3・4年生の校外学習として「マジック・ミュージアム」を見学したいと云う申し出が年末にあり、今日22日の昼に対応した。
浦幌中央小学校の生徒13名と引率の先生2名の合計15名の参加である。
引率してきた教頭先生が、私の長女が習ったN先生であると挨拶されたのでビックリしたのであった。
小学校の中学年(3・4年生)は、まだまだ純朴で可愛らしいからマジックもやり易い。純粋に驚いてくれるので演じ甲斐もあろうというものである。
マジック・ミュージアムを開館してから、マジックを演じる機会も増えたので、かつての演技勘がかなり戻ってきているように感じる。
やっぱり、マジックは多くの回数を演じなければ自分のモノにならないのである。
大学生時代には一日に7〜8時間近くも練習していたし、若い時には指先も良く動いたものである。身体もスマートであったから見た目も良かったはずであるが・・・。
当時はシャイで、あがり症でもあったから、舞台が終わった途端に胃がキューッと痛くなったものだった。胃薬が離せなかったほどであった。
現在は、太ってしまって舞台衣装は着られないし、指先もかつての様には華麗に動かない。そもそもが練習不足であるし、見た目も、技術的にもかなり落ちているはずであるのだが、年齢を重ねた結果なのだろう、人間がズーズーしくなったのか、まったくあがると云うことがなくなったのである。
テレビに出ようが、大舞台で大観衆の前に立とうがまったく緊張するっていうことがなくなったのである。
太目の身体は「貫禄」がある様にも見えるらしいから、他人様からは余裕を持って演じているかの様に映るらしい。
これがベテランの味ってか!
学生時代にこの図太い神経があったなら天下無敵のマジシャンで「向かうところ手品師(敵無し)」であったろうに・・・。
人生ってのは上手くいかないものであるなぁ〜。またそれが良いのだろうけどね。