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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2016-01-01-Friday 元旦

2016平成28年が明けた。

だが、・・・。

今年の正月は、服喪中ということもあって、いつもとは様相がかなり異なる。

おめでとうとは口にしないし、神社への参拝にも行かない。長女が帰省していないからいつもの家族写真を撮影しに写真館にも行かない。

母と私達家族の5人で、「今年もよろしく」とだけ言って、お雑煮を食べただけであった。

仏前に供えた日本酒を全員が口にしたので、車でどこかに出掛けるわけにも行かないから、まずは、徒歩1分の距離にある妻の実家を訪ね、義母に新年の挨拶に行く。

前日の大晦日の午前中に、お坊さんが来て、義父の月命日の読経をしてもらったので、息子と二人で義父の遺影を仏壇の上に飾る作業をした。

やや高所恐怖症気味の私一人では脚立に乗っての作業は怖いから息子が戻ってくるのを待っていたのである。

昨日の夜に届いた十勝毎日新聞の元旦号に「マジック・ミュージアム」の記事が大きく写真付きで掲載されていたし、第7部のChai・KIDS号にも中心街の紹介で掲載されていた。

今年は、またまたメディアに多数取りあげてもらえるような感じがする一年の始めである。

母の家の前に妹の車が停まっていたので、妹の家族が挨拶に来ているのだろうと思い。そのまま母の家に行く。妹の長女の旦那さんも一緒で5人がいた。そこに弟の家族3人が来た。母の家に13人が集合したのである。

家族の誰かが亡くなり、誰かが結婚して子供が生まれていく。家族とはそういうものである。何ものも新陳代謝があるから続いていくのだ。

昼になって自宅に戻って昼食を取るが、私は息子がお土産に買ってきた名古屋の味噌煮込みうどんを作って食べるし、味噌煮込みうどんが嫌いな息子はコンビニに弁当を買いにいく。元旦そうそうバラバラである。

何処かに出掛けるわけでもないから、家でテレビを見ているが、つまらない番組ばかりで時間が経つのがやたらと遅く感じる。

こんな暇で退屈な正月は初めてである。


■2016-01-02-Saturday 正月2日

今日も朝からやることがない。

テレビを点けて「箱根駅伝」を見ながら、母の家でお雑煮を食べる。

第1区で駒澤大学が出遅れて13位。こりゃ〜非常にヨロシクナイ展開である。1区では少なくても先頭集団に居なければ、後続の選手が取り戻そうと焦ってしまって、無理をして自滅する展開が待っている。

一方で昨年の覇者青山学院が先頭で2区に引き継いだ。青学を前半で乗せてはいけないのに・・・。まずい展開である。大八木監督は選手起用の作戦を間違えたなぁ〜。

自宅に戻りテレビを点けてはいるが、駒大が上位に居ないからつまらない。

息子が職場に戻る日を1日早くするという。

来るときには新千歳空港経由で往復のチケットを買っていたが、JR北海道はいまいち信頼できないから、帯広空港から羽田に空港に向かい、新幹線で名古屋まで行くという。PCで飛行機チケットを調べたら一便だけ空きがあったの押さえた。

旅行会社に出向いて飛行機とJRチケットのキャンセルをする。ついでにお菓子のお土産を買うのに付き合い昼食をラーメン屋で食べる。

娘がカナダでお世話になった人が清水町出身の人で帰省しているという。マジック・ミュージアムを観たいというので坂本ビルに向かって娘らと合流し案内する。

自宅に戻って、再びテレビを点けて箱根駅伝を見るが、青学の独走でつまらない。往路で一度もトップを譲らず完全優勝の気配が濃厚である。2位にこれだけ差をつけていれば余裕のある走りが出来るから、ますます差が大きくなる。

スポーツは自信と余裕が大きな要素を占めているメンタルなものである。長距離走はただ走るだけの単純なものであるからこそ、このメンタル面が大きいのだ。青学の監督は選手の気持ちを乗せるのが上手そうである。

夜に弟の家族と母の家に集まって飲食を共にする。漢字の書き取りゲームなどをやって楽しんだ。酔っ払った頭で漢字を思い出すのは結構難しいものである。私の書く字は存在するのかどうかどうもアヤシイ。

楽しいひとときを過ごして自宅に戻ったが、かなり酔っ払ったのですぐに寝たのであった。


■2016-01-03-Sunday 正月3日

昨日の箱根駅伝では案の定、青学が・・・、

去年の山の神、神野大地の調子はそれほどでもなかったようだが、それでも圧倒的な勝ち方で往路優勝を果たした。

2位の東洋大には3分4秒、3位の駒大には5分20秒もの差をつけている。

この時間差なら、青学の選手達は精神的に余裕を持って走れるから、この差を詰めるどころか、おそらく拡がる一方の展開になるであろう。

青学の原監督の選手操縦術は上手いなぁ〜。今時のチャライ若者には、この指導法が合っていたのだろうなぁ〜。

朝からテレビを点ける気にもならない。

息子が9:10発の飛行機で羽田空港に向かい、新幹線に乗り換えて名古屋に戻る。娘が帰るのは13:45の飛行機である。急な変更で同じ飛行機が取れなかったのだから仕方がないが、私に空港まで送っていけという。まずは息子を乗せて帯広空港まで運転して行った。

空港はさすがに大勢の客が居る。駐車場も満杯で停める場所もない状況だ。帯広空港は駐車場の料金を取らないから、停めっ放しにしたまま海外旅行などに行く客が多いのだろう。送迎の為の1時間は無料にして、1時間以降は駐車料金を取るようにでもしなければ解消は不可能であろう。

それか、駐車場を立体化して台数を増やすかである。

遠い場所の駐車場は客に不評である。特に冬は・・・。

息子を見送り家に戻る。次は娘であるが、今度は妻も一緒に送るという。運転するのは私だけどね。

ニュースでは新幹線が150%以上の乗車率で満席だと言っていたから、息子には、品川から名古屋まで立って行けばよいと言っていたのだが、息子からは、新幹線が空いていて座って行けたとメールが入った。ニュース程の混み様ではなかったようである。

3人で空港の食堂で軽い昼食を取って、見送り、買い物をして自宅に戻るが、2人が居なくなると寂しいものである。

ドッと疲れが出てきた。夕食を早目に済ませて温泉銭湯に行くことにした。

温泉銭湯では、小学校からの同級生のT・K君に逢った。Kは双子である。弟のN・K君には年末に別の銭湯で逢っていた。この双子が実に良く似ていて、私もある勘違いをしたのであった。

私がネットで間違って購入した無彩色のフィギュアの件で、「以前に一緒に呑んだ際にプラモデルの彩色の上手い奴が居るって言っていなかったか?」と年末にNの方にメールを入れたのだが「そんな事を話した覚えはない」とメールが返って来た。

私にはプラモデルの趣味はない。

私はてっきり高校の同窓会の帰りにスナックでNから聞いたと思い込んでいたのだった。

今日、温泉でTに確かめたら、Tの方から聞いた話であった。TとはJCOB会で一緒の時に聞いた話であるようだ。場所が同じスナックであった事と酒を飲んでいたからと、双子の趣味が同じプラモということで混同してしまったようである。

それでも正月早々に問題が解決して良かった。まだ、私のボケもこの程度なら・・・。


■2016-01-04-Monday 仕事始め

ようやく今日から仕事始めである。

年末、年始が、服喪中ということで、例年とは異なっていたからか、なんだかやたらと長〜く感じてしまったようである。

これでようやく日常に戻れると思ったが・・・。

帯広市役所の新年交礼会にはここ最近は行っていないが、今年も行かずにおいた。

正月の挨拶の決まり文句である「おめでとうございます」とは言えないから、挨拶がとてもし難いからだ。

こちらから出向くことはやめて、先方から来てくれた人にだけ対応することにした。どうも新年早々からしっくりこない。

ラグビーの五郎丸選手のようにルーティン通りに事を運ばないとどうも違和感があるなぁ〜。

世界のニュースではサウジアラビアとイランが国交断絶なんて物騒なことを言っている。同じイスラム教徒なのに・・・。スンニ派のサウジとシーア派のイランとは仲が悪いらしい。

イスラム教徒のISとキリスト教徒の欧米との争いでテロなのかと思っていたが、どうもそんな単純なことではなさそうだ。

ますます世界がキナ臭くなっているような気がする。

北海道のニュースでは3月の北海道新幹線開通を喜ぶ報道が目立つが・・・。JR北海道は本当に大丈夫なのか?

何だか、JR北海道にとっては、この新幹線開通が致命傷になってしまうような気がするなぁ〜。

安全運行をしなければならないのは当然のことであるが、在来線でさえ、これだけ事故続きなんだぜ。

新幹線は客にとっては、費用的には飛行機と差は無くて時間だけが多く掛かる。おまけに、そんな費用対効果が望めない交通機関に、更に命の危険までかけて大勢の客が乗るものかねぇ〜。私ならゴメン被る。

結局、新幹線を札幌まで延伸する為には、まだまだ費用も時間も掛かるなかで、その他の広〜い北海道の過疎地域の鉄路は、留萌ー増毛間のように廃止していかざるをえないだろう。

地元客を捨てて、観光客を選ぶという姿勢は、公共交通機関の在り方としてどうなんだろうか?

もしも、新幹線が青函トンネル内で事故でも起こしたら、JR北海道は観光客すら失うことになる。

現在のJR北海道に新幹線運行は無理なんじゃぁ〜ないだろうか?新幹線開通を喜んでばかりはいられないと思うがなぁ〜。


■2016-01-05-Tuesday ミュージアム仕事始め

去年12月3日にプレ・オープン式をやった

「マジック・ミュージアム」であるが、式直前にやたらと忙しかったので、その後はしばらく気が抜けた様な状態になって展示作業をサボっていたが、今年7月16日のグランド・オープンに向けて、展示物の説明文キャプションを付ける作業を今日から始め出した。

作業を始める前には簡単に考えていたのだが、いざ始めてみたら、これがなかなかに大変な作業である。

展示物の「名称」「現象」「分類」の3つに項目を分けてPCで印刷して、アクリルのカードスタンドに入れて置こうと考えていたのだが・・・。

例を上げると「名称:ジグザグ」「現象:人体切断」「分類:イリュージョン」とやってみた。

まずは、100円均一ショップに行って縦6㎝×横11㎝のカードスタンドを大量に買ってきたのだが、さっそくに、つまづいてしまった。

展示物の大きさとカードスタンドの大きさのバランスが合わないのである。

店には小さいサイズのカードスタンドも売っていたので、再び100円均一ショップに出向き、今度は縦4㎝×横6,5㎝の小さいサイズで2個100円というカードスタンドをこれまた大量に買って来た。

だが、どうやっても文字のバランスと大きさ、配置などが、上手くいかない。

カードスタンドに掲載する情報量と文字の大きさ等のバランスをもう一度考え直さないといけないようだ。

こりゃぁ〜適度な形になるまで、結構な試行錯誤が必要である。

ミュージアムの仕事始めに何も成果がないのは気分が悪いから、急遽、入口の廊下に貼ってある松旭斎天一、天二、天勝、天洋、石田天海、引田天功、島田晴夫、八田加寿雄、ジミー忍、ジョニー広瀬の各氏の生年月日と没年月日を資料で調べて、テプラで打ち出して貼ってみた。

やっている内に、面白い事に気が付いた。テンヨーの本名が「山田」弟子が「引田」「島田」「八田」でジミー忍師の本名は「駒田」である。

テンヨー関係者の名前に皆「田」の字が付いている。

こりゃ〜面白いなぁ〜。

これからも作業中にいろいろなことが分かってくるだろう。実に楽しい作業である。

でも、7月までには終わらせないと・・・。


■2016-01-06-Wednesday ?なニュース

北朝鮮が水爆実験をやったというが・・・。

夕方からこのニュースで持ち切りであるが、どうも嘘臭いなぁ〜。

だいいち、北朝鮮に水爆を造れるだけの能力があるのか?

水爆じゃなくて。ダイナマイトを爆発させただけなんじゃないのか?

でも、どうして世界中を敵に回すような、こんなバカなことを発表したのだろうか?

金正恩は、頭が相当幼いようである。ただのダダッ子が「僕の言うことを聞いてくれないなら・・・」と足をバタバタさせて怒っているだけであろう。世界中の誰も相手になんぞしないであろう。

そこに持ってきて恐怖政治で粛清をやたらとやっているから、誰も金正恩に助言することも出来ないのだろうなぁ〜。裸の王様の典型といったところか。

世界が反応するとしたら、どうせデタラメだから、逆にこれを利用して自分の有利な方向に目を向けさせようと考える政治家が居るだけだろう。

さっそく安倍首相は、会見で日本の重大な危機であるみたいなことを言っていたが、本当は水爆実験が嘘だってことを知っていながら、日本の危機を国民に煽って、安保法案の正当性を強調するために利用しているんじゃぁなかろうか?と思いたくなるなぁ〜。

もうひとつ?な、とってもくだらないニュースを目にした。

長崎県対馬市議会の72歳の女性議員がセクハラで同僚の66歳の男性議員を告訴したというニュースである。?????が何個も付く。

会見した72歳の女性議員の恰好は、痛々しいほどの若作りで、しかもセクハラの会見だと云うのに、ありったけの宝飾品を全身にまとっていた。

普通は、こういう会見なら質素な服装でやった方が効果があるだろうに、これなら「私は目立ちたいだけです」と言っているようなもんで、セクハラの信憑性が疑われて逆効果であろう。

66歳の男性議員も本音では「こんな婆ぁの萎んだオッパイなんぞ、誰が触るか!」と言いたいのだろうけど、そんなことを口にしたら女性蔑視だと、あらぬ方向から攻撃されるであろうから、こんな言葉は口に出来ないのだろうが・・・。

いくら「老け専」の男でも、72歳のオッパイを触りたいとは思わんだろうと思うのだが・・・。

72歳と66歳のイイ歳した市議会議員同士が、オッパイを触られた触っていないなんてクダラナイ話で告訴云々・・・、程度の低さに呆れてしまう。しかも、税金を使っての視察旅行での話だと云うから更に呆れてしまう。こんな連中しか議員にならないなんて対馬市も不幸な町だなぁ〜。


■2016-01-07-Thursday ?なニュース2

昨日に続いて?マークのニュースが多い。

高市総務大臣は?

マイナンバーカードと企業が独自に発行しているポイントが付くカードを一緒に出来ないか?と新年の挨拶で述べたそうであるが・・・。

あれれ、マイナンバーカードは、他人に番号が知られて悪用されたら困るから金庫に入れて大事に仕舞って置けって言っていなかったけ?

それなのに毎度、買い物に持って歩いて、レジ打ちの度に店員に提示しろってか?

年寄りの紛失騒ぎが多数勃発するであろうになぁ〜・・・。

成りすまし詐欺なんかも横行するだろうなぁ〜。

それに、企業が発行するポイントカードは、いわゆる「囲い込み」と云うやつで、自分の店で買い物をしてもらう様に心理的に誘導する仕組みなのだから、全国共通にすることに店側のメリットがあるのだろうか?

それに、全国共通にするってことは、店側が機械を購入しなけりゃならないってことだろう。

経費だけ掛かって、客を減らすようなことを店側がやるはずないと思うがなぁ〜。

きっと「私、良い事思い付いちゃった〜!」なんて思ったんだろうなぁ〜。でも、あまりにも現場や実態を知らなさ過ぎるんじゃぁないの。

こんな矛盾だらけの発言を年頭の挨拶でするなんて・・・。

電気料金の自由化ってものどうなんだろうかねぇ〜。

携帯電話と違って、電気は空中を飛び交うものじゃぁないから、電線と云うモノが必要である。

どの道、同じ電線を通った電気を使うんだから、たいして効果はないと思うがなぁ〜。まぁ、それでも、東京ガスみたいな自分で発電出来る会社は良いとしても、HISみたいな旅行会社が参入するって、どう云うことだろうか?

自分で電気を作らずに、仲介するだけで現在の電力会社よりも安く出来るってことは、それだけ現在の電力会社が高い料金を取っていたってことなんだろうなぁ〜。

これによって、電気代が安くなるのは歓迎だが、その分、原子力発電がどうなるのか不安も多い。

どうも最近の政府のやることって、よく理解できないなぁ〜。行き当たりばったりでやってるんじゃぁなかろうかねぇ〜。


■2016-01-08-Friday 新年早々

今年の幕開けは波乱続きである。

世界中の株式市場が軒並み続落している。日本も年始以来5日続落というのは1950年に平均株価指数の算出が始まって以来初めてのことだという。

エコノミスト達が様々な理由を述べているが、原油価格の暴落が大きな要因のようである。

アメリカのシェール石油は、採取するのに、普通の石油と違って経費が掛かるから、ある程度原油価格が高くないとペイしない仕組みになっている。

アメリカは世界中の金余り状況から、シェール石油への投資を呼び掛けて金を集めたが、ここにきて原油価格が暴落して、採算が難しくなっているという。

これもよく分からない。中東の産油国でサウジアラビアとイランのいざこざが始まったから、普通なら原油価格が高騰するのじゃぁないかと思うのだが・・・。

シェール石油への投資はハイリスク、ハイリターンをうたい文句にしていたが、どうも、この中東情勢の悪化を利用してアクドイ儲けをしようと画策している連中が居るのではなかろうか。

拝金主義者にとっては、世界が平和であろうとなかろうと、自分が金儲けさえできればそれで良いっていう連中だから・・・。

プライムローンの時の再現を意図的に演出しているような感じがする。

世界を繋げることのデメリットのひとつが、今まさに襲いかかろうとしている。

何だか、世界が、ガラガラポンを狙って戦争に向かっているような感じがして不気味である。

新年早々に嫌〜な気配だなぁ〜。


■2016-01-09-Saturday イリュージョンショー

札幌でイリュージョン(マジック)ショー、

去年3月まで帯広の金融機関に勤めていて、4月からプロのマジシャンになり札幌で活躍しているスペンサー・トリックスさんが出演するイリュージョン(マジック)ショーを観に、妻と2人で札幌に出掛けて行った。

12月27日〜1月16日までの18日間23公演、アメリカのラスベガスなどで活躍している日本人女性イリュージョニストディオ Ai and Yukiが演じる「Zen Magic イリュージョン」が札幌のZepp Sapporo で開催され、この間、スペンサーさんはゲストマジシャンとして10日間の出演をすることになっている。

スペンサーさんは12月3日に開催した「マジック・ミュージアム」のプレ・オープン式にも駆け付けてくれてマジックを演じてくれている。

この種のイリュージョン(マジック)ショーをこれだけの長期間、北海道で演じるのは珍しいことであるし、知り合いのマジシャンが出演するとなれば、観に行かないわけにはいかない。

9日夜の部にはHTBテレビの「イチオシ」という番組で司会をしている国井アナウンサーも特別出演するという。

スペンサーさんに依頼して良い席を確保してもらった。

1部はスペンサーさんのマジックショーである。プロになってまだ1年が経っていないが、もうすっかりベテランの余裕と自信を感じるような堂々として洗練された演技である。趣味でやっているアマチュアと客を喜ばせることで生活しているプロとの違いは、ここにある。

Ai and Yuki さんの演技は、さすがラスベガスで1年間の長期単独公演を張っただけのことはある。単なるマジックだけではなく空中アクロバットを融合させたストーリー性のあるイリュージョンマジックショーで、欧米受けする「和」のテイストが散りばめられている。

マジシャンというよりもイリュージョニスト。いや、むしろアーティストかエンターティナーといった方が合っているかもしれない。

私の師匠の故ジミー忍も作曲家いずみたく氏と組んでマジックミュージカルを作ったが、常々「ストーリー性のあるマジックミュージカルはエンターテインメントとして最高だ。演劇は喜怒哀楽の4要素を表現できるが、マジックは更にプラスして驚きも表現できるから・・・」と言っていたが、その言葉が甦ってきた。

今回、私が観たのは特別ゲストとして、マジックの素人である国井アナウンサーが参加していたから、通常のものとは異なる演出であったので、ややストーリーに無理があったが、これは仕方がないことであろう。

終演後、スペンサーさん、Ai and Yukiさん、彼女らの所属事務所の社長さんと私達夫婦の6人ですすきののレストランに行って一緒に食事をした。

マジックの話をし始めると時間を忘れて盛り上がってしまう。彼女らのアメリカでの面白い話もたくさん聞かせてもらって、1時過ぎまで飲んでしまったが、実に楽しい一時であった。


■2016-01-10-Sunday 札幌

札幌は人が多過ぎて疲れる。

私は車の運転が嫌いなので、帯広から札幌まで列車で移動したが、途中トマムから大勢の中国人が乗ってきた。

南千歳駅で降りる人も大勢居たが、そのまま札幌まで乗っていった人も大勢居た。

車内放送では列車は満席とのことである。

今回、私達が泊ったホテルは中島公園近くのホテルであるが、ここも中国人観光客で一杯である。この時期の札幌に何か観光があるのだろうか?

デパートも地下街も人、人、人で一杯。

若い頃と違って、人の間をぶつからない様にすり抜けることが、段々困難になってきている。人が大勢居る場所を歩くだけで気疲れしてしまう。

マジック・ミュージアムには、魔女・魔法使いやモンスターなどのフィギュアも飾ってあるが、札幌にそう云うフィギュアを扱う店がないかを調べたら「まんだらけ」と云う店を紹介された。

観覧車が乗っているビルの中にあるというので出掛けてみたら・・・。ここも何故だか客は中国人ばかりなので驚いた。中国では、アニメのキャラクターのフィギュアでも流行っているのだろうか?一人で10数個も買っている客がいたが、フィギュアは軽いが嵩張る荷物をどうやって持って帰るというのだろうか?

私は、結局、目当てのモノがなかったので買わずに帰ったのであった。

札幌は、定住人口も多いが、交流人口もかなりのものだ。よくまぁ、こんなに毎月イベントをやっているなぁと感心してしまう。

それでも、商品の種類やバラエティは、東京に較べるとかなり少ないように感じる。

どうも懐が狭いなぁ〜というか、底が浅いなぁ〜という感じがしてしまうのである。

東急ハンズにもよく行くのだが、東京の店舗に較べると商品の種類が格段に少ない。

渋谷の東急ハンズは、見て歩くだけで、想像力や創造力を喚起してくれるのだが、札幌の店にはそれがない。品揃えが少な過ぎるのだ。

日本では東京への一極集中や、北海道では札幌への一極集中と言われるが、やっぱり、札幌といえども東京には敵わないということである。

まぁ、無理に品揃えをしなくてもネットがあるからなぁ〜。商売もやりにくい世の中になったもんである。


■2016-01-11-Monday 勝毎論壇

2016.01.11十勝毎日新聞「論壇」欄掲載

「マジック・ミュージアム」

2012年8月20日の勝毎論壇に「準備着々 マジック博物館」と題して「2年後くらいには開館させたい」と書いたが・・・。

北の屋台を卒業した07年4月から、コツコツと労力と費用をかけて開設準備を続けてきた「マジック・ミュージアム」のプレ・オープン式を、ようやく去年12月3日の「奇術の日」に開催することができた。 

一般公開のグランド・オープンは今年7月16日を予定しているが、師匠であった故ジミー(聖)忍が生前に提唱して、25年前からプロマジシャンの団体である公益社団法人日本奇術協会(東京)がマジックの普及のために制定した「奇術の日」に何らかのイベントを催したかったのである。

ちなみに師匠夫人の誕生日が1月23日であることからワン・ツー・スリーのマジックの掛け声の並びに合わせて「マジックの日」を提案したのだが、協会はイベントが開催しやすい12月に制定したのであった。

この師匠縁(ゆかり)の「奇術の日」に師匠夫人のマコママ、長男でミュージカル俳優の駒田一、沖縄と東京から弟子が2人、道具を寄贈してくれた植田稔宏(広志氏長男)や工事関係者らを招いて、ごく内輪だけでもお披露目をしたかったのである。

しかし、展示の追い込みをしなければならない昨年11月初旬に、義父の葬儀で1週間ほどまったく作業ができない日が続き、一時は中途半端な状態での開催やむなしと危ぶまれたが、マコママが本番5日前に来て作業を手伝ってくれたので、何とかギリギリ間に合ったのであった。

私が調べた限りでは、コレクターが所有するポスターや道具類を、デパートや美術館の催事などで一時的なイベントとして展示するケースはあるが、日本全国に5747館もあるという博物館の中でも常設の「マジック博物館」はここが唯一である。

世界に目を広げてみても、フランス・パリの「マジック博物館」と同じフランス・ブロワにある「マジックの館」2ヶ所だけである。ネットの画像で見た感じでは「マジック・ミュージアム」の方が2館よりも展示物は充実しているようにも思えるのだが・・・。

日本唯一の施設であるから、日本奇術協会も応援してくれている。「奇術の日」には「功労賞」を授与され、会報誌「マジックわくわく便り」の表紙一面を記事が飾ったのであった。現在、全国的にもマジシャンの間では話題になっているのだ。

今後はマジックに興味のない人が見ても楽しい施設にして帯広の観光名所に育てたいと考えている。


■2016-01-12-Tuesday 反応速!

このブログの読者から感想などが

メール等で送られてくるが、その反応の速さに驚いてしまう。

昨日のブログには、11日の十勝毎日新聞の「論壇」欄に掲載された「マジック・ミュージアム」という文章をそのまま載せたのだが・・・。

その中に、『日本全国に5747館もあるという博物館の・・・』という件(くだり)の「5747館」と云う数字に対して「そんなに沢山の博物館があるんですか?」と云う類の質問というのか、疑問というのかが数件あったので答えておく。

これは、今年1月6日の読売新聞の特別面「わくわく新聞活用」と云う子供向けのコーナーに「博物館であそぼう」と題して載っていた記事の中の数字の引用である。

その記事には『日本の博物館は、美術館や動物園、水族館などを含めると5747館(2011年10月現在)もあります。(中略)』

『日本で最初の博物館は、1872年(明治5年)に創設された東京国立博物館(東京台東区)です。(中略)』

『日本の博物館はそれから増え続け、今では国や県や市町村だけでなく、企業や寺社、個人も設置しています。様々な物をそろえた「総合博物館」だけでなく、テーマをしぼった「専門博物館」が各地にあり、実に個性的です。すべての博物館の入館者数は、2010年度には2億7000万人を上回りました。平均すると、日本の国民は1年間に2回以上、博物館に行って楽しんでいることになりますね。』と載っていた。

大手新聞社が載せた記事だから数字は正しいと思っている。

私の大好きなテレビ東京系の番組で今晩放送された「開運!何でも鑑定団」の中にも、「自分の作品を並べた美術館」や「おもちゃ博物館」を個人的に造ったという人が出演していたが、世の中には、私と同じ様に、コレクションするのが好きな人が多いのだなぁ〜。

「マジック・ミュージアム」は、数の中では、そんな5747館の内の1館ではあるのだが、「マジック・手品・奇術・魔術」関係の博物館は、日本唯一であるから、その点は誇れると思っている。

以上、回答でした!


■2016-01-13-Wednesday 監視カメラ設置

今日は坂本ビルの入口や

3階に設立準備中の「マジック・ミュージアム」などの主だった箇所に監視カメラの設置工事を行なった。

去年の内から、何度か設置にむけて検討を重ね、実際にカメラやモニターを持ち込んで、数度のデモンストレーションを行なった。

このデモで死角が出ない様にカメラの台数と位置を決めたのである。

いよいよ一般公開に向けての対策に着手したことになる。

一応、ミュージアム内の全てのショーケースには鍵が掛けられる様にはなってはいるが、無人のままで一般に開放するとイタズラや盗難の危険性があるし、かと言って、事務所を空にしてミュージアムに居るという訳にもいかないだろう。

ミュージアムの案内係にマジックの素人であるアルバイトを雇用しても説明が出来ないから意味がないし、かと言って、私がズ〜ッとミュージアムに居るわけにもいかないし・・・。

はたして監視カメラが犯罪の抑止力になるかどうかは不明であるが、少なくともイタズラや盗難がおこった際には犯人検挙の役には立つであろう。

しかし、最近のカメラの性能はスゴイなぁ〜!

ドンドンとレンズの解像度が上がり、しかも明るくなっているから良く映る。撮影した映像は保存されるから、ビル全体の防犯にも役立つだろう。

6階の事務所にモニターを設置したから、事務所に居ても管理が可能そうである。実際の運営方法はまだ未定だが、このカメラ設置で何とかやり方の一案が出てきそうであると考えていたら・・・。

フッと3階のミュージアムの入口にカメラ付きのドアホン(家庭の玄関に付いているやつ)の設置を思い付いた。受信装置を6階の事務所につなげたら良いのでは考えたのである。

3階のミュージアムに来た客が、入口のドアホンのボタンをピンポ〜ンと押すと6階の事務所に繋がる。事務所に居る人間がその画像と声に対応して行動すれば良いのである。

業者の人も6階まで線を引っ張るのに、今日一緒に工事をした方が楽であるというから、機械の選定は後日にすることにして、とりあえず配線工事だけを一緒にやってもうことにした。

7月16日の一般公開まで、後およそ半年である。段々と具体化してきたなぁ〜。


■2016-01-14-Thursday 地震

14日12:25頃に震度4の地震があった。

前日の13日の夕食時に母が「青森で地震があったから、近々十勝にも地震が来る、その時に持って逃げる荷物を昨日造ったんだけど、自宅(母の家)の鍵を失くして困った・・・」と騒いでいる。

この日はスペアキーで施錠して来たが、「あの鍵が無いと困る。アンタ知らないかい?」と私に聞くが・・・、私が知るはずがない。

一昨日の夕食を私の家で一緒に食べて、食べ終えた後に、自分で自宅の鍵を開錠して家の中に入ったのだし、13日の夕食時までは一歩も家から出ていないと云うのだから、我が家にはあるはずがないのに、アンタの家に置き忘れたかもしれないと言い出す。自分で開錠して家に入ったのだからどう考えても鍵は母の自宅のどこかにあるはずである。

年寄りはひとつでも気になることがあると、他の事が出来なくなるらしくて、この日の夕食を落ち着いて食べることができないようだから、「起きもしない地震の時に持ち出す荷物を造ったりなんぞ、余計な事をするからだよ。どうせ、その荷物の中にでも入れたんだろうさ。食べ終わったら一緒に探してあげるからゆっくり食べなさいよ」と言って夕食後に母の家に、鍵を探しに行ったのであった。

「地震の時に持ち出す荷物の中に入れたんじゃぁないのかい。探してみようよ」と言ったら、「この中は何度も探したけど無いから、鍵をエプロンに入れたまま洗濯機の中に入れたかもしれない・・・」と云うので洗濯機の中を探したが無い。あちらこちらと探したが見つからないので、最後にその荷物の中を、もう一度私が探してみることにしたら・・・、ちゃんとその中に鍵が入っていた。

「あれ〜っ何度も探したんだけどねぇ〜」と云う。まぁ、これからこう云うことが増えるんだろうなぁ〜。とんだ笑い話であったが・・・、

何と翌日の14日12:25頃に日高沖で地震が発生し、帯広でも震度4と大きく揺れた。

私達夫婦は馴染みの蕎麦屋で蕎麦が出てくるのを待っていた時であった。店内の客の携帯が一斉に警報で鳴りだした。すぐ後にテレビでも地震警報が鳴った。私の携帯はガラケーであるから警報は鳴らない。

「何だ!何だ!」と驚いている内にグラグラッと大きく揺れ出した。蕎麦屋の女性従業員と妻の二人がすぐに店の外に出た。私を放っておいて・・・。

けっこう長い時間揺れていたなぁ〜。

マジック・ミュージアムの展示物は倒れたりしていないだろうか?心配である。早々に食べ終えて会社に戻り点検をしたが、何も壊れたりはしていなかったので安心した。

それにしても。人間の脳味噌というものは、何かの機能を失うと、他の機能でも働くのかしらん。

母が地震が来ると言っていたのが現実になったことの方が驚きが強かったのであった。


■2016-01-15-Friday バス転落事故

15日午前2時頃に

長野県軽井沢の国道18号でスキーバスが転落し3人が死亡し11人が心肺停止状態にあると云うニュースが流れた。

事故現場からの中継では、道路に雪は無いし、渇いた状態である。緩やかな左カーブの下りで、反対車線にはみ出し、ガードレールを突き破って路外に転落し、バスは木にひっ掛かって止まっていたが、天井部分が半分に折れ曲がった様な状態に見えた。

心肺停止ということは、ほとんど亡くなったと同義であろうから死亡者数は10名を越える大事故になるであろう。

まだ、乗客の氏名年齢などの公表はないが、夜間に走る安価なバスツアーということだから、乗客は若い学生が多いのだろうなぁ。

何だか、この少子高齢化の世の中なのに、若い人の命が失われる事故が多いように感じる。

夜間の運行ということで、運転手に無理な勤務状況があったのだろうか。居眠り運転でもしていたような状況にみえる。

以前に、飛行機のパイロットの自殺によって飛行機が墜落すると云う事故が起きたが、バスとて、命を預けているのは同じである。

以前のブログにも書いたことがあるが、桂三枝(現桂文枝)の新作落語に「老人タクシー」というのがあるが、高齢の運転手が「私はもういつ死んでも良い」とスピードを出して運転する様子が描かれているが、バスの運転手も人生を恨み、乗客を自殺の道連れにする可能性だって考えられる。

ニュースでは、このバス会社は、運転手の健康診断などをしていなかったとして2日前に行政処分を受けているということも言っていたから、運転手の精神状態もどうだんだろうか?

完全な規制緩和が正しいなんてことは幻想である。

少なくても人の生命を預かる業種に限っては、規制は強化するべきであろう。

経済のくだらない競争によって若い生命が奪われるようなことは悲劇である。


■2016-01-16-Saturday 1年祭その他

昨日のバス事故は

死亡者が14名になった。乗客は若い学生ばかりのようで、前途有る若者の命が奪われたことは、悲しい出来事である。

これからスキーで遊ぼうという時の、バスの突然の事故で、寝ている間に何も分からない内に死んでしまうというのでは、成仏できないのではないだろうか。遺族にとっても諦めきれない死に方であろう。

バス会社も企画した会社の会見も、何だか責任回避の他人事というような感じに映った。

安いと云うのは「訳あり」であるということを考えないといけないなぁ。いくら安くても命を掛けるわけにはいかない。

しっかりと原因を究明して、二度と同じ様な事故を起こさない様にしてもらいたい。そうでないと安心してバスやタクシーにも乗れなくなってしまう。亡くなられた方々のご冥福を祈る(合掌)。

今日は、1年前に亡くなった小野寺勇さん(弟の嫁さんの父親)の1年祭が市内のホテルで開催された。小野寺家はカトリックなので、仏教の一周忌と云う言い方ではなく1年祭と云うのだそうだ。「忌」ではなく「祭」であるから明るく故人を偲びながら会食をする趣旨だという。

聖書の一節をカトリックの信者の一人が読み上げ、終わると一人一人が小野寺さんの写真の前に献花をして終了。当然ながら、お坊さんの読経もないから、仏教方式に慣れている身としては、かなりあっさりとした感じであるが、料理も美味しかったし、なごやかな雰囲気の会であった。

夕方16時から、坂本ビルで、柏葉高校26期の同期会の幹事会を行なった。今年10月9日(日)に卒業40周年の同期会を開催するのだが、その打ち合わせの幹事会だ。

26期は卒業してから5年毎に同期会を開催してきた。年々参加者数が増えてきている。若い内は同期会など気にも掛けていなかったのだろうが、定年を迎える年頃が近づいてくると、学生時代の事を懐かしく思うのかもしれない。

幹事の大変さは、名簿の作成である。個人情報保護法の施行以来、この名簿作成は実に難しい仕事になってしまった。一度、情報が途絶えてしまった人間の住所を再び調べて掲載する作業は、困難を極める。

昔と違って、メールと云う便利なものがあるのに、名簿作成にはほとんど役に立たないのだ。

やはり、顔を合わせてやり取りしないと難しいのである。

今後のスケジュールなど決めて解散したが、整備中のマジック・ミュージアムを見せて欲しいというので案内した。

18時から柏葉高校同窓会全体の新年交礼会が北海道ホテルで開催される。同期会の幹事会に来た幹事もほとんどが欠席するという。26期で集まったのはたったの6人だけであった。

テーブルには12人分の席を確保してもらっていたのに、半分の出席者である。

例年なら、空いた席には他の期の席が足りない人達が座るのだが、今回は空席のままであった。去年よりも全体の出席者数が減っているようだ。開場の発表では590名程であったとのこと、去年の700名よりも100名も減っている。いったいどうしたのであろうか?

6人の出席者も皆、二次会には行かないというから、私も歩いて帰宅した。少しさびしい会であった。


■2016-01-17-Sunday 宝くじ

帯広の長崎屋の宝くじ売り場から

去年最後の「年末ジャンボ宝くじ」の1等、前後賞の10億円が出たというニュースである。

東京有楽町などの、数多く販売する売り場から当たるよりも、長崎屋の売り場の販売数はかなり少ないであろうから、確率的にはスゴイ高率の当たりくじである。

だが、当たった人は果たして幸運なのだろうか?

不幸が待っているのではなかろうか?

宝くじの当選金は、一頃よりもかなり高額になっている。昔は1等が1億円だったように記憶している。

1等7億円を宝くじで当てた人の人生は、良かれ悪しかれ大きな変化をするであろう。

射幸心を煽って販売数を上げる魂胆なのだろうが、この売り方が果たして当選者を幸福にしているのだろうか?

「禍福はあざなえる縄の如し」と云うが、幸、不幸は交互にやってくるものだ。私の知人にも、1等の当選をしたという噂がある人物が居るが、この人は傍目には不幸にみえる。

1等の当選金額を高騰させて1人に7億円を当てるよりも、700人に100万円を当てた方が経済が活性化するのではないだろうか?

1000万円以上当たったら使わないで貯金するという人も多いだろうが、100万円以下ならパ〜ッと使っちゃうという人も多いだろうと思うのである。

これから、東京オリンピックの資金集めの為に、高額の宝くじなどが販売されるのだろうが、射幸心を煽るやり方は好ましくないと考える。


■2016-01-18-Monday

東京は雪に弱い街だなぁ〜。

たかだが5㎝程度の積雪で、大混乱をきたしているニュースが流れた。

ちょうど雪のピークが出勤前の時間帯とぶつかったから、東京の西側から東側の都心に向かう電車が、間引き運転や低速運転などをした為に、電車に乗れない客が、駅の外まで溢れ出たという。

そもそも、雪が降るという情報は、前日の天気予報でも言っていたのだから、公共交通機関は事前の対策を取るべきであったろう。

1000万人の人口を抱える東京は、何等かのアクシデント、それも些細なアクシデントでも起きると、たちまちパニックを起こしてしまう脆弱な都市である。

たった5㎝程度の雪で、しかも事前に分かっていたことで、これだけの大混乱である。これに予想が出来ない地震でも加わったら、いったいどうなってしまうのだろうか?

そもそも人が集まり過ぎている。都市の機能の許容範囲を遥かに超えた集中である。

その滑稽な姿を見て笑っていたら・・・。

北海道に大型台風並みの超大型低気圧が来襲するという。

2年ほど前に北海道を襲った大型低気圧と同様のものらしい。

帯広の降雪予想が18日の昼から翌日に掛けて80〜100㎝、19日はもっとすごくて100〜120㎝だと言う。

エ〜ッ、目と耳を疑った!

2日間で2mの降雪量だって!

しかも強風を伴うとのことだから、吹き溜まりが出来たり、ホワイトアウト状態になる最悪の状態だ。

20年程前に、一晩で90㎝と云う降雪は体験したことがあるが、200㎝なんて聞いたこともない。

いったいどんな状態になるのだろうか。

とりあえず、こまめに除雪をすることと、停電の備えだけはしておこう。


■2016-01-19-Tuesday SMAP

日本って平和なんだか、能天気なんだか・・・。

アイドルグループのSMAPが解散するとか、しないとかで騒いでいる。

何でも、SMAPの女性マネージャーと女性副社長との仲があまりよろしくないとか・・・。

よくある話である。

昼食に出掛けた蕎麦屋に置いてあったスポーツ新聞を読むと、この女性マネージャーが独立する意向であり、SMAPが一緒に付いて行くか否かということで、キムタクとその他の4人との意見が合わずにこじれた様であるが・・・。

まぁ、賢明だったのはキムタク一人で、女性マネージャーもその他の4人も考え違いをしているということだろう。

「長いモノには巻かれろ」と云う格言は、ある意味正しいのだ。勝算も戦略も何も無しに大きなモノに挑むのはただの愚行、蛮行である。

件の女性マネージャーは、SMAP全員が付いてきてくれると己を過大評価したのだろうなぁ〜。

でも、ジャニーズ事務所とまともに喧嘩別れしては、まず日本の芸能界では生きていけないであろうし、ましてやSMAPも既に全盛ではなくなっているのだから尚更であろう。

ジャニーズ事務所を離れた、旬でなくなったSMAPを使うテレビ局はなくなるであろうと考えるのが、ごく普通の考え方である。

この女性マネージャーが、SMAPを巻き込んだのが一番マズイ!

SMAPをここまでの人気アイドルに育てたのだから、たしかに敏腕マネージャーではあるのだろう。が、しかし、ジャニーズ事務所と云う後ろ盾があることで、テレビ局などが優遇してくれていたのであり、もしも、SMAPがジャニーズ事務所所属でなかったとしたら、果たしてどうであったのだろうか?

ハンサムなのはキムタクだけで、後はごく普通の顔である。そのキムタクだって顔は良いがスタイルはイマイチだし、中にはどう見ても普通以下と思える顔の人も居る。歌が特別に上手いと言う訳でもない。中にはトンデモナイ音痴の人も居る。踊りだって上手いのか?演技はどうなんだ?

司会だって、ダミ声で聞き難いし、客あしらいが上手いわけでもないだろうに・・・。

昔から、彼らが一体どんな能力で芸能界で活躍できているのか不思議でしようがなかった。

まぁ、日本の芸能界のレベルが幼稚園レベルであるから仕方がないかぁ〜くらいにしか感じていなかったのだ。別段、彼等に関心もないし・・・。

ただ、彼等が唄っていた歌は、良い曲が多いということに最近、気が付いたのである。それは、他の歌の上手い歌手がカバーしたSMAPの歌を聞いた時であった。SMAPが唄うと良い曲も駄作にしか聞こえなかったのだから不思議なものである。

昨晩の自分達の冠番組で公共の電波を使って解散しない旨を伝えたというのだから呆れるなぁ〜。そんなに重要なことなのか?

件の女性マネージャーは、今月で芸能界から完全に引退をするそうだが、強いモノと戦う時には、しっかりとした戦略と事前の準備が必要なのだということが身に染みたであろう。

これだけの騒動を、己の浅はかな考えで引き起こしたのだから、仕方がないことであろうなぁ〜。よくある謀反の失敗である。


■2016-01-20-Wednesday 訃報

帯広マジック愛好会の元会長の

河瀬勝郎(83)さんが18日にお亡くなりになった。

昨日19日の19時から、その河瀬さんが主導して始まったマジック教室を坂本ビル6階で開催する予定になっていた。

17時の会社終業後に夕食を摂る為に、一旦、自宅に戻って十勝毎日新聞のお悔やみ欄を見て驚いた。

河瀬さんの逝去が掲載されていたからだ。

3日前の16日の昼に、小野寺勇さんの1年祭で同席し、マジック教室の話をしたばかりであった。

昨年、すい臓癌の手術をされてからマジック教室は休みがちであったが、昨年12月の例会には出席して「マジック・ミュージアム」も見学していき、来年からはリハビリを兼ねてまたマジックをやりたい。とおっしゃっていたのに・・・。

19日のマジック教室に来た「マジック愛好会」のメンバーも皆一様に驚いていた。

16日は、病み上がりであるから、顔色はすぐれなかったが、一人で歩いておられたし、最初から最後までずっと出席されていたから、だいぶ回復されたんだなぁ〜と思っていたのに・・・。

河瀬さんは、私より二周り上の戌年生まれで、帯広市議会議員も務められた。マジックはかなりの年齢になってから始められたようであったが、とても熱心な人であった。

私が2007年3月末に「北の屋台」を卒業して、4月から「マジック図書館」を造っているとの新聞記事を読んで来社し「是非、あなたにマジック教室の講師をして欲しい。あなたにマジックを習いたい!」と熱心に口説かれたのである。

しばらくマジックの指導からは離れていたこともあり、最初は渋ったのであるが、数度の来社に根負けして引き受けたのであった。

これがきっかけになって、勝毎アカデミーでのマジック教室なども始めることになったのだから、ある意味、私の第2のマジック人生の再出発を後押ししてくれたことになるのかもしれない。

2周りも年下の私を「先生、先生!」と呼んで、熱心にマジック教室に通ってくれたことを思い出す。

あの世に逝っても、きっと周りの人たちにマジックを披露して楽しんでいることであろう。ご冥福をお祈りする(合掌)。


■2016-01-21-Thursday 諸事雑感

2mの降雪量になると脅かされた暴風雪は、

帯広は27㎝とたいしたことがなくて良かったが、北見などのオホーツク方面は2日間で135㎝の降雪量があったと云うから大変だ。

停電があったり、陸の孤島と化した所もあるという。

高齢化社会になって除雪作業が出来ない地域は、どうするのだろうか?

車道はブルドーザー等の機械で除雪が可能だが、民家の敷地で機械を入れられない狭い場所は人力で除雪をしなければならないが、少子化だし、過疎なのだから、除雪の人手がまったく足りないだろう。一軒家に暮らす老人のライフラインの確保自体が大変な作業となっていくであろう。

雪国は、この対策も早急に考えなければならないだろう。

自宅の方は寝る前に2度の除雪作業をやっておいたし、サラサラの粉雪であったから、朝一番の除雪は楽であった。が、この粉雪と云う奴は後から大変になる。風で飛ばされて吹き溜まりが出来るとその雪は固く締まっているので除雪作業が面倒なのである。

しかも、どけてもドケトモ飛んで来るから嫌になってしまう。それでも、オホーツク方面の方々の苦労とは段違いであろう。

18日に急逝された河瀬勝郎さん(元帯広マジック愛好会会長)の通夜、葬儀、忌中引と出席したきた。帯広市議会議員を3期務められているし、清川地域の名士でもあるから、大勢の出席者であった。

焼香順番の読み上げでは、親戚縁者の多さにも驚いたが、私の名前まで読み上げてくれたので感激した。改めてご冥福をお祈りする(合掌)。

河瀬さんもマジック道具はかなりの数を持っていると思う。

北海道のマジック愛好家の間では、親交のあったマジシャンが形見分けの様にして道具を貰い受けるような習いがあるようだが、できればバラバラに散逸させずに、現在整備中の「マジック・ミュージアム」に寄贈をしてもらいたいものである。

その方が、河瀬勝郎の名前が残ると思うのであるが・・・。

ここ最近のニュースを見ると、日本の劣化が激しいような感じがしてやまない。

商売の倫理観の欠如が生み出している事故であり、事件である。

背景には「拝金主義」があるような気がしている。「金」の為に「安全」や「信用」をないがしろにしている。

昔から商売とは「信用」が第一なのである。信用と云うものはコツコツと地道に積み上げていくしか築くことは出来ないが、この信用を失うには一瞬の悪事で事足りるのである。それも些細な悪事で・・・。

そのことに、もう一度商売人が気付くべきであろう。


■2016-01-22-Friday 第10番惑星

21日のニュースで

米カリフォルニア工科大学のマイク・ブラウン教授の研究チームが太陽系の最外縁部に存在する未知の巨大惑星を発見した可能性があると発表した。まだ直接の観測には至っていないが、数理モデルとコンピューターシミュレーションを通じて発見されたと云う。

「プラネット・ナイン(Planet Nine)第9番惑星」と呼ばれているこの天体は、地球の約10倍、冥王星の約5000倍の質量を持ち、「太陽系外縁部の異様な、非常に細長い軌道」を巡っている。「この新惑星が太陽の周りの公転軌道を完全に1周するのには1万〜2万年かかる」と推定されるというから驚いた。

世界の「不思議」なことに興味があるある私は、その方面の書籍をかなり読破しているから「第10番惑星ニビル」という伝説の存在を知っていたのである。

これは、古代シュメール文明(6000年前に現在のイラクとクウェートにあたるメソポタミア南部に興った文明)に関係している。

このシュメール文明の粘土板を解読したと云うシッチンという学者によれば「シュメール人が記した太陽系図には太陽・月と9つの惑星が正しく配置されていたが、更に未知の太陽系第10番惑星が描かれていた。この惑星はニビルと呼ばれ、3600年毎に地球に接近し、大洪水や天変地異をもたらす巨大な赤い星である」と書かれてある云うのである。

今回発見(未確認)されたという「第9番惑星」と云う名称は、冥王星が2006年に惑星から準惑星に格下げされたからであって、我々が学生の頃には太陽系には9の惑星があったことになっていたから、そのままならば第10番惑星ということになる。

これまで、この「第10番惑星惑星ニビル」の存在は科学者には一笑にふされてきたが・・・。実はかく言う私も笑っていた一人であるが・・・。

1万年周期と3600年周期という開きがあるが、太陽系には未知の星があって、それが、その周期で地球に接近するという部分は同じ様に感じる。

もしも、その接近によって恐竜絶滅やノアの箱舟の大洪水などが引き起こされたなら・・・。

今回の学説を発表した研究グループによれば、5〜6年後には望遠鏡でその存在が発見されるだろうとのことだから、そうなると、シュメール文明が脚光をあびるかもしれない。

この宇宙には、まだまだ人間の知恵では分からないことが一杯あるようで面白いなぁ〜。


■2016-01-23-Saturday 土曜日

午前中にマッサージ機が届いた。

11日に妻の携帯電話の買い替えの為に、市内の電器販売会社に一緒に出掛けた時のことである。

手続きには、やたらと時間が掛かったのであるが・・・。

その手続きの間、暇潰しに店内の商品をジックリと見て回っていたのだが、1時間掛けて見終わっても、まだまだ時間が掛かると云う。

これ以上の時間を潰すには、マッサージ機のデモ機を試すのが一番良いかと思い、数台の機械を順に試していたら・・・。

私が、マッサージ機の購入を真剣に検討している客にみえたのだろう、店員が寄って来て熱心に説明をしてくれる。

10年前のマッサージ機ではあるが、当時の最新鋭の機械が自宅にあるのだが、あまり使っていない。

中学生時代から、腰を痛めていて、定期的に人間のマッサージ師に掛かっている身としては、10年前の最新鋭機でも機能に不足を感じるのだ。

だから、依然として定期的にマッサージを受けているのである。

だが、今回試した最新鋭の機械は4台とも機能が違っていて、それぞれに特徴があり、しかも、どれもがとても私に効くのである。

特に、足と肩のマッサージ機能が格段に向上しているのだ。

店員は「60回分割の月払いという方法もあります。手数料も金利も掛かりませんし、この機械の値段を60回で割れば1月分の支払いは、1回のマッサージ代よりも安くなりますよ。これを毎日でも自宅で出来るんですよ」と電卓片手に説明を始める。

マッサージ機に乗っている15分間ずっと傍に居て説明されるのであるが、妻の携帯の手続きは、まだまだ終わりそうにもない。

最初は、暇潰しの冷やかしのつもりが、4台も試している内に、段々とその気になってきてしまった。

最後は結局、購入してしまったのである。

その機械の搬入が午前中であった。重さが80㎏くらいある。古い機械はもっと重くて100㎏ほどもあるが、こちらは会社に運んでもらうことにした。男性3人での作業であるが、ごく短時間で終了した。

すぐに試してみるが、やっぱり最新鋭機は素晴らしい。10年前の機械とは格段の差がある。これで腰や肩が楽になれば良いのだが・・・。

昼から、隣町の音更町文化センターへ、つかこうへい原作の演劇「熱海殺人事件」の舞台を観に行く。風間杜夫、平田満ら4人での劇であるが、テレビでは絶対に放送出来ない放送禁止用語満載の演劇である。

十勝の観客は、こういうアングラっぽい演劇には慣れていないのだろうなぁ〜。隣の席の人は、放送禁止用語のセリフを聞くたびにため息をついていたから・・・。

倉本聰の演劇とは正反対であるから、かなり戸惑っている様子の客が多かったように思えた。

チケット購入が遅かった為に、後ろから3列目中央の席しかなかったので、セリフがやや聞き取り難かったが、ご当地用のアドリブもあったりして、やはり生の演劇は面白いものである。

帯広にももっとこういう生モノが多く来て欲しいものであるなぁ〜。


■2016-01-24-Sunday 誕生日

昨日23日はマジックの師匠であった

故ジミー忍師の奥様、マコママの○○回目の誕生日である。年齢を伏字にしたのはやはり女性であるから・・・。でも、マジック・ミュージアムの新聞記事では、マコママの年齢はしっかりと書かれているから、今更ではあるが・・・。

去年の12月3日の「奇術の日」に「マジック・ミュージアム」のプレ・オープン式を開催した。

この「奇術の日」の制定には、故ジミー忍師が大きく関わっている。

ジミー師は、30年程前に、マコママへの感謝の気持ちから、マコママの誕生日である1月23日が、マジックの掛け声の「ワン・ツー・スリー」の数字の並びと同じであることに着目して、大勢のプロマジシャン達に、「奇術の文化を広める為にマジックの日を制定しよう」とはたらきかけたのである。

奇術協会の役員であった松旭斎すみえさんらが、賛同して25年前からイベントが始まった。月日はイベントの組み難い1月末よりも、クリスマスが近くてイベントをやり易い12月3日になってしまったが・・・。

「マジックの日」は「奇術の日」になり、1月23日は12月3日になったが、ジミー師の提言が採用されて始まったという経緯は変わらない。

夜に、マコママに電話してお祝いの言葉を掛けたが、仲間がパーティを開いてくれたと云う。その席でも「マジック・ミュージアム」のことが話題の中心であったという。一番の誕生プレゼントだと言ってくれたことが、私にとっても嬉しいことである。

今日は、昼から自宅の町内会の新年総会が市内の北海道ホテルで開催された。何度も、このブログに書いているが、町内会も高齢者が増えてきて、年々参加者が減っている状況である。

私は副会長を仰せつかっているので、総会の議長をやらねばならない。会長は元帯広市議会の議長を務めた方であるから、その会長を横にして、私が議長をやるというのもおこがましいことであるが・・・。

総会は短時間で終了し、すぐ懇親会に入る。余興にマジックの実演を依頼されているが、毎年、同じ演目をやるわけにはいかない。

私にもプライドってもんがある。しかし、サロンマジックのレパートリーが少ないからいつも悩みの種である。今年は、スプーン曲げでお茶を濁したが・・・。

まぁ、一応皆が驚いてくれたので、良しとするが、妻からはもっと派手なものをやれば良いのにとダメ出しである。

言うだけなら容易いことであるが・・・。

昼から酒を飲むと、身体がダルイ。自宅に戻ってからの時間がやたらと長く感じる。

買ったばかりのマッサージ機を堪能して時間を潰す。

夜は、NHKの大河ドラマ「真田丸」を見る。最近のドラマの受ける受けないの分かれ目は、テンポの良し悪しであろう。

前作は進行テンポが悪かったから、視聴率も悪かったのであろう。今回の進み具合はなかなか良いテンポである。

草刈正雄の飄々とした演技が良いが、逆に大泉洋はこれまでのイメージとは違って真面目な男を演じているがあまりピタッとはハマっていないなぁ〜。

まぁ、これから面白くなっていくのであろうと期待している。


■2016-01-25-Monday マジック・ミュージアム

去年12月3日にプレ・オープン式を開催したが、

何度も書いているが、故ジミー忍師所縁(ゆかり)の「奇術の日」に合わせてイベントをやりたかったので、かなり無理を承知で強行したのである。

マジックの道具類をただショーケースの中に入れただけなので、これから鑑賞に堪える様に、並べ直さなくてならないし、マジックの素人の人が観ても理解出来るようにキャプションを付ける作業をしなければならない。

一般開放のグランド・オープンは7月16日の予定なので、まだ半年の余裕があるとノンビリ構えていたが・・・。

見栄え良く並べ替えをやってみると、どうしてもショーケースが足りないのである。

ゴチャゴチャッと隙間も無く並べるのも一考だが、そればかりでは博物館という感じがしない。

大英博物館の展示の仕方を本で調べてみたら、一品一品の間隔を空けて、あらゆる角度から見えるようにしてある。貴重なモノなら一品でひとつのショーケースに飾ってある。複数の展示物が重なって見えるような展示の仕方はほとんどない。

かといって、スペースには限りがある。もともと大英博物館のような広大な空間など望むべくもないし、較べるほうが間違っているのだ。

バックヤードを造って、飾れない展示物を保存しておいて、たまに入れ替えをするというのも一考であるが・・・。

ただ、なるべく多くの品物を展示したいのが人情ってもんである。せっかく沢山あるのだから、全てを見せたいと思うのだ。

ゴチャゴチャッとした展示で数を多く見せるというのも手法のひとつかもしれないなぁと思いだした。

もともと優雅な博物館など望んでもいないからだ。

それにしても、ショーケースがどうしても足りないから、建具屋さんに来てもらって、どうにか出来ないか相談をしてみた。

場所を広げることは無理であるから、空間を活用するしか方法がない。今置いてあるテーブルを改造してみたり、低いショーケースを高くしたりするしかない。

ようやく相談がまとまって、新たな展示空間を造り出せそうな感じである。

グランド・オープンまでには、まだまだお金も智恵もかなり必要なようであるなぁ〜。


■2016-01-26-Tuesday 大寒波

世界中異常気象である。

日本では、奄美大島に雪が降った。115年振りだと云う。その南の沖縄にまで雪が降った。こちらは観測史上初めてだという。

ニュース映像を見たら、九州の長崎では17㎝もの積雪であるという。あの急峻な坂道だらけの長崎では、夏タイヤのままの自動車では昇り降りは怖くてというよりも物理的に出来ないだろうなぁ〜。あちらこちらで事故が多発しているようだ。

日本海側の雪もひどい状況だが、ふだん雪が降らない場所で降ると大混乱である。今後は、観測史上初めてとか、100年振りとかの異常気象が常態化するのかもしれない。これまでの常識が通用しなくなっている。

夏の大雨、秋の台風、冬の大雪。気の休まる季節が無くなりそうである。

アメリカのニューヨークでも大雪が降っているというし、台湾にも雪が降ったという。北極の寒波と偏西風の関係らしいが、日本だけでなく世界中で異常な気象状態が続いている。

十勝では、気温は低くてやたらと寒いが、それでも雪は降らなかった。

寒いと言っても、私が子供の頃に経験した−33℃の気温ではない。せいぜいが−20〜25℃くらい、帯広市内なら−20℃程度であるから、別段驚くほどの寒さではない。

雪はやっかいな代物であるが、寒さは、ストーブや服を着込むことで対処が可能である。服だって、着膨れすることがない薄い素材のモノが出てきているからファッション的にだってダサいということもないだろう。

断熱材の性能も上がってきているから、少ないエネルギーで家を温めることが出来るようにもなってきている。

普段から寒い場所に暮らしているから、−20℃くらいはヘッチャラである。

先日のテレビ番組「人生の楽園」では帯広に移住して来た夫婦を取り上げていたが、移住先に十勝を選んだ理由の一つが「雪が少ない」であった。

何度もこのブログに書いているが、札幌市は人口170万人以上の日本第5位の大都市であるが、世界中を探したって、こんな豪雪地帯に、これだけの人口が集まっている都市はない。

昨日のニュースでは、札幌は去年よりも5千人人口が増えたそうであるが・・・。

札幌は、毎年、捨てるだけの除雪費用だけで150億円も掛けてるなんて、私に言わせれば狂気の沙汰である。寒くても雪の少ない十勝に行政機能を移すべきであろう。

今後、少子高齢化で人口減少が進めば、札幌の除雪はこれまで通りには出来なくなることは必至であろう。その時になって慌てても遅いのだよ!

早目早目に手を打つべきだと思うがねぇ〜。


■2016-01-27-Wednesday 免許証更新

自動車運転免許証の更新に行って来た。

6年振りのゴールド免許である。

そもそも、私は自動車の運転が好きではないし、スピード恐怖症でもあるから、交通違反をすることなど、めったにないのだが・・・。

1977(昭和52)年の4月に普通免許を取得したが、1988(昭和63)年にスピード違反で捕まって以来、2010(平成22)年までの22年間は無事故無違反を続けてきた。

この平成22年の免許更新の直前に、釧路からの帰り道でネズミ捕りに捕まった。時速40㎞制限のところを50㎞/hで走っていて捕まったのである。

私の車をすごいスピードで追い抜いて行った車が、何故だか急ブレーキを踏んで減速した。きっとネズミ捕りのレーダー探知機でも付けていて、反応したから減速したのだろう。

私は、ずっと60㎞/hぐらいで走っていたが、ブレーキを踏むのは嫌いなので、エンジンブレーキで減速したのだが、50㎞/hまでにしか減速できなかったようである。

だが、私はスピード違反をしているつもりもなかったから、そのまま走っていたらパトカーが横道から出てきて「前の車、停まりなさい!」と言われて違反切符を切られた。

前の車は、ネズミ捕りを越えた後に、再び猛スピードで見えなくなっているのに・・・。理不尽さを感じたが・・・。

頭に来た私は、自宅近くのイエローハットに行って、ネズミ捕りのレーダーを購入して車に取り付けたのであった。

このすぐ後に、今度は、帯広市内の道でまたネズミ捕りに捕まった。これも時速40㎞制限の場所であった。しかし、この時には私の車の直前に別の車が走っていて、私はこの車の後ろを走っていたのに捕まったのである。私は「おかしいじゃないか!」と抗議したが受け入れられなかった。

またまた頭に来た私は、イエローハットに行って、今度は車載カメラを買って取り付けたのであった。

この2件の些細なスピード違反で、2010(平成22)年の免許更新の時はブルーの免許証になってしまった。

この時以来、再びズ〜ッと無事故無違反を続けているのであるが、何故だか、2013(平成25)年の更新時にはブルーのままだったのだ。3年間の無事故無違反ではゴールドに戻れないと云う。

今回、6年振りにようやくゴールドに復帰できたのである。

私の様な、安全運転の人間を、些細なスピード違反で捕まえるよりも、危険な運転をしているドライバーを捕まえろよ。

警察は、毎日、毎日、私の会社の前の4方向右折禁止の交差点で、パトカーで待ち構えていて、右折した車を捕まえている。

道路標識を見ないで運転している危険なドライバーではあるが、注意して正しく誘導してあげれば良いだろうに、だから警察官は嫌われるんだゾ!


■2016-01-28-Thursday パスポート

最近のニュースや新聞を見ると

中国やオーストラリアなどからの観光客が増えているように書かれているが・・・。

2015年には過去最高の1900万人超もの訪日観光客が来たと言って大騒ぎしている。

世界一の観光立国フランスの観光客数は年間8000万人超であるから、まだまだその4分の1以下でしかないが・・・。

先日、ある数字を見て驚いた。

日本人のパスポート所持率が何と24%であると云う数字である。

と云うことはだ、逆に言えば76%の人が日本から出たことがないということでもある。

そんなバカな、何かの間違いじゃぁないのか。

たったの4分の1の人しか日本から出たことがないって!

1ドル80円の円高の頃は、日本人観光客も欧米を賑わせていたじゃぁないか!

かつてのジャルパックの旅行鞄とカメラを肩からぶら下げて、旗を持ったガイドの後ろをゾロゾロと歩き、パリの有名ブランド店を占拠する日本人観光客のイメージってなんだったのだろうか。

同じ人が何度も何度も外国に行っていて、ほとんどの人は日本から出た事もないってのか!

最近のテレビ番組を見ると、やれ「世界の果てに云々」だの「日本人妻が云々」など世界中の観光客が行かない様な場所まで映し出してくれるから、実際に外国に行かなくても行った気分にさせてしまうからなのだろうか?

ゲーム好きな若者は、実際の旅行よりもバーチャルな体験の方を好むのだろうか?

だとしたら、この種の番組は、旅行を喚起させるよりも、むしろ減退させる方向に寄与しているような気がする。

現地の気候(空気や水の中)で、実際に口にして初めて味が分かるのである。外国の有名レストランに、味の何たるかも分からないような芸能人を派遣してグルメリポートさせることが、逆に、旅行客を減らしているとしたら・・・。

こう云った番組のスポンサーには航空会社がいて、ファーストクラスかビジネスクラスの席を提供して宣伝し、一般客にも乗ってもらおうとしているのだろうが、それが裏目に出ているとしたら・・・。

日本から出たことのない人が4分の3も居て、4年後の2020年東京オリンピックには、外国人をモテナソウって云うのか?

政府は円安に誘導しているから、出たくても出られないのかもしれないなぁ〜。


■2016-01-29-Friday バースデー

今日29日は私の58回目の誕生日。

別段、誕生日だからと云って嬉しい年齢でもないし、パーティを開く訳でもないし・・・。

自宅で妻と母と3人で、ケーキすらない、いつもと同じ夕食である。まぁ、こんなもんであろう。

昨晩、市内の北海道ホテルで帯広青年会議所(JC)のOB会の新年総会が開催された。

2年前に会長を務めたので、日程が合えば出席をするように心掛けている。

JCOB会は、18:30からの開始であるが、例年なら席に着くなりお酒を飲み始める会である。しかし、この日は様子が違っていて、誰も酒を飲んでいない。今年の執行部は超真面目な連中の様で、乾杯の音頭まで酒を出さない方針だと云うのである。

だが、着席しての喫煙はOKの様で、灰皿は最初からテーブル上に置いてある。酒を出さない分、手持無沙汰になったメンバーがスパスパとタバコを吸うので、たちまち会場は煙臭くなってしまった。

酒を飲まない人にとっては、酒飲みが飲んでも酔っ払ってカラミさえしなければ別段周りに迷惑を掛けることはないが、タバコは煙が出るからとても迷惑である。副流煙は健康にもヨロシクない。

タバコを吸わない身としては、酒よりもタバコの方を禁止してもらいたいものである。

飲めると思って行ったのに、18:30の開始から19:10までの40分間も飲み食い無しというのは、ちょっと辛いなぁ。いきなり全てのドリンクを禁止というのじゃぁなく、せめてソフトドリンクくらいは出して欲しいものであった。


■2016-01-30-Saturday 演劇

倉本聰の「屋根」を観劇してきた。

14時から隣町の幕別町百年記念ホールで倉本聰の原作・演出の劇「屋根」の公演を妻と二人で観て来た。

これまでに、倉本聰の演劇はほとんど観ているが、今回の「屋根」はその集大成のように感じた。

一場面、一場面にこれまでの作品に重なる部分が登場するのである。どこかで、この作品に繋がっているのであろう。

倉本作品の底にある戦争反対、便利過ぎる物質文化への危機感、地球環境問題への意識が共通して流れているように感じた。

役者の台詞に共感を覚える言葉が多い。

徴兵に反発して逃げる猟師役の人が「人を殺して食べるのか?」「俺は食べる為に動物を殺す」「食べもしないのに殺すことはしない」云々のセリフがあったが、まさにその通りである。地球上の動物で食べないのに殺すのは人間だけである。昨今のテロだの空爆だのを繰り返す人間は一番愚かな動物である。

先週観たつかこうへいの「熱海殺人事件」も面白かったが、倉本聰の悲壮感もまた良い。やはり、演劇は生で観るのが一番である。

ただ、今回は観劇のマナーを知らない男性客が居るのがとても気になった。

私のすぐ近くの席で、的外れな解説や場面の予測を大きな声で得意そうに連れの女性にするのである。「黙って観てろよ!」笑う場面で声を出して笑うのは良い。しかし、的外れな解説をされることほど迷惑なことはない。

連れの女性に知ったかぶりをしたいのだろうが、恥をかいていることを分かっていないのだろうか?

劇中の後半部分に、主人公の息子が1億5千万円の借財を背負って破産し夜逃げをしようとする場面がある。この直前に、来客があり、昔の恩義に対するお礼として小さな木の箱を置いて立ち去る場面があった。

その観客が「きっとあの箱の中に1億5千万円が入っているんだぞ!」と大きな声で言う。

そもそも、この小さな木の箱になら、現金ならせいぜいが500万円ぐらいしか入らない様な大きさでしかないのに・・・。

小切手なら逆に箱にいれるはずもないし・・・。

知ったかぶりして、的外れなことを、得意そうに大きな声で言うから、周りは苦笑していたが・・・。

こういうバカな奴が観劇の一番迷惑な客なのである。

観劇の後で、一日遅れの誕生祝いの食事に出掛けた。久し振りに焼鳥が食べたくなったので、焼鳥屋で一杯飲んでから、これまた久し振りにカラオケに行って夫婦で2時間半も唄ってきた。精密採点で点数を競うのであるが・・・。

まぁ、妻が怒るから結果は書かないでおこう。


■2016-01-31-Sunday フィギュア

フィギュアと私が書くと

フィギュア・スケートのことかと思うかもしれないが・・・。

ここで書いたフィギュアは「人形」のことである。

マジック・ミュージアムの収集品のキーワードは、手品・奇術・マジック・魔術・魔女・魔法使い・モンスター・お化け・妖怪等など、直接マジックに関係していなくても「不思議」と云う観点から収集をしている。

以前にも書いたことだが、大学3年生の時に駒澤大学手品奇術研究会の発表会で「マジカル・ミステリー・ショウ」と題して、お化けやモンスターにマジックを演じさせるという演出を行なった。

その際に、お化けや妖怪やモンスターのことを調べている内に好きになっていったのである。

特に、「魔女」には思い入れがあって、何故だかオズの魔法使いの緑色した西の悪い魔女エルファバが大好きなのである。

以来、オズの魔法使いのグッズを見掛けると購入していたのだが・・・。

今年7月中旬のマジック・ミュージアムの一般公開に向けて、魔女や魔法使いなどのキャラクターのフィギュアを充実させたいと考えて、ネットオークションで典型的な魔女の恰好、すなわちトンガリ帽子にホウキというスタイルのフィギュアを収集してきた。

例えば、最初は「奥さまは魔女のサマンサ」などが対象であったが、その内に魔女なら何でも良くなってきて、「かわいい魔女ジニー」などのフィギュアまで幅が拡がってきた。

こうなると持ち前のコレクター魂がうずく。魔女と名の付くものを集め出したのであった。

更に、アニメなどのキャラクターが魔女やマジシャンに扮しているモノにまで手を広げてしまったのであった。

ところが、誤って彩色をしていないレジン製のフィギュアを何点か購入してしまったのである。

私にはプラモデルなどを造る趣味はないから、友人に依頼して、その方面の達人を紹介してもらうことにした。

果たして、組み立てと彩色で、どのくらいの見積もり額になるのだろうか?

もしも高ければ、組み立てと彩色は諦めて、ネットオークションで売れば、こう云う系統が好きなオタクが多そうだから、かなりの高値になりそうではあるが・・・。