準決勝の対メキシコ戦は実に惜しい試合であった。
前半に大津選手のミドルシュートで先制した時にはいけると思ったのだが・・・。
前半に同点に追いつかれたコーナーキックからのヘディングは仕方がない失点であったが、後半の2点目は不注意からのやらなくても良い失点であった。
それまで、しっかりと守ってきた日本のゴールキーパーが相手のシュートを受け止めて自軍の選手に出す時に、ゴール前に不用意に転がしてしまい、それを受けた扇原が相手に取られてシュートを決められてしまった。
これはやらなくても良い失点である。一瞬の油断と云うか、不注意というのか。こういうミスが出ると戦意が薄れてしまうよなぁ〜。
結果的にはロスタイム(今はこう言わないようだが)にも1点取られて3対1で敗戦になってしまったが、この2点目がなければ勝敗の行方は判らない試合であった。返す返すも残念な試合であった。
男子体操は種目別の平行棒で田中兄弟が出場した。兄は細かいミスがあったものの、まずまずの演技でで4位。予選1位だった弟に期待したが細かいミスの連続で8位に終わってメダルは取れなかった。こう書くと酷に感じるかもしれないが、どうも今大会の男子体操は田中兄が足を引っ張っているように感じる。トップバッターの田中兄が良い演技を見せて、次の選手を鼓舞し実力以上の演技を引き出す役目をするはずであったが、逆に自身が失敗して次の選手に必要以上のプレッシャーをかけて委縮させてしまっている。まぁオリンピックで緊張するなと云う方が難しいのだろうが、今回の日本人選手の多くは、実にノビノビと戦って良い結果を出しているようだから、田中兄の精神面の弱さがやけに目立ってしまったのかもしれない。
朝方の報道番組にこの体操男子の4人がテレビ各局のブースを渡り歩いて出演していたが、見ていて可哀想になる。疲れているだろうに、毎回毎回同じ様な質問を各局のアナウンサーが投げかけるからだ。それに毎度答えるのは苦痛だろうなぁ〜。
まとめて一度に記者会見みたいにしてあげれば良いのに・・・。