25日日曜日に祝うことにした。
ちょうど弟の家族も母の家に遊びに来ていたので、弟家族を誘って6名で北海道ホテルの和食レストラン六郎で食事会をすることにしたのである。
母は誕生日で満81歳になる。母の両親は共に60歳代で亡くなっているから、母は父よりも先に自分が死ぬと言っていたのだが、現実は父が64歳で亡くなり、母は81歳になってもピンピンしている。
股関節に人口骨を入れる手術をしてからは、歩けるようになったし、頭の方は、昔からモノ忘れが多い人だが、まだボケずにシッカリしているようだ。適度に忘れていく方が脳味噌には良いのかもしれない。去年の暮れに一番下の妹が先に亡くなったから多少気落ちはしているが身体は元気である。このところ右腕が痛いというので、毎朝、私が母の家を訪ねてお灸と湿布をしている程度である。
あまりベッタリと一緒に暮らすよりも、すぐ隣で別棟で暮らし、晩飯だけ一緒に食べると云う生活の方が、気の張り方が違うのだろう。
施設などに入れたりするとボケ易いと言われているから、多少は離れている方が精神的にも肉体的にも良いのだと思う。
母は4人の子どもを産み育てたが、その内の3人が帯広に居て、しょっちゅう顔を出すから「私は幸せだ」と言っている。
まぁ、いくつになっても子どもは子どもであるから、適度にぞんざいな口をきいたりするのも刺激になっているのだろう。
本人もピンピンコロリと逝きたいと言っている。なによりそれが一番幸せなのかも知れない。