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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2019-11-01-Friday 閉店

坂本商事㈱の介護部門の店である

「シニア ケアー ショップ パーム」をこの10月末日を持って閉店した。

2006年に、妻から介護ショップを開きたいとの相談を受けて始めた店であるが・・・。

昨年末辺りから、妻に更年期障害の症状が出てきて、それが自律神経失調症になり、めまいや耳鳴り、愁訴感にず〜っと悩まされてきた。

色々な病院に行き、色々な治療法も試してはいるのだが、現在も、愁訴感が収まらず、耳鳴りも治らずにいる。特に耳鳴りが怖くて飛行機にも乗れないと言うので、もうすぐ一歳の誕生日を迎える孫の顔を見に東北に嫁いだ長女のところに気晴らしにも行けない状態なのである。

介護ショップは、もともと最低限の人員で運営していたので、大黒柱の妻が常駐出来ないのでは、運営にも支障をきたしてしまう。

お客様にご迷惑をお掛けする前に、店を畳もうと云うことになったのだが、従業員の転職先やお客様の引継ぎなどもあって、この10月末日に閉店することになったのである。

13年間の短い間ではあったが、家庭の専業主婦であった妻が、曲がりなりにも会社を運営し、商店街の役員や商工会議所婦人会などの組織にも入って社会的な活動をすることになって、専業主婦時代には体験できなかったことを多数経験することができ、社会性を身に付けることにもなった。

専業主婦時代には、私の「北の屋台」などの「まちづくり」の社会的な活動に対する理解も難しかったのであろうが、妻自らも活動することで、私との会話の幅も深さも、大幅に増えたのであった。

同級生結婚の同い年の夫婦であるから、共に2年前に還暦を迎えたのだが、その還暦を迎えた途端に、お互いに病気になり、お互いに長期の入院も経験したことで人生観に変化もあった。

共に、今後の人生についてじっくりと考えたいと思うようにもなったのである。

今回の閉店を、無駄にすることなく、良い方向になるようにしていきたいと考えている。


■2019-11-02-Saturday 首里城火災

ニュース映像を見て驚いた。

沖縄の首里城が激しく燃えている火災の映像だ。

10月31日未明に正殿から出火したらしいが、瞬く間に北殿、南殿間でまで延焼して、11時間も燃え続けて全焼した。

これまでに沖縄に行った時には、何度も見学に訪れている建物だ。再建されれてすぐにも見ているが、再建されてからまだ20年ほどしか経っていない新しい建物なのに何故???

木造建築物とは言いながらも新しい建物なんだから最新の防火設備が整っているはずだろうに・・・。

見学した時に、最新の消火設備が整っていると説明された覚えがあるのに・・・。その防火設備が機能しなかったのだろうか?

ありえない!

お城であるから、象徴としての意味や防衛上の意味もあって高台にあるし、敵が攻め難い様な通路になっていることも消火作業を難しくしたのだろうか?

沖縄の人にとっては沖縄の象徴であるだろうし、ショックは計り知れないであろう。

原因をしっかり究明して欲しいものだ。

北海道では、新さっぽろ駅前の建設コンサルタント会社のドーコンの本社ビルが火事になった映像が2,3日前にニュースで流れたが、こちらの火事も原因が不明だという。4階が火元らしいが離れた10階に延焼した。どうやら吹き抜け構造で離れた階に燃え移ったらしいが、吹き抜け構造は火事に弱いようだ。

先の京アニの放火事件でも吹き抜けが火災を酷くした。

これで、また建築基準法も改正されるであろうし、消防法も改正されるのであろう。火事はほんとうに怖い。


■2019-11-03-Sunday 連休

また3連休である。少し連休が多過ぎないか?

この年齢になると、毎日が休みみたいなもんなのではあるが、どうも会社が休みだと、身体に染み付いたスケジュール感覚が狂ってしまうようだ。

日曜日だと、毎朝7:15から見ているNHKテレビの連続テレビ小説の「おしん」も「スカーレット」もないから、ゆっくり寝ていようかと思うのだが・・・。

少し前までは、いくらでも寝ていられた。前日の夜の11時頃に寝ても、翌日は昼間まで寝ていられたのに・・・。

どうやら寝るにも体力が必要らしい。寝過ぎると疲れるのである。

年寄りが早起きだとは知っていたが、自分が年寄りになってくると、段々早起きになっていくようだ。

日曜日の朝からずっとテレビを見ているのも疲れるしなぁ〜。

今年はもうゴルフも終わってしまったしなぁ〜。犬の散歩を長目することにしたが・・・。もう外はかなり寒い!

耳が冷たいから、タンスに仕舞ってあった耳掛けと手袋を探し出してきて着用した。もうこんな季節なんである。

我が家の愛犬は、1歳になったばかりのトイプードルのメスである。童謡「ゆきやこんこ」の歌詞では、雪が降ったならば「犬は喜び庭駆け回り、猫はコタツで・・・」とあるから、犬は寒いのが好きなのかと思っていたのだが・・・。これはかつての屋外で犬を飼っていた頃の話で、しかも場所は本州の話であろう。北海道のマイナス10〜20℃の厳寒の世界では、室内犬が真冬に外に散歩に行くのは寒く感じるんじゃないだろうか?と思ったのである。

我が家の愛犬もこれからの散歩は寒く感じるのではないかと思い。午後からホームセンターに行って、犬用の外套を買って来たのであった。

まだ使用するには若干早いが、来週辺りには必要になるかも・・・。

そろそろ自動車のタイヤも冬タイヤに交換しなけりゃならないなぁ〜。


■2019-11-04-Monday 休日の過ごし方

午前中に愛犬のトリミングに行った。

トイプードルは、毛が抜けない代わりに、クセ毛が長く伸びるので、目の前の毛が視界の邪魔になるようになったので、トリミングに連れて行ったのである。

ちょうど、冬の散歩用に外套を買ったばかりであるから、毛を短く刈っても寒くはないだろうと・・・。

妻は午後からは、映画に行きたいと言う。その後で、会社に行って仕事をしておきたいと言う。

私は先週の土日月と東京で、観劇や映画を散々観たりしたので、妻が映画を観に行きたいと言うのにはお付き合いをしておかないと・・・。

仕事も、妻が仕事をしている間に、マジック・ミュージアムの片付けでもやろうかと考えてOKをしたのであった。

何が観たいのかと聞くと福山雅治の「マチネの終わりに」を観たいと言う。

帯広の映画館では、私が観たい映画はやっていないし・・・。

事前に、週刊文春の「cinema Chart」の評価を見たならば、評論家5人の評価は星3つが3人で、星2つが2人。もうひとつの映画「IT/イットThe Endそれが見えたら、終わり」というホラー映画の評価が星4つが4人で、星3つが1人である。ちなみに両方とも同じ人達の評価である。

エ〜ッ、ホラー映画よりも低い評価なの・・・。

先入観のせいなのか・・・。

途中で眠たくなってしまい。数ヶ所、意識が落ちてしまったが・・・。

後半はまぁまぁ心理描写が面白かったが・・・。

でも、こんなんアリかなぁ〜。

例によって、映画の内容を詳しく解説するのは、マジックのタネ明かしと同じになるから、このブログでは、まだ観ていない人の為に書かないことにするが・・・。

私には何だかすっきりしない映画であった。

妻は、福山雅治の大ファンであるから、私とはまったく異なる感性で観ていたようであったが・・・。

映画の心理描写もそうであったが、不可解なものであるなぁ〜、人間の心理というものは・・・。


■2019-11-05-Tuesday AI

今朝のNHKのニュースを見て驚いた。

AI(人工知能:Artificial Intelligence)が作り出したバーチャルの歌手が登場したのである。

これまでの「初音ミク」みたいなキャラクター化したものではなく、あえてキラキラとした人間の姿らしき形で登場させたのだというが、あらゆるタイプの音楽に対応して、学習しながら上手になっていくのだと云う。これまでの機械音みたいな音とも異なり、スムーズな発音とアクセントを学習していくそうだ。

もうそこまで来たか!

エンターテインメントの世界は、機械化するのは難しいと思っていたのだがなぁ〜。

映画のアニメーションの世界でも、今度の「ルパン3世」の3Dアニメは、これまでの平面的なアニメとは質感が異なる様だ。

しかしだ!

映画は、いつ見ても同じモノでは「LIVE感」「臨場感」は生まれないが・・・。

今度のAIの作り出した歌手というのが、その場その場の雰囲気なり、世間の出来事なりに感応して、一期一会の歌を歌うのだとすると恐ろしいことになるなぁ〜。

これらを開発している人達は、科学の先端を走っていて気持ちが良いのだろうが、こんなモノが完成したら、人間は果たして「幸せ」になれるのだろうか?

最近、AIが発達したら、人間の職業が奪われると盛んに喧伝されているものの中に事務系の職種、例えば会計士などが挙げられているが・・・。

エンターテイナーまでが機械化されてしまうのだろうか?

確かに機械は文句も言わないから、労働基準法なんてものも関係無く、24時間働き続けるだろう。福利厚生も必要が無くなるし、ヒューマンエラーも無くなり、効率も上がる。経営者にとってはまことに良いことづくめであろう。

しかし、本当にそうだろうか?

この世の中に、労働者が居なくなり、経営者しか残らなかったら、一体誰が生産したモノの購入者になるのだ?

庶民の仕事を機械に取って代わらせれば、とりあえず経営者はコストカットして儲かった気になるのだろうが、やがて、その過ちに気が付くであろう。

庶民から職業を奪うと云うことは、庶民の収入が無くなると云うことだ。収入の無くなった人は、モノを買うことは出来なくなる。買う人が居ないのに、モノを作ってどうするというのだろうか?

やがて、世の中は買う人が居なくてモノが停滞して売れなくなるだろう。

世の中で「お金」は血液と同じなのである。世の中を循環して初めて世の中が動くのだ。何処かに貯め込んだら、血栓が出来て脳梗塞などを引き起こしてしまう。

血液はサラサラと流れなければならないのだ。

大多数の人が、収入を得られる世の中にしてこそ、経済は回るのだ。強欲に自分の会社だけ儲かれば良いと、機械化を進めて社員の首を切る会社は世の中の「癌」のようなものである。

もっと地球全体を考えられるリーダーが増えてくれなければ・・・。

何だか映画「ターミネーター」の世界が現実化しそうで怖い。


■2019-11-06-Wednesday 観劇

帯広市民文化小ホールで

富良野塾OBユニットの演劇公演「愛の書く物語」を妻と二人で観劇してきた。

「富良野塾」とは脚本家の倉本聰さんが富良野で主宰した演劇関係、特に俳優と脚本家の養成を目的として開設した私塾のことである。

「富良野塾OBユニット」というのは、そこの卒業生で富良野を拠点にして活動する演劇集団のことで2008年に結成されたという。

今回主演の女優松本りきさんと、我が家の娘が同じバレエ教室に通っていた縁や、父親とは帯広JCで一緒だったという縁もあるのだが、もともと、演劇やミュージカルなどの観劇が大好きなので、倉本聰さん関係の演劇が十勝で公演するときには、ほとんど全て観に行っているのだ。

今回も、松本りきさんの母親から連絡をいただいたので、喜んで観劇に行ったのであった。

今回上演の「愛の書く物語」は富良野塾OBユニット所属の脚本家で演出家の太田竜介の創作によるオリジナル演劇だ。

内容は・・・。

先週、東京で観劇したミュージカル「ラ・マンチャの男」と同じ様な2重3重の構成になっていた。登場人物が4人だけなのだが、現実と妄想、過去と現在が何度も何度も入交る複雑な構成の物語なのである。

劇中の俳優のセリフで、そのことを自虐的に「お客さんが付いて来られるだろうか?」なんても言わせていたが、観劇に慣れている私でも、ところどころ?マークが出てくる難解な演劇であった。

遺影の写真を効果的に使用していたし、コタツにマジック的な要素もあって小道具の使い方は面白かった。

かなり、色々なことにチャレンジをしている演劇なのであろうなぁ〜。

会場の小ホールの席数は550席であるが、この手の演劇には大き過ぎる器だったかもしれない。やはり、私が造ろうとしている100席程度の小劇場向きの演劇であるように感じた。

私の座った席が「親子席」と云う椅子であったために、クッションがとても固くて、途中でお尻が痛くて仕方がなかった。

帯広文化大ホールの座席は、六花亭が新しい座席を寄付して快適になったが、小ホールの方は以前のままである。

今後、小ホールをリニューアルするなら、思い切って席数を大幅に減らして、椅子の幅、前後の幅を広くし、段差を高くして、観客が快適に観易くなる様に直して欲しいものだなぁ〜。


■2019-11-07-Thursday 会合

一般社団法人 北海道観光を考えるみんなの会 主催の

第1回地方交流会がアパホテルで開催されたので出席してきた。

会長の木本晃氏は十勝の出身で、私と同じ年齢ということもあり、かつ北大の小林英嗣元教授とのご縁で、以前から交流があったので、参加してきたのである。

「北の屋台」を卒業した2007年3月末からは、この手の「まちづくり」の会合にはとんとご無沙汰していて、会合といえば趣味のモノ(マジック・大道芸など)にしか参加していなかったので・・・。

さすがに12年も出ていないと勝手が分からないものだなぁ〜。

参加者の熱い語りに、自分は歳を取ったなぁ〜、かつての情熱はどこかに行ってしまったなぁ〜と感じる。

「国際環境大学構想」や「十勝環境ラボラトリー」や「北の屋台」をやっていた時には、きっと私もこの日の参加者の様に熱く語っていたのだろうなぁ〜。

今回の会合のテーマは「観光で、十勝をより豊かにする」「十勝(北海道)の観光について、期待や課題」といったものである。

私も、よっぽど挙手して発言しようかとも思ったのだが・・・、止めておいた。

24年前の1995年、帯広青年会議所で地球環境問題を考える世界で唯一の大学を十勝に創設し、環境モデル地域として世界に生活スタイルを発信することを提言したことが頭をよぎった。

十勝を化石燃料に頼らず、太陽光、風力、地熱、水力などの発電をミックスコントロールして賄う体制を構築する。

電気で動く自動車を開発し、電気で動く農耕器具も開発する。化石燃料以外の方法で温まる住宅を開発する等など・・・。

十勝の住民は、これまでとほとんど変わらない生活スタイル(自動車を使い、温かい住宅に住む)だが、地球に優しい方法で暮らすことによって、地球環境問題で世界のモデル地域になり、それを視察に世界中から人が訪れる場所にする。

住民の地球環境に対する意識は高まり、世界の最先端を行く誇りも持てる。

視察に訪れる人たちは、生活スタイルを検証するためには、滞在期間は長期間に渡り、四季折々の暮らしを体験するために最低でも春夏秋冬の4回は訪問しなくてはならない。

いわば「視察観光」とでも言えるものを十勝で構築しようと提言したのであるが・・・。

24年前というのは、少し早過ぎたのであろうなぁ〜。

十勝の人たちはほとんど誰も関心を示さなかった。関心を示したのは学者や意識の高い企業人だけであった。

諦め切れなかったから、自分たちで出来ることをやって、十勝の人たちにも関心を持ってもらおうと「十勝環境ラボラトリー」を創設し、その活動から「北の屋台」という副産物も生まれたが・・・。

肝心の「十勝環境ラボラトリー」は2006年12月末に解散することになってしまったのであった。

今回の会合でもいろいろな提言があったのだが・・・。

どうも未来に向かっての「観光」に対して地域が一丸となれる大義名分が足りないなぁ〜と感じるのだ。「観光」が「地球環境問題是正」に貢献出来るという様な・・・。


■2019-11-08-Friday 年表

坂本家の年表を作っているが・・・、

2009年に作って以来、しばらく追加を書いていなかった。

もちろん私を中心とした年表であるが・・・。

手帳を見ながら、思い出しながら、忘れない内に書いておこうと思ったのである。これも終活のひとつである。

父は、事ある毎に私に坂本家の昔話をしてくれた。跡取り息子として歴史も継承しようと考えたのであろう。

私も還暦を過ぎて、これまで子供たちに坂本家の歴史を伝えていなかったことを反省している。そろそろしっかりと伝えておかなければ、伝えないままに、いつ何時私が死ぬかもしれないからだ。

この年表の最初は、祖父の勝の両親のことを江戸時代から書いている。父の系譜、母(上野家)の系譜も書いているしそれぞれの家系図も書いている。

これを見たら、坂本家のことが一目瞭然に解るように書いたつもりであるが、子ども達には説明をしておく必要もあるだろう。

書いていて改めて気付くことも多い。

父が昭和43(1968)年に作った会社「坂本ビル㈱」は今年創立51年にあたる。

父が平成4(1992)年に64歳で亡くなり、私が社長を引き継いだのだが、計算してみると、父の社長在籍年数は24年間である。私が社長になってから27年が経っているのだ。父が社長をやっていた期間よりも私が社長をやっている期間の方が長くなったのである。そう考えると何だか感慨深いものがあるなぁ〜。

「坂本ビル㈱」の前身である「坂本勝玉堂」を創業した祖父の勝の代から数えてみると・・・、勝が帯広で「坂本勝玉堂」を創業したのが明治38(1905)年で、亡くなったのが昭和27(1952)年であるから、勝が47年間ということになる。父の圭司が40年間、私が27年間という計算になる。

坂本ビル㈱だけで考えると父の年数を越えてはいるが、坂本家の家業全体で考えると、わたしもまだまだであるのだなぁ〜。

まだ死ぬわけにはいかないか!

江戸時代の川柳に「売り家と唐様で書く三代目」と云うのがあるが、「唐様(からよう)」とは漢字の書体のことであるから、趣味の書道(文化)に没頭した三代目が家業を潰すとでも云うような意味か。

私も趣味のマジックに興じるあまりに、そうならない様にしっかりと4代目に繋げなければ・・・。


■2019-11-09-Saturday 北海道の

北海道のまちづくりについて

北海道に限らず、日本のまちづくりについては、全国共通な事として、少子高齢化への対応と云うことがあるだろう。

これは大都会においても避けて通れない課題である。

人口が増えていた時代と、減っていく時代とでは、ベクトルの向きが真逆なのであるから、当然ながら発想も180度変えなければならない。

人口問題は、10〜20年くらいでは効果は現れないから、今すぐ実行するとしたとしても、最低でも20〜30年後を想定したまちづくりを考えなければならない。理想から言えば100年後を想定したプランが望ましいと思うのだが・・・。

しかし、これが難しい。

私のように還暦を過ぎた人間では、30年後なんてもうこの世に生きていないからだ。

それに最近の科学技術の進歩には、まったくついていけない。

だから、20〜30歳代くらいの人間が、考えなければならないのだが・・・。これもなかなか難しいようである。

一方で、科学が進歩しても、人間の考え方の基本はそう変化はないと云うのが定説だ。2千年前のエジプトやギリシャの人達の考え方と現代人との間に、基本的な差は見受けられないと云う。

そうなると、基本的な「人間の幸福」とは何ぞや!ということをベースに考えていけば、科学技術が進歩しても、そうそう変化は少ないのではないかと考えている。

ここ最近の自然災害の被害の大きさを見るにつけ、人間が「住んで良い場所」と「住んではいけない場所」とがあるのだろうと思うのである。

科学技術や土木技術の進歩などによって、本来、人間が住んではいけない場所を無理矢理に開発して住んできたのではなかろうか?

自然の力は、人間の小賢しい知恵を上回る。

これから、人口が減っていくのだから、無理に新しく土地を開発する必要などはない。人間が住むのに適した場所に集中して暮らすように都市開発の基本設計を変えるべきだろう。

特に、北海道ならば、なるべく自然のままにしておく場所と人間が暮らす場所をハッキリと分けて、メリハリを付けるのである。こうすることで、インフラの整備も、補修も少なくすることが可能だ。自然環境を残すことで観光にも役立つ。

人間が集中して暮らすことで、病院、学校、商店なども成立する。

長期的スパンで考えるならば、これも可能な気がするのだが・・・。

きっと、また受け入れられないだろうなぁ〜。


■2019-11-10-Sunday 日曜日の

日曜日の過ごし方

今日は、新天皇、皇后陛下が東京で、皇居から赤坂御所までの区間を市中パレードをおこなう日である。遠く北海道に暮らしていると、皇族の方のお姿を直接拝見する機会は少ない。これまでに、昭和天皇も平成天皇も新天皇のお姿も直接拝見したことがないのである。

今後も、叙勲などとは縁遠いであろうし、皇居に招かれることなどもないであろうから、一生、天皇陛下を拝見することもなく死んでいくのかなぁ〜。ふと、そんな事を思いながらテレビを見ていた。

午前中に、ジャージと靴下を買いにスポーツ屋とユニクロに出掛けた。愛犬の1歳のトイプードルが、まだ歯が痒いのであろう。私の室内着であるジャージの袖や裾、靴下を噛むので、ボロボロになっているのだ。

妻が「そんなボロボロのジャージじゃみっともない!」と云うので、買いに行ったのである。

ユニクロでは靴下だけ8足を購入したのだが、久し振りに行ったら、レジのシステムが変わっていたのである。セルフレジになっていたのだ。勝手が分からずにアタフタしていたら、店員がやり方を教えてくれた。カゴをBOXの中に入れたら、自動的に価格が表示され、タッチパネルを操作してお金を払い、客が自分で袋に入れるのである。

ユニクロも人手を省く様にシステムを変えているのだろう。いよいよ人手不足は深刻な状態のようである。

午後からは、映画を観に行くことにした。

妻は「ひとよ」を観たいと云う。あまり気乗りしなかったが付き合うことにした。

シネコンに到着したら「ターミネーター」もやっていた。ちょうど始まる時間である。私がこちらを観たいと言ったら、妻は嫌だと言う。

二人とも60歳過ぎだから、「夫婦50歳割引制度」という2人一緒に同じ映画を観たら一人1200円で観られる制度を使わなくても、単独でシニア料金の1200円で観られるのだ。

初めて、同じ映画館に一緒に行って別々の映画を観ることになった。

先に私が、免許証を提示してターミネーターのチケットをシニア料金の1200円で購入した。次に妻が「ひとよ」のチケットを購入しようとしたら係員が1800円ですと言う。妻が、エッどうして?と聞いたら「(夫婦50歳割引制度は)単独で購入したら普通料金の1800円になります」と云う。妻が「シニア料金は一人1200円でしょ?」と言ったら「エッ、いつも夫婦50歳割引で購入されているから、奥様はてっきりまだ60歳前だと思っていました・・・」と言う。

妻はすっかり気分を良くしたのであった。

「ターミネーター」はこれまで全作を観ている。AIが人間を地球から排除するという設定にリアリティを感じているので、どんな結末になるのか観ておきたいのである。

例によってまだ観ていない人の為に内容は詳しく書かないが、タイムトラベルものの矛盾はさておき、面白かった。

私は、地球環境問題をAIが解決しようとしたら、地球から人類を抹殺しようと考えるだろうと真剣に思っている。

そんな事にはならない「コンピュータはコンセントを抜けば止まる」と言う人も居るが・・・。

この世の中には、マッドサイエンティストが存在するのも事実である。自分で考え、自分の意志で行動出来る様に機械がなったら、発電、蓄電機能があったらコンセントからの電気など不必要になるであろう。

この「ターミネーター」と言う映画は、そんな未来を予測しているようでホラー映画なんかよりもよっぽど怖い映画である。


■2019-11-11-Monday 勝毎「論壇」

2019年11月11日十勝毎日新聞「論壇」掲載記事

「ライブエンタメシティ」

第1回得する街のゼミナール「まちゼミinおびひろ」が10月1〜31日までの1月間にわたって帯広市内の商店で開催された。主催は帯広市商店街振興組合連合会で、「まちゼミ」とは「街中の店舗の店主や店員が講師となって、プロならではの知識や情報、こつなどを無料で教える少人数制のミニ講座」のことである。店からの販売は一切ないからモノを買わされる心配はない。

「つくる」「まなぶ」「グルメ」「きれい」などの26講座のうち、私も、商店街にあるマジック・ミュージアムの館長として「日用品を使ったかんたんマジック」と「トランプを使ったかんたんマジック」の2講座を受け持って講師を務めた。

全国の商店街は、どこも苦しんでいる。販売不振や後継者不足で閉店した店舗が並ぶ「シャッター通り」と化したり、空き地だらけの商店街も多い。原因はさまざまであるが、おおむね十数年前ならば交通体系の変化によって、自家用車が増えたために郊外型の広大な無料駐車場を持つ「ショッピングセンター」や「カテゴリーキラー」と言われた大型専門店、その集合体である「パワーセンター」などによって中心街の商店街は駆逐された。しかし、最近になるとその郊外型店も苦戦を強いられている。スマホなどの情報機器の普及によって「ネットショッピング」に取って代わられているのだ。

店舗を全国展開するには、土地代、建設費、人件費などの経費が膨大に掛かる。しかし、ネットショッピングならば、「配送センター」と「コールセンター」があれば、全国どこにでも流通させることが可能だから、店舗に掛かる経費を大幅に節約できる。

地方の商店街が、同じ土俵で戦っても勝ち目はない。人間は食べなければ生きていけないから飲食業ならば、まだ勝負の仕方もあるだろうが、ただおいしいものを提供するだけではそれも難しくなってきた。

私は「コミュニケーション」と「エンターテインメント」が重要な鍵であると考えている。「楽しく時間を過ごす」場所が必要なのだ。エンタメでも全国同じモノを上映する映画ではコミュニケーションが不足している。生身の人間が演じる一期一会のライブショー等が頻繁に開催される場所、そこに「おいしく」飲食できる店があり、付随した物品や、そこでしか入手できない希少品を販売するのである。これからは人間の趣味嗜好(しこう)でつながる交流を最大限に活用するライブエンタメシティに注目したい。


■2019-11-12-Tuesday 検診

札幌の北大病院で検診を受けて来た。

2年前の9〜10月の2ヶ月間、北大病院に入院して前立腺癌の先端治療である「陽子線治療」を受けてきた。

北海道には「陽子線治療装置」は北大病院と札幌の禎心会病院の2ヵ所にしかないのである。

帯広の厚生病院の検査で前立腺癌が発見され、治療法として前立腺の全摘出手術を勧められた。

自分の身体であるから、すぐに色々な情報を調べて、「全摘出手術」だけは避けたいと考え、セカンドオピニオンとして北大病院を紹介してもらったのである。

治療には、それぞれメリットも、デメリットもある。自分で納得できる方法で治療して悔いを残したくなかったのだ。

結局、北大病院で陽子線治療と内分泌療法の2つの治療を併用することになったのであった。

陽子線治療は2ヶ月間で無事に終了したが、内分泌療法は今年の6月まで6ヵ月毎の注射が続いたのである。

その内分泌療法の注射もこの6月で終了したのだが、陽子線治療の術後のデータを提供することに同意しているので、6ヶ月毎の検診がまだ数年は続くのである。

帯広と札幌間の移動はJRの列車で片道約3時間、往復で約6時間が掛かる。

午前中の受診であるから、前泊も考えたのだが・・・。

どうせ、前泊するとススキノに飲みに行って、血液検査の結果が悪くなるのがおちであるし、ホテルの宿泊代もモッタイナイから、早朝06:45発の一番列車で向かうことにした。

09:30に札幌駅に到着、まっすぐ北大病院に向かう。

10:00からの血液採取をして、11:00の放射線科の検診を待つのだが、とにかく北大病院は混んでいる。

毎回感心するのは、北大病院の血液採取をする看護師が上手いと云うことだ。どうも私の腕の血管は、上手く見つけられないらしく、帯広ではいつも失敗して何度も何度も針を刺されて閉口するのだが、北大病院はいつも一発で探り当ててくれる。毎日、大勢の血液採取をやっているから慣れているのであろうなぁ〜。

検査結果は、前立腺癌の進行度を測るPSA値が0.1以下で、これは治療後ず〜っとこの数値であるから、再発はしていないとのこと、まずは一安心である。

今日の検診医は、日本の陽子線治療の第一人者でもある清水伸一先生であった。

いろいろと質問をしたのだが、丁寧に答えてくれるので患者としても信頼がおける優しい先生である。

検診終了後に、札幌駅隣接の大丸デパート8階の食堂街でNHK札幌放送局の古谷敏郎アナウンサーと会食をした。

古谷さんはアマチュアのマジシャンで、今年の2月に、世界一のマジシャン島田晴夫師のロサンゼルスのご自宅に、古谷さんと私の2人で訪問したのである。

先月、島田晴夫師が、香港でのマジックコンベンションにゲストマジシャンとして出演された後に、東京に立ち寄って「傘出し」マジックの個人レッスンを行ったのであるが・・・。

その合間に、古谷さんと私とで、2月のお礼に一緒に3人で会食をしましょうということになっていたのだが、私の日程と古谷さんとの日程が合わずに、それぞれ別々に島田師と東京で会食をしたのであった。

今回は、その話しも含めてマジックの情報交換をおこなったのである。

マジックの仲間と云うのは実にありがたいものである。

私もめったに札幌に出ることもなくなったので、こうして列車の待ち時間の一寸の間に会って話しが出来るのはありがたいことだ。


■2019-11-13-Wednesday ガラケー終了?

携帯電話の「iモード」と「FOMA」の

サービスを2026年3月末日をもって終了するとdocomoが発表した。

最初に聞いた時には、どう云う意味だか良く分からなかったが、私が使用している、いわゆるガラケー(ガラパゴス携帯の略)が使用出来なくなるらしいというのである。

つまりは、スマホに変えろ!と言うことらしい。

スマホが便利なことは分かっている。小さなコンピュータ+(カメラ・ビデオ・ラジカセ・テレビ・ナビゲーション)などを持ち歩いているようなものであることや、最近は、これに「財布」の機能やら「スイカ」などの交通機関に乗車する定期券みたいな役割もあることも・・・。

その内、銀行の通帳の役割なども果たす様になるのであろう。

私は「便利は不便だ!」と言う考え方を持っている。

スマホにそんなに多くの機能を集約してしまったら、落としたり失くしたりしたら、たちまち大変な事態になってしまうだろう。

「依存」することは「便利」で「楽」であるのだろうが、逆に、それはとても「怖い」ことなのである。

スマホへの依存に慣れてしまったら、人間としての基本的な生活を機械に頼ることになる。依存したい人は依存すれば良いが、私は嫌だ!

スマホは電池が無ければ動かない。

今後、地球規模で大災害が発生する可能性が高まっている。スマホに頼り切る生活をしている人が、災害に遭遇した時にスマホが使用出来なかったら一体どうするのだろうか?

現に、去年の北海道のブラックアウトの時には、大勢の人たちが、スマホの電池が切れてアタフタとしていたではないか!

軽度の災害ならば、スマホは有効かもしれないが、大災害で通信網が破壊されたり、停電したら・・・。

サバイバルはアナログに限るのだ。

しかし、時代の流れに一人で抗ってもなぁ〜・・・。

後、残り6年か!

さて、思案のしどころであるなぁ〜。


■2019-11-14-Thursday キャッシュレス

昨日のブログでガラケー終了のことを書いたが・・・

時代の流れは、スマホを更に普及させて、キャッシュレス化の方向に進ませようと考えているのであろう。

政府は今年の4月に、5年後の2024年に紙幣のデザインを変更すると発表した。

キャッシュレス化を推進したいのに新しいデザインの紙幣を発行?

一見矛盾している様に感じたが・・・。

何故に、5年も前に発表したの・・・?

政府の考えを推測するに、理由のひとつには、まずは、各家庭にあるタンス預金を全部吐き出させる目的があるのであろう。それも5年掛けてゆっくりと・・・。その後で・・・。

アメリカを旅行すると、現金よりもクレジットカードの方が信用されることを実感する。

ホテルに宿泊するチェックインの時に、クレジットカードの「ゴールドカード」や「プラチナカード」等を提示すると、アップグレード(同金額の料金で上級の部屋に変更してくれるサービス)してくれることが多い。

これには、「ゴールド」や「プラチナ」カードなどは高額所得者であることを証明する機能があるから、社会的な信用があると認定しているのである。

現金を沢山所持していても、使用する人間が一見の客であった場合には、もしかしたらそれは銀行強盗をしたお金かもしれない等と考えるというのである。高額な現金の所持だけでは社会的な信用には繋がらないのである。

だから、日本から出国する時の両替で、日本での1万円札のつもりで100ドル紙幣に両替して持って行ったならば、使う時にとても面倒な事態になる。

市中には100ドル紙幣を見たことも無いと云う店が多く存在するので、本物のお金かニセ札なのかと訝かしがられるのである。

普段使われているのは、せいぜいが50ドル紙幣までで、ほとんどのアメリカ市民は20ドル紙幣までしか使わない。

アメリカは多民族社会だから仕方がないと思って、アメリカ旅行の際には、なるべくクレジットカードで支払う様にしているが・・・。

それでも、ちょっとした買い物や飲食ならば現金を使う。

外国人観光客がこれだけ増えて、日本で働く外国人も増えてくると、日本も段々とそんな社会になっていくのであろうなぁ〜。

でも・・・。

お財布の中に、現金が入っていなくても、ポイントカードは一杯入っているという人間も多いのではないだろうか?

財布はお金を入れるものではなくて、ポイントカードホルダーになるのかなぁ〜。

以前にも書いたことだが、現金の方が良い場合だってある。

例えば大道芸の「投げ銭」!

キャッシュレス化が進んだ中国では、大道芸人が演技している傍に端末機を置いてあって、見物客らは見終わった後にスマホを端末にカザシて投げ銭をするのだと云う。

でもこれって・・・。

なんだかなぁ〜。

私はこんな社会には住みたくないなぁ〜。こんな社会になる前に、この世からオサラバしたいもんである。


■2019-11-15-Friday 磁気嵐?!

根っからの文系人間であるから・・・、

科学のことに関してはよく解らないのであるが・・・。

スマホやPCなどの電気機器は「電磁気」に弱いと云うことを聞いたことがある。でも、そもそも「電磁気」が何であるのか、どういうものであるのかも私は良く分からないのであるが・・・。

SF小説や007の映画などでは、核爆弾を高高度で爆発させると「電磁パルス」が発生して、その国の電子システムを一気に破壊してしまうという「電磁パルス兵器」のことが取り上げられたことがある。

007の映画で取り上げられたことは、すぐに現実化されることが多いから、満更、荒唐無稽な話ではないのだろうと思うのだが・・・。

最近は、核爆弾を使わなくても、同様の被害をもたらす「プラズマ兵器」なるものが開発されていると云う。

「プラズマ」なるものも私にはさっぱり分からないが・・・。

兵器によらずとも、太陽による「磁気嵐」が地球を襲う可能性もあるらしい。

太陽では毎日、爆発現象が起きているのだという。「太陽フレア」とは、この太陽における爆発現象のことで、別名「太陽面爆発」というらしいが、これは太陽系で最大の爆発現象で、小規模なものは1日に3回ほども起きているのだと云う。多数の波長域の電磁波の増加によって観測される。特に大きな太陽フレアは白色光でも観測されると云うが、これは何のことか良く分からない。

多くのX線、ガンマ線、高エネルギー荷電粒子が発生し、太陽表面では速度1000km/s程度で伝播距離50万kmにも及ぶ衝撃波が生じる事もあると云う。またフレアに伴い、太陽コロナ中の物質が惑星間空間に放出されることが多いのだと云う。

高エネルギー荷電粒子が地球に到達すると、デリンジャー現象、磁気嵐、オーロラ発生の要因となるらしい。

2003年は、大規模な太陽フレアが頻発し、デリンジャー現象により、地球上の衛星、無線通信に多くの悪影響を与えたのだと云う。

また地球磁気圏外では、太陽フレア時のX線、ガンマ線による被曝により、人の致死量を超えることもあるという。つまり地球を離れて、宇宙船に乗っている宇宙飛行士はヤバイということだろう。

私が一番最初に観た「ゾンビ映画」は、この磁気嵐などが地球に降り注ぐのを防いでいるバンアレン帯が消滅してしまい。地球に宇宙の放射線が直接降り注ぎ、その放射線を浴びた人類が、死んだらゾンビになってしまうという設定であったと記憶している。

2017年9月には、かなり強力な太陽フレアが地球を襲ったと云うことだ。

もしも、これよりも強力な太陽フレアが発生し、地球を襲ったら・・・。

PCやスマホなどは一瞬で使い物にならなくなるのではないだろうか?

これって、荒唐無稽な映画だけの話なのだろうか?

機械に全部を委ねるのは、やっぱり嫌だなぁ〜。


■2019-11-16-Saturday 孫の誕生日

今日は孫娘の1歳の誕生日である。

東北に嫁いだ長女の2番目の子供であるが、最初の孫は残念ながら誕生日を迎えることが出来ずに亡くなってしまったから、初孫みたいなものなのである。

誕生祝いに東北まで駆け付けたいところなのであるが、妻がまだ耳鳴りが治っていないので、飛行機には乗りたくないと言う。私一人でも飛んで行きたいところなのだが・・・。

思えば、妻のこの耳鳴りは、去年の今頃、体調不良の妻が無理して、長女の出産に立ち合う為に仙台まで行った時に発症したのであるから、かれこれ1年間も耳鳴りが続いていることになる。

娘は毎日の様にスマホで孫の映像を送ってくれるから、成長の過程はズ〜ッと見てはいるのだが、やっぱり実際に見て、抱き上げたいのである。

娘は、仙台でフィギュアスケートの教師をしているから、この年末年始もスケートシーズン真っ盛りであるので、帰省は出来ないという。

3月の義母の1周忌には孫を連れて帰るからと云うのでそれまではお預けである。

「誕生祝いに、洋服でも買って送るから・・・」と娘に言ったら、「洋服には好みがあるから、服を送ってくれるよりも、現金を送ってくれたらこっちで好きなモノを買うから・・・」と云う。こっちは味気ないお金よりもプレゼントを送りたいのに・・・。

早く孫にマジックを見せて驚かせてやりたいなぁ〜。


■2019-11-17-Sunday スポーツ観戦

スポーツ観戦と云ってもテレビ観戦であるが・・・

この日の男子ゴルフの「三井住友VISA太平洋マスターズ」は見応えのある面白いゴルフであった。

テレビを点けた10番ホール終了の時点では、前日トップに立っていたアマチュアの金谷拓実(21)(東北福祉大学3年生)が南アフリカのショーン・ノリスに2打差をつけられて2位に落ちていた。

あぁ〜、やっぱりアマチュアがプロに勝つのは難しいことなのだろうなぁ〜と思い、まだ外が明るい内に犬の散歩に行くことにした。

戻って来て、再びテレビを点けたら、ちょうど16番ホールで金谷がバンカーからの2打目を打つところであった。

金谷は首位のノリスに1打差に迫っていた。

このバンカーから金谷は2オン、ノリスも2オン、先に金谷が難しい長〜いバーディパットを決めて同点、するとノリスも入れ返して再度1打差、二人とも相手のバーディパットに拍手を送る微笑ましいが、緊張感のある展開である。これは面白くなってきたゾ。

17番は距離のある難しいショートホール。金谷はグリーン右に外した。次に打ったノリスは左手前のバンカー、ガラスのグリーンと言われる早いグリーンであるから、共に寄せは難しい。

金谷の打った第2打は、カップの左を通過して1.5m位先まで転がった。

ノリスのバンカーショットは短くて、グリーンエッジに止まってしまった。ノリスは3打目が入らずボギー、金谷は1.5mのパーパットを沈めてまた同点。すごい展開だ!勝負は最終18番でスコアは共に−11。

池越えのロングホールで、金谷のティーショットはスプーン(3番ウッド)でフェアウエイ。ノリスはドライバーでブッ叩いて金谷よりかなり前まで飛ばした。この時点ではノリス有利か・・・。金谷はセカンドショットを5番アイアンでフェード気味に打って2オンに成功しイーグルチャンス。

ノリスは7番アイアンで打ったセカンドがグリーンオーバーの難しい場所に止まった。これで勝負有りかと思ったが、さすがノリスもプロの意地を見せて、パターでバーディチャンスに乗せたのである。凄い!スゴイ!

金谷はイーグルパットを決めれば勝ち、バーディーならばプレイオフかというところ・・・。このイーグルパットをど真ん中から沈めて見事に優勝した。負けたノリスも脱帽という感じで拍手を送っていた。実に見応えのある素晴らしいゴルフであった。金谷はアマチュアがプロの試合で勝った倉本昌弘、石川遼、松山英樹に次ぐ4人目と云うことである。2年後に大学を卒業したらプロになるのだろうが、楽しみな選手が現れた。これで男子プロゴルフも盛り上がって欲しいものである。

一方の女子ゴルフも鈴木愛が3週連続優勝で賞金女王争いのトップに立った。ゴルフが男女ともに面白い展開になってきた。

さて、野球であるが・・・。昨晩、韓国戦で侍ジャパンが勝ったから世界一になったのかと思っていたら、何と、今晩、もう1回韓国と決勝を戦うのだと云う。何のコッチャ?

昨晩の1戦て何だったの?

最近、まったく野球に感心がないから良くシステムが分からないが、何か変なことをやっているなぁ〜。こんなオカシナことやっていて盛り上がるんかいな?


■2019-11-18-Monday 雪と雨

参ったなぁ〜。

今朝は晴れていたのに、昼頃から雪が降り積もり、夕方にはそれが雨に変わった。

会社の前後の通り(平原通・東銀座通)に設置されているロードヒーティングを商店街の組合が作動させていないのだろう。歩道はグチャグチャ状態で歩き難い。一体何の為の装置なんだ!

これでは、お客様から苦情が出るであろう。何年か前に、帯広には珍しく11月初旬に雪が積もったことがあった。その時には、商店街と道路を管理している北海道(十勝振興局)とで、北電との契約云々で責任のなすり合いがあったように記憶しているが・・・。

これだけ異常気象が頻発しているのだから、これまでの季節感とは異なる大雪や大雨が降ることもあるだろう。現に数年前に体験しているのだから、今回も臨機応変に対応出来なかったのだろうか?

このまま明日の朝を迎えたら、ガチガチに凍ってしまって、ますます処置に困ってしまうだろうに・・・。

そう思っているところに、会社に変な電話が入った。

「北の屋台は金儲けのことしか考えていない」と私に怒りをぶつけてくるのである。

「北の屋台がどうかしましたか?私は12年前に辞めていて現在はノータッチなのですが・・・」と答えたら

「何ッ!なんで辞めた?あなたは金儲けしか考えていない人だ!」と言うので「失礼ですけど、おっしゃっていることの意味が分かりませんが・・・、私はボランティアで北の屋台をやっていたので・・・、私が何かやりましたでしょうか?」と聞き返したら

「あなたは何かをやったんじゃない!何もやっていないんだ!北の屋台は帯広の振興をするとの触れ込みで作ったモノだろう?あなたは大通り〇丁目の〇〇街の状況を知っているのか?」と云うので「はぁ、場所は知っていますが・・・」と答えたら「北の屋台だけが儲かって、他の場所はガラガラだ。何が帯広の振興だ!」と云うのである。(そう言われてもなぁ〜、中心街の活性化とは言ったけどなぁ〜、帯広全体を活性化するなんて言っていないしなぁ〜・・・)訳が分からない電話に当惑させられたが、埒が明かないので「電話でお話ししても私にはあなたのおっしゃりたいことが理解できませんし、今、忙しいので失礼します」と電話を切ったのであった。

いったい何なんだろう?

私が12年前に北の屋台を辞めたことも知らないのであろうか?

意味不明な電話で嫌〜な気分にさせられたのであった。


■2019-11-19-Tuesday 絶滅危惧種演目

マジックの演目には流行り廃りがあるものだが・・・

昭和30年代に来日したソ連のボリショイサーカス団に「レナルド・キオ」と云うマジシャンがいた。

彼の人気演目のひとつにカメラのマジックがあった。

「カメラで客席のお客さんを撮影し、その場でそのお客さんが写っているモノを手渡す」と云う演目である。

当時のカメラは、フィルムで撮影してから、暗室でフィルムを現像し、印画紙に映像を焼き付けて、濡れた印画紙を乾かさないと手渡す事が出来なかった。

つまり、カメラで撮影してからプリントするまで1日くらいは時間が必要だったのである。

それをたったの数分間と云う時間で、その場で写した写真が現像されてすぐに手渡されるというのは、とても不思議な現象だったのである。

これは何のことはない「インスタントカメラ」なのであるが、アメリカのポラロイド社がこの原理を使ったポラロイド写真を発売するまでは一般にはこの仕組みは知られてはいなかったのである。

つまり科学の最先端の現象を見せれば、それはマジックとして成立していたのであった。

だが、現在では、こんなマジックを演じるマジシャンなど存在はしない。先端科学技術も広く一般に知られてしまえば、それは当たり前の事になってしまい、もう不思議ではなくなってしまうからだ。

一方で、使用する素材自体が古くなってしまって時代に合わなくなるマジックというのもある。

例えば「レコード」を使ったマジック。レコードの黒い色を、赤や青や黄色などに変化させるマジックは、レコードがCDに替わり現在では使われていないので、若い人達はレコード自体を知らない人が増えてきたのである。見たことも使ったこともないレコードの色が変わっても、レコードの存在を知らない人は何の不思議も感じない。レコードが自然に色が変わるモノだと思われたらマジックは成立しないのである。

また、「タバコ」のマジックも廃れた演目のひとつだ。

私がマジックを始めた頃は、タバコのマジックはスライハンドマジックの必修科目みたいな演目であった。

これが廃れた理由には、「嫌煙権」とやらでタバコを吸う人が減っていることもあるのだが、もうひとつの理由に「消防法」がある。タバコの様な小さな火や煙でも火災報知器が作動するのである。

だから舞台ではタバコに限らず「火」を使ったマジックは極端に演じるマジシャンが減っているのだ。

私の師匠だった故ジミー忍師の十八番は指先に炎が出る「ファイヤー・シンブル」と云うマジックであったから、師が存命であったならば、演目に困っていたかもしれないなぁ〜。

そんなことを考えていたら・・・。

先日の「キャッシュレス」のことがフッと頭に浮かんだ。トランプ(日本以外ではプレイングカードと呼ぶ)と並んで、クロースアップマジックの小道具として最もポピュラーな「コイン」が、キャッシュレス社会になって使われなくなったら・・・。


■2019-11-20-Wednesday 手帳

スケジュール管理に手帳が手放せない。

大学生の時代からず〜っと手帳を愛用している。青年会議所(JC)の現役時代はJC手帳を使用していたが、JCを卒業してからここ十数年間は「手帳の高橋」の手帳を愛用している。毎年、同じ商品番号のモノを書店で買って来ては使用しているのだ。

1年間用なので、この11月の中旬頃に購入してきて12月1日から新しい手帳に切り替えるのである。

だから、例年11月は手帳を2冊持ち歩くことになる。

「スマホでスケジュール管理したら楽だよ」と勧められるのだが、私は手帳の方が性格に合っている。

このブログを書く際にも、手帳を日記代わりに使っているから、昔の手帳を引っ張り出してきて、何年何月何日に何があったかを調べて確認する作業をやっているが、手帳だと自分でページをメクルことが出来るので、前後の事などが一目瞭然に目に入るので調べ易いのである。

この辺は「不便は便利」なのだ。

まだしばらくは手帳を手放すことは出来そうにない。


■2019-11-21-Thursday 寒さ

冬タイヤに交換してきた。

17日の午前中に雪が1㎝ほど降ったので、雪が融けて路面のアスファルトが完全に出るまで待ってから持って行った。例年なら、もう少し後に取り替えているのだが・・・。

異常気象が続いているから、例年のやり方を踏襲していたのでは、根雪になってしまってタイヤ交換が難しくなるかもしれないから、(17日)日曜日に車に冬タイヤを積んで、ディーラーの所に持って行って替えてもらったのである。

若い頃は、自分で替えていたのだが、もうここ何年も自分で替えることはしていない。ナットを締める力も弱っているから、自分でやって走っている内にナットが緩んでタイヤが外れるなんて事態が起きないように専門職にやってもらうことにしている。

それでも、自分の車のトランクにタイヤを積み込む作業もシンドクなってきた。もともと腰が悪いから、重たいタイヤを持ち上げたり降ろしたりするのは、結構、腰に負担が掛かるのである。

18日には、5㎝程も雪が積もって、更に午後からは雨に変わり、シャーベット状になった雪が、翌朝には凍ってしまったから、タイヤ交換を17日にしておいて正解であった。タイヤ交換をしていなければ、しばらくは車を運転出来ないところであった。

こう云う日にはタクシーも混んでいてなかなか来てくれないし、歩いて会社に行くにしても歩道は除雪されていないから、ガタガタ&ツルツルで非常に歩き難いのである。

還暦を過ぎた年齢で転んで骨折でもしたら、回復は遅くなってしまうから転ぶのだけは避けたいところである。

天気予報を見たら、23・24日の土日は全道で最高気温が15℃ほどに上がると云う。

11月末に15℃? やっぱり異常だ!

雪が少ないのは有難いが、雪がまったく無いのも困るのだ。

果たして今冬はどんな気候になるのやら・・・


■2019-11-22-Friday 団体来客

帯広郊外の老人会の方々20名が

団体でマジック・ミュージアムを訪問してくれた。

20名でバスで中心街に出て来て、楽しい場所を散策する一環として、マジック・ミュージアムを選んでくれたのである。

これこそ、私が目指しているところの「楽しい時間を消費する場所」としてのマジック・ミュージアムである。

帯広市内には1時間程度の時間を楽しく過ごせる場所がないのだ。

映画の上映時間は2時間程度が普通なので、映画を見るには1時間では時間が少な過ぎる。

実際のショッピングはお金が掛るから、商品などをブラブラと見て歩きたいのだが、見て歩くほどの商品を並べている店が少ない。

喫茶店も少なくなって、昼に飲食をする場所はラーメン屋とかカレー屋くらいでこれも少ない。

何かのイベントは、寒くなると無くなるし、暖かい時でも少ない。

結局、帯広市の中心街で、1時間程度の時間を楽しく潰せる場所が無いのである。

中心街の役割りのひとつとして、無目的でブラブラ過ごせる店なり、場所なりが欲しいのであるが・・・。

マジック・ミュージアムは、「完全予約制」である。私が居ない時は閉館をしている。

事前に14:00に20名の来場との予約を受けていた。14時丁度に20名が来場したが、5分もしない内に、ステージ前に用意した椅子に半数の人が座り出した。

展示してあるマジックの道具類を見ても、マジックに関心が無ければツマラナイのであろう。

そこで、予定を変更して、ステージ前に集合してもらって、展示物の解説やマジックの歴史などを面白可笑しく話し始めた。頃あいを見て、マジックの実演を始めたのである。

最初に解説を眠そうに聞いていた人達もマジックの実演になると、急に真剣になって集中してくる。

予定では15分程度の実演時間を大幅に伸ばして大サービスをおこなったのだが、15:20にバスが迎えに来ると言うので、もっと見たいと言う声を背にしながらマジックを終了した。

ちょうど1時間10分程度の来場時間であったが、皆さん大満足をしてお帰りになったのであった。

私も楽しい時間を過ごす事が出来て大満足!

こういう場所がもっと増えれば帯広も楽しい場所になるのになぁ〜。


■2019-11-23-Saturday 引っ越し大名

映画「引っ越し大名」を見て来た。

特にこれと云って見たい映画が上映していなかったのだが、他に暇を潰す術が無かったので、映画を見ることにしたのである。

帯広には「シネマ太陽」と云うシネマコンプレックスが1館あるのだが6つの上映場しかない。

上映作品を選んでいる人と私の趣味嗜好が合わないとは依然からず〜っと感じていることだが・・・。いつまでも同じ映画を掛けていないで、かなり前に上映したものは、サッサと新しいモノに替えていって欲しいものだなぁ〜。

「夫婦50歳割引き制度」を活用して見てきたのだが、約2時間で一人1200円と云うのはコストパフォーマンス的にはかなり良い娯楽である。シニア料金は60歳からだから、一人で見に行っても1200円で見られるのだが、やはり夫婦二人で一緒に見て、見終わった後に感想などを話し合うのが夫婦円満の秘訣なのである。

例によって、新しい映画のストーリーなどの詳細を、封切り直後に書くことは、マジックのタネ明かしと同じになってしまうので、このブログには書かないが、1200円なら文句を言うほどのヒドイ映画を見ると云う事は少ない。

まぁ、今回の「引っ越し大名」も2時間程度の暇潰しなら、こんなモンであろうなぁ〜。満足でも不満足でもなかった。

帯広でも、映画以外にもっと生のコンサートや演劇や落語などが増えて欲しいものだなぁ〜。


■2019-11-24-Sunday 日曜日の過ごし方

11月中旬過ぎにしては温かい日である。

今日の内に、妻の車のタイヤ交換をしておく。妻が一人で車に積み込むにはタイヤが重過ぎるので、私が妻の車に積み込み、既にタイヤ交換を済ませている私の車と妻の車の2台で、ディーラーの所に運転していく。

予約を入れておいたので2時間ほどで終了すると云うので、昼食を食べた後に、ディーラー近くにあるお墓にお参りすることにした。

これから雪が積もったら、来春まではお参りが出来ないからだ。

先月お参りした際の供花なども枯れているから、綺麗に掃除して持ち帰るのである。

坂本家のお墓と妻の実家のお墓はすぐ側に建っているから、いつも2つ一緒にお参りをしている。

ご先祖様に感謝することは大切なことだと思っている。私は坂本家の長男であるから坂本家のお墓を守らなければならない。

お墓の管理というのは、結構大変なことである。

お墓参りを済ませて、ディーラーのところに戻るとタイヤ交換が終了していた。

私は自宅に戻り、庭先の掃除と除雪をした。月曜日に降った雪がまだ少し残っている。この時期に路面を出しておくと昼間の太陽の熱で融けてくれるので、後々の除雪が楽になるのである。

妻の車も戻って来たのでタイヤを降ろして車庫に仕舞う。

午後からは、テレビでゴルフ観戦である。

男子のゴルフは4日目が中止になったので、女子の方を見たが、これが実に面白かった。

鈴木愛と渋野日向子とシン・ジエの3人が賞金女王争いで熾烈な三つ巴戦をやっているのである。

鈴木と渋野が同じ組で回り、16番終了時点では渋野が−18でトップに立っていて1打差で鈴木が追う展開。賞金女王争いのトップにいる鈴木は4週連続優勝の新記録が掛かっているし、3位の渋野も頑張っているし、シン・ジエも上位に居る。

今回、誰が優勝しても、その他の選手が上位に居るから、今回の試合では賞金女王は決定しない。いずれにしろ最終戦にもつれ込むのであるから、ここは3位の渋野が勝つと面白くなるなぁ〜と思いながら見ていた。

17番ロングホールで、鈴木が珍しくティショットをミスして右の池に入れてしまってボギーを叩いて−16に後退、渋野はパーで−18のまま。

2打差で迎えた最終18番。鈴木は意地のバーディで−17に、渋野がボギーだったらプレーオフに突入というところであったが、渋野はパーの−18で終えて1打差で優勝したのであった。

渋野が優勝、鈴木が準優勝、シン・ジエは11位。これで賞金女王争いが俄然面白くなって来たゾ。

ゴルフの後は大相撲の九州場所の千秋楽を見たが・・・。上位陣が休場する中で一人横綱の白鵬が昨日優勝を決めてしまい、まったく面白くない展開である。

私は白鵬の、横綱らしからぬ荒い相撲が大嫌いである。遠藤戦のかちあげは相撲技と云うよりもプロレスのエルボーに近い荒業で、遠藤は脳震盪を起こして土俵上に崩れてしまった。

今日の貴景勝戦も、最初の立ち合いを嫌って待ったをし、2回目の仕切りで立ったが、白鵬は両まわしをガッチリ掴んだのに、いつまでも攻めずにおいて、まるでなぶり殺しの様にして仕留めた。これは横綱としてあるまじき行為である。強ければ何をやっても良いということはないであろう。見ていて気分の良いものではない。

白鵬の性格はよっぽどひねくれているのか、意地が悪いのか、いずれにしろ後味の悪い今年最後の相撲であった。

こんなことをしていたら、相撲人気も翳るであろう。

18時からはNHKBSで大河ドラマの「いだてん〜東京オリムピック噺〜」を見た。

この日は、前回(昭和39年)の東京にオリンピックを誘致した立役者である田畑政治が、政界の寝業師こと川島正次郎の権謀術数にハマって、不本意ながらも事務総長を辞めさせられる場面であった。

私も似た様な経験をしているので、思わず田畑政治に感情移入してしまった。

どこの世界にも、大した事はやっていないくせに、卑怯な手を使って手柄を横取りする卑劣な奴が居るものであるなぁ〜。見ているうちに、ついつい晩酌の酒の量が増えてしまったのであった。


■2019-11-25-Monday 犬の風呂

愛犬のトイ・プードルをお風呂に入れた。

以前には、大型犬のラブラドール・レトリバーを2頭(白オス、黒メス)飼っていたから、この2頭をお風呂に入れるのは大変な作業であった。

小型犬のトイ・プードルは、洗う面積が少ないし、抜け毛が少ない、しかも1匹だけだからとても楽である。

ラブラドールの時は、洗い終わった後に、流し口に詰まった抜け毛を取り除くのも一苦労であったし、ブラッシングも面倒であったが・・・。

散歩も、大型犬を2頭一緒に連れて行けたのは、若いから出来た事だ。今なら、2頭一緒に引っ張られたら転倒して、そのままズルズルと引き連られてしまうかもしれない。

小型犬なら、引っ張られてもまだ引き戻せる力くらいはある。

ラブラドールの白いオスの方は、所謂「バカ犬」と云うやつで、そのくせ力だけは強かった。

階段は登れないくせに、高いところが大好きで、冬の散歩の時にウンチをするのは決まって雪山のてっぺんなのである。ウンチをしたらすぐに降りてしまうから、ウンチの処理をするのが大変だったのであった。

その点、トイ・プードルは小さくて軽いから、片手で抱き上げることも出来るのではるかに楽である。

ただ、小型犬の寿命が15〜18年と言われているので、私が先に逝かない様に、健康に気を付けなくては・・・。


■2019-11-26-Tuesday 来館者

今日の午前中に・・・、

3階のマジック・ミュージアムの入口に設置してある、6階事務所直結の呼び鈴が鳴った。来館希望者が押したのである。初老の男性で一人だけの来館である。

完全予約制で2名様からの入場としているのだが、たまたま暇であったので、入館をOKしたのであった。

6階の事務所から3階のマジック・ミュージアムに降りていったら、スーツケースを持っているから旅行者の様だ。

「マジックをご趣味にされているんですか?」と聞いたら「いいえ」と言う。

「何でここのことをお知りになったのですか?」と聞いたら「テレビのなんでも鑑定団を見ました」と答えた。

私は、2017年3月23日にBSジャパンで放送された石坂浩二が司会する番組「開運!なんでも鑑定団 極上お宝サロン」に「日本唯一のマジック・ミュージアム館長」として出演したのである。

「ご旅行中ですか?」と聞いたら「帯広畜産大学の卒業生で、学生時代に入会していたクラブのOB会に出席する為に久し振りに帯広を訪れた。中心街の寂れ様はヒドイねぇ〜」と言う。

入場するなり、入り口付近に飾ってある「オートマタ(ヨーロッパの古い自動人形)」の「美人手品師」の所に行き「あぁ〜、やっぱりここにあったのか・・・」と言う。

聞けば、2年前に私が札幌の北大病院に入院中にネットオークションでこのオートマタを見つけて落札したのであったが、この来場者もその入札に参加していたのだと言う。

このお客さんは「自分は、同時に出品されていた黒人がタバコを吸うオートマタの方を落札しました」と言う。そういえば確か3点ほど同時に出品されていたなぁ〜。私は「マジック」関連のモノにしか興味が無かったので、他の2点はあまり覚えていなかったのであるが・・・。

どうやらカラクリ人形が好きなのだろうと質問したら、嬉しそうにスマホを取り出して、自分のコレクションの動画や写真を見せてくれたのであった。

マジックにはさほど興味が無いが、人形や不思議には興味があると言う。どこの誰なのかは名乗らないが、話の内容から、広島か岡山辺りにお住まいの方の様であった。

「超能力」には興味があるとのことで、「千里眼事件」の福来友吉、御船千鶴子、三田光一などの名前がスラスラと出てくる。

展示品の写真もたくさん撮っていたが、昔の西洋のマジシャンの胸像を飾ってある場所では「ハリー・フーディニ」や「ロベール・ウーダン」のことは知っていた。

正体不明のご客様ではあったが、話題は共通点が多く、楽しい会話が続いたのであった。

実に面白いことだなぁ〜。午前中からこう云うことがあると一日が楽しくなる。


■2019-11-27-Wednesday 鍵紛失

自動車の鍵を紛失してしまった。

鍵が1個無いことは、24日のタイヤ交換に行く時に気が付いたが、もうひとつの鍵で出掛けた。

25日になってから鍵を探す作業を始めた。まず23日の行動をなぞってみる。

土曜日(23日)に自動車を運転して映画館に行き、その後で長崎屋で本を買って自宅に戻り、その後は自宅から一歩も外に出ずに、テレビでスポーツ観戦をしていた。しかし、どうにも記憶が曖昧なのだ。

鍵が無ければ、自動車に錠をすることが出来ないし、電子キーであるから車内に鍵を入れたままだと警報音が鳴って錠をすることは出来ない仕組みになっている。

もしも、外で落としたのだとしたら、車を施錠した後で、車庫から自宅に入る間でしかない。必ず自宅の何処かにあるはずなのだ。

電子キーは元々2個あるから、とりあえず車を運転することは出来るが、1個だけだと、それこそ紛失することが心配になる。新しく電子キーを注文したら、きっと5万円くらいは掛かるであろう。

懸命に捜索した。何度も何度も家の中を探したが見つからない。23日に着ていた洋服も何度も点検したがポケットの中は空である。

着替えの時にベッドの布団の上に鍵を置いたかなぁ〜と考えて、布団をひっくり返し、ベッドの下も探したが見つからない。

見つからないと気になる。

25・26日と何度も何度も家中を探したが見つからない。その内妻に「お前が何処かに仕舞ってしまったのじゃぁないのか?」と言ったら、「貴方はいつも私のせいにする」と怒ってしまった。

険悪なムードで迎えた27日の朝、妻は口も利いてくれない。

朝食後に愛犬を散歩に連れて行き、ウンチの袋を外のゴミ箱に入れ様としたら、このゴミ箱の底に鍵が凍り着いていた。

妻に「あったぞ!」とゴミ箱を勝手口に持って入り、家の中からヘアードライヤーを出してきて、氷を溶かして鍵を取り出したのであった。

あぁ〜良かった!

しかし、一体どうしてこんな場所に車の鍵が・・・。

夫婦二人で原因を順番に探っていったら、妻が「24日にお墓参りから戻って来た時に、貴方が車のトランクに入れた枯れた供花の入った袋を出してきてゴミ箱に入れたじゃない。その時に車の鍵も一緒にゴミ箱に捨てたんじゃないの?」と言う。

う〜ん、そうかもしれないなぁ〜。でも、鍵が無いことはお墓参りに行く前に気が付いていたんだけどなぁ〜。鍵を上着に入れたままにしてあって24日は鍵を2つ持って歩いていたのかもしれないなぁ〜。

まぁ、とにかく鍵が見つかって良かったぁ〜!

見つからないと気になって仕方がないものね。深刻な夫婦喧嘩になる前に見つかってホッとしたのであった。


■2019-11-28-Thursday 検証会

今年10月に一ヶ月間行った「まちゼミ」の

結果検証会が開催されたので出席してきた。

「まちゼミ」とは、店の人が講師となって、プロならではの知識や情報、コツを無料で教えてくれる少人数制のミニ講座のこと。商店街活性化策として全国各地の商店街で取り組まれている事業である。

講師として提唱者である松井洋一郎氏を愛知県岡崎市から招いての検証会で18名ほどが参加した。

松井氏の肩書を見たら「内閣府 地域活性化伝道師」「経済産業省 タウンプロデューサー」とある。

私も、「北の屋台」を創ったことで同じ「地域活性化伝道師」や「観光カリスマ」などのアドバイザー的な役目にもなっていて、数年前には全国各地を講演して歩いたことがあったが、松井氏もこの「まちゼミ」で全国を飛び回っているのであろう。

私の場合は、長崎県と佐賀県を除く、全国45都道府県から講演や指導に招聘されて、同じ処から数度も呼ばれたことも多かった。ピーク時には年間200回以上も講演したものであったが、きっと松井氏も同様なのであろうなぁ〜。

所謂「まちづくり」事業に携わると、身体を悪くしてしまう人が多いのであるが、私の知人の「まちづくりキーマン」たちの中にも健康を害してしまった人が大勢居る中で、私も2年前には2ヶ月間の入院も経験した。

飛び回っている時には充実感に満ちているのであるが、一休みした時にそれまでの疲労がドッと押し寄せてくるのだ。くれぐれも健康に気を付けながら活動して欲しいと思う。

帯広での「まちゼミ」は今年が第1回目で、今回の検証結果を踏まえて、ステップアップをさせて、来年の10月に再度開催をするという。

今年私は「マジック・ミュージアム」の館長として「マジック教室」の講座を2講座開催したが、反省点としては、「教える時間が足りなかった」ということに尽きる。時間が足りないのに、教えるマジックの数を欲張ってしまったから、しっかりと覚えてもらえたのかが心配になったのである。

次回は、講座の回数を増やし、教えるマジックの数は逆に厳選して、シッカリと覚えてもらえるようにしたいと思う。

商店街活性化には「コミュニケーション」がとても重要だ。このような試みはとても良いことだと思う。

経費がさほど掛からない事業であるから、次回は、参加店も、参加者ももっと増やして、1ヶ月間だけではなく、通年でもやれるように工夫していったら良いのではないかと思う。

他人に何かを教えると云う行為は、かならず自分にも気付きとして返ってくるものであるから、商店街としても新たな取り組みのキッカケにもなるかもしれない。


■2019-11-29-Friday JCOB会

28日の18:30から北海道ホテルで

帯広青年会議所OB会のサヨナラパーティが開催されたので出席してきた。

今年の会長輩出年度は昭和38年生まれ。

私も昭和33年生まれ年の代表として5年前にOB会長を務めたから、スケジュールが合えば極力OB会の例会には参加するように心掛けているのだ。

私は33年の早生まれだから、学年は32年生まれの連中と一緒である。ここ最近、32年、33年の出席率が悪かったのだが、この日は珍しく大勢が出席してテーブルが一つでは足りなくなったのであった。

いつもなら、会場入りするなりすぐにお酒を飲み始める会なのであるが、近年は「乾杯」まではノードリンクで進行しているようだ。

この日の挨拶は、誰もが皆、長〜い。乾杯まで30分以上も挨拶するのだから・・・。

現役の理事長が、新入会員の募集状況を説明していたが、20名の目標に対して今日現在で18名が決まったと言う。後2名を何としても決めたいと熱の入った挨拶をしていたのであった。

私が現役の頃は280名もの会員が居たのであったのだが・・・。

現在の現役会員数は58名で、しかも、その内の10名が卒業する会員であるというから・・・。

背景には少子化ということもあるのだろうが、奉仕活動というのを、団体でやるよりも個人的なボランティア活動で行う人が増えているのであろうなぁ〜。

新入会員予定者の名簿を見せてもらったが、さすがに帯広青年会議所も62年も経つとOB会員の二世や三世までいるようになったのだなぁ〜。

パーティは出し物もなく、ただ酒を飲みながらテーブルの仲間と話をするだけ、お楽しみ抽選会も、私はこれまでに当たったためしがなかったから・・・。

今年の趣向として抽選をする人を歴代のOB会長がすることになり、私も登壇して抽選をしたのだが・・・。

何と自分で自分に「長いも5㌔」を当ててしまったのであった。

特賞は大きなテレビであったが、同じテーブルの33年会員に当たったのであった。

他のメンバーが当ったのは、食事券や商品券などの紙でポケットに入れて持ち帰れるが、私が当った「長いも」は5㌔もあって重たいから、2次会に行くのをやめてタクシーで帰宅したのであった。


■2019-11-30-Saturday 見学

マジック・ミュージアムに帯広東地区の

生涯学習のプログラムなどを推薦する人達14名が来場した。

この日は、帯広市中心街の諸施設を見学して歩き、生涯学習のプログラムの検討をするらしい。

その中のひとつにマジック・ミュージアムの見学が入っていたのである。

メンバーの中には顔見知りの人が複数人いたが、いずれもマジック・ミュージアムの見学は初めてである。

展示品の説明をしてから、各々15分間ほど見学してもらい、最後に私のマジックの実演も15分間ほど披露した。

充分に楽しんでもらえたと思う。入場者数が少なく、宣伝に経費を掛けられないから、マジックの関係者ではない人も、来場して満足してくれた人が、口伝てでも良い噂がすこしずつ広がってくれれば、来年の来場増に繋がってくれることと思う。

明日は、旭川からマジック関係者らしい人たちが訪れる予約が入っている。マジック関係者には、かなり浸透している様子である。

明日がまた楽しみである。