■2016-07-01-Friday 遠方からの来客
群馬県のアマチュアマジシャンである
今井雅晴さんからかなり以前にメールが入り、6月の末頃に函館に行くので、その際に帯広まで足を伸ばして、貴方のマジック・ミュージアムを見学したいと云う。
今井さんは、マジックの創作でも有名な方で、私も今井さんの書いたレクチャーブックを所持している。
まだオープン前であることを説明して、その状態でも良ければと承諾した。
先日は、千葉の知人の距離感覚と時間感覚のことを書いたが・・・。
函館と帯広の距離は鉄路でみると約451㎞もあって、列車で一番速い特急でも5時間30分も掛かる。
これは本州で言えば、東京ー京都間が約476㎞であるから、「東京に来たから、ついでにちょっと京都まで足を伸ばす」と言っているのと同じ距離感覚である。
新幹線で東京ー博多間の所要時間は約5時間であるから、時間感覚で言ったらこちらになるか。いずれにしろ北海道の人間からしたら函館と帯広はかなり遠い場所だという感覚なのであるが・・・。
函館から、その遠い場所である帯広にマジック・ミュージアム見学の為だけに来てくれるというのであるから、こんな嬉しいことはない。
2人で来られたが、2人でフランスのマジック博物館も見に行ったと言う。帯広の方が展示物数も規模も上だと言ってくれたので、益々嬉しい。
マジックマニアと一般の方とは見方も視点も異なるであろうが、色々と貴重なアドバイスもいただいた。
実際にオープンしたら、どれくらいの観客が見に来てくれるのであろうか?期待と不安が入り混じっている。
■2016-07-02-Saturday テレビ取材
16日のオープンが迫ってきた
マジック・ミュージアムであるが、テレビ局から取材の依頼が入った。
TBS系列で北海道ではHBC北海道放送局が制作している「今日ドキッ!」(月〜金曜日の15:44〜19:00放送)と云う番組である。この時間帯にテレビを見ることは少ないから、どんな番組なのかは良く分かっていないが・・・。
北海道の情報番組であるようだ。
電話では、かなり濃厚な取材をしたい意向の様である。
15日の内覧会から前夜祭(オープンレセプション)の模様、16日のオープンの模様以外にも、11日に帯広入りするマジックの師匠だった故ジミー(聖)忍師の夫人マコママが帯広空港に到着するシーンも撮りたいなどと要請されている。
なんだかドキュメンタリーみたいになるのだろうか?
月曜日にプロでューサーが帯広に来て詳細の打ち合わせをすると云う。これまた忙しくなりそうである。
汚れていたマリリン・モンローのマネキン人形をキレイに洗浄したが、色も剥げ落ちているので、このまま展示するのはモンローファンとしては忍びないので、業者に依頼して塗装をし直してもらうことにした。
また入口に看板も必要なので、それの制作依頼もした。
まだまだ16日のオープンまでにやらなければならないことが一杯である。
■2016-07-03-Sunday 同窓会ゴルフ
母校の同窓会主催のゴルフ大会があった。
帯広柏葉高校同窓会の役員をやっている関係で、この同窓会コンペには同期の26期卒業生を誘って毎年参加している。
今年は帯広国際カントリークラブを会場に、参加者は年長者は帯広中学21期生(昭和5,6年生まれ)からの80名超で、26期生からは9名の参加があった。
個人戦(ダブルぺリア)と団体戦(同組の上位3名のネットスコアの合計)2種目の表彰があるが、ここ近年は26期が団体戦の優勝をしている。
今年の組み合わせは、26期の第1組目として、坂本、上野、桜井のハンディ上位者が3人固まったから大いに期待ができた。
上野君はこの日絶好調で中コースはなんと37打(1バーディ・2ボギー)、私は41打(5ボギー)、桜井君は49打であった。
西コースは上野君は44打(4ボギー・2ダブルボギー)、私は41打(3ボギー・1ダブルボギー)、桜井君は45打である。
いつもはスコアの良い桜井君が今日は調子が悪くて、皆に迷惑を掛けて申し訳ないと言い訳しながらのプレーであったが・・・、
プレーを終えて、風呂に入り、表彰会場に行くとダブルぺリア方式の隠しホールの表示がしてある。普通は全員のプレーが終わるまでは表示をしないのだが・・・、その理由の一つは、スマホ全盛のこの時代であれば、まだプレー中の人に、隠しホールの情報を送ることが可能だからだ。
ちなみに、ダブルぺリア方式の採点法というのは、1コース9ホールの内6ホール(1ラウンド2コースであるから18ホール中の12ホールになる)を抽選や主催者などが隠しホールとして決め、その隠しホールのオーバーパーの打数を足して1.2倍してハンディキャップを決めるという方式である。オフィシャルハンディを持っていない人が多く参加する大会ではこの方式でハンディを決める事が多い。
ダブルぺリアだと運の要素が加わり、終わってみなければハンディキャップが決定しないと言う面白さがある。
私のオフィシャルハンディキャップ(OHD)は12.0だから、41+41=82(グロス)−12.0=70(ネット)だから、パー72打だから2アンダーということになるのだが・・・。
ダブルぺリアで多いHCを貰うには、スコアの出入りが激しくて、打数を多く叩いたホールが隠しホールに当たっているのが良いのである。今回の私のスコアの様に、出入りが少ないスコアはダブルぺリア向きのスコアではないのだ。
同組で回った上野君のハンディは普段は8くらいでプレーしているという。彼はグロス81打で私よりも1打良いし、バーディもダボもあるから隠しホールが上手くハマればネットスコアは良くなるのだ。
3人で確かめ合っていたら、私はパーを取ったホールがことごとく外れているのだ。こんなこともあるのだなぁ〜。
このダブルぺリア方式で計算してみると、私のハンディは10.8になり、上野君は8.4になったのだから面白い。
結局、個人戦は私が優勝したのであった。上野君はベスグロで第4位、団体戦も私達の組が獲得した。
数年前にもこの同窓会コンペで優勝したことがあったが、久し振りにダブルぺリアの隠しホールにハマった結果であった。
■2016-07-04-Monday 勝毎「論壇」
2016年7月4日十勝毎日新聞「論壇」掲載
「いよいよオープン マジック・ミュージアム」
北の屋台を卒業した2007年4月から仕事の合間にコツコツと作業を続けて9年、ついにこの16日(土)に一般公開できる段階にまでこぎ着けた。
マジックのコレクターは、日本には少なくても十数人がいると思われるから「マジック博物館」は他にもありそうな感じであるが、実は日本で唯一の施設なのである。
コレクター心理は、展示場を造るお金があったら、その分、収集品の充実に掛けたいと思うようだ。だが、一般公開をしなければ、自己満足で終わってしまう。自分だけでニタニタ眺めているだけではマジック文化は伝播(でんぱ)しない。
ネットで検索すると、世界にはマジック博物館が数カ所あるようだが、写真を見た限りでは、わが「マジック・ミュージアム」の展示品の種類は世界一ではないかと思っている。
それは、マジックの嗜好(しこう)の方向性が異なる3人のマジシャンのコレクションが一堂に集まったからだろう。3人とは、マジックの師匠でプロマジシャンのジミー忍(故人)、音更町のアマチュアマジシャンの植田広志(故人)、そして私だ。
ジミー忍コレクションは、ステージ衣装、自ら制作したオリジナル道具、昔の8ミリフィルムなどコレクターといえどもなかなか手に入れることができない唯一無二のものが多い。また、生前からマジック博物館造りを宣言して、トランプ、ポスター、絵、小物などを多数収集していた。
植田広志コレクションは、建具屋という職業柄か自ら制作したと思われる木製の道具や、市販の道具が部屋いっぱいに整理されていた。アマチュアは、プロとは違って演技のジャンルが固定されていないから、コイン、カードなどの小道具類から、ステージマジックの大道具までバラエティー豊かなコレクションである。
坂本コレクションは、書籍が中心だ。マジックだけに限らず「不思議」というテーマで47年間にわたって収集しており、その数は1万5千冊を超える。道具類は私の美意識で「美しい」と感じるモノや「面白い」と思うモノばかりを集めてきたから希少なものが多い。
この三者三様のコレクションを、約170平方メートルの部屋に並べ、実演用のステージも設置した。マジックに興味のない人でも十分に楽しめる施設であると自負している。
諸般の事情から、今回は「セミ・オープン」という形にした。9月末日までは無休で開館するが、その後は来年4月末まで休館し、再整備をしてからグランドオープンとする。永遠に未完成な博物館かも・・・。
■2016-07-05-Tuesday 寄贈品
16日にオープンさせるマジック・ミュージアムであるが、
ここにきて、全国各地から「展示して下さい」と寄贈の品物が続々と届いている。
今日は、札幌の勇崎建夫さんからA全版のパネルが8枚も届けられた。
勇崎さんのことは以前にも、このブログに書いたが、お父様がプロのマジシャンであった。
東京堂出版と云う出版社がマジック関係の本を多数出版しているが、その中に「マジックグッズ・コレクション(土屋理義著)2009年刊」というA5判145ページの本が在る。
その26〜27ページに「北都の奇術師ー勇崎天暁の魔奇術研究」という項目があって、この文中に「十勝毎日新聞」「帯広(藤丸)」の文字を見つけて「フ〜ンこんな人が居たんだなぁ〜」と思っていた。
私が大学生の頃に、新宿の百貨店に「天地奇術」というマジック売場があって、そこに「天地創一(本名:岡本健司)」さんという社長兼ディーラーをやっていた人が居た。話をしている内に、私が帯広の出身だと言ったら、自分も札幌出身なんだよと言って色々なことを教えてくれたのであった。
この天地創一さんが、勇崎天暁さんの作った奇術用品販売の「天暁魔奇術研究所」の通信販売員を担当していて、後に独立して「天地奇術」を作ったのだと云う。
天地のディーラー出身のプロマジシャンには北見マキさんやシルキー渚さんなどが居る。
ひょんな事から、数年前に奈良に住む友人から「北海道出身で沖縄に居る知人の勇崎さんと云う方のお父さんが昔プロのマジシャンだったんだよ。坂本さん知ってるかい?」とメールが入ったことで繋がったのである。
早速、メールアドレスを聞いて連絡したら、兄上が札幌に居て、お父さんのステージで助手を務めていたから兄の方が詳しいという。
今度は、お兄さんの連絡先を聞いて訪ねて行ったのであった。
お話を伺うと、実に興味深い話ばかりであった。私が「マジック博物館」を造っている最中だと云うと資料を提供すると約束してくれたのであった。
今回は、その約束通りに勇崎天暁さんの資料をパネル8枚にまとめて展示し易い様にして送ってくれたのである。
北海道のマジック界の貴重な展示資料になるであろう。
ありがたいことである。
■2016-07-07-Thursday 壁面
16日にオープンする予定の
マジック・ミュージアムであるが、ここ最近の寄贈品を展示する壁面が足りなくなって困っている。
オープン期日も近づいていることだし、次の再整備の時に飾ることにして倉庫に保管しようかとも考えたが、寄贈してくれた人が来館して、自分が寄贈したモノが飾られていなければガッカリしてしまうだろうと思うので、何とか全部を飾ろうと考えているが・・・。
なにせ、もう飾る為の壁面スペースがまったく無いのである。
廊下に高さ90㎝の写真パネルをズラ〜ッと壁一面に飾ってあるが、その上部と下部にしかスペースが残っていない。
だが、その壁面は石膏ボードを張っただけの壁であるから、ネジが利かないので額などは飾れないのだ。
仕方がないから、その石膏ボードの上に4mmのべニアを張ってネジが利くようにして額モノを飾ることにした。
馴染みの大工さんに依頼してすぐに張って欲しいと無理なお願いをしたら、マジック・ミュージアムのオープン日が迫っているからと、即効で対応してくれたのである。実に有り難いことだ。
これでようやくスペースが出来たが、客の目線からすると上過ぎたり、下過ぎたりで中途半端であるが止むをえまい。
何だか益々ゴチャゴチャ感がしてきたが、逆に数で圧倒するような展示になっているとも言えそうだ。
後は見に来られた観客の反応を見て修正することにして、とりあえず寄贈頂いた品は全部飾れそうである。
■2016-07-08-Friday 駒大同窓会
9日は駒大同窓会十勝支部の総会&落語会の開催日である。
11日からはテレビ局の撮影が始まるから、今日中に床屋に行っておかないとならない。
私の髪の毛はくせ毛で、伸びてくるとクルンクルンと丸まってくるのだ。短くしておかないとセットが難しいのである。
明日の土曜日は総会&落語会で朝から仕事があるし、日曜日はその駒大の同窓会ゴルフコンペで、これまた早朝からゴルフである。表彰式を兼ねた昼食会の終了後でも日曜日であるから馴染みの床屋は休みである。
今日しか床屋に行く暇がない。
散髪には1時間以上が掛かるから、上手く時間を見つけて行くことにした。
床屋は馴染みの店だと、いちいち髪形などの説明をしなくても「いつもの通りね」と云えばそれで済むから楽である。
生来の無精であるから、その些細な事が面倒くさがり屋なのである。
ちょうど空いていたから待たずにできたので時間をロスすることなく散髪ができたので助かった。
これで、明日の準備も完璧である。
こうもスケジュールがビッシリと詰まっていると、何だか若かりし頃の仕事をバリバリやっていた頃を思い出すなぁ。
でも、本業とは何の関係もない、趣味や同窓会などで忙しいから、妻からは少しは本業もしっかりやってねと釘をさされる。
確かに、金を儲ける仕事じゃぁないけど、こういう仕事も良いものである。
■2016-07-09-Saturday 駒大総会
今日は駒澤大学同窓会十勝支部の
総会&懇親会&落語会の日である。
駒澤大学同窓会の本部は、全国58の支部で総会が開催される際には、同窓生の有名野球選手や芸能人などを派遣講師として旅費と謝礼を負担してくれる制度がある。
十勝支部では、これを活用してここ10年連続で落語家を呼んで「駒大寄席」として一般の方々にも解放している。
今回のゲストは三遊亭王楽師匠であるが、彼がまだ二つ目であった2009年から8年連続で招聘している。
顔の長い5代目円楽の最後の弟子で、笑点のレギュラーでピンク色の着物を着て出演している三遊亭好楽の息子でもある。好楽も5代目円楽の弟子であるから、親子で兄弟弟子と云う変わった関係でもある。
王楽師匠もこれだけ連続して招聘すると、十勝にもファンが増えたし、同窓会のメンバーとも親しくなったので、毎年十勝に来るのを楽しみにしてくれている。
今年の落語会の会場は収容人数350名の「とかちプラザ レインボーホール」である。一昨年までは「北海道ホテル」でやっていたが、会場が平場なので、後方席は演技者の顔が見えずらくなるので、どうしても収容人数が200名程度になってしまう。
会場の大きさが限度になってきたので、去年から段差のあるホールに変更したのだ。
今年は、入場整理券を希望して事前に取りに来る観客がかなり多かった。入場人数は260名と去年よりも30名ほどが増加している。
毎年楽しみにしているという固定ファンも増えてきたようだ。
落語会の冒頭の主催者挨拶で、私が駒澤大学の宣伝をするのが恒例になっているが、同窓会本部が派遣講師費用を負担してくれているので、これくらいの恩返しは必要だろう。
長い挨拶は嫌われると思って手短にしたのだが、一番重要な「携帯電話の電源を切ってください」と云うのを忘れてしまった。
席に戻ってから「失敗した!」と思ったが、まさか、こういう会場で携帯で話す人はもう居ないだろうと思ったのだが・・・。
でもやっぱり居た。
王楽師匠が軽い落語を2席演じてから10分間の休憩をして、後半に入り「芝浜」と云う有名な人情話を熱演している最中に、携帯の音が会場に響いたのであった。すぐに電話を切るかと思ったら、何と話始めるではないか。何と云うことだ。常識外れの観客がまだまだ居るのだなぁ〜。せっかくの落語が台無しになるところであった。
やっぱり、最初に電源を切ることをしっかり言っておくべきであった。
「芝浜」は立川談志の十八番として有名な演目であるが、私は古今亭志ん朝の方が好きであった。この話は歳を重ねた方が味が出てくる演目であろう。若い王楽師匠も今から演じ続ければ数年後には十八番に出来るかもしれない。なかなか良い出来であったと思う。
総会は場所をホテルノースランドに移して開催した。本部からは若月副会長も駆け付けてくれた。今年のテーマは女性会員の増加である。
その第一段として20日にプロ野球の日本ハムが帯広球場で試合をした後に駒大同窓の日ハムの白井コーチの激励会を行なうことにしている。
ここに女性会員に大勢参加してもらいたいのだが・・・。
総会終了後に懇親会、その後に私の「マジック・ミュージアム」を見学してから解散した。
明日はゴルフコンペである。
■2016-07-10-Sunday 駒大ゴルフ
9日に開催した駒澤大学同窓会十勝支部の総会
&落語会であったが、10日はそのメンバーによるゴルフコンペを帯広国際カントリークラブで開催した。
前日に出演してくれた落語家の三遊亭王楽師匠と本部から若月副会長さんが参加してくれた。
7時集合で7時半からのプレー開始で3組での競技である。
天気予報では午後から雨という予報であるが・・・。
天気は快晴、むしろ暑くて汗がしたたり落ちるほどである。こりゃ〜天気予報は外れだなぁ〜と話していたら・・・。
3組全部が終了したのが12時過ぎ、風呂に入ってから札内の「焼肉の平和園」で懇親会があるので、そちらに移動する途中であった。
空が真っ黒になり北西の方角から雷と雨雲が迫って来るのがハッキリ見える。こりゃ〜物凄い雨になるぞ!天気予報が当たったなぁ〜と話している最中にどしゃ降りの雨が降って来た。
ゴルフには雷は天敵である。多少の雨なら傘を差したりカッパを着たりしてプレーするが、雷は恐ろしい。
この雷ならきっとゴルフ場側で中止にするだろうなぁ〜、午前中の早い時間帯で良かったなぁ〜。駒澤大学は仏教の大学だから、お釈迦様の思し召しだなぁ〜と話しながら焼肉を堪能したのであった。
因みに、私は43・46でベストグロスであったのだが、ダブルぺリア方式のハンディでは8.4がついてしまい、順位はBB賞のすぐ上で商品が何も当たらなかったのであった。
前回の柏葉高校同窓会コンペとは真逆の結果に終わったのであった。
■2016-07-11-Monday テレビの取材
HBCテレビの「今日ドキッ!」と云う番組の密着取材が始まった。
11・12日、15・16日の4日間に渡って私にピッタリと付き従ってドキュメンタリー風な構成にしたいと云う。
この7月は同窓会関係の行事やら、ビルディング協会の講演会やら、マジック・ミュージアムの整備やらでやたらと忙しいから、無理だと断わったのだが・・・。
今日11日は14時頃に、東京から、マジックの師匠夫人のマコママが帯広に到着する。
マコママをとかち帯広空港に迎えに行く場面も撮影したいと云う。朝の9時から撮影を開始したが、ディレクターの注文が多くて対応が大変なのである。
どんな撮影をしたのかをブログに書いてしまうと、マジックのタネ明かしと同様になってしまうので、ここでは書かないし、どんな放送になるのかは現時点ではまったく分からないから書き様がないのも事実であるが・・・。
今日11日と明日12日は朝から晩までビッシリと撮影をする。12日に撮影スタッフは一旦札幌に戻り、再び、15日のレセプションの模様と16日のオープンの模様を撮影してから編集して19日(火)のHBC北海道放送の「今日ドキッ!」の17時台での放送になると云う。
果たしてどんな内容になるのやら・・・
■2016-07-12-Tuesday テレビの取材2
今日もテレビ局の密着取材だ。
TBS系列の北海道放送HBCの「今日ドキッ!」と云う月〜金曜日の平日の15:44〜19:00まで放送している番組である。
マジック・ミュージアムを紹介してくれると云うのだが、何故だか私への密着取材の体である。
昨晩も「北の屋台」で飲んでいるところを撮影したのであった。
北の屋台はマジック的思考法を駆使して誕生させた施設であるから、マジックと関係がないわけではないが、さすがに卒業してから9年も経つと知らない店主も多いのでなんだか照れ臭かった。
今朝も9時から撮影である。
マコママと一緒に古い写真アルバムを引っ張り出してきて撮影に使う写真を選ぶが、懐かしい写真ばかりで、テレビの撮影と云うことを忘れて懐かしんで話込んでいるので、時間ばかりが経っていく。
こんなに沢山撮影しても、結局使われるのはたったの5%程度なんだろうなぁ〜。テレビ局の取材って金と時間が掛かるもんなんだなぁ〜。
夕方には小学生にマジックを披露しているところを撮影したのだが、同じマジックを4回も演じさせられる。
暑くて汗が出てくるし、小学生の低学年生は大人の様な経験による「思い込み」というのが無いから、逆に誘導が難しい。
大人に見せる演目と、子どもに見せる演目はおのずと異なってくるのだ。
これまでに何度もテレビに出演しているが、2日間も朝から晩まで密着されて撮影されると云うのは初めてのことである。
気が休まる暇が無くて、精神的にも体力的にもとても疲れた2日間であった。
■2016-07-13-Wednesday 大道芸
11・12日の2日間のテレビの密着取材で、
マジック・ミュージアムのオープンに関わる仕事が予定よりも遅れてしまった。
取り戻すべくいつもよりも早目に会社に出社して、午前中から整備作業を行なった。
15日のプレ・オープンレセプションの運営をやってくれる後輩との打ち合わせを午前中に済ませたが、出欠の返信ハガキが全部戻っていないので、結局、最終的な出席者数が読めないままだ。少し多めに用意してもらうことにした。
その後は印刷屋さんと名刺の打ち合わせをする。
会社用の名刺とは別に、マジック・ミュージアム用の名刺を作るのを忘れていたのだ。細部にこだわっている時間がないので、とりあえず16日のオープンに合わせて100枚だけを作ることにした。
昼食を食べに行く際に100円ショップに行ってパンフレットを立てる容器を購入してきた。
まだまだやらなければならないことが多い。
14時からは「北の大地de大道芸フェスティバル」の実行委員会が十勝毎日新聞社で開催される。私が会長を務めているから忙しさを理由に欠席する訳にはいかない。
今年の大道芸は日程が天候次第という、とてもフレキシブルなものなので、対応が難しい。特に雨天時の演技場所の確保が難しいのだ。
もともと大道芸は大きな音響の傍では演技が難しいので、場所探しに例年苦労しているが、近年は大音響のイベントが増えているから段々と隅っこの空いた場所に追いやられている感じである。
果たして今年の平原まつりはどうなることやら・・・。
■2016-07-14-Thursday ビルディング協会
7月はハチャメチャに忙しい〜!
今日は、私が会長を務める「帯広ビルディング協会」の講演会がある。ビル協は会員数が減少しており行事も少なくなっている。5〜6月に海外研修旅行を企画したが、参加社が少なくて中止になった。
以前は数年に一度の割合で講師を呼んで勉強会を開催しているので、研修旅行の代わりに講演会を企画したのだ。
15日に開催するマジック・ミュージアムのセミ・オープンレセプションのゲストマジシャンとして、札幌在住のプロマジシャンのスペンサートリックスさんを招いているが、彼は「マジック・コンシェルジュ」と云う肩書の他に「潜在意識セラピスト」と云う肩書も持っていて、道内で企業や個人向けに潜在意識に働き掛けるセミナーをやって好評を博しているので、彼に1日早くに帯広入りしてもらって、セミナーを開催してもらうことにしたのである。
18:00〜19:30まで坂本ビル5階のBホールで開催した。
ビルディング協会の加盟社だけでは会員数が少ないからモッタイナイので、新聞記事で事前に「一般の方にも無料開放します」と載せてもらったところ多くの女性の応募があったのであった。
得意のマジックを交えながらの講演は、とても好評であった。
明日のマジック・ミュージアムのセミ・オープンレセプションに備えてマジシャン仲間の朝生氏が東京から来てくれたので、講演終了後にマコママも交えて一緒に4人で食事に行き、マジック談義に花が咲いた。
マジシャンは皆、マジックの話をするのが好きであるなぁ〜。
■2016-07-15-Friday 前夜祭
今日はマジック・ミュージアムのセミ・オープンの
内覧会&レセプション&座談会の日である。
内覧会は16:00〜18:00。レセプションは18:00〜19:45としているが、早朝から何かと慌ただしい。
昨日の内に、ほとんどの準備を終えているが、一人でやってきたので、結構し忘れていることが多い。
マコママと9:00に待ち合わせて作業をしていると、続々とお祝いのお花やらお酒やらが届けられてきた。
お花は驚くほどの数になったので、3階のミュージアムには飾れないから、全部、6階のレセプション会場に運んでもらった。
100坪ほどの会場の周りが花で埋め尽くされ、良い匂いが充満している。
夕方には、沖縄・東京・千葉からジミー忍門下が集まってきた。遠い場所からわざわざ駆け付けてくれるのだから有り難いことである。
内覧会は16時からとしていたが30分早くにお客さんが入って来た。既に準備は終わっているし、じっくりと見てもらいたいから、15:30に開けることにした。
取材の新聞社も、読売・毎日・北海道・十勝毎日の4紙が来てくれたし、テレビは11日から密着取材を受けている北海道放送HBCの「今日ドキッ!」のスタッフが取材に入っている。
テレビの放送日は19日(火)17時台で10分程の放映時間だと云うから楽しみだ。
毎日新聞社は全国版で載せると言ってくれたのでこれまた嬉しいことである。
16時なると見学者が続々と入って来た。55坪の会場は人で埋まり、部屋が暑くなってきた。クーラーを設置していないのでちょっと暑い。
見学者は一様に「よくぞ、ここまでと集めたなぁ〜」と感嘆の声をあげていた。
展示物がゴチャゴチャし過ぎているという意見もあったが、なるべく多くの品を見せたいのがコレクターの心理でもある。
これでもかっ!と見せつけたいのである。
その作戦は功を奏した様であった。
客が切れ目なく入っているが、レセプションの時間の18時が近づいてきたので6階に上がってもらい鍵を掛けて、私も6階の会場に行く。
まだ司会者との打ち合わせも済ませていない。
堅苦しいやり方は好きではないので、挨拶は私だけ、来賓の挨拶も誰にも依頼していなかったが、急遽、誰かにやってもらおうよと云う話になって、その場で十勝毎日新聞社会長の林光繁さんにお願いしたら「急に言うなよ、せめて考える時間くらい用意しろ」と云うので、私が主催者挨拶で長目にしゃべったら、長過ぎると言われてしまった。
19:00からゲストマジシャンのスペンサートリックスさんにマジックをやってもらった。やはりマジック・ミュージアムの開館にマジックの実演が無いのはさびしいからなぁ〜。
皆さん喜んでくれて楽しい時間を過ごした。
この後、後片付けを終えてから、別室に移り、マコママと弟子らマジック関係者が集まって座談会をやった。
この話を出版社がテープ起こし文にして来年のグランドオープンまでに、ジミー忍師の思い出話本にしようというわけである。
話があっち、こっちに飛んでいくし、年代も順番通りでないので、後からまとめるのは一苦労しそうである。
座談会終了後に、そのまま全員で居酒屋に行って飲み直しである。
本番は明日なんだけど・・・。
■2016-07-16-Saturday 初日
今日はマジック・ミュージアムのオープン初日。
朝から何かと気忙しい。
昨日の内覧会&レセプションに届けられた30基ほどの花をミュージアムの入口や廊下に移動させた。
狭い空間なので花の良い香りが充満する。
当初、お花は5基程度と予想していたのだが、予想もしていなかった方々からも送られてきたので正直驚いた。こんなに祝ってもらって感謝感激である。
開館準備も整い、いよいよ一般公開初日である。お客様は、驚いたことに東京などからの方々が多い。3連休ということもあるのだろうか?
マジック・ミュージアムは特殊な展示物であるから、マジックマニアしか見に来ないだろう。せいぜいが1日10名程度の入場者があればOKとしか思っていなかったが・・・。嬉しい誤算である。
昨日のレセプションでゲスト出演してくれたプロマジシャンのスペンサートリックスさんが、マジックグッズの実演販売をやってくれた。
見るだけではつまらないだろうから、今後もマジックパフォーマンスは重要なアイテムである。少しパフォーマーを探す必要がある。
マジックの道具を寄贈してくれた植田広志さんの奥様が来場してくれた。12月3日のプレ・オープンの時にも招待状を出したが、お身体を悪くされて参加が叶わなかったが、今日は娘さん家族と共に初めて来場してくれたのである。
「目の黒い内に完成させて欲しい」と言われていたから、約束を果たせて嬉しいし、展示を見て感激してくれたのでホッとした。
19時に後片付けを始めたら、来場者が2名来たが、最終来場時間は16:30にしているので、申し訳なかったが「明日のご来場をお待ちしております」とお帰り願った。2〜3分見ただけで帰すよりは良いという判断である。
さて、今朝の新聞にも載ったから明日はどれくらいの人数が入ってくれるのだろうか?
千葉から駆け付けてくれた大学の後輩の伊藤君が最終便で戻った。わざわざ駆け付けてくれてありがたいことである。
残ったメンバーと夕食を食べたが、気疲れしたのか、ドッと疲労感が出てきたので20時に帰宅してすぐに寝た。
重労働をしている訳ではないのに、精神的に疲れていたのかもしれないなぁ〜。
■2016-07-17-Sunday オープン2日目
マジック・ミュージアムのオープン2日目。
レセプション参加の為に、ジミー門下の弟子が南は沖縄から、東京から2人、千葉から1人の合計4人が集合したが、一人二人と帰って行く。
まだ2日目なのに「祭の後」みたいな寂しさを感じてしまう。
来場者の皆さんが一様に「圧倒された!想像していたモノより数段スゴイ!」と驚いてくれるのは嬉しいなぁ。やった甲斐があったと云うものである。
お祝いに頂いたスタンド花やアレンジメントの花が多過ぎて、廊下にズラ〜ッと並べたのだが、花の良い匂いもここまで多いと混ざり合ってかなり強烈である。
4月30日の23:30から放送された札幌テレビSTVの「熱烈!ホットサンド!」と云うお笑いコンビのサンドウィッチマンが取材に来た番組を見たという旭川からのお客さんが来た。
オープンの2ヶ月半も前の深夜番組で見た情報で来てくれるなんてと驚いたので「良く覚えていましたね〜」と言ったら「もう少し宣伝しなければ十勝の人間は知っていても他の北海道の人には伝わっていないよ」とアドバイスを受けた。
また、メールでお祝いも多数いただいたが、その中に、尊敬するマジック・クリエータの方から「マジックを広める為には素晴らしいことだと敬服しています。収支などは難しいと思いますが、経営計画などがお手のものの経営者が運営されていることに安心感を持ちます。」と書かれてあったが、収支などまるで考えていないのが実情である。
たまたま私がビルオーナーであったから、そして空いているスペースがあったから等など条件が重なっただけで、帯広の様な人口17万人都市での営業は、家賃を払って運営できるほど甘くはないのは最初から分かっている。
私も後2年で還暦を迎えるから、老後の楽しみとして始めたというのが実情である。
でも、少しは運営方法も考えなければいけないなぁ〜。
■2016-07-18-Monday ミュージアム
マジック・ミュージアムの一般公開3日目である。
いろいろな方が来てくれて楽しい。
驚いたのは、わざわざ東京から見学に来てくれたNさんである。以前からメールで何度かやりとりをしていたが、お会いするのは初めてだ。
来てくださるとの予告がなかったし、お顔は存じ上げていないので、まさにサプライズな演出である。これぞマジック!
じっくりと見てくださったので、作った人間としては、これほど嬉しいことはない。
16日に載った新聞記事を見て地元の方も大勢見に来てくれた。事前にそれほど宣伝をしているわけではないので、ワ〜ッと詰め掛ける状況ではないが、感想は皆一様に「規模も展示品数も想像していた以上で驚いた!」と云うものだから、きっと口づてで拡がっていくだろうと期待している。
明日19日は北海道放送HBCテレビ局が、密着取材をした番組「今日ドキッ!」が17時頃から全道で放送される。
どんな番組になるのかは分からないが、これまで十勝以外の地域にはあまり情報発信をしていないので、良い宣伝にはなるだろう。
少しずつ歩を進めていこうと考えている。
■2016-07-19-Tuesday テレビ放送
マジック・ミュージアム一般公開4日目。
今日の来場者の方からは「入口が暗くて分かり難い」との指摘が多い。マジックのミステリアスな雰囲気を出したくて、わざと、人感スイッチを多用して人が近寄ったら照明が点いていく方式にしたのだが「真っ暗な廊下に向かって進むのは勇気がいる」とのことである。たしかにそうかもしれないなぁ〜。
一般客に対しては入り難い構造になっているかもしれないなぁ〜。そこで看板2枚を新たに発注することにした。これが完成すれば少しは改善されるかな・・・。
状況を感じながら、悪い箇所はすぐに改善をしていこうと思う。
昨日来場して下さった東京からのNさんが帰京する前に再度寄って下さった。マコママとじっくり話し込んでいたから、かなり気に入ってもらえたのだろうと思う。
コアなファンと一般のお客さんとの差をどう埋めていくかも課題であろう。
11日から4日間に渡って密着取材を受けたHBCテレビの「今日ドキッ!」の放送時間が17:30頃からに決まったとSディレクターから連絡が入った。
何せ、「今日ドキッ!」は15:44〜19:00までの3時間15分もの放送時間がある番組である。
ズ〜ッと3時間以上もテレビとにらめっこしている訳にはいかない。
マジック・ミュージアムは17:00までの開館であるから、閉館作業を済ませてから6階事務所のテレビで見ればちょうど良い時間である。
マコママと妻と3人でテレビを見た。
番組はドキュメンタリータッチの編集で約10分間の放送であった。なんだか私がいかにも佳い人(弟子)と云うイメージで作られている。
マコママも途中で涙を流し出すし、妻も良い番組だったと喜んでいた。
HBCのSディレクターは収録中に妻のコメントを撮りたいと妻に何度も依頼したが、妻は頑なに断わっていた。結局ディレクターも諦めて妻のコメントは撮れなかったのだが・・・。
妻曰く「私が、道楽夫で困っている云々というセリフや場面が欲しかったんでしょうけど、そんなところを撮られたら、ますます恐妻振りが強調されるところだった。アブナイ、アブナイ」と言って笑っていた。
ほのぼのとした感動物語になっていたが、4日間で10時間近くもカメラで撮って、それを10分間の番組に仕上げるのだから、ディレクターの余分な箇所をカットしたり構成するセンスって大切であるなぁ〜。
多くの人が見てくれたら嬉しい。
マジック・ミュージアムの良い宣伝になったと思う。
■2016-07-20-Wednesday YouTube
昨日のテレビ番組は北海道版であるから・・・
北海道以外の地域では視聴出来ないので残念だなぁと思っていたら・・・。
誰かが「YouTube」に投稿してくれた様である。
私のガラケーでは見られないが、スマホでなら『YouTube HBC「今日ドキ」マジックミュージアム特集』で見られるようだ。
嬉しいねぇ〜。
北海道在住の人でも、見逃した人はこれで見られるというから、ぜひ、多くの人に見てもらいたい。
昨日、注文した看板がもう出来上がって来た。実に仕事が早い。さっそく1階の入口と壁に設置してもらった。今回の看板は大きくて目立つから、これで場所を間違える人は少なくなるだろう。
今日来られたお客さんは「マジックの実演が観たい」との希望なので、ちょうど私の会社の仕事も一段落した時間であったので、私が実演をやったところ「こんな目の前でマジックを見たことがなかったから嬉しい。と〜っても不思議だわ〜」と喜んでくれた。
私のマジックでこんなに喜んでくれるなら、これからは、時間のあるときには、なるべくマジックの実演をやることにしようと思う。
■2016-07-21-Thursday ファイターズ
7月は超忙しい日々が続く。
20日は、プロ野球の日本ハムファイターズ対楽天戦が帯広球場で行われるが、日ハムの白井一幸コーチが駒澤大学の同窓生ということで、駒大同窓会十勝支部の会員で激励会を開催することになっている。
帯広での試合は1試合だけで、終了後に選手らはすぐにバスで札幌に移動するのであるが、白井コーチだけが帯広に残ってくれて、20:33帯広駅発の列車で札幌に向かうことにしてくれたのである。
試合後のお疲れのところを、わざわざ同窓生の為に残ってくれるのだからこんな嬉しいことはない。
18:00〜20:00までの2時間、駅に隣接するホテルを会場にして駒大同窓生と同伴者ら30名が集まった。
白井さんの経歴をみると1983(昭和58)年駒澤大学法学部法律学科卒とあるから私の3期後輩にあたる。同年にドラフト1位で日本ハムファイターズに入団したとある。
去年の駒澤大学同窓会の北海道ブロック大会の際に会って話をしているから2回目であるが、いつもニコニコしていて、とても気さくな良い人という印象である。
話も上手くて面白いので、激励会は楽しいものになった。
昼間に開催された楽天戦では、不振の中田翔が3安打、打者として大谷祥平がホームランを打って9対3で快勝し、リーグトップのソフトバンクにこの時点で4ゲーム差に詰めよった。
こういう会を開催するのに、昼間に負けたのでは意気が上がらないから、勝ってくれて本当に良かった。
おみやげに、中田翔、大谷祥平、田中賢介、寿司ポーズのレアード選手らのサイン色紙やサインボールを参加人数分持って来てくれたので、抽選会を行なって参加者全員に当たったのであった。
最近、野球中継を見ることは減ったが、地元の日ハムが優勝を争っているのは嬉しいことだ。
今回のイベントでこれまで、落語会には出席していなかった同窓生も数人が来てくれたので、同窓会支部長としても面目が立った会合になった。
ありがたいことである。
■2016-07-22-Friday マジックマニア
マジック・ミュージアムを一般公開して驚いたのは、
毎日、誰か彼かが、本州から、わざわざ来訪してくれることである。
マジック・マニア恐るべし!
この方々に共通しているのは、数時間滞在して、ジックリと見てくれることである。
こう云う方々からは、資料などの展示物をケースから出して見せて欲しいと頼まれることもあるのだが・・・。
これへの対応が難しい。
理由はいくつかあるのだが、その一つは、入場料を徴収する書籍を置く施設では、入場者に本を閲覧させることが出来ないという法律があることである。
開館前に見学に訪れた帯広図書館の司書の方から指導を受けているので、人情としては見せてあげたいのだが、今の世の中、チョットでも法に触れる様な行為があったらネットで指摘する超厳格(?)なご仁がおられるので・・・。
もうひとつの理由は人員不足である。ケースにはすべて鍵を掛けてあるのだが、いちいち開けて取り出し、見終わったらまた仕舞うということが人員不足で対応が不可能なことである。
また準マニアとも言えるかもしれないが、マジック用品(道具)の販売はしていないのか?と云う客が多い。
これも現在のところは検討課題ではあるが、相当に対応が難しい。
ひとつには、私は35年ほど前に、我が社(当時はサニーデパート)内の坂本商事(北海道民芸品販売会社)の一角に「マジック・コーナー」を設置し、テンヨー・トリックス・マジックランドなどの商品を仕入れて実演販売していたことがあったが・・・。
帯広程度の17万人の人口ではマジック道具を購入する人は少ないということと、当時はマジック愛好会の会員向けにも個人指導をしていて、ステージマジック用品を仕入れては販売し、演技指導もしていたことがあったが、客の好みと合致しなかったり、既に所有していたりということが重なって、在庫が嵩む事態になった経験がある。
現在、展示している道具の中には、当時売れ残った商品もいくつかあるのだ。
汎用品を仕入れても、1ダース売るのは容易ではない。販売に神経を使うのは得策ではないと考えている。
マジックマニアにも、初心者から上級者までバラバラであるから、その全てを満足させることは難しいと思っている。
9月末日までのセミ・オープン期間中にアンケートでもとって、グランドオープンへの課題を調べていくことにしよう。
他人は簡単に最初から完璧を期待するが、最初から完璧は無理である。
■2016-07-23-Saturday Magic Museum
Magic Museum
ネットで「Magic Museum」と英語で検索してみると、世界のマジック・ミュージアムのことが出てくるが、まだ、我が「マジック・ミュージアム」のことは出てこない。
最近のPCの事には疎いので、ウィキペディアへの載せ方も分からないから自分ではどうすることもできない。
世界の「Magic Museum」の画像を見ても写真だし、部分、部分でしかないので、全体像が把握できないし、実際に行ったことがないので、想像するしかないのだが、収蔵品の数では、我が「マジック・ミュージアム」は相当なレベルにあると思っている。
誰か、こういう方面の情報発信に長けた人に協力してもらって、世界に向けて発信をしたいと考えている。誰か紹介して欲しい。
今日は、「駒澤大学手品奇術研究会(KMC)」の同窓会である。10年ほど前から、私の上京時に合わせて東京で開催していたが、今年は、マジック・ミュージアムのオープンということもあって、北海道で開催することになった。
ともに大学のクラブでマジックをやっていた仲間が駆け付けてくれるのだから、とても嬉しいことである。
同じ、駒大つながりで、先月、駒大同窓会が年に1回発行する「駒澤同窓会だより(Vol.47)」の取材を受けたが、その第一稿がメールに添付して送られてきた。間違いがないかの確認の為である。
駒澤大学は現役の学生数が約1万5千人以上のマンモス校であるし、130年の歴史のある大学であるから、卒業生の数は22万人を超える。その卒業生は全国各地で活躍していて、住所把握者全員に送られるのであるから、その宣伝効果は絶大であろう。
9月に発行されるというので楽しみである。
■2016-07-24-Sunday 駒大マジッククラブ
駒澤大学の手品奇術研究会(KMC)の
OB会を23日の18時から、北海道のリゾート地トマムで開催した。
鹿児島、福岡、岐阜、富山、埼玉、千葉、東京から私も含めて総勢10名の参加であった。
新千歳空港から入って来るルートと帯広空港から入って来るルートの二つに分かれていて、16時にトマムのTowerⅠのフロントに集合の予定になっている。
帯広空港からのルートは先輩夫婦1組ともう一人福岡からの参加者。14時にマジック・ミュージアムに集合して、そこからトマムに向かう予定である。
先輩夫婦は観光タクシーで他にも観光地を回る予定なので、私はもう一人を乗せてトマムに運転して行くことになっている。
まずは、マジック・ミュージアムを見学してもらった。先輩夫婦はKMCの活動で知り合い一緒になった夫婦であるが、大学卒業後はマジックをまったくやっていないと云う。
それでも、ミュージアムの展示品を見て、昔の学生時代のことを思い出したのであろう。懐かしそうにジックリと見てくれた。
夫妻は観光タクシーで16:30までにトマム入りするからと云うので、私達は先に帯広を出発した。トマムまでは約70㎞くらいの距離がある。
高速道路が繋がっているが、あえて高速道路を使わずに一般道路を走った。高速道路から見える風景は殺風景で、あまり観光的ではないと思ったからだ。
予定通りジャスト16時にトマムに到着。千歳空港からレンタカーで来た2組のグループはすでに到着していた。
トマムの会員券を持っている帯広の知人から5枚の券をもらい受け、会員料金で宿泊できるように手配をしてある。
スウィートルームが一人4千円台からの低予算で泊まれるのだから安い宿泊料である。
トマムは、現在、星野リゾートが運営しているが、とても流行っているようだ。中国人観光客の多さには驚いたが、マナーは巷間言われているような悪い感じはしなかった。
宴会場は、昔のアルファホテルを改造した所で、メイフェアという部屋である。10名と云う少ない参加者数なので、丸テーブル1台に全員が座っての宴会であったので、かえって話がし易くてとても良い雰囲気であった。
千葉から参加のI君が「駒澤大学手品奇術研究会」の旗を持参してきた。本物は行方不明になっていたが、I君の結婚式の時に造り直した複製である。旗の前に並んで集合写真を写した。
宴会は盛り上がったが20時で終了とのこと。
造波プール&温泉スパの割引券ももらったが、全員、お酒を飲んでいるので泳ぐのは止めにして、36階のホテル最上階のメゾネットスウィートルームに集合して全員で23時過ぎまで語り合う。
今回の参加者では、私が1年生時の4年生が最年長で夫婦1組、3年生が1人、2年生が夫婦1組、同輩が2人、1期下が2人いるから、私は全員と一緒に在籍していたから話がし易い。還暦周辺の年代の人間が、二十歳の頃の学生時代に戻って話をすると、青春を取り戻したような気分に浸ったのであった。
話はいつまでも尽きないが、明日は早朝5時に集合して「雲海テラス」に行くスケジュールにしたので早目に解散。
冬のスキーシーズンに使用するゴンドラを夏の間も活用していて、その4人乗りのゴンドラに乗って山頂に行き、雲海を眺めながらコーヒーを飲むという趣向である。
ゴンドラは16時から運行していると云うが、4時では身体がキツイので5時集合にした。明日の雲海が見られる確率は50%だと云う。
私はサウナ風呂とジャグジー風呂に入ってから寝たのであった。
■2016-07-25-Monday 駒大マジッククラブ2
24日は朝4時に起床。
熱めのシャワーを浴びて眠気と酒を吹き飛ばす。
5時にフロントに集合して、ゴンドラ乗り場に向かう。係員が今日は絶好の雲海日和であると云うので一安心。雲海を見られないこともあるそうである。
ゴンドラ乗り場は霧が掛かっていて寒いくらいだ。行列が出来ていて30分待ちだと云う。
朝早くから、こんなに大勢が雲海を見る為に早起きしているとは驚いた。
山の頂上は標高約600mだと云うから、もっと寒くなるだろうと上着を持って行ったら・・・。
ゴンドラが霧の中を抜けると、雲ひとつない快晴である。ゴンドラを降りて外に出たら地上よりも暑い。
夏の北海道の日の出は早い。この時期は3時くらいには外が明るくなっている。
雲海に昇る朝日を見よう思ったら4時の開始時すぐに来なければ見られないだろう。
私達が頂上に着いたのは5時40分頃であったから、すでに雲海はテラスから大分下に下がったようである。もっと早い時間帯であったら、テラスそのものが雲海の中にあるように見えると云う。
辺り一面が雲海だらけであるが、標高の高い山の先っぽが少しだけ見えるのが、かえって景色としては抜群である。その方が雲だけを眺めるよりも幻想的な風景になっていた。
奥の方には雲海ウォークというブリッジ状の施設が山の斜面にせり出ていて、そこを渡ると更に雲海を楽しむことが出来た。
ここでのコーヒーが一杯400円と高価なので、下に降りてから朝食を摂ることにした。
昨晩、宴会をやった建物の下が、ビュッフェスタイルの朝食場になっている。一人2200円と朝食にしては高価であるが、皆、イクラをふんだんに掛けて海鮮丼にして食べていたから満足したのではなかろうか。
8:30にチェックアウト。部屋代の精算額を見て安いなぁと喜んでいた。トマムでやるならもう一泊してゴルフやプールを楽しむという手もあったのだが・・・。まぁそれは次回ということにして・・・。
A先輩夫妻は観光タクシーで北海道を満喫すると云うので、ここで一応解散するが、他のメンバーは帯広入りしてマジック・ミュージアムの見学をしてもらうことになっている。
途中、新得町の「ベアーマウンテン(BM)」に寄る。9時開園ということなので開園早々に入るが、ここでも中国人の観光グループに先を越されて、1番バスは中国人貸し切りになり乗れなかった。次のバスは30分後の出発予定であるが、帯広に行くのに時間がないと言うと10分後に臨時バスを仕立ててくれた。臨機応変なサービス精神に感服した。
BMはヒグマを東京ドーム30数個分の広さの敷地に10頭放し飼いにしている場所である。放し飼いにしているのはオスばかり10頭でメスは居ない。メスの撮り合いで喧嘩するのは防止する為という。
金網を張ったバスで移動するが、中央の施設に行くまでの間に6頭ほどが真近に見られたので迫力があった。
中央の施設はガラス張りになっていて、熊が立ちあがってガラスに寄り掛る場面に遭遇した。2m以上の熊がガラス越しとは言え、目の前に居るのは圧巻である。
帯広に戻って、マジック・ミュージアムをじっくりと見てもらう。現在はマジックをやっていないとはいえ、昔は一緒にマジックショーをやった仲間であるから、展示物の種類の多さにビックリしていた。
昼食は、ジンギスカンが食べたいと云うので、レンタカーを返却してから駅前の平和園本店に連れて行ったが、安さとボリュームと味の良さに満足してくれた。何せ、ジンギスカン定食が560円なのである。この定食にはジンギスカン1人前、ライス、味噌汁、漬け物、フルーツが付いているのである。これをベースにして、単品の肉を追加注文するのだ。7人でビールをガバガバ飲んで一人2000円以下であることに驚いていた。
富山からの先輩夫婦がJRで札幌に行くので見送り一旦解散し、夕食時に再集合することにした。
この間、4人でばんえい競馬を見に行ったり、買い物をしたり、帯広神社に行って来たと云う。
17時にマジック・ミュージアムを閉館し、マコママと一緒に合流。昨日とはまた別の話しで盛り上がり、最後はホテルのバーで締めくくり。
長〜い一日が終わったのであった。
■2016-07-26-Tuesday 駒大マジッククラブ3
24日昼に駒大OBにマジック・ミュージアムを見学
してもらっている最中に、ズズンと地響きがして縦揺れの地震が来た。
すぐに地震速報を見たら、帯広は震度4とのこと。
縦揺れだったからか、展示物が倒れることはなく、唯一テーブルの上に置いてあったパンフレットの入れ物が落ちただけで済んだ。
こう云う博物館は地震が一番恐い。何事もなくてホッとした。
今回集まったマジッククラブのOBには、歴代の幹事長(他のクラブなら会長)がズラッと5人も揃った。10人集まった内の5人が幹事長なのだから珍しいことだ。
私の3代前のAさん、2代前のKさん、1代前のSさん、私、そして1代後のI君の5人である。
この5人の歴代幹事長には、ある共通点がある。全員が3年生時の発表会で「鳩出し」マジックを演じていることである。
この内、Aさん、Kさん、Sさんは3代続けて「口髭」を生やして舞台に立った。
私も、髭に憧れていたから、その伝統を守ろうとしたのだが・・・。
当時の私は髭がとても薄くて、1ヶ月に一度の散髪の時に床屋で髭を剃ってもらったら、後は次の散髪まで剃る必要がないほど薄かったのである。
発表会まで半年ほど床屋でも髭を剃らないでいたのだが、産毛がチョロチョロとカビの様に伸びただけで、逆に恰好が悪かったので止めてしまい「口髭」の伝統は私で終わったのであった。
その私が、現在は顔中髭だらけで、他の3人は髭を伸ばしていない。
今回、A先輩から髭が似合っているなぁと褒められたのは嬉しかった。
25日は朝早くに2人が帯広空港から出掛けて行った。残った3人が再度マジック・ミュージアムに顔を出してくれたので、昼食を一緒に摂ることにした。
丸福と云う馴染みの蕎麦屋に行き、そこの名物である「冷やしかしわ蕎麦」と「カニ天麩羅蕎麦」を食べてもらった。
帯広は何処の食べ物屋さんも美味しいしボリュームがあると驚いていた。
バスターミナルの近くまで案内して別れたが、気分は昔に帰って、とても楽しい3日間であった。
■2016-07-27-Wednesday 伊福部昭
伊福部昭と云えば「ゴジラ」のテーマ曲を作曲した
釧路出身の作曲家で、帯広の隣町の音更町にも一時住んでいたことがあり、帯広市歌の作曲もしている帯広ゆかりの人であるが・・・。
「シン ゴジラ」と云う映画が近日公開されるというので、帯広でもまたまた話題になっていて昨日の新聞にも伊福部昭のことが載っていた。
その伊福部昭の長女の玲さんが、マジック・ミュージアムを訪れたいと云うのであるから嬉しい話である。
ことの経緯を紹介すると、7月5日の、このブログにも書いたが、昭和の初期に北海道で活躍したプロマジシャン勇崎天暁(本名:正次)師の妹で、舞踏家だった勇崎愛子(本名:アイ)さんが、伊福部昭の妻だったのである。
今回のマジック・ミュージアムのセミ・オープンに際して、勇崎天暁さんの長男の建夫さん(札幌在住)が、天暁師の功績をA全版8枚のパネルにして寄贈してくれた。
昔の新聞記事の切り抜きや写真等を業績毎にパネルに貼って造った力作である。
その中に、伊福部昭と愛子さんのことも載っていたが・・・。
先日、建夫さんから『札幌で「ゴジラ展」が開催されるが、それに合わせて来道する伊福部昭の長女の玲さんと一緒にマジック・ミュージアムを訪ねたい』旨のメールが入ったのである。
最初にメールを読んだ瞬間は「何故、伊福部昭の長女がマジック・ミュージアムに・・・?」と思ったのだが、すぐに寄贈されたパネルに書かれていたことを思い出して、そうか!勇崎建夫さんと伊福部玲さんは従兄弟同士ということになるわけだ!と気が付いたのであった。
マジック・ミュージアムと伊福部昭とが、ヒョンなことから繋がったわけである。人間の縁て実に面白いなぁ〜。
今から楽しみである。
■2016-07-28-Thursday 来客
16日に一般公開を開始したマジック・ミュージアムに
懐かしい方が訪れてくれた。
今から30年前の1986年頃のことである。
当時、父の運営する寄合デパートの「サニーデパート」は新築のビルにテナントをを引き抜かれて歯抜け状態であった。
起死回生策を考えろとの父である社長から厳命を受け、専務であった私が導き出した答えが「子どものビルへの特化」であった。
最初は「子どもの数が減っていて需要も減るであろうに、子どもに特化するのは・・・」と社員の全員が反対した。
私の理屈は「子どもの数は減るが、商品に金を払うのは大人である」「長寿時代になり、子どもの親、それぞれの祖父母と、財布は6つもある」「子どもの数が減るほど、子ども一人に掛ける金額は大きくなる」というものであった。
いわゆる逆転の発想というやつで、マジック的思考法により導き出した理論である。
珍しく社長である父が「やってみろ!」とGOサインを出してくれた。
入居しているテナントさんに、本店では通常の品物、サニーデパートでは子どもの品物と商品を分けて欲しいと説得し、お願いをして歩いた。
食べ物から塾まで、あらゆる分野で子どもに特化したモノを集合させる計画であった。
ちょうど、帯広ー広尾間を走るJR広尾線と云うローカル線が廃止されることになったが、愛国ー幸福と云う駅名で有名であったし、広尾がサンタランドに認定されている等のことから、東京自由が丘で子どもの専門店「チルドレンミュージアム」を展開していた。BATSU、キャプテンサンタ、グランパパの3社長、特に俳優の津川雅彦さんが、帯広に何度も足を運んでいた。
広尾線を復活させて十勝にサンタランドを造ろうと云う計画である。子どものビル化計画を立案していた私が、十勝の事務局長的な仕事をするようになり、この計画が全国レベルで動き始めたのであった。
「おもちゃ」の関係で、葉佐商品研究所の葉佐弘明さんを紹介され、玩具の部門でいろいろとアドバイスを頂いていたのである。
その後、残念ながら、この「子どもの専門店ビル計画」はとん挫することになる。
今回、30年振りにマジック・ミュージアムを訪ねて下さったのである。
実に懐かしい。お互いに年を取ったが、若かりし頃のエネルギッシュな仕事振りが思い出されて昔話に花が咲いた。
不思議な縁が甦る。マジックの持つ魅力にはこんなところにもあるのかもしれないなぁ〜。
■2016-07-29-Friday 退院
4月末に母が椅子から落下して
骨折し入院した。
5月には病院を退院し、リハビリテェーションセンターに転院してリハビリに努め、この26日にようやく退院の運びとなった。
私は7月は「超」が付く忙しさなので、東京から姉に来てもらい対応をしてもらったのである。
何故だか、忙しい時には色々なことが重なるものである。暇しているよりも忙しい方が張り合いがあるが、忙し過ぎるのも疲れるものだ。
明日からまた急な出張が入った。土、日と東北へ行かなければならない。飛行機と宿の手配はネットで行うが、新千歳空港から飛ぶ飛行機は小さいので席数が少ないし、土曜日のホテルは、全国どこの都市でも予約が困難になってきている。空いているホテルは値段が高いし・・・。
そこにもってきて、おまけに、天気が最悪である。
今日の北海道は大雨で、道央、道南が激しい雨に襲われていて、JRの列車が運休していると云うニュースである。
札幌ー帯広間を走るJRの石勝線も全列車が運休している。
私は車の運転が嫌いだから、公共交通機関を使って移動するようにしているが・・・。
明日の朝になって、JRが普段通りに運行しているかを調べてから、別な交通手段を探すのは危険過ぎる。
また、帯広駅を出発する時点で通常通りでも、いつどこで列車が遅れるか、止まるか分からないと云うのが最近のJR北海道である。まったく信用出来ないのだ。
JRの列車が遅れたり、運休したりして飛行機に乗れなくても、JRはまったく補償してくれない。会社が違うからだ。
安全策を取るなら今日中に判断して替えておくべきであろう。
そこでJRの列車をキャンセルして、都市間バスを予約することにした。
考えることは皆一緒である。都市間バスも満席だが、臨時バスを運行するという。臨機応変な対応が良い。ただし、普通のバスでトイレなどが付いていないが・・・。それでもバスならよっぽどのことがない限り空港には到着するから、バスに変更したのであった。
果たして明日の天気は?
■2016-07-30-Saturday 東北出張
昨日は大雨でJRが運休した。
今朝の新千歳空港への移動は、JRをキャンセルして都市間バスで行った。バスは予定よりも10分遅れで空港に到着したが、時間が読めないJRよりははるかにましである。
このところのJR北海道は、遅れ、運休が多過ぎる。
やれ強風だ、大雨だ、大雪だ、動物との衝突だ、すれ違い列車の遅れだとの色々な理由で遅れる。
最近私が乗った列車は定刻通りにまともに運行したことがない。
今朝はJRが予定通りに運行したのかは調べていないが、昨日の時点で「明日になってみなければ分からない」という対応では客はJRを使えないであろう。こんなことをやっていたら、誰も乗らなくなってしまうぞ!
夏休みに入ったからであろう。新千歳空港は子供連れが多いし、相変わらず外国人観光客も多い。
何処の都市もホテルの室料は、土曜日の値段がバカ高い。普段の倍は取る。しかも急な出張では確保すら難しいのだから困ったものである。
東北は梅雨が明けて、快晴である。それにひきかえ北海道の天気の悪さは一体どうしたことだ。
ここ最近、帯広では太陽を拝んでいない。
今年は蝦夷梅雨である。
このところ忙しくて週刊誌も読んでいないが、久しぶりに買って読んだら、酷い話題ばかりで嫌になってくる。
明日は都知事選の投票日であるが、鳥越俊太郎の女性スキャンダルを2誌が書いているのは、どうなんだ。これって選挙妨害にならないのか?
コメントもしたくないほど、嫌な事件ばかりで気が重くなる。明るい話題はないのだろうか?
■2016-07-31-Sunday 帰宅
東北からの帰宅。
新千歳空港経由、JRの石勝線で帯広に戻る予定である。
東北は快晴で気温は30℃であったが、帯広は雨模様という。
飛行機に乗る時のニュースでは、北海道で記録的短時間大雨警報が出たと云う。場所はJR石勝線(札幌ー帯広)の途中駅の新得で、1時間の降雨量が95㎜だと云う。
こりゃ〜困ったなぁ〜。
新得ー帯広間は列車で1時間の距離であるが、もしも列車が途中で止まったら・・・。駅で降ろしてくれるなら、タクシーで戻ると云う手もあるが、線路の途中で止まったら、身動きが取れなくて、ただ列車の中で待っているだけだ。
しかも、乗る予定の特急スーパーとかちは車内販売を止めているから、途中で止まってしまったら列車の中では飲食物が手に入らない。最悪のケースを考えて新千歳空港で飲食物を買っていかなければならないだろう。
来た時と同様に都市間バスで戻ると云う手もある。
新千歳空港駅のみどりの窓口で尋ねたら、通常通りの運行であるというが・・・。JR北海道は信用が出来ない。
一旦空港に戻って食料と酒と本を買ってから、南千歳駅に行く。
南千歳駅には、少しの遅れで列車が来た。
今日の午後に、北海道出身の小さな大横綱千代の富士がすい臓癌の為に61歳の若さで亡くなったと云うニュースが入って来た。この時代は北海道出身の横綱が大勢居て、大相撲も面白かったが・・・。
現役時代は「ウルフ」と呼ばれたが、引退後は「ローンウルフ(一匹狼)」であった。会ったことはないが、見た目の印象は好きなタイプではなかった。北の湖に続いて北海道出身の大横綱が死んだことでまた大相撲が一つの時代を終えたということだろう。
車両に乗り込むと乗客はたったの一人しか居ない。その乗客から声を掛けられた。何と高校の同級生のK君であった。札幌から帯広に親の介護の為に通っているという。
どこの家も、親が同じ様な年齢であるから、似た様な状態になるようである。
列車は遅れて到着したが、気になるほどの遅れではなかった。
家に着いたら、東京都知事選の開票が始まった途端に小池百合子の当確が出た。
なんだ、せっかく酒を飲みながら開票を楽しもうと思ったのに・・・。
それにしても鳥越俊太郎はまるでダメだったなぁ〜。露出が増える度に票を減らしたんじゃぁないのだろうか?
人間的にも懐の狭さが表出してしまったように感じる。
それにしてもだ。立候補する人間が有名人でなければ票が取れない東京都知事選挙ってのは、歪んでいるとしか言いようがないなぁ〜。
東京都民は、選択肢が少なくて不幸であるなぁ〜。アッ、これは十勝も同じか!