今日で丸4ヶ月が過ぎた。
もう4ヶ月も経ったのか?というのが正直なところだ。
被災者の方々の物心両面にわたる苦労は大変なものだろう。
今朝のNHKのニュースで、1896年に起きた明治三陸地震津波による被害者数約22000人に対して、今回の東日本大震災の死亡者・行方不明者数は約20300人で下回る見込みだとのこと。
1000年に一度の大震災と言っていたのに、115年前の地震津波の被害者の方が人数が多かったということに驚いた。
昔の方が日本全体の人口が、現在よりも少なかったから、当時の22000人という人数の犠牲者数は膨大なものだったろう。
そこが115年で、再度2万人もの人数が津波で犠牲になったということには、色々な面で考え直さなければならないことがあるだろう。
まずは1000年に一度ではなく100年に一度は大津波が襲来することを想定しなければならないだろうと思う。
115年前は、地震に対する認識も自然災害だから「仕方が無い」で済ませて、そのまま復興させるしか考えられなかったのだろうが、ここまで科学が発達したのなら、人命を損なわない暮らし方の提案が出て来てもよいのではないだろうか?
土地は個人の財産ではあるが、個人個人がまた元の場所にそのまま家を建ててしまったら、地域としての防災が出来なくなってしまう。
復興は勿論急がなければならないが、個人個人が勝手に動くことは控えた方が賢明だろうと思うが、この国の政治に任せていたのではいつになるかはおぼつかない。
民間の建築家や各地でまちづくりに関わってきた人達と地元の人達が、何度も勉強会を一緒に開催する必要があるだろう。
専門家と称する人達の上から目線でやることは避けたいものだ。
辞める(本人は先日、自分自身の進退については言及したことがないと答弁していたが・・・)ということに世間ではなっている首相の元で、復興をするのはあらゆる面で時間の無駄であると思うのだが・・・。
この国の政治家は自分のメンツを保つ為なら、国がどうなっても構わないと考えているのだろうか?