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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2019-08-08-Thursday 大道芸の取材

10日から始まる「大道芸」の歴史について取材したいと

十勝毎日新聞社の記者が10:00にマジック・ミュージアムに来た。

今日は15:00から坂本ビルで「とかち夏空大道芸ウィーク」の会議が開催されるので、ちょうどその準備をしていたところであった。

最初は、何故「大道芸」を始めたのか?と云う質問である。

何度も、このブログにも書いているが、2002年の8月13日に、北見のマジシャンのMr.アガック氏から、北見で大道芸をやったのだが、帯広でもやりたいので場所を提供して欲しいと言う依頼があって、大道芸人の「クリスピー・クリス&キャプテン・ケーボー(現在のファニーボーンズ)」のコンビとマネージャーのユキナ、そしてアガックの4人が私の会社を訪ねて来たのである。

翌14日から16日までの3日間は、帯広平原まつりで、駅前の西2条通りを歩行者天国にするので、坂本ビルの前の場所を、まつり実行委員会に掛けあって使用許可を取ってあげたのである。

大道芸は、普段の日は道路上(車道も歩道も)では演じることは許されていないのである。

学生時代にはプロマジシャンになることを夢見ていた芸能界志向であった私は、4人と一緒に酒を飲みながら、芸能論を展開して意気投合したのであった。彼らは、それぞれ一人ずつで演じていたが、この年にコンビを組んで一緒に始めたのだという。

14日に彼らの演技を初めて見た私は、大道芸って面白いなぁと感じた。

クリスは、現在は2人で演じている「ゾンビーズ」を一人だけで演じていたし、ケーボーはライオンに扮して、火の輪を潜ったり、火を吹いたりしていたのである。

マンネリ化していた平原まつりに退屈していた帯広の観客は初めて見る大道芸には興奮したようで、とても良くうけていた。

14日の演技が終わった後で、北の屋台に連れて行って飲食をしたら、明日はここの広場でもやりたいと言う。

もちろん大歓迎だ。

15・16日と、昼間は平原まつり、夜は北の屋台で演じたのだが、屋台は客が酔っていたこともあって、投げ銭の入りが良かったのである。

東京に比べて、気温は低くて過し易いし、食べ物は美味しいし、投げ銭も多いと大満足して「来年は仲間を連れて来てまた演じたい」と云う。

これまた大歓迎だ。

翌2003年には、仲間達を引き連れてやって来た。その仲間達も大満足して帰って行った。

この2003年に、私は静岡市から北の屋台の講演で招聘された。その同時期に静岡市では「大道芸ワールドカップin静岡」が開催されていた。

その前夜祭が市民会館みたいなホールで出演全芸人が顔見世的に1分間くらいずつ演じていく催しがあり、その招待券を2枚もらったので、1枚を十勝毎日新聞社の高橋幸彦事業部長に上げたのである。

その高橋部長は、帯広の大道芸を大掛かりにしたいと私に相談に来ていたのだ。ちょうど良い機会だから、一緒に静岡の大道芸ワールドカップを見ようということになったのである。

2004年には北海道の補助金(3ヵ年)が受けられることになり、招聘芸人も十数人は呼べることになった。私や北の屋台のスタッフだけでは人手が足りないので、実行委員会を組織して運営することになったのである。

そんな内容を答えたのであった。