最終日をテレビ観戦した。
前日までに新人である大学生プロ松山英樹が8アンダーで2位に4打差をつけて単独トップであったから、ぶっちぎりで優勝するものだと思っていたのだが・・・。
やはりメジャー大会の重圧なのだろうか・・・。
テレビ放映が始まった時点で最終組の松山は13番ホールを終わって3アンダーの4位タイというスコアであった。
エッ〜松山に一体何があったの???
韓国の金亨成が5アンダーでトップに立ち18番をプレーしているところが映る。金亨成なんて今朝の新聞には名前も載っていなかったぞ!
松山がどんなプレーをしたのかは、なかなか放送しない。
しばらくしてから、松山は前半のOUTで1バーディ、3パー、5ボギーの4オーバーで40というスコア、INに入ってからも10番でボギーを叩いて3アンダーまで下がったということが分かった。
これがメジャーの重圧という奴なのだろうか?さすがの怪物も人の子であったか!
しかし、松山がすごかったのはここからだった。
14番でバーディを決めた。続く15番は500ヤード超のパー4という長くて難しいホールだが、なんとここで長〜いバーディパットを決めて5アンダーでトップの金に並んだのである。
16番の190ヤードのパー3もパーをセーブ。17番のロングは松山の飛距離ならスコアを延ばせるホールであるが、惜しい2m程のバーディパットを外してしまった。
これを決められなかったのが痛かった。
最終18番はドライバーを左に曲げてラフから打った球はグリーン左のガードバンカーに入った。バンカーショットは2m程が残ったか。このパーセーブパットを外してボギーにした。
金は3日目を終わって首位の松山から9打差の17位であったが、最終日に7バーディ、1ボギーで回って優勝したのであった。
松山は2日目にはアドレス後にボールが僅かに動いたのを気が付かずにそのまま打って2打罰を受けたから、もしも、この時に気が付いて、元の位置にリプレースして打っていれば1打罰で済んだから・・・。
ゴルフにレバタラは厳禁か!
まぁ、松山にとっては惜しいゲームであった。
しかし、松山は石川遼よりも良いものを持っている。きっと石川よりも伸びるだろう。男子プロゴルフも面白くなってきた。
この試合のテレビCMが愉快であった。戦争の場面であるが、外人が南北戦争当時の部隊に扮し、日本人は武士姿である。会社の社長が「これからは英語を社内用語にする」と宣言してこの戦いが始まるが、日本人は英検3級だとか日本語すら怪しい云々と言っている。
最初は何のCMだろう?英会話教室や教材のCMなのかなと思っていたら、何と日清のカップヌードルのCMであった。そういえばこの試合のスポンサーが日清であった。面白くて噴き出してしまったのだった。