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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2018-05-08-Tuesday 呪術について

この2,3日の私のブログに対して

いくつかメールを頂いたが・・・。

ハッキリ言って、皆さん、文章読解能力が欠如されているのではないですか?一人一人に反論を書くのは面倒なので、まとめてここに書くことにします。

私は、呪術の力がこの世に本当にあるなんて一言も言っていませんよ!

歴史的事実として「呪術」は、それを信じる者にとっては、本物の毒よりも強力な武器であったと言っているのです。

昔の人(日本では明治まで)は、「呪い」を掛けられることを極端に恐れていたと言う事実があるのです。

人間の「思い込み」と云うのは、身体にも精神的にも結構な効果を及ぼすものです。「呪い」を信じる人にとっては、「呪い」を掛けられたと思った瞬間に、恐れや悩み等が生じて、心身に影響を及ぼし、衰弱して病気になったり、鬱になったりしてしまうのです。

それを、科学を信じる現代人は「呪術」のパワーだとは思いませんから、「呪い」なんて非科学的なものなんて・・・と一笑に付してしまうだけでしょうが、「呪術」を信じる人にとっては人生の重大事だったのです。

私は、それを言っているのであり、「呪術師」の能力が本当にあったなどとは一言も言っていません。

ただし、結果として「呪術」が効力を発揮することは、掛けられたと思い込んだ人間の側の「思い込み」の度合いによっては、有り得ることだと思います。

それが今日に至るも「迷信」の類を信じる人が大勢居ることからも窺えると思うのです。

昔の人は「呪術」を信じていました。だから、その行動原理は「呪術」に大きく左右されていたと考えなければならないでしょう。しかし、学者の多くは科学者でもありますから、「呪術」なんてと端から馬鹿にしてしまい、昔の人達の「呪術」を信じる立場にたって考えることをしないのだと思います。

「呪術」を掛けられるということは、人生の一大事だったのです。

一旦掛けられてしまえば、その「呪術」を取り除かなければ、安心して暮らすことは出来なかったのです。

今回の私の説は、日本人のメンタリティーで考察していますから、果たして12世紀のカンボジア人のメンタリティーと合致するかどうかは分かりません。

しかし、世界中、似た様なものだったのではないかと推察できると思っています。

良く、文章の中身を読まずに、表面的に捉えて、私が「呪術」を信じているのだとは思い込まないで下さい。

むしろ、私はマジシャンとして「呪術」を否定する方です。その為に文献を集めて研究しているのですから。