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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2008-09-01-Monday 金融機関

今、金融機関がとても不便である。

先ず郵便局に前日の交通違反の反則金の支払いがてら子供の貯金の払い戻しに行った。「本人ですか?」と訊くので「子供のだ。」と答えると、「20歳以上の人間名義の口座からの本人以外の人間による50万円以上の払い戻しをするには委任状が必要だ。」と言うので、「本人は東京に居るから委任状は無い。」と言ったら「50万円以下なら委任状は必要無い。」と言うのである。「それなら2回に分けて下ろせば良いのだろう?」と言ったら困惑した表情を浮かべてニガ笑いをした。

何のことはない2回に分ければ49万円ずつも下ろせるではないか?50万円以上の委任状なんてまったく無意味である。硬いこと言わずに柔軟に対応してくれれば良いものを杓子定規な対応である。スピード違反の反則金を支払うだけでも腹立たしいのに、余計な時間が掛かって客に不快な思いと不便な思いをさせるだけである。しかも、その窓口で、そのまま下ろしたお金で娘の大学の学費を振り込んでくれと頼んだら、この大学の振込用紙は郵便局では対応出来ないものだと言うのである。

仕方がないので今度は大学の後期の学費を払い込む為だけに銀行に行った。自動支払機(というのかしらん?)で払おうとしたら、10万円以上の振込みは窓口でなければ出来ないと表示されたので、イライラしながら窓口に行って、娘の通う女子大学から郵送されて来た振り込み用紙と現金を提出したら、今度は50万円以上の振込みには本人確認が必要だという。窓口の女性行員が「ご本人様ですか?」と訊くのである。マニュアルで皆にそう尋ねる様になっているのだろうが、中年男性の私が女子大学の学生本人であるはずがないではないか。少しイラッとしたが美人の窓口嬢だったので、おとなしく「本人ではありません。親です。娘の学費を親である私が払うのです。」と丁寧に説明したら「確認の為に免許証をコピーさせてください。」と言うのである。窓口嬢が美人で良かった。ブスだったらキレていたかも・・・。大学から送られて来た所定の振込用紙で振り込むのに何と面倒くさいことだろう。振り込め詐欺防止の為なのだろうが、もう少し柔軟に対応出来ないものだろうか?こんなに便利な世の中なのに金融機関だけが益々不便になっていっているようだ。きっと、金融機関のトップ達は、私の持論である「不便さが生み出すコミュニケーション」を実践して顧客の獲得に力を入れようとしているのであろう(そんな訳ャないか)。

それにしても50年の人生の中で今が一番お金に不自由していると感じる。さすがに子供3人も家の外に出していると学費やら生活費やらにお金が掛かること掛かること。

我が家は2歳ずつ年の離れた4人兄弟であったから我が両親はもう1人分余計に学費の工面をしていたのだなぁと思うと、3人の子供を育ててみて、子育ての大変さが良く分かる。

我が子たちも親になって苦労しなければ分からないのだろうなぁ。私も両親に感謝せねば。