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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2018-12-01-Saturday 師走

もう12月!

今年も残り1ヶ月になった。年を取ると、時間が早く進む様に感じると言うが、これは本当だ!

年齢を重ねる毎に、加速度的に速まっている感覚である。

去年の9月初旬〜10月末まで、札幌北大病院に入院して前立腺癌の先進治療である陽子線治療を受けた。1年経っても一応、まだ生存しているが、目下の悩みと云えば、太り過ぎている程度かなぁ〜。

癌に罹って、医者から宣告を受けてから、人生観を見直したのだが・・・、

特に、「お金」に関しては哲学みたいな考え方を持つに至った。それは「お金には意志がある」と云うことである。

「意志」があると云うことは「意識」もあると云うことだ。意識があれば、お金にも「嬉しい使われ方」と「嫌な使われ方」というのがあると思うのである。

「嬉しい使われ方」と云うのは、お金を使う人も、その恩恵を受ける側の人も、共にハッピーになると云うことではないだろうか。

逆に「嫌な使われ方」と云うのは、使わずに貯め込むことであろうと思う。

日産のゴーン氏の様に、金の亡者になって貯め込む人は「お金」に嫌われると思うのである。貯め込めば、お金は腐る。お金は「おあし」であり「天下の回りもの」なのである。あの世に持って行く事は出来ない。

正しく、お金が喜ぶ使い方をすれば、お金の方から「私も楽しく使ってぇ〜」と寄って来るのではないだろうか?(そんな訳きゃないか!)

何も無駄にパッパと使う必要はないと思う。バラ撒きは、逆にお金が軽んじられていると思って嫌うのではないだろうか?

使う私にも、恩恵を受ける側の人にも、一緒にハッピーになれることに使ってあの世に逝こうと考えている。

でも、もしも長生きしたらどうしよう・・・。

老後を日本国に頼れないしなぁ〜。


■2018-12-03-Monday 都市計画家協会

日本都市計画家協会の北海道支部の

苗穂駅見学会&忘年会が3日、札幌で開催された。

何故だか私も、北大の教授だった小林英嗣氏に誘われて、会員になっているのだが、もとより都市計画なんて全くの門外漢であるし、帯広と云う遠隔地でもあるため、これまでに数度しか会合に出席したことがなかったのである。

それが、たまたま、明日の4日が、北大病院での前立腺癌治療後の検診日に当っていたので、一日早くに行って、久し振りに出席することにしたのだ。

集合場所は1ヶ月程前に再開発されたJR札幌駅の隣の駅の「苗穂駅」である。この構想を担当した会員に案内してもらう見学会とその後に忘年会を開催すると云う。

苗穂地区は北海道開拓当時に工場群があった場所で、札幌ビールの工場跡地にはビール園や博物館などがある。

苗穂駅の北側には「ARIO」と云う大きなショッピンセンターがあり、ここのオープン時には見学にも行ってもいる。ARIO見学の後には、苗穂駅まで細長い歩道橋で線路を渡って、電車で札幌駅まで戻ったのであったが、当時の町並みはかなり古い感じであったし、商店街のようなものも無く、寂しい町という印象であった。

その歩道橋の横に幅員6m、長さ130mもの連絡通路を作り、苗穂駅を札幌駅寄りに新築し、更に、線路の南北に広場を作り、高層マンションなどを3棟建てる再開発事業を行う予定なのだと云う。

札幌駅からだと徒歩でも20分ほどの距離であるから、この開発で急激に人口が増えるのであろうなぁ〜。

札幌は、私が一人で親類の家に遊び行き始めた小学1年生の頃(昭和39年頃)には人口も5〜60万人程度の街であったのだが、札幌オリンピックを境にして急激に増えて、現在は170万人も居る。

北海道中から、人が集まって来ているから、マンションがドンドン建てられてもすぐに売れるのだと云う。住む目的だけではなく投資目的で買う人も多いのだそうだ。

何だか、成長が早過ぎて、インフラ整備や、まちづくりが伴っていない様にも感じる。

忘年会の会場の開始時間まで、時間があったので、苗穂駅前の立ち飲み酒屋で一杯ひっかけてから、会場に向かったのであった。

会場に着いて、注文した品が出てくるまでに小林先生のリクエストでカードマジックを演じたら、その後はずっと私のマジック談義になってしまった。二次会もマジック好きな亭主のいる居酒屋に連れて行ってもらったのであった。

何だか、マジック漬けの一日になってしまったが、私にとっては楽しい一夜であった。


■2018-12-04-Tuesday 検診

去年の9月初め〜10月末までの2ヶ月間

札幌の北大病院に入院して、前立腺癌の先進治療である陽子線治療を受けた。

陽子線治療の終了後にも、ホルモン療法と呼ばれる治療を行わなくてはならない。

最初は3ヶ月毎の注射であったが、前回6月の治療から6カ月毎の治療に変わったのである。今日はその検診と注射の日である。放射線科と泌尿器科の2つの科を受診しなければならない。

ホルモン療法と云うのは、前立腺癌の餌が男性ホルモンであることから、男性ホルモンを抑制する注射を打つのである。男性ホルモンが抑制されるから相対的に女性ホルモンが増えることになる。副作用として「ホットフラッシュ」と呼ばれる突然の大量発汗がある。それと身体に脂肪が付き易くなる。

治療開始前の医者からの副作用の説明時には、私は元々汗かき体質であったから、多少汗が増えても大したことはないと思って、楽観視していたのであるが・・・。これがトンデモナイ誤解であった。

別段、気温が暑いと云う訳でもなく、何の前触れもなく突然に大量の発汗があるのである。常にタオル地のハンカチを2〜3枚は用意しておかなくてはならない程の大量の発汗なのである。

自分でどんな風に汗をかくのかと鏡を見てたら、見る間に額に大粒の汗が貯まり、それがダラダラと流れてくる。それが全身から出てくるのだ。下着もビチャビチャになる。これからの時期だと、これが原因で風邪をひかないか心配になってしまうほどだ。

もうひとつ、お腹の周りに脂肪が付き易くなる。これもホルモン療法の副作用の一つだと云う。ズボンのサイズが合わなくなって困っていると医者に伝えた。

今回も前立腺癌の数値を計測する血液検査のPSA値は前回、前々回と同様の0.01以下であったから、医者に、注射を止められないか?と尋ねたのだが・・・。

陽子線治療後3年間のホルモン療法をする予定になっている。注射で癌の再発を押さえている可能性もあるから、もう1回、今日注射をして、6ヶ月後の検診では、もっと多くの種類の検診を行って、その時点の結果で判断しましょうと言う。

患者としては承知するしかない。

とりあえずもう半年は我慢するしかないか。


■2018-12-05-Wednesday 日進月歩

この10日間で3回も帯広ー札幌間を往復した。

車の運転が好きではないから、JRの列車での移動ではあるのだが、片道3時間の列車の旅は腰に来て疲れが溜まる。やっぱり年なのかなぁ〜。

宿泊するホテルを3回とも変えてみた。

以前に定宿にしていたホテルの系列が変わってしまったので、新しい定宿を見つけたいと思っているのだが、なかなか、これだ!というホテルに行き当たらないのである。

どの道、札幌に泊まる時にはススキノ辺りで遅くまで飲んでいるのだから、ホテルは寝るだけの存在であるので、グレードはまったく問わない。ベッドと枕とが寝易ければそれで良いのだ。安くて駅に近いホテルが良いのである。なるべく地上を歩かずに行ける場所にあるのが良い。天候を気にせずに徒歩で移動出来る場所にあるのが良いのだ。

近年、札幌駅の周辺には、多くの新しいホテルが出来ているから、色々と泊まり歩いて試しているのである。

話は変わって、癌の治療についてである。

私が去年受けた「陽子線治療」は去年の時点では最新治療であった。それが1年経つと・・・。

癌の治療法は日進月歩で、今や「免疫療法」やら「近赤外光線免疫治療法」やらが注目をされていると云う。

「重粒子線治療法」や「陽子線治療法」は設備投資が数十億円も掛かり、しかも広大な面積を必要とするから、敬遠される方向にあるのだそうだ。

ドンドンと新しくて、患者に負担の少ない治療法が開発されるのは結構なことだが・・・。

でも、人間の寿命をこれ以上延ばしてどうするつもりなんだろう?

還暦前に亡くなるのは確かに若過ぎるが、かと言って100歳まで生きたいとは思わない。

健康な状態で、自分一人で食事、排泄、移動などが出来て、頭も認知症などにならないならば80歳くらいまでなら生きてみたいとも思うが、そうでなければ、生きてはいたくない。

どの道、そう長くは生きられないと思うから、生きている間は充実した日々を過ごしたいと願う。

未来には、あんまり明るい希望が持てていないからなぁ〜。


■2018-12-06-Thursday 監視社会

イヤ〜ビックリしたなぁ〜!

ハロウィーンの夜に渋谷で、軽トラックを横転させてその上で飛び跳ねていた奴ら4人を逮捕したと言うニュースには驚いた。

犯人らはハロウィーンだから仮装していただろうし、現行犯ではなかったから、捕まえるのは難しいだろうなぁと思っていたのだが・・・。

何と、防犯カメラの映像をズ〜ッと順に辿って行って、遂に一番遠いのは山梨県の富士吉田市に居た犯人を確定させたと言うのである。

もう、全国にそれだけの数の防犯カメラが設置されているのだと言うことにも驚いたが、それを順番に辿っていけるなんて・・・。

犯罪の抑止力には成りえるのかもしれないが、でも、こんな監視社会は嫌だなぁ〜。ズ〜ッと誰かに監視されているのかと思うとゾッとする。

昔見た映画の中の未来監視社会の様な感じがてしまった。

そうなったら自由なんて無くなってしまう。

スマホに内蔵されたGPSで何処に居るのかはすぐに分かるし、キャッシュレス社会になったら、いつどこでどんなモノを購入したのか、個人情報が丸裸である。

プライバシーがどうのこうの、個人情報がどうのこうのと言ってるのと、まるで逆行していないだろうか?

自動販売機の前に立っただけで、AIが情報から判断して自分の好みのモノがパッと出てくるなんてことを想像したら、気持ち悪いことこの上ない。

便利さを餌にして、何か恐ろしいことを計画しているのではなかろうか。

国家が国民を完全にコントロールしようとしているかなぁ〜?

そんな社会には生きていたくないなぁ〜。

私は、ほどほどの便利さで十分なんだけどなぁ〜。


■2018-12-07-Friday 字幕放送

4日、札幌の北大病院に検診に行った際に

待ち合い室のテレビにNHKの番組が映っていたが、その画面には文字放送の字幕が表示されていた。

去年、入院していた際にも、待ち合い室のテレビで文字放送の画面を見ていて、それまで、まったく聞き取れなかった朝ドラのテーマ曲を唄っていたサザンオールスターズの桑田佳祐の歌詞が初めて理解出来たことを思い出した。

今、放送されている「まんぷく」の主題歌を歌うドリカムの吉田美和の歌詞もまったく聞き取れない。

毎朝、妻と、いったい何て唄っているんだろう? 最初は「丸まってる背中に貰い泣き〜」と唄っているんだろう、なぁ〜などと分析を繰り返していたのだが、全文はまったく分からなかったのである。

もともと、吉田美和の歌は、歌詞がメロディに乗らない唄い方をするから、歌詞カードを見なければ聞き取ることが困難でまったく理解が出来ない歌が多いのだ。

すると、ちょうど「まんぷく」が始まったので、画面を注視したのである。

歌詞を見て驚いた!

まるで想像していた歌詞とは異なっていたのだ。ただ、最近はモノ憶えが悪くて歌詞はすぐに忘れてしまったが・・・。

文字放送は病院に設置してあるテレビでなければ映らないのかと思い込んでいたのだが、自宅に戻って、リモコンをあれこれ触っている内に、自宅のテレビでも文字放送が見られることが分かったのである。

再度、朝ドラの時に、字幕を出して妻に見せたのであったが、妻も、エ〜ッこんな歌詞だったのと驚いていたのであった。

聞き取れなかった時には「カシスボーイ」と云う意味不明の言葉に聞こえて夫婦で???であったのだが、この箇所が「付き合うあたしすご〜い」であると判明して大笑いした。

きっと、NHKの朝ドラ視聴者の中には、主題歌の歌詞が聞き取れないと言う苦情が噴出しているのではないだろうかなぁ〜。


■2018-12-08-Saturday 根雪

一昨日6日から降り始めた雪が積もった。

帯広市内は24㎝の積雪である。これで根雪になるであろう。

でも・・・、一度に大量に降るなよ!

健康の為の運動代わりに除雪作業をするのは、ジム等に通ってマシンの上で無意味に走るよりは、まだ実際的で良いのだが、量が多過ぎると腰に来るのが難点である。

私の家と母の家の二ヶ所を除雪するのは、結構な重労働なんである。

ここ数年は、雪が降る前には除雪をどうしようかと、アレコレ考えるのだが・・・。

①ロードヒーティングを敷設するか。

②融雪機を設置するか。

③カーポートみたいなモノで通路を屋根で覆うか。

④業者に委託するか。

⑤マンションにでも引っ越す。

結局、何もやらずに雪が降り積もってしまって、また来年の課題だと先送り。

費用は①は200万円+電気代、②は100万円+灯油代+水道代、③は200万円、④は雪の量によって変化するが年間20〜30万円、⑤に至っては・・・。

①のロードヒーティングを敷設しても大雪では融け切らないし、電気代がバカ高くつく。

②の融雪機は自分で雪を融雪機まで運ばなければならないし、灯油代、水道代もかかる。

③のカーポートは屋根の下が暗くなるし圧迫感が嫌いだ。

④は業者が人手不足で新しい契約を結んでくれ難い。

⑤は先の地震の経験で高層階には住みたくない。

帯に短しタスキに長し、

結局、身体が動く内は、自分でやるしかないのだろうなぁ〜。

5月までは憂鬱な日が続きそうだ。


■2018-12-09-Sunday 来る

映画「来る」を見て来た。

「嫌われ松子の一生」や「告白」などの中島哲也監督が、「第22回日本ホラー大賞」で大賞に輝いた澤村伊智の小説「ぼぎわんが、来る」を映画化したホラー映画で、出演者は岡田准一、黒木華、小松菜奈、松たか子、妻夫木聡ら。

私はホラー映画はあまり好きではない。

子どもの頃に、映画好きだった父に連れられて、「ドラキュラ」とか「フランケンシュタインの怪物」だとかの映画を見ては、夜中にドラキュラに首筋を咬まれないようにタオルを巻いて寝たほどなのである。

恐いモノ見たさの性格と映画好きと云うことも手伝って、「エクソシスト」だとか「オーメン」なんかは映画館に見に行ったが、しばらく夢の中に映画の画面が出て来たりするので、あまり好きな部類の映画ではないのだ。オカルト系ならまだしも、スプラッター系はもっと嫌いだ。

妻が、「純粋なホラー映画じゃなくて何だか面白そうな映画だから見に行こうよ」と云う。

そうだよなぁ〜、普通、冬にホラーはないよなぁ〜。

例によって、映画の内容は、手品の種明かしと同じになってしまうから、ここでは書かない。

妻曰くは、深い内容の映画だと云うが・・・。

10月の奈良行きの時に、高田崇史の「神の時空(とき)」シリーズの第四巻「三輪の山祇」を読んだ。

このシリーズは、日本の歴史ミステリーで、2014年3月から2017年4月まで、講談社ノベルスよりシリーズ全8巻が刊行されている。前日譚の「女神の功罪」も1巻出版されている。

「日常的怨霊の謎」をテーマに高田崇史の他シリーズと同様、歴史や文化、風俗についての謎を解き明かす内容の本である。

文庫化された①「鎌倉の地龍」、②「倭の水霊」、③「貴船の沢鬼」はすでに数年前に読み終えている。

10月に奈良の「大神(おおみわ)神社」に参拝する前に、このシリーズの④「三輪の山祇」を読んでおきたいと思って再度、読み始めたのだが・・・。

元々、高田崇史の作品が大好きだから、ほとんど読んでいるのだが、文庫本になるまで待っていたのである。

つい先日、⑤「嚴島の烈風」が文庫版で出版された。今年の4月に宮島の厳島神社に参拝しているのでワクワクしながら読んだら、内容がとても面白くて興奮してしまって、我慢出来ずにまた本屋に行ったのである。第6巻目の題名が「伏見稲荷の轟電」であった。

先月、仙台に嫁いでいる長女の出産に夫婦で行った時に、宮城県岩沼市の「竹駒神社」に参拝して来た。ここは日本三大稲荷であると云う表示があった。承和9(西暦842)年に小野篁が創建した古くて由緒ある神社であるが、参道が直角に折れていたのだ。

高田崇史曰く、参道が直角に折れている神社は怨霊を封じ込める為の神社である。エ〜ッ、お稲荷さんが怨霊?知らなかったなぁ〜。

この謎を早くに知りたいと思うと文庫版の出版まではとても待てなくなって、ノベルズ版⑥「伏見稲荷の轟電」を購入して来たのである。

この9日に「伏見稲荷の轟電」を読み終えたら面白くなってしまって、再度、本屋に行って全巻を購入して来た。

今は、⑦「五色不動の猛火」を読んでいる。今年中に⑧「京の天命」と⑨「女神の功罪」も読んでしまいたい。

ここ最近、神社仏閣を見て回る機会が多いが、高田崇史の本を読んでから神社仏閣を見るのと、神社仏閣を見てから本を読むのとでは、見方がまるで変わるのである。

歴史好き、謎解き好きの私にとっては大好物の本なのだ。

映画「来る」と高田高史の本とは直接の関りは無いが、「怨霊」の知識を持って見ると、また違った観点で見られるだろう。


■2018-12-10-Monday ベルト

腹周りが肥えてしまい

スラックスのサイズがドンドンと大きくなっていく。

それに合わせてベルトも・・・。

初めは、娘がプレゼントしてくれた ベルトに予め穴が5つ空いている革のベルトをウエストサイズに合わせてカットして使っていたのだが、最初に合わせた穴の位置が、お腹周りが肥える毎に一つづつ後退していき、遂に足りなくなってしまったのだ。

次に、長目のサイズの革の紐を編んで作ったベルトで、どこにでもピンが刺せるタイプを使っていたのだが、革の編み目がピンで段々と拡がってしまい、穴の役割りを果たさなくなってきて、最後には革の紐が切れてしまう。

しかし、このタイプのベルトが気に入っていたので、7本ほども買い替えて使っていたのだ。

先月、とある雑誌の広告欄に、革製の穴無しベルトの広告が掲載されていた。穴もピンも無く、バックルの部分が、鞄などのベルトの長さをスライドさせて調節する器具の大きいモノが付いているのである。

これは良いモノを見つけたわいと思い。早速、黒と茶の2本セットで1万円と云うのを購入したのであるが・・・。

革の摩擦によって穴が無くてもズレないと云う触れ込みであったのだが、私の腹圧は、きっとそれ以上なのであろう。すぐに緩んでしまうのである。

それでも、スラックスのウエストサイズが、キチキチであるから、何とか落ちずに収まっていたのだ。

昨日、とある男性服の店で、出来合いのスラックス(裾上げ処理済み)で、股下の長さとウエストサイズの2点を合わせれば、加工しなくてもすぐに履けるモノが売っていたのである。価格も滅茶苦茶に安かったから、試しに購入してみることにした。

ウエストサイズは今年の春には94㎝であったが、最近、少々キツク感じる様になったので出来合い最大の97㎝を買ってみたのである。

さすがに、腹周りには少し余裕がある。

ところが、この余裕がマズかった。ベルトが緩むとスラックスも一緒に下がるのである。しょっちゅうスラックスをズリ上げなくてならないのである。

こりゃ〜困ったぞ!まさかこれ以上スラックスに合わせて太る訳にもいかないしなぁ〜。

もっと私に合ったベルトを探さなきゃ。


■2018-12-11-Tuesday スゴイ!

10日に嬉しいモノが2つ届いた。

両方ともマジック関係のモノであるが、ひとつめはプロマジシャンの団体である「公益社団法人 日本奇術協会会報」の「マジックわくわく便り Vol.32」である。

2・3ページの見開きでマジック・ミュージアムの記事を掲載してくれたのである。

記事の内容は、9月27日の花島皆子会長以下3名のプロマジシャンがミュージアムを来訪し、故平岩白風氏のマジック道具をご寄贈いただいた時の写真&記事と、10月29日に島田晴夫師がロサンゼルスからミュージアムを訪問し、引退後に道具を寄贈すると発表された新聞記事などが掲載されている。

もう1ページ(3頁)には2月4日に私が東京で「日本奇術協会の新年会で講演する記事」とマジック・ミュージアムのパンフレットが大きく載っている。

こんなに何度も掲載してくれるのは、日本奇術協会としても「日本唯一のマジック・ミュージアム」と云うことでバックアップしてくれているのであろう。とても嬉しいことである。

もう一つは、とある古本屋の目録から偶然に発見した「文藝倶楽部定期増刊第十二巻第二號 藝人出世譚(博文館)明治39年1月15日発行」と云う320頁の本である。

89名の芸人のことを紹介している本であるが、この中に「松旭斎天一」と「柳川一蝶斎」の二人の奇術師の名前を見つけたので注文したのである。

届いた本は、西暦に直すと1906年の発行であるから、112年も前に出版された本であるのだが、破れた箇所も折れている箇所もない、ほぼ完ぺきな状態である。これは稀有なことだ。

松旭斎天一は207〜210頁で肖像写真も掲載されている。

柳川一蝶斎は238〜242頁で、こちらも肖像写真が掲載されている非常に貴重な本である。

マジック・ミュージアムも日々益々充実していて、毎日ワクワクの連続である。

今年の春には、マジック・ミュージアムの収蔵品を写真に撮って、写真集を作る計画をしていたのだが、10月29日に島田晴夫師が訪問されて自身の使用していた衣装や道具や写真などの資料をご寄贈下さると云う申し出を受けた。

写真集を発刊するなら、島田さんの道具を載せていないのはオカシナことになる。ただし、寄贈は島田さんの引退後と云うことなので、78歳と云う年齢から考えても、まだ数年間は寄贈はないであろう。

出版社に連絡して、事情を伝えて、写真集発行の延期をすることにした。出版社の担当者もその方が良いでしょうと云うので、ジックリ構想を練り直すことにしたのである。

その分といっては、掛かる費用の桁が違うのだが、収容人数100名ほどの階段状の客席を持った小劇場の設置が、かなりな現実味を持ってきたのである。

12月に入ってから、マジシャン団体、劇団、音楽バンド、自主映画上映会などの方々と会って、具体的な構想を練り始めているのだ。

フラットな床の貸会場と云うのは、帯広市内にもたくさんあるが、階段状の客席で100名規模と云うのは無い。

下北沢の小劇場のイメージで、各種の団体や個人が発表の場として使ってくれることを想定している。

造ってから「こんな場所を作りましたからどうぞ使って下さい」と云うのは好きなアプローチの方法ではない。造る前から、多勢に関わってもらって作りたいのである。

帯広市内には550名、350名収容の施設はあるが、大き過ぎて満杯にするのはかなり難しい。沢田研二ではないが、スカスカの状態ではパフォーマーはやりにくいものだ。人口規模から言っても100名程度の小劇場ならば満員にし易いし、また演じ易いとも考えている。

何とか1年後くらいには実現させたいと考えているところだ。


■2018-12-12-Wednesday 怨霊

読者の方から「怨霊」についての質問が多くきた。

2、3日前に高田崇史の小説の話を書いたからであろうが、確か以前にも同様の質問が来て、答えたことがあったと記憶しているが・・・。

こう云うことは、現在はスマホでも簡単に検索することが可能であるはずなのに、何故に私に聞くのだろうか?

私のはただの受け売りなんだけどなぁ〜。

まぁ、簡単に答えることにしよう。

日本の神社には「怨霊」を祀る神社が多い。八百万の神の中には、おとなしい神も、荒ぶる神も、様々な神がいる。

「怨霊」とは何か?

それは、一言で表せば「この世や、人に恨みを抱いて死んでいった人の魂が祟る」もの。

では、なぜに恨みを抱くのか?

多くは無実の罪を被せられて死刑にされたり、流罪にされたりしたことから生じると言ってよいだろう。若しくは騙し討ちなど卑怯な方法で殺されたりしたケースなどもある。

これは、恨みを抱かれたと感じている側の人が、自分は祟られていると思い込むことから始まる。

つまり冤罪を作りだし、抹殺したから、騙した側は常に良心の呵責を感じて負い目を持っている。

そこに天変地異や疫病などが起きると、祟られたと感じてしまうのである。

祟られた(と感じた)側の人間は、圧倒的に藤原氏だ。いかに藤原氏が汚い手を使って権力を手中にしてきたのかと云うことが分かるというものだ。

藤原氏に祟る神で名高いのは、菅原道真(天神様)を祀る天満宮である。道真は讒言に依って、九州の太宰府に左遷され失意の内に死んだから藤原氏に祟る怨霊になったと藤原氏側が思ったのである。

藤原氏が台頭する以前にも多数の怨霊がいる。

古くは、国生みの神であるイザナミノミコトも、夫のイザナキノミコトを恨んで呪って死んでいるから怨霊なのである。

出雲大社の大国主命も怨霊であることをみると「国譲り」というのは騙し討ちだったのであろうなぁ。

では、怨霊を鎮魂するにはどうしたら良いのだろうか?

それは神として祀ることで宥め、鎮めるのである。

だから、日本の神社に祀られている神の中には、多数の怨霊がいるということなのだ。

では、どうやって見分けるのか?

怨霊を祀る神社にはある特徴がある。

神社と云うのは結界であり、怨霊を封じ込める装置なのである。

まずは、参道が直角に折れ曲がっている。

神社の前に川が流れている。その川に掛る橋を渡って参拝する。などである。

何故、直角に曲がっているのかというと、怨霊は直線にしか進めないと信じられているからである。まぁ、ある種の決め事であろう。神社に封じ込められた怨霊は曲がった参道からは外に出る事は出来ないのである。

沖縄の家の門の前にある「石」石敢當(いしがんどう)は、逆に魔が入って来ない様に防ぐものであり、やはり魔は直進しか出来ないというのは共通している。

神社の前を流れる川は、彼岸と此岸とを区切っているもので「あなた(怨霊)が居る場所はあの世ですよ、この世の側には来ないで下さい」と言う意味であるといわれている。

参拝する人は、この川に掛る橋を渡って此岸の現世から彼岸にある神社に参拝に行く。

この例に倣うと、不思議なことに伊勢神宮にも当てはまるのである。そうなると天照大神(アマテラスオオミカミ)も怨霊と云うことになってしまう。アマテラスは男神であるという説もあるし、かなり謎の多い神様なのである。

神社仏閣を回る時に、この法則を知っていると面白い。

神社に祀る以外にも、「能」や「物語」の主人公にして、現実世界では悲惨な目にあわされた人間を、フィクションの世界で活躍させたり、六歌仙の様に和歌が上手いと持ち上げるのも鎮魂になる。これは日本独特の面白い文化である。


■2018-12-13-Thursday あぁ勘違い

どうも最近頭がオカシイ!

物忘れが激しいのだ。でもこれは、物忘れと云うよりも思い込みと云った方が適切なのかもしれない。

この1週間に高田崇史の小説「神の時空シリーズ」を読んでいるのであるが、どうも私の頭の中で話の辻褄が合わないのである。

読み終わった本を書棚に入れようとしたら・・・、読んだと思っていた「神の時空シリーズ」の1〜3巻が書棚に入っていないのである。

あれぇ〜、おかしいなぁ〜、高田崇史の小説はほとんど読んでいるはずなのに・・・、私が本を捨てるはずがないし・・・。

同じ高田崇史の小説に「QED」と「カンナ」というシリーズがある。

QEDシリーズには「鎌倉の闇」、カンナシリーズには「鎌倉の血陣」と云う巻がある。

「神の時空」シリーズの第一巻が「鎌倉の地龍」という題名で、同じ「鎌倉」と云う地名が入っているから、私はてっきり、このシリーズも読んでいると思い込んでいたのである。

だから、「神の時空」シリーズは途中の巻から読み始めたということになるのだった。

読んでいる内に、ストーリー上で、???と云う箇所が多数出てきたのである。

おっかしなぁ〜以前に読んだ内容を忘れちゃったのかなぁ〜、最近物忘れが激しいからなぁ〜、昔なら細部は忘れてもオオヨソのストーリーは覚えていたものだがなぁ〜と、感じながら読んでいたのだが、やっぱり何か変だなぁ〜と、本の最後に載っている 出版された本と持っている本の題名を照らし合わせてみたところ、やっぱり「神の時空シリーズ」の第1〜3巻は読んでいないことが判明したのである。

こうなると、心が落ち着かない。すぐに本屋に行って、文庫版を購入してきたのである。

結局、「神の時空シリーズ」は最初に4・5・6・7を読み、その後で1・2・3を読み、最後に8・9を読むと云う順番になりそうである。


■2018-12-14-Friday 移動

マジック・ミュージアムのイリュージョンコーナーを

現在は坂本ビルの1階の空きスペースに展示しているが・・・。

1階の正面部分を賃貸しているテナントさんから、店舗を拡張したいので、隣接するこの部分も貸して欲しいとの依頼があった。

エ〜ッ、嬉しい申し出だけど、そりゃぁ困ったなぁ〜。

3階のマジック・ミュージアムは既に手狭になっていたから、このイリュージョン部門は、空きスペースであった1階のこの場所に展示したのだが、面積はおよそ9坪弱ある。

経理を担当する妻は「1階は、一番賃料を稼げる場所であるのだから、あなたが使うよりも賃料を払ってくれるテナントさんに貸すのが当然でしょ!」とピシャリと云う。そりゃ〜そうだよねぇ〜。そんなことくらい言われなくたって私にだって分かってるさぁ〜!

分かっちゃいるけど、さぁて、これを移動させる場所を探さなきゃならないぞ。

あれこれとビルの平面図を見ながら考えては、現場の寸法を測り、また考える。実は、私はこういう作業が大好きなんである。

ようやく、良い場所を見つけたのだが、現在の場所よりは狭い空間しかないのである。

さてさて、その場凌ぎはそろそろ止めにして、こりゃぁ〜本格的に考えなきゃならないなぁ〜。


■2018-12-15-Saturday 神田日勝

十勝ゆかりの画家である神田日勝。

帯広市から大雪山方面の然別湖に向かって車で40分ほど走ったところにある鹿追町に「神田日勝記念美術館」が建っている。

32歳で夭折した画家の神田日勝(1937-1970)の代表作である「室内風景」(北海道立近代美術館蔵)を初めて見た時に、「なんじゃこれは!」と思った。227,3 × 181,8cmと云う大きな絵である。新聞紙を壁や床に張り巡らせた狭い部屋に、膝を抱えて座る一人の裸足の男、人形、目覚し時計、灰皿、紙袋、魚の骨、リンゴの皮や芯、竹の物差し、マッチ箱、掃除機のホース等などが雑然と床に置いてある。壁や床に張られた新聞の広告が写真の様に超リアルに描いてある。

暗〜い雰囲気の絵である。描写があまりにも細か過ぎて、写実主義と一言で云うのも憚られるほど精緻な描写に、この作者はきっとパラノイア性格の画家なんだろうなぁと思ったのであった。それが日勝の第一印象であった。

今から25年程前からであろうか。十勝ゆかりの画家の作品を集めていた時期があった。

何でも、集めるのが好きな困った性格なのである。

懇意にしていた画廊の店主から「この絵は是非とも坂本さんに持ってもらいたい」と言われて神田日勝の油絵の静物画(青リンゴとレモンが描かれている)を買ったのであった。

購入後しばらくして今度は、模造紙に書かれた「捕まった男」と云う黒いマジックペンで書かれたような作品も買って欲しいと頼まれたのである。何でも昭和44(1969)年にNHK帯広放送局から依頼され、帯広局制作の番組「若者の素顔」の背景として描いたイラスト12点の内のただ一つだけ残っている1点なのだということである。

漫画みたいな感じなのであるが、妙に趣がある絵だったので、気に入って購入したのであった。

坂本ビルにずっと飾ってあるのだが、鹿追の神田日勝記念美術館の学芸員から「今度、全作品を網羅した画集を出版したいので見せていただけないか」というメールが入ったのである。

指定されたのが15日であった。

館長と学芸員の2名で坂本ビルを訪れ、写真に撮ったり、採寸したりしていったのであった。

来年のNHKの朝ドラ「あおぞら」は十勝を舞台にした物語であるが、登場人物の中に、将来アニメーターになる主人公に絵を教える画家が出てくるらしいのだが、どうやらそのモデルが神田日勝らしいのである。

そうなると、日勝にもスポットライトが当たる可能性が高くなるのだと言う。

日勝は32歳と云う若さで亡くなっているから、作品数は少なく、希少価値も上がるかもしれないと言うではないか。

妻は「売ってしまったら?」と簡単に云うが・・・。

テレビの「開運!何でも鑑定団」でも取材に来ないかなぁ?


■2018-12-16-Sunday 日曜日

日曜日の過ごし方

米寿の母から買い物を頼まれたので買い物に行く。昨日も買いに行ったのに・・・。

一度にまとめて言ってくれたら良いのに、母は気が付く度に、あれ買って来て、これ買って来てと言うからその都度買いに行かなければならないのだ。まぁ、これはこれで仕方がないなぁ〜。

午後からは、読書三昧である。シリーズ物を読み始めると早く最後まで読み終えたいのである。

日曜日は定番の、17:30から「笑点」を見ながら食事をして、18:00からはBSで「西郷どん」、19:00から「NHKニュース」を見たら、すぐに風呂に入り、20:00からは「世界の果てに行ってQ」、21:00からは「下町ロケット」である。

今日はBS放送でマジックの特番があるので録画をし、同時間帯に放送の「シンゴジラ」を録画してと妻が云うので、別なテレビで録画する。

夕方からはテレビばっかり見ているような気がするなぁ〜。

NHK「西郷どん」の後半は、少し端折り過ぎなんじゃないのかなぁ〜?

1年間の放送の途中で、ドラマではなく主演の鈴木亮平と渡辺謙との対談風の番組があったりしたし、一度は地震だったか台風だったかで地上波の放送が中止になったりしたから、後半でユッタリと描けなくなったのかもしれないなぁ〜。

最終回とその前の展開があまりにも早過ぎる。

西郷の最後に至るまでの心理的葛藤の場面をもっとジックリと描いて欲しかったと感じた。

それにしても、放送の最後に、最初の頃の鈴木亮平の細かった頃の顔が映っていたけれども・・・、彼は役柄に合わせて体重を増減させるというが、途中、西郷は、島流しに合って餓死寸前になったし、また最後には運動不足で丸々と太ると云うのだから、痩せたり太ったりと大変だったろうなぁ〜。こんなことして身体に悪くないのだろうか?

寝る前には、また読書。いつもはベッドで本を読みながら眠くなったら、そのまま寝るのだが、結局、最後まで読み切ったのであった。目が疲れた一日であった。


■2018-12-17-Monday 勝毎「論壇」

十勝毎日新聞社「論壇」2018年12月17日掲載

「平成最後の大ニュース」

今年も残りわずか、師走といえば「今年の10大ニュース」が紙面をにぎわす季節である。私の10大ニュースの発表は紙面が足りないので、重大ニュースをひとつだけ書くことにする。それは、何といっても「島田晴夫師のマジック・ミュージアム来訪(10月29日)」であった。

マジックに無関心な人には「島田晴夫って誰?」であろうが、マジシャンなら知らない人は皆無と云うマジック界のレジェンドなのである。島田師の経歴等に関しては、前回書いたので割愛するが、今年の重大ニュースと云うよりも平成の30年間における最大のニュースと言っても大げさではない。

尊敬するロサンゼルス在住の世界一のマジシャンが訪問してくれただけでもうれしいのに、引退後に道具、衣装、資料などの全てをマジック・ミュージアムに寄贈すると複数の新聞社の記者を前に公に宣言されたのである。一番驚いたのは私であった。

何か1点でも、島田師の使用した道具を寄贈してくれたらありがたいくらいに思っていただけだったのに・・・。何と、「全てを寄贈するから『島田晴夫コーナー』を作って展示して欲しい、ドラゴンイリュージョンは350㌔もあるから運び込むだけでも大変ですが・・・」と笑って言うのである。

「ドラゴンイリュージョン」は、島田師のオリジナルマジックで、出雲地方のヤマタノオロチの神楽をモチーフにした物語性のある人体交換のパフォーマンスで、世界的に有名な演目である。この龍(りゅう)を展示するだけでもスゴイ目玉になる。

十勝毎日新聞社の「島田晴夫師が道具などを寄贈!」の記事が載った翌日からは、日本のマジック界は「なぜ、帯広のマジック・ミュージアムなんだ!」と騒然となった。来春の日本奇術協会の新年会で、プロマジシャンたちを前に事の経緯を講演することになったのである。まさにマジック界の大ニュースになったのだ。

日本のマジック界には、私などよりはるかに島田師と親しい方々が大勢いるにも関わらず、「今回14年振りの坂本さんとの出会いには縁を感じる。芸人はどんなに実力があってもタイミングが合わなければ世に出ることはできない。私は今回のタイミングを大切にしたい」と私を選んでくれたのである。

寄贈は「引退後」なので、まだ数年後になるであろうが、実現したら、世界中のマジック愛好家がマジック・ミュージアムを目的に帯広を訪れることになるであろう。

日本唯一の施設から世界的な施設に発展することになりそうだ。興奮が冷めやらない。


■2018-12-18-Tuesday 火事は怖い

札幌で爆発が起き

全国ニュースになった。

爆発した瞬間に道路を走っていたタクシーのドライブレコーダーの映像では、爆発の威力は凄まじく、炎が道路まで飛び出ていた。

爆発したのは、居酒屋や不動産屋などが入る2階建ての木造建物であるから、最初は、忘年会シーズン真っ盛りの居酒屋で、ガス漏れでもあったのかと思ったのだが、一夜明けてのニュースだと、不動産屋の従業員がコンロのガスボンベのガス抜きを大量に行なっていたらしいと云う。

不動産屋でガスボンベ???大量???意味が分からなかったが・・・。

時間が経過すると、どうやら、コンロのガスボンベではなく、消臭用のスプレー缶を噴霧していたらしいことが分かってきた。

不動産屋が消臭用スプレーを何に使用するのか?と思っていたら、引っ越しの際に、以前の住人が残した様々な臭いを消すと云う業務らしい。無料ではなく1万円ほどの料金を取っていたと云う。

1本1000円ほどのスプレーを4分間ほど噴霧したままの状態にして部屋に置き、消臭するタイプだと云う。

これを30才台の店長が不動産屋の事務所のテーブル上に100本ほど並べて、次々と栓を開放し、部屋中が真っ白い霧状になったと云う。

一旦、外に出たが、手が汚れていたので、再度、部屋に戻り、瞬間湯沸かし器で手を洗おうとしたら、引火して爆発したという。

バカか!常識と云うものが欠如しているとしか言いようがない。

スプレーがガスだと云うことを認識していなかったのだろうか?

それにしても、スプレーも100本集まると、これだけの爆発になるんだなぁ〜、ビックリした。

詳細は、今後判明するであろうが、でも何だか不自然で不正の臭いがするなぁ〜、でも、これだけの大爆発で、死者が出なかったのは奇跡だ。不幸中の幸いであろう。

帯広でも、18日の早朝に「北の屋台」に隣接する店舗から出火して火事になった。

会社に行く道が封鎖されてしまったので、会社の周りをグルグル回って、何とか入ることが出来たが・・・。

暮れの押し迫った時期に火事など出されたら、近所迷惑この上ないなぁ〜。

「北の屋台」とこの出火した店舗の直ぐ裏には、屋台20軒分のプロパンガス用の巨大なタンクを設置してある。これに引火したら、昨日の札幌のガス爆発の比ではないほどの大爆発になってしまう。

それだけは避けて欲しいと願っていた。

火災はこの店舗だけで収まったが、北の屋台も水を被ったり、熱で壁などが熔けたり、火事特有の嫌〜な煙の臭いが付いてしまったと云う。

隣接する屋台のこの街区の営業はしばらくは無理であろう。

この稼ぎ時に火事なんて・・・。迷惑な話だなぁ〜。

私が北の屋台の専務をやっていた時には、屋台店主に強制的に火災保険に加入させていたが、現在はどうなっているんだろうか?

火事は、類焼したり被害を蒙っても、火元の責任を問えないという原則があるから、自分の店は自分で守る。必ず、自ら火災保険に入っておくことは最低限の必要なことなのだ。屋台くらいの面積ならば、保険料も高が知れているのだから。

我が家も昭和42年に火を出してしまい、全焼させてしまって周りに迷惑を掛けたことがあるから、火事だけは気を付けなけばならない。

火事は怖い。


■2018-12-19-Wednesday テレビの取材

18・19日の2日間にテレビ局の取材を受けた。

2017年3月の「開運!なんでも鑑定団 極上お宝サロン」以来の全国放送である。「なんでも鑑定団」はBS放送であったが、今度は地上波の放送だ。

番組名などの詳細は、テレビ局側から、まだ公表しないでと言われているので、情報の解禁が許されてから書くことにするが・・・。

今回の2日間の前撮り撮影の他に、東京のスタジオでの収録もすることになっている。

「マジック・ミュージアム」の認知度が、玄人筋ではかなり上がってきているようで嬉しいなぁ。

インタヴュー形式の撮影をしながら、改めて感じたことだが、マジックに無関心の人にも喜んでもらえる工夫が、もっともっと必要であるなぁ〜。

現在は、「完全予約制」で見学してもらっているが、その要因は、説明出来る人間が私一人しか居ないと云うことである。

キャプション(説明文)の添付などの課題は以前から指摘されてはいるが、膨大な量のマジック道具などを並べるだけで時間を取られているのが実情で、なかなかそこまでの作業が出来ていないのである。

私は、一応、会社経営者であるから「定年」と云うのはないのであるが、暇だとは言いながらも、まだ現役で本業の仕事もあるから、その本業の合間に作業をするしかないのである。

だから、どうしても、一人で何でも行うには、限界がある。

まだまだ、毎日の様に全国各地からモノが届けられるから、それの整理だけでもかなりな時間が必要なのだ。

今度のテレビ取材で、ミュージアムのことが全国放送になったら、またまた寄贈品が増えるかもしれないなぁ〜。

そうなったら覚悟をきめてライフワークとしてやっていくしかないと再認識した次第である。


■2018-12-20-Thursday 展示場所

坂本ビル1階のマジック道具を展示している場所

の移動を今日から開始した。

昨日まで、マジック・ミュージアムには、テレビ局の撮影が入っていたので実行出来なかったのであるが、撮影が終了したので、早速、撮影翌日の今日から大工さんに入ってもらって作業を開始したのである。年内に完成させるつもりである。

1階のこの場所には「イリュージョン・マジック」の道具を展示してある。

「イリュージョン」と云うのは、人体浮揚とか人体交換、人体切断などの大掛かりなステージマジックのことであるが、人間が道具の中に入ったりするわけだから、箱モノが多いし、広い展示空間を必要とする道具ばかりなのである。これまでは、私が帰宅する前にはシャッターを降ろしていたのだが、新しい場所にはシャッターは付けられない。

新しく造る展示スペースは、同じ1階に設けたのだが、今までは自動販売機を並べていた場所なのである。

横幅は現在の展示場所と同じ幅員があるのだが、奥行きが半分以下しかないのである。その分、展示出来る数が限られてしまうのだ。

展示品を客に触れる状態での展示は、テナントに居酒屋などのお酒を提供する店が入っていることから、どうしても避けたい。

酔っ払い対策では、ガラス張りにして直接、触れない様に展示するつもりであるが、それだけではまだ心配なので、防犯ブザーと防犯カメラで対応するようにした。

酔っ払いって奴は、考えられない様なことをシデカスから、これでもまだ心配なのではあるが・・・。

さて、何を、どうやって展示しようかなぁ〜。


■2018-12-21-Friday 講演

隣町の音更町で講演をして来た。

生涯学習の高齢者大学院での講演である。

宴会などでマジックだけをやって欲しいという依頼は断っている。

太り過ぎてしまって衣装が着られないからだ。マジックだけをやるには、やはり恰好から入らなくては、様にならないのである。

その他にBGMも用意しなければならないから、準備だけでも大変になるし、練習する時間もない。

逆に、90分間の話すだけの講演を依頼されると、話だけではツマラナイので、マジックを交えての話にして、聴衆を飽きさせないようにしている。

講話の間の一寸したマジックなら衣装はいらないから、普段着の背広姿のままでもOKなのだ。こうして楽をしているとマジシャンとして段々堕落していくのであるなぁ〜・・・。

今日の講演会の題名は、主催者側から「マジックで人生楽しく」と設定された。マジックのエピソードを話すだけでも、結構な時間にはなるのだが、マジックの歴史などの堅苦しい話だと面白くもないだろうし、「松旭斎〇〇の・・・」とマジシャンの話をしても、そもそも70歳以上の聴衆相手にマジシャンで知っている名前は「引田天功」「か「Mr.マリック」くらいしかいないのである。

だから、マジックを題材にした講演をするには、実演を入れないと時間が持たないということでもあるのだ。

今日は、話の前半、真ん中、最後と3つのマジックを演じたのだが、話よりも実演の方が圧倒的にうける。

その内に、私のマジックのスタイルが「マギー司郎さん」のような「おしゃべり」中心の感じになっていくのではないだろうかなぁ〜?


■2018-12-22-Saturday マクドナルド

関西のマジック関係の知人から

「マクドナルドのハッピーセットで、三連休限定で、マジックのテキストがついて来ます。おもちゃのマジック用具で何が当たるか分かりませんが6種類・・・」と云うメールが入った。

「マジック・ミュージアム」を始める以前は、マジックの道具を集めようなんて、少しも考えていなかったのだが、オープン以来は「ここまで集ったのだから、こうなったら徹底的に集めてやろう・・・」なんてバカなことを考えてしまうようになったのである。

マクドナルドのパッピーセットの「おまけ」のマジック道具なら、子ども向けの簡単なモノであろうし、それを使ってマジックを誰かに披露するなんてわけでもないのだから、持っていても仕方がない道具なのであるが・・・。

もしも、この情報を知らずに居たのならば、別段、欲しいとは思わなかったであろう。しかし、わざわざ教えてもらったからには・・・。

マクドナルドのハンバーガーは滅多に食べることはない。ハンバーガーを食べたくなったら、ほとんどモスバーガーを食べに行く。

自宅近くの大きなマクドナルドの店舗はオープンした時に、ドライブスルーで一度だけ買って食べたことはあるのだが、これまで店舗に入ったことはなかったのである。

初めて店舗に入って、パッピーセットを3セット注文した。このマジックのハッピーセットは来年1月10日まで販売するらしい。関西の知人も「おもちゃのマジック」ではなく「マジックのテキスト」が三連休限定だよと教えてくれたようだ。

還暦のオッサンが、ハッピーセットを注文する図と云うのは・・・。

おまけのおもちゃにはマジック以外にも数種類あるらしいが、私はいきなり「マジックが欲しい」と店員に告げたのである。このオッサン何だろう?と思われたかも・・・。

このマジックの「おまけ」は「トムとジェリー」のキャラクターを使ったマジックが6種類あるが、客が品物を選ぶことは出来ないのだと言う。

不透明な紺色のビニール袋に入っているが、形がハッキリと異なるから触れば分かるので、異なる3種類を選んでもらった。

テレビのケンタッキーフライドチキンのCMで高畑充希が「明日もケンタッキーにしない?」って言っているのがあるが、私も妻に「明日もマクドナルドにしない?」と甘えてみたのである。

妻も、私がマジックのことで言い出したら、たとえ反対されても実行することが分かっているから「仕方がないわねぇ〜」と了承してくれたのであった。

今日、再びマクドナルドに行って、ハッピーセットを3セット注文したら幸いにも、昨日と異なる3種類が当たったので、これで終了することが出来る。

2日続けてのマクドナルドはやっぱり胸やけがするなぁ〜。


■2018-12-23-Sunday 機械の寿命

年末年始に

子ども達が帰って来るので、自宅の2階の暖房用ボイラーを動かしてみたら・・・。

ウンともスンとも云わないのである。

2階には子供部屋が3室あるのだが、夫婦の生活では1階だけしか使っていないから、子どもが帰省してきた時だけにしか使用しない。だから冬の帰省期間だけにしか暖房用ボイラーを稼働させないのである。

このボイラーの機械はサンヨーの製品で、かれこれ20年ほども使っている機械である。

連休中だったが、同じ町内の暖房機械の職人さんに来てもらって診てもらったのであるが・・・。

あちらこちらと調べてくれてが、結局はスイッチや温度調節をするコントローラーの具合が悪いということが分かったのだが、現在、サンヨーは会社が存在しないから、故障しても部品が入手出来ないので修理が難しいのだと云う。

連休中だから、会社も休みで、連休明けにしか、調達出来るか否かは調べようがないのだと言うが、おそらく部品の入手は困難だろうとのこと。

どの道、近年は、年末年始の数日間しか稼働させていない機械であるから、ボイラーの入れ替えをするのはコストパフォーマンスが極めてヨロシクナイ。

電気ストーブでも買ってきて対応するしかないのだろうなぁ〜。

機械の寿命はだいたい15年くらいだというから、20年と云うのは充分に持った方であると云う。

夫婦2人の生活では、2階がまったく必要ないから、来年からは階段をビニールででも塞いで、1階の温度が階段から2階に逃げないようにしてしまおうかなぁ〜。


■2018-12-24-Monday クリスマスイブ

結婚生活も33年を過ぎると・・・

夫婦2人だけだとクリスマスイブなんて云っても、普段の日と特段変わるわけではない。

3日連休ともなると、更に輪を掛けて暇なのである。

私は、朝から読書三昧。高田崇史の「神の時空(かみのとき)」シリーズの最終巻である『「前記」「女神の功罪」』を読み終えた。

これでようやく「神の時空」シリーズを全9巻読破したことになる。勘違いから読む順番が第1巻からではなく変則的な読み方になってしまったが、こう云う読み方もなかなか面白いもんであるなぁ〜。神社仏閣を巡る旅が好きであるが、来年は日本三景の天橋立方面の神社仏閣を回りたいものである。

この巻の最後の方で「明治神宮」の謎が提起されるが、答を出さなかったところをみると、まだ筆者自身が明確な答えを見出していないのだろう。

大正時代に造られた明治神宮にも謎があると云うのは面白いなぁ〜。今後、別の小説で明治天皇入れ替わり説でも展開するのだろうか?

高田崇史の小説は、「古事記異聞」シリーズの第1巻「鬼棲む国、出雲」と第2巻「オロチの郷 奥出雲」も買ってあるのだが、まだ読んでいないので、これを読むことにした。

夜までに1巻目の「鬼棲む国、出雲」を読み終えた。

今年の4月中旬に、夫婦旅行で出雲地方を訪れたのだったが、巡った神社の出雲大社、日御碕(ひのみさき)神社、熊野大社、八重垣神社、神魂(かもす)神社などが登場して、それぞれの神社の謎が解説されていく。読みながら見て来た場所の記憶を辿ると小説がより面白くなるのである。

この本の発刊日をみると2018年6月6日である。行ってしまった後に出版されていた、残念! 行く前に読みたかったなぁ〜。先に読んでいたら、もっと旅行が楽しめたのに・・・。


■2018-12-25-Tuesday 1階展示場所移動

14・20日のブログに書いた

1階に展示してあるマジック・ミュージアムの「イリュージョン」部門の移動場所であるが、同じ一階の自動販売機を設置していた場所にすることに決めたのは書いた。

懇意にしている大工さんに来年の1月末までの工事を依頼したら、来年1月からは工事がビッシリと入っていてとても無理だ、今年中の工事ならば何とか手配するが・・・、と急なことを言うので、あれこれと手順を整えて、今年中に完成させてもらうことに決着した。

決めたら早い。

あれよあれよと云う間に、ウィンドウガラスを外して、移動をしてしまったのである。見事な手際である。

間口の幅員は以前の場所と同じ幅があるのだが、奥行きは半分以下しかない。造ってもらっている内に、1階の別な場所にもわずかなスペースを見つけた。幅90㎝×奥行70㎝の小さなスペースであるが・・・。

札幌駅に隣接する地下街には、柱の回りをガラスのショーケースにして、マネキン1体分くらいのスペースで商品を飾ってあるのを見たことがある。そんな感じに出来ないかを大工さんに言ったら、簡単だけど、でも、忙しいから大分後になるけど・・・とのこと。

こちらも急ぎはしないけど・・・、でも、少しでも展示スペースを確保したいだけ。

なんにせよ、変化があるのは良いことである。


■2018-12-26-Wednesday チャレンジ

還暦を過ぎてチャレンジ精神など

もう無くなっていたのかと思っていたのだが・・・。

何だかこのところ急にヤル気が出てきたのである。

人生と気分には「波」ってもんがあるようだ。

父が平成4(1992)年に満64歳で亡くなった後を継いで、坂本ビルの社長に就任したが、父が運営していたのは寄合百貨店形式の「サニーデパート」であった。

いわゆる「物販」が中心のビルであった。しかし、92年はバブル経済が弾けた直後で経済はどん底で、中心街からは店舗が撤退し始め、郊外にロードサイド店舗が進出していた時代であった。

我が社の立地や規模では「物販」の店舗運営は難しくなると考えて、思い切って「飲食」の店舗にガラリと転回させたのであった。

この構想はヒットして、地階「つぼ八」、1階「いろはにほへと」、2階「白木屋」、3階「魚民」が入居する居酒屋ビルに変身して経営を建て直したのであった。

当時の私の年齢は34歳。ヤル気も体力も充分にあった。

地階の「つぼ八」が退去してからは、地階の約140坪は空きスペースとなっていた。

しばらく停滞していた我が社のビルが、今年になって動きが出てきたのである。

それは、地階に100名規模の階段状の客席を持った小劇場を造りたいとこのブログに書いたことから始まった。

小劇場創設に共鳴する人間が複数現れてきたのである。12月に入ってから、少しずつ現実化の方向に進んでいる。

小劇場と云う「箱」を造ることは、資金さえ潤沢に有れば(資金は無いが・・・)出来ることではあるが、造っても使用する人間が居なければ意味を為さない。多くの人々が使うからこそ、文化が生れ活力が生まれるのである。「マジック」「音楽」「演劇」「落語」「映画」「講演」など等に活用をしたいのである。

帯広にある階段状客席を持つホールの収容人数は、「とかちプラザのレインボーホール」が350名で最小である。

17万人の人口規模で350席を埋めるのは結構難しいのだ。先般の沢田研二ではないが、350名の席数に100名の観客では3分の一しか埋まっていないから、演者側としては非常に演じ難いのである。最初から100名で満席の会場ならば、いつも満席状態で高揚感も得易いと思うのである。

私は演者側の立場も分かっているから、使い勝手にも気を配りたい。

焦って造るつもりもない。まずは一緒に活動してくれる仲間を募ることが重要であると考えている。こう云う事業は楽しくなければイケナイ。

坂本ビルの事業の中心を「物販」→「飲食」→「エンターテインメント」に変化させていきたいと考えているのである。興味のある人はぜひ参加してもらいたい。


■2018-12-27-Thursday IWC脱退

日本が国際捕鯨委員会

(International Whaling Commission; IWC)から脱退すると云う報道があった。

IWCは国際捕鯨取締条約に基づき鯨資源の保存及び捕鯨産業の秩序ある発展を図ることを目的として設立された国際機関で、日本は1951年から条約に加入しているというが・・・。

我が家は、昔はよく鯨の肉を食べていたが、最近は好んで食べることはない。鯨の肉を最近は、ほとんど食べないから、IWCに残る、脱退するのメリット、デメリットはよく分からない。

それでも、食文化に対して、外国があれこれと云うのは好ましいとは思っていないが・・・。

特に、動物の種類によって、可、不可を決めるのはオカシイと思っている。菜食主義者(ベジタリアン)が肉を食べてはいけないと云うなら、まだ理解も少しは出来るが、牛や豚や羊や鳥なら食べても良くて、馬はダメとか鯨がダメとか云うのは、同じ生命を頂くのであるから、絶滅危惧種であるとかの特殊な条件でもなければ論理的に変なことであると思う。

それでも、今回の日本のIWCからの脱退には疑問が残る。メリット、デメリットよりも、危険な兆候を感じてしまった。

思わず松岡洋介による国際連盟脱退のシーンが頭をよぎったのである。

驚いたのは、条約の批准とか脱退とかって、国会の承認が不要なのかと云うことである。政府の判断だけで脱退を決められると云うのは、これまたオカシナことではないのだろうか。


■2018-12-28-Friday ありがたい

仕事納めの今日

なじみの建築屋さんが、坂本ビル1階にある機械室から、古い暖房器具を解体撤去する作業をやってくれたのである。

この機械室に、テナントさんが新たにトイレと流し場を造りたいと云うのである。引き渡しが来年2月1日であるから、1月末までに完了の日程でお願いしたいと依頼したら、1月は忙しいから、年内ならばと引き受けてくれたのだが、いつもながら仕事が早い。

かなり大きな機械であるが、機械室は狭い。隙間がほとんど無い中での作業だから分解するのは大変な作業なのである。

機械も重たい。モーターのコイルは、小さいのに片手では持てないほどの重量だし、その他の部品も鉄製だから、かなりの重量があるのだ。

結局、今日の17時まで、丸3日間掛かって、キレイに片付けてくれた。

長らく停滞していた坂本ビルが12月になってから、俄かに活気づいて来たようだ。動きが出てきたというのは喜ばしいことである。

この調子で、来年が活気のある年になって欲しいものである。


■2018-12-31-Monday 大晦日

次女と長男が29日に帰郷、

空港まで迎えに行く途中にある、犬のブリーダーのところに妻が寄りたい「見るだけだから・・・」と云うのだが・・・。

こう云う言葉は、あてにならないものである。見て、抱っこしてしまったら・・・、「貴方と二人だけだと生活がツマラナイ・・・」。

あぁ、もうダメである、結局、押し切られて飼うことになってしまったのであった。

犬種はトイプードル。以前に飼っていた2頭のラブラドールレトリバーの様な大型犬は体力的にもう無理である。仕方がないなぁ〜。

空港で子供たちを出迎えてからも妻はご機嫌である。まぁ仕方がないか!

自宅に戻り、娘に「バイト代を払うから、PCのパワーポイントでマジックの講演資料を作成してくれないか?」と依頼する。

バイト代は先払いと云うことで、藤丸百貨店に買い物に行く。

さすが、手慣れたもんで、スイスイと作っていく。作り方を憶えて自分でも作れる様にしようと思うのだが、娘の手の動きが早過ぎてまるで覚えられない。

任せることにしたが、アレコレと横で、こうして欲しい、ああして欲しいと注文を付けるとウルサガラレル。

途中で見直すと、直したい箇所が出て来る。妻も娘も「こう云うモノはしっかり構想を練ってから注文しなさいよ!」と云うが、実物を見ながらでないと直せないじゃないか!

何度も、会社に出向いてはマジック・ミュージアムに写真を撮りに行く。3日掛かりでようやく完成させたのであった。ありがたいことだ。私なら作ることは不可能であった。

夜は、私の母と妻の母、弟の家族が一堂に集まって年取り。

1時間も過ぎると、疲れたと母が言うので2時間で終了する。

NHK紅白歌合戦を見るが、ここ最近はジックリ見ることはない。何かの作業をやりながら見るのであるが、作ってもらったばかりのパワーポイントを見直していたら、また直したい箇所が出てきたのである。

娘も「もういい加減にしてよね」と云うので明日にすることにした。

久し振りに酒を飲む。

還暦の今年は、厄年であった。私的には良い年であったと思う。