マジック・ミュージアムであるが・・・。
去年の9月30日に一旦閉館して、再整備をやってきたが、送られてくる寄贈品が多過ぎて、全然整理が行き届かないままである。
しかし、すでに4月29日にオープンさせると公言してしまった以上は、開館せざるを得ない。
去年の閉館後の11月9日に、砂川市の方から、寄贈されたイリュージョン道具(大掛かりなマジック道具)の展示スペースが足りないので、とりあえず、組み立てて1階の空きスペースに置いてあったのだが、シャッターを下ろしたままでは、何ともモッタイナイ。
だが、寄贈されたイリュージョン道具をそのまま展示しても単なる箱にしか見えないから、いかにもマジックを演じている様に見せたいと考えたのだ。
そこで、女性の頭、腕、足などのマネキン人形の部品を購入してきた。
これらを使って、人体切断、ジグザグなどを、さも演技中のような演出にして展示しようと考えたのである。
更に、3階に飾ってあった人体浮遊のマネキンを下ろしてきた。
これで3つの道具が生きてきた。
しかし、通路を通り抜ける人達が、皆、口々に「何これ!気持ち悪い〜」と声に出して歩いて行く。
どうやら、おばけ屋敷みたいな感じに見えるようだ。
このままでは、パッと見、マジックの展示には見えないらしい。
そこで、更に、女性マジシャンの恰好をしたマネキン人形を下してきた。
これによって少しは、マジックらしくなった。
通過する人をギョッとさせるのも、よい宣伝になるかもしれない。