子供たちが友達から北海道土産に花畑牧場の生キャラメルを買って来てほしいとのリクエストだと言うのである。
妻が帯広空港に息子を迎えに行った時に、空港の売店では売っていなかったというので、じゃぁ花畑牧場まで行くか!ということになった。
以前に買いに花畑牧場に行った時には、一人3個までの制限付きだったので必要な個数を買うには家族4人で行かなければならないなぁとドライブがてら行くことにしたのだ。高規格道路(準高速道路)の開通区間が帯広空港から中札内まで延びたので、中札内まで高速に乗っていったので快適なドライブであった。
高速を降りて、中札内の国道236号線の花畑牧場まで6キロという看板が出ているところから渋滞していた。この6キロの直線を通過するのに50分掛かったのである。
十勝でこんな酷い渋滞は、グリュック王国(テーマパーク全盛のバブル期に出来たドイツ村の施設)がオープンした日以来のことである。
ようやく懐かしい花畑牧場についたら、すっかり様相が変わっていた。田中義剛とは彼が十勝に入って来て牧場を始めた94年からの付き合いであるが、かつては乗馬や犬の訓練に毎週通ったものだが・・・最近は疎遠になっている。
花畑牧場には新しい建物がいくつも建っていた。そしてそこには人、人、人である。中札内村の人口よりも大勢の客が来ているのではないのかと思うほどだ。生キャラメル購入客の列の最後尾に並んだら2時間待ちだと、嬉しそうな顔をしながらアルバイトのおにいちゃんが説明している。せっかくここまで来たんだし、子供の為だと思って昼飯も食べずに並んで待ったら、40分で順番が来た。
購入制限は一人15個だと言う。な〜んだぁ〜、そんなに沢山あるならこんなにもったいつけなくてもよいのに・・・。
なんだか、沢山買うのもしゃくにさわったが、とりあえず購入して帰った。
それにしても、15,6年前は人っ子一人居なかったのに・・・。
テレビの力はすごいものだ!その宣伝力をマザマザと見せ付けられた。
義剛の商法に対する地元での評判は芳しくないが、勝てば官軍!これだけの人間が来場しているなら、少なからず地元への還元もあるだろう。
後は、売れてる時に、もう少し謙虚になれば・・・。でもそうしたら彼のキャラが崩れるか!
なんにせよ驚いた一日であった。