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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2017-03-29-Wednesday 旅行会社

旅行会社てるみくらぶが破産したが・・・。

私も旅行が大好きで、これまでに色々な所に行っているが・・・。

春休みの旅行シーズンのド真ん中で、いきなり破産って云うのは、ちょっと酷いんじゃぁないだろうか?

まだ、旅行に出掛けていない人は、1%程度しか返金されない見通しと云うのだから頭に来るであろうが、それでも詐欺にあったと諦めるしかないだろう。

が、しかし既に現地に行っている人達は、どうするんだろうか?

元々、旅費を安くあげようと考えて、この「てるみくらぶ」を選んだのだろうから、それほど金銭的に余裕がある人達ではないであろうなぁ〜。

国内旅行なら、言葉も通じるし、陸続きだから、最悪歩いて帰ることも可能だし、まだ何とかなるであろうが、海外となると大変だろうなぁ〜。

安い旅行であるから、もちろん添乗員も付かないであろうし、外国語が堪能ならよいが、ほとんどの人は言葉も通じないだろう。

ドライな国柄であれば、金が無い客など相手にもしてくれないであろうから、ホテルから追い出され、帰りの飛行機のチケットも購入できないとなったら、途方に暮れてしまうだろうなぁ〜。

楽しいはずの旅行がこれでは悪夢である。

トラベルにトラブルは付き物であるが、この事態を個人で解消するのは至難の業であろうなぁ〜。現地の日本大使館に駆け込むくらいしかないであろうが、大使館が近くにない場所だったら・・・。

こんなギリギリまで、破産を伸ばしたのは罪作りであるなぁ〜。

80人程度しか社員がいないのに、新卒者を50人も内定を出していたともいうのだから呆れる。この女性社長は、自分のことだけしか考えていなくて、他人の事などは、どうでも良いのだろうなぁ〜。

もう後2〜3日で社会人になると云う若い人たちに、この時期にいきなり破産なんて、彼らの就職先を今から手当なんぞ出来ないであろう。

旅行だけでなく、他人の人生までもフイにさせた罪は重いぞ。

今回の事で、私も以前、知人がやっていた旅行会社と、似た様なトラブルに巻き込まれたことがあったのを思い出した。

2000年の夏休みの家族旅行である。

この当時、「北の屋台」のことで、ハチャメチャに忙しかったが、家族旅行ってものは、行けるときに行かなければ、暇になってから行くと云うのは逆に難しいものだ。

子供らの夏休みの日程にも合わせて1年前から計画し、10ヶ月前に知人の旅行会社に依頼したのだが・・・。

1ヶ月前になっても飛行機のチケットもホテルも取れていないと云うので、妻が不審に思って、直接、会社に出向いたら、社長を務める知人の兄貴が対応して「キャンセルしてもいいですよ、ただしキャンセル料をいただきますが・・・」と云うので、憤慨して親会社に電話したのだが・・・。

何ひとつ予約がされていないと云う返事である。発注もしていないでキャンセル料だってぇ〜?

本人に詰問したら「エ〜ッ電話しちゃったの〜?」と云う。キャンセルが出るギリギリ直前まで待って、安く購入し、その差額をポケットするつもりだったと云うのである。

この旅行会社もそれから、すぐに倒産したが、資金繰りに困っているところは似た様なことをするんだなぁ〜と感じた。

やっぱり、安さよりも信用が一番である。