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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2022-09-01-Thursday 交通法規

交通法規は解釈が難しい

東北に嫁いだ娘が3年振りに家族4人で訪れる予定である。

3歳と1歳の2人の孫が居るが、上の孫は生後半年過ぎくらいの時に娘が帰郷した際に会ったきりだし、下の孫は誕生以来まだ会ったことがない。

このコロナ禍というのは、家族の絆というものも破壊してしまうのではないのだろうか?

現代は、スマホがあるから、しょっちゅうテレビ電話で孫の顔を見たり話したりすることは出来るのであるが、やはり実際に会って肌触れ合うのと、画面を通してしか会わないのとはまるで違うであろう。

孫を3年振りに抱けると、初めて抱けるのは今からとても楽しみである。

困ったのは移動手段である。娘の家族4人と私ら夫婦2人が一緒に自家用車で移動しようと計画したのであるが・・・。

私の車は5人乗りである。交通法規によると、子供を車に乗せるにはチャイルドシートとベビーシートを装着しなければならないとあるが、そうすると1台の車では座席が狭くなってしまう。

チャイルドシート装着の事を調べてみたら、例外規定があって、定員以内でチャイルドシートを装着することによって座席が狭くなる場合には装着をしなくても良い。と書いてある。あぁ、それなら大丈夫かな?と思ったのだが・・・。

家族団らんの運転中に何かあって嫌な思いをするのは避けたいから、念の為に事前に交通法規に詳しい人に訊ねてみることにしたのである。

すると・・・

子どもは2人で1.5人と計算するという。つまり子ども4人で大人3人分ということらしい。つまりは子ども1人を0.75人に換算するということだろう。

私の車の5人乗り車だと、私たち夫婦2人と娘夫婦2人に3歳児、1歳児が2人だと5.5人になって0.5人のオーバーということになるという。

たとえ0.5人オーバーでも警察に停められたら違反になるという。罰金は取られないが違反点がつくという。

え~っ、そうなの? 0.5人でもダメなの?

そもそも0.5人っていったい何なの?

警察官は杓子定規な判断しかしないから、見つかったらいくらそれくらい勘弁してよと言ってもダメでしょうねと言う。そうなんだろうなぁ~。

じゃぁ、レンタカーを借りて2台で移動しようか?とも思ったのだが、せっかくの家族団らんなのに別々の車で移動するのは、孫と触れ合う時間が減ってしまうからモッタイナイ!

かといって、もしも警察に捕まって、家族団らんの途中で不快な思いをしたくもないから、大人数で乗れるレンタカー1台とチャイルドシート2台を借りて1台で移動しようということになったのであった。


■2022-09-05-Monday 映画館の話

今日は地元のケーブルテレビ局OCTVの特番の

収録の為に、シネマコンプレックス太陽7階の映画館3番シアターに行ってきた。

映画の上映が終わった後の20:00から準備を始めたが、劇場内にはテレビ局のスタッフだけ。座席に座ってテレビの照明を当てられ、2台のテレビカメラが目の前にあって自分の方に向いていると、何だか自分が映画解説者にでもなった様な気分である。

帯広の映画館関連の昔話を、同じ勝毎系列のラジオ局のパーソナリティの梶山憲章さんとOCTV局アナウンサーの武内奈々さんとの3人の掛け合いで話すのである。

昔から映画が大好きであったが、現在でも月に3~4本は映画館で観ている。昨日も同じ映画館で「エルビス」を見たばかりである。

物心ついた幼少時から、映画大好き人間であった父親に連れられては、良く映画館に観に行っていたものである。

私が生れた当時(昭和33年)の我が家は、十勝帯広の中心地で、「まち」とも言われていた西2条南9丁目に店と住宅があった。

近所には映画館が8軒ほどもあった。ザッと書き出すとキネマ館、日本劇場、オリオン座、大映、銀映、帯広劇場、スバル座、東映などで、少し離れた場所にも映画館があった。

一番通ったのは、帯広劇場である。父がこの劇場の株主だったので株主優待券があって、無料で映画を観られるのである。当時の帯劇では東宝系の映画が掛かっていたから、私は森繁久彌の社長シリーズやクレージーキャッツの植木等の無責任シリーズ、加山雄三の若大将シリーズ、ゴジラなどの怪獣映画はほとんど全部観ているのだ。

社交ダンス教師をやっていた父親が好きだったのは、ミュージカル映画でフレッド・アステアやジーン・ケリーの大ファンであった。その影響で字幕の漢字も読めないのに洋画に良く連れられて行かれたものであった。

逆に、任侠映画やギャング映画や戦争映画は好きではなかった様で、東映のヤクザ映画は1本も観たことがない。

小林旭の渡り鳥シリーズは、昭和38年頃にこの渡り鳥シリーズの撮影の為に帯広入りした小林旭が我が社を訪ねて来た時に、ファンの女性達が大挙して押しかけて来て店のウィンドウガラスが割れてしまったことがあったのだが、それ以来観に行かなくなったのであった。

父はしょっちゅう会社をサボっては映画館に行っていたのだが、急な来客があった時に、映画館を巡って父を探しに行く役目が幼い私の仕事であった。

会社をサボって行っているから、どこの映画館に行っているかは誰にも言っていないので誰にも分からない。

映画の上映中に呼び出し放送を掛けることも出来ないから、私が近所の映画館を巡って歩き、切符もぎりのおばちゃんに「父が来てませんか?」と尋ねて回るのである。「来ているよ」という映画館があったならば、私が中に入って、最前列まで観客をかき分けかき分け進み、観客の中から父を探し出して連れ戻すのである。当時の映画館は大盛況で立見客が多かった。映画館の中はタバコの煙がモウモウとしていて、床にはゴミが散らかっていた。入れ替え時に清掃なんてしていなかったから、かなり汚かったのだ。また、当時の映画館は2階席がある劇場も多くて父を探し出すのはかなり大変な仕事なのであった。

夕方に家族皆で映画を観に行った帰りに寿司屋に行くのも楽しみであった。当時の映画は娯楽の殿堂なのであった。

この様な類の話をしたのだが、脱線に次ぐ脱線で大幅に収録時間が伸びてしまった。編集作業は大変であろうなぁ~。だが、まだまだ話し足りないことばかりであった。

放送日がまだ決まっていないとの事なのだが、好評だったならば続編を作りたいとも言っていたから、ぜひ続きをやってみたいなぁ~。

ただ、帯広の映画館で観たのか、大学生時代に東京の映画館で観たのか、テレビのロードショーなどで観たのか、はたまたレーザーディスクで観たのかの記憶がかなりゴッチャになっている。たくさん観過ぎているようだ。

でも、映画について語るのは楽しいひとときであった。


■2022-09-06-Tuesday ヒドイ!

今の世の中どうなっているんだ!

あまりにもヒドイ事件ばかりが続いている。

東京オリンピック・パラリンピック2020の汚職事件の逮捕者が続発している。今度は出版社のKADOKAWAと広告代理店の大広である。

オリンピックなんて、もともと利権の塊みたいなもので、以前からIOCの委員たちは「オリンピック貴族」みたいなことを言われていて、オリンピックを招致したい都市や国やらからの贈賄が後を絶たないことは承知の事実であった。

それだけではなく、放送利権、スポンサー利権などの別系統の汚い金も動いている。それが今回表に出て来ただけの話である。

これで、2030年の札幌冬季オリンピック招致も暗礁に乗り上げるであろうとみていたら、案の定、秋元札幌市長とバッハ会長のヨーロッパでの会談がキャンセルになったとの報道である。

私は以前から言っているが、オリンピックなんて日本でやるもんじゃない!

札幌もサッサと断念した方が無駄な接待費や旅費などを使わずに済むぞ!

静岡県の幼稚園で3歳児の園児がバスの中に置き去りにされて熱中症で亡くなったという痛ましい事故が起きた。

報道を見る限りでは、たいして大きなバスではない。7~8人乗りのボックスカーではないか!財布程度の大きさのモノを忘れたのとは訳が違う。今度、孫が来る時に借りる車とたいして変わらない大きさの車である。

3歳児が乗っていたら、パッと見るだけでもすぐに分かる大きさだ。

運転手を70歳台の園長がやり、70歳台の補助員も1人乗っていたというのが、ありえない! 万が一、交通事故を起こして園児らを救助しなければならない様な事態が起きた時に、はたして70歳台の2人で対処できるのであろうか?

他人の命を預かっているという自覚がまるでない。こんな人間が幼稚園を経営していることが問題である。

以前にも九州で似た様な事件が起きているのだから、細心の注意を払うのが当たり前であろう。

その当たり前が出来ていない人間が増えているようだ。世の中が荒んでいるようである。


■2022-09-07-Wednesday 酷さの2乗だ!

昨日ヒドイ!と書いたが、

今日、同じ事件でその酷さが2乗になった。

東京オリンピックの汚職関係事件では新たに駐車場サービス会社「パーク24」に家宅捜査だとさ。ドンドンと広がっていく。いったいどこまで腐っているんだ!もう札幌オリンピックはヤメてしまえ!

園児バス置き去り事件は、理事長らが会見を開いたが・・・

見ていて呆れた!

この幼稚園の理事長兼園長がバスを運転していた当事者だというのに、まるで他人事みたいな物言いである。この70歳台の園長には、かなり認知症があるのではないのだろうか?まるでことの重大性を理解していないかのような口ぶりであった。

副園長の説明もまるで要領を得ていないし、こちらの口調もまるで他人事みたいな物言いである。この幼稚園はトップがこんな人達ばかりで、まともに運営出来ていたのであろうか?聞けば聞くほどあきれ返る無責任さのオンパレードである

亡くなった園児の遺体は座っていた席から移動して、上半身裸になり、持っていた水筒は空であったという。さぞかし暑かったのであろうなぁ。

この説明を聞いて、亡くなった園児のご両親の心中はいかばかりであったろうか?

もしも、こういう状況で子どもを失ったと考えたら・・・。想像も出来ない。


■2022-09-11-Sunday 時代の終焉

英国のエリザベス2世女王が亡くなった。

先に、旧ソ連の最後の指導者ゴルバチョフ氏も亡くなったが・・・。

世界を変えた人、若しくは世界に大きな影響を与えた人々が、何だか次々と亡くなっていく様な感じがする。

これで20世紀が完全に終わったかのようである。

イギリスは国家元首が亡くなったのであるから厳粛な本当の意味での「国葬」にするのであろうが、その近辺で行われる安倍晋三元首相の「似非国葬」との比較がされるのであろうなぁ~。岸田首相という人には「運」というものが無いように感じるなぁ~。なんで「検討使」なのに「国葬」だけは検討もしないでサッサと決定してしまったかねぇ~?エリザベス女王が亡くなったことで、一番打撃を受けているのは遠く離れた日本の岸田首相なのかもしれないなぁ~。

しかし、21世紀という時代には希望が残っているのであろうか?

21世紀を迎えた時には、21世紀は新しい世の中になっていくのであろうと大いに期待していたのであるが、世界情勢は、なんだか昔に逆戻りしているかのように感じるのだ。

ロシアによるウクライナ侵攻などで、世界は不穏な空気が濃くなっているし、地球環境問題は、この戦争のせいもあって、環境問題なんて無視しているかのように、毎日毎日、爆撃やら砲撃やらを繰り返している。北朝鮮もミサイル発射を繰り返すし、中国も台湾を狙って軍事演習を繰り返すし、アメリカもそれに対する演習を行っている。世界中で戦争の火種が尽きない。いくら我々がCO2の排出を抑えようとチマチマ努力をしても、ミサイル1発の発射でたくさんのCO2が排出されるのだから・・・。

もうバカバカしくなってくるよなぁ~。

世界中が異常気象に悩ませられているというのに・・・

一方で、コンピュータの発達によって、やれメタバース等など、アナログ人間の私にはとてもついていけない技術がどんどんと現れてくる。もうナンノコッチャか理解不能の世界である。

いったいこれからどんな世界になっていくのやら・・・

パンドラの箱に残ったのは唯一「希望」であるが、これには二通りの解釈がある。希望がまだ残っているのか?それとも箱に希望が閉じ込められたから世の中には希望が無いのか?はたしてどちらなのであろうか?


■2022-09-14-Wednesday ClubMed

孫が遊びに来た!

東北に嫁いだ長女が旦那と子供2人を連れて、4年振りに訪ねてくれた。

コロナ禍が始まる前に来て以来である。孫と面と向かって実際に顔を合わせたのは、以前に会ったときには上の3歳の孫はまだ生後数ヵ月目であったし、下の1歳の孫とはこれが初対面である。

スマホのテレビ電話では毎週の様に画像では見ているのだが、やはり実際に抱っこするのとではまるで感覚が異なる。

自宅だけに居るのは孫たちにとってはツマラナイことだろうと思い、トマムにあるClubMedTOMAMUの宿泊状況を調べてみたら、まだ空きがあると言うので予約を入れたのであった。

我が家では、子供たちが幼い頃には毎年の様に、あちらこちらのClubMedに家族連れで行っていたのである。子供たちが成長してからは、もう行かなくなったからClubMedに行くのは、かれこれ20年振りくらいにもなるであろろうか?ClubMedを孫たちにも体験させたかったし、娘も懐かしく思うであろうと思ったのである。

しかし・・・、私たち夫婦が30~40歳台だった頃とは楽しみ方がまるで異なるものであるなぁ~。そもそも体力が当時とはまるで違う。

とにかく疲れた~!

最初は人見知りして泣いていた1歳の孫も段々と慣れてきて、私に抱っこするようになってきたのであるが、とにかく重いのだ!

腕が筋肉痛になったし、腹筋が攣ってしまった。普段使わない筋肉を使うのと、目離し出来ないから神経も使う。

自分の子に接する態度と、孫に接する態度とがまるで違うじゃないかと娘に笑われてしまった。

やっぱり孫は可愛いし、自分の子どもと同じ様には叱れないものなのであるなぁ~。

トマムに到着してからチェックインするまでの時間は、動物と触れ合えるファームで牛や山羊などを見学し、乗馬をさせたりした。3歳の孫もポニーに乗ってご満悦であった。ソフトクリームも美味しい美味しいと喜んでくれた。

15:00になったのでClubMedにチェックイン。部屋は中で繋がっているコネクティングルームである。

孫たちを遊ばせてくれるMINIクラブに預けようかと思ったのだが、4歳からしか入れないというので、これは思惑が外れてしまった。夕食までは施設内を探索して歩くが、広くて迷路みたいなので迷わないかと心配した。

夕食の前に、3階の劇場でスパークリングワインを食前酒として楽しむ。

夕食は2階の食堂でバイキング形式であるが、どの料理も美味しかった。孫たちも食欲旺盛で良く食べる。

食べ終わると、上の孫はミニクラブのイベントのビーズのブレスレット作りに参加させてもらってご満悦である。

19:20から劇場で体操を兼ねたダンスを10分間踊って19:30から花火、19:40からはショータイムである。

ClubMedではGOと呼ばれるスタッフたちがショーを行うのがひとつの売りなのである。

それが終わると、客も交じってのダンスタイム。3歳の孫はダンスを習い始めたものだから、ショーの間から踊りたくて踊りたくてウズウズしていたものだから、真っ先にステージに上がってセンターで踊っていたのであった。ものおじしない性格であるからGO達にも名前をすぐに覚えられて溶け込んでいる。ここに連れて来て良かったなぁと思う瞬間であった。

卓球大会みたいなイベントに娘夫婦も孫も参加して楽しんでいたが、我々ジジババ夫婦は疲れ果ててしまって早々に部屋に戻って寝たのであった。


■2022-09-16-Friday 孫が帰った~!

サラリーマン川柳に

「来て嬉し 帰って嬉し 孫の顔」という句があったが・・・

我が家には3人の子どもが居て、長女と次女とは2歳違い、次女と長男とは1歳違いであったから、ほとんど年子みたいな年齢の近さであった。

我が家が、家族連れで初めてClubMedのバリ島に行ったのは、子供たちが5歳、3歳、2歳の時であった。

今回の娘の子どもは3歳、1歳であるから年齢的には同じ様なものだし、人数は1人少ないし、ジジババがず~っと孫の面倒をみているというわけでもないのに、今回の方がはるかに疲れた。

これは当方が年を取って体力が無くなったということなのであろうなぁ~。

やっぱり若くないと子育ては出来ないねぇ~と妻と二人しみじみと思うのであった。

その孫たちが、今日、故郷に帰って行った。

別れ際に3歳の孫に「ジジのことを マジカル・グランパと覚えてね」と練習させた。

最後に「今回、何が一番楽しかった?」と尋ねたら「ジィジとバァバに会えたこと」と言う。この年齢で心憎い嬉しいことを言ってくれる。思わずギュッと抱きしめてしまった。

帯広駅のホームまで送っていったが、列車がホームを離れた瞬間にホッとしたものだから、ド~ッと疲れが出てきたのであった。少し張り切り過ぎたようである。まさに冒頭の川柳そのままの気分であるが、私なりに修正するなら「来て嬉し、帰って寂し 孫の顔」だなぁ~。


■2022-09-19-Monday かちまい論壇

2022.09.19十勝毎日新聞「論壇」掲載記事

「謎解き第二弾!帯広商工会議所の歴史」

2月に帯広商工会議所の100周年を記念して「帶廣商工會議所百年史 帶廣」が発刊された。その歴史には『「帯広実業協会の活動」帯広実業協会の創立当時の会員は350余人。当時の主要な業種はほぼ網羅していたものと考えられている。西2条9丁目の十勝石材株式会社の2階に事務所を置き・・・云々』、会議所の前身である実業協会が設立されたのは1921(大正10)年とある。

私は、父から「商工会議所は昔わが家に間借りしていたことがある」と聞かされていた。

孫引きである「帯広商工会議所五十年史(1971年発刊)」を読んだ時には「十勝石材株式会社」が我が社の前身「坂本勝玉堂」であると信じて疑うことはなかったのだが、改めて目にすると違和感がある。

「十勝石材」のことを私なりに調べてみたが、「十勝石材」なる名称の会社の存在が確認できなかった。違和感の正体は「とかちせきざい」と読むことにあった。「とかちせきざい」ではなく「とかちいしざい」と読むのではないのかと閃(ひらめ)いたのだ。

3月14日の「かちまい論壇」に古い絵はがき発見のことを書いたが、その絵はがきには、祖父の坂本勝が1905(明治38)年に凋寒(池田町利別)から帯広町西2条南4丁目に移転した時代の「坂本勝玉堂」が大きく写っていて、屋根には「十勝石細工」という大きな看板が掲げられていた。

勝玉堂が西2条南4丁目から西2条南9丁目に移転した年代は、1921(大正10)~23(大正12)年頃といまだにハッキリとは確定できていないのだが、西2条南9丁目は坂本勝玉堂が移転する頃まで、前河西支庁長の諏訪鹿三氏の牧場であったとの帯広市史の記述がある。「十勝石材株式会社」の所在番地が載っていないから不確実だが、「坂本勝玉堂」の移転以前に存在していたというのは考えにくい。

五十年史の「歴史」を書いた人物は不明だが、当時、実業協会の設立に関わった人にインタビューした際に、その人が「十勝石細工(とかちいしざいく)」の看板を掲げた「坂本勝玉堂」のことを「十勝石細工」という名前の店だと勘違いしていた可能性がありはしないだろうか?

「とかちいしざいく」の「く」の音が聞き取れなくて「とかちいしざい」と聞き取り、その音に「十勝石材」の漢字を当てたのではないだろうか?そして、それが「とかちせきざい」と読まれてしまったのではないかと推理した。

日本語には同音異義語が多々あるので、同じ音に異なる漢字を当て、後に読み方が変わることは歴史上数多く存在している。この推理の真偽を知りたい。


■2022-09-20-Tuesday 検診

今日は半年に一度の検診日

4年前に札幌の北大病院で受けた前立腺癌の陽子線治療と内分泌治療の術後検診の日である。

強烈な台風14号の影響で、昨日の段階で既に札幌ー釧路間の特急おおぞら1~4号が運休になっているが、6:45帯広発-札幌行の特急とかち2号の運行状況は今日の朝にならないと判明しない。

朝5時に起きて外をみると雨が激しく降っているが、とりあえず帯広駅まで行ってみることにした。

特急とかちは予定通りに運行するという。

JRの列車に3時間近く(06:45-09:34)乗って帯広から札幌に行き、北大病院に10:00少し前に到着、受付をしてから、10:30には採尿と採血をする。台風の影響でJRの列車がかなり運休になっているからであろう、北大病院はいつもよりもかなり空いているのだが、この検査結果が出るまでは1時間以上が掛かった。11:20に医者の問診であるが、この時間はわずかに5~6分間ほど。この後に清算までがまた40分間ほど待たされ、また3時間ほど掛けて帯広まで戻るのである。

JRの代金、診察料、昼食代など等の費用と、丸一日の時間を費やすのに、医者の問診時間はわずかに10分間足らずなのである。

検診結果はまったく異状なし、前立腺癌のマーカーであるPSA検査の結果は術後ず~っと低いままである。医者は「ホルモン治療の効果がまだ続いているようですね。普通は術後に数年でPSA値が若干上がって、それから安定するのですが・・・」、患者としてホルモン治療の後遺症に関してのいくつかの質問をしたら「まれにそう云う体質の方もいて個人差がありますから・・・」と言う。個人差があると言われたら、素人はそういうもんなのかなぁと思うしかない。

医者に、この半年に一度の検診をまだ続ける必要があるのかと質問をしたら・・・、「続けた方が良いと思いますよ」と言う。

仕方ないので次回の日程を決めて帰って来たのだが、何だかスッキリしない気分である。


■2022-09-23-Friday 雨のゴルフ

今日はゴルフコンペに参加

昨日の天気予報では午前9時頃から雨が降るという予想である。いつも通り朝5時に目が覚めたが外は曇りであったので準備して出掛けた。

元来、暑過ぎる日、寒過ぎる日、強風の日、雨の中でゴルフをするのは好きではないワガママなプレイヤーを自認しているが、たぶん前半のハーフは曇りで、後半のハーフは小雨がパラつく程度であろうと思っていたのだ・・・

7時頃から急に暗くなってきて、7時半の段階ではもう雨が激しく降り始めた。

1番ホールのティショットを打つ前から結構激しい雨が降ってきたのである。すぐに合羽を着込んだのだが、今朝は自宅を出る前から気温がかなり低くて寒かったので最初から重ね着をしていたから、ゴワゴワして打ちづらくて嫌だなぁ~と思いながら打ったら、集中力を欠いていたのか、いきなりのダブルボギーのスタートである。

2番ホールもダボ、3番のショートホールでようやくピンから7メートルくらいにワンオンしたのだが3パートのボギー、4番ホールもダボ、5番のロングホールはトリプル、6番はダボで、7番はボギー、8番もボギー、9番ロングホールは3オン4パットのダボで前半はパー無し16オーバーの52打である。

服、靴、手袋はビチャビチャでもうすっかりヤル気を失っているところに、更に雨が激しくなってきた。

病み上がり直後の同伴プレーヤーが途中棄権するというので、私も一緒にリタイヤすることにした。

体調を崩して風邪やコロナになんて罹りたくないしね。

こんなことだからいつまで経ってもゴルフが上手くならないんだろうなぁ~。


■2022-09-24-Saturday 筋肉が・・・

23日のゴルフを途中棄権したことは

前日のブログに書いたが・・・

今朝方、両足の脛の筋肉が攣ってしまい、痛みで目が覚めた。直そうとベッドから起きようとしたら今度は右太ももの筋肉まで攣ってしまった。

起きて筋肉をユックリ伸ばし、筋肉の炎症を抑える薬のバンテリンを塗っていたら、次は腹筋が攣ってしまったのだ。

エッ腹筋?!

腹筋なんて攣ることがあるの?初めての経験である。

右腕も筋肉がピクピクと痙攣を起こしそうな気配がする。

これはまずい!なと、馴染みの整体師の所に行ってマッサージ治療をしてもらった。

昨日までの4日間、3歳と1歳の孫を抱いたり世話をしたりと頑張り過ぎたのが響いているのであろうと思い当たった。

孫を右腕に抱きかかえながらあやしたり、トマムのプールで浮き輪に乗せた孫にずっと付き添って、水の中を歩いたり泳いだり、孫が乗ったポニーの後を徒歩で付き添ったりなど等・・・。張り切り過ぎて普段使わない筋肉を酷使したのであろうなぁ。

昨日のゴルフも途中棄権せずにワンラウンドのプレイしていたら、もっとヒドイことになっていたかもしれない。

自分で思っている以上に身体が衰えているのであろうなぁ~。


■2022-09-25-Sunday 髪の毛

前立腺癌の治療以前は、

髪の毛が段々と薄くなってきているのが気になっていた。

特に頭頂部と前頭部の薄くなる度合が激しかったので、髪型で誤魔化せるように工夫をしていたのである。白髪もかなり増えてきた。

それが・・・

前立腺癌の内分泌療法(ホルモン療法)で女性ホルモンを注射した副作用が現れたのであろうなぁ。髪の毛が増えてきたのである。

毛の太さは細くなった様な気がするのだが、総量は増えているように感じる。

頭頂部の薄さも徐々に目立たなくなってきた(これがホルモン療法副作用での唯一の利点)。

こうなると、薄かった当時には出来なかった髪型にしてみたいなぁという思いが強くなってきたのである。だが、白髪は黒くは戻っていない。

白髪のままだと年寄りくさく見えるから、黒く染めたら?と言われるのだが、髪を染色すると髪質が痛んで抜けてしまうという心配があるから、せっかく増えてきた髪を減らしたくはないので染めるのは止めた。

白髪のままでも、格好が良い髪型に出来ないかなぁと、まずは髪の毛を伸ばしてみることにした。

大分伸びてきて後髪も長くなってきた。

先日観た映画「百花」に出演していた俳優の菅田将暉が、長髪を後ろで纏めている姿がカッコイイなぁと思ったのだが・・・

白髪を長髪にして、髭を伸ばした姿では「仙人」みたいで、逆に年寄りくさくなるんじゃないのという。

そりゃぁ~、俳優みたいにスタイリストが付くわけじゃぁないしなぁ~、朝ドラの「ちむどんどん」に出てくる沖縄の共同売店の親父さんみたいな感じになってしまうかも・・・。

私ももう実際に年金生活者なんだから年寄りに見えるのは当たり前の話であるのだが。

逆らえないから、少し髪を切ってくることにしよう。


■2022-09-27-Tuesday 国葬に思う

安倍晋三元首相の国葬が

半数以上の国民の反対を押し切って挙行された。

死者を悼むことに反対する人というのは、日本人の心情としては極少数なのであろうと思うのだが、まだ評価の定まっていない政治家を国葬という形で悼むことには反対している国民が多いということなのであろう。

政府が国葬という形に拘ったことによって、逆に安倍晋三元首相を悼む人々の気持ちをバラバラにしてしまったのではないだろうかと残念な気持ちである。

一般の方々の弔問に並ぶ列が長かったことからも、死者を悼む気持ちを持つ国民は多いのだなということが窺い知れる。

何事も決断出来ない岸田首相が、なぜに国葬にすることを早々に発表したのであろうか?

今日の葬儀の模様をテレビで見ていて。岸田首相の追悼の辞と、菅前首相の追悼の辞とを聞き比べると、岸田首相の言葉にはまるで気持ちの入っていない軽薄な言葉の羅列が感じられた。

国民の反対を押し切ってまで国葬を強行した責任者であるはずの岸田首相の追悼の言葉があんな程度のモノでは、賛成した人々も聞いていて厭きれてしまったのではないだろうか?

それにしても葬儀のなんと長いことか!

ゆっくりと行うことで厳かさを演出したつもりなのであろうが、長過ぎるにも程があろうに。

先に行われたイギリスのエリザベス女王の国葬と比較されることは重々承知の上でのことであろうに、ただただ時間だけを掛け過ぎてダラダラ感がぬぐえない、参列者も逆にイライラを募らせたのではないだろうか?

どうせ強行するなら、これぞ日本の国葬と言われるような葬儀にしなければ益々批判が強まるばかりであろう。

その意味でも残念な葬儀であったと感じる。


■2022-09-28-Wednesday 先見の明?

坂本さんには先見の明があるから、

教えて欲しいと会社に訪ねて来た人がいる。

帯広の中心街を活性化させる方法を教えて欲しいと言うのであるが・・・

教えて欲しいのはこちらの方である。

確かに、私はこれまで数々の事をやってきた。

「寄合デパート(物販)から居酒屋(飲食)ビルへの転換」(1992)。

今で言う「SDGs」の先駆けであったろう地球環境問題に取り組む「国際環境大学設立構想」(1993)から発展させた「十勝環境ラボラトリーの活動」(1996-2006)。

更にそこから発展させた「北の屋台」(1999-2007)の創設。

十勝の夏の風物詩となった「おびひろ平原まつり」での「大道芸フェスティバルの開催」(2002-2022)。

現在の「フードバレーマラソン大会」につながるマラソン大会の開催の準備活動(2007)。

日本唯一の手品の博物館「マジック・ミュージアムの開設」(2006-2022)など等である。

しかし、いずれも私にとっては過去の思い出でにしか過ぎない。過去の成功体験なんてこれからの世の中では邪魔にしかならないだろう。

ここ3年間に渡るコロナ禍によって、世の中が大きく変わった。デジタル社会への移行スピードが急激に早まった感がある。

アナログ人間である私には、コロナ禍で進んだデジタル化にわずかに対応できたのは携帯電話をスマホに替えたことくらいで、メガバースなんたらとかには、とてもついていけそうにない。

それだけではなく、コロナ禍がもたらしたのは、ソーシャルディスタンスだのマスク着用の義務化だの、人間としての在り方、生き方そのものに悪影響を与えたであろう愚策の強行であった。それも3年間という長期間に渡ってだ。

特に、成人前の貴重な成長の機会をこの愚策によって奪われた若年層には、精神的、人間的にかなり深刻なダメージを与えたであろう。

それらのことが、今後の社会にとっても良いことだとはとても思えないのだ。

元々、自分が「良いこと」だとか「好きなこと」だと思えないことには、昔からまったく意欲が湧いてこない性分なのである。

私に見えている未来像には暗~い未来しか見えてこない。他人にアドバイスするなんてとても無理な話である。謙遜などではない。丁寧にお断り申し上げお引き取り願ったのであった。


■2022-09-29-Thursday 昨日の続き

日本の将来に明るい希望が持てない理由

を詳しく聞かせて欲しいと云う。

日本の将来と云うよりも、まずは自分の将来の問題である。

私は来年1月の誕生日で満65歳になる。いよいよ高齢者の仲間入りであるし、父親が亡くなった64歳10か月と云う年齢を越えることになる。これが気持ちの上で一番大きなことだ。

唐突だが、最近「人間はホルモンに差配されている」と感じるのである。

4年前から前立腺癌の治療で内分泌(ホルモン)療法を受けている。

前立腺癌は男性ホルモンであるテストステロン(95%を睾丸で生成)を餌にして増殖するので、このテストステロンを生成させない薬を注射するのだ。このテストステロンは、人間の攻撃性を高める特性があり、通常は「ヤル気」や「積極性」の醸成につながるといわれているのだが、それを止めるのである。

このところどうも「なにくそ!」という気持ちや「ヤル気」というのが起きてこないのである。単なる老化かと思っていたのだが、色々な文献を調べてみたら、どうやらホルモン療法の副作用である可能性が高いと思う様になった。

この「ホルモン」というのは、人間に限らず、あらゆる生物に大きな影響を与えているらしいのだ。

地球上の生物は常に何らかのホルモンの影響を受けて生きているようである。

思い当たることがある。

地球環境問題の勉強を始めた30年前頃に「環境ホルモン」(外因性内分泌攪乱物質)の問題が言われていた。

人間が作り出した「化学物質」によって内分泌系に有害な影響を及ぼし、生体にホルモン作用を起こしたり、逆にホルモン作用を阻害したりする問題である。

当時は、環境ホルモンによって、男性が女性化したり、女性が男性化したりする懸念等が言われていた。

初めて聞いた時には、そんなことがあるのかなぁ~くらいに軽く考えていたのだが、我が身にホルモン療法の影響が及ぶに至り、ことの重大性に気付いたという次第である。

最近はLGBTQの問題が世界的に広がってきているが、これはおそらくホルモンが影響を与えているのではないだろうか?

いわゆる「環境ホルモン」によって、男性性と女性性という区分が意味の少ないモノになってきている証なのかもしれないなぁと思う様になった。

「出世したくない」「偉くなりたくない」等など、最近の男性の若者には「意欲」が少ないように感じる。逆に女性は積極的になっているように感じる。

男女とも「結婚したくない」と云う人が増えているというのも、何らか「ホルモン」の影響があるのかもしれない。

今朝のワイドショーのニュースで、バーチャルリアリティだとかAIだとかを使って自分が微笑んだら、微笑み返してくれる女性型ロボットが紹介されていた。何だか、映画「ブレードランナー」で描かれていた世界であるなぁと思った。

この種のモノはSEX産業的な方向から発展しやすい特性があるから、こんな女性型ロボットが出来て、SEXまで可能なダッチワイフというかラブドールというのか、そういうモノが出来たら、結婚して妻に文句を言われたり、我慢したり、面倒なことなんてしなくても済むようになって、性欲だけ満たせれば良いやと思う。男性が増えるであろう。いや、テストステロン減少で性欲すら感じない男性が増えるのかもしれない。

そうなったら・・・、今後ますます若年層の人口が減り、高齢者ばかりの世の中になっていく。

この3年間のコロナ禍で、ソーシャルディスタンスだの、オンラインだのなんだのと直に会ってコミュニケーションすることを必要としない無味乾燥な世の中になりそうな気がするのだ。

私のようなアナログ人間には夢も希望もない世の中が到来しそうで気が滅入る。