今大会の日本人選手の活躍は実に素晴らしい。これからは金メダルが期待出来る女子のレスリングがあるから金メダルの数も増えるだろうとテレビを見ていた。
レスリングの日本人選手が出場する合間にチャンネルをザッピングしていたら女子の新体操が映った。
この両種目に出場する選手は女性の両極端で、新体操の方は華奢な細い女性であるし、レスリングの方はガッチリした体型の女性である。この両極端を交互に見ていたら昔の女性の価値観の変化に感慨深いモノがある。
今オリンピックは参加国全ての国が男女両方の選手を送った初めての大会であるというアナウンスが開会式の時にあったが、アラブのイスラム教が強い国は、女性は家で大人しくしていなければならないのだそうだから、いろいろな国際情勢はあるだろうが、そういう国から女性の選手を派遣するようになったということは一歩前進であろう。
オリンピックの商業主義だのメダル至上主義だのと言われているが、役に立っていることも沢山あるようだ。
女子レスリング55㎏級の吉田沙保里は順当に金メダルを獲得した。オリンピック前にロシアの選手に連勝を58でストップさせられたのが返って良い結果につながったのだろうと思う。一方72㎏級の浜口京子は一回戦で敗退してしまった。どうも浜口選手は精神面が弱いように見受けられる。なんだか緊張して焦っているような試合運びであった。第3ピリオドでせっかくくじ引きで優位を得たのに逆転の投げを受けて負けてしまった。年齢的にも最後のオリンピックであろうから前2回の銅メダル以上のメダルを獲得して欲しかったが残念であった。
女子サッカーのなでしこジャパンはアメリカに2対1で敗退して銀メダルに終わったが良くここまで来たと思う。W杯で優勝したのはPK戦であったことを考えるとまずは順当な結果かもしれない。前半で宮間のFKがアメリカ選手の手に当たったように見えたからハンドでPKになっていればまだ判らなかったが・・・。サッカーの判定にはビデオがないようだからしかたがない。あまりビデオにこだわるのもなんだしなぁ〜。
女子バレーはブラジルに完敗した。3位決定戦で韓国と当たる。男子サッカーも銅メダルをかけて韓国と対戦する。そんな中、韓国の李明博大統領が今日、竹島に上陸するという。人気の無い大統領が、対日本に強行姿勢を見せることで人気取りをしようというのだそうだが、どこの国も政治家は自分のことしか考えていないようだ。サッカーやバレーの試合でファンがエキサイトしなければ良いのだが・・・。