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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2008-08-29-Friday 家族旅行

久し振りに家族5人揃って旅行した。

といっても自動車で旭川に日帰りで行っただけだが。

子供たちが大人になってしまうと5人揃って行動するという機会がめっきり少なくなっている。家族と行動するよりも友人と行動する方が楽しくなったのだろう。

家族旅行も2000年にアメリカに行ったきりで、北の屋台をオープンさせてからは8年間も行っていなかったのである。

昨日は夏休みで帰省中の子供たち3人と親のスケジュールが急遽一日だけ空いたので、旭山動物園にでも行こうかということになったのである。天気予報では全道中が雨マークであったが、旭川は晴れていて暑いくらいであった。結局この日一日、一滴も雨には当たらなかったのである。例の如く、私は強烈な「晴れ男」なのである。

旭川の旭山動物園はテレビなどで話題になっているが、北海道の学校は既に二学期が始まっているから、全国的にはまだ夏休み期間中とはいえども、たぶん空いているのだろうと思っていた。しかし、予想に反してかなりの混み様であった。どうやらツアー客が多かったようである。人気のホッキョクグマ館やアザラシ館やオランウータン館などは30分待ちの行列が出来ていた。さすが人気が出るだけあって他の動物園とは違った面白い展示の仕方である。残念なのは肝心の動物達が寝ているとせっかくの展示の仕方も裏目に出てしまうことだ。特に新しく出来た「オオカミの森」にはガッカリした。汚い野良犬のようなオオカミ3匹がコンクリートの壁に背中を付けて転がって寝ているだけであったのだ。動物に人間のいう事をきかせるのは難しいものである。

今後、おそらく他の動物園たちも旭山動物園の人気にあやかってすぐに展示の仕方を真似するだろう。そうなると、もともと旭川でしか見られない動物ではないだけに集客が苦しくなることが予想される。わざわざ北海道まで見に来る必要がなくなってしまうからだ。

私にしても、まぁ、北海道に住んでいて、今話題の旭山動物園を見たことがないというのも何だから一応は見ておこうかという程度の意識でしか行っていないのであまり感動をしなかった。

旭山動物園は敷地も狭いから拡張は難しいし、名前の通りに山なので高低差があるから、足の悪い人向きの施設ではないので今後の展開は相当厳しくなるだろうと思う。何か良いアイデアで乗り切ってもらいたいものだ。

帰りに美瑛でトリックアート美術館に寄った。ここはなかなか面白かったし、子供たちも動物園よりも良かったと言っていた。しかし、ここも新しい展示物を増やしていかないと、地元のリピーターは来ないだろう。一度見てしまえば、二度続けて見に行くという絵画を鑑賞するタイプの美術館ではないからだ。観光客用の施設を少ない人口の北海道の田舎で運営するのは難しいことなのだ。

車を運転していると、時にトロトロと走る車があって一寸した渋滞になる。そんな時に先頭を走っている車には「枯葉マーク」が付いている。スピード制限が60キロの追い越し禁止の道路で、道の真ん中を40キロでトロトロと走られては敵わない。追い越し禁止が解除になったから抜こうと思ったら、突然右に曲がりだすのでぶつかりそうになった。ウインカーも挙げずに右折しようとするのである。

判断力と運動神経が鈍っている老人の運転は怖い。北海道の様な広大な場所で公共交通機関が少ないところは自家用車が無くては生活ができない。高速道路にあのトロトロ運転する老人ドライバーが入って来たらどうなるのだろうか?

今後はもっともっと高齢者ドライバーが増えるのだから、追い越しの出来ない1車線の高速道路を造るよりは、既存の一般道路を拡幅して老人用の低速道路を造った方が、北海道には適しているのではないだろうかと思う。

柔軟な地域に合った政策を取ってもらいたいものだ。