私が会長を務める「帯広ビルディング協会」の総会が市内の「はげ天」で開催された。
この協会は、昭和40年代に帯広に次々とビルが建設されたのをきっかけとして北日本ビルの長谷川信次さんや父が呼び掛けて作られた組織である。初代の会長は長谷川さん、二代目会長が父、三代目会長が野村ビルの野村耕一さん、そして四代目会長が私である。歴代会長は皆すでに鬼籍に入られた。
かつては、ビルは50年以上は持つから、加入ビル会社は増えこそすれ減ることはないだろうと考えていたが・・・。
ところが、近年は取り壊されるビルも出てきて加入会社が減り始めたのである。ビルも古くなるとメンテナンスに費用が掛かるからだろうか、後継者も少なく、役員は皆、高齢になってきた。
名ばかりの会長こそ一番若輩の私がやっているが、事務局長がなにせ83歳なのであるから押して知るべし。
活動らしい活動もしていないので、私が会長になった4年ほど前から、年会費の徴収を止めた。それでも過去に集めた会費の残高がかなりある。
近年は、年に1度の会議と称する懇親会中心の会合と、総会、そして私が交渉役をやっている講演会で費用を使う程度である。
だから、新たに入会したいと云う会社もあるのだが、その会社だけ会費を徴収する訳にもいかないので新規参入がない組織になっている。
これでは徐々に衰退を待つばかりであるが、果たしてビルディング協会なる組織が時代の要請に合致しているのかは考えなければならない課題である。
総会終了後に理事のAさんが「坂本ッ!飲みに行くゾ!嫌なのか?」と云う。てっきり、若いホステスがいる店に飲みに行くのかと思っていたら・・・。「黒んぼ」と云うバーに連れて行かれた。ここは男のバーテンダーが居るだけの本格的なバーで、ホステスは居ない店だ。
Aさんが「坂本ッ!マジックをやれ!」と云う。私は常にトランプを持ち歩いているからいつでもマジックを披露することは可能だが、どうせ見せるなら男のバーテンダーよりも若い女性のホステスの方が・・・。
店に入ったのが早い時間だったから、他に客も居なかったのでタップリマジックを披露した。一通り見せたら「よし!もう帰って寝るぞ!」という、時計を見たらまだ9時前である。私には飲み足りない状態であるから一人で飲みに行こうかなと思ったが「帰り道は同じ方向だから送ってやる!」とタクシーを停めるものだから、仕方なく帰ることにした。マイペースなんだから・・・。
Aさんとはゴルフ仲間でもある。毒舌でならすAさんが私に対しては優しいのが不思議である。
21日の朝は、快晴で温かい。寒い日と温かい日が交互に来るので、高齢者は体調の管理が難しいのではないだろうか?
今朝、ゴミ出しをしていたら庭のタンポポが満開で庭い面が真っ黄色である。土曜日に腰を痛めながらもタンポポを全部駆除したつもりでいたから、驚いてしまった。タンポポはちょっとやそっとでは駆除できないのだなぁ〜。雑草の生命力の強さにビックリした。
今朝は歩いて会社に行ったら、駅でAさんに呼び止められた。Aさんは毎日歩いて会社に行っているという。
私も少し歩いて痩せようかな。