生涯学習の高齢者大学院での講演である。
宴会などでマジックだけをやって欲しいという依頼は断っている。
太り過ぎてしまって衣装が着られないからだ。マジックだけをやるには、やはり恰好から入らなくては、様にならないのである。
その他にBGMも用意しなければならないから、準備だけでも大変になるし、練習する時間もない。
逆に、90分間の話すだけの講演を依頼されると、話だけではツマラナイので、マジックを交えての話にして、聴衆を飽きさせないようにしている。
講話の間の一寸したマジックなら衣装はいらないから、普段着の背広姿のままでもOKなのだ。こうして楽をしているとマジシャンとして段々堕落していくのであるなぁ〜・・・。
今日の講演会の題名は、主催者側から「マジックで人生楽しく」と設定された。マジックのエピソードを話すだけでも、結構な時間にはなるのだが、マジックの歴史などの堅苦しい話だと面白くもないだろうし、「松旭斎〇〇の・・・」とマジシャンの話をしても、そもそも70歳以上の聴衆相手にマジシャンで知っている名前は「引田天功」「か「Mr.マリック」くらいしかいないのである。
だから、マジックを題材にした講演をするには、実演を入れないと時間が持たないということでもあるのだ。
今日は、話の前半、真ん中、最後と3つのマジックを演じたのだが、話よりも実演の方が圧倒的にうける。
その内に、私のマジックのスタイルが「マギー司郎さん」のような「おしゃべり」中心の感じになっていくのではないだろうかなぁ〜?