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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2009-03-28-Saturday 帯広ー札幌間

道庁の会議に出席する為に日帰りで札幌に出掛けた。

昔に比べたらとても便利になったものである。石勝線が開通する前は根室本線を富良野経由で4時間半も掛かったものだから、以前は札幌に行く時は日帰りは無理で必ず一泊は必要であった。それが現在はゆうゆうと日帰りで仕事が出来るようになったのである。

昨日乗った列車特急スーパーおおぞら4号は帯広発09:07−札幌着11:29、所要時間はわずか2時間22分である。かつての半分の所要時間だ。途中停まる駅は新得、南千歳、新札幌の3箇所だけである。

昼からの2時間半の会議に出席して、帰りは特急スーパーおおぞら11号で札幌発17:58−帯広着20:15、所要時間は2時間17分である。

停まる駅は行きの列車とまったく同じ3箇所なのに帰りは5分間も速いのである。普段は所要時間の5分くらい速かろうが遅かろうがどうでもよいことなのだが、列車の中ですることがなかったので、旅行会社からもらった簡易時刻表を眺めている内にふと何故なんだろう?と疑問が湧いてきてしまったのだ。

列車だから飛行機のように順風、逆風がある訳ではない。結局、これは単線のなせる業だと思い当たったのである。

石勝線は単線であるから、途中で上り、下りの列車がすれ違う為に一部分「複線」になっているところで、列車を停めて、すれ違う列車を待たなければならないのだ。

そのすれ違いに時間を要するとその分所要時間が掛かるという訳なのである。だからすれ違いの為に停車している時間を短くすれば、所要時間はもっと速く出来るという訳だ。

もうすぐ高速道路が札幌と繋がるが、これからの社会は、高齢化社会になる。運転できない人や老人が増えるのだからあまり意味がないことだ。むしろもっと公共交通機関を充実させた方が環境にも良いだろうと思う。

私が普段から「便利過ぎるのは疑問だ!」などと書いているから、矛盾しているように感じるかもしれないが、私は何でもかんでも便利がダメだと言っている訳ではない。

公共交通網というのは地方の生命線である。それを充実させることは必要な便利さなのである。だが、だからと言って「新幹線」を敷けと言っている訳ではない。これからの世の中は費用対効果を見ながらやらなければならないと思うからだ。

素人考えだが、石勝線の列車の「すれ違い箇所」の複線の距離を伸ばせば、停まって列車が行き過ぎるのを待たなくても良いのではないか、たとえ多少減速したとしてもそのまま列車を走らせた方が、一旦停めてまたスタートさせてから加速するまでに掛かる時間ロスを無くせると思ったのだ。

どの道、石勝線の走っているところは土地が一杯あるし安い山の中なのだから上手く出来ないかなぁ〜。別にトンネルを掘らなくても出来そうな気がするのだが・・・。

それとはまったく別の話だが、JR北海道は札幌からの帰りのダイヤの時間帯にもう少し配慮をして欲しいと思う。札幌発17:57の次の列車が19:58発なのである。なんとか18時台発の列車を走らせて欲しいものだ。これは切に要望するぞ〜!