何にするかは、以前のこのブログにも書いた気がするのだが、プレ・オープン式を控えて、何人かから尋ねられているので改めて書くことにする。
正式名称は『マジック・ミュージアム』とカタカナ表記である。
英語ではそのまま『Magic Museum』と表記する。いたってシンプルな名称にした。
以前に、名称については、やれ「USJ」だの、やれ「マジカル・ミステリー・ミュージアム」だのと、あれこれとかなり悩んだことも書いたが・・・。
因みに「USJ」とは、展示物寄贈者3人の名前の「植田 UEDA」「坂本 SAKAMOTO」「ジミー JIMMY」の頭文字を取ったもので、お分かりの様に、大阪のUSJ、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにアヤカッタ名称である。
日本語の「手品」だとか「奇術」などを付けようかとも考えたことがあったが、新聞や雑誌などで「手品のように・・・」とか「奇術のように・・・」とかと云う形容を使って「他人を騙して・・・」と云う様なニュアンスの使われ方をしているので印象がイマイチよろしくなかった。
一方で「マジック」と云う形容は、野球なら「三原マジック」(古いね〜)だとかサッカーなら「オシム マジック」だとか、ダメな組織を甦らせるような意味に使用されているように感じていたので、「マジック」と云う言葉の方が良かろうと思ったのである。
「博物館」と云う言葉も、何だか古いものを集めて展示しているような重たい印象が感じられるとの意見もあった。
イマドキの日本人の若者なら、ミュージアムが博物館であることは辞書なんて使わなくて知っているであろう。
フランスに2ヶ所あるという、いわゆる「マジック博物館」の名称を調べてみたらパリの方は「Musee de la Magie」となっている。フランス語の「Musee」は英語の「Museum」だし、「Magie」は「Magic」である。
ブロワの方は「Maison de la Magie」となっていて「Maison(メゾン)」は英語の「Mansion(マンション)」と同じ意味で「建物」であるから、日本語に訳したら「マジックの館」ってなところかな。
何せ、私は大学生の時に(単位取得が出来なくて)4年間もフランス語の授業を受けていたのだから・・・。
フランス人も単純明快な名称にしている事が分かったのである。
結局、「マジックの本質はシンプルに有り」とのことで、こちらも単純明快に『マジック・ミュージアム』とすることにしたのである。