先週封切りされているが、身体の具合がよくないので、先週は外出を止めにした。予定では、先週にこの「ザ・グレーティスト・ショウマン」を観て、今週は「空海」を観るつもりであったのだが・・・。
この映画は、サーカスの創始者P・T・バーナムを主人公にしたミュージカル映画である。
私は、マジック関係書籍の蒐集をしており、その中にはショウビジネス関係のものも多い。古今東西の「見世物小屋」関連の書籍も多数所持しているが、その中に、米国で出版された、このP・T・バーナムの「フリークス」という写真集もある。
今回の映画の中にも多数登場するユニークな姿形の人々の写真集である。
この映画で描かれているバーナムは、私がこれまでに抱いていたバーナムの人物像とはかなりかけ離れて、かなり良い人間風に描かれている感じがしたが・・・。
私は実際にバーナムのショウを観たわけではないから、あくまでも文献や写真などで知る限りであるが、この映画の様なアップテンポの演出ではなかったように思う。それでも、あの当時のショウとしては画期的な演出であったことはたしかであろう。
まぁ、映画であるから・・・。現代人にも受けるようにアップテンポにしたのであろう。
細部の描写が少な過ぎる感じがするが、その分展開のテンポが速くて小気味良い。音楽が素晴らしく。「This is me」は感動した。
主演のヒュー・ジャックマンは、X−メンの超人ウルヴァリン役のアクション俳優というイメージが強かったが、レ・ミゼラブル以来、すっかりミュージカルスターという感じが定着したなぁ〜。