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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2019-11-26-Tuesday 来館者

今日の午前中に・・・、

3階のマジック・ミュージアムの入口に設置してある、6階事務所直結の呼び鈴が鳴った。来館希望者が押したのである。初老の男性で一人だけの来館である。

完全予約制で2名様からの入場としているのだが、たまたま暇であったので、入館をOKしたのであった。

6階の事務所から3階のマジック・ミュージアムに降りていったら、スーツケースを持っているから旅行者の様だ。

「マジックをご趣味にされているんですか?」と聞いたら「いいえ」と言う。

「何でここのことをお知りになったのですか?」と聞いたら「テレビのなんでも鑑定団を見ました」と答えた。

私は、2017年3月23日にBSジャパンで放送された石坂浩二が司会する番組「開運!なんでも鑑定団 極上お宝サロン」に「日本唯一のマジック・ミュージアム館長」として出演したのである。

「ご旅行中ですか?」と聞いたら「帯広畜産大学の卒業生で、学生時代に入会していたクラブのOB会に出席する為に久し振りに帯広を訪れた。中心街の寂れ様はヒドイねぇ〜」と言う。

入場するなり、入り口付近に飾ってある「オートマタ(ヨーロッパの古い自動人形)」の「美人手品師」の所に行き「あぁ〜、やっぱりここにあったのか・・・」と言う。

聞けば、2年前に私が札幌の北大病院に入院中にネットオークションでこのオートマタを見つけて落札したのであったが、この来場者もその入札に参加していたのだと言う。

このお客さんは「自分は、同時に出品されていた黒人がタバコを吸うオートマタの方を落札しました」と言う。そういえば確か3点ほど同時に出品されていたなぁ〜。私は「マジック」関連のモノにしか興味が無かったので、他の2点はあまり覚えていなかったのであるが・・・。

どうやらカラクリ人形が好きなのだろうと質問したら、嬉しそうにスマホを取り出して、自分のコレクションの動画や写真を見せてくれたのであった。

マジックにはさほど興味が無いが、人形や不思議には興味があると言う。どこの誰なのかは名乗らないが、話の内容から、広島か岡山辺りにお住まいの方の様であった。

「超能力」には興味があるとのことで、「千里眼事件」の福来友吉、御船千鶴子、三田光一などの名前がスラスラと出てくる。

展示品の写真もたくさん撮っていたが、昔の西洋のマジシャンの胸像を飾ってある場所では「ハリー・フーディニ」や「ロベール・ウーダン」のことは知っていた。

正体不明のご客様ではあったが、話題は共通点が多く、楽しい会話が続いたのであった。

実に面白いことだなぁ〜。午前中からこう云うことがあると一日が楽しくなる。