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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2018-06-03-Sunday 橋爪紳也教授

十勝環境ラボラトリーを作った時からだから、

かれこれ22年の付き合いになる。

現在は、大阪府立大学特別教授で建築史・都市文化論を教えている橋爪紳也さんだ。

TKL(十勝環境ラボラトリー)(1996〜2006)をやっていた頃は毎年の様に十勝を訪問してくれていたが、今回の訪問は5年振りくらいである。

橋爪教授は年間120〜150日くらいもホテルで過ごすと云うほど多忙な人で全国各地を飛び回っているが、去年の私の癌治療後の経過と、「マジック・ミュージアム」をわざわざ視察しに来てくれたのである。

橋爪紳也教授は「見世物小屋」などの研究もしていて、私が1999年から「北の屋台」の研究を始めた時には助言もしてもらった。

私が蒐集していた「マジック」の資料の中には、「屋台」「大道芸」「見世物」なども含まれているし、橋爪教授の父親の趣味がマジックだったこともあって、とても話が合ったのである。

マジック・ミュージアムを一目見て「これ、今後どうするの?」と心配してくれた。モノが大量に溢れているから数多ある日本中の「博物館」とは雰囲気も展示方法も異質であるからだ。「別館を建てるか、企業のスポンサーでもみつけて移すかしないと・・・」と云う。私一人の手には余る代物と云うことをあっさりと見抜いてしまった。

それが悩みの種なのである。

夕食を食べた後で、北の屋台出身者のやっている店「オブリガータ」に連れて行ったら、この春に帯広を離れる人の送別会の最中であった。そのメンバーの中に橋爪教授のことを知っている関西出身の人が居て、顔の広さに驚いたのだが、その店を出て、駅の方面に向かう途中で、テレビの撮影をやっていた。その中の一人が、これまた橋爪教授のことを知っている人であった。遠く離れた北海道の帯広で、わずか数分の間に、橋爪教授をご存知の人に2人も出会うとは・・・。ビックリポンである。

翌日曜日、十勝のほとんどの施設は案内済みだし、春夏秋冬のあらゆる季節も、農場での体験も経験済みであるから、何処に案内しようか?と考えた。

いろいろ考えて大樹の宇宙施設に案内することにした。

高速道路(正確には高規格道路)に乗って大樹まで向かう。帯広空港までは高速道路に乗るが、空港の先は1度だけ次の中札内まで乗っただけ、その先にはまだ行ったことがない。

こんなに整備されているとは思わなかった。下の一般道を走るよりも遥かに早く着く。高速道路というのは便利なものである。