ここ最近の北海道、特に札幌市ではコロナ感染者数が大幅に増加しているし、先週は十勝でも数人の感染者が出ている状況であるから、大勢の親族が集まっての飲食も難しい情勢なので、帯広在住の5人の親族だけが西雪家の仏壇の前でお坊さんに読経してもらうだけにしたのであった。
2日は父の月参りの日である。十勝ではそろそろ雪が降る季節であるから、墓参りにも行けなくなる季節になるので、1日(日)には両家の墓参りをして来たのであった。
今年は、コロナ禍で気分がパッと晴れることがない。
妻もここ最近は気分は沈んだままである。気晴らしに何処かに出掛けたいと思うが、このコロナ禍では政府がいくらGoToキャンペーンとやらを推進しても、もしも感染したらと思うと気軽に出掛けることが出来ない。
自分がコロナに感染しても風邪と変わらないと思っているからコロナに罹るのが怖い訳ではない。
もしも感染してしまったら、2週間の入院、会社は消毒、濃厚接触者にはPCR検査など等が待っている。他人に迷惑を掛けることになるのが嫌なのだ。
政府が、指定感染症の2類相当から、5類に下げてインフルエンザと同様の扱いにしてくれたら、何の気兼ねも無く出掛けられるのだが・・・。
恐怖を煽りたいのかメディアが感染者数が増加している報道を盛んにやり続けるから、この状況での変更は難しいだろうなぁ〜。
メディアは視聴率を稼げるから良いと思っているのだろうが、こんなバカなことを続けていたら、取り返しのつかないことになるのが分からないのだろうかなぁ〜。
そんな中で、映画界は「鬼滅の刃」が凄いことになっているとの報道である。日本全国の映画館が連日、超満員になっているそうだ。
これだけ日本中の国民が、マスク、手洗いを励行していれば、そう簡単には感染しないであろうし、万が一罹ったとしても基礎疾患がない人は重症化しないらしいのだから、なにも国民全員が自粛などする必要はないと思うのである。
誰だって、すすんで病気に罹りたい人間など居ない。
過剰な対応は、人間関係をズタズタにして、要らぬ衝突を多発させ、犯罪や喧嘩を増やすだけである。
映画館は換気もしっかりしていると宣伝しているから、私は、まったく心配していないので、夫婦で気晴らしに映画を観に行くことにした。
しかし「鬼滅の刃」を観に行くのはさすがにチョットなぁ〜と思ったので邦画「罪の声」を観に行くことにした。
1984年に大阪で起こった「グリコ・森永事件」を題材にした映画である。フィクションだと謳っているが、企業名などは変えているものの、ほぼ実際の事件を扱っている。
事件で犯人に使われた子供の声による指示、その声を録音したテープがこの映画の発端になる。
36年前の事件であるから、当時は子供であった声を吹き込んだ子も、生きていれば40〜50歳代になっているはずだ。
面白い視点である。2時間超の長い映画であったがとても面白かった。
映画はコストパフォーマンスの良いエンターテインメントであるが、やっぱり映画館で観る方が断然良い。
コロナ禍でエンターテインメント業界を潰してはツマラナイ人生になってしまう。