«前の日記(■2009-12-14-Monday) 最新 次の日記(■2009-12-16-Wednesday)»
 | トップ |  | ビル概要 |  | テナント構成 |  | 沿革 |  | アクセス |

観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2009-12-15-Tuesday 馬鹿もん試食会

馬鹿もんの試食会を行った。

「馬鹿もん」と書いて「うまかもん」と読ませる。馬肉(さくら)と鹿肉(もみじ)の肉をミックスして作ったご当地グルメの開発企画なのである。

今回の試食会は通算では4回目、センナリを会場にして3回目の試食会である。

出てくる料理も、段々とレベルが上がってきて、とても美味しい。これなら多くの人に食べてもらっても、口伝で良い噂が広まってくれるレベルに到達していると思う。

今回の試食会には竹林十勝支庁長、上野帯広市議会議長をはじめ、情報発信力のある方々にお声掛けをした結果、支庁、市役所、商工会議所職員らが10人ほど、その他に観光協会、金融機関、フードソムリエなどの方々、青年会議所からも坂本地区協会長他数名が参集してくれて席が足りなくなり青年会議所メンバーは立食になる盛況ぶりであった。報道関係者も5社ほど入ったので総勢では30名近い人が来てくれたのでPRとしては効果があったことだろう。

「イタリアンのタベルナ・センナリ」東成人シェフも腕を奮ってくれたので、今回は4品の試食をおこなった。一品目は「馬鹿ターメリックライス」でドライカレー風に味付けしたライスに馬・鹿肉のミンチと茄子を混ぜたミートソース風のタレをかけて食べる。カレー味が肉の風味を消してしまうので、肉の臭みが無くて食べ易いという声と、逆に何の肉かをハッキリさせる為にはカレーが強過ぎるとの賛否両論があった。私は後者で、馬も鹿も肉の味を表に出した方が良いと感じた。

二品目は「馬鹿ミートソーススパゲッティ」で、これは前回も出されて好評であった。前回との違いはスパゲッティの太さを太くしたところだ。細い麺よりも合っていると思う。これは前回同様に好評であった。普通に美味しいスパゲッティである。

三品目は「馬鹿ハンバーグ」これも前回出して好評であった作品だ。肉には少々ボサボサ感が感じられたが、逆に肉の味がシッカリ感じられるから良いと思う。以前に試した「醤油ベースのソース」や「デミグラスソース」よりは今回も使用した「ポテトソース」が実にピッタリと合っていて、私好みの味になっている。

四品目が今回のメインである「馬鹿ミルフィーユカツ」である。薄くスライスした肉を何層にも重ねてカツレットにする予定であったが、肉が薄く切れないとのことで2枚ずつ4枚重ねのカツになった。それでも前3品は皆、ミンチ肉だから、このミルフィーユカツは肉の味が感じられてとても良いと私は思った。これも賛否両論があって、肉が硬いという評価もあったが、ミンチ肉だけではなく、形のある料理を開発する必要性があると思うので、このミルフィーユカツはかなり手間が掛かるようだが、東シェフには次回もこれを改良して挑戦してもらいたい。

総じてどの料理でも、従来言われていた「獣臭さ」は全く感じられない。元々、馬肉も鹿肉も高級食材なのだから、血抜き処理を完璧に行った肉は、むしろ牛や豚よりも味わいがあって美味しいくらいなのだ。

要はファーストコンタクトで「旨い!」と感じてもらうことだ。喰わず嫌いの人達には、馬・鹿肉を食べてもらう良いキッカケ作りに出来れば、後々は単体でも売れる様になると思う。何とか成功させたいプロジェクトである。