「帯広のお菓子でも送るかい?」とメールしたら、返ってきたのは「お菓子はいらないけど、マルちゃんの焼きそば弁当と屋台十八番が欲しい」という返事であった。インスタント食品をリクエストされるとは思わなかった。
「マルちゃん」といえば「東洋水産」だ。東洋水産は北海道の企業ではないはずなのに、「やきそば弁当」や「屋台十八番」は北海道限定販売のインスタント食品であるらしい。
子どもらは「何故だか知らないが、この商品は北海道でだけしか販売されていないから本州では買えないのだ」と言う。
子どもらは、小さい頃から食べ慣れた味が染みついて、本州で販売されている同種のインスタント食品は口に合わないのだと言うのである。そんなにインスタント食品は食べさせなかったのになぁ~。それでも恐ろしや幼い頃の舌の慣れである。
そういえば、先月の北海道新聞の朝刊に「北海道だけ商品のヒミツ」と題して特集記事が載っていて、その中に「マルちゃんのやきそば弁当」も載っていたなぁと思い出し、新聞をまとめたゴミ袋をほじくり返して探し出したのであった。
3月23日付けの朝刊の経済面に載っていたのを発見したので娘らにスマホで撮影してLINEで送っておいた。
早速、スーパーマーケットに買い出しに出掛けたら、「やきそば弁当」には色々な味のものがあることが分かった。「屋台十八番」にも味噌、醤油、塩などの種類があるので、また娘に「どの味のを送ったら良いのか?」とメールしたら「どちらも定番のものだけで良い、屋台十八番は醤油味で」というので、「定番の以外の他の味も試してみたら?」と書いたのだが「定番以外は要らない!」との返事。
意外と保守的なんだなぁ~。一旦気に入った味が良くって、他の味を試すことはしないようだ。
インスタント食品は値段は安いけれども嵩張るから送料の方が高くついてしまうのだが・・・。
段ボールの箱まま購入して宅配便で送ったのであった。
孫にもこの味を憶えさせてしまったら・・・