転倒に依る骨折で病院に入院して治療を受けていたが・・・。
私も妻も、ほとんど毎日病院に顔を出して、ベッドから起き上がれない母の食事の介添えなどをやっていた。
2日程前から、車椅子に乗せて病院内を動くことを始め、リハビリを重視する方向になってきたようだ。
そうなると、病院の病室は救急患者の為に空けておきたいからと、同系列のリハビリセンターに転院して欲しいとの要請があったのである。
病院への入院ではタイミング良く個室があったから、イビキが物凄い母も周囲に気兼ねなく過ごせたのだが・・・。
リハビリセンターは混んでいて、個室に空きが無いと云う。個室が空くまでは4人部屋に入ることになったのであった。
転院には家族の同伴が望ましいと云うので、夫婦で午前中に会社を休んで引っ越し作業を手伝ったが・・・。
これの延長線上にあるのが、最近のメディアに載っていた「介護休職」と云うものなんだろう。
まだ、時間の自由度が高い職業と地位に居るから、病院からの急な要請にも対応できるが、務め人なら、そうそう会社を休めるもんじゃぁないだろうと思う。有給休暇だって零細企業では簡単には取れないだろうし・・・、介護の為に休職するというのもやむを得ないことなのだろうなぁ。
少子高齢化で、介護を必要とする人の数は爆発的に増加するのに、介護をする側の人数は圧倒的に少ない。
生産性を上げなければならない若者が、逆に生産性の少ない介護ばかりをやっていたら、家庭も国も破綻してしまうであろう。
これは、抜本的に考え直さなければならない大問題である。
私の場合もそうだったが、ある日突然に事態が襲ってくる。しかも、それが複数だと精神的な疲労感もそうとうなものである。
おそらく日本全国で同じ様な事態が起きているんだろうなぁ〜。
実感した。