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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2009-05-30-Saturday 札幌出張

28日に日帰りで札幌に出張した。

列車で片道2時間20分程度、とても便利になったので最近は札幌に宿泊したことがない。今回の出張目的は「北海道土産品協会」の理事会と総会に出席する為である。

列車の窓から高速道路の工事現場が見えるようになったが、札幌と帯広が高速道路で繋がったら、若者の多くは車で札幌に買い物に行くのだろうなぁと思いながら眺めていた。人口36万人、北海道第二の都市旭川の経済は惨憺たる状態だ。その原因の一つは大都市札幌との時間距離が短くなったからだと思う。高速道路が繋がった帯広の経済も危ないゾ!

ノー天気に高速が繋がる事を喜んでいる場合ではない。早急に対策を考えなければ・・・。

会議の会場は時計台近くのすみれホテルで15:00〜である。まだ時間があったので、近くの時計台ビルの地階にある「順香(しゅんしゃん)」という中華料理店に入った。この店の店主夫婦は「北の屋台」の卒業生である。第一期(2001〜2004)・第二期(2004〜2007)の二期間北の屋台で営業し、第三期目を機に卒業して札幌に出店したのである。ご主人はハルピン生まれの中国人で商(しゃん)さんといい、奥さんは帯広生まれの香(かおり)さんという二人ともとても働き者だ。

店もとても流行っている様子で安心した。カウンターに座って日替わりランチのマーボー豆腐ランチを食べたがとても美味しかった。

奥さんのかおりさんが「帯広から、北の屋台時代のお客さんが札幌出張の折に来てくれるのでとても助かる」と言っていた。また、面白い話として「東京から出張してきたお客さんはすぐ判る。カウンターが一席しか空いてなくてもスッと座るから、札幌のお客さんは狭いのが嫌いで一席間が空かないとカウンターに座りたがらないからボックス席から先に埋まっていく。帯広のお客さんのパーソナルスペースはその札幌のお客さんよりもまだ広い」「そんな広いパーソナルスペースを持っている帯広の人が北の屋台に通ってくれたのは何故なんだろうね」と。積もる話を楽しんで順香を出た。

15時からは北海道土産品協会の会議である。どこの会でも同じだろうが会員数の減少に悩まされている。年々すごい勢いで会員企業が減少し続けているのだ。不況というものは何から何まで縮小させるものである。

皆、今年も売上は思わしくないと嘆いていた。去年から田中義剛の花畑牧場の一人勝ち状態が続いているそうだ。

18:30には総会後の懇親会も終了したので、列車の発車時間まではまだ間があるから、丸井今井に出店したジュンク堂書店を見にいった。

イヤー驚いた。すごい量の本だ。帯広の長崎屋に出店した本屋が在庫5万冊といっていたが、ここは恐らくその3倍はあるだろう。見た事がない様な本が沢山並んでいる。本好きの私としては嬉しくなってついつい10冊も買ってしまった。こんな大きな本屋が帯広にもあったら嬉しいものだが・・・。しかし、札幌には大きな本屋が沢山出来たから競争も激しいだろうなぁ〜。最近の若者は本を読まないというし・・・。

重たい思いをしながら駅まで歩き、列車に乗ったら、前後の席の60歳台の男がゴホン、ゲホンと嫌な音のする咳をやたらとする。このご時世なんだからエチケットとして咳する時には口にハンカチくらい当てろよ!と言いたくなる。回りの客も皆イヤ〜ナ顔をしていた。

この列車(19:58札幌発)よりももう一本後に20:50発くらいの列車を作って欲しいものだ。そうすると、会議が終わった後、ゆっくり食事をして帰れるし、飛行機で戻て来る時にも千歳から乗り継ぐのが便利になるのになぁ〜。いつも帯広行きの最終列車に十数分の差で間に合わずに千歳で一泊しなければならないからだ。JRのダイヤを考える人は帯広方面には目が行っていないのだろうなぁ。