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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2023-03-30-Thursday 日本ハム新球場

北海道日本ハムファイターズの新球場が完成し、

北広島市の「エスコンフィールド」で今日プロ野球の開幕戦日本ハムファイターズVS楽天イーグルス戦が開催される。朝からテレビも新聞も、このニュースばかりである。

日本ハムは北海道に移転する際に「札幌ドーム」を本拠地として移転してきた。サッカーのコンサドーレ札幌も、ここを本拠地としている。

札幌ドームは北海道で唯一のドーム球場であった。サッカーと野球が開催出来るドーム球場として画期的な建物であったが、逆に異なる球技の野球とサッカーがどちらも同じ場所で開催出来るということは、どちらにとっても完全に満足できる施設ではなかったということである。

どちらをやるにしても、どちらかが使い勝手が悪い場面が生じてしまう。「誰にとっても良い様にと設計されたモノは、誰にとっても不十分な施設である」ということである。

特に、近年は、特化させた特徴を持たせる方が支持されている。

私は帯広市が屋内スピードスケート場を造る際にも指摘したことだが、スケートリンクの真ん中がテニスコートなんてアホな対応をした。多くの種類のことを一ヵ所でやって、住民からの不公平感やクレームを排除しようという行政マンの考え方は、逆に大勢の不満を作り出すのだと云うことをまるで理解していない。

札幌ドームを運営していた札幌市は、それに加えて「武士の商法」で、偉そうな対応をしていた。「使わせてやってる」感がにじみ出ていたのだ。

日本ハム側がそんな「札幌ドーム(札幌市)」に対して不満を募らせていった結果が、この北広島市への移転劇のキッカケであったのであろう。

日本ハムが去った札幌ドームは、今後は赤字運営になるだろう。

行政単位としても、札幌市は大きな痛手であろう。移転時期のタイミングが札幌市長選挙と重なっているのも奇縁である。

札幌ドームひとつすら、満足に運営出来ない札幌市が、その何倍もの施設を新たに造る冬季オリンピックを開催しようと云うのだから・・・。

選挙での秋元札幌市長の優位は現職だから変わらないであろうが、札幌オリンピック開催の是非に関しては、かなりのダメージになるのではないだろうか?

テレビでは新球場の内部を紹介していたが、私ら夫婦も行ってみたくなった。

先のWBCで活躍した選手とスタッフには、日本ハム関係者が13名だか居るという。ダルビッシュ有も大谷も近藤も伊藤も、栗山監督も白井コーチも日ハムだ。そう考えると日本ハムは日本一になってもおかしくないメンバーが揃っている。それなのに、成績が低迷しているのは、以前にも書いたが、ダルビッシュや大谷をメジャー球団に売ったからである。

その高額な移籍金で、この新球場を建てたのであろう。近藤も活躍して年棒が上がるとあっさり放出してしまった。

成績を犠牲にして新球場を建てたと言われても反論できまい。

しかし、こうして新しく自前の球場が建った以上は、成績も上げて欲しいものだ。弱いままだとファンが離れてしまうゾ。