。

なぜに相手側の意見を聞こうとしないのであろうか?

異なる意見を言いそうな人間を外して会議をすることに意味があると云うのだろうか?

自分と異なる意見が出ることを嫌がるリーダーはしょせんは裸の王様でしかない。

まだ取り返しが効く内に、検討し直さないと・・・。

もうすでに、アブナイ状況に来ていることが分かっていないようだ。


■2015-09-05-Saturday 取材

帯広信用金庫が発行している

「十勝あるき之図景」と云う印刷物がある。

説明文には「十勝あるき之図景は、地図で辿る現在を一生懸命に生きる十勝人記」とある。

A2一枚の紙に、これまでは各町村毎に、裏側には地図を、表側には「町人きたる。」と題して、支店スタッフが集めた情報に基づいて、その支店のある町の熱い人々を写真入りで紹介しているモノだ。

来年3月には、帯広信用金庫創業100年に合わせて、これまでの集大成の冊子にして発行するそうだ。

帯広本店の信金の取材担当スタッフから、私を取材したいとの依頼があった。

集大成版を作成するにあたっては、信金職員だけでは心許無いとのことで本職のライターが同行して取材をするという。

取材のテーマは「まちづくり」「北の屋台」「大道芸」etc.の中から選びたいと云うが、私が選んだのはもちろん「マジック」である。

いずれも大本は趣味の「マジック」から派生していると思うからだ。

2日の11時から取材を受けたが、取材場所には「仮称:マジック博物館」を指定した。

写真付きの取材で、しかもテーマがマジックなら、博物館を整備中だというニュースを加えたいと考えたからだ。

40分程度の取材時間と云う予定でスタートしたが、話題が多過ぎて時間が押しに押しまくってしまった。

結局終了したのは12時20分で、予定の倍の80分も時間が掛かってしまったのだった。

ライター氏曰く「一人一人のスペースが決まっているので、ここで聞いた話が全部載るわけではない。かなり短くなってしまうが・・・」と云うが、それは先刻承知である。

私も、本を3冊出版しているから、その辺の事情は分かっているつもりだ。膨大な取材の中から、いかに限られた字数にまとめるかが執筆者の腕のみせどころなのである。

自分で書くのと違って、第三者が感じたことを客観的に書いてくれるだろう。

はたして、どのようにまとめてくれるのか楽しみである。


■2015-09-06-Sunday ハワイ1

甥(姉の長男)がハワイで挙式する。

極々身内だけでの挙式だという。今年84歳になる母は足が悪いのでハワイにはとても行けないから、私達夫婦が坂本家を代表して出席することになった。

結婚式は7日の月曜日であるが、せっかくハワイまで行くのだから、結婚式だけに出席してトンボ帰りするのはモッタイナイからと、少し早目に行ってハワイをエンジョイすることにしたのである。

インターネットで検索したら、丁度良い飛行機が見つかった。

4日金曜日の17:00に仕事を終えてからでも間に合う飛行機の20:10帯広空港発(21:55着)のJAL最終便で発ち、羽田空港国際線発23:40発のJAL便に乗れば時差の関係で4日昼の12:15にホノルルに到着するのである。

これだと、仕事はまったく休まずに済むし、しかも到着は金曜日の昼間であるから現地で十分に遊ぶ時間も出来る。夜中のフライトであるから、飛行機の中で眠っていけば時差ボケにもならないと云う誠に便利な便である。

帯広空港のJALカウンターでe−チケットの紙を渡して発券してもらったら「このまま手荷物はホノルル空港で受け取れます。羽田空港では荷物のピックアップもチケットの発券も不要です」と云う。

私も妻も、新しくなった羽田の国際線から飛ぶのは初めてある。金曜日の夜出発の便なので、きっと私達と同様に効率的に遊びたい勤め人が大勢居るのだろうからカウンターも混んでいるだろうと思っていたので、羽田空港の国際線カウンターでのチェックインや荷物の運搬の必要が無く、そのまますぐに出国審査にいけるというのは実にありがたいし便利で楽である。

以前だったら、国際線に乗る時にはデュティー・フリーの店で買い物をしたもんだったが、最近は購買意欲がまったくと言っていいほど無くなっていて、今回も買ったのは私が現地で飲むための焼酎一瓶だけであった。

飛行機に乗ってすぐに睡眠導入剤を飲んで寝たのだが・・・、隣の席のおっさんがやたらと動く人で、しょっちゅう起こされる。

機内食はいらないから起こさないで欲しいとCAに頼んでいたのだが、後ろの席の人が食事する際には、倒しているシートを戻さなければならないから、またまた起こされる。

エコノミー席なんだから仕方ないのだが・・・。

ほぼ予定通りの時間にホノルル空港に到着。

帯広空港から自分の手荷物をまったく見ていないので、本当に荷物が出てくるのかだけが多少不安であったが、無事に出て来たのでホッとする。

「空港とホテルの距離は15分ほどだからタクシーで行こうよ」と言ったのだが、「無料のホテルの送迎バスがあるかもしれない」と言ってスタスタと歩いて行く。

「日本と違ってそんなサービスがあるわけないだろう」と言うのだが・・・。私よりは英会話に自信がある妻は、スピーディ・シャトルと云う有料の小型バスでワイキキのホテルを巡って行くものに、帰りの便まで予約を入れてしまったのであった。

しかし、待てど暮らせどこのバスが、なかなか来ないのである。どこがスピーディなんだ!結局45分間も外の暑い中で待たされて、それからは他の乗客のホテルを巡り、3番目にようやく宿泊するハイアット・リージェンシーに到着したのであった。

ホテルの部屋は22階のオーシャンビュー。部屋も広くて、トイレには珍しくTOTOのシャワートイレ付きである。

私は、海外旅行には、いつも携帯のシャワートイレを持参するのだが、今回はどこかに片付けてしまって見つからなかったので持って来れなかったのである。「日本でホテルの備品を確認したらシャワートイレって書いてあったんだから最初から必要なかったでしょ」と得意げに言う。

荷物をタンスに仕舞ったら「ほら、時間がモッタイナイからサッサと外に行くわよ」と急かす。それなら最初からタクシーで来れば良かったのに・・・。

2年半前に、私一人でハワイに来た際に買ったビーチサンダルを履いて、カラカウア通りを歩いてウィンドーショッピングを楽しんでいたら、足の親指と人差し指の間がサンダルの紐で擦れて血が出てきた。

「だから、運動靴を持ってきなさいと言ったでしょう」と妻がなじる。

やたらとそこら中に在るABCストアに入って、足指で挟まないタイプのビーチサンダルと絆創膏を買って履き換え、街歩きを続行したのであった。

ホテルに一旦戻る。ハイアット・リージェンシーの中には、JALやその他の日本の旅行会社の窓口があってとても便利なのだ。

私は、マジックショーや去年始まったばかりの「キャバレー」という小型のサーカスの様なショーを見たいと思っていたのだが、金曜の夜のショー関係の予約は、今日の今日では間に合わないと言うので明日の予約を入れておいた。

この日の夕食は、出歩かずにホテル内のジャペンゴと云う有名レストランで食事することにした。

アメリカの食事の量はとても多いので、二人前を注文したら、とても食べ切れるものではないから、妻はシーフードのコース料理を、私はステーキを単品で注文してシェアすることにしたのだが、これで適量であった。

出て来た料理はどれも美味しくて大満足。いままでハワイで食べた中では一番の美味しさであった。

金曜日の夜には、ホテルから少し西側に離れた場所にあるヒルトンワイキキビーチホテルで花火を打ち上げるという。観に行きたいと言うが22階のオーシャンビューの部屋からなら見られるかと思って、ベランダに出て待っていたのだが・・・。

まるで花火の気配がしない。時々、逆の東側で稲光が数度あったのが見えただけであった。

諦めて、焼酎を飲んで早目に寝たのであった。

翌日の朝にJALパックのツアーデスクで聞いてみたら「日本の花火大会の様な盛大なものではなく、打ち上げも5分間だけの、高さも低いものだから、このホテルからは、他のホテルが邪魔になって見えないですよ」と云う。

そうだったのか、帯広の勝毎の花火大会の様なものを想像していたから・・・。先入観で判断してはいけないなぁ〜。


■2015-09-07-Monday ハワイ2

ホテルの予約時に朝食付きにしていない。

ホテルの朝食バイキングをあらかじめ宿泊分入れておくよりも、ホテルの周りにはファストフード店や軽食の店もたくさんあるからだが・・・。

日本に居る時にはホテルのバイキング料金の方が値段が高いだろうと思っていたのだが、逆にこのホテルの朝食バイキングの方が安かったようである。ハワイの物価はかなり高かいのだ。

5日(土)の朝食はホテル1階にあるコーヒーショップで、カフェラテとクロワッサンを頼んだら一人11ドルもしたのであった。

午前中に買い物に行こうと云うことになったが、妻はブランド物にはまったく興味が無い。だからデューティフリーショップには行く必要がないのだが、妻が今回、唯一買いたいと云うものは、籐で編んだ様なハワイ製のバッグで、それを甥の結婚式に持って行きたいのだと云う。そんなの(値段も)お安いご用である。

2年半前に来た時には、確かホテルのすぐ側にはインターナショナル・ショッピング・プレイスと云う、地元ハワイの屋台の様な小さな店が並んでいる場所があったから、そこに行けばそんなものは容易く手に入ると思っていたのだ。

もともと方向感覚には絶対の自信があるし、一度歩いた場所はほとんど記憶しているから「こっちだ」と妻を誘導して行ったら見当たらないのである。

あれれ〜オカシイなぁ〜と思っていたら、何とその場所は現在工事中でビルになるらしいのである。

こりゃ〜困ったなぁ〜。それならハワイのショッピングならば「アラモアナショッピングセンター」だと思い。ここに行けば何でも揃うと連れて行くことにしたのだが・・・。

JALツアーには市内を走り回る無料のバスが付いている。ちょうどハイアットリージェンシーの前に停留所があるから、そこからそのバスに乗ってアラモアナショッピンングセンターに行くことにしたのである。

すぐに日本語でアラモアナショッピングセンター行きと看板が出ているバスが来たから、それに乗ろうと思ったら・・・。

それはJTBのバスでJALのツアーでは乗れないと云う。その後も2〜3台ほども続けてJTBのバスは来るのだが、JALのは来ないのである。やはり、旅行会社がやってる方がバスの数が多いのだろう。

ようやくJALのレインボーツアー用のバスが来たので飛び乗ったのだが・・・、すぐに左折するはずなのが、水族館の方までまっすぐに行く。どうやら乗る路線を間違えてダイアモンドヘッド線に乗ってしまった様である。良く確かめもせずに乗ってしまったのだが、まぁ、急ぐ旅でもなし・・・。乗っていればグルッとコースを一周するのだから、そのまま観光を楽しむことにしたのであった。

デューティフリーショップのT−ギャラリアで降りて乗り換えることにした。ここがちょうど8の字の様に路線がクロスする場所なのである。

着いたら妻が、買い物よりも先に「イオニア宮殿」を見に行きたいと云うので、ダウンタウンに向かうJALツアーのバス乗り場に行った。

ちょうど5分後に出発するという2階建のバスが停まっている。

そのバスの運転手にJALのパスを見せて乗ろうと思ったら「この券ではこのバスには乗れない。同じJALでも違うツアー用のバスなのだ」と云う。他にダウンタウンに行くバスがないかと問うたが、ここには無いと云う。お金を払うから乗せて欲しいと頼んだがそれは出来ないと断られた。

タクシーで20ドルも出せば行けると云うので、タクシーでいくことにした。幸いなことに目の前にタクシー乗り場があった。

驚いたのは、このタクシーのドアが自動ドアであったのだ。日本の自動ドアとは違ってスライド式ではあるのだが。

いつも外国でタクシーを使うとドアを閉め忘れて、あぁ、ここは日本じゃなかったのだなぁ〜と思うことが多いのだが・・・。

私は今回で5度目のハワイであるが、まだこのイオラニ宮殿の中は見学したことがない。ちょうど11:30から日本語の解説レコーダー付き

の見学ツアーがあると云う。こじんまりとした宮殿であるが、なかかな面白かった。やはり現地の歴史や文化を知ることは旅を楽しくさせてくれるものだ。

見学後にカメハメハ大王像の前で写真を撮り、観光用ではない市民が使うバスに乗ってアラモアナショッピングセンター(ASC)に到着。

お腹が空いたので、以前に入ったケンタッキーフライドチキンの店を探したが見当たらない。案内所で聞いたらKFCは無くなったという。

ASCの1階にはフードコートがあって色々なモノが食べられるが、どれも食欲を誘わない。歩いていたら「カレーショップ COCO一番屋」の看板を見つけた。私は日本でもこの店のカレーを食べたことはないが、カレーライスならそう間違いはないだろうと考えたのである。

私はカツカレー、妻はビーフカレーを注文したが、カツはその場で揚げるのではなく電子レンジでチンするだけ、衣がベタベタしてカツのサクサク感がない。まぁ、外国ならこんなもんかと諦めて食べたのであった。

案内所で妻が欲するような籐製のバッグがないかを尋ねてみたが思い当たらないと云う。地図に記しを付けてくれて、この店やこの店にならば、ひょっとするとあるかもしれないと微妙な返事である。

私も、結婚式に着るアロハシャツをここで購入することにしたのであった。私のポッコリとお腹が出ている体型はアロハシャツにはピッタリである。店員に「すごく似合いますね〜」なんて褒められたもんだから、ついつい3着も買ってしまったのであった。日本で買うとシャツ等はお腹周りだけがパツパツになってボタンがはじけそうになるのだが、アメリカサイズのシャツならお腹周りのサイズが大きくて私の体型にはちょうど良いのである。

広いASCなのだから、別々の店を見て歩くのならまだしも我慢ができるが、同じフロアの同じ通路ばかりを何度も何度もグルグルと歩き回るので嫌気も加わって私の足が痛くなってきた。

結局、妻が希望する籐製のバッグが見つからずに持って来た洋服の色に合わせたバッグを購入してホテルに戻ったのであった。

夜にはヒルトンハワイアンビレッジ(HHV)内に2014年11月にオープンしたと云う「キャバレー」と云うショーを観に行く。19:15開場であるから、早目にHHVホテルに行って食事をしてからショーを観ることにしていた。

宿泊するホテルを17:30に出る予定が、明日の朝に泳ぐから、ホテル内のショップで水着を買うと云いだした。何もこれからショーを観るって時に買わなくても・・・。循環バスが上手く待ち時間無しで来てくれれば問題ないのだが・・・。

HHVに到着したのは18:30である。ディナーするにはいくらなんでも時間が足りない。まだ昼間に食べたカレーの胸焼けがするから、ショーが終わった後で良いと云う。

ショーのチケットは一番高い席のを購入した。一番良い席で観たかったからだが・・・。

どうにもアメリカの席料のシステムが理解出来ない。

ゴールドのチケットを持った人が最初に案内されるが、席に番号が振ってあるわけではないから全席自由席である。自分が一番良いと思う席に座ればいいのだと云う。

中央には円形のステージ、その周りに木製の手すりも無いイスが3列並んでいて、その後ろの席一列だけ後ろに壁があってイスがくっ付いており、その列だけがテーブル付きなのである。

チケットは1ドリンク無料であるから、飲みながらショーを観ることになるから、前に座われば手で自分のドリンクのグラスを持ちながら観ることになる。飲物が手のぬくもりでぬるくなってしまうし、グラスを持ちながら観るのも落ち着かないから、一番後ろのテーブル席に座ったのだが、何だか釈然としない気分である。

ショー自体はとても素晴らしかった。サーカスの空中ブランコを変形させた様なものから始まり、1組のパフォーマーが10〜15分間隔位でショーを展開していく。歌、踊り、コント、マジック、アクロバット、ジャグリング等々バラエティに富んだ演し物で、技も一流であったから大満足したのであった。これはハワイに行ったら必見である。

終了後に食事をしようと思ったが、既にほとんどの店は閉まっている。

ハイアットリージェンシーの近くを歩き回って、ようやくKFCの店を見つけた。ここもチキンが売り切れ次第閉店という。

4ピース注文したが、もうこれしかないからと6ピース入れてくれたのであった。ABCストアでビールを買って、部屋でフライドチキンを食べながら飲んだのであった。


■2015-09-08-Tuesday ハワイ3

3日目の6日日曜日である。

昨晩、購入したばかりの水着を着て浜辺に行きたいと云う。私は日本から水着を持っては来ていたが、海で泳ぐ気にはならなかった。

理由の一つには、ハワイに行く前週にハワイで記録的な大雨が降って、下水が溢れだし、ワイキキビーチが汚水で一杯になり、異臭もすごくて遊泳禁止になったと云うニュースを日本で見ていたからである。

海なのだから、自然に海流で流れていって、汚水や臭い等も無くなるだろうとは思っているが、何となく嫌〜な感じがするのである。

だから私は海には入らないからと始めから言っておいたのだが・・・。

それと私は日焼けに弱いから、あまり肌を焼きたくないのである。妻がビーチで甲羅干しをするなら、私は近くの日陰から見守っていてあげると言ったのだが・・・。

私は日陰の芝生の石段に座り、ただボ〜ッと海を眺めていた。妻はその石段の下の方で寝ていたらしい。らしいと云うのは、妻の居た場所が、私の居た場所よりも一段低くなっているから石段の陰になって妻の姿が見えなかったのだ。

30分ほどでホテルのプールに移動するという。妻はそこでビーチチェアに寝っ転がって寝ていたが、私は、プールで泳いだり、ジャグジー風呂に入ったりを繰り返していたのだった。

この日は12:50にバスがホテルに迎えに来てくれて、約3時間の市内観光をするツアーを申し込んでいる。

それまでに着替えて昼食を取るのだが、ホテルのバイキングは11時で終了し、ランチはないと云う。ホテル内のランチなら、このプールサイドのバーが11時から始めると云うので、そこで食べることにしたが・・・。

食べ物のメニューが少ない。ピザがハンバーガーかフライドポテトだけである。

ピザを注文したのだが・・・。サイズは14インチのワンサイズだけだと云う。二人でシェアすれば食べられるかと思ったのだが、その考えは甘かった。

ピザの生地が厚くて固いのだ。たった一切れ食べただけで顎が痛くなってきたのである。ようやく二人で半分食べたが、もう半分は食べ切れなかった。

40分位でそのバーを出たから、バスの集合時間まではまだまだ時間がある。私は足が痛いので歩きたくないから、一人でベンチに腰掛けて待っていたのであった。

市内観光ツアーのバスがホテルに迎えに来た。バスには一組の夫婦が乗っていたが、客は私達とこの夫婦の2組だけであるという。

このご夫婦は1週間まえからハワイに来ているが、先週は雨で2日間は何も出来なかったのだという。私達が到着する前日も豪雨だったというから私の「晴れ男」はまだ効果があるのかもしれない。

見学コースは、ダイアモンドヘッドのトンネルの手前の写真撮影ポイントで停車、この樹何の樹気になる樹、パールハーバー、カメハメハ大王像前、各人のホテルといういたって標準的な3時間のハワイ観光の初心者コースといったところであった。

途中で、やたらと建設中の高層ビルを見掛けた。ほとんどが超高級マンションやコンドミニアムなのだと云う。1部屋が十億円以上のものがあるし、一番安い部屋でも4千7百万円だと云う、しかもそれはワンルームなんだとか・・・。何だか、ハワイがバブル化しているように感じたのだった。

15:40にホテルに到着したら、夜も何かのショーを観ながら食事をしたいからJALのデスクに行って、今からでも間に合うショーを調べて予約して欲しいと云う。

昨日の晩に「キャバレー」観に行ったヒルトンハワイアンビレッジ内でポリネシアンショーを観ながら食事をする「ルアウ」なら予約が間に合うという。ここも値段が高い席と安い席の2種類のチケットがあるという。食事の内容やドリンクのサービスには差がなく、要は見易い席かどうかという区別のようである。

昨晩は高い席を購入して失敗したから、今日は安い方の席を予約することにした。その差は約30ドルであるから二人分なら60ドルも違うのである。

17:30の開場である。JALのバスだと8分間隔というが、いつ停留所に来るか分からないからタクシーで行こうという。

ヒルトンに着いて私が会場に向かって歩いていったら、妻がデスクで教えてもらった場所と違うんじゃないのかと言い出す。私は方向感覚には絶対の自信を持っているし、ましてやこのホテルは昨晩来たばかりである。間違えるはずがない。

だいたい地図もまともに読めないくせに・・・。

私の携帯電話は外国では通じないから、ハワイでは持ち歩いていない。私とはぐれたら、日本に居るようには連絡が着かなくなるから、ブツブツ云いながら不満そうに着いてきたが・・・、私が正しかったのは言うまでもない。

早目に会場に到着して良かった。もうすでに十数人が並んで待っていたのだ。高い席と安い席の違いは、高い席に座る人の首には目印に花のレイが掛けられる。グリーンと白に分けられたテーブルクロスの色で席が分けられている。

グリーンはステージの近くのテーブルで、1テーブルは長方形で20名程度が座れる。早目に会場に入ると、まずは記念撮影。それから案内係が見易い席に案内をしていく。高い席を予約していても後から来たら、かなり端っこの方の席に座ることになる。

安い席でも早目に並べば、安い席での見易い席になる。私達は若干並ぶのが遅くて、少し斜めの席になったが、それでも高い席のすぐ側の良い席に座ることができた。

チケットにはミシン線が入っていて4つに分けられるようになっている。最初の1枚は写真撮影の際に千切られる。次にテーブルに着席するとお酒のマイタイかオレンジジュースのどちらかをウェルカムドリンクとして提供される際に千切られる。

最後の1枚は、食事時のドリンクとしてメニューに載っているドリンクなら何でも注文できるが、その注文の際に千切られるというシステムだ。

それ以上に飲物を飲たい人は、現金で支払えばウエイターが持って来てくれる。

食事は、ハワイ料理のビュッフェスタイルであるが、一人の老男性マネージャーが「ハイ、この席の方どうぞ!」と1テーブル毎に値段の高い席から、食事を取りに行かせると云うシステムである。一度に皆がワ〜ッと取りにいかないから混雑することはないし、会場が落ち着いている、なかなか考えられた良いシステムである。

私達夫婦の座った席は、食事を取りに行くのはかなり後の方であった。ハワイ料理と云っても、高い席に座った人達が席に持ってくる料理があまり美味しそうに見えないのだ。

それでもお腹が空いていたので結構な量を持って来て食べたのであったが味は私には合っていなかった。

ショーはハワイ、タヒチ、トンガ、ニュージランドなどのポリネシアの民族の踊りを順番に踊っていく。

最初はそれぞれの国から異なる踊り手が来て踊っているのかと思ったのだが、どうも同じ人達が衣装を変えながら踊っているようだ。結局は、踊るのは1つのグループだけであった。

それでも、それぞれの踊りの特徴を掴んでいて、なかなか見応えのあるショーであった。

食事を取りに並んでいる時に、その横にアクセサリーなどを並べている屋台の様な店がある。そこに妻が欲していた籐で編んだバッグがあった。

値段も付いていないから、最初は見本に置いてあるのかと思っていたのだ。ショーが終わり、1000人くらいの観客が一斉に帰り始めたから、帰りの通路が空くまで、屋台を覗いて待っていることにした。話しかけたら販売しているという。バッグの値段を聞いたら40ドルだという。手元には60ドルしかない。

もう手持ちの現金が少なくなってきた。今回持って来た米ドルは以前に旅行した際の90円位の超円高の時に両替したやつの残金で、およそ300ドルくらいはあったから、現金はこれで足りるだろうと思っていたのだが、結構、なんだかんだと現金も必要なものである。

40ドル使ったら、残りは20ドルしかない。これでは帰りのタクシー代ギリギリである。

クレジットカードが使えるか?と聞いたらOKと云う。自分の携帯電話を取り出して何かの機械を取り付けて、画面を操作し始めたが、上手くいかない。仕方がないから現金で払って購入したのであった。

帰りのタクシー代を払ったら手元には5ドルしか残っていない。5ドルでは2日分の枕銭だけしかないことになる。

まだもう1日あることだし、1万円だけでもホテルで両替しておくかと思ったら・・・、何と1万円がたったの65ドルにしかならないと云う。これなら1ドル約154円である。ホテルで両替なんぞするもんじゃないが仕方がない。

早速、両替したお金でABCストアでビールを買って、部屋に帰ったのであった。


■2015-09-09-Wednesday ハワイ4

4日目のハワイ、7日月曜日甥の結婚式の日である。

甥の結婚式の集合時間は13:45にパークホテルロビーだから、時間はまだタップリとあるので、午前中にどこかに行きたいと云うが、私は今日の結婚式の披露宴の余興で見せることになっているマジックの練習を部屋でしたい。

午前中は何もないとは云っても、それでも、風呂に入ったり、着替えたりといった準備があるから、式の前にはあまり気忙しくはしたくないのだ。

「そんなに行きたかったら一人で行ったら?」と云うと「海外で女性を一人で外出させるなんて・・・」と云う。ホテル近くの動物園に行きたいと云うが、動物園なら、敷地内をかなり歩くことになるだろうから、朝の散歩がてらに水族館ならと承諾した。準備をして外に出ようとしたら、雨が降って来たので結局止めた。

私は部屋に戻ったが、妻は一人でホテル近くでのお土産買いに出たのであった。

早目にホテルを出て、集合場所のパークホテル近くで昼食を取ろうと云うことになった。無料のバスだと時間が読めなくなるからタクシーで移動する。

このパークホテルは18年前に泊ったホテルであるが、周りに建物がたくさん建っていて雰囲気がまるで変わっていたので驚いた。

パークホテルの目の前には、姉妹ホテルであるハレクラニと云う高級ホテルがある。そこでランチを食べたいと云う。

さすがにハレクラニは、由緒ある高級ホテルである。スタッフの対応が並みのホテルとはチョット違って優雅で気品がある。

日本のホテルに例えてみたら、ピンク色の高級ホテルのロイヤルハワイアンが名称から云えば帝国ホテルという感じなら、ハレクラニはホテルオークラという感じかな。

宿泊料金もかなり高いはずだが、泊っている客に若い日本人が多かったので驚いた。

料理は、私が注文した牛ほほ肉のステーキは柔らかくて美味しかったが、妻が注文したロブスターのサンドウィッチは塩味がかなり濃かった。

それでも、雰囲気に十分満足して集合場所のパークホテルに向かう。

パークホテルには、姉、妹と新婦のご両親、弟夫妻らが泊っている。ロビーで姉から、新婦のご両親と弟夫妻を紹介してもらう。どちらも初対面である。姉から拙著「人間万事塞翁が馬」を貰ったので読んでいるとのこと、こちらの人間性が既に知られてしまっているような感じがした。

新婦のご両親は九州人であるという。坂本家は九州人と縁があるようで、伯父の嫁(伯母)もその長男である従兄弟の嫁も九州人である。

ハワイの結婚式は服装がラフなのがとてもよろしい、正装していると、どうしても堅っ苦しい雰囲気になってしまいがちだが、新婦の父親もアロハシャツであるから、何となく最初から打ち解けた雰囲気に成り易いようだ。

集合場所に、新郎の学生時代からの友人夫婦が2組4人+1人(子ども)と、新婦の学生時代から友人で同じ職業の女性2人が、サプライズで参加してくれた。

直前まで結婚式への参加を秘密にしていたのだという。

ハワイでの結婚式となると、そうそう簡単には出席できるものではないであろうから、新郎新婦にとっては、嬉しいサプライズだったことだろう。

聞けば、6人全員が海外で活躍していて、今回もそれぞれの赴任地からの参加だというからインターナショナルな友人達であることよ。

パークホテルからバスでもう一ヶ所の集合場所のホテルに向かう。そこには新婦の従兄弟等が待っていた。この従兄弟たちも皆インターナショナルに活躍している方々ばかりである。

結婚式が行なわれたのは、セントアンドリュース教会と云うハワイでは一番由緒ある教会で、参加人数は新郎側が友人を含めて8人、新婦側が友人を含めて10人のこじんまりとしたものであるが、少人数の式というのもなかなか良いものである。

ただ、今年のハワイは異常に湿気が多いとのことで、この日の雨はバスで教会に移動中にパラついた程度であった、到着後は晴れ時々曇りという天気であったのだが、蒸し暑くて、蒸し暑くてヒドかった。教会にはクーラーが無い。汗かきの私は、アロハシャツの肩から背中に掛けて汗で色が変わったくらいであった。正装している新郎新婦はかなり暑かったのではなかろうか?

教会の結婚式と云えば、新婦の父親が新婦の手を引いてバージンロードを歩き、途中で待っている新郎に新婦を引き渡すのが定番であるが、新婦の父親はかなり緊張していたようであった。リハーサルの時の様には上手くいかなくて、出席者の笑いを誘ったが、逆に和やかな雰囲気になったので結果はオーライであった。

私もいつかは、この役目をすることになるのだろうか?私なら緊張はしないであろうが、何だかなぁ〜・・・・。

この結婚式を取り仕切っている会社は、ビデオや写真を随分とたくさんに撮影していた。あれだけ写せばきっと素晴らしいベストショットがあるだろうから、良い思い出のアルバムになるのではないだろうか。

式が終わると、友人の6人は披露宴には参加しないという。わざわざ結婚式だけのために遠いハワイにまで来てくれたというのだから、こんな嬉しい話はない。新郎も新婦も実に仲の良い友人を持ったものであると感心した。

親類だけがバスに乗って披露宴の会場に向かう。このブライダルを仕切っている会社が、海岸沿いにある一軒家を借り切って披露宴会場にしていると云う。

一流シェフが来て料理を造り、ハワイアンの歌と踊りのアトラクションもある。ここでも、ビデオや写真をたくさん撮影してくれていた。

美味しい食事が終わったところで、私のマジックを披露した。演じたのは道具が少なくて済むカードマジックとペーパーナプキンを使ったマジックである。屋外の海岸沿いということもあって風が吹いており、カードもナプキンも飛んでしまうので少々やりづらかったが、まぁ、なんとか無事に演じ終えたのであった。

家の中に入り、大きなテレビのある部屋に移動、ここでは新婦の弟夫婦が新郎新婦の写真を編集したDVDを映す。これまた素晴らしい出来であった。

演出もハワイらしく気さくな雰囲気でとても素晴らしい披露宴が終わって、集合場所のホテルにバスで再度送ってくれる。新郎の母である姉と私達夫婦と妹、新婦のご両親の6人でハレクラニホテルのバーで祝杯をあげることになった。ハワイアンソングの生バンドが唄う中で、いろいろな話をして打ち解けることができた。新しい親類ができたことになる。こうして、また段々と親類が増えていくのだろうなぁ〜。

次は順番からして、そろそろ我が家の番になるのかな?


■2015-09-10-Thursday ハワイ5

ハワイ5日目の8日(火)。

今日は帰国の日である。

前日の夜に荷造りを全て終えてあるからこの日は帰るだけである。飛行機の出発時間はホノルル空港10:15発のJAL便で成田行きだ。

10日は会社の支払日である。10日に出社する為には8日の午前中にホノルル空港を出発していなければならない、日付変更線を跨ぐ関係で、来る時には1日得をした気分になるが、帰りは逆に1日損をする気分である。出国前に今月の支払いは一応全て済ませてはあるが、あまり長く会社を留守にするのも気が引けるというものだからだ。

ワイキキビーチとホノルル空港の距離は約10㎞であるから、タクシーを使っても料金がバカ高いということもないのだが・・・。

4日にホノルル空港に到着した際に、宿泊するホテルまでスピーディ・シャトルという、いろいろなホテルを巡って行く車に乗ったのである。そのチケットを購入する時に帰りの便も予約して前払いしていたのだ。

そのシャトルバスが、ハイアット・リージェンシー・ホテルの正面玄関に迎えに来てくれる時間が07:50になっている。

それから、市内の他のホテルをグルグル回ってから空港に行くので結構な時間が掛かる。平日だから出勤ラッシュにぶつかると渋滞に巻き込まれる心配もあるなぁと思ってい


■2015-09-11-Friday 自然災害

台風18号の影響で

関東・東北で「経験したことのないような豪雨」が続き、栃木県や茨城県では河川の氾濫が起こった。

特に茨城県常総市では鬼怒川の堤防が決壊して大規模な水害が発生した。

ニュースの画面を見たら、これが川の氾濫なのかとビックリした。まるで東日本大震災時の津波のように家が流されていく。

改めて水の怖さを感じた。

このところ「経験したことのないような激しい雨」という表現を何度も耳にしている。「50年に一度の大雨」という表現も何度も聞いた。

しかし、ここ最近の日本では、この「何十年に一度云々」と云う表現を使った自然災害が頻発しているから、この表現は現実味が薄れている。

ハワイのテレビ番組にはジャパンチャンネル(だったかな?)と云う番組があって、主にNHKの番組を再放送していたが、その中に、タモリがMCを務めていた自然災害の番組があった(番組名は不明)、ハワイではかなり遅い時間帯に放送していたので、ホテルの部屋でベッドに入りながら、ウツラウツラしながら見ていたので、内容はあまりハッキリ覚えていないが、東京にこの50年に一度というような大雨が降った時のシミュレーションCGが映っていたことを思い出した。

今回のテレビの実際のニュース画面とこのシミュレーションCGの画面があまりに酷似していたので驚いたのだ。

東京では、江戸川区・葛飾区・足立区の3区のほとんどが、いわゆる0メートル地帯と云う川面より低い土地にある。

堤防が決壊したら、この3区はそのほとんどが水没してしまうというのだ。

こう云う災害で家が流された人というのは、損害保険が適用されるのだろうか?

以前のこのブログにも書いたことだが、山の麓だとか、崖の近くだとか、川の近くだとか etc. 日本人はそういった危険性のある場所に家を建てることにもっと慎重になるべきだろう。

土地の値段の安さだけで決めると、後々もっとお金が掛かることになることがあるだろうから、土地の形状や過去の災害状況などを調べる必要があろう。

特に、これからはいわゆる地球温暖化によって自然災害がもっと甚大になる可能性が高くなるであろうから・・・。

長女が宮城県仙台市で、この豪雨による浸水被害にあった。川の堤防のすぐそばのアパートに暮らしているのだが、この川の堤防を越えて水が溢れ出し、アパートの1階部分が水に浸かってしまったという。

娘の部屋は3階であったから、直接の被害には会わなかったというが、一時このアパートが孤立したというし、泥水の処理で大変なのだと云う。

私も小学4年生の時に、帯広川が氾濫し、帯広小学校の北グランドまで水浸しになった経験があるが、あの当時は、ほとんどの家がいわゆるボッチャントイレと云われる汲み取り式であったから、その糞尿が全部溢れだし、数日間臭くて臭くてしかたがなかったのを思い出した。

現代だから、さすがにくみ取り式のトイレは少ないであろうから、糞尿が溢れ出るということはないであろうが・・・。

まだまだ日本には、こういった危険な箇所があっても、既に人が沢山住んでいて手がつけられない場所が多いのだろうなぁ〜。

行政の早目の対応を望みたいものである。


■2015-09-12-Saturday 博物館の名称

ハワイに居る間もズ〜ッとマジック博物館の正式名称を

考えていた。

ワイキキ水族館に行く行かないと言った時に「ムムッ、水族館!?」「Aquarium(アクアリューム)」これ良いじゃない!と思ったのだ。

「水族館」→「魔族館」と「Magic」→「Magicarium(マジカリューム)」と云うのは面白いと閃いたのだ。

両方とも私が思い付いた造語だと思っていたのだが、日本に着いてから、インターネットで検索してみたら、どちらの名称も既に使用されていた。ファンタジー小説の中で、この名称が使われていたのだ。だから、小説の中の話であって実際に存在するわけではなさそうだが・・・、どうも人間、考える事は同じらしい。

以前に使おうと考えていた「魔術館」というのは、マジックを趣味とする作家の泡坂妻夫(本名:厚川昌男)さんに「魔術館の一夜」と云う題名の著作があることは、このブログにも書いた。

しかし、これは本の話で実際にこう云う名称の「館」を泡坂さんが作った訳ではないから想像上の話だと思っていた。これな使えるかなぁ〜と考えていたのだが・・・。

11年前の2004年7月に、小樽市築港地区のウィングベイ小樽にMr.マリックが監修した「小樽超魔術館」と云う施設があったことが分かったのである。

面積は1300㎡で約2億円の費用を掛けて造り、入場料は1500円であったと云う。残念ながらこの施設は2006年1月末に閉館しているが、開館していた期間がたったの1年半程度というのはいかなる理由からであろうか。

一世を風靡したマリックさんの施設でさえ、1年半程度しかもたなかったということは、それだけ、マジック関係の施設の運営は難しいと云うことだろう。

名称に関しては再考する必要があるようである。

留守間に届いていた郵便物の中に、「総務部総務課 山口六平太」で有名な漫画家の高井研一郎さんからのモノがあった。

中を開けてみたらサイン色紙と日本手拭いとトランプ(山口六平太)が入っていた。

高井さんは大のマジックファンとしても有名な方である。師匠の故ジミー忍師と親交があり、師が経営していたマジックバー「魔法の小箱」の常連さんでもあったと云う。

ハワイに行く前に、私が「ジミー師の遺言で仮称:マジック博物館を準備中です。そこに高井さんのサイン色紙を飾りたいのでご寄贈願えないですか?」との厚かましい手紙と博物館の資料を送ったのだが、きちんと対応して下さったのだ。

色紙には「為 坂本和昭さんへ」の文字と六平太がカップ&ボールを演じている漫画が描かれている。実に嬉しい!実にありがたい!

展示品がドンドンと充実していくので日々楽しい思いをしている。

さぁ、次はそろそろ正式名称を考えなければ・・・。


■2015-09-13-Sunday マジック博物館

またまた仮称:マジック博物館の話題

以前のブログにも書いたが、マジックの道具類の展示作業を毎日1時間程度ずつやっているが、飾るショーケースが不足してきたので、ハイケースの製作を新たに注文しておいたのが今日届いた。

これで、同じハイケースが4本になった。

飾るモノは増えこそすれ減ることはないから、スペースに余裕さえあれば何本でもショーケースを置きたいところだが、見学通路も取らなけりゃならないからおのずから置けるスペースも限られてくるので、それも難しい。

かと言って「博物館」を名乗る以上は、多くのモノを飾りたくもなるのが人情ってもんである。

以前のブログにも書いたことだが、収蔵品リスト製作にはまだ何の目処も立っていないままである。

先日のブログに書いたが、Mr.マリックが監修したという「小樽超魔術館」の失敗が気に掛かるようになってきた。

鳴り物入りで2億円もの経費を掛けてスタートした施設が、たったの1年半で閉館するに至ったのは何故なのか。

私が現在造っている「仮称:マジック博物館」に掛けている費用はウン十分の1の費用でしかない。

逆に2億円も経費を掛けたから失敗したのか?

小樽築港という辺鄙な場所だから失敗したのか?

正式オープンさせる前にその原因を探っておきたいのである。

最初から「仮称:マジック博物館」には巨額のお金は掛けられないし、掛けるつもりもない。

8年前の2007年3月の「マジック図書館」の開設から、コツコツと一人で作業を続けてきたから人件費はゼロだし、ショーケースなどもなるべく廃物利用をして経費の節減に努めてきた。

去年から足りないショーケースなどを製作はしてきたが、造作は大工さんが手弁当で手伝ってくれているからかなり安く出来ていると思う。

経費が掛かる分を時間でカバーしてきたのだが、そういつまでも開館を先延ばしにしているわけにもいかなくなってきた。

マコママが「私が生きている内に完成させて欲しい」と云うからである。まだ若いのになぁ〜。

3人の子どもが全員職業を持って稼ぐようになってきたから、ようやく子どもには経費が掛からなくなってきたと云うタイミングも重なった。

やはり、いろいろな条件が重なって来年7月中旬オープンというのは、あらかじめ予定されていたのかもしれないが・・・。

ひとつの事業に目処が立ち、それに合わせて準備して、少しずつ形が見え始めてくると、事業がドンドンと前倒しになってくるのはご愛敬か?

12月3日のプレオープンまでにやらなきゃならない作業が増えてきた。このペースでいくなら作業時間を毎日2時間に増やさなければならないかもしれない・・・。


■2015-09-14-Monday 天変地異

熊本県の阿蘇山が噴火した!

九州で山が噴火したと云うので、最初は鹿児島県の桜島が噴火したのかと思ったのだが・・・。

日本全国のどこででも山が噴火するような気配がするなぁ〜。

長崎の雲仙普賢岳だって、またいつ噴火するかも分からないだろうに、この3つの山が同時に噴火したら同じ九州の鹿児島県にあって、この3つの山に囲まれた場所にある川内原発は本当に大丈夫なのかい。

何だか、日本で一番危険な場所にある原発のように感じるけど・・・。

先の台風18号の影響で、栃木、茨城、宮城の各県は浸水被害にあった。ニュース映像を見たら、まるで津波のような水の勢いである。

この被害に遭った3県のすぐ近くにある福島県は、水の被害に遭わなかったのだろうか?あまりニュースではやっていなかったようだけど・・・。

あまりに、鬼怒川堤防決壊のニュースのショックが大きくて霞んでしまったのかもしれないが、確か、放射能汚染された土を入れた袋が流されたという映像も見たように記憶しているのだが、その後この土袋はいったいどう処理されたのだろうか?

これからが本格的な台風シーズンである。

福島第一原発の在る場所が、この様な災害に遭わない可能性はゼロではない。いやむしろ遭う危険性の方が高いのではないかと感じる。

除染作業で出た放射能廃棄物の保管場所は、いずれもが臨時の置き場にしか過ぎない。そんな場所が自然災害に襲われたらと考えただけで恐ろしくなる。

政治家の人達って、そんな想像をしてみないのだろうか?

古来の中国では、為政者が良からぬことをすると天変地異が起こると言われていたが・・・。

ここ最近頻繁に起きている天変地異は一体誰のせいなのだろうか?

二次的な(人為的)被害の方が大きくなりそうな、そんな嫌〜な感じがしている昨今である。


■2015-09-15-Tuesday 何んだ!

鬼怒川の堤防決壊で行方不明者15名の無事が確認されたが・・・、

茨城県は15日の午前中に全員の無事を発表したが、常総市はこの時点ではまだ行方不明者は15名のままであった。常総市長は報道陣から知らされて初めて知ったというのだから呆れてしまう。茨城県側は何故すぐに常総市側に連絡を入れなかったのだろうか?

懸命に捜索している方々には、いらぬ心配を掛けさせ続けていたことになる。県と市との情報共有がまるでなされていないということだから、これは危機管理体制がまるで機能していないことになるだろう。

無事であったからまだしもだが、人の安否情報が錯綜するのはいただけないことだ。

常総市の不手際はまだある。

鬼怒川の堤防決壊にほど近い地域への避難指示を出したのが決壊後の20分後だったという。決壊してから避難指示を出してどうなる。

堤防が決壊したらどういう事態になるのかの危機感がまるで感じられない。

どうも最近の役人の意識は異常なほどに低いと言わざるを得ない。本来なら一番先に報告しなければならない情報だろうに・・・。

どうも、最近の日本人は想像力が著しく欠如しているとしか思えない。

今回も川の近くに住む人達は、自分の命は自分で守るという意識を持たなければならなかったと思う。

「誰かが何とかしてくれるさ」「避難指示が出なければまだ安全なんだ」なんて云う他人任せの意識がどこかにあったのではなかろうか?

以前からこのブログに書いていることだが、日本人は本来、人間が住んではいけない場所に無理して住んでいるのではないか。山を崩したり、湿地を埋め立てたり、川面よりも低い場所に住んだりしている。

日本には平地が少ないから仕方がないと云えば仕方がなかったのかもしれないが、これからの人口減少社会では、人間が住む場所と自然を残す場所のメリハリをつける必要があるだろう。

改めて、自分が住んでいる場所のハザードマップを確かめてみることが必要であろう。


■2015-09-16-Wednesday ボンボン?

東京都内のJRの線路などで不審火が相次いだ事件で

容疑者の自称歌手という男(42)が逮捕された。

テレビのモーニングショー(言い方が古いね年齢がバレる)で、犯人の若かりし頃の写真が出たが、それを見て「ヘェ〜ハンサムでカッコイイじゃん」と次女と妻が云う。

その後、歌っている映像が出たが、その歌を聞いて「こりゃ〜あかんわ。あまりにも下手過ぎる」と今度は酷評した。

テレビの映像も音声もまともに見たり聞いたりしていないが、父親が大学教授だとかで、母親は外国人らしく、この犯人は整った顔をしているが、歌はおそろしく音痴で下手くそであった。

これでは、いくらハンサムでも売れないであろうなぁ〜。

甘やかされて育ち、姿形はまぁまぁなボンボンが、何か勘違いをして、自分には歌の才能があると思い込み、歌手を目指したが、あのオンチではまったく売れなくて、挫折し、俺が売れないのは世の中が間違っているんだと、世の中を逆恨みして犯行におよんだのかもしれないなぁ〜。

連行される姿が映ったが、荒んだ生活をしていたのか、冴えないオッサンになっていた。42歳の売れないロック歌手の姿は痛々しい限りである。

もっと早くに進むべき道を見つけられなかったのであろうか?

これからは、こう云う甘えた手合いが増えるのであろうなぁ〜。


■2015-09-17-Thursday 国会

今回の安倍晋三首相の安保法案の通し方は

まったくもって気に入らないが、野党の姿勢にも疑問がある。

国会は論戦の場である。乱闘の場ではない。

国の行く末を左右する重要な法案なのに、与党も野党もまともに論戦をしようとは思っていないようだ。

もっと正面から、安保法案の問題点を追及して欲しいのに・・・、

憲法違反の一点張りで攻めたところで、圧倒的な議員数の差があるのだから、いずれ時間切れで可決されてしまうのは明らかであろうに。

今日の、鴻池委員長の不信任動議の趣旨説明を、民主党の福山哲郎議員がとうとうと約50分間も述べていたが、時間をいくら引き延ばしたところで何の意味があるというのだろう。

こんな戦術で抵抗したって、時間を浪費するだけでまったく効果なんてないではないか。無意味で無駄なだけである。

何だか見ていて、とてもシラケタ気分になった。

野党は、これだけ抵抗しましたよ、国民の皆さん見てくれましたか? とでも云うような、いわゆるアリバイ作りのパフォーマンスにしか見えないのだ。

こんな中途半端な状態で、論点も問題点も曖昧なままの安保法案を可決させたら、それこそ大変な事態に陥るだろう。中国も北朝鮮もかなりマズイ状態なのに、もしも、何かが起きたらそれこそムチャクチャな状態になってしまうぞ。

与党も野党も、まるで国民のことなんか考えていないようだ。自分のパフォーマンスだけが気になっているようにしか感じられない。

ようは自分の次の選挙用の活動でしかない。フザケルナ!国会議員達よ!

この安保法案の何が問題なのか、もっと現実的に話し合えよ。野党は「憲法違反」に逃げてるだけじゃないか!

野党の程度があまりにも低いから、安倍首相に好き勝手やられているだけじゃないか。もともと野党に期待なんかしていなかったが、これじゃぁ〜あまりにもヒドイ!失望したぞ!

しかし、これぞ、まさしく以前に麻生が言っていたヒトラーを見習えの手法そのものだな。あの時はマスコミが言葉の一部分をつまみとって書いたのかと思っていたが、どうやら安倍内閣の本音だったようである。

ヒトラーが台頭した時のドイツも野党がまるで役に立たなかったからナチスにいい様にやられたのだ。ダメな野党が国を滅ぼすのである。

こりゃ〜いよいよ日本を脱出しなけりゃならないかな。


■2015-09-18-Friday 非常口

「仮称:マジック博物館」の整備中であるが、

今日は、以前の防火検査の際に指摘された、「一般公開するならニ方向避難の為の非常口を設置した方が良いですよ」と云うアドバイスに従って、ドアを取り付ける工事を行なった。

法律上は、この非常口を取り付けなくても別段問題はないようなのだが、いざと云う時の為には在った方がベストですよと云うので取り付けることにしたのである。

やはり、何か事故でもあったりしたら大変だから、こういう設備は作っておいたほうが無難であろう。

「仮称:マジック博物館」はあらかじめ設計図の様なものを作って整備を始めたわけではない。

行きあたりばったりで大工さんと相談しながら、その場、その場で適当に作ってきた。それでも、8割方完成してくると、配置はほぼ理想的な状態に近いと思う。何だか、最初からプログラミングされているかの様に感じるのである。

ショーケース類に関しては、ほぼ数は揃ったから、もうこれ以上新たに製作する必要はないだろうと思う。

今日になって、マコママからまたステージ衣装が届いた。黒いドレスが2着である。

早速マコママに電話したら「冠婚葬祭用に、黒いドレスを手元に残しておいたが、これももう坂モッちゃんのところに送るからちゃんと飾っといてや〜」と云う。マネキンの追加が必要かも・・・。

段ボールも別便で届いて、中には故ジミー忍師の一番弟子であるジョニー広瀬さんのサイン色紙や写真やDVDなど数点が入っていた。

ジョニー広瀬さんは兄弟子格にあたるが、私が学生の頃にはすでに独立しており、一緒に活動したことはなかった。初めて会ったのは、ジミー師の13回忌の時である。

まだ全部を調べていないが、中には、邪宗門(喫茶店)のマスターからマジック道具の寄贈も受けたものが入っているとのこと。

送られてきたDVDにはジョニー広瀬さんと八田加寿雄(初代引田天功・島田晴夫とテンヨー三羽カラスと云われた)さんの演技も入っていると云うから、これも楽しみである。

貴重な映像資料が増えていると云うことは・・・。

映像での展示も考えなければならないと云うことかな・・・?

何だか、まだまだ追加があるようである。


■2015-09-19-Saturday 政治

国会で安保関連法案が可決された。

テレビのニュースでは、コメンテーターが若者がデモに参加するのは良いことだと言っていたが・・・。

国会前でデモをしている若者たち(若者以外も居るが・・・)に対しては、ちょっと遅過ぎるんじゃないの? という感じが否めない。

今頃、デモを繰り返したところで、おじいちゃんの岸信介を信奉して、超越したいと願っている安倍晋三首相にとっては、かつての安保反対デモの再現でしかなく、同じ様なシチュエーションになって絶好の舞台装置が整ったくらいにしか思っていないのではないだろうか。

今回の安倍の暴走を許したのは、直接的には、先の選挙で自民党に投票した人達であるが、間接的には、選挙に行かなかった人達であろう。

現在の、小選挙区制度では、選挙に行かなければ、今回の様に少ない投票数でも圧倒的な過半数を獲得できる可能性があるのだ。

選挙に行かなかった結果として、安倍自民党に圧倒的過半数以上の議席を与えてしまったことになるのだ。

日本人は何か事が起こらない限り、動こうとしない悪い癖があるようだ。今回の安倍首相の暴走によってそれが喚起されたようだが、でも遅過ぎる。

それは想像力の欠如ということでしかない。

自分一人が・・・と云うことの積み重ねが、こう云う重大な事態を招いたのである。

今回の安倍首相の暴走に関しては、皆が皆、同じ意見で反対している訳ではないだろう。

集団的自衛権が必要だと言う意見に対して、即、戦争反対、憲法違反と云う反応を示すことに対して違和感がある。

何故、不必要なのか、それに代わって日本を守る方法には、どんなやり方があるのかと云うことを国会で議論してもらいたかった。

野党の、憲法違反一点張りの反対では、国は守れない。

それが、少なくても安倍首相を支持している人達の「憲法9条を守ってさえいれば、平和、平和と唱えていれば平和を維持できるのか?」と云う意見につながるのであろう。

私は、憲法9条を守っているだけでは決して安全だとは思っていない。日本人特有の「言霊(ことだま)」にしか過ぎないと考えている。

現実的に、あらゆる可能性を考えて対処法をあらかじめ想定しておくべきだろう。重大事態が起きてから、すぐには対応が不可能だからだ。日本人は実際に事が起きない限り動こうとしない。今回のデモがその例だろう。重大な事態が起きてから慌てて対応する方が、よっぽど恐ろしいと言うことに気がついていない。

だが、法治国家として、一内閣の憲法解釈によって戦争に参加する、しないの国の未来を大きく左右する重大なことを決めることには大反対である。

政治家の質が著しく低下している今日、一内閣の判断で行動することは危険極まりない。政治家を信頼できない。

まずは、しっかりと憲法を変えるべきか否かを国民に問うて、国民投票によって賛成多数になってから変えるべきである。

だが、今回の安倍首相の暴走によって、この道は閉ざされたであろう。今回の件で、日本国民は憲法改正には、是非ではなく、アレルギー的な拒絶反応をするであろうから。

安倍首相が唱えていた戦後レジュームからの脱却は逆に遠のいた結果に終わるのではなかろうか。


■2015-09-20-Sunday カラオケ

次女が帰省している。

カナダのトロントのカレッジをこの9月に卒業し、来月から日本の会社に就職することが決まっている次女が、今は帯広の我が家に戻ってきているが・・・。

日本の会社は4月入社が一般的であるが、カナダの大学は秋が卒業である。

海外の大学に行っている人材を確保したい日本企業は、400社くらいが合同で、アメリカのボストンで会社説明会を開催しているが、娘が入社した企業もそれに参加しており、10月入社という変則的な対応をしたという。

今月4日に帰省したのだが、ほとんど入れ替りで、私達夫婦が甥の結婚式に出席するためにハワイに行ったから、留守間は私の母と妻の両親の世話を頼んでいたのである。

そろそろ上京して、社会人生活をするための準備をしなければならないと言う。

生活用品のほとんどはトロントで処分してきたというが、就職が決まった会社には女子寮があり、個室の部屋にはトイレ、風呂、冷蔵庫から洗濯機、ベッドからカーテンまで生活用具のほとんどが完備されているというのでありがたいなぁ〜と言ったら、現代では普通なのだそうだ。

必要なのは、布団類や茶碗など若干の台所用品程度でしかないというので、電器屋と家具屋に行ってきた。

足りないモノを購入して、そのまま女子寮まで搬送してもらうように手配をした。価格もそんなに高額ではなかったし便利な世の中である。

上京する前に、一緒にカラオケに行きたいと言う。卒業祝いと就職祝いをい兼ねて、母と4人でレストラン「ホーム」で食事をした後、私が整備中の「仮称:マジック博物館」を案内した。

母も博物館を見るのはしばらく振りだし、次女は初めてであるから、二人とも驚き、かつ呆れていたのだった。

母だけタクシーに乗せて帰宅させ、3人で自社ビルに入居しているカラオケ店に入った。

この日は結婚式が多かったのだろう。披露宴帰りと思しき団体客で溢れかえっていた。

カラオケで唄うのは、半年振りくらいである。ここ最近は忙しくて、映画を観に行ったり、お酒を飲みに行ったり、カラオケに行ったりという夫婦のデートもしていなかったのである。

3人で順番に歌うが、精密採点付きで競い合うことにした。私の得点を上回ったら何でも好きなモノを買ってやると妻と次女に宣言して・・・。

妻が、最初に92点台を出したので、少し焦ってしまった。私の番で真剣に唄って94点台を出してまずは一安心。2時間の滞在中に妻も娘も、この点数を超えることは出来なかったので賞品は手にできなかったのであった。

飲み放題と云うシステムであったから、3人で結構な量のお酒を飲んだ。お酒を飲みながらカラオケで大声を出して歌を唄うのは、ストレス解消にはとても良いことだと思う。

カラオケは日本の文化になっているかも・・・。


■2015-09-21-Monday かちまい論壇

十勝毎日新聞「論壇」2015年9月21日掲載

「北の大地de大道芸フェスティバル」

平原まつりに新風を注ぐべく協賛事業のひとつとして14年間(実行委員会としては12年間)続けてきた結果、規模は小さくても世界トップクラスの芸人たちが集まるフェスティバルとして全国的にも注目されるようになってきた。これまでに招致した芸人は延べ108組150人であるが、世界中のフェスティバルから出演オファーがくる一流芸人ばかりである。

夏の風物詩として市民にも定着し、多くの観光客も楽しませていると思うが、近年、連続して大道芸への補助金が削られ、予算不足から今年の開催が一時期危ぶまれる事態に陥った。

かつては12組17人を招聘(しょうへい)したこともあったが、ここ3年間の招聘数は、一昨年は9組14人、昨年は7組11人、今年は7組9人と予算に合わせて減少している。

大道芸の演目にはジャグリング、アクロバット、パントマイム、コメディー、マジックなどの種類があり、フェスティバルという名称上のバランス、実演場所数等からも9組以上の芸人の招聘が理想ではあるが、やむを得ず芸人数を減らすことで対応してきたのであった。少人数でもカバーできたのは芸人のレベルが高かったからに他ならない。

しかし、それももはや限界に近い。大道芸フェスティバルを存続させるためには、実行委員会への参加も含めて市民の理解が必要不可欠である。

大道芸は、屋外での演芸であるから、季節(温暖な)、天気(降雨ではない)、曜日(土・日)などが限定され、毎回異なる環境でしか演技ができない宿命だ。

夏は一番の「稼ぎ時」であるが、遠い帯広へは前後2日間の移動および宿泊が必要になる。期間中の3日間は「投げ銭」で稼いでもらうにしても、移動日の収入はゼロだ。各地のフェスティバルから引っ張りだこの一流芸人を招くには、この収入ぐらいは保証するのが最低限の招致マナーであろう。

平原まつりの期間が、お盆というのが一つのネックである。開催時期を外せば割引制度を活用できるが、曜日に関係なく14〜16日のお盆と決まっている。お盆期間は航空運賃の割引がなく、荷物の搬送経費もバカにならない。

「盆おどり」「勝毎花火大会」などの大きなイベントと同時期開催のためにスポンサー開拓にも苦戦している。

大道芸実行委員会でもあらゆる方向性を探っているが、いまだ妙案はなく、まだ来年の開催にはGOサインが出ていない状況だ。何とか来年も、開催できて良かったねと笑って話せるようにしたいと願っている。


■2015-09-22-Tuesday ジュラシックワールド

久し振りに映画館に行った。

6月14日以来である。

今年はシルバーウィークとか云うそうで、9月19日の土曜日から23日まで5連休である。春のGWの時もそうであるが、こう云う大型連休の時に遠出はしないことにしている。

元々行列に並ぶことが大嫌いであるし、混雑も嫌いだ。ましてや料金も高いときているから、こう云う休日には自宅で本を読むのに限る。

私は本さえ読んでいれば何時間でも時間が潰せるのだが、ほとんど本を読まない妻は、次女が東京に行ってしまい手持無沙汰にしているものだから「映画でも見に行こうよ」と私を誘うのである。

映画を見ることは大好きであるから、付き合うことにした。

新聞で帯広のシネマコンプレックスの映画上映情報を見ると、見たい様な映画がまるでかかっていないのである。どうも、上映作品を選ぶ人と私の嗜好が合わないようである。

それでも何とか見たい映画を選ぶと、今度は上映時間が合わないのである。上手くいかないものである。

それでも「ジュラシック・ワールド」ならまだしもかと選んだのだが、2D吹き替え版しか上映していない。洋画って昔は字幕版しかなかったのに、吹き替え版なんて子供向けのアニメに若干ある程度であったのに、最近は大人向けに吹き替え版があると言うのだ。

最近の若者は字幕を読めないのだそうだ。いったいどうなっているんだ?

俳優の声をそのまま聞きたくないのかね〜。

例によって「夫婦50歳割引き制度」のおかげで安く見られる。2時間で二人で2200円はコストパフォーマンスが抜群に良い娯楽である。

このコストパフォーマンスのことを最近の若者は「コスパ」と云うらしい。最初は「コスパがいい」という言葉が何のことかさっぱり分からなかった。何でもかんでも略せば良いってもんじゃぁないだろうに・・・。

これまた例によって、まだ見ていない人の為にストーリーの紹介は避けるが、現実の遺伝子工学の進歩はこの映画に近い状態なのだろうか?

遺伝子の組み換えによって、色々な生物の特性を持った、新たな生物が造れるのだとすると、マッドサイエンティストによって、とんでもない怪物が誕生する危険性もありえるなぁ〜と思う。

この分野に人間が安易に踏み込んではいけない。

映画を見終わって、歩いて自宅に戻る際に、お互いに感想を言い合ったのだが、どうも噛み合わない。妻は変な思い込みをしてストーリー展開を誤って見ていたので、私がその誤りを指摘したのだが、自分の方が絶対に正しいと頑として譲らないのだ。

自宅のコンピュータで調べてみたら、やっぱり私の方が正しかったので、妻が機嫌を損ねている。こうなると恐竜より怖い。


■2015-09-23-Wednesday 平原まつり

21日の十勝毎日新聞「論壇」に

載った私の「北の大地de大道芸フェスティバル」のコラムを読んだ方からメールを頂いた。

要約すると「大道芸フェスティバルの問題というよりも、平原まつり全体の問題として考えるべきではないのか?」と云うご指摘である。

まさにその通りだと思うが・・・。

2年後の2017年には平原まつりが70回目を迎える。

平原まつりでは「盆おどり」(2日目、3日目)をメイン事業として運営をしてきたが、盆おどりは夜のイベントである。近年(いつから始まったのか不勉強で知らないが)初日に行なっている「夢降る夜」も夜のイベントだ。

平原まつりの昼間にやっているイベントは、7〜11丁目の5街区がそれぞれに運営をしているものだが・・・。

街区のイベントに関しては、それぞれが単独で立案し出演依頼をしているようであるし、誰が主体でやっているのか、誰が調整しているのかは、私にはよく分からないが、細かく分ければ、

7丁目は平原通り商店街の正式な構成街区ではないが、平原まつりには準構成街区として参加をしていて、近年はストリートバスケットや飲食屋台を展開している。

8丁目は主に藤丸百貨店の事業部が運営していたと思うが、毎年決まったものではなさそうだ。大道芸以外の出し物はじっくり見る時間がないのでよく分からないが、書道のパフォーマンスとブラスバンドなどをやっていたかと思う。

9丁目は、ブラスバンド、日本舞踊、アイヌ舞踊、路上落書き、子ども向け無料クジ引きなど、

10丁目は、ずっと消防車の啓蒙活動と空気で膨らませたビニール製おもちゃの有料くじ引き、

11丁目は、空気で膨らませた遊具の設置、飲食露店の営業などであったかと思う。

11丁目の広場ではバンド演奏と飲食もやっている。

これ以外に広小路の1区で飲食露店、2区は十勝小唄のコンテストなどをやっているようだ。

これ以外には、全体事業として「平原太鼓」があるくらいではなかろうか?

14年前に、初めて大道芸をやった時にも感じたことだったが、昼のイベントは当時でもかなりマンネリ化しており、市民には相当飽きられていたのではないかと思う。

何とか新風を注ぎ込みたいと、2002年に北の屋台の予算を使って、大道芸をやってみたら、かなり受けたので、2004年からは北海道の補助金ももらって年々規模を拡大してきたのだが・・・。

大道芸開催の危機の一度目は、2007年に北海道からの補助金が切れた時であった。予算が急激に減ったのだが、招聘芸人数を減らすことで対応し、スポンサーも新たに探して乗りきった。

2度目の危機は、2011年。2002年の最初から出演し、他の芸人の選定などにも関わってくれていたファニーボーンズが、ヨーロッパのフェスティバルに出演するために帯広に来られなくなった時である。この時にはJALも破綻して株主優待も使用できずに交通費の問題が浮き彫りになった年でもあった。

3度目は、その翌年に帯広市のまつりの予算が大幅にカットされ、大道芸の予算もカットされた時。この年以来、企業からの予算がドンドンと減っていき、毎年、毎年、開催が危ぶまれる状態が続いているのである。

夜のイベントとして、かつては、すごい集客力を誇っていた「盆おどり」も近年では、場所取りする観客の数も減っているように感じられる。かなり集客力が落ちているのではなかろうか?

参加企業の低迷も問題だろうし、踊り手の不足という問題もあるだろう。

だが、まだ夜の集客は昼に較べれば良い方である。

平原まつりは、特に、昼間のイベントの集客を考え直さなければ・・・、もはや、まつりとしての魅力はほとんどないも同然なのではなかろうか?

こんな状態なのに、大道芸の予算を削って、開催の危機を毎度毎度やるのは如何なものだろう。

プロデューサーから「もう止めた」と言われた時点で、平原まつりの昼間は閑散とした状態になってしまうのでないか?

もはや、平原まつりの運営では、何を止め、何に力を入れるのか、イベントに優先順位を付けなければならない状態になってると思う。

タイムリミットは迫っているが、まつり関係者からは危機感はまるで感じられない。

はたして来年の大道芸は開催できるのであろうか?


■2015-09-24-Thursday ラグビー

ラグビーのW杯で日本チームが優勝候補の一角である

南アフリカを破る大波乱で盛り上がっている。

日本チームがW杯で勝利したのは1991年の第2回大会以来24年振り2度目だという。

今回の勝利が弱小チームからのものではなく、優勝候補からの勝利だというのがスゴイことらしい。

大学1年生1976年の夏休みに、交換留学生としてニュージーランド(NZ)に1ヶ月以上ホームステイをしたことがあったが、NZはラグビーが盛んな国で、ラグビーが国技であった。オールブラックスというナショナルチームがあって、試合前のマオリ族の踊りを選手が踊るのが面白かったことくらいしか記憶にない。

その真っ黒なユニフォームもプレゼントしてもらったことがあったが、ラグビーのルールが良く分からないから、激しいスポーツだなぁ〜ぐらいにしか思わなかった。

帰国してからは一度もラグビーは見たことがない。

今回の南アフリカ戦勝利の模様をテレビで何度も映すものだから、第2戦のスコットランド戦をテレビ観戦することにした。

でも、スポーツてのはルールを熟知していないと本当の面白さが分からないものだなぁ〜。

アメリカンフットボールと違って、前にパスをしてはいけないというルールは分かった。

ボールを前に落とすとノックオンとかいう反則だというのも見ていて理解できた。

ボールを持って相手陣営に突っ込んで行き、倒れた選手がボールをずっと持っていてはいけないというのも分かったのだが、その選手が落としたボールを味方が拾い上げてパスするまで、相手側の選手がボールを奪いに行かないというのがよく分からなかった。

五郎丸という日本人選手がキックが上手いというのも分かったが、ルーティンと呼んでいたボールを蹴る前のしぐさが面白い。

サイドラインからのスローインの時に、受け取る側の選手を持ち上げてボールを取るというのも面白い。

とにかくラグビーが格闘技並みの激しいスポーツだというのはよく理解できた。

前半戦はよく分からない内に、スコットランドのペナルティキックになってしまい、レイドローだとかいう端正な顔立ちのキャプテンに次々とゴールを決められていく。

それでも前半はなんとか喰らい付いていったように思う。前半終了間際に五郎丸がトライ寸前の相手選手をサイドラインの外に押し出したタックルは実に見事であった。このプレーが後半に生きて、逆転することを期待していたのだが・・・。

南アフリカ戦から中3日で、まだ疲れていたのだろうか?後半はパスミスが多くなった。せっかく攻め込んでいたのに誰もいない所にパスをしてサイドを割ったりしてしまったり、インターセプトされて独走されてしまったりもした。逆転不能の点差になってからは、明らかに集中力が欠如してしまい一方的な試合展開になっていた。

見ている内に少しずつルールも理解してきたから、次のサモア戦も見る事にしようと思う。

次は頑張れよ!


■2015-09-25-Friday ニュースから

女優の川島なお美(54歳)が亡くなった。

別段、ファンというわけでもないのだが、ヌード写真集は買って持っている。

もともと細身であったが、つい先日のワイドショーでは、げっそりとやせ細った姿を見せていたが・・・。

胆管癌であったという。この癌は発見がかなり難しいらしい。癌は若い内に発症すると進行が早いと云うが・・・。まさかこんなに早く亡くなるとは・・・。人間、いつかは死ぬのであるが、でも54歳での死去はちょっと早過ぎるなぁ〜。

十勝では、22、23日と連続してスズメバチに刺されて死亡したと思われる事故が起こった。

22日は音更町の山林に山菜採りに行った60歳代の男性が、背中をスズメバチに刺されて死亡したと推測される事故が起こった。

翌23日には士幌町で37歳の男性が農作業中にスズメバチに右手の1ヶ所を刺されてアナフィラシーショック症状を起こして2時間後に死亡する事故が起こった。こちらの方は具合が悪くなった男性を病院に連れていったにもかかわらずに死亡してしまったと云う。

アナフィラシーショックと云うのは蜂などに複数回刺されると起きるという。発症したら1時間以内の死亡率が80%と云うから恐ろしい。

この夏、我が家の庭でバーベキューをやっている時にもスズメバチが飛んで来たことがあった。

蜂が飛んで来たら、ジッとしてやり過ごし、決して動いてはいけないとニュースなどでやっていたが、スズメバチが近づいて来たら、なかなかジッとしていることは難しい。

いつまで経っても飛んで行かないから、危険なことは分かっていたが、2個のチリ取りで叩き落としたのであった。

この叩き落としをミスすると、逆に攻撃されてしまうから、やってはいけないことなのだが・・・。

ミスしない様に慎重にタイミングを見計らって叩き落としたのであった。

もう1匹飛んで来たのも同じように叩き落としたのだが、スズメバチは大きくて顔も凶悪な面をしていて怖い。もしも、こんなのが集団で襲ってきたらパニックになってしまうなぁ〜。

近くに巣でもあるのかなぁ〜?


■2015-09-26-Saturday アントマン

妻が今日も映画舘に行こうと云う。

あまり観たい映画もないのだが、上映時間などからアントマンを選んだ。

これも2D吹き替え版である。私は字幕版で観たいのだが・・・。

例によって「50歳割引き制度」のおかげで安く2時間が潰せる。

新作だし、これまた例によってまだ観ていない人の為に、内容の細かい説明はしないが・・・。

最近のアメリカ映画って、登場する家族はほとんどが離婚しているか、調停中という設定ばかりである。

この前に観たジュラシック・ワールドの主人公の家族もそうであったし、今回の主人公の家もそうである。

アメリカでは離婚が多過ぎてて日常茶飯事化しているのであろうなぁ〜。ストーリーに離婚の設定を描いているのは、きっと親の離婚によって子どもたちが悩んでいることが大きな社会問題化しているのであろう。親の離婚が幼い子供与えるショックは親が考えている以上に大きいのであろう。

アントマンは小さくなれるスーツを着た冴えない男が、娘のヒーローになると云う話であるが、アメリカンコミックを映画にしたようである。

アイアンマンやキャプテンアメリカなどが活躍するアベンジャーシリーズの映画会社が製作しているから、これもシリーズ化するつもりなのかもしれない。

私は、映画はこういった単純なモノで、尚且つ笑えるモノが好きであるが、そう云う意味では、この映画は、かなり笑える描写もあって、ちょうどよい時間つぶしであった。

吹き替え版が気に入らない理由のひとつに、下手な声優の存在がある。話題作りのためなのだろうか、専門の声優ではなく、ある程度名前が知れた女優や男優に主人公の声をあてさせるのだが、これが棒読みのセリフでとてもヒドイのが多いのである。

今回も、内田有紀がやっていたが・・・。

映画を観終わった後に、妻が「この映画の感想は言わない。また喧嘩になるから・・・」と云う。

私は喧嘩したつもりは全くないのだが・・・。


■2015-09-27-Sunday 日曜日

朝にかなり勢いのある雨が降っていて

その音で目が覚めた。

29日には、近年ずっと欠かさず続けている人間ドッグを受診することになっているから、24日から酒を飲んでいない。

普段の生活通りの状態で受診しなければ意味がないじゃないと妻は言うが、それでも一応は数値が気になるから・・・。

人間誰でも死ぬのは一度切りだ。二度死ぬのは007だけである(古いね〜)。生あるものいつかは必ず死ぬのだ。そううそぶいて生きてはいるが、そうは言っても、少なくても親父が死んだ64歳よりは長生きしたいと思ってもいる。

酒を飲まずに寝ると、寝起きが実にスッキリしている。雨の音で目が覚めるくらいだから・・・。

妻が会社で、今日中にやっておきたい仕事があるから付き合って欲しいと云う。普段は強気なくせに、休日の会社に一人で行くのは怖いらしい。

確かに、昼間の誰も居ないビルに一人で入って、シ〜ンとしている6階の事務所で、たった一人だけで仕事をするのは怖いのかもしれないなぁ〜。

私も、3階で準備中の「仮称:マジック博物館」の整備をしようかと思っていたからOKしたのだが、私が3階で作業するのはダメだと云う。

同じ事務所内に居て欲しいと云うのである。仕方なく私も事務系の仕事をして時間を潰していたら・・・。

途中で、工事をしている音が聞こえてきた。そういえば、ビル北側の修繕の為の足場組みを今日する予定になっていたのであった。

結局、ビル内を人が複数出入りするようになったから、騒がしくなり、私も工事現場を見に行ったりして事務所を空けるようになったのであった。

現場を見終わって事務所に戻ると、中からシッカリ鍵を掛けて仕事をしていた。

何〜んだ!音がしていても結局怖いのか。やっぱり妻も・・・。


■2015-09-28-Monday 福山雅治

歌手で俳優の福山雅治(46)が結婚した。

夕方のニュースで、女優の吹石一恵(33)と結婚したとの報道があった。

福山雅治のファンである妻が、それを見るなり「ヒィエ〜ッ・・・」と声をあげたのであった。

夕食を終えた後、私は明日は人間ドッグの健診日であるから、21時以降は飲食が出来ないので温泉銭湯に行くのを止めて、自宅でテレビのTBS系列の「あなたが聴きたい歌の4時間スペシャル」と云う、柏葉高校の後輩である安住紳一郎が司会をやっている番組を見ながら画面と一緒に歌を唄っていたのであった。

全部で100曲の歌が流れるのだが、その内の97曲が唄えたのだから、我ながらスゴイ。

昔の歌ってのは良く覚えているものだなぁ〜。カラオケが流行り出しだ頃からカラオケで唄うのが好きであった。

友人とカラオケスナックに行って、歌詞の書かれた本を、目を瞑ってパッと開いた場所の歌が唄えないと罰金を払うと云うゲームをよくやったものだが、負けたことがなかった。

最初は一緒に唄っていた妻が、知らない内に、一人でビールを飲んでいた。私は明日は健診があるから飲むことができない。その内、ビールだけでは足りなくなったのか今度はワインまで出して来て飲んでいる。

「まさか福山雅治が結婚するなんて・・・、福山雅治も普通の結婚を望んでいたんだなぁ〜、ガッカリ・・・」と言う。

世の福山雅治ファンの女性は、まさか自分が福山雅治と結婚出来るなんてことは端から思っていないだろうが、きっと、ああ云うハンサムで才能に満ち溢れた人は普通の結婚なんてして欲しくない特別な存在なのだろう。

同じ日に、お笑いの千原ジュニア(41)も結婚したとのニュースが流れたが、こちらの方にはまったく関心を示さない。

きっと、明日のスポーツ新聞などのニュースでも同じ様な扱いなんだろうなぁ〜。福山雅治の結婚発表と同じ日に発表するとは最初からすべってしまったなぁ〜。


■2015-09-29-Tuesday 人間ドッグ

毎年受診している人間ドッグを今年も受けてきた。

以前は別の病院で受診していたが、何年か前にその病院で健診した際に、受診した翌日に自宅に電話が入って妻に「入院の準備をして明日来院して下さい」と緊急の電話があったのである。

ウワ〜どうしようと、妻は真っ青、私も顔面蒼白・・・。

ビクビクしながら受診すると・・・、医者は「あれっ、元気そうですね」と言う。看護婦も不思議そうな顔をしている???。

一応再検査することになったが・・・。結果は正常の範囲内であった。

あぁ、そういえば健診を受けた時に、私の前の男性の具合がとても悪そうであったことを思い出した。おそらくその男性と私のデータとを取り違えたのであろう。病院側はそうは云わなかったが・・・。

結局、私の身体に異常は無かったので安心はしたのだが、病院には不審が残ったのであった。

その病院での人間ドッグ受診を止めたのはいうまでもない。

今回の受診は去年と同じ病院である。なるべく同じ病院でデータを残しておいた方がいざという時に役に立つだろうという考えである。

ただ何回受けても胃のバリューム健診は苦手である。飲むバリュームの量こそ以前の半分位に減ってはいるが、発泡剤を飲んでゲップを我慢しながら上や下や横などグルグル回されるのはツライ。

枕状のモノをお腹に当ててうつ伏せになって下さいと言われた時に、お腹が出過ぎている為だろう、自分のお腹の脂肪で圧迫されたのかゲップが出てしまい、もう一回発泡剤を飲む羽目になってしまったのだった。

問診の時に、去年のデータと比較して注意を受ける。

去年よりも体重が1.2㎏、腹囲は2㎝も増えてしまった。「坂本さ〜ん、去年もメタボを注意されていますね〜、肝臓の数値も高いままですね〜、お酒を控えて運動するとなっていますが、実行されましたか?」と痛いところをつかれてしまった。

運動不足は自覚しているし、10代の頃から毎日の様に大酒を飲んでいるからなぁ〜。

体重も腹囲も自己最高値であるし、腹部エコーでは脂肪肝と指摘されている。肝臓のことは気にしているのだが・・・。「お父様が肝臓癌でお亡くなりになっているということですから、肝臓は気を付けた方が良いですよ。3ヶ月後に肝臓の再検査をしましょう」と言う。

今回の健診に合わせて24日から酒を飲んでいないが、このまま3ヶ月間禁酒を続けてみることにしようかな。


■2015-09-30-Wednesday マジック博物館

マジック博物館がだいぶ充実してきた。

昨日、今日と舞台の設置、幕の設置作業を行なった。

いつも、いきあたりばったりで設計図など起こさずに、その場その場で適当に造っているのだが、これが結構上手くいっている。

最初は、展示物の分類や並べ方を全て終えた後で、造り始めようと考えていたのだが、それだといつ開館出来るのかまったく目処が立たないし、師匠の故ジミー忍(聖忍)師の奥様のマコママが「私が生きている内に何とかしてくれ〜」と切実に言うので、造りながら考えることにして、2014年夏から開設作業を始めたのだが、これが何となく上手く運んでいるのである。

当初は舞台を造るつもりがまったくなかった。飾るスペースだけでも足りないくらいだからだが、整備途中で見学に来た方々が皆、異句同様に「マジックを演じる場所があったら、もっと素晴らしくなりますね」と言うものだから、それなら造ろうかしらと云うことになったのである。

急ごしらえであるから、場所は狭いし、入口の近くにしか造るスペースが空いていない。

ところが、造ってみると、これが逆に奏功したのであるから不思議なものだ。

楽屋スペースや舞台の袖のスペースが出口を活用することで造れるようになったのだ。実に無駄なくスペースが活用できるようになったのだから嬉しい。

まるでマジックの神様が指導してくれているような感覚ですらある。

マジック道具の展示は、現在少し難儀している。毛花やパラソル、シルクマジック類の展示方法に良いアイデアが出て来ないのだ。

まぁ、これからいろいろな方法を試しながら、その内に良い展示の仕方に行き当たるであろう。

のんびりやるさ。