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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2017-03-11-Saturday 6年

あれからもう6年も経つのか

東日本大震災から6年が経過して、テレビでは復興の様子が映し出されていたが。いまだに復興はなっていないと感じる。

阪神淡路大震災の復興スピードと比較すると、かなり遅いように感じるがなぁ〜。

地理的な重要度の差と云うことか。

神戸が復興しなければ、東京と九州方面とを結ぶ線が使えないから、経済的にも早急な復旧が必要だったのは理解できる。

しかし、対して東北の復旧の遅さは、ちょっと酷いんじゃないのか。

福島第一原発事故の放射能の影響もあるのだろうが、差別しているような感じがしてしょうがない。

地面の高さを嵩上げして、新たに町を造ると云う工事はどうなんだろう?

嵩上げした地面は、どう固めても、所詮は地盤が緩いのだから、地震で崩れるんじゃぁないのか?

私ならそんな場所に家や会社を建てる気にはならないがなぁ〜。

所詮、日本は地震多発国と云う運命からは逃れられないのだ。この国に暮らす以上は、地震や台風などの自然災害とは付き合っていくしかない。

人間の手で防げるなんて考えは、自然を甘く見ている。人間のおごりだ。

人間は、自然に対しては弱い存在であるだから、その恩恵を受けながら暮らすには、災害も謙虚に受け入れて生きていくしかないのではないだろうか。

高い防潮堤とか、嵩上げとか、自然から見たら小賢しいとしか見えない愚行なのではないだろうか。

実際に現地を見ておらず、テレビの画面に映る範囲でしか分からないが、新しく出来た商店街は綺麗過ぎて、尚且つスッキリし過ぎていて、生活臭がまるで感じられない。

直線で見通しの良い、広い通リは、商店街としてはどうなんだろうか?

私には、開発者の意図がまったく理解出来ない。

私が「北の屋台」を造る時に目指したものは、人間らしさであり、生活臭であり、猥雑さである。

東北の良さが、まるでない。

落ち着いた頃に現場を訪ねてみようと思うが・・・。

福島第一原発もどう処理すると云うんだろうか。この先、廃炉まで40年以上も掛かっては、この地域は陸の孤島のままであろう。

故郷に帰りたいと云う希望は理解できるが、現実的に40年ってことは次の次の世代と云うことである。

建前論は横に置いて、もっと本音で語る必要があるのだろうなぁ。