考えていたのだが・・・、
豊洲亭は昨年のかなり早い段階ですでに満杯になっており、キャンセル待ちでしか申し込みが出来なかったのである。
連絡が無いから、すっかり諦めていたところに、元旦の午後になってホテルから「急なキャンセルが出ましたが如何でしょうか?豊洲亭ではなく豆陽亭の方なのですが・・・」との連絡が入ったのである。
まさに急な案内ではあるが、別段、他に予定が入っているわけでもないから家族4人で行くことにした。
しかし、問題がひとつだけあった。それは、あまりにも急過ぎて愛犬を預ける場所がないということである。
結局、自宅に置いていくしかないという結論になったのだが、その時間を極力短くすることで愛犬にも我慢してもらおうと、夕食の始まる時間ギリギリにチェックインし、朝一番でチェックアウトして帰宅することにしたのである。
かなり慌ただしいスケジュールであるが仕方がない。
夕方にいつもよりも長〜い散歩してから出掛けたのであった。
ホテルにチェックインをしたら、食事までの30分間、ロビーで「大道芸人のマジックショー」をやると云う。
受付の人が、私のことを知っていて「坂本さん、飛び入りでマジックやりませんか?」と冗談で云う。
出演者は札幌から来た大道芸人でジャグリングとマジックを合わせたショーをやると云う。
最初から最後まで見た後に、投げ銭を持って行って「帯広のマジック・ミュージアムの坂本です。頑張って下さい」と声を掛けたら「マジック・ミュージアム知っています。光栄です。ありがとうございます」と喜んでくれたのであった。
食事はバイキングスタイルであるが、ここの食事は美味しいことで定評がある。ホテル側からはシャンペンのプレゼントがあって気持ち良く酔いながら美味しい夕食をすることができた。
食後はロビーでビンゴゲームをすると云う。売店で4枚(500円×4人分)を購入してビンゴゲームに臨んだら・・・。なんと、なんと息子のカードがビンゴ達成第一号で列が揃ったのである。景品は「豊洲亭ペア宿泊券」である。アッと言う間に元が取れてしまった。
その後、娘は可愛い「雪ソリ」のボードが当たったのだが、私達夫婦は2人ともホテル売店の300円の割引き券であった。その割引券を使って売店で買物をしている最中に、幼い女の子の客がボードを欲しがったので娘はプレゼントしたのであった。東京に持って帰ることも出来ないからね。
部屋に戻って、私以外の3人は大浴場に温泉に入りに行く。私は前立腺癌のホルモン治療の副作用で身体が女性化してオッパイが出てきたので、それ以来大浴場に行くのが恥ずかしくなったので、部屋に付いている温泉浴場に一人で入ったのであった。
3人が部屋に戻って来てから、ビールを飲みながら家族4人でいろいろな話が出来た。
翌朝は6:45の朝食開始時間に合わせて食事をする予定にした。妻と娘は食事の用意や片付けをしなくて良いので、とてもリラックス出来たと喜んでいたのであった。今回の温泉旅行は急な展開ではあったが、家族団欒のとても良い機会であった。