■2018-03-01-Thursday 大嵐
例年、3月にはスゴイ嵐がやって来るが・・・、
今年も今日1日にモノ凄い大嵐がやって来ると云う予報である。
どこのテレビ局の天気予報を見ても、不要不急の外出は避けて下さい。生命の危険を伴う大嵐です。と一様に言っている。
特に、十勝は70㎝の降雪の予報である。
前立腺癌の治療で、3ヶ月に一度、札幌の北大病院で検診を受けることになっている。もともと自動車の運転が嫌いであるから、JRで行くことにしていたが・・・、雪や強風で列車が途中で停まってしまって、列車内に閉じ込められる危険性を感じていたのだが、乗る前にJRは運休になってしまった。
すぐに、北大病院に電話して予約の変更をお願いしたが・・・。
泌尿器科と放射線科の2つを受診しなければならないから、その調整に手間取ったのだろう。ようやく昼近くになって変更可の連絡が出来た。それから再度駅に行って、JRの切符の変更をして来たが、この間にも雪は激しく降っている。
天気予報では「経験したことの無い様な・・・」とか「何百年に一度の・・・」とかの形容詞が付いているが、私のたった60年間の人生でも、ここ10年間くらいで、もうすでに何度も経験しているがなぁ〜。地球環境は明らかに変だ!
切符を変更するのに時間が掛かりそうだったので、帯広駅で新聞を購入して読みながら待っていたら「日本がん研究センター」が癌患者の治療後の10年生存率を発表したと云う記事が目に入った。
私が治療を受けた「前立腺癌」は一番生存率が高くて98.4%。一番低いのが「膵臓癌」で4%だと云う。
更に、前立腺癌の5年生存率は100%だと云うから、どうやら、私も後10年間くらいは生存可能な様であるなぁ〜。
坂本家の男性は短命であるし、私自身があまり長生きしたいとは思っていないのだが、せめて父親の64歳、祖父の67歳はクリアしたいものである。
残り10年と想定して終活でも始めるとするかな。
■2018-03-02-Friday もう嫌だ〜!
1日の雪は1日中降り続いた。
15:30になって会社に居ても客も来ないだろうし、自宅の除雪もしなけりゃいけないなぁと思って早退することにした。
流しのタクシーが拾えないので、80mほど離れた藤丸デパートのタクシー乗り場まで行ったが、ここで待っていても全然タクシーがやって来ない。
デパートの受付嬢に「タクシーが全然来ないけど、呼んでくれませんか」と言ったら、すぐにタクシー会社に電話してくれたが、タクシーも数社が運休しているという。待ってても来そうにないので、もう一度会社に戻ったが、なんだかんだで30分ぐらい時間を使ってしまった。
会社に残っていた妻に事情を説明して、一緒に歩いて帰ろうと云うことになった。途中で遭難したら困るからね。
会社と自宅は帯広駅を挟んで1.2㎞くらいの距離である。
駅の北側の商店街には、ロードヒーティングが敷設されているが、この激しい降雪量では、溶かすスピードが追いつかない。何だ路面が出ていないじゃないかと文句を言いながら歩いたが、それでも半分は融けているから何とか短靴でも歩くことが出来る。
駅を抜けて、南側に行ったら、ロードヒーティングは敷設されていない。
歩道は、誰かが歩いた靴跡を辿って歩くしかないが、この時点で30㎝以上の降雪量であるから、靴の中は雪だらけである。気にしても仕方がないから、自棄になりながらヒドイ道を歩いて自宅に戻ったのだった。
すぐにジャージに着替えて、除雪を始めたが・・・。
自宅の前は朝から一度も除雪をしていないから、40㎝近くの積雪である。とりあえず、玄関から門までは、人が一人だけ歩ける幅の70㎝幅だけ除雪をした。自宅前の歩道も同様に70㎝幅だけ除雪をした。緊急避難用に車庫の前はいつでも車を出せるようにしておきたい。頑張って1台分の幅だけ除雪をしたが、もう全身汗だくである。
今日以前に降った雪を積み上げている通路の壁はすでに高さが160㎝くらいにまで積み上がっている。この高さのテッペンの向こう側まで雪を放り上げないと、手前に投げたら表層雪崩を起こして崩れて来てしまうから、腕もパンパンになった。
汗のかき過ぎで、身体の水分が不足したのだろうフクラハギが痙攣を起こしてしまったので、家の中に入って水分を補給した。
シャワーを浴びて、一服してから、再度除雪作業をする。1時間しか経っていないのに、もう10㎝ほども積雪している。凄い降り方だ。
食事をしてから、3度目の除雪作業である。ア〜ッもう嫌だ!
さすがにヘトヘトである。
どうせ1ヶ月後には雪も融けるだろうから、除雪はもう止めた!もうどうにでもしてくれ〜。
■2018-03-03-Saturday 除雪
2日朝になって・・・。
昨晩は「除雪なんてもう止めた〜」と途中で投げ出したが、現実的には春までそのまま放っておく訳にもいかないから、気合いを入れ直して除雪を頑張ろうと思ったが・・・。
昨晩、除雪しておいた庭の通路に屋根からの落雪が貯まっていた。この落雪というのが大変なのである。
一晩で50㎝もの降雪である。屋根の広い面積に積った50㎝の雪が、屋根の傾斜で流れてきて屋根の縁から固まって落ちてくる。路面に落ちる勢いで、雪が締まり、固まって重くなる。それが一ヶ所に集まるのだから・・・。
見た途端にヤル気を喪失した。屋根にはまだ落ち切っていない雪が屋根からリーゼントのヘアスタイルの様に飛び出ている。除雪作業中に落ちて来たら逃げ場がないから埋もれてしまう危険性がある。
とりあえず、玄関から門、車庫の前の除雪をやったが、今朝は気温が高めであるから、雪が重たくなっている。まいったなぁ〜。
昨日(1日)は無理して札幌に行かなくて正解であった。2日の今日はJRが全線運行停止になっている。もし行けても帰って来られなかったであろう。
市内の道路は、除雪が間に合わずに、車道も1車線ぐらいしか確保されていない。歩道も、空き店舗や空き地の前は除雪がまったくされていないから、とても歩けたもんじゃない。
こりゃ〜後2〜3日は交通機関のマヒが続くであろう。
■2018-03-04-Sunday 休日
除雪で疲れ果ててしまった。
昼に会社に寄ったついでに、藤丸デパートのチケット売り場に行って、6月に帯広で開催される劇団四季の切符を買いに行った。更に、そのついでに7階の催事場に行ってみたら「全国うまいもん大会」をやっている。何か美味しいものがないかと見に行くと、イートインコーナーで全国の有名ラーメン6社の食べ比べなるものをやっている。
日曜17:30からの日本テレビ「笑点」で有名な林家木久扇の「木久蔵ラーメン」があった。話のタネに食べてみようと思って、九州熊本のとんこつラーメン「もっこすラーメン」と2種類を頼んで食べてみた。
最初から期待はしていなかったが、まぁこんなモンであろう。昔風のしょうゆ味のラーメンであった。
その後、映画館に行って「空海」を観て来た。先週観ようと思っていたのだが、風邪の為に行けなかったのである。
夢枕獏の小説が原作であるが・・・。
この映画にはキーマンとして「幻術師」が登場するが・・・、「幻術師」にしても「陰陽師」にしても、まるで「魔法使い」と同じ扱いである。
「魔法使い」なら「魔法」で、何でも可能になってしまう。
これでは、面白くない。
そのせいなのか、映像は綺麗で幻想的であるが、ストーリーに今ひとつ深みが足りないと感じた。
まぁ、例によって、まだ観ていない人の為に、ストーリーの詳細は書かないが・・・。
映画が終わった後で、出口で妻を待っているときにパンフレット等の販売所を眺めていたら、ドラえもんの映画グッズが販売されていた。その中にドラえもんのマジック道具が5点売っていたので、5点全部を大人買いしてしまった。
このマジックは演じようと思って買ったわけではない。マジック・ミュージアムの展示品として、面白いかなぁと思ったからだ。
昔は、マジック道具は滅多に買わなかったのに・・・。
■2018-03-05-Monday 勝毎「論壇」
2018年03月05日十勝毎日新聞「論壇」掲載
「癌粒子線治療」
前回11月27日の当欄に、私が癌(がん)に罹(かか)って先進治療の「粒子線(陽子線)治療」を受けたことを書いたところ、読者の方から詳しく教えて欲しいとの連絡を多数いただいたが、この「粒子線治療」に関しては、今年になって状況が大きく変化した。
今年の4月から、「前立腺癌」と「頭頸部(とうけいぶ)の癌の一部」に公的医療保険が適用されることになったのである。
1月17日に開催された厚労相の諮問機関である「中央社会保険医療協議会」で了承された。
私の場合は生命保険会社の「先進医療特約」に加入していたので自己負担額はゼロ円であったのだが、公的医療保険が適用されないと自己負担額が300万円ほども掛かる治療法なのである。
2016年にも公的医療保険の適用が検討されたのだが「他の治療法に比べて優位性が認められない」として見送られた経緯があったのだという。
私が治療を受けた「前立腺癌」は、粒子線治療を受ける患者数が年間1700人と最も多いが、今回の公的保険適用認定には、最新の治療実績やデータを踏まえた結果が評価されて対象になったのだという。
私もデータ提供にサインをしたのだが、全国からの治療データの集積によって、粒子線治療の有効性が認められ、上記の癌には保険適用がされることになったのである。同病で苦しんでいて、この治療を希望しながらも費用的な面で断念をしていた患者に取っては朗報であろう。私も少しはお役に立てたのかもしれない。
粒子線治療とは、原子核を巨大な加速器で光速の70%程度(60〜80%)にまでに加速させ、癌細胞に対してピンポイントで照射し、癌細胞だけを殺すという治療法で、私の場合は30回の照射を受けたが、1回の治療時間は20分程度と短時間で済むし痛みも全くない。副作用や後遺症が少ないのも特徴である。
使用する原子核が、炭素イオンならば「重粒子線」、水素イオンならば「陽子線」という2種類があり、治療施設は日本全国には「重粒子線」5ヵ所、「陽子線」13ヵ所がある。
北海道には、札幌の北大病院と禎心会病院の2ヵ所に「陽子線」の治療施設があるだけで、私は北大病院に2ヶ月間入院して治療を受けた。
札幌近郊在住の患者ならば仕事の合間での通院治療が可能である。ただし、陽子線治療は継続して数十回の照射が必要なので、帯広のような遠隔地では通院での治療は難しい。癌治療は日進月歩であるが、まだまだ距離的・時間的な問題が残っている。
■2018-03-06-Tuesday 商業立地
3月1〜2日にかけての47㎝の降雪で
大きな道路も片道1車線分しか除雪がされていないから大渋滞である。中通りは除雪車が入っていないが、車が通った跡が、かろうじて1車線分の幅だけ開いている、と云うかなんとか通れる状況だ。車がすれ違うことすら大変な状況である。
人手が足りないのか、4日経ってもこの状況は改善されていない。
普段は、スゥ〜ッと通り過ぎる道が渋滞しているから、道路の左右の店をじっくり見ることが出来る。
つい1年程前に開店した知人の飲食店が、もう閉店して貸店舗の張り紙がしてあったのを見て驚いた。開店時には花を贈ったのに・・・。
改めて、飲食店には立地が重要だと感じた次第である。
この飲食店があった場所は、交通量の多い交差点のすぐ側にある。交通量が多いだけに、逆に駐車場への出入りが難しくなるのだ。
飲食店の経営者は、零細である。この店も親子でやってる家族経営の店であった。
おそらく、出店を決めた際には、交通量や家賃などを見て考慮したのだろうが・・・。
私は不動産賃貸業を営んでいるから、過去に何十人という起業家を見てきたが、店を出す場所を誤って、失敗するケースを、これまた多数見てきている。
零細起業家は初めての出店をする際には、家賃の安さで決める傾向があるようだ。経費の内の固定費である家賃が安いのに越したことはないのだが・・・、ハッキリ言うが、家賃が安いのには「訳」があるのである。
立地が悪いから安いのである。
「立地」は業種・業態に依って多少は変わるが、初めて出店する零細な飲食店は単独で客を引っ張ることは難しいと云うよりも無理である。
家賃が高くても、人通りが多い場所でなければ客が来ない。
だが、何故だか、初めて出店する人は根拠無しなのに自信満々な人が多い。もちろん誰も失敗すると思って商売を始める人は居ないだろうが・・・。
もう少し、出店する前に、しっかりと、然るべく人に相談をする必要があるだろう。立地を見極めるには結構な観察眼が必要だと思うのである。
■2018-03-07-Wednesday 天気予報
先週、札幌の病院に行くはずが、
大雪でJRが運行停止になり、1週間後に予約の変更をしたのだが・・・。
長期天気予報によると、今週も金曜日には春の大嵐が来るらしい。
もう雪はいらないゾ!
心配なのは、我が家の車庫である。
車庫の屋根のペンキは塗り替えたばかりだから、雪が滑って軒下に落ちるようにはなっているのだが・・・。その軒下にこれまでに降った雪が貯まっていて、軒下と屋根の雪が繋がった状態になっているのだ。
屋根に貯まった雪が、滑り落ちるスペースがまったく無くなった状態なのである。
だから、先週降った47㎝の雪が滑り落ちずに、車庫の屋根にほとんどそのまま乗っている状態なのだ。
我が家の車庫は、2台分のスペースである。建てたのは父で、1967(昭和)42年の建築であるから51年も前に建てた建物だ。空間確保のために、いわゆる柱を飛ばして建てているから、重さには極めて弱い構造であろうと推察される。
屋根の雪下ろしをしたいのだが、その雪を捨てる場所がなくて困っている。
こんなに雪が積もっている光景は、60年も帯広に住んでいるが初めてである。道路も、依然として先週降った雪の除雪が出来ていない。
この状態で、予報通りに雪が降ったら恐ろしいなぁ〜。
■2018-03-08-Thursday 春の嵐
夕方から雪が降ってきた。
もうこれ以上の雪は不要である。
明日は、札幌の北大病院に3ヶ月に一度の検診と注射に行く予定なのだが、この予定は、本来は先週行くことになっていたのである。
がしかし、大雪でJRが運行停止になってしまい1週間の延期になったのだ。
何だか、明日も雲行きがアヤシイなぁ〜と思っていたら・・・。
自宅に戻って、テレビの天気予報をみたら、明日9日は雨になると云う。
雨なら大丈夫かなと思っていたら・・・。
夜のニュースで、9日のJRは札幌ー帯広間は全部の列車が運行停止になると云うではないか。こりゃぁ〜困ったなぁ〜。
23時に家の外に出て確かめてみたら、まだ雪がシンシンと降っていて、積雪量は10㎝以上になっている。
この状態で雨になったら、重くて対処が不能になるので、仕方がないから雪のうちに除雪をすることにした。
玄関と車庫の前と歩道を除雪したが・・・。気温が高くなっているのだろう、雪がもうかなり重たくなっている。
既に、雪を捨てるスペースが無くなっているから、この重たい雪を、積雪の壁の上に放り投げるのは結構大変な作業である。
このまま雨に変わったら、雪で道路の排泄口が塞がっているから、水が流れなくて道路が冠水する危険性が出てくる。
昨日、心配した車庫の屋根の上の雪も、雨の水分を吸って重たくなるであろうから、これまた困ったなぁ〜。
いったい今年の天気はどうなっているんだ!
■2018-03-09-Friday 雨だ〜!
天気予報が当たった。
朝起きてカーテンを開けたら、雨に変わっていた。やはり昨晩の内に除雪をしておいて正解であった。もしも、除雪をせずに、そのままにしておいたら、重くなってしまって手が付けられなかったであろう。
9時に北大病院に電話して、今日の予約のキャンセルと、次回の予約をしたが、泌尿器科と放射線科の2科を受診しなければならないので、医者の調整に手間が掛る。
再度、昼過ぎに電話して欲しいというので、JRの切符の変更は、病院の予約が決まってからにしなければならない。
雨の中を、昨晩23時の除雪以降に降った雪が若干残っていてシャーベット状になっているのを除雪してきたが、まだ激しく雨が降っているので全身びしょ濡れである。
11:55に北大病院に電話したら、来週の早目の日に変更してくれた。科が違うと、手術日が異なるので、調整が難しいのだと云う。
すぐに帯広駅に切符の変更をしに行ったが、我が家の近くの西5条14丁目の交差点付近が冠水している10数㎝ほどの水が貯まっている。雨水の排水口が雪や氷で覆われており、水が流れないからだ。
道路幅は狭いから、すれ違う車が水しぶきを掛けて行く。
これで2回目の変更である。
自宅に戻るまで雨が降り続いていたが、14時には止んだので、家の周りの除雪をしたが重たくて大変である。
新聞を見たら、昨日の積雪は11㎝で、降水量は67mmだと云う。あちらこちらで道路の冠水やら、川が氾濫する危険性があると云う。
春の大嵐である。
■2018-03-10-Saturday 土曜日
今日は穏やかな日である。
朝から晴れて、気温も高いから、雪や氷が解ける。
こう云う状態になると除雪作業は楽しくなる。やればやるほど結果がすぐに目に見えてくるから面白い。ドンドンと道が広がっていくのはやりがいがあるってもんである。スコップを持って自宅の雪や氷を壊しながら道を広げっていった。
全身汗だくになったので家でシャワーを浴びてから、買い物に出掛けた。母からのリクエストの品物を買ってくる。
午後からは、映画に行こうと云うことになったのだが、面白そうな映画は全て見てしまったからが、もう見たい映画が残っていない。
それでも、何かないかと妻が調べて「去年の冬、きみと別れ」と云うのが良さそうだと言う。
原作は芥川賞作家の中村文則である。彼の小説「教団X」は読んでとても面白かったし、この「去年の冬、きみと別れ」の小説はまだ読んでいないからこれでも良いかと決めた。
例に依って、まだ映画を見ていない人の為に、タネ明かしをするわけにはいかないから、ここではストーリーなどの詳細は書かないが、なかなか面白い映画であった。
映画を見終わった後で、食事に出掛けたが、午前中の除雪作業で疲れたのでカラオケには行かずに自宅に戻ったのであった。
■2018-03-11-Sunday ウォーターベッド
1989年に購入したウォーターベッドを
いまだに使用している。
腰痛に悩まされていたから、家具屋を回っていろんなベッドを試してみた結果、ウォーターベッドの寝心地が気に入ったのである。
だが、ウォーターベッドはとても重い。私用のセミダブルと妻用のシングルベッドを並べて置くのは、1967年建築の我が家の床ではとても無理だと言われた。
そこで、我が家を改築するのに合わせて、寝室の床下をウォーターベッド用に補強したのである。
そうまでして購入したのであったが、1999年にフランスベッド社がウォーターベッドの生産を止めたのである。
部品などの販売も2016年3月で終了してしまっている。
年末に中の水を取り換えようと思っていたのだが、去年の暮は退院後と云うこともあって、水の交換はしていなかった。これが結構な重労働なんである。
今日は、することもないから、朝から頑張って水の入れ替え作業を行った。
ウォーターベッドはシングルベッドはチューブが4本、セミダブルは6本である。計10本の水を交換したのだが・・・。
妻は「私のベッドの水も交換して!」と云ったくせに、手伝おうともしない。
私一人で汗だくになりながら10本のチューブの水を交換したのであった。
水はかなり減っていて、ベッドに寝ると身体が沈む感じがしたが、かなり硬めに水量を設定して入れ替えたので、新しいベッドに寝ている感覚である。これで気分良く眠れるであろう。
■2018-03-12-Monday 相談
私に相談したいことがあると
自宅の置電話に連絡が入った。
先週5日の十勝毎日新聞の「論壇」欄に掲載された私の「癌粒子線治療」の文章を読んだ知人からである。
「妻が癌と診断されたが、あなたが書いた文章を読んで粒子線治療について聞きたい」と云う。私は医者ではないし医療関係者でもないから、自分の体験談しか語れないが・・・と言ったのだが、それでも話を聞きたいと云うのである。
いまや日本人の2人に1人は癌に罹る時代なのであるが、私も含めて自分は癌になど絶対に罹らないと思っているのである。確率2分の1なのだから罹るのはほとんど当たり前なんだけどね・・・。
いざ、癌と宣告されると、心の準備をしていないから、あたふたしてしまうのであろう。
午前中に、夫妻で会社に訪ねて来た。
私が罹ったのは「前立腺癌」で、前立腺は男性にしかない器官である。女性の他の部位の癌については、まったく分からないので、私が調べた本を数冊見せて、これらの本を本屋さんで注文して購読し、自分で調べてみたらどうでしょうか?と伝えた。
やはり、自分で納得するしかないのだろうと思う。
私の体験談はお話したが、果たして参考になったのだろうか?
■2018-03-13-Tuesday 検診
去年の9〜10月の2ヶ月間入院して
「前立腺癌」の治療を受けた北大病院に3ヶ月に一度、検診をしに行くことになっている。
私が受けた治療は、放射線科の「陽子線治療」と泌尿器科の「内分泌療法」の2つの併用である。
9月初旬に泌尿器科で「LH−RHアゴニスト」と云う男性ホルモンを抑制する注射を受けたが、これは今後2年間3ヶ月毎に打っていく必要があるのである。
その注射の日に合わせて、放射線科で術後の経過を見てもらうのである。
本来は3月2日に受診の予定であったのだが、大雪でJRが運休になってしまい1週間後の9日にズラしたのであるが、9日も大雪と大雨で、またまたJRが運休になってしまい、13日まで延びてしまったのである。
間が11日間も空いたから注射の効果のほどが心配であったが・・・。
久し振りに北大病院に行ったが、2ヶ月間も入院していたから勝手は十分に分かっている。
まずは血液採取であるが、私の腕は血管が見つけづらい様で、他の病院や他の科の看護師だと何度も失敗するから腕の血管がドス黒くなってしまうのだが、ここの看護師は注射が実に上手い。手際良く血管を見つけて一発でやってくれるからありがたい。
病院では、かなり待たされるし、列車に乗っている間も暇を持て余すから帯広から本を持って行った。
当初の2日の為に買っておいた高田崇史の新作「卑弥呼の葬祭 天照暗殺(新潮社)」である。読みたい衝動を抑えて、この日まで読むのを我慢して来たのである。
私は高田崇史の歴史解釈がとても好きなのである。
もともと本を読むスピードが速いのであるが、夢中になると、そのスピードが倍化する。アッという間に読んでしまった。まだ検診が終わっていないのに・・・。
仕方がないから2度読みしたのであった。内容を書くとタネ明かしになってしまうから書かないが、殺人事件は取って付けた様でまったくの余計事なのだが、歴史解釈はものすごく面白かった。
さて、肝心の検診の結果であるが、PSA(前立腺特異抗原)と云う前立腺でのみ生成される物質の値を測定する血液検査で、このPSA数値が4以上だと前立腺癌の疑いがあると云う基準なのであるが、前回の12月1日の検査では0.03であった。今回は、もうこれ以下には下がらない最低値の0.01と云う数値であった。
治療の効果が極めて順調に推移していると云う。副作用らしき症状も全く出ていないし、私的には完治したと思っているのだが・・・。
医者は3ヶ月後にまたお会いしましょうと云う。任せた以上は医者の指示に従うしかないか。
■2018-03-15-Thursday 五十肩
右の五十肩がなかなか治らない。
運動不足も大きな要因の一つであろうと思うのだが、現在の私の唯一のスポーツと言えばゴルフだけしかない。右肩の痛みを堪えてクラブを振ったら、私の美しいスィングが崩れてしまう危険性がある。
ここは、春までに、この肩痛を治してから始めようと考えている。
整形外科に行っても、注射一本と湿布薬をくれるだけ。
私は中学生の時に、体操部に入っていたが、休み時間に校舎の外にあった鉄棒で大車輪(前向きの先車輪)をやっている際に手を滑らせて背中から落下して腰を強打して以来、腰痛持ちになり、その年齢から按摩さんに掛かるようになった筋金入りのマッサージ好きである。
以前に左肩が五十肩(以前になったのは40歳台だったから四十肩かな?)になった際に、治してもらった指圧治療院に毎週通ってマッサージを受けている。
この治療院は、父が存命中から父と一緒に通っていたから、もうかれこれ35年以上の付き合いになる。先代の先生は他界しているが、息子さんが跡を継いでいるのだ。
北大病院を退院した直後の11月から通っている。肩の可動域はかなり広がってきているのだが、まだ少しの痛みが残っている。
筋肉のかなり深部の痛みである。
ここを春までに解しておきたいのであるが、今冬の大雪の除雪作業で筋肉を酷使しているから、腰も背中も筋肉痛になってしまい。この部分のマッサージにも時間が掛かるのだ。
じっくり治して、去年は数回しか出来なかったゴルフを早くやりたいなぁ〜。
■2018-03-16-Friday 三寒四温
ここ2〜3日、
急に暖かくなって、見る間に道路の雪山が融け始めたかと思ったら、今日は風が冷たく強い。
1日の大雪で、除雪を断念し、踏み固めて上を歩いていた我が家の庭の通路の雪も融け始めて、その踏み固めた30㎝ほどの雪の上を歩くとズブズブと長靴が雪に埋まる様になった。
日当たりの良い部分は、下のコンクリートブロックが顔を覗かせている。こうなると雪解けはアッと云う間に進む。
長く寒い冬から、外で活動出来る春になる端境期は、これが楽しいのだ。春の訪れを実感出来る。
ニュースを見ていたら、東京ではここ2〜3日で桜が開花すると云う。例年、北海道では桜の開花が5月の連休過ぎであるから、地域差を感じるニュースでもある。
夜に、地元金融機関のゴルフ親睦会の役員会が開催されたので出席してきた。5〜10月の6ヶ月間の内、8月を除いて5回開催されるゴルフコンペである。高齢の参加者が多いので、4年ほど前から暑い8月は生命の危険があると云う理由で開催を止めたのである。
涼しいはずの北海道でも、8月の暑さは心臓には良くないらしい。2年後の東京オリンピックは8月に開催されると言うが選手や観客の健康状態は大丈夫なんだろうか?
去年のゴルフのことは、すっかり忘れていたが、成績の一覧表には私の名前が3つも出ていた。去年は6月末に癌宣告を受けてからはゴルフを止めてしまったから、たった2回参加しただけであったが、2回とも準優勝でベストグロス賞も獲得していた。調子が良かったのだろうなぁ〜。
今年は五十肩でまだクラブを振っていないからなぁ〜・・・。
でも、せっかく完治したんだから、今年はゴルフをヤルゾ!
■2018-03-17-Saturday どうなっているんだ
日本の官僚はどうなってしまったんだ!
最近のニュースでは、官僚の堕落の様が、やたらと報じられている。
防衛省、文科省ときて、今度は財務省である。
誤魔化しが通用するとでも思っているんだろうか?
いずれの事件も、公務員としての本質を誤っている。こうも立て続けに起こると云うことは、公務員の倫理観が完全にオカシクなっている証拠であろう。
何が原因なのだろうか?
ただ単に人間としての質が低下しているのだろうか?
何も信用することが出来ないではないか。
ことは日本だけに留まらない。最近のニュースを見ていたら、国際的にどの国も政治家がオカシイ。
顕著なのは、重要ポストが次々と入れ替わるアメリカのトランプ政権であるが、ロシアのプーチンの強権政治(暗殺アリ、謀略アリの恐怖政治かな)もしかり、習金平が長期政権への布石を進め独裁色を強める中国もしかりである。
まともな政治家が誰か居るのだろうか?
地球も火山の噴火やら地震やらが多発し、異常気象も増えているのに、こんな連中が世界の舵取りをしているのかと思うと世界の未来は暗澹としているなぁ〜。
■2018-03-18-Sunday リメンバー・ミー
映画「リメンバー・ミー」を見て来た。
ディズニー&ピクサーのアニメーション映画である。
例に依って、まだ見ていない人の為に、タネ明かしにつながるストーリーの詳細は書かないが、予告編で流されている範囲内で書くことにする。
とても面白かったし、ホロッともさせられた。
舞台はメキシコかな?ラテン系の中南米が舞台の様である。
日本の「お盆」の様に、ご先祖様があの世から、この世に戻って来る「死者の日」に、主人公のミゲル少年が「死者の国」に迷い込んでしまう。
日の出までに、この世に戻らないと・・・。その間のバタバタ劇が、笑いアリ、ホロリとさせる場面アリ、どんでん返しがアリと飽きさせない。
「お盆」や「お彼岸」がある日本人のメンタリティーには受け入れやすいシチュエーションであろう。
アニメの質感も、ドンドンと進化している様で、顔のしわや表情、指などの動きも滑らかである。
ストーリーは、子どもから大人まで楽しめる内容である。
こう云うテーマの映画は実写版よりもアニメーションの方が、観客も受け入れ易いだろう。
お勧めの映画である。
■2018-03-19-Monday 車間距離
朝、出勤する際の車中での妻との会話
交差点で赤信号で停車していたら、前の車が、やたらと車間距離を開けて停まっているので「いったいいつ頃から、こんなに車間距離を開けて停車する様になったんだろう?」と妻に言ったら「さぁ〜、でも私たちが免許を取った時代には、前の車との車間距離は、バンパーの下側が見える位の距離に停まりなさいと教えられたよね」と云う。
確かに、私もそう習った。
今では、車1台分以上の車間距離を開けて停まる車が多い。そんな車が4台も居たら、それだけで50mの幅が取られてしまって、車の渋滞に繋がる。
交差点内に入って停車してはいけないとも教えられたが、ルールと云うよりはマナーとして、交差点の手前で停まらなければならない。左側の道から左折してきて入ろうとする車が入って来られないからだ。
私が交差点の手前で停まっていたら、左折して入りたい車のドライバーが会釈をして入りたそうにしている。
私は急ぐ訳ではないから、入れてあげたいのだが、前に停まっている車が車間距離を開け過ぎて停まっているので、入ることが出来ないでいる。
1mくらい前に出てあげれば十分に入れてあげられるのに・・・。
そういう車のドライバーに限って、回りを気にも掛けないものだから、後ろが詰まっていても平気でそのままの状態で居るのだ。
なぜ、あんなに車間距離を開けて停まるのだろうか?
次の信号停車時に、妻に、こんな具合に教えられたよなぁ〜と前の車のバンパーの下のラインが、私の車のフロントノーズと重なった位の位置で停車した。車間距離は40㎝ていどであろうか?
すると妻が「エ〜ッ、今、貴方にはバンパーの下のラインが重なって見えるの? 私にはバンパーが見えないんだけど・・・」と云う。「ア〜ッ、分かった。貴方の座高が高いからだ・・・」「私と貴方とではこんなに目線が違うんだ・・・」と云う。単に私の足が短いと言いたいのだろうか。
車間距離を開けて停まるドライバーは、足が長いんじゃぁなくて、腰を落として運転しているだけさ。
■2018-03-20-Tuesday アッタマ悪いなぁ〜
大相撲で貴乃花部屋の貴公俊が暴行したという。
現在の、この状況下で、貴乃花部屋の力士が、大相撲の場所中の支度部屋で弟弟子に暴行だってさ。こいつ、アッタマ悪いんじゃぁないの。
想像力の欠如に加えて、状況判断が全く出来ていないし、衝動を抑える精神力もまったく無い。
これで、貴乃花も、反乱は終息させるしかないだろう。下手をしたら部屋の閉鎖までありうるかもしれない。こういう馬鹿な奴を弟子に持ったのは・・・。
前川喜平前文部科学省事務次官が名古屋市立中学校で講演した内容の詳細を報告するよう求めた自民党の議員がいるとのニュース。
そんなことをする自民党の議員も馬鹿だが、その議員の名前を隠す文部科学省も、この時期に隠ぺいなんかしたら、どういう結末が待っているのか想像力が欠如している。
いや、それとも官僚は、安倍内閣を倒すために、財務省、文部科学省から今度は国土交通省も巻き込んでクーデターを起こすつもりなかもしれないなぁ〜。
ロシアでは大統領選挙でプーチンが圧勝した。ニュースでは、監視カメラに投票用紙を2枚入れてる奴が映ったり、投票場で何故だが、ヘリウム風船が配られて監視カメラを隠してしまうし・・・、笑えるねぇ〜。
民主主義では、独裁者を造りださないために、大統領など国のトップの任期を決めているのに、中国もロシアも、これを反故にしてしまった。
かの国の国民は、それを指を咥えて見ているだけしか出来ないのだから・・・。
国際連合の5カ国の常任理事国の内の2カ国で独裁が行われようとしていて、アメリカはメチャクチャやってるトランプ大統領で・・・。
日本でも、もう終わったかなと思っていた森友問題で、安倍首相の辞任があるかもしれないし・・・。
この機に乗じて北朝鮮が、日本にも心理戦を仕掛けて来ているし・・・。
どいつもこいつもアッタマ悪い奴ばっかりで、嫌になっちゃうなぁ〜。
■2018-03-21-Wednesday シェイプ・オブ・ウォーター
所用で札幌に夫婦で出掛けた。
ポッカリと時間が空いたので、駅に隣接しているシネマコンプレックスに行って映画「ザ・シェイプ・オブ・ウォーター」を見た。
米アカデミー賞を取った作品なのに、何故だか帯広のシネコンでは上映予定がないのである。
以前にも書いたが、帯広のシネコンの上映作品を決定している人物と、私の嗜好とはかなり異なるのかもしれないなぁ〜。しかし、アカデミー賞作品なら上映しても良いと思うのだがなぁ〜・・・。
SEXの描写があるからなのか、R15指定の映画であるのが影響しているのかしらん。帯広では人口が少ないから、子供が見られない映画は流行らないということなのだろうか?
不思議な映画である。描写を深読みすればするほど面白い。
タネ明かしになってしまうから、いつもなら詳細を書かないのだが、この映画の解釈は見る人に依ってかなり異なるであろうから、少しだけ私の感想を書いてみる。それほど突っ込みどころ満載なのである。
半魚人(?)と人間の女性の恋(?)を描いていると思うのだが・・・。
主人公の女性は声が出せない。耳は聞こえるのに、声だけが出せないのだ。アンデルセンの童話の人魚姫は、人間に姿を変える代償に声を失ったが・・・。
治癒能力を、神の如くに持っている半魚人(?)なのに、体力を失い、死にそうになる。主人公の女性は、かなりSEXに飢えていて、自慰もするから・・・。半魚人(?)は何故に体力を失ったのであろうか?
半魚人(?)の下半身の構造をジェスチャーで表現してみせる場面は、思わず吹き出してしまった。
軍の関係者役の男が、トイレに入って、小便をし、出る時のセリフがまた面白かった。「手を、先に洗うか、後に洗うか、両方洗う奴は・・・」なるほどねぇ〜。
画家が全部を食べられないほど不味いパイを、何故に買いに行くのか?
差別、偏見、見栄、マイノリティなど、細部に亘って、監督のこだわりがちりばめられているから、分かる人にはハハァ〜ンなるほどなぁ〜と楽しめるし、分からない人が見ても、分からないことがさほど気にもならない作りになっている。
久し振りに、監督の映画に対するオマージュを感じた作品であった。
面白い!必見である。
■2018-03-22-Thursday 母の米寿祝い
母がこの3月末で米寿を迎える。
4人の兄弟姉妹で祝おうと、互いのスケジュールを調整して21日にしようと決めた。長女だけが東京で、後の3人は帯広住まいである。
十勝川温泉の第一ホテル豊洲亭に母と娘2人が宿泊し、その他の家族は温泉には泊まらずに夕食時にホテルで合流して、一族で食事をするという予定にしたのである。
今年1月に、娘が私達夫婦の還暦祝いを、この温泉ホテルで同じ様に祝ってくれたのだが、ホテルのサービスと食事の美味しさがとても気に入ったし、母の体力面の心配もあるから、遠方に連れていくわけにもいかないので、米寿祝いもここでやろうと考えたのである。
正解であった。
ホテル側で、米寿祝い用の黄色いちゃんちゃんこと帽子、横断幕などを用意してくれ、開始前に全員集合の写真を写して、家族分の枚数をプリントしてくれた。
私達、4人の兄弟姉妹も56〜61歳になり、食事は量は食べられないから、少量でも美味しい料理が一番である。あらかじめ、その様にホテル側に注文しておいたのである。
料理はどれも美味しくて、母も大満足で、楽しいいひとときであった。
夕食会の終了後は、私達は温泉に入って帰宅。母と娘の3人だけが泊まって一緒にお風呂に入ったり、話をするのであろう。
■2018-03-23-Friday 超高齢社会
以前に「少子高齢化社会」と書いたら、
「化」は不要で、日本は既に「高齢社会」なのであり、団塊の世代が75歳を迎えると「超高齢社会」になるとの指摘を受けた。
少子化で人口が減り、その減った人口の約半分が高齢者になる社会とは、どんな社会になるのだろうか?
先日、列車、地下鉄などに乗ってふと考えた。
「バス」では車内放送で「危険ですから、バスが停車してからお立ち下さい」と云う類の放送をしている。足腰の弱い老人が、動いているバス内で立ち上がると、急ブレーキなどを掛けた場合に危険であるからだ。
ところが、JRの列車では、その手の放送が無いことに気が付いた。
むしろ「停車時間は僅かですからお早めに降車の準備をして下さい」の類の放送が流される。
これは一体どういうことなのだろう?
列車はバスに較べて急停車することが少ないから危険も少ないという意味なのだろうか?
列車のダイヤを守る為には、乗降車の時間を短縮したいと云う思惑なのだろうか?
老人の動きは緩慢である。スローモーションの様にユックリだ。
老人の乗客が、列車が駅に到着するまで座席に座っていて、駅に到着してから立ち上がったりしたら、乗降車の時間が掛り過ぎると云うことなのかもしれない。
しかし、いつも上手い運転手ばかりとは限らない。たまに、下手くそな運転手が居て、列車の降車口に立っていたら、停車する際に、私でさえよろつくことがある。ましてや荷物を持っていたりしたら、何かに掴ることも出来ない。元々、乗降口に掴る器具はほとんど装着されていないが・・・。
その内に、大事故が起こる危険性を感じた。
そうなると、これからの世の中は、圧倒的多数になる老人のスピードに合わせなければならないだろう。
列車もスピードよりも安全を重視せざるを得なくなる。
恐らく、駅での停車時間を今よりも、かなり長くする必要に迫られるであろうなぁ〜。
昨晩、駒澤大学の同窓会十勝支部の役員会を開催したが、出席したお坊さんが「お寺の本堂の畳を絨毯に切り替えた。檀家さんが、椅子でなければもう寺に行かないと云うのだ」と言う。たしかに私の年齢でさえ、座布団に座るのは辛いのだから・・・。
日本は、これまで「効率化」に依って国力を上げてきたが、これからは「余裕」を旨としなければならないだろう。だが、どうもその方向には向かっていないようだ。
そのギャップに苦しむ、ここ数年になりそうであるなぁ〜。
■2018-03-25-Sunday 退職
3月の末になると新聞に、
金融機関、行政、学校などの人事が掲載されるが、その退職者欄に、高校の同期生の名前が載っているのを見ると、我々の年代が還暦を迎えたことを実感させられる。
私は、自分が経営する会社の社長であるから、定年と云う制度には無縁なので、これまで「定年退職」と云うものを実感したことがなかったが・・・。
妻に言わせれば、私は既に退職しているのも同然であるかの様なのだが・・・。
年金にも、どうせ早死にするだろうからと、これまでは無関心であったが、数年前から「年金定期便」が届けられる様になって、少しは気にするようになってきた。
私の年代の男性は63歳から年金の受給が出来るのだが、受給を始める年齢を遅くするようにしたら受給金額が上がるらしい。
70歳から受給を始めたら40%ほども受給額が上がるらしいのだ。
詳しく調べたわけではないからよくは分からないが、そうなると自分が何歳まで生きるかに依って、受給総額が大きく変わるのであろうなぁ〜。
全員が同じ63歳からの受給であれば、長生きか早死にかで受給総額は変わる。当然ながら長生きしたら、それだけ多くの年金受給があるわけだ。
しかし、受給開始年齢に依って、受給額が変わるとなると、自分の健康状態を勘案して、自分の寿命が何歳までなのかを計算しなければならなくなる。
普通に考えても、60歳で定年退職した後、63歳から年金受給を受けるにしても3年間の収入を考えなければならない。退職金で賄うのか、再就職などをするのか・・・、それを70歳からの年金受給としたならば・・・。
70歳から40%アップの受給額を受け取ろうと考えたとしても、それまでに死んでしまったら一円も受給出来ないではないか。人生何が起こるか分からない。健康であっても事故で死ぬ可能性だってある。
国は、国民全員にギャンブルをやらせようというつもりなのか?
以前にもこのブログに書いたが、お金と云うものは天下の回りモノなのである。誰かが貯め込んで流通を妨げるから景気が悪くなるのだ。
日本国は、国民に老後の不安を増幅させているだけだろう。
誰もが安心して暮らせる様にしたら、お金を必要以上に貯め込む必要がなくなり、お金は回るようになる。
変な日銀の政策よりも、老後の不安解消の方が景気を良くする政策になるのではないだろうか?
■2018-03-27-Tuesday 国会喚問
国会での佐川元理財局長の
証人喚問が行われたが・・・。
どうせ、証言拒否をするんだろうなぁとは思っていたが、ひょっとすると官僚の反乱があるかもしれないと考えた。
かと言って、ず〜っと見続けるわけにもいかないから、会社でテレビを点けっ放しにしておいて耳でだけ聞いていたが・・・。
しょっぱなの議長質問から「訴追の恐れ・・・」と言いだしたから、あぁ〜これは今日は証言しないなと分かったのだが・・・。
それでも、一応はテレビを点けっ放しにしておいた。
与党側の質問で、自民党の丸川の質問の仕方には笑っちゃったね。「・・・ありませんでしたね?」って何だ。「・・・ありましたか?」だろうに。
これで元アナウンサーだって?耳で聞いていただけだったが、すごく違和感があった。安倍首相を始めとして上の方から一人一人の関与を否定させていたが、そのまま下まで全員を否定させたら良かったのに・・・。そうしたら逆説的に関与者が浮かび上がるのになぁ〜。与党がやらなくても、野党が、これ幸いにと、すぐに財務省の全員の名前を一人ずつ挙げていって、佐川氏に否定させていったら面白かったのになぁ〜。それをやらないんだもの・・・。
予想はしていたけど時間の無駄だったね。茶番劇だね。
佐川氏は1人で全部被るつもりなんだろうかねぇ〜。
国会議員が関与していないなんてあり得ないだろう。第一、今回の前川元事務次官の講演への文部科学省に調査させた国会議員が居たことでも、国会議員が関与しているのは明らかだろうに・・・。
与党側の疑惑を掛けられている安倍首相を始めとする国会議員や昭恵夫人等にとってはありがたいのだろうけど、他の官僚たちにとってはどうなんだろうか?
ここ最近の官僚は、どこも改竄やら隠蔽やらで、国民の信頼は地に堕ちている。益々、それを増幅させるだけだと思うのだが・・・。守ったつもりで破滅に追いやっているのかもしれない。
事の本質は、官僚の提出する資料に信頼性が無くなったら、行政は機能しなくなると云うことだ。
今回の喚問では、誰が何の為に改竄したのかは何一つ分からなかった。つまり、意味が無い喚問だったということだ。
一日も早く解決して、国会はその他の山積している重要課題に取り組んでもらいたいものである。
■2018-03-28-Wednesday 金正恩
今朝のニュースで
北朝鮮から、列車で中国に行った人物が金正恩だったことが分かった。
ニュース解説者は、雪解けと言っていたが・・・。
私は、金正恩も、いよいよ追い詰められたか?と感じたがなぁ〜。
アメリカ政府では、トランプ大統領が側近を次々に辞めさせているが、北朝鮮はこれに脅威を感じているんじゃぁないのだろうか?
新しい就任者は、強硬派と言われているようだし、北朝鮮がトランプの気に障る様なことを言って、卓袱台返しをされて、先制総攻撃をされたらと真剣に考えて、あらゆる手段を事前に講じておこうとしている表れであると思うのだが・・・。
アメリカが北朝鮮の核をそのままにして妥協することは少ないだろうと思う。
以前の様な、のらりくらりとした時間稼ぎの対応は、トランプは許さないと思っているのだろう。
ロシアが、イギリスでスパイを暗殺した事件をキッカケに世界から孤立をし始めた。アメリカもロシアの外交官を国外退去させるし、ヨーロッパ各国も同様だ。
中国はアメリカとの貿易戦争も辞さずと云うつもりであるし・・・
きな臭いなぁ〜。世界大戦が近い様な雰囲気である。
第二次世界大戦時の日独伊三国同盟は、日本が地理的に離れていたが・・・、ロシア・中国・北朝鮮は国境を接しているから、この3国が同盟でも結べば、面積でも、人口でも、軍事力でも、相当強力な同盟になる。孤立した国が手を結んで・・・。
どうか戦争だけは止めてくれよ。
■2018-03-29-Thursday 泣いて・・・
貴乃花!中途半端だなぁ〜。
ガッカリしたゾ。
暴力の程度の差はあるが、暴力は絶対にいけないと、現役の横綱を引退に追い込んだのだから、自分の弟子がまだ若いからと云う理由で、寛大な処置を望んで内閣府への告発状を取り下げるなんて・・・。
貴乃花の相撲協会改革は、こんな程度のことで取り下げるのか!
本気で改革するつもりなら「泣いて馬謖(ばしょく)を斬る」でなければいけないだろうに・・・。
こう云う中途半端が一番いけない。
これで、貴乃花を応援していた人からも、その支持を失う結果になるであろうし、理事会側は、それみたことかと嵩に罹って責め立ててくるであろう。
完全に両方から孤立した状態になる。まさに四面楚歌である。
一体どうしたんだろう?一人でも相撲協会改革に邁進する姿勢を応援していたのに・・・。もう精神的に疲れたんだろうか?
それだけ、この馬鹿な弟子の暴力は精神的に痛手であったのだろうなぁ〜。でも・・・。
貴乃花には正直がっかりしてしまった。非情に徹することが出来ない者に改革などやれやしない。
■2018-03-30-Friday 貴乃花2
相撲協会が貴乃花の処分を決定したニュース
たぶんやるんだろうなぁ〜と予想はしていたけど、身分は最下位の親方である。
会社で云えば、常務クラスから平社員への降格人事である。常人なら、自ら相撲協会を辞めるのだろうけど・・・。
除名処分にしなかったのは、ここで相撲協会が除名したら世間の風当たりが強くなるから、貴乃花のプライドをズタズタにして、自ら辞表を出させる作戦であったのだろう。
辞任しなかったのは、よっぽどプライドが無いのか、それとも逆に、闘志を内に秘めて、臥薪嘗胆、捲土重来を期すつもりなのであろうか・・・。
それにしても、まさに「水に落ちた犬は叩け!」の状態だ。
今朝の北海道新聞を読んでも、貴乃花の、これまでの対応の拙さなどがドドッと噴出している感じである。
同じ一門の親方からも「応援しても、お礼も相談もなかった」との不満が漏れてきた。孤高の人と言ったら恰好が良いのだろうが、組織の改革なんてものは一人で出来るものではない。仲間を作って、周りを巻き込みながら、徐々に多数派にしていかなければ出来ないものだ。
今回の中途半端な対応をみても、ハッキリとした改革の構想なんてものは無かったような感じがするなぁ〜。マスコミにおだてられて一人だけでその気になっていたのかなぁ〜。
どうも、貴乃花は飽きっぽいお坊ちゃま体質なのではないだろうか?
貴乃花と云う人物の、精神構造がどうもよく分からないなぁ〜。宮沢りえとの婚約から婚約破棄までの時も、よく分からなかったけど・・・。
さて、貴乃花はこの処分を受け入れて、次の理事選までの2年間は我慢をするんだろうか?
■2018-03-31-Saturday フォーラム
まちづくりの仲間から
フォーラムに参加して欲しいとの要請があった。市内の北海道ホテルで17時から開催の予定であると云う。事前にあまり詳しいことは聞かなかったのだが、行ってみたら・・・。
会場受付の雰囲気からして主催はどうも帯広の企業ではないらしい感じがする。席に着いて、置いてあった資料を読んだら、レオス・キャピタルワークスと云う会社の投資信託のセミナーのようである。
何で、投資信託とまちづくりに関係があるのだろうか?と訝っていた。単なる投資の勧誘なら興味がないからすぐに帰ろうかと思ったが・・・。
セミナーが始まって、藤野英人社長が登壇して話し始めたら・・・。十勝が大好きだと言う。宇宙一美味しいモノがたくさんあって、それを食べられるからだと言う。確かに体型は食べることが好きそうなお腹をしている。単なる投資の勧誘と云う訳でもなさそうだ。この後、4人の講師が話をすると言う。
野村総合研究所の齊藤義明氏、キャンプ用品のスノーピーク社長の山井太氏、まちづくりの仲間の後藤健市、大樹町でロケット打ち上げをやっているインターステラテクノロジズ社の稲川貴大氏の4人である。
最近、新聞で十勝を舞台に面白そうなことを仕掛けている人達として何度も取り上げられている面々だ。興味深いので一番前の席に座って聞くことにした。
かつて、私が「十勝場所環境ラボラトリー」と云う組織を造って、取り組もうとして、挫折したことに類似している事業であるなぁと感じた。
十勝と云う場所の持つ無限大の可能性に、着目する人達が増えてきたということであろう。
かつて一緒に、この十勝場所環境ラボラトリーで活動していた後藤健市の良い意味での「人たらし」の術に依って、十勝の魅力が少しずつ広まっているのであろうなぁと思う。
セミナーで紹介された事業の中には、これまで誤解をしていた事業もあったので、詳しく聞けたのはとても参考になった。
3人目の後藤健市の講話の中で「北の屋台」の話が少し出て来たが、その中で、キーパーソンとして私の名前を何度も言うものだから、気恥ずかしくなってきた。
セミナー終了後に懇親会にも参加するように言われたので参加して驚いた。主催者のレオス・キャピタルワークス社は、社員全員が十勝入りしていると言う。藤野社長の挨拶の中で、「当初、ハワイに連れて行くつもりだったが、諸般の事情で十勝になった・・・」と云うではないか。2003年に出来たばかりの若い会社であるが、今どきのピチピチとした行動力のある会社であるなぁと感じた。
懇親会の後、15名ほどで中心街のロフトクラブに移動した。2次会では私のマジックも披露したし、藤野社長のプロ級の腕前のショパンの曲のピアノの演奏も披露された。なかなかに面白い会合であった。