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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2018-11-04-Sunday 寄贈が・・・

今日のニュースには寄贈の話が多い。

まずは、作家の村上春樹(69)が、母校の早稲田大学に、原稿・蔵書・著書・世界各国で翻訳された著作・(約2万点の)レコードコレクションなどを寄贈すると発表した。

大学側は、国際的な研究センター「村上ライブラリー(仮称)」の設置を検討していると云う。

鎌田薫総長は「世界中の村上ファン、日本文学、日本文化をより深く学びたいと考える研究者が必ず訪れるような拠点にしたい」と述べた。

早稲田大学は、来年度から資料の受け入れを始め、施設の整備を順次進めて、蔵書やレコードが並ぶ書斎のようなスペースも設置する計画だと云う。

村上春樹が早稲田大学に寄贈する理由は「子どもがいないので、僕がいなくなった後、資料が散逸すると困る」と説明したと云う。

貴重な資料やコレクションなどが、死後に散逸してしまうのは、後世の人間にとっても大きな損失であると思う。一旦、散逸してしまうと、再び集めるのは至難の業になるのである。

2件目は、歌手の三橋美智也(故人)の出身地の北海道渡島管内上磯町(現北斗市)に、三橋美智也音楽事務所(大阪市)から、遺品約4500点が寄贈されたと云う。

今日4日から北斗市総合文化センター「かなで〜る」約250点を展示する会を開催すると云う。

今年3月の三橋美智也の二十三回忌に合わせて、地元のファン団体が展示会の開催を事務所に相談したところ、事務所が「(三橋)先生の古里で遺品を飾って欲しい」と北斗市への寄贈を決めたのだと云う。

寄贈を受けた北斗市側が「三橋美智也記念館」のような施設を造るのか、どうかと云うのは、言及していなかったが・・・。

私も「マジック・ミュージアム」を立ち上げて、マジック文化を後世に残したいと考えているが、人口の少ない帯広に作っても・・・と言う人達も多いのは事実だ。

しかし、今後の「まちづくり」の観点からみても、マチの特徴として「唯一無二」の存在というのは大きい事だと考える。

大勢が価値を見出せる様なモノならば、世界中から見学者が訪れる様にもなるだろう。

ただ見学するだけではなく。マジックの実演付きで、楽しめる施設でもあるならば、マジックを職業や趣味とする人だけではなく、一般の人も楽しめる場所に出来る。それがマジックの強みであると考える。

今回、世界一のマジシャンの島田晴夫さんが、自身の道具や衣装などをマジック・ミュージアムに寄贈して下さると発表されたのは、散逸させたくないと云うこともあるだろうが、マジック文化の発展の為でもあると思う。

私に課せられた責任も大きくなった。心して取り組まなければ。