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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2021-07-04-Sunday 土石流

3日10:30頃に静岡県熱海市で土石流が発生した。

ニュース映像で、近所の人が撮影した土石流のリアルな映像を見て驚いた。

歩く人の姿が散見されたからだ。こんな状況で現場近くに居ることが驚きである。避難警報は出ていなかったのであろうか?

水の威力は凄まじいが、土石流はそれに土砂や樹木などが混じっているから、巻き込まれたら、水だけよりもよっぽど怖い。

日本の国土は山が多く平な場所が少ない。そこに1億3千万人もの人が暮らしているのであるから、どうしても山を切り開いた傾斜地に家を建てる必要があったのは理解出来るのだが・・・。

日本で3番目に広い十勝平野のど真ん中の、見渡す限り真っ平らな場所である帯広市で生まれ育ったから、傾斜地に暮らす人たちの苦労はまったく実感出来ない。

港町や山間部の傾斜地等に、旅行などで訪れたりした時には、毎日毎日、こんな坂道を昇り降りして、狭い敷地に工夫して家を建てているのを見て感心するとともに、私は、こう云う場所ではとても暮らせないなぁとの感想を持つのが常である。

自動車の運転が好きではないから、あの狭く急峻な坂道での運転にはまったく自信が無いし、自転車でもかえって辛そうである。

若いうちならばまだしもだが、還暦過ぎて体力がなくなってきた身としては、坂道の多い場所にはとても住みたくない。

今回の土石流も、上から土砂が流れ落ちてきたのであるから、もともとそこに住んでいた人にとっては、引っ越すくらいしか防ぎ様がないのかもしれない。

函館近くの福島町でヒグマに襲われて亡くなった人がいると云うニュースも流れた。

災害が起こる度に思うことであるが、人は災害の起こる可能性が低い場所に集中して暮らし、人が住むのに適さないような場所は動植物の場所にするような棲み分けをした方が良いのではないだろうか?


■2021-07-05-Monday 都議選

都議選の結果が出た。

私は東京都民ではないから選挙権は無いのだが、首都である東京の都議選の結果には関心がある。

結果としては何処の政党も勝者はいないと云う中途半端な結果に終わった。

自民党が25人→33人とやや伸ばしたが、公明党は23人→23人と変わらず政権与党組は合計56人、過半数の64人には届かなかった。

小池百合子知事率いる都民ファーストは45人→31人と減らしたものの、自民・公明に過半数を与えなかった。

テレビでも「勝者無き戦い」と評していたが・・・。

私が考える現時点での勝者は小池百合子であろう。

今回の都議選は、当初、長く続いているコロナ禍で小池人気にも陰りがみえて、都民ファの票が伸びずに惨敗の懸念があった。そんな中での31人当選とは奇跡的な大健闘であった。

それもこれも、やっぱり小池百合子のパフォーマンスの上手さであろう。

孫氏の兵法ならぬ、百合子の兵法とでも云えるほどだと思う。

都民ファが劣勢と見るや、最少は突き放した様に応援には入らずに、投票前には過労で倒れてみせて都民の同情を買った。

病気での戦線離脱であるから、建前上は誰も非難など出来ない。

都民ファの候補も、小池都知事の応援は半分諦めたところに、投票日直前に復帰して応援に駆け付けてギリギリの感謝される体裁を取った。。

都民ファが惨敗すれば「病気のせい」だし、都民ファが勝利すれば「病気をおして応援した私のお陰げ」で、どちらに転んでも小池の得になるハズであった。

しかし、都民ファは14人減で、自民党は12人増と云うまことに中途半端な結果で終わったから、小池の評価も中途半端に終わった。

首の皮1枚残したと云うところか。

でも、これは現時点では、小池にとっては最高の結果であろうなぁ。この人の自分のポジション確保術には舌を巻く。スゴイの一言!

人を自在に化かす妖怪狸といったところかな。


■2021-07-06-Tuesday 当選都議無免許事故

4日に投開票された東京都議選で

板橋区選挙区(定数5)から立候補し、再選を果たした都民ファーストの木下富美子都議(54)が選挙期間中に無免許運転をして事故を起こしたと云うニュースがあったが、これはヒドイ!有権者を騙しているに等しい。有権者をバカにしている。

選挙期間中の投票日2日前に起こした事故を隠したまま、党にも報告しないまましらばっくれて選挙活動をして当選したのは問題が多いのじゃないか!所属政党の信頼をも失わせることにつながる。

当選してしまえば、後からバレても、都民ファを除名される程度で、議員資格は返上しなくてもよいとでも考えていたのであろう。辞職しなければ4年間は税金である議員歳費を受け取れるのだ。これはかなり悪質な隠し事であろう。

今回起こしたのは単なる交通事故じゃなくて、無免許で運転して起こした事故だ。しかも免停ってことは違反を何度も繰り返して免停になったってことだから、交通違反の常習者ってことかもしれない。

木下都議は取材に対して「大きな事故ではまったくない」とし、無免許運転の疑いについては、「免停期間が終了していると勘違いしていた。認識不足とはいえ、やってはいけないことだった」としているが・・・。

ツラッとしてヌケヌケと・・・。無免許運転は重大犯罪だぞ。その認識もない奴が都議会議員かよ。

以下に詳しく報道内容を転載すると。

『捜査関係者や事故の関係者によると、2日午前7時半ごろ、東京都板橋区高島平3丁目付近の交差点で、木下都議が運転していた車と50代の男性が運転する車がぶつかり、男性と同乗していた妻がけがを負った。

事故の捜査で、木下都議が免停期間中である疑いが発覚。警視庁は自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)や道路交通法違反(無免許運転)の疑いもあるとみて慎重に調べる。

木下都議は「都民ファーストの会」所属で、2017年の都議選で初当選した。4日は2万9767票を獲得し、3位当選した。自身のホームページでは、保有資格に「普通自動車運転免許」を挙げている。

都民ファーストの会は5日夜、木下都議を除名処分にしたと発表した。「無免許運転は明確な法律違反であり、公人としてあるまじき行為だ」と指摘したうえで「このような重大な事故について、事故発生から数日経って初めて党に報告されたことは、党として看過できない」としている。』

こんな程度の低い奴が政治家に立候補している。都民はその中から選ばなければならない。まずは、都民ファで、しっかりと適性検査でもやっておかなければいけないだろう。

さて、都民ファの事実上の党首である小池百合子はどう対処するのだろうか?除名だけで終わりなのか?それとも議員辞職に言及するのか?


■2021-07-07-Wednesday 分散と集中

4日の私のブログの

『災害が起こる度に思うことであるが、人は災害の起こる可能性が低い場所に集中して暮らし、人が住むのに適さないような場所は動植物の場所にするような棲み分けをした方が良いのではないだろうか?』

と云う文章に対して、いくつかのメールを頂いた。

都心部に集中して住むことが必要だと考えているが、高層のタワーマンションに暮らそうなどと言っている訳ではない。

その理由のひとつは、人間は縦に高い場所に暮らすのは、生理的に合わないのではないかと思っているからである。それに加えて、ビルのオーナーとして思うのはメンテナンスのことである。

建設直後なら良いのであるが、年月を経ると建物も段々と傷んでくる。

マンションは人工物であるのだから定期的にメンテナンスが必要になる。エレベータや照明、防災関係器具などの電気製品は概ね10〜20年で交換が必要になる。

とくに高層のタワーマンションに設置されているエレベータは、我が社の8層の建物のエレベータに付いているモノとは違って、高速なモノである。高速であればバワーも制御も、より緻密な機械になるからとても高額なのである。

地震や台風などで、壁の補修なんてことになったらば、足場代だけでも大変な金額になるだろうし、果たして安全性の面からも足場が掛けられるものなのだろうか?

これらの費用は、ビルオーナーが全額負担するわけではないであろうが、住民の方々の同意を得られるのかは、住民の数が多いだけにかなり難しいと考えている。

だから、私の選択肢にはビルオーナーとしても住民としてもタワーマンション暮らしは無い。

帯広市は太平洋側の気候であるから、雪は少ないが、それでも北海道であるから2mほどは積もる。一戸建て住宅ならば、家の前の除雪作業をしなければならない。マンションなどの集合住宅に暮らせば、除雪の心配はほとんどなくなるから除雪を考えたら集合住宅に分があるであろう。

オーナーとして集合住宅を建てるならば、エレベータが不要な3階建てまでにする。エレベータの有る無し、コンクリート造りか木造かでイニシャルコストもランニングコストも格段に安くなる。メンテナンス費用もかなりやすく抑えられるからだ。

一戸建てを否定している訳ではない。除雪や庭の手入れなど、体力に問題がなければ一戸建て庭付き住宅が望ましい。

行政の首長的に考えるならば、街をむやみに広げてしまうと、上下水道、ガス、電気などの設置やメンテナンス、道路の舗装、除雪、街路樹の管理などの費用が掛かる。空地だらけでは、無駄が多いし、費用負担も大きい。

これからの人口減少の時代には、空地や空き家を少なくして、人間がギュッとまとまって暮らす必要があると思うのだ。

そんな時に、十勝平野の真ん中の帯広市は、平らで広いから最適な場所ではないかと考えている。

農家も畑の近くに住むのではなく、中心街に暮らして農地に車で通えば良いと思っている。交通手段の無い、子供たちを遠い学校に通わせるよりも、交通手段のある大人が通えば合理的だ。

学校・病院・店舗は人口が集中している方が成り立ちやすいのである。


■2021-07-08-Thursday もういい加減に

もういい加減にしてほしいと何度このブログに書いたことか!

政府は、また東京都に緊急事態宣言を発出するという。新型コロナウィルスの正体が、まだよく解らなかった去年の春ならば緊急事態宣言もやむを得なったかもしれないが・・・。

ウィルスだって生き残るために懸命なんだ!

根絶なんて出来っこない!

ウィルスの特性として、感染し易く、宿主を殺さないように弱毒化に変異していく。

それが自然の摂理だ!

感染者数は増えていくのが当然なのだから、感染者数をいつまでも追っていって公表する報道は意味がまったく無い。重症者数や死亡者数の方が重要であるが、それとて他の疾病や事故での死亡者数と比較して客観的に報道するべきであろう。

国民は、感染拡大のみを防ぐことしか頭にない専門家と称する連中や、コロナ禍バブルでテレビに出まくって出演料を稼いでいる医者、恐怖心を煽って視聴率を稼ぎたいメディアなどによって毒され「コロナ恐怖脳」に完全に洗脳されてしまった。もはや「コロナ依存症」になっているんじゃないのか?

どんな病気であっても、また病気でなくても、人はいつかは必ず死ぬのである。

そろそろ、コロナだけを恐れて自粛することのバカバカしさを考え直してみたらどうなのだろうか?

サッサと指定感染症を5類に下げたら?

それにしても「緊急事態宣言下でのオリンピック開催」って一体何なんだろう?

政府のチグハグさ、迷走が、益々際立ってきた。

開催したいならばシッカリその対応をし、止めるならばスパッと止める!

どっちつかずの中途半端が一番イケナイ!


■2021-07-15-Thursday 過ぎたるは

過ぎたるは猶及ばざるが如しである。

政府は、日本国民に過剰に新型コロナウィルスの恐ろしさを煽り続けてきたことが裏目に出て、ついに東京オリンピックが「無観客」へと追い込まれてしまった。

私はもともとオリンピック反対であるから、無観客だろうが何だろうが知ったこっちゃないが・・・。

「人類がコロナに打ち勝った証に」なんてフザケタことを言って、政府は五輪を政治利用する気であった。

景気浮揚だの、政府の支持率アップだの、衆院選挙だの 等など、様々な下心が見え見えアリアリだった。だから、どうあってもオリンピックを開催したかったのであろうなぁ〜。

しかし、利用しようと思って政府に招き入れてしまった専門家と称する連中が「感染者数ゼロ」しか頭になく。経済や国民の生活なんてことを、これっぽっちも考えていない連中だったことに、政府もようやく気が付いたのであろうが、既に手遅れであった。

日本国民は、コロナ恐怖を煽りに煽るテレビに出まくる医者や、視聴率を稼ぎたいメディアなどに完全に「コロナ恐怖症」に洗脳されてしまった。専門家委員の連中もその洗脳されてしまって大きくなった国民の恐怖の声に悪ノリして、科学的根拠などまったく示さずに、不要な緊急事態宣言を過剰に連発する提言を政府にする。

衆院選挙が近いし、都議選でも勝てなかったから、国民の声を聴かざるを得なくなった政府も、折れてついにしぶしぶ無観客でやることになってしまった。

これにはIOCはまったく納得いかないだろうなぁ。欧米諸国の感覚からしたら、日本のコロナ感染者数や死亡者数は「うまくコロナを抑え込んでいる」というレベルなのだから当然のことだろうなぁ〜。

来日中のバッハ会長が無観客五輪を「理解に苦しむ」と述べたが、あれは嫌味などではなくて、なぜ日本のような先進国でこんなに医療体制が歪でコロナ病床数が少なく医療が逼迫しているのか、欧米各国に比べて感染者数も死亡者数もこんなに格段に少ないのに、なぜこんなに弱腰なのかと感じているだけだろう。

とにかく日本人は何でもかんでも「過剰」にやってしまう気質のようである。

この「過剰さ」が引き起こす混乱は、五輪だけではない。ワクチンをめぐっても「やりすぎ」だ。

最近、街で知人と会ったら「ワクチン打った?」が挨拶代わりである。テレビや新聞では、毎日毎日、ワクチンワクチンばっかりで、どこの町は遅いだの、どこそこは早いだの、副作用がどうだのこうだの、廃棄しただの、足りないから回せだのといろいろ喧しい。

かなり「盛った」デマ情報がSNS上で飛びかう一方で、ワクチンを嫌がる人を蔑んだり、逆にワクチン接種を希望する人を罵ったりするなどの行為が「過剰」になっている。

このワクチン協奏曲が「過剰」になって「ワクチンパスポート」を持って無けりゃ、そいつは非国民で、持って無い人が生活に困るような事態なんてことにならなければよいと願っているが・・・。なんだかアブナイ気配だなぁ〜。

何でもかんでも「やり過ぎてしまう日本」が、かつては良い方に向かっていた時代もあったが、現在はその悪い部分が一気に噴出しているようだ。

西村大臣の金融機関による酒店へのプレッシャー云々の発言も明らかにやり過ぎである。

今回の国民の反発を見てもわかるように、ゴリ押しして、世の中を動かせなくなってきたのも事実なのだろう。

もはや、国民は自粛に飽き飽きしているし、疲れてもいる。緊急事態宣言は、もう完全にやり過ぎである。

何度も書くが、サッサと指定感染症の5類に下げて、インフルエンザと同じ扱いにして、通常の生活に戻すべきであろう。


■2021-07-16-Friday マジック・ミュージアムの未来

以前に「マジック・ミュージアム」の未来のことについて書いたが・・・

4年前に人間ドックで前立腺癌が発見され、札幌の北大病院に2か月間入院して最新の陽子線治療と内分泌治療(ホルモン療法)を受けた。

治療終了後には医者から10年生存率97%とのお墨付きももらったが・・・。この長く続いているコロナ禍で、私の気分もかなりナーバスになっているのであろうなぁ〜。似合わないほど弱気になっている自分が見える。

同い年の妻よりは私の方が先にあの世に逝くであろう。気になるのはマジックに無関心な我が家族である。私が50年間掛けて蒐集した膨大な量と質のマジックコレクションでも、無関心な人間にとってはただのガラクタにしかすぎないのである。

これは我が家に限ったことではなく、これまでに著名なマジック演者や研究者や収集家が亡くなってしまったら、その遺族はマジシャンのコレクションをいとも簡単に散逸させてしまうという例が後を絶たないのだ。

つい最近も、小林亜星みたいな体躯でマジック研究家としては日本一著名であった故S・T氏の膨大な書籍コレクションがバラバラに散逸してしまったと云う話を聞いたばかりであるし、昨日は、若くして肝臓癌で亡くなった著名なプロマジシャンの故M・T氏の奥様が、ヤフオクに夫の遺品のマジック道具を出品していたと云う話を聞いたのである。

マジックを愛する者としては、耐え難い事態であるが、マジックに無関心な人にとっては、いわゆる断捨離と一緒なのであろう。

しかし、コレクションと云うものは、マジックに限らず、どんなモノでも一旦でもバラバラに散逸させてしまうと、再度収集するのはとても困難なことなのである。

世に収集家は大勢存在しているが、蔵や押し入れの中に仕舞って置くだけならば、それは死蔵と同義であろう。

一般の方に公開してこそ価値があると考えたから、私は自費でマジック・ミュージアムを開設したのであった。

幸いにも自社ビルを所有していて、空きスペースもあったから、そこに日本で唯一の「マジック博物館」を創ることが可能だったのであった。もしも家賃が発生する場所に造っていたならば、当の昔に閉鎖していたであろう。

このコロナ禍で昨年の冬からはず〜っと閉館したままではあるが、何とか持ち堪えることが出来てはいるのだが・・・。

いったいコロナ禍はいつになったら終息するのだろうか?

もうそろそろ終わりかな?と思ったら、緊急事態やまん延防止の延長、また延長である。もう気力が続かないぞ!

2002年から毎年ずっと、お盆休みの8月14〜16日まで開催し続けてきた「大道芸フェスティバル」も2年連続で中止になってしまった。

その2年前から続けている母校駒澤大学同窓会十勝支部の「落語会 駒大寄席」も2年連続で中止になった。

エンターテインメントの行事が中止になってしまうと実にツマラナイ!

気分が落ち込んでしまう。

昨晩、大活躍中のプロマジシャンでNHKの紅白歌合戦にもマジックで出演したMさんからお電話をいただき1時間近くもマジック界の未来について話し込んだ。

「マジック文化」を後世に残したいと云う志はまったく同じである。

若い方々と協力して、何とか我がコレクションを散逸させずに一般にも公開していける方法を探りましょうと云うことで意見が一致した。

私も、コレクションの行く末をしっかりと決めるまでは、まだ当分死ぬわけにはいかないなぁ〜。


■2021-07-18-Sunday 日本一暑い?

今日の帯広の気温は37.1℃!

全国ニュースで「日本一暑かったのは北海道の帯広市で・・・」と報道されていた。この「日本一暑かった帯広」というのは、ほとんど毎年聞くセリフである。十勝地方はこの時期にフェーン現象で気温が高くなる日が多いのである。

気温が高くても、乾燥した気候で、カラッとしているから、内地(本州・四国・九州)(北海道民は北海道以外の地域を内地ないちと呼ぶ)の様なジメジメとして肌にへばりつくような暑さとは異なるが、それでも体温よりも高い気温というのは、身体に堪える。

あんまり暑いし、日曜日で会社も休みであったから、一日中クーラーの効いている部屋に籠って本ばかり読んで過ごした。

ところで、体温よりも高い37℃の気温と云うことはだ、例のコロナ禍の予防対策で店頭に置いてある体温測定器ってやつは、どういう風にして測るんだろうか?、外気温が37℃で、そこに長時間居た人が、店舗に入ってすぐに測定したら、37℃に近い数値になってしまうのじゃぁないだろうかと思うのだが・・・。そんな37℃超えの人は店舗に入れないのであろうか?それとも・・・、まぁ、どうでも良いことだけど・・・

それにしても、東京オリンピックって本当に呪われているんじゃないのか!

また また また問題が発生した!

開会式の作曲担当の小山田某の学生時代の障がい者に対するイジメのことを話した数十年前のインタヴュー記事をめぐって、世間から非難が噴出しているらしい。

ワイドショーをチラッと見ただけであるが、でもこれはかなりヒドイ!

イタズラや意地悪と云った類のイジメのレベルではない。これはイジメなどではなく暴行で完全に犯罪である。

人間の再チャレンジは絶対に必要だとは思う。今回も俗に言う「若気の至りで・・・」と言うレベルのものならばまだしもだが・・・。

しかし、若者だったからと言っても、普通の感覚の人間ならばこんな行為は出来ないぞ!

そんな人間に、障がい者のパラリンピックの音楽作りを担当させるなんていうのは、「悪い冗談」を通り越しているんじゃないだろうか?

世界の人権重視の潮流からみても、これは日本だけの問題で終わる話じゃないだろうなぁ〜。開会式まで日数が少ないからと言う理由だけで強行したならば、世界中から非難を浴びることに繋がるのじゃぁないだろうか?

「オ・モ・テ・ナ・シ」どころじゃないだろう?

これじゃ「ロ・ク・デ・ナ・シ」だよ。


■2021-07-19-Monday 愛犬の認識?

北海道ではこの時期、夜中の3時には空が明るい!

緯度が高いからである。

若い頃は夜中にトイレに起きることなどもなく熟睡していたから、夜中の3時頃には明るいなんて気にもしていなかったのである。それが、歳を取ったせいなのか時々夜中にトイレに起きることがあると、ついつい時計を見てしまうので、外がこんなに明るいのにまだ夜中なんだと思うことがある。

歳のせいと云えば、ここ最近は就寝時間が早くなって22時にはベッドに入るようになった。以前は寝酒や睡眠導入剤を飲まなければなかなか寝付けなかったのに、ここ最近は何も飲まなくてすぐに眠れるようになったのである。

私が22時にベッドに入ると、愛犬のトイプードルのナナちゃんが、寝室に侵入してきて私のベッドに入り横に寝るのである。

猛暑日であっても、寝室にはクーラーは設置していない。リビングに1台だけ付けてあるが、これも元々は以前に飼っていた愛犬用に設置したものだ。なにせ帯広市の一般家庭のクーラー設置率は30%以下だと聞いている。乾燥しているからたとえ昼間は暑くても、夜になれば窓を開けて網戸にしておけば朝方には寒く感じるくらいなのである。

リビングのクーラーの温度を隣の寝室に入れる為にドアを開け放しているが、犬にベッドの上で粗相などされては困るので、犬が寝室には入れない様に入口のドアの前に鉄柵の衝立を置いてあるのだが、これを、押してもダメなら引いてみなと巧みに動かして入って来るのである。

私が寝返りを打って愛犬を潰してしまうかもと妻が心配して、妻が寝る時にナナをゲージに入れようとして抱こうとすると妻に唸るようになった。よっぽど私の横に居たいのであろうなぁ〜。

昼間はリビング内を自由にさせているのだが、小型犬なので夜中にトイレに起きた時に、愛犬を踏んずけてしまうことが怖くてゲージに入れている。

寝る時間が早くなれば、起きる時間も早くなった。若い頃みたいに10時間以上も寝ているなんて芸当は出来なくなった。早朝5時には目が覚めてしまう。隣のベッドで寝ている妻を起こしては悪いと思い、なるべく静かにしてベッドに寝て居るのだが、敏感な妻は気配で起きてしまうようである。

私が起きた気配を、隣室のリビングのゲージの中で寝ているナナが察して、早く出して欲しいと唸り出す。知らんぷりしていると段々と唸り声から吠えるようになって、その声が益々大きくなってくる。

いつもは6時半頃にゲージから出してあげて、7時半過ぎ頃から30分間の散歩に連れて行くのが日課なのであるが・・・。

ここ2〜3日は35℃近くの猛暑日が続いていて、いつもの時間帯に散歩すると既に地面のアスファルトが熱くなっているから愛犬が辛そうなので5時半頃からの散歩に切り替えたのである。この時間帯ならば犬も私も快適である。

ナナにとっては、私はゲージから出してくれる優しい人、妻はその優しい人から引き離してゲージに入れる厳しい人という認識になっているのかもしれないなぁ〜。


■2021-07-20-Tuesday ほんとにヤルの〜?

オリンピックをほんとにヤルんだなぁ〜。

ネットニュースによると小山田某以外にも絵本作家の某が辞任したとか・・・。

若い頃の武勇伝を語る時には、話を大袈裟に「盛る」ことは結構多いと思うけれども、それを割り引いたとしてもチョットなぁ〜。

これで、一体何人のオリンピック関係者が辞任したんだろうね?

都知事の猪瀬・舛添、JOC会長の竹田、組織委員会会長の森、e.t.c.

その他にも、国立競技場の設計変更だの、シンボルマークの盗作騒動、変更だのトラブル続き。

まさに呪われているんじゃないのだろうか?

それでも、明日にはソフトボールが開会式前に開始されるらしいね。

日本中が猛暑の中での開催で・・・、まぁ、無観客だから観客の熱中症は心配しなくてよいみたいだけど、選手などの熱中症は大丈夫なのかね〜。

そもそも、猛暑、酷暑の夏の東京でオリンピックを開催すること自体が無理だったんだよ!

それを、「原発はアンダーコントロール」だの「規模を縮小して経費の掛からない大会を」だの「復興五輪」だの等など嘘八百を並べ立てて、莫大な賄賂をバラ撒いて誘致した。

挙句の果てがこれだ!

それ以外にも、余計で無駄な経費を莫大に使っている。これ全部税金だぜ!

こんな状態で強行しても、コロナ感染者は多数出るであろうし、関係者や選手からの不満は噴出することは必至であろう。

大きなイベントをこれまで上手にコナしてきた日本人のイメージすら、幻想にしてしまうであろう。

まさに終わってみたら、恥辱のオリンピックとなるのではないだろうか?

オリンピックはもはや日本がやるべきイベントではないと、誘致の際からさんざん書いていたことだが、これでようやくオリンピック、オリンピックと浮かれていた日本人にも私の言っていたことが理解できたことであろう。

オリンピックは亡国のイベントである。


■2021-07-24-Saturday 魔の魅力

オリンピックが遂に始まってしまった!

開会式は、直前にまで演出担当者が辞任だの解任だのされたからだろうけど、何だか取り留めのないダラダラした感じがしたなぁ〜。

三時間半くらいは掛かったんじゃぁないのだろうか?

バッハの挨拶はやたらと長かったしなぁ〜!・・・

それでも、「ドローン」と「動くピクトグラム」だけは良かったぞ!

ピクトグラムにパントマイムの「がーまるちょば」が出演すると聞いていたから、ひょっとするとがーまるちょばの弟子みたいな感じで活動していて、帯広の「大道芸フェスティバル」にも何度も出演している大道芸人のコンビ「GABEZ(ガベジ)」のMASAとHITOSHIの2人も助手くらいでなら出演するのじゃないだろうかと観ていた。

そうしたら・・・。

ピクトグラムの球状の仮面を被っていたから、顔は見えなかったが、あの動きはまさしく「ガベジ」のそれであったから間違いないであろう。

でも、推測だが、この「動くピクトグラム」はおそらく解任させられた演出家の小林賢太郎の担当だったのではないだろうか?

せっかくの良い演技であったし、開会式に参加した選手たちにもおおいに受けていたのに・・・、でもこれが原因でメディアに取り上げられられないとすると残念なことである。

しかし、世界中から面白かった、面白かったとの賛辞が送られてきたらばきっと手の平返しで報道するかもね・・・。

ガベジの2人にもスポットライトが当たって世界的に有名になってくれたら嬉しいなぁ〜。

聖火ランナーの聖火台への最終点灯者が大坂なおみ選手だったのには正直驚いた。現役の出場選手を起用したら、それは金メダル獲得を宿命づけられたようなもので、大坂選手には本番でものすごいプレッシャーを与えることになるであろうに・・・。大坂選手もよく引き受けたものである。

私は、日本がオリンピックを開催することには反対であるが、スポーツ観戦は大好きである。

たぶん、これからはオリンピック中継をテレビで観戦することになるであろうし、日本選手を応援することになるであろう。

スポーツには、観客を引き付けて止まない「魔性の魅力」があるからだ。

願うのは、高温多湿の蒸し風呂のような東京で、熱中症などで死者が出るなどの事故など起こらずに無事に終了することを祈るだけである。頑張れ!日本!


■2021-07-26-Monday パンとサーカス

古代ローマの詩人ユウェナリスが

古代ローマ市民が政治家から「パンとサーカス」を与えられて満足し、政治に無関心になった様を揶揄した言葉として有名であるが・・・。

「パン」とは食料で、「サーカス」とは娯楽のことである。

以来、暴君が民衆に暴動を起こさせない為には、食べるものと娯楽を与えてさえおけば良いのだと云う、いわゆる愚民政策を象徴する言葉となった。

これを犯したが為にフランス革命が起きたと云うことになっているのがマリー・アントワネットが発したことになっている「パンが無ければお菓子を食べれば良いのに・・・」と云う有名な言葉である。

これはこの言葉が記録された書物が発行された時点ではマリー・アントワネットは9歳であったし、まだフランスに嫁いですら来てはいなかったことが明らかになっているから、彼女の言葉ではないと云うのは明らかになっているのだが・・・。

それでも、フランス革命の原因のひとつが「民衆の飢え」であることを象徴するのに適していたからだろう、民衆の生活のことなど知らない王妃マリーの言葉として定着したのであろう。

その政治の要諦である「パンとサーカス」をこの国の政治家は両方とも奪おうとしてる。

このコロナ禍で、緊急事態宣言を乱発し、科学的根拠も薄いのに飲食店を感染の原因として休業・廃業に追い込んでいる。演劇や映画などのエンターテインメント業界も同様である。

さすがに、「パンとサーカス」の両方を奪ったまま選挙に突入するのはマズイと判断したのであろう。

「東京オリンピック」を強行開催している。案の定、日本は開催地の利点があって、連日のメダル獲得ラッシュで国民はかなり浮かれているようである。政治家にとってはオリンピックはサーカスと同義語なのだ。

しかし・・・、

果たして思惑通りにこのまま終了出来るのであろうかなぁ?


■2021-07-27-Tuesday 最近の住宅建設

犬の散歩道の途中では

新築の住宅が4軒も建設中である。

その出来あがるのの速いこと速いこと、驚いてしまうね〜。

最近の住宅の建築方法は、木材を予め工場などで加工しておいて、現場には運んで来て組み立てるだけのようである。現場でカンナ掛けや、のこぎりでほぞを切るような作業はしないみたいだ。

まるで、プラモデルでも組み立てる様に、ボルトとナットで締めていったり、壁材も釘打ち機でバスンバスンと打ち付けるだけである。昔みたいにカンナ屑やおが屑が工事現場で風に舞うなんて姿はまるで見掛けなくなった。

世の中はコロナ禍で、木材不足だとか価格高騰だとか言って騒いでいたばかりだったし、コロナ禍不況だとばっかり思っていたのだが・・・。

我が家の近所でこんなに家が新しく建つのだから、ひょっとして景気は悪くはないかもしれないなぁ〜。

でも、どんな世の中であっても景気の良い人ってのは居るものらしいしなぁ〜。

地元の新聞によると、帯広市の住み良さが北海道で一番になったとの報道があった。

私も、帯広・十勝は日本で一番住み良い場所だと思っている。

だが・・・。

今年の暑さは異常だ!昨日までに10日連続で気温が30℃を超えた。これは観測史上70年振りのことらしい。天気予報では、今日は久しぶりに傘マークが付いていたのだが、夕方になっても霧雨がパラパラと降っただけで、乾燥してしまった土は依然として乾いたままである。

このままでは十勝を支えている農業も旱魃被害が起こる可能性が出てきた。

早く、ザァ〜ッと一雨来て欲しいものである。


■2021-07-28-Wednesday イメージチェンジ

コロナ禍で他人と会う機会が著しく減ったのを活用して

大きくイメージチェンジを図ろうと企てた!

まずは髪型である。

以前は20日に一度は床屋に散髪に行って短髪にしていたのだが、3月31日に行ったきり4カ月間も散髪をしないで髪の毛を長く伸ばしてみたのである。

元々が癖毛で長く伸ばすとクルンクルンと丸まってくる。後ろ髪や横髪が跳ね上がるようになってきて、いよいよ長さも限界に達した様なので、4ヵ月振りに床屋に行って来た。

先客が居たので、時間潰しに待合でヘアースタイルの本を見ていたら・・・、急にパーマを掛けることを思い付いた。自分の頭の中では、菅田将暉の髪型のイメージがパッと浮かんできたのである。

自分の番になって散髪用の椅子に座った。

小学生の時から通っている馴染みの床屋さんであるから座るなり「いつも通リの髪型で良いかい?」と言われたのに、「パーマを掛けて欲しい!」と依頼したのである。

44年前の大学2年生19歳の夏休みに帰省した時に、同じ床屋さんで、成人前にイメージチェンジがしたくてパーマを掛けたことがあったが、パーマはその一度きりで止めた。

まるで大仏さんの様な感じになってしまったからである。

この時は大学に戻る前に、もう一度床屋さんに行って短髪に刈ってパーマを取ったので、半月間のパーマ姿であった。

その時のことを憶えていたようで「珍しいね〜、随分以前に家でパーマを掛けて以来じゃないの?」と言う。

「コロナで他人と会わないから、その間に思い切りイメージチェンジしてやろうかと思ってさ」と答えた。

さて、仕上がり具合は?・・・・

家に戻ったら、私の顔を見るなり妻が笑うこと、笑うこと。

私が「菅田将暉のイメージだったんだけどなぁ〜・・・」と言ったらば「昔の林家三平みたいだ」と笑って言う。なんと失礼な!

早速スマホで写真に撮って娘のところに送付していた。

フン!笑うがいいさ!まだ見慣れていないだけさ・・・。


■2021-07-29-Thursday 伐採

会社の駐車場に植えてあるエゾヤマモミジの樹が

朽ちてきたので11日に伐採した。

1994年11月に退店した店子のおでん屋「弁慶」の建物を壊した跡地に、95年4月に植えた樹である。

「弁慶」の建物は祖父の勝が昭和8年頃に建てた木造の貸家で、店子の鈴木さんは当初板金屋であった。終戦後におでん屋を始めたが、おでん屋の跡を継いだ三男の孝昌氏が10番地にビルを建てて移転したので古い建物を取り壊して駐車場にしたのである。殺風景であったから、ランドマークになる様な大きな樹を中央部に植樹したいと考えて、造園家に依頼して大きくて形の良いエゾヤマモミジを移植したのである。

紅葉であるから、夏は葉は青く、秋になると赤くなってくる。冬に葉が落ちると電飾イルミネーションを付ける。四季を通して変化を楽しめるように考えたのであった。

山からの移植と植樹を造園家に、花壇の土台造りを建設会社に依頼した。どちらも青年会議所のメンバーであった。

専門家同士で打ち合わせをしっかりやって植樹して欲しいと依頼したのであったが・・・。

この両社はまったく相談なしで植樹をしてしまったのであった。

建設会社の人は、樹の周りをコンクリートでガッチリと固めてしまったのである。

ド素人の私でも、樹をコンクリートで固めるなんて愚行はしない。根に水が届かなくなってしまうからだ。そんなことは誰でも解ることであろうに。

あぁ、それなのに・・・。

「何故、造園家と相談しないでコンクリートで固めたんだ!」と怒ってももう後の祭りであった。急遽、コンクリートを剥がせる場所は剥がして水が浸透するように少しは工事をやり直したのであったが・・・。

案の定、水が十分に根に届かずに徐々に樹が枯れだしてしまったのであった。

最初は形の良かった樹が、枝が枯れ始めて危険になったので半分を切って形が悪くなってしまった。それでも樹は強い。半分だけでも生き残っていたのに・・・。

7月の初旬に樹の根本にポッカリと大きな穴が開いているのを見つけた。かなり大きな穴である。造園家に診てもらったら強風で倒れる危険性があると言うので、とても残念であるが根元から伐採することにしたのである。

伐採してみたら、樹の中央部分がスポンジ状のスカスカになっていた。移植してから26年間しかもたなかった。だが、大きな事故が起こる前に伐採して良かったとも思う。

移植時に土台を造った建設屋は、施主に何の相談もなく独善的に、勝手に仕事をしてしまう癖があったようだ。後に、務めていた建設会社で、施主の意向をまったく聞かずに勝手に工事をして大きなトラブルになり、会社をクビになってしまったのであった。

やはり、事前の打ち合わせというのは重要なことであるなぁ〜。改めてそう感じたのであった。


■2021-07-30-Friday 北の屋台20周年

昨日29日が北の屋台オープン20年記念日であった。

オープンしたのは2001年7月29日(日)である。「29」と云う数字は私のラッキーナンバーであるから29日に拘ってオープンさせたかったのであった。

オープンしてからは昨日でちょうど20年であるが、この事業に着手したのは1999年2月の末からである。

当時の新聞記事を紐解いてみたら、1999(平成11)年2月24日に坂本ビルに有志を集めて「まちづくり交流会」を開催したと載っていたが、これがそもそもの始まりであった。

私にとっては、オープンしてからの20年よりも、オープン前の2年半の方が大変であったし面白かった。当初はメンバーから出されたかなり安易な発想で「屋台をやろう!」となってメンバーがおおいに盛り上がったのであった。8月には「全国中小企業団体中央会」から補助金を受けることになって屋台の本場である博多・広島・呉・大阪などを視察してきたのであるが、博多では福岡市役所の屋台担当者から「屋台は法律で禁止されているから、新たに開業することは出来ない・・・」等との説明を受けて同行したメンバーの意気込みは一気にしぼんでしまったのであった。

それでも諦め切れなかった私だけがひとり、しつこくやれる方法を得意の「マジック的思考法」を駆使し、何度も警察や保健所に通っては修正を繰り返して、1ヵ月ほどかかって日本初の完全遵法屋台の手法を考え出したのだ。

そこからは、またメンバーの機運も再度の盛り上がりをみせたのであった。

2年目は各種の実証実験やデータや文献の分析、海外の屋台の視察、屋台事業周知の宣伝、新たな補助金の獲得など等に時間とお金を費やした。

帯広商工会議所からは、事前の宣伝や準備ばかりやっていないでサッサとオープンしろとの叱咤もあったが、「まちづくり」において重要なのは、準備不足のままで開業するよりも、事前の根回しや宣伝や仲間を十分に増やしておき、市民の期待値をオープン前に上げておくことが肝要なのである。そこを理解せずに準備不足のまま開始するまちづくり事業は失敗するのがパターンになっていた。

北の屋台成功の鍵は、このオープン前の2年半にこそあったのである。

この2年半に研究した屋台の歴史やら、北の屋台の手法などを解説した拙著「北の屋台読本(メタ・ブレーン社刊)」をオープン日の2001年7月29日に出版した。初めての著作物刊行であった。オープン日に合わせて敢えて出版したのは、北の屋台の成功を確信していたからで、後に成功譚を語る時に「後付けの理論」とは言わせたくなかったからだ。それほどの自信があったのである。

因みに、「北の屋台読本」に書いた内容は、4年後の2005年7月29日に出版した2冊目の拙著「北の屋台繁盛記(メタ・ブレーン社刊)」にも収容したので廃刊することにしたが「繁盛記」の方は現在でもアマゾンで購入が可能である。

妻に言わせると、私はこの間、ほとんど家に居なかったと言う。子供たちがまだ幼かったのに子育てをまったく手伝わずに、やれ屋台だ、やれ環境問題だと、あちらこちらを飛び回っていたと言う。確かにそうであった。

2007年3月に北の屋台から離れても、マジックだ何だと、相変わらず好きなことばっかりやっている。

家族には迷惑を掛けたかもしれないが、貴重な経験をたくさんさせてもらったし、全国各地に知己も増えた。

北の屋台もコロナ禍で運営は厳しいようであるが、帯広の名物にまで育った北の屋台は今後も頑張って運営してもらいたいと願っている。


■2021-07-31-Saturday 7月の天気

今年の7月は暑かったなぁ〜!

気象庁発表の7月のデータを調べてみたら、7月前半の1日(木)〜14日(水)までの最高気温は15.3〜24.7℃であった。最高気温が20℃未満だった日が1日の17.4℃、5日の15.3℃、8日の19.4℃、10日の19.4℃の4日もあったのである。

それが後半の15日(木)からの最高気温を列挙すると、29.0(15) 31.9(16) 35.3(17) 36.8(18) 34.5(19) 34.6(20) 32.7(21) 30.0(22) 29.9(23) 32.0(24) 30.3(25) 28.3(26) 26.6(27) 30.5(28) 30.3(29) 27.5(30) 34.5(31)℃であった。

これだけ30℃超の日が続くと、体力的にもかなり辛い。しかもこの間ほとんど雨らしい雨が降っていないのだ。パラパラと申し訳程度に降った日があっただけである。

降水量のデータを調べてみたら1日1mm、2日0.5mm、5日11mm、6日1mm、7日1mm、11日0.5mm、27日1mm、28日0.5mm、29日0.5mmで、合計で17mmであった。これでは十勝の基幹産業である農業の出来が心配になる。

早く恵みの雨がザァーザァーと降ってほしいものだ。