収蔵品にはVHSのビデオテープが大量にある。
大量と一口に言っても、およそ2千本はあるだろう。
先週、プロジェクターを設置したので、映像も大きくして見ることが可能になったので、VHSのビデオを流そうかと思ったのだが、ビデオデッキが故障してしまって動かないのだ。
デッキの中に、古いビデオテープが入ったまま、出てこないのである。
この2千本におよぶ貴重な映像が、見られなくなっては、それこそモッタイナイ。
電器屋さんも「これは壊れてますねぇ〜」と云う。直すのにも部品が入手できないから無理だと云うので新しく購入しようと思って頼んだら、もうメーカーが製造していないと云う。
帯広のリサイクルショップにでも行って探そうかと思ったが、質屋さんをやってる先輩が居たので、そこに無いかどうか調べて欲しいと頼んでおいたのであった。
その先輩から連絡が入り「店には無いが、自分の家で使っていたビデオをミュージアムに寄贈してあげる」と嬉しいことを云う。
早速受け取りに出向いたら、リモコンが見当たらないと云う。
デッキのスイッチで再生、巻き戻し、早送り、一時停止は出来るが、リモコンが無いとスロー再生やコマ送りなどが出来ないのだ。
マジックでは、その機能が必要である。残念だが、リモコン無しでは使えないので気持ちだけ頂くことにした。
自宅に戻って、ネットで検索してみたら、SANSUIと云うメーカーが再生のみの機械をまだ売っているらしい。
まだ作っているのかどうかは不明であるが、同じ機種の新品を販売している小売店が数店存在していた。
価格はどこも似たり寄ったりで送料無料で17,000円前後である。これなら新品を買っておいた方が良さそうであるから、早速注文しておいたのであった。
これで一応一安心だが、昨今の電器メーカーはユーザーというか、コレクターに対して不親切過ぎやしないか?