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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2019-08-02-Friday 子ども向けマジック

我が家が檀家である帯広の永祥寺の住職から、

6月の月参りの際に、8月2日に永祥寺で「子ども禅のつどい」と云う催事を行うが、その中で子ども向けのマジックショーをやって欲しいとの要請をされた。

私は、マジック・ミュージアムではマジックを演じているが、外ではマジックのみを演じることは引き受けないことにしている。

講演の合間にマジックを演じることは引き受けてはいるが・・・。

それも対象は大人である。

小学校の低学年生にマジックを見せるのは、もっとも不得意な分野なのである。

何故なら幼い子供には、常識とか先入観というものがないからだ。

そもそも、マジックは、常識や先入観を逆手に取って見せるから不思議なのであって、理屈が必要な種類のマジックは子供には向いていない。何かがパッと現れたり、パッと消えたりといった現象が単純明快なモノでなければ、なかなか受け入れられないのである。

太ってしまって、仕掛け付きの衣装が着られないから、出現や消失というマジックを演じるのが難しいのである。

しかし、近い将来、私の葬式で世話にならなければならないお寺の住職からの依頼であるから、無碍に断ることも出来なかったのであった。

9:30〜10:00までの30分間マジックを演じて欲しいと云う要請である。

仕方がないから、子供とゲームをやりながら、不思議なことを見せるという演出を考えて、マジック・ミュージアム内の展示品の中から、演じるマジックを選んで構成したのであった。

天気予報では、帯広の今日の最高気温は35℃にもなると云う。私は汗かきだからなぁ〜、お寺にクーラーは設置されているのだろうか?

9:00にお寺に到着したら、STVのテレビ局が取材に来ていた。エ〜ッ聞いてないよ〜。

14日18:00からの「どさんこワイド」のニュースで放送すると云うが、あんまり派手なマジックじゃないからテレビ映えはしないと思うけどなぁ〜、ダメだとも言えないしなぁ〜。まぁ仕方がないか!

何とか、無事にやり終えたのだが・・・。

幼い子供は制御不能であるから、やっぱり、子供相手は難しいなぁ〜。

暑さもあってドッと疲れた!


■2019-08-03-Saturday 暑っつい〜!!!

何て暑さだ!

この暑い中、ゴルフに行ったのだから私もバカだなぁ〜。地元の金融機関のコンペなのである。

それでも、スタート時間が7:00と云う一番早いスタートだから、暑さもそれほどにはなるまいと高を括っていたのであったが・・・。

甘かった!

腕に日除けのカバーを付け、首には水に濡らしてヒンヤリする熱を取るタオルを巻き、帽子の後ろ側には日除け用にタオルを挟み、ドリンクもポカリスエットを凍らせたものを持参し、更にゴルフ場で凍っていない同じモノを購入して万全の対策を取ったつもりであったが・・・。

会場のゴルフ場は帯広カントリー新嵐山コースである。山岳コースで起伏が激しく昇り降りが多いトリッキーなコースである。キャディが少ないと云うので、カートに2人ずつ乗って、セルフプレーをすることになった。暑いから歩いて回るよりもカートの方が楽だと思ったのであるが・・・。

人手が足りないのだろうか、芝が伸びている。フェアウェイに飛んだボールが見つからないのだ。ラフに行ったら見つけるのはかなり難しい。

こんな状態でキャディ無しでは・・・。私も2個ロストボールになってしまったのであった。

こうも暑いと集中力も無くなる。もともと汗かき体質であるから、全身ビチャビチャになってしまって、シャツが背中に張り付き、ズボンが太腿に張り付く。

スコアなんかどうでもよくなってしまって、早く終えて帰りたいと云う気持ちだけが先行する。

散々なゴルフであった。

昼食もゴルフ場で食べずに、風呂にも入らず、すぐに帰宅してシャワーを浴びて、ソーメンを作って食べた。

暑い日にはソーメンが一番だ。

ゴルフ場が車で40分の場所なので、朝が早かった。5:00に起きて5:45に家を出たので、眠たくなって来たので昼寝をした。

南国の人はよく昼寝をしているが、暑い日中は活動をしないのが知恵なのであろう。

夕方に、家を出て、緑ヶ丘公園でやっている演劇「楽市楽座」を見にいくことにした。家族4人で全国を回って演じているという。入場無料で投げ銭だけが収入源だという。大道芸みたいな演劇家族である。

公園近くの居酒屋で夕食をとってから、緑ヶ丘公園のステージの方に歩いて行ったが何もやっていない。チラシには回る水上舞台と書いてあるから池の方かと思っていたのだが・・・。

それらしき音が、昔の競技場方面から聞こえてくるので、そちらに向かった。随分と遠回りをしてしまった。

行ってみたら、直径10mほどの丸い舞台が、8月角形の木製のプールみたいなモノの中に設えてあり、その丸い舞台がユックリと回転している。

後ろ側にテントが張ってあり、そこが舞台裏になるのであろう。

蛙を主人公にした創作劇で、なかなか深い意味が込められているようだ。

観客は100名くらいかなぁ〜、ベンチ状の客席に座って観ていたが、途中からお尻が痛くなってきた。

板の上に2時間座り放しはけっこう辛い。

投げ銭は演劇の途中で、色紙に包んで投げ込む方式であるから、観客たちがどれだけの金額を包んでいるのか見当がつかなかったが、奮発して紙のお金を包んで投げ銭にした。

この観客数では、それほどの金額が集まるとは思えないが・・・。

気温も少し涼しくなってきたら虫がライトに集まって来た。野外劇はこの虫が大敵だ。虫が気になって劇に集中できなくなる。

だが、たまにはこう云う野外劇も面白いものであった。


■2019-08-04-Sunday 連チャン!

よせばいいのに昨日に続いて今日もゴルフ!

場所は昨日と同じ帯広カントリークラブ新嵐山コースである。

私が評議員を務めている福祉団体のコンペである。参加者数が85名の結構大勢な参加者のコンペである。

今日もやはりキャディ不足なのであるが、私の組は何故だかキャディ付きであった。

この暑さであるから、芝刈りもやっていないので、昨日に引き続きロストボールが多いようだ。

我々の組だけで14個ものロストボールを拾ったのであった。

今日のスタートは11:50であるが、最高気温は昨日よりは低いとは云うもののやはり暑い。昨日同様の完全装備で臨んだが・・・。

今日は徒歩だったせいもあって、途中で足が攣ってしまった。ドリンクもプレイ中に4本も飲みながらやったのに・・・。

汗をかき過ぎてグッタリしてしまった。疲れるなぁ〜。

昨日よりはスコアは良かったのだが、ダブルペリアでハンディキャップは上限なしなんてルールなもんだから、破壊的なスコアで上がって来た人も上位にくる。

私は、41・44の85であったが、バーディやパーのところが隠しホールになってしまいハンディ9.6になって38位と云う成績であった。

ホールインワンを達成した人が居たが、こんな85名もの参加者のコンペでやったら大出費であろうなぁ〜。

表彰式を終えたら18:30で、辺りはもう薄暗くなっていた。

やはり炎天下でのゴルフは生命の危険が伴う蛮行である。あんまり暑い日にはやらないようにしよう。


■2019-08-06-Tuesday よせばいいのにマタマタ!

1日おいて今日もゴルフ

今日は、帯広青年会議所のゴルフ好きの人が集う「ジュエルクラブ」のコンペである。

帯広は今日も暑い!天気予報では30℃超えの予想である。

会場は帯広白樺カントリークラブ、12時スタートである。

全英女子オープンゴルフ大会で、日本人の渋野日向子(20)が樋口久子以来の42年振りの優勝をした模様をテレビで何度も見ていると、私も俄然ヤル気になってきたのである。単純だなぁ〜。

渋野のニコニコと笑いながらプレイする姿を見ているとゴルフって楽しいもんだなぁ〜という気にさせられる。

今日も完全装備で臨んだのだが・・・。

桜アウトコースからスタートした。汗が激しく出て、すぐに全身が汗でビチャビチャになった。今日の汗のかき方は普通じゃない気がした。顔を拭くタオルもビチャビチャになった。

5番ホールの第2打を打つ時に、少しクラッときたが、そのまま振ったら見事な空振りをして転びそうになった、空振りなんて4,5年振りのことである。

次のショットも、また次のショットも、更に次のショットもチョロ、チョロ、チョロ。クラブがボールにまともに当たらないのだ。頭がボーッとしてきて、頭痛もし始めた。これは熱中症になってしまったかもしれない。このままでは同組の人に迷惑を掛けると感じたのでリタイアを宣言し、6番ホールのティグランドの日蔭のベンチで待つことにした。

同組の人が支配人に電話してくれて、車で迎えに来てもらった。私一人だけクラブハウスに戻り、氷で首や頭を冷やして1時間半ほど安静にしていたら、頭痛と汗が収まったので帰宅した。

こんなことは初めてである。

さすがに、この暑い中でほぼ3連ちゃんのゴルフと云うのは、体力的に無理だったのかもしれない。

帰宅してニュースをみたら、今日の帯広の最高気温は34.0℃であった。

もしも、あのまま続けていたら、途中で倒れていたかも・・・。

まぁ、大事に至る前に、自ら止めたのであるから、まだ自制心があるだけましだったのかも・・・。

今後は、あんまり暑い中でのゴルフは控えるようにしよう。


■2019-08-08-Thursday 大道芸の取材

10日から始まる「大道芸」の歴史について取材したいと

十勝毎日新聞社の記者が10:00にマジック・ミュージアムに来た。

今日は15:00から坂本ビルで「とかち夏空大道芸ウィーク」の会議が開催されるので、ちょうどその準備をしていたところであった。

最初は、何故「大道芸」を始めたのか?と云う質問である。

何度も、このブログにも書いているが、2002年の8月13日に、北見のマジシャンのMr.アガック氏から、北見で大道芸をやったのだが、帯広でもやりたいので場所を提供して欲しいと言う依頼があって、大道芸人の「クリスピー・クリス&キャプテン・ケーボー(現在のファニーボーンズ)」のコンビとマネージャーのユキナ、そしてアガックの4人が私の会社を訪ねて来たのである。

翌14日から16日までの3日間は、帯広平原まつりで、駅前の西2条通りを歩行者天国にするので、坂本ビルの前の場所を、まつり実行委員会に掛けあって使用許可を取ってあげたのである。

大道芸は、普段の日は道路上(車道も歩道も)では演じることは許されていないのである。

学生時代にはプロマジシャンになることを夢見ていた芸能界志向であった私は、4人と一緒に酒を飲みながら、芸能論を展開して意気投合したのであった。彼らは、それぞれ一人ずつで演じていたが、この年にコンビを組んで一緒に始めたのだという。

14日に彼らの演技を初めて見た私は、大道芸って面白いなぁと感じた。

クリスは、現在は2人で演じている「ゾンビーズ」を一人だけで演じていたし、ケーボーはライオンに扮して、火の輪を潜ったり、火を吹いたりしていたのである。

マンネリ化していた平原まつりに退屈していた帯広の観客は初めて見る大道芸には興奮したようで、とても良くうけていた。

14日の演技が終わった後で、北の屋台に連れて行って飲食をしたら、明日はここの広場でもやりたいと言う。

もちろん大歓迎だ。

15・16日と、昼間は平原まつり、夜は北の屋台で演じたのだが、屋台は客が酔っていたこともあって、投げ銭の入りが良かったのである。

東京に比べて、気温は低くて過し易いし、食べ物は美味しいし、投げ銭も多いと大満足して「来年は仲間を連れて来てまた演じたい」と云う。

これまた大歓迎だ。

翌2003年には、仲間達を引き連れてやって来た。その仲間達も大満足して帰って行った。

この2003年に、私は静岡市から北の屋台の講演で招聘された。その同時期に静岡市では「大道芸ワールドカップin静岡」が開催されていた。

その前夜祭が市民会館みたいなホールで出演全芸人が顔見世的に1分間くらいずつ演じていく催しがあり、その招待券を2枚もらったので、1枚を十勝毎日新聞社の高橋幸彦事業部長に上げたのである。

その高橋部長は、帯広の大道芸を大掛かりにしたいと私に相談に来ていたのだ。ちょうど良い機会だから、一緒に静岡の大道芸ワールドカップを見ようということになったのである。

2004年には北海道の補助金(3ヵ年)が受けられることになり、招聘芸人も十数人は呼べることになった。私や北の屋台のスタッフだけでは人手が足りないので、実行委員会を組織して運営することになったのである。

そんな内容を答えたのであった。


■2019-08-09-Friday とかち大道芸ウィーク

去年までの「北の大地de大道芸フェスティバル」は名称を

今年は「とかち大道芸ウィーク」とした。

それは、期間が10日(土)の夜から16日(金)の夕方までの1週間に延長したからだ。

今年の出演者は以下の13組である。

①ダメじゃん小出

②FunnyBones(ファニーボーンズ)

③シンクロニシティ

④SEOPPI(セオッピ)

⑤フェイスぺインター☆ミホウ

⑥LaStradaCompany(ラ・ストラーダ・カンパニー)

⑦吉川健斗

⑧ひこひこ

⑨なっつ

⑩油井ジョージワンマンバンド

⑪りずむらいす

⑫エクストリーム芹川

⑬帯広ジャグリングクラブ

この内、今回が帯広初お目見えなのは、

⑥・⑦・⑧・⑨・⑩・⑪の6組である。

今年は期間も長いから、私も全部の出演者の演技を見たいと思っている。とても楽しみだ。


■2019-08-10-Saturday 大道芸ナイト

今日の昼からのゴルフもキャンセルした。

今晩は大道芸のナイトパレードが19時から坂本ビル前を出発することになっており、18時には坂本ビルに集合することになっているのだが、前回6日の熱中症の後遺症が未だ癒えていないので大事を取ってキャンセルしたのである。

止めておいて正解であった。やっぱりまだ身体が本調子ではない。

18時少し前に坂本ビル5階の大道芸の控室に行くと、今年の出演者たちが集まっていた。

今年は音楽系の芸人が多くて楽しみである。

ナイトパレードは、坂本ビルの前を出発し、音楽を鳴らしながら市内をパレードして宣伝する趣向である。

私も、燕尾服風のTシャツを着て、シルクハットを被り、目にはモザイクに見える長四角いサングラスをして、拍子木を鳴らしながら歩いた。

坂本ビルの道路を挟んだ正面でやっているビヤガーデンの舞台で大道芸人が3組ほど演じて明日から始まる「とかち夏空大道芸ウィーク」の宣伝をし、そのまま「北の屋台」に向かい、そこでも宣伝をしてから坂本ビル5階の控室に戻った。

芸人8人ほどを北の屋台の卒業生がやってる「オブリガーダ」に連れて行って、明日から頑張ってもらうように十勝の名物料理をご馳走をした。

十勝に来てもらってまずは食べ物で喜んでもらうのが一番である。


■2019-08-11-Sunday 大道芸

今日から大道芸がスタートする。

今年は1週間のロングランで、11日は「歩行者天国」(西2条南8・9丁目と広小路1・2区)とばんえい競馬場での公演だ。

9:30に坂本ビル5階の控室に集合。11:30からのスタートであるが、今日の時点では、まだ8組しか揃っていない。

2002年から、大道芸を始めて18年目、3年前にはこの大道芸に刺激を受けて「帯広ジャグリングクラブ」が出来た。去年から大道芸フェスティバルにも参加してもらっている。

まだまだ演技的には、素人芸であるが、芸事は上手い芸人を間近で見て芸を盗み、場数を増やすことが上達の秘訣なのである。

この経験が必ずや今後生きてくるであろう。

歩行者天国にはお客さんがあまり出て来ていないなぁ〜、もう少し人が大勢集まるのかと思っていたが、少々拍子抜けした気分である。

私はパンフレットをたくさん配って宣伝に努めたのであった。

16:00に終演、撤収して解散。

一旦、自宅に戻ってシャワーを浴びてから犬の散歩をして、休憩。

20:00に東京からプロマジシャン5名(Dr.レオン、中島弘幸、元はじめ、TSUKASA、ドリームぷりん)と奥さま3名の合計8名が来帯し、幕別町百年記念ホールで「マジック・サーキット」と云う催しを行うのである。

この招聘にも私が絡んでいるので、今日は、帯広の焼肉屋「平和園本店」にご招待してジンギスカンをご馳走することになっている。

十勝は食べ物で歓待するのが一番である。

ジンギスカンは、札幌のモノとは全然違って美味しいと大満足をしてくれたので、招待した方としても嬉しいことである。

皆はまだ飲み足りない様子であったが、ホテルの近くまで送り、私は自宅に戻った。連日の飲み会はけっこう疲れる。


■2019-08-12-Monday マジック・サーキット

今日の「マジック・サーキット」(13:00〜16:30)の会場は

幕別町百年記念ホールである。集合時間は11:30。

今日はこれと並行して大道芸の方では「とかちプラザ レインボーホール」で「サーカスの灯」(14:00〜15:00)と云うクラウン劇を行うことになっている。

まずは9:00に坂本ビル5階の控室に集合して、荷物の搬入の為にとかちプラザに出向き、設営のお手伝いを少しだけやり、11:00には幕別に向かう。

幕別の方は、お手伝いに帯広のマジッククラブ「サンドウィッチ」のメンバー4名に依頼してある。大道芸も手が足りないので、こちらはこちらで用意しなくてはならないのだ。

「マジック・サーキット」は3つの部屋を使って2組4班に別れた観客が移動して歩く方式を取った。

①の部屋には、Dr.レオンとドリームぷりん

②の部屋には、元はじめ

③の部屋には、中島弘幸とTSUKASA

①と③の部屋では1班25名の観客を相手に4回同じマジックを演じる。

②の部屋では、2班1組50名の観客相手に2回のマジック教室を開くという趣向である。

夏休み中と云うこともあって親子連れが多かったが、中には苫小牧、札幌、旭川からのお客さんも居てビックリした。マジック好きに距離は関係ないようだ。

マジック・サーキットも大盛況で上手くいった。

後片付けをして15:30に解散し、私は一旦自宅に戻ってシャワーを浴びてから犬の散歩をして、17:00にとかちプラザに寄ってスタッフと話をしてから坂本ビル5階の控室に行く。ここでは、旭川方面からお手伝いに来てくれているメロン農家の鈴木さんが、メロンを切って皆に振舞っていた。

メロン丸ごと1個を8切れにカットしてもらいマジシャン8名の泊っているホテルに持って行って食べてもらった。

18:00からは、百年記念ホールのスタッフとマジシャンとの懇親会が帯広市内の「とっくり」で開催される。そこにマジシャンをご案内して私も参加して飲んだのであった。

久し振りの3連チャンである。

疲れていたので、接待はマジック・クラブの連中にバトンタッチして、私は自宅に戻ったのであった。


■2019-08-13-Tuesday 花火大会

13日は十勝毎日新聞社の花火大会である。

「大道芸」の実行委員会の中核を勝毎の元事業部が会社組織になった「光風社」が担っているので、花火大会当日のこの日はどうしても人出が足りなくなる。

「とかち夏空大道芸ウィーク」もこの日はお休み。

午前中に子供を連れて家族4人で坂本家、西雪家の墓参りに行って来た。

12:00からは「マジック・サーキット」に出演してくれたマジシャン(Dr.レオン、中島弘幸、元はじめ、TSUKASA、ドリームぷりん)の5名と奥様3名の合計8名に、マジック・ミュージアムの見学をしてもらうことになっている。

「マジック・サーキット」は元々、マジック・ミュージアムを見学したいということから始まったイベントなのである。

昼食に帯広名物の豚丼を食べたいと云う希望であったが、豚丼を扱っている店はどこもこの時期は予約が不可で、食べるには長蛇の列に並ばなければならない。

並んでいる時間がモッタイナイから、14:00過ぎなら店も空いているだろうと云うことで先に見学を済ませることにした。

皆さん、マジック・ミュージアムに入るなり「オォ〜、凄い!」「想像していた以上でビックリした!」と感嘆の声を出してくれる。招待した方としても嬉しい限りだ。

まずは、色紙にサイン(宣材写真付き)をしてもらう。これは恒例の「お約束」事項でマジシャンの色紙も飾っているからだ。

「Dr.レオン」さんには、「ヒロ・サカイ」名でもサインをしてもらったので5枚(TSUKASAさんは既にもらっている)のサインが増えたことになる。

図書コーナーに置いてある「ヒロ・サカイ」「Dr.レオン」著の本やレクチャーノート等を10冊ほど探し出して本にもサインをしてもらった。

2時間ほど見学をしてから、昼食に向かったが、まだまだ行列が続いていたので豚丼を諦めて「蕎麦屋」に入ったのであった。

マジシャンの方々にも勝毎花火大会の入場チケットを人数分用意しておいたので、花火大会の会場まで行ってもらい見てもらう。

私は、花火大会には行かずに、大道芸人が続々と帯広入りしてくるので、その歓迎会の準備をする。

この歓迎会も恒例になった催しである。芸人さん同士でも初顔合わせの人も居るので、皆の自己紹介と親睦を兼ねての宴会である。

歓迎会の会場は19:00〜20:30まで、坂本ビル1階の居酒屋「いろはにほへと」で飲食したが、大道芸人さんが花火を見たいと云うので、20:30〜坂本ビル9階の展望室に連れて行って、そこから花火大会を見ることにした。

花火大会の会場と坂本ビルの間は1.2㌔ほどしか離れていないし、間に高いビルも無いので、下部の仕掛け花火も見えるし、会場の放送の音も聞こえるので、皆も喜んでいた。

大道芸人には21:00からは3階のマジック・ミュージアムに案内して見学をしてもらう。ここでも感嘆の声が上がり嬉しく思う。

21:40に、花火大会会場からマジシャンが市内に戻って来たので、再度、いろはにほへとでマジシャン8名と私とで打ち上げ会を行う。

皆さん、花火大会に感激して涙が出た「帯広は面白い!」と言ってくれるので招待した方としては嬉しいことだ。

23:30まで、飲んだところで、解散し、宿泊しているホテルまで送って、私も帰宅した。

疲れた〜。


■2019-08-14-Wednesday 平原まつり

今日14日から平原まつりが始まる。

8名のマジシャン達は今日の飛行機の便で東京に戻るが、台風が四国辺りに接近していて飛行機が飛ぶのかと心配をしたが、無事に帰ったとの報告があり安心をした。

午前に西雪家にお坊さんが盆参りに来る。親戚も千葉から来ているので一緒にお参りをしてから、10:00に坂本ビル5階の控室に大道芸人とボランティアスタッフが集合して顔合わせと説明会を行う。

本番の最初は、これまた恒例になった13:30からの開会式直後の出演芸人13組全員が出演する「オープニングショー」である。

これを楽しみにしている観客も多くて、今年も200名ほどの人の輪が出来て大盛況であった。

オープニングショーの後は、各場所に分かれて大道芸がスタートした。

さすがに18年目にもなると、帯広の観客のマナーや見方も良くなった。大道芸の醍醐味でもある「客いじり」にも反応が良くなったので、観客と芸人との雰囲気も上々である。

昨日の花火大会の気温は30℃超えの真夏日であったが、今日は20℃ほどで曇り時々霧雨の状況である。この極端な気温差が身体に悪い。

初日は、時々、霧雨が降ったが、何とか無事に終えることが出来たが、明日からの予報では雨が降ると云う。去年は3日間とも雨が降って「盆踊り」は中止になったし、どうも近年は雨に祟られるなぁ〜。

何とかもって欲しいものである。

大道芸は夜には「広小路」の全蓋アーケードでナイトショーを20:00まで行う。朝から晩まで市民を楽しませてくれるのだから、平原まつりを見に来た人たちも満足してくれるであろう。

21:00からは、昨晩の「歓迎会」までに帯広入り出来ずに食べそびれた芸人の2組を焼鳥屋に招待してご馳走してあげた。毎晩、何だかんだと言いながら夜遅くまで飲んでいる。

明日の天気を祈りながら就寝した。


■2019-08-15-Thursday 平原まつり2

15日は平原まつりの二日目である。

曇りの天気であるが、予報では昼過ぎからは雨とのこと、何とか降らずいてほしいものだ。

この日も大道芸は各所に分かれて普通に11:00からスタートして、観客数も上々の出足であるが・・・、心配なのは「太鼓が鳴り出すと雨を呼ぶ」というジンクスである。今日も15:00からは8・9丁目街区では太鼓まつりが併催されるのだ。

やっぱりジンクスが当ってしまった!

太鼓まつりが始まって太鼓の音が響き始めると、霧雨が降って来て、時折大粒の雨に変わった。太鼓まつりが山場に差し掛かる16時半過ぎには、雨が激しくなって来たのである。

大道芸にとっては雨は大敵である!

そもそも観客が雨の中で観ることを嫌うし、演技者も道具が濡れたり電子機器が濡れると故障の原因につながるから雨は嫌なのである。

今日の平原まつりの予定は19:00からは「盆おどり」で西2条通りの全会場を使用するから、大道芸に与えられている時間帯は18:00迄なので、雨天用に準備してあった広小路の全蓋アーケードの会場には移動をせずに、10丁目街区の2ヵ所を使ってそのまま演じて17:30頃には撤収したのであった。

「盆おどり」は昨年は70年間の歴史の中で初めて雨の為に中止になっている。今年の天気予報では、今晩は霧雨だが、明日は台風が近づいて来ているから大雨になるかもしれないというので、強行開催すると云う。2年連続の中止は何としても避けたいという実行委員会の決断である。

大道芸は、18:00〜21:00まで広小路の2・3区を使用してナイトパフォーマンスを行った。

盆おどりは雨の中強行したが、観客は少なく、おどりの参加者数もかなり少なく感じた。参加企業も減っていて、マンネリ感は否めない。会場を参加者数に合わせて狭くしなければ、参加グループとグループとの間が空き過ぎて見物客にとっても見ずらい催しになっていた。開催方法には一考の要有りだなぁ〜。

ナイトパフォーマンスの後は、後片付けを終えた芸人とボランティアスタッフとの懇親会を開催した。

例年なら、ファイナルショーの後に打ち上げを行うのであるが、今年は日程的に、17日が土曜日で18日が日曜日ということもあって、関東地方で大道芸の催事があり、それに出演する為には、明日の夕方には帯広を離れなければならない芸人が数組居るのである。皆、売れっ子ばかりなのであるから止むを得ない事情である。全員が揃っているのは今晩しかないので、この日に懇親会を開催したのである。

今日も、また飲み会である。連日、連夜遅くまで飲んでいるのだが、楽しい酒なのでまったく苦にはならない。

でも身体はかなりシンドクなって来ているなぁ〜。


■2019-08-16-Friday 平原まつり3

今日16日は平原まつりの最終日である。

昨晩の雨の中を強行開催した「盆おどり」は観客数も少なく、過去最低の盛り上がり方であったように思う。

今日も小降りではあるが雨が続いている。

大道芸は平原通りの会場は開催を中止した。広小路での開催も他の催事との競合が生じるので止めにして、会場を「とかちプラザのアトリウム」に集中させることにしたが・・・。

そもそも、大道芸というものは同じ会場で、芸人が入れ替わり立ち替わり演じ続けることを嫌う。歩いている人達を引き寄せながら行うのが大道芸本来の姿だからだ。

観客数は限られてしまうし、同じ観客が見続けることによって席が固定してしまい「投げ銭」の金額も減ってしまう。

案の定、少ない観客数の中での演技を強いてしまうことになってしまい、芸人達には申し訳ない気分であるが、天候のせいなので致し方ない。

11:00〜16:00まで、ここで大道芸を披露することになり、盛り上がりはイマイチとなってしまった。

とかちプラザの撤収を終えてから、坂本ビル5階の控室に戻り、広小路3区で17:00から開催するファイナルショーの準備と、今日帰る芸人たちの後片づけを並行して行う。慌ただしい状態である。

ファイナルショーと云うのは、出演全芸人の、帯広での一夜限りのショーなのである。帯広でしか見られない特別なショーなので、観客はこれを楽しみしているし、また芸人たちも面白がって出演してくれるのだ。

ここで集まった投げ銭を元にして「打ち上げ会」の焼肉パーティをするのが恒例になっているのだ。

今年のファイナルショーの出演者数は13組中半分の7組で少々寂しかったが、シンクロニシティがこの日の為に900個(30×30個)のルービックキューブを使用して、十勝が舞台であるNHK朝の連続テレビ小説「なつぞら」の絵を描いたモノが最後に登場して大いに盛り上がったのであった。

撤収を終えてから「平和園本店」で恒例の打ち上げ焼肉パーティである。芸人もボランティアもスタッフも大いに飲んで食べて楽しんだのであった。

呑み足りなくて、二次会にも行き、ここでも飲んでしまった。ここ連日の酒で身体は疲れているのに、気分が高揚していて全然酔わない。

この日も午前様であった。

これで今年も大道芸の夏が終わった。ア〜ァ疲れた〜。


■2019-08-17-Saturday 祭りの後

祭りの後っていうのは寂しいもんである。

今日は、これから帰る芸人の見送りと、坂本ビル5階の控室の後片付けである。9:30に会社に行って後片付けをしているうちに、芸人さんや、東京から毎年、帯広の大道芸を観に来てくれているSさん夫婦が坂本ビルの駐車場に集まっている。Sさんは毎年、ビデオや写真を撮っては、複数枚のDVDにしてくれて、17日の朝に皆に配ってくれるのだ。

Sさん曰くは「大道芸の催しは、いまや全国各地にある。静岡や横浜など出演者数が100組を超える様な大きな催しもあるが、帯広の大道芸は出演者の粒が揃っていて、アットホームな雰囲気が好きであるから、毎年この時期に帯広に来るのが楽しみなんだ」と云う。もう十数年も連続して来てくれているのだ。この他にも、本州から数組が毎年大道芸を見る為に訪れてくれているし、いまや北海道中からも観客はおろか、ボランティアとして参加してくれる人も居るのである。

長くやっていると、こういう嬉しいことも増えてくる。

10:30には芸人を見送って、自宅に戻る。

12:30からマッサージを予約したのだが、妻から「子供を見送らないのか?」と言われたのでキャンセルしたのであった。

今日は、帰省していた次女と息子が職場に戻る日でもある。次女は私の影響で大道芸が大好きになり、今回の帰省中も毎日手伝ってくれたのである。東京でも、しょっちゅう大道芸を観に行っていると云う。もう私以上に芸人さんの知り合いが増えたのではなかろうか?

息子とは、ゆっくり話す時間も無かったのが残念である。息子とはそろそろ将来のことについて話しておきたかったのだが・・・。

空港に子供らを送って行くと、空港でファニーボンズと一緒になった。彼らは、また来年も一緒にやろうと言ってくれた。年内には打ち合わせのために帯広を訪れると云う。嬉しいことである。

きっと、来年も楽しい大道芸になるであろう。


■2019-08-18-Sunday へとへと

皮肉なもんで「平原まつり」期間中は

天候がすぐれなかったのに、終わった途端に晴れて温かくなった。

今日18日の予定は、午前中は帯広青年会議所の「じゃがいもゴルフクラブの8月例会」である。

会場は帯広カントリークラブ新嵐


■2019-08-20-Tuesday 劇団四季

20日は11:00から十勝毎日新聞社の取材の予定が、

マジック・ミュージアムに入っていた。

商店街で10月から始まる「まちゼミ」の参加店の紹介記事の取材である。商店街にある博物館としてマジック・ミュージアムも参加することになっている。パンフレットでは

①まなぶ マジック・ミュージアム 日用品を使った、「かんたんマジック」

②まなぶ マジック・ミュージアム トランプを使った、「かんたんマジック」

の2講座を開設することになっている。

その新聞取材を受けている最中に「マジック・ミュージアムを見学したい」との電話が入った。

旧知の窪田さんからで「劇団四季のメンバーがマジック・ミュージアムを見たいと云うので8人で行きたいのだが・・・」と言う。

十勝の音更、大樹、帯広でミュージカル「はだかの王様」を上演している最中なのだと云う。「明日が帯広文化大ホールでの公演、今日は休みの日なのだが、メンバーがマジック・ミュージアムに興味が有ると云うのでぜひお連れしたいのだが・・・」とのこと。

勿論、大歓迎である。

取材が終了する前に到着したが、取材が終わるまで中を見てもらっていた。

新聞の取材が終わってから名刺交換をしたが、主演の澁谷智也さんが飾ってある色紙の中に「ミュージカル俳優 駒田一」の名前を見つけて、「彼は親友で、屋根の上のバイオリン弾き等で共演した仲でもあるんですよ!彼もここに来ているのですか?」と言うので、「はじめさんは私のマジックの師匠であるジミー忍の息子さんで、中学生の時から知っています。ここのセミオープンの時に母親のまこママと一緒に来てくれました!云々・・・」と答えたら「何という奇遇!今、はじめさんに電話しますから、坂本さんも電話に出てください」と云う。

昨年2018年9月6日の胆振東部地震で北海道中がブラックアウトになった時にお見舞いの電話をくれて話した時以来であったのでとても懐かしかった。まさに縁があるというか、何というか。

見学の後で、私のマジックの実演も披露して、とても喜んでもらい、色紙にサインもしてもらったのであった。

今日のお礼に、明日の帯広公演に招待しますよと云う。元よりミュージカルは大好きなので観劇に行かせてもらうことにした。明日が楽しみである。

地階の「小劇場」の予定場所も見てもらったが、「下北沢の小劇場よりも数段広くて使い易そう、完成したら練習に使いたいくらいだ・・・」と言ってくれた。これまた日本を代表する劇団員に褒めてもらって嬉しい。

これで、また人脈の広がりが出来たというものだ。この8月はスゴイことになっている予感がする。


■2019-08-21-Wednesday 羽生結弦のサイン

マジック・ミュージアムにはフィギュア・スケートの羽生結弦さんの

サイン色紙が飾ってある。

どうやら最近、この色紙の写真を撮ってフェイスブック等に掲載した観客がいたようである。

マジック・ミュージアムは写真撮影を禁止していないし、むしろ拡散してくれることを喜んでもいるのだが・・・。

何本か、「羽生結弦さんが、マジック・ミュージアムを訪問したのですか? ぜひ、そのサインを見に行きたいのですが・・・」との地方からの電話が入ったのだ。

エッ、「マジック」よりも「羽生結弦のサインが見たい」って・・・。

マジック・ミュージアムには、マジシャンのサイン色紙が70枚程と著名人のサインが30枚ほども展示してある。

飾ってあるサイン色紙の人物が、全員マジック・ミュージアムを訪れてくれたわけではない。

私は、1976年に18歳で上京した頃から、プロマジシャンや好きな芸人などに会ったならばサインを色紙に書いて貰って、これまでずっと保管していたのである。

サインの文字は崩して書いてあるので、時間が経つと誰のサインだったかを思い出せなくなってしまうし、判読も出来なくなってしまうので、宣材写真を貼ってもらってサインしてもらう様になった。

それをマジック・ミュージアムのオープンに合わせて、百均で色紙フレームを購入してきて額装し、展示するようになったのである。

だから、「坂本和明さんへ」と私の旧名での宛名書きのサインがあるものも多いのだ。既に鬼籍に入られた方々のサインも多い。

また、マジック・ミュージアムのオープンに合わせて、マジック好きの著名人に依頼して書いてもらった色紙も多い。

また、私がテレビ出演した際に、東京のスタジオで、共演した有名人に書いてもらったサインもある。

だから「マジック・ミュージアム様へ」と色紙に書いてあっても実際に訪問したことのない方のサインも飾ってあるのだ。

「羽生結弦」さんのサインは、フィギュアスケート教師の長女が、仙台の東北高校の先輩だと云うこともあって、サインを書いてもらったモノなのである。

書いてもらう際にも、羽生結弦さんは、どんな宛名にもサインを書くわけではなく、娘がキチンとマジック・ミュージアムの資料を見せて、納得してもらって「マジック・ミュージアム様へ」と書いてもらったのだと言う。

羽生結弦さんともなれば、ネットでサイン色紙を売買されるのは嫌なことであろうから、ちゃんと相手の宛名を書いて渡す様であるし、変な宛名の所にはサインをしないようでもある。

それだけに貴重なサインなのであろう。ファンの方々が見たいというのもうなずける話だが・・・。

ビックリした出来事であった。


■2019-08-22-Thursday はだかの王様

劇団四季のミュージカル「はだかの王様」を21日に観てきた。

20日、マジック・ミュージアムに劇団四季のメンバー7人が訪問してくれたが、そのお返しとして、私達夫婦を帯広公演にご招待してくれたのだ。

帯広市内の小学校の6年生を、約1300名も招待する行事である。

会場の帯広市民文化大ホールは1500名の収容数であるから、1・2階はほぼ満席状態である。

2階の最後列の真ん中を音響等の調整用に席をつぶして機械を設置してある横に、我々の席を設けてくれたのであった。

「はだかの王様」はこども向けのミュージカルであるが、音楽はいずみたくさんである。

思い出すなぁ〜。私が大学4年生の秋であった。

マジックの師匠であるジミー忍師が、いずみたくさんのミュージカル劇団フォーリーズと一緒にマジック・ミュージカル「ザ・マジック」を作って全国を公演して歩くと云う企画が進行している最中であった。

いずみたくさんから、ジミー師と私の2人が、新宿の紀伊國屋ホールでの「見上げてごらん夜の星を」の公演初日にご招待されたのである。

いずみたくさんは黒い革の上下つなぎの服を着て、私達2人を受付で待っていてくれたのだった。

「見上げてごらん夜の星を」は、いずみたくさんの最高傑作の名曲であるが、子役のセリフの「うんとこどっこいしょ!うんとこどっこいしょ!」が未だに頭にこびりついている。ミュージカルを生の舞台で観た初めての経験であった。

以来、ミュージカルを生で観ることが大好きになったのである。

その、フォーリーズに所属していたのが、ジミー師の長男の駒田一さんで、今回の主役のはだかの王様を演じるのが、その一さんの親友の澁谷智也さんなのだから、縁を感じてしまった。

骨子は、子ども向けと云うよりも大人でも考えさせられる深い内容であった。昨日、マジック・ミュージアムを訪問してくれた女優さんがペテン師役のスリップで出ており、踊りが素晴らしかった。

公演終了後に出口で小学生達を見送った後にわざわざ、私達の元に挨拶に来てくれたので、感激した旨を伝え、握手して再会を誓って別れたのであった。


■2019-08-24-Saturday 天気の子

映画「天気の子」を観に行った。

例によって、妻と二人で夫婦50歳割引制度で、入場料金は2人でたったの2200円である。2時間近くを1100円で楽しめるのは、コストパフォーマンスが抜群に良い娯楽であると思う。

「ライオンキング」を観るか「天気の子」を観るか迷ったが、テレビで「天気の子」の興行収入が100億円を突破したと云うニュースを見たので、これは観ておかなければと思ったのである。

「天気の子」は「君の名は。」を大ヒットさせた記新海誠監督の最新作だ。

「君の名は。」も観たが、大して面白いアニメ—ションだとは思わなかったが・・・。

例によって、まだ観ていない人の為に、あらすじなどは書かないが、映画の宣伝文句を引用すれば、天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄されながらも自らの生き方を選択しようとする少年少女の姿を描いた長編アニメーションである。

映像は、街を描いている箇所などは、実写かと思えるほど精緻な描写で驚いた。昔のマンガが動いている時代の映像とは根本的に異なる。

個人を優先するのか?、全体を優先するのか?、昔のストーリーなら全体を取るんだろうけど・・・。

未来の人々の思考を、考えさせられる内容であった。

「君の名は。」もそうだったが、新海誠監督は何となく「破滅」をテーマにしているように思える。

私流の解釈だと、新海監督が幼少の頃に「ノストラダムスの大予言」や「日本沈没」「AKIRA」の濃い影響を受けているのではなかろうか?

どうも意識の底流に「世界の破滅」が流れているように思える。

私は、大して感動もしなかったが、妻は面白かったと言う。

新海監督作品は私の感性にはあまり合致しないような感じがするなぁ〜。


■2019-08-25-Sunday 同年会

24日(土)19時から

市内の「すき焼きの松伊」で昭和32年4月〜33年3月末生まれまでの同学年の集まり「酉戌会(ゆうじゅかい)」が開催された。

61〜62歳の集まりであるから、定年退職して無職になった者、定年退職した後で別な職場に再就職した者、同じ職場に再雇用された者など、ここ1〜2年で皆の境遇が大きく変化した。

私は自営業であるから、還暦過ぎてもそのまま変化がないが、皆の話を聞いていると、この変化は大きいようだ。

皆、いずれも給与額が現役時代よりも下がって、年金を受給するまでの間の過ごし方などの話が多かった。

また、健康面の話も、やれ、癌が見つかっただの、転んで骨折しただの、前立腺肥大症で夜中に1時間ごとにトイレに起きるだのと、不健康自慢が始まる。

私の隣に座ったN君は、先月、泥酔して帰宅(どうやって帰宅したのか全く覚えていないのだと云う)したが、朝、玄関内で目覚めたら、血だらけで背中や胸が痛いと云う。

どうやら、自宅の玄関先の階段で転んだらしいのだと云うが・・・。

ベッドまでは到着出来ずに、玄関で寝ていたと言う。

2日間ほど治療もせずにいたが、あんまり痛くて眠れないので、友人の歯医者(高校の同級生の歯医者で医者ではない)に相談したら、すぐに医者に行けと言われたので、外科に行ったら、あばら骨と肩甲骨を骨折していたのだと云う。

呑気なんだか、〇〇なんだか分からないなぁ〜。

記憶が無くなるまで飲むというのも〇〇〇だし、身体が痛いのに歯医者に相談するのも〇〇〇。

まだ家に辿り着いたから良かったものの、外だったら・・・。

人の振り見て我が振り直せとは言うけれど、私はここまで酷くはない。

それでも、最近はつま先が、自分が思っているほど上にあがっていないらしく、ちょっとの段差に躓いて転びそうになってしまうから、気を付けないといけないなぁ〜。

飲み過ぎない様に2次会に行くのは止めて、まっすぐに帰宅したのであった。


■2019-08-26-Monday イトコ

札幌からイトコが遊びに来た。

イトコと言っても私よりも18歳も年上である。

私の父の兄の長男である。

伯父と父は、五男一女の6人兄弟で、伯父は次男、父は五男である。その他の兄弟は、皆、若くして亡くなっていて残ったのは2人だけであった。

伯父と父の年齢差は16歳もあった。

父とイトコの年齢差は12歳で、私よりも父の方に年齢が近いのである。

祖父は、札幌市のど真ん中である三越のすぐ隣の南2条西3丁目の角に札幌支店の住居兼店舗を持っていた。

伯父はその札幌支店を任されていたが、戦争中に徴兵されたので家族は実家の帯広に疎開をして来た。戦後も便利な場所にあったからGHQに接収されたので、イトコは中学まで帯広で暮らしたのである。

だから父とは兄弟のように育ったのだ。

このイトコは、学生時代にハワイアンバンドを組んでいたが、夏休みにバンドメンバーを引き連れて帯広に遊びに来て、父が経営していたダンスホールで演奏のバイト代を稼いだこともある。

私は小学2年生の時から、たった1人で列車に乗っては、春・夏・冬休みに札幌の親類の家に遊びに行っていた。

私が高校生時分には、私に酒、ボーリング、カラオケ、ダーツ、バックギャモンなどの遊びを教えてくれたのが、このイトコなのである。

ちなみに、私にマジックを教えてくれたイトコは、この弟で私よりも8歳年長であったが、5年前に64歳の若さで癌で亡くなってしまった。

年齢的には親子ほども歳が離れているが、気が合うイトコなのである。札幌の坂本家と帯広の坂本家の長男同士として、坂本家のルーツを訪ねておきたいと、一緒に祖父の実家がある山梨県北巨摩郡を訪ねたこともあった。

今回は、仲間と十勝でゴルフをやりたいから、良いゴルフ場を紹介して欲しいとの要請に応え、十勝カントリーと国際カントリーを紹介して予約を取ったのであった。

帯広入りして直ぐに、たった一人の生き残りの叔母である母の元を訪ねてくれた。

離て暮らす親類が仲良く交流できるというのは幸せなことである。


■2019-08-28-Wednesday サイン色紙

マジック・ミュージアムは展示スペースが足りなくて

困っているが、プロマジシャンのサイン色紙を展示するスペースも同様の事態に陥っている。

現在、70枚ほどのプロマジシャンのサイン色紙を宣材写真付きで額装して展示してある。

壁のスペースが無くなったので、天井に額を収める棚を特注で制作して取り付けて、その棚に差し込んで展示してあるのだが、片面には32枚しか入らない。

両面では64枚だが、7枚ほど飾り切れなくて手元に置いてあるのだ。

馴染みの家具屋さんに依頼して同様の棚をもう一つ制作してもらい新たに展示スペースを造り出そうと考えたが・・・。

最初に造った棚用の額は、ダイソーの「色紙フレーム」で買った当初は100円であったが、値上がりして150円になった。

ダイソーは、商品ラインアップが、時々変わるから50枚ほどは買い溜めしておいたのだが・・・。

足りない分をダイソーに買いに行ったのだがラインアップはすでに変更されていたのである。

当初の棚の枠は、家具屋さんが額に合わせてキッチリと造ってしまった為に、新しくなった「色紙フレーム」は大き過ぎて入らないのである。

今度造ってもらう棚の枠の大きさは、新しいダイソーの「色紙フレーム」の大きさに合わせて、少し大きめに造ってもらわなければならなくなった。またダイソーの「色紙フレーム」は値上がりしていて200円商品になっていたのである。

また、途中で仕様が変更されたら困るから、「色紙フレーム」を70枚まとめて注文することにした。

これで、後70枚分は安心であるが・・・。

さて、この棚も後何年もつであろうか?


■2019-08-30-Friday 妻の誕生日

朝食時に「今日は何の日だ?」と妻が聞く。

「今日は君の誕生日だろう。ちゃんと憶えているよ」と即答した。

私は家族の誕生日は、両親、兄弟姉妹、妻、子供はもちろんのこと、義父、義母まで全員分をしっかりと記憶してあるのだ。

この辺はしっかりしているのである。

昔、子供が幼少の頃の誕生日には、親戚一同が集まってお祝いをしたもんだったが、子供が大きくなったら、最近は誕生日だからといって何か特別のことをするわけでもなくなった。

プレゼントなんてモノもしばらく買ったこともない。

ただ「誕生日おめでとう!」と言うだけである。その言葉も、自分が60歳を過ぎた辺りから「おめでたい」とも思わなくなっていた。

しかし、去年の11月に孫が生まれた時から、また気分が変わってきた。今度は孫の誕生日を気にするようになったのである。

東北に嫁いだ長女から、妻のスマホにお祝いの映像付きの電話が入った。そこには孫の姿が映っている。ようやくハイハイを始めて、「良い顔は?」と言うとニコッと笑う。それがまぁ可愛いこと。

孫はまだ言葉が話せないが、何よりのお祝いである。

こちらは後、何年、孫の誕生日を祝えるのだろうか?

何だか、年寄りくさくなってきた自分の考え方に驚いた妻の誕生日であった。


■2019-08-31-Saturday ライオンキング

映画「ライオンキング」を妻と観て来た。

先週は「天気の子」を観てきたから2週続けてアニメーション映画である。

アニメーション映画とは言ったのだが、ライオンキングは本当にアニメーション映画なのかなぁ〜。

いったいどうやって、この映像を作っているのだろうか?

昔、私が幼少の頃には、日曜日午前のテレビ番組でディズニーの番組があった。最初にウォルト・ディズニーが出て来て、番組の紹介をする番組である。その中には、動物モノのドキュメンタリー番組があって、夢中で観ていた記憶があるが・・・。

今回のライオンキングは、まるでその実写版ドキュメンタリーのように見える。

おそらくはコンピューターで作っているのであろうが・・・。

映画館の予告編では「ルパン三世」の3Dアニメの紹介をしていたが、こちらも平面的なマンガではなく、人形が動いている「トイストーリー」のような映像になっている。

技術の進歩というのはスゴイもんだ。

その内に、人間の俳優が不要になる時代が到来するのかもしれないなぁ〜。

下手な演技の俳優なんかよりも、コンピューターで作ったキャラクターの方が、自然な演技をしているように見せることが可能になるのではないだろうか?

虚構の世界と実際の世界との境目が、消失してしまうのかもしれないなぁ〜。

それが、人間の脳みそに良い効果を与えるのか、悪い効果を与えるのかは分からないが、どうも宜しくないような気がするなぁ〜。

人間の錯覚を利用するマジックも、錯覚だらけの世の中になったら、不思議に感じなくなってしまうかもしれない。

何だか、劇的な変化が訪れるような、それも悪い方の予感がする。