4月下旬頃の様な陽気である。
自宅の敷地内に積み上がっている積雪の山がみるみる小さく低くなっていく。しかし、積雪の下部は厚さが20㎝位の氷の塊になっている。
氷の塊のままだと、この陽気でもなかなか溶けないが、この氷の塊を細かく割ってやると見る間に溶けていく様を見るのがたまらなく楽しい。
積雪の上部もザラメ状になっているから、まずはスコップで積雪上部の雪山を崩して氷の面を太陽に当てる様にしておく。
この陽気だと一日この状態で放置しておくと、地面のアスファルトと氷の板との間に隙間が出来る。この隙間にスコップの先を入れて持ち上げると氷の板がパカッと音をたてて剥がれるのである。またはノミ状の道具で氷の上から衝撃を与えると氷が細かく割れていく。
崩した氷の破片を集めて日向に置いておくと一日で氷の塊が消えていく。
ここ数日間で、我が家の通路幅は格段に広がった。
しかし、我が家の前の道路にはまだ大きな雪山がデンとしてあるのだ。今年の帯広市役所の除雪、排雪はまったくなっていない。人手も機械も少ないのだと言うが・・・。
例年、帯広では彼岸過ぎに大雪が降る。
気温が高くなっているから、湿った重たい雪である。しかも50㎝くらいも一時に積もるからやっかいなのであるが、この温かい気温が続けば雪ではなくて雨になるのではないかと期待している。
雨が降ったら、それこそ雪が溶けて、一気に春になる。まさか市は温暖化に期待して除排雪を少なくしているのじゃぁないだろうなぁ。
雪解けのシーズンが好きである。
地面は雪解け水や泥で汚くなるが、春になって福寿草やフキノトウなどが出てくると長~い冬が終わったなぁと明るい気分になれる。
昔の道路の舗装が少なかった当時は、道路の土があちらこちら盛上がってブヨブヨになっていた。その上に乗っかって遊んだものであったが、今はそんな風景にもお目に掛かれなくなってきた。
昔は自動車のタイヤもスパイクタイヤであったから、アスファルト道路も穴だらけで粉塵被害が酷かったものだったが、現在はスタッドレスタイヤになったので粉塵被害は無くなったが、それでも道路の舗装は痛んでいる。それだけ車の数が増えたということなのかもしれない。
これから、道路の補修工事が始まるのであろうが、帯広市もこんなに街を拡げてしまっては、除雪作業も補修工事も大変な金額になるのであろうなぁ。
藤丸デパートの閉店に象徴されるが、中心街を捨てて郊外に街を拡げたことのしっぺ返しがこれから徐々に市民にも分かってくるであろう。
結局は自分達が支払った税金を無駄に捨てていることになるのであるがなぁ~・・・。