ブラジルのリオデジャネイロの200年の歴史がある国立博物館で2日、大規模な火災が発生し、建物が全焼、2000万点に及ぶ収蔵品の多くが消失したという。
地元メディアによると、閉館後であったが為に、怪我人などは確認されていないようだが、収蔵品およそ2000万点の多くが焼失した可能性があるという。
この博物館は1818年に建てられたもので、恐竜の骨や、ブラジルの先住民文化に関する展示などで知られていたという。
私も「マジック・ミュージアム」と云うマジックの博物館を作っているから、こういうニュースには敏感に反応してしまう。
マジック・ミュージアムの収蔵品は、大小全部まとめてで7万点ほどであるから2000万点の収蔵品というのが、いかにすごいのかが分かる。
200年間も掛けて集めた2000万点の収蔵品が一夜にして焼失してしまったと云うのだから、文化的損失は計り知れない。関係者のショックは相当なものであろう。再び同じモノを集めることはもう出来ないであろう。
火事は怖い。我が家も昭和42年に自宅と店舗が火災に遭って全焼し、家族の写真から貴重な絵画なども全て焼失しているから、火災の怖さは身を持って経験している。お金には変えられないモノと云うのがこの世にはたくさんあるのである。