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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2020-08-26-Wednesday 廃業

また馴染みの店が廃業した!

帯広近郊で唯一残っていた古本屋の「春陽堂」が、コロナ禍が原因かどうかは不明であるが、廃業したとのハガキが届いた。

我が社の隣の10丁目に店舗があった頃は毎日の様に顔を出していた。「マジック関係」の書籍はほとんど扱っていなかったのだが、十勝管内の貴重な出版物を中心に扱っていたから、郷土の歴史が好きな私は贔屓にしていたのである。

十数年前にこの中心街にあった店舗を閉めて郊外に移り、藤丸デパートで年に数回開催される「古本まつり」に出品をしていたから、そこで顔を合わせるくらいであった。

毎年、在庫目録を送ってくれていたので欲しい本を見つけたら、FAXで注文することが主になっていたが・・・。廃業通知のハガキによると、「完全廃業」すると書いてあって自宅・店・在庫本はすべて処分をしたとのこと、また十勝から文化の一つが消滅してしまった。とても残念である。

私は、旅行先でも古本屋を見つけたら中を覗いて見る性分なので、「古本」とか「古書」とか云う文字を見掛けると気になって仕方がない。以前は引退したら古本屋の親父になりたいなんてことを夢想していたくらいなのだが・・・。

古本屋ほどではないが、新しい出版物だけを扱う本屋も好きなのである。そもそも本を読むことが大好きなのだが、背表紙を眺めて歩くのもまた好きなのである。

昨日、会社帰りに本屋に寄ってみたら・・・

「ゴーマニズム宣言 コロナ論(小林よしのり)扶桑社」(2020.08.24発刊)という本をみつけた。

漫画家の小林よしのりが過激な内容の本音を、漫画に描いて主張している本で、「戦争論」「天皇論」など硬派な内容でなかなか面白いシリーズである。

パラパラっと立ち読みしたら、コロナウィルスに対する考え方が私に似ているし、メディアや専門家と称する学者に対する意見も辛辣でなかなか面白い。早速購入して読んでみた。

「コロナの女王」こと岡田晴恵や羽鳥慎一モーニングショーの「PCR検査真理教」の玉川徹など、作者があまり良い印象を抱いていないであろう人物の似顔絵の表現が秀逸で笑ってしまった。

小林よしのりと私のコロナウィルスに対する評価は、ほとんど一緒で「風邪やインフルエンザと大差ない」であったが、違うのは、私は「マスク着用」はやった方が良いと思っている点である。彼は「喘息持ち」でマスク着用は辛いと云う。まぁ、対策は一人ひとり体質や持病などによって異なってもかまないと思う。

要は、手洗い、うがい、換気などが大切なことは、風邪の予防と変わらない。咳エチケットととして、風邪に罹った人はマスクをするということが大切なのだ。

日本の政府も、ようやくコロナウィルスを「指定感染症2類」から外すことを検討し始めたようであるが、テレビ番組でコメントしている医者の中には、まだ感染拡大の危険性を力説する人がいる。

所詮「リスクゼロ」の世の中などありはしないのだ。リスクといかに共存していくかを考えなければならないのに・・・。

こう云う科学的リテラシーが不足する「恐怖心」だけを煽る医者をコメンテーターにしておくのは、社会的に危険である。

日本国民も最初は、コロナ禍の非日常を楽しんでいる風であったが、さすがに、ここにきて、このままではマズイと思う人が、少しずつ増えてきたのではなかろうか?

ソーシャル・ディスタンスは早急に止めるべきである。文化が破壊される前に・・・。