定額給付金を巡って、ねじれている衆議院と参議院では意見がまとまらずに結局、優位にある衆議院の議決で可決された。
麻生総理は定額給付金同様に消費税のアップにも固執しているようだが、少し意地になっているのではないのか?
プライドを傷つけられたので、何がなんでもやってやる。それが首相の権限だ!とばかりに国民や国会議員に見せつけたいのだろう。なんだかとても子供じみているように感じる。
福田、安倍、麻生と3代続いた世襲議員の子供っぽさだけが継承されているようで侘しい限りだ。日本の政治家ってこんな程度の人間しかいないのかね。
山形県の知事選で現職の齋藤弘氏が新人の吉村美栄子女史に負けた。齋藤氏とは2年前にとある一泊二日の会合でご一緒して以来、毎年同じ会合で顔を合わせているが、彼のおこなっている政策には共感できるところが沢山ある知事である。知事とは名ばかりの御仁が多い中で、まともな知事さんだと思っていた人が負けたのである。しかも一番選挙に強いと言われている現職二期目の選挙で、さらに相手候補はたいした準備期間もないまま突入した選挙戦でである。
麻生総理は中央の選挙とは関係ないと強がってた発言をしていたが、内心は相当焦っていることだろう。
このまま、衆議院の任期満了まで選挙をやらないでいても自民党に勝ち目は薄い。そうなると定額給付金が国民の手元に配られる4〜5月頃に解散して選挙でもする腹なのだろうか?
結局、定額給付金は経済対策でも生活支援でもなく、自民党と公明党の選挙用のバラマキ資金だったのか!
でもいくら金をバラマイても、まともな政治をやっていた山形県の齋藤知事でさえ負けたのだ。こんなフザケタ政治をやっている自民党が勝てる要素はまったくないだろう。