例に依って「夫婦50歳割引き制度」で一人1100円、夫婦2人で2200円はコストパフォーマンスが優秀な娯楽である。
「グリーンブック」と云うのは、1960年代のアメリカ南部を黒人が旅行する際のガイドブックの名称らしい。
南部の黒人差別は、かなり酷くて、レストラン、ホテルは白人オンリーの所が多く、トイレも別である。
インテリでジェントルマンで繊細な天才ピアニストのドクター・シャーリーが黒人。粗野で腕力があって、言葉巧みに機転が利くイタリア人のトニ—が、黒人ピアニストのコンサートツアーの運転手として雇われる話。
アカデミー作品賞を受賞した映画であるから、見てみたかったのである。
まぁ、面白かったし、笑える場面も多かったが、アカデミー賞を取るほどの作品かと云うと・・・。
実話を基にした作品だと言うから「へえ〜」と思うところは多かったが、それ以上のモノは感じなかったなぁ〜。
脚本を書いた一人が、トニーの息子だと言うから、かなり父親を美化しているような気がするなぁ〜。
身内が身内の伝記を書くとこうなるんだろうなぁ〜。
アカデミー作品賞にしては、少々物足りなかった。